JP2002068139A - 容器のシール方法およびシール装置 - Google Patents

容器のシール方法およびシール装置

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JP2002068139A
JP2002068139A JP2000260083A JP2000260083A JP2002068139A JP 2002068139 A JP2002068139 A JP 2002068139A JP 2000260083 A JP2000260083 A JP 2000260083A JP 2000260083 A JP2000260083 A JP 2000260083A JP 2002068139 A JP2002068139 A JP 2002068139A
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JP
Japan
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container
sealing
heating
cup
insert
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JP2000260083A
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English (en)
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Masayuki Zarei
正之 座礼
Kazuo Koyama
一夫 小山
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NISSEI MARYLAND CUP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートシールにおいて、カップ4に対するヒ
ーターキャップ6の片当たりを防止することができ、も
ってその封緘性を向上させることが可能な容器のシール
方法を提供する。 【解決手段】 間欠回転するネストプレート3にインサ
ート8を介して保持されるカップ4の上面開口部にシー
ト状のシール材10を重ね合わせ、シール材10にその
上方からヒーターキャップ6を押し付けることによって
シール材10をカップ4の開口周縁部4bに貼り付ける
容器のシール方法において、ヒーターキャップ6による
加熱を行なう前にインサート8をエアーシリンダー7等
の押上げ手段により押し上げてネストプレート3による
インサート8およびカップ4の保持を解除し、カップ4
がインサート8を介して押上げ手段により支持された状
態でヒーターキャップ6による加熱を行なうことにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器のシール方法
と、その実施に用いられるシール装置とに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、合成樹脂や紙などを主材とする
剛性ないし半剛性の容器に、ヨーグルト、ソフトバタ
ー、マーガリン、ジャム、フレッシュチーズ、クリーム
チーズまたはアイスクリーム等の流動性ないし半流動性
の食材ないし食品を充填して出荷する場合には、これら
の食材などが容器からこぼれ出ることがないように外蓋
の他に、容器の開口部にアルミヒートシール加工が施さ
れるのが一般的であり、このアルミヒートシール加工
は、保持手段に保持される容器の開口部にシート状のシ
ール材を重ね合わせ、シール材に加熱手段を押し付ける
ことによってシール材を容器の開口周縁部に貼り付ける
ものである。容器を保持する保持手段は例えばカップ充
填機(F・E・F)において間欠回転するターンテーブ
ルとしてのネストプレートであって、このネストプレー
トが間欠回転中に停止する各ステーションにおいて順
に、容器の供給、食材などの充填、ヒートシール、蓋か
ぶせ、および排出などの各工程が自動的に行なわれる。
【0003】しかしながら、従来技術においては、その
ヒートシール工程において、図4に示すように、容器5
1がネストプレート52に保持されたままの状態で加熱
手段53がシール材54に押し付けられることから、こ
の加熱手段53による押付け力がシール材54および容
器51を介してネストプレート52に作用する。ネスト
プレート52は図示したように比較的薄肉状の平板であ
り、よって押付け力が繰り返し作用するうちに、このネ
ストプレート52に歪み(反り)が発生し、このように
ネストプレート52に歪みが発生すると、爾後、加熱手
段53による押付けが所謂片当たりとなって封緘性に問
題を生じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、上記ヒートシールにおいて、容器に対する加熱手段
の片当たりを防止することができ、もってその封緘性を
向上させることが可能な容器のシール方法および容器の
シール装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1による容器のシール方法は、保持
手段に保持される容器の開口部にシート状のシール材を
重ね合わせ、前記シール材に加熱手段を押し付けること
によって前記シール材を前記容器の開口周縁部に貼り付
ける容器のシール方法において、前記加熱手段による加
熱を行なう前に前記容器を押圧手段により押圧して前記
保持手段による保持を解除し、前記容器が前記押圧手段
により支持された状態で前記加熱手段による加熱を行な
うことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の請求項2による容器のシー
ル装置は、上記した請求項1記載のシール方法を実施す
べく、保持手段に保持される容器をヒートシールに際し
て押圧することにより前記保持手段に代わって支持する
押圧手段を有することを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の請求項3によるシール方法
は、保持手段に保持される容器の開口部にシート状のシ
ール材を重ね合わせ、前記シール材に加熱手段を押し付
けることによって前記シール材を前記容器の開口周縁部
に貼り付ける容器のシール方法において、前記加熱手段
による加熱を行なう前に前記容器を押圧手段により押圧
して前記加熱手段の加熱面に対する前記容器の平行度を
確保し、この状態で前記加熱手段による加熱を行なうこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項4によるシール装置
は、上記した請求項3記載のシール方法を実施すべく、
保持手段に保持される容器をヒートシールに際して押圧
することにより加熱手段の加熱面に対する前記容器の平
行度を確保する押圧手段を有することを特徴とするもの
である。
【0009】また、本発明の請求項5によるシール方法
は、間欠回転するネストプレートにインサートを介して
保持されるカップの上面開口部にシート状のシール材を
重ね合わせ、前記シール材にその上方からヒーターキャ
ップを押し付けることによって前記シール材を前記カッ
プの開口周縁部に貼り付ける容器のシール方法におい
て、前記ヒーターキャップによる加熱を行なう前に前記
インサートをエアーシリンダー等の押上げ手段により押
し上げて前記ネストプレートによる前記インサートおよ
びカップの保持を解除し、前記カップが前記インサート
を介して前記押上げ手段により支持された状態で前記ヒ
ーターキャップによる加熱を行なうことを特徴とするも
のである。
【0010】また、本発明の請求項6によるシール装置
は、上記した請求項5記載のシール方法を実施すべく、
ヒートシールに際してインサートを押し上げることによ
り前記インサートおよびカップをネストプレートに代わ
って支持するエアーシリンダー等の押上げ手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項7によるシール方法
は、間欠回転するネストプレートにインサートを介して
保持されるカップの上面開口部にシート状のシール材を
重ね合わせ、前記シール材にその上方からヒーターキャ
ップを押し付けることによって前記シール材を前記カッ
プの開口周縁部に貼り付ける容器のシール方法におい
て、前記ヒーターキャップによる加熱を行なう前に前記
インサートをエアーシリンダー等の押上げ手段により押
し上げて前記ヒーターキャップの加熱面に対する前記カ
ップの平行度を確保し、この状態で前記ヒーターキャッ
プによる加熱を行なうことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項8によるシール装置
は、上記した請求項7記載のシール方法を実施すべく、
ヒートシールに際してインサートを押し上げることによ
りヒーターキャップの加熱面に対するカップの平行度を
確保するエアーシリンダー等の押上げ手段を有すること
を特徴とするものである。
【0013】上記構成を備えた本発明の請求項1による
容器のシール方法または請求項2による容器のシール装
置においては、加熱手段による加熱を行なう前に容器を
押圧手段により押圧して保持手段による保持を解除し、
容器が押圧手段により支持された状態で加熱手段による
加熱を行なうために、加熱手段による押付け力を保持手
段に代わって押圧手段が受けることになる。したがっ
て、保持手段に押付け力が作用しないために、保持手段
に押付け力による歪みが発生するのを防止することが可
能となる。また、押圧手段の押圧面を加熱手段の加熱面
と平行に設置することにより、押圧手段によって支持さ
れる容器の加熱手段に対する平行度が確保されるため
に、容器と加熱手段との片当たりを防止することが可能
となる。
【0014】また、上記構成を備えた本発明の請求項3
によるシール方法または請求項4によるシール装置にお
いては、加熱手段による加熱を行なう前に容器を押圧手
段により押圧して加熱手段の加熱面に対する容器の平行
度を確保し、この状態で加熱手段による加熱を行なうた
めに、加熱手段による押付け力を保持手段に代わって押
圧手段が受けることになる。したがって、保持手段に押
付け力が作用しないために、保持手段に押付け力による
歪みが発生するのを防止することが可能となる。また、
容器を押圧手段により押圧して加熱手段の加熱面に対す
る容器の平行度を確保するようにしたために、より直裁
的に、容器と加熱手段との片当たりを防止することが可
能となる。
【0015】また、上記構成を備えた本発明の請求項5
によるシール方法または請求項6によるシール装置にお
いては、ヒーターキャップによる加熱を行なう前にイン
サートをエアーシリンダー等の押上げ手段により押し上
げてネストプレートによるインサートおよびカップの保
持を解除し、カップがインサートを介して押上げ手段に
より支持された状態でヒーターキャップによる加熱を行
なうために、ヒーターキャップによる押付け力をネスト
プレートに代わってエアーシリンダー等の押上げ手段が
受けることになる。したがって、ネストプレートに押付
け力が作用しないために、ネストプレートに押付け力に
よる歪みが発生するのを防止することが可能となる。ま
た、エアーシリンダー等の押上げ手段の押圧面をヒータ
ーキャップの加熱面と平行に設置することにより、イン
サートを介して押上げ手段によって支持されるカップの
ヒーターキャップに対する平行度が確保されるために、
カップとヒーターキャップとの片当たりを防止すること
が可能となる。尚、この請求項5および請求項6は、上
記請求項1または請求項2の記載を下記する実施例レベ
ルの表現で言い表したものであって、下記する実施例が
請求項1に係る発明または請求項2に係る発明の好適実
施例であることからして、この請求項5に係る発明およ
び請求項6に係る発明は請求項1に係る発明または請求
項2に係る発明の技術的範囲の中核をなすものである。
【0016】また、上記構成を備えた本発明の請求項7
によるシール方法または請求項8によるシール装置にお
いては、ヒーターキャップによる加熱を行なう前にイン
サートをエアーシリンダー等の押上げ手段により押し上
げてヒーターキャップの加熱面に対するカップの平行度
を確保し、この状態でヒーターキャップによる加熱を行
なうために、ヒーターキャップによる押付け力をネスト
プレートに代わってエアーシリンダー等の押上げ手段が
受けることになる。したがって、ネストプレートに押付
け力が作用しないために、ネストプレートに押付け力に
よる歪みが発生するのを防止することが可能となる。ま
た、カップをインサートを介してエアーシリンダー等の
押上げ手段により押圧してヒーターキャップの加熱面に
対するカップの平行度を確保するようにしたために、よ
り直裁的に、カップとヒーターキャップとの片当たりを
防止することが可能となる。尚、この請求項7および請
求項8は、上記請求項3または請求項4の記載を下記す
る実施例レベルの表現で言い表したものであって、下記
する実施例が請求項3に係る発明または請求項4に係る
発明の好適実施例であることからして、この請求項7に
係る発明および請求項8に係る発明は請求項3に係る発
明または請求項4に係る発明の技術的範囲の中核をなす
ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】また、本件提案には、以下の技術
的事項が含まれる。
【0018】すなわち、従来のヒートシールの場合、ネ
ストプレートにインサートを取り付け、その中にカップ
を収容してシールをしていたため、長時間の使用でネス
トプレートに歪みが発生し、シール封緘度に問題があっ
た。これに対して今回提案のシール機構は、ネストプレ
ートにインサートを取り付け、インサートごとカップを
持ち上げ、プレートに負担をかけずにヒートシールを行
なう機構である。作動としては、ネストプレートが停止
し、エアーシリンダーが作用し、カップおよびインサー
トをカップごと2mm持ち上げ、ヒーターキャップとカ
ップのフラット性を出し、エアーシリンダーとこれに組
み付けられたスプリングでアルミシールとカップを圧着
するシーリング方法である。また、FEF充填機による
ヒートシール時にネストプレートにインサートを固定せ
ず、シール時、上部に1.5mm〜2mmインサートご
と持ち上げて浮かせ、ネストプレートに負担をかけずに
カップの接着面とヒーターキャップの圧着面のフラット
性を維持しながら垂直に熱と圧力をかけ、アルミシール
の滑りを最小限に無くし、周囲を平均にシーリングし、
封緘強度を安定させる容器持ち上げ装置を提供するもの
でもある。
【0019】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0020】図1は、本発明の実施例に係るシール方法
の実施に使用されるシール装置2を示しており、このシ
ール装置2はカップ充填機(F・E・F)1の一部をな
している。カップ充填機1は、間欠回転するターンテー
ブルであって保持手段としてのネストプレート3を有し
ており、このネストプレート3が間欠回転中に停止する
各ステーションにおいて順に、容器としてのカップ4の
供給、食材などの充填、ヒートシール、蓋かぶせ、およ
び排出などの各工程が自動的に行なわれる。したがっ
て、図1はカップ充填機1におけるヒートシールステー
ション5を示したものでもあり、このヒートシールステ
ーション5に、加熱手段としてのヒーターキャップ6
と、押圧手段ないし押上げ手段としてのエアーシリンダ
ー7とを備えたシール装置2が配置されている。
【0021】ネストプレート3は、間欠回転する円板で
あって、図2に示すように、その周縁部に所要数の孔部
3aが等配状に設けられており(図には一つのみが示さ
れている)、この孔部3aにそれぞれカップホルダーと
してのインサート8が組み付けられており、このインサ
ート8の内側にカップ4が上方から落とし込まれるよう
にして着脱自在に装着されている。インサート8は環状
部品であって、孔部3aに対してその上方から差し込ま
れており、ネストプレート3に対して所定のストローク
をもって上下動可能に組み付けられている。ストローク
は、インサート8の上端外周に設けられた落下防止用の
フランジ部8aと、インサート8の下端外周に後付けで
嵌合された抜け止め用のリング9とによって定められて
いる。インサート8の内周面はテーパー面状に形成され
ており、ここに、やはりテーパー面状の周面を備えたカ
ップ4が上方から差し込まれている。差し込まれたカッ
プ4は、テーパー面同士が係合することにより、またカ
ップ4の上端外周に設けられたフランジ部4aがインサ
ート8に係合することによって、インサート8からの落
下が防止されている。また、カップ4の上面にはシート
状のシール材10が別工程で載せられており、このシー
ル材10が上記したヒートシールによってカップ4の開
口周縁部4bに加熱圧着されることになる。
【0022】図1に示したように、ヒーターキャップ6
は、ネストプレート3の上方において、装置1のフレー
ム11に下向きに取り付けられており、エアーシリンダ
ーなどの昇降駆動源12の作動とスプリング13の作動
とによってシール材10をカップ4に押し付ける。また
別途、加熱機能を有しており、前記押付けと相俟ってシ
ール材10をカップ4に加熱圧着する。このヒーターキ
ャップ6には、その下面に水平な加熱面(圧着面とも称
する)6aが設けられている。
【0023】また、エアーシリンダー7は、ネストプレ
ート3の下方において、装置1のフレーム14に上向き
に取り付けられており、その作動とその内部に配置され
たスプリング(図示せず)の作動とによってインサート
8をカップ4ごとネストプレート3から持ち上げる。こ
のエアーシリンダー7には、その作動ロッド7aの先端
にブロック7bが取り付けられており、このブロック7
bの上面に、このブロック7bがカップ4を直接押圧し
ないようにするための凹部7cが設けられており、この
凹部7cの周囲に、このブロック7bがインサート8を
押圧するための環状でかつ水平な押圧面(押上げ面とも
称する)7dが設けられている。
【0024】上記構成を備えたシール装置2を使用して
シート状のシール材10をカップ4に加熱圧着するに際
しては、図1および図2に示した状態から、エアーシリ
ンダー7を作動させて、図3に示すように、エアーシリ
ンダー7の水平な押圧面7dによってインサート8をカ
ップ4ごとネストプレート3から持ち上げ、これにより
カップ4の開口周縁部4bが水平となった状態で、この
カップ4の上に載せられたシール材10にヒーターキャ
ップ6の水平な加熱面6aを押し付けることによって、
シール材10をカップ4の開口周縁部4bに加熱圧着す
る。したがって所期の目的どおり、カップ4に対するヒ
ーターキャップ6の片当たりを防止し、もってその封緘
性を向上させることができる。
【0025】尚、上記構成において、ヒーターキャップ
6の加熱面6aとエアーシリンダー7の押圧面7dとの
間には、その平行度に関して装置製作上の誤差が生じる
虞があるために、この誤差を吸収すべく、エアーシリン
ダー7のブロック7bはこれを同じくエアーシリンダー
7の作動ロッド7aに対して若干、首振り可能に連結し
ておくのが好ましく、これによりヒーターキャップ6の
加熱面6aとエアーシリンダー7の押圧面7dとの平行
度に誤差があっても、加熱面6a押付け時にブロック7
bがその押圧面7dを加熱面6aに倣わせるように首振
り運動することにより、この誤差を吸収し、加熱面6a
をカップ4の開口周縁部4bの全周に対して万遍なく押
し付けることが可能となる。
【0026】構成としては、作動ロッド7aの先端部7
eを球面状に形成し、この球面状の先端部7eに取付ボ
ルト15およびセットボルト16によってブロック7b
が首振り可能に取り付けられている。ブロック7bの平
面中央には、その上方から取付ボルト15を差し通すた
めの孔部7fが設けられ、作動ロッド7aの先端部7e
には、取付ボルト15をねじ込み固定するためのネジ孔
7gが設けられ、取付ボルト15には、セットボルト1
6を螺合位置調整可能にねじ込むためのネジ孔15aが
設けられている。このセットボルト16は、取付ボルト
15の頭部15bとブロック7bの凹部7cの底面との
間のクリアランスcを所定の大きさ(例えば0.5mm
程度)に設定するために取り付けられるものである。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0028】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1による容器のシール方法または請求項2による
容器のシール装置においては、加熱手段による加熱を行
なう前に容器を押圧手段により押圧して保持手段による
保持を解除し、容器が押圧手段により支持された状態で
加熱手段による加熱を行なうために、加熱手段による押
付け力を保持手段に代わって押圧手段が受けることにな
る。したがって、保持手段に押付け力が作用しないため
に、保持手段に押付け力による歪みが発生するのを防止
することができる。また、この歪みの発生の有無にかか
わらず、押圧手段の押圧面を加熱手段の加熱面と平行に
設置することにより、押圧手段によって支持される容器
の加熱手段に対する平行度が確保されるために、容器と
加熱手段との片当たりを防止することができ、もってそ
の封緘性を向上させることができる。
【0029】また、上記構成を備えた本発明の請求項3
によるシール方法または請求項4によるシール装置にお
いては、加熱手段による加熱を行なう前に容器を押圧手
段により押圧して加熱手段の加熱面に対する容器の平行
度を確保し、この状態で加熱手段による加熱を行なうた
めに、加熱手段による押付け力を保持手段に代わって押
圧手段が受けることになる。したがって、保持手段に押
付け力が作用しないために、保持手段に押付け力による
歪みが発生するのを防止することができる。また、この
歪みの発生の有無にかかわらず、容器を押圧手段により
押圧して加熱手段の加熱面に対する容器の平行度を確保
するようにしたために、容器と加熱手段との片当たりを
防止することができ、もってその封緘性を向上させるこ
とができる。
【0030】また、上記構成を備えた本発明の請求項5
によるシール方法または請求項6によるシール装置にお
いては、ヒーターキャップによる加熱を行なう前にイン
サートをエアーシリンダー等の押上げ手段により押し上
げてネストプレートによるインサートおよびカップの保
持を解除し、カップがインサートを介して押上げ手段に
より支持された状態でヒーターキャップによる加熱を行
なうために、ヒーターキャップによる押付け力をネスト
プレートに代わってエアーシリンダー等の押上げ手段が
受けることになる。したがって、ネストプレートに押付
け力が作用しないために、ネストプレートに押付け力に
よる歪みが発生するのを防止することができる。また、
この歪みの発生の有無にかかわらずエアーシリンダー等
の押上げ手段の押圧面をヒーターキャップの加熱面と平
行に設置することにより、インサートを介して押上げ手
段によって支持されるカップのヒーターキャップに対す
る平行度が確保されるために、カップとヒーターキャッ
プとの片当たりを防止することができ、もってその封緘
性を向上させることができる。
【0031】また、上記構成を備えた本発明の請求項7
によるシール方法または請求項8によるシール装置にお
いては、ヒーターキャップによる加熱を行なう前にイン
サートをエアーシリンダー等の押上げ手段により押し上
げてヒーターキャップの加熱面に対するカップの平行度
を確保し、この状態でヒーターキャップによる加熱を行
なうために、ヒーターキャップによる押付け力をネスト
プレートに代わってエアーシリンダー等の押上げ手段が
受けることになる。したがって、ネストプレートに押付
け力が作用しないために、ネストプレートに押付け力に
よる歪みが発生するのを防止することができる。また、
この歪みの発生の有無にかかわらず、カップをインサー
トを介してエアーシリンダー等の押上げ手段により押圧
してヒーターキャップの加熱面に対するカップの平行度
を確保するようにしたために、カップとヒーターキャッ
プとの片当たりを防止することができ、もってその封緘
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシール方法の実施に使用
されるシール装置の正面図
【図2】同装置の要部説明図
【図3】同装置の作動要部を示す要部説明図
【図4】従来例に係る説明図
【符号の説明】
1 カップ充填機 2 シール装置 3 ネストプレート(保持手段) 3a,7f 孔部 4 カップ(容器) 4a,8a フランジ部 4b 開口周縁部 5 ヒートシールステーション 6 ヒーターキャップ(加熱手段) 6a 加熱面 7 エアーシリンダー(押圧手段、押上げ手段) 7a 作動ロッド 7b ブロック 7c 凹部 7d 押圧面 7e 先端部 7g,15a ネジ孔 8 インサート 9 リング 10 シール材 11,14 フレーム 12 昇降駆動源 13 スプリング 15 取付ボルト 15b 頭部 16 セットボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E049 AA05 AB03 BA02 DB02 EA02 EA07 EB03 3E094 AA06 BA12 CA06 CA16 DA02 GA11 HA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持手段に保持される容器の開口部にシ
    ート状のシール材を重ね合わせ、前記シール材に加熱手
    段を押し付けることによって前記シール材を前記容器の
    開口周縁部に貼り付ける容器のシール方法において、 前記加熱手段による加熱を行なう前に前記容器を押圧手
    段により押圧して前記保持手段による保持を解除し、前
    記容器が前記押圧手段により支持された状態で前記加熱
    手段による加熱を行なうことを特徴とする容器のシール
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシール方法を実施すべ
    く、保持手段に保持される容器をヒートシールに際して
    押圧することにより前記保持手段に代わって支持する押
    圧手段を有することを特徴とする容器のシール装置。
  3. 【請求項3】 保持手段に保持される容器の開口部にシ
    ート状のシール材を重ね合わせ、前記シール材に加熱手
    段を押し付けることによって前記シール材を前記容器の
    開口周縁部に貼り付ける容器のシール方法において、 前記加熱手段による加熱を行なう前に前記容器を押圧手
    段により押圧して前記加熱手段の加熱面に対する前記容
    器の平行度を確保し、この状態で前記加熱手段による加
    熱を行なうことを特徴とする容器のシール方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシール方法を実施すべ
    く、保持手段に保持される容器をヒートシールに際して
    押圧することにより加熱手段の加熱面に対する前記容器
    の平行度を確保する押圧手段を有することを特徴とする
    容器のシール装置。
  5. 【請求項5】 間欠回転するネストプレート(3)にイ
    ンサート(8)を介して保持されるカップ(4)の上面
    開口部にシート状のシール材(10)を重ね合わせ、前
    記シール材(10)にその上方からヒーターキャップ
    (6)を押し付けることによって前記シール材(10)
    を前記カップ(4)の開口周縁部(4b)に貼り付ける
    容器のシール方法において、 前記ヒーターキャップ(6)による加熱を行なう前に前
    記インサート(8)をエアーシリンダー(7)等の押上
    げ手段により押し上げて前記ネストプレート(3)によ
    る前記インサート(8)およびカップ(4)の保持を解
    除し、前記カップ(4)が前記インサート(8)を介し
    て前記押上げ手段により支持された状態で前記ヒーター
    キャップ(6)による加熱を行なうことを特徴とする容
    器のシール方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のシール方法を実施すべ
    く、ヒートシールに際してインサート(8)を押し上げ
    ることにより前記インサート(8)およびカップ(4)
    をネストプレート(3)に代わって支持するエアーシリ
    ンダー(7)等の押上げ手段を有することを特徴とする
    容器のシール装置。
  7. 【請求項7】 間欠回転するネストプレート(3)にイ
    ンサート(9)を介して保持されるカップ(4)の上面
    開口部にシート状のシール材(10)を重ね合わせ、前
    記シール材(10)にその上方からヒーターキャップ
    (6)を押し付けることによって前記シール材(10)
    を前記カップ(4)の開口周縁部(4b)に貼り付ける
    容器のシール方法において、 前記ヒーターキャップ(6)による加熱を行なう前に前
    記インサート(9)をエアーシリンダー(7)等の押上
    げ手段により押し上げて前記ヒーターキャップ(6)の
    加熱面(6a)に対する前記カップ(4)の平行度を確
    保し、この状態で前記ヒーターキャップ(6)による加
    熱を行なうことを特徴とする容器のシール方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシール方法を実施すべ
    く、ヒートシールに際してインサート(8)を押し上げ
    ることによりヒーターキャップ(6)の加熱面(6a)
    に対するカップ(4)の平行度を確保するエアーシリン
    ダー(7)等の押上げ手段を有することを特徴とする容
    器のシール装置。
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