JP2001155247A - カップ式飲料自動販売機およびカップキャッピング装置 - Google Patents

カップ式飲料自動販売機およびカップキャッピング装置

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JP2001155247A
JP2001155247A JP32964099A JP32964099A JP2001155247A JP 2001155247 A JP2001155247 A JP 2001155247A JP 32964099 A JP32964099 A JP 32964099A JP 32964099 A JP32964099 A JP 32964099A JP 2001155247 A JP2001155247 A JP 2001155247A
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cup
sheet
hot plate
capping device
vending machine
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Takafumi Ito
孝文 伊藤
Manabu Ueno
学 上野
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カップからの飲料こぼれを防ぐシール性の高い
熱圧着式カップキャッピング装置、および該装置を搭載
したカップ式飲料自動販売機を提供する。 【解決手段】機内で製造した飲料をカップに入れて販売
に供するカップ式飲料自動販売機において、商品取出口
5に通じる機内のカップ搬送経路に、飲料入りカップ7
の上面にフィルム状のシールシート15を被せてカップ
周縁に溶着させるようにした熱圧着式のカップキャッピ
ング装置6を装備し、原反ロール15aから繰り出した
シールシート15をカップの上面に送り、次いでキャッ
ピング動作の工程に合わせてシートカッタ9,ホットプ
レート11を待機位置から作動位置に移動させた上で、
カップの輪郭に沿いシールシートを切断してカップに被
せ、さらにカップの周縁に押し付けて熱圧着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機内で製造した清
涼飲料,コーヒーなどの各種飲料をカップに入れて販売
に供するカップ式飲料自動販売機、およびその自動販売
機に搭載したカップキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】頭記したカップ式飲料自動販売機とし
て、機内にカップ供給機構、各種飲料の原料キャニス
タ,飲料抽出器(ブリュア),シロップタンク,炭酸水
製造用カーボネータ,温水/冷水タンク,製氷機、およ
びカップ搬送機構などを搭載し、飲料販売時にカップ供
給機構から搬出したカップをカップ搬送機構により機内
搬送する途上で、カップ内に原料,温水/冷水を順に投
入,攪拌して飲料を製造した後、飲料入りカップを商品
取出口に送出するようにしたものが知られている。
【0003】また、かかるカップ式飲料自動販売機を対
象に、利用者が商品取出口から取り出した飲料入りカッ
プを持ち運ぶ際に飲料をこぼしたりすることのないよう
にカップの上面を覆うキャッピング手段として、カップ
上面に熱収縮性フィルムを被せた上で、該フィルムの周
縁を加熱収縮させてカップの開口面をシールするように
したキャッピング装置を機内に搭載し、販売時に飲料入
りカップの上面をフィルムで覆った上で商品取出口に送
り出すようにしたものが本発明と同一出願人より特開平
11−39563号として先に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記提案に
なる従来のカップキャッピング装置は、実用面で次記の
ような問題点がある。すなわち、 (1) カップの上面に被せた熱収縮性フィルムの周縁を熱
収縮させただけでは、カップとフィルムとの間を完全に
封止することが困難であり、熱収縮で生じたフィルム周
縁の皺部分とカップとの間に隙間の残ることが避けられ
ない。このために、自動販売機から取り出した飲料入り
カップを持ち運ぶ際にカップを揺らしたり,傾けたりす
ると前記隙間を通して飲料がこぼれ落ち、特にホット飲
料である場合に高温な飲料がカップを持つ手にこぼれる
と火傷をするおそれもある。
【0005】(2) また、カップに被せたフィルムを熱収
縮させるには、例えば熱収縮性フィルムを被せたカップ
の周縁に向けて熱風を吹きつける必要があり、そのため
にキャッピング装置には加熱空気の導風通路,ノズルを
形成してカップに被せる導風ブロック,ヒータ,ファン
を組合せた空気加熱ユニットを装備しているが、自動販
売機の販売動作ごとに高温に加熱した空気を吹き出すに
は、導風ブロックの熱容量が大きいこともあって大容量
のヒータが必要となり、電力消費量が多くなってランニ
ングコストが嵩むといった問題がある。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、その目的は前記課題を解決し、カップからの飲料の
こぼれを確実に防止できるようシール性能を高めたカッ
プキャッピング装置、およびこのキャッピング装置を搭
載したカップ式飲料自動販売機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、機内で製造した飲料をカップに入
れて販売に供するカップ式飲料自動販売機において、商
品取出口に通じる機内のカップ搬送経路に、飲料入りカ
ップの上面にフィルム状のシールシートを被せ、かつカ
ップの周縁リップ部に溶着させる熱圧着式のカップキャ
ッピング装置を装備し、飲料販売時に商品取出口の手前
で飲料入りカップの上面をシールシートで封止するよう
にする(請求項1)。
【0008】また、前記のカップ式飲料自動販売機に搭
載したカップキャッピング装置は、原反ロールから繰り
出したシールシートをカップの上面に送るシート供給機
構と、カップの上面に被せたシールシートをカップ上面
に押し付けてその周縁リップ部に熱圧着させるホットプ
レートと、シールシートをカップの輪郭に沿って切断す
るシートカッタと、キャッピング工程に合わせてシート
カッタ,ホットプレートをカップ上方の待機位置から作
動位置に下降移動させる駆動機構とから構成する(請求
項2)ものとし、具体的には次記のような態様で実施す
る。
【0009】(1) ホットプレートの底面にカップ径に対
応した凹部を形成し、かつ該凹部の周面を外方に向けて
広がるテーパー面となし、このテーパー面をカップの周
縁リップ部に押し当て凹部の底面がシールシートに直接
触れないようし(請求項3)、さらに少なくとも前記し
た凹部の表面にテフロン加工を施してホットプレートに
シールシートが溶着しないようにする(請求項4)。
【0010】(2) ホットプレートを、カップ上面に押圧
した状態でカップの周縁と平行に密着するように姿勢を
調整する自在継手機構を介して駆動機構に連結し、カッ
プの姿勢が多少傾いていてもホットプレートが確実に密
着する(請求項5)ものとし、具体的には自在継手機構
を、ホットプレートの支持プレートと、ホットプレート
の植設して前記支持プレートの板面に開口したピン穴へ
傾動可能に遊嵌した抜け止めリング付き連結ピンと、該
連結ピンの軸上に嵌挿してホットプレートと支持プレー
トとの間に介装した圧縮ばねとで構成する(請求項
6)。
【0011】(3) シートカッタは、カップ径に対応した
外径を有し、かつ先端に鋸歯状の切り歯を形成したリン
グ状の押し切りカッタとする(請求項7)。 (4) ホットプレートに対峙してその下方にカップを載置
する昇降ステージを備え、キャッピングの際に搬送され
て来た飲料入りカップをステージに載せて上昇し、ホッ
トプレートの押し付け荷重を受け止めるようにする(請
求項8)。
【0012】(5) シールシートとして、フィルム状シー
トに剥離し易い熱溶融形接着剤をコーティングしたもの
を採用する(請求項9)。 (6) シートカッタの切り歯をホットプレートよりも下方
に突き出して配置し、キャッピング工程ではカップの上
面に被せたシールシートを先にシートカッタでカップの
輪郭に沿ってカットし、その後にホットプレートでカッ
プの周縁に熱圧着するようにする(請求項10)。
【0013】(7) ホットプレートの端面をシートカッタ
の切り歯よりも下方に突き出して配置し、キャッピング
工程ではカップの上面に被せたシールシートを先にホッ
トプレートでカップの周縁に熱圧着し、その後にシート
カッタでカップの輪郭に沿って切断するようにする(請
求項11)。上記構成の熱圧着式キャッピング装置を用
いてカップの上面に被せたシールシートをカップ周縁の
リップ部に溶着させることにより、熱収縮性フィルムを
使った方式に比べて遙に高いシール性が得られ、カップ
上面が殆ど完全に封止される。したがって、飲料入りカ
ップを持ち運ぶ際に飲料がこぼれ出るおそれはない。し
かも、ホットプレートはカップの周縁リップ部に当てが
ったシールシートを局部的に加熱するだけでよくヒータ
容量も少なくて済み、かつホットプレートを予熱状態に
保っておくことにより極短時間でシールシートを融着で
きる。
【0014】そして、このようなキャッピング装置をカ
ップ式飲料自動販売機に搭載し、飲料販売時に飲料入り
カップを商品取出口に送出する前にカップ上面をシール
することにより、利用者が商品取出口から取り出したカ
ップを持ち運ぶ際に飲料がカップからこぼれ落ちるのを
確実に防止してサービス性の改善が図れる。また、カッ
プキャッピング装置に前項(1) 〜(5) 、および(6) もし
くは(7) の構成を採用することにより、キャッピング動
作を適正,かつ円滑に行い、シールシートを確実にカッ
プ上面に被着させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7により説明する。まず、図1(a) に本発明のカッ
プキャッピング装置を搭載したカップ式飲料自動販売機
を示す。なお、図示例は粉末を原料とするホット飲料の
自動販売機を示している。図において、1はカップ供給
機構、2は原料キャニスタ、3は温水タンク、3aは昇
降式の攪拌羽根を装備した飲料調理部、4はカップ搬送
機構、5は商品取出口、6が本発明により機内に装備し
た熱圧着式のカップキャッピング装置であり、カップキ
ャッピング装置6はカップ搬送経路に沿って商品取出口
5の手前に設置されている。
【0016】かかる構成で、飲料販売指令が与えられる
と、先ずカップ供給機構1からカップ7が搬出れさてカ
ップ搬送機構4に受け渡しされる。続いてカップ搬送機
構4が移動し、その搬送経路途上の各ステーション位置
で原料キャニスタ2,温水タンク3から順に原料,温水
を投入し、さらに飲料調理部3aにて攪拌羽根をカップ
内に挿入して原料を攪拌し、飲料を調製する。続いて飲
料入りのカップ7がカップキャッピング装置6に到達す
ると、この位置で詳細を後述するようにカップ7の上面
に樹脂製のフィルム状のシールシートを被せて熱圧着
し、図1(c) のようにカップ7の上面をシールシートか
ら切断したカップシール8で封止した状態でカップ7を
商品取出口5に送出して一連の販売動作を終了する。
【0017】次に、前記したカップキャッピング装置6
の具体的な構造を図1(b) に示す。すなわち、カップキ
ャッピング装置6は、シールカッタ9と、ヒータ10を
備えたホットプレート11と、シールカッタ9,ホット
プレート11の駆動機構12と、ホットプレート11に
対峙して下方に配置した昇降ステージ13と、原反ロー
ル15aから繰り出したフィルム状のシールシート15
をカップ7の上面側に案内するシートガイド14と、切
断後のシールシートを巻き取る巻取ドラム16などを組
合せた構成になる。
【0018】ここで、シートカッタ9は、図2で示すよ
うにカップ7のカップ径に対応した外径を有し、かつ先
端に鋸歯状の切り歯を形成したリング状の押し切りカッ
タであり、図示のように原反ロールから繰り出したシー
ルシート15をカップ7の上面に被せた状態で、カッタ
9を上方からストローク操作するとシールシート15が
カップ7の輪郭に沿って切断され、カップ7の上面に切
断された円形状のカップシール8が残る。また、カップ
シール8が切断された後のシールシート15の部分は、
図1(b) に示した巻取ドラム16に巻き取られる。
【0019】一方、ホットプレート11は図3(a),(b)
で示すようにカップ7よりも一回り大きな外径の金属製
円盤であって、その下面にはカップ径に対応した凹部1
1aが形成されており、かつ凹部11aの周面は外方に
向けて広がるように傾斜したテーパー面11bとし、さ
らに凹部11aを含めてプレート下面にはシールシート
が溶着しないようにテフロン加工面11cが形成されて
いる。この凹部11a,テーパー面11bは、図3(b)
で示すようにカップ7の上面にホットプレート11を押
し当てた状態で、カップ7のリップ部7aとの間にカッ
プシール8を挟み込み、その内周域ではカップシール8
と凹部底面との間に隙間Δdを確保してカップシール8
に余分な熱を加えないようにしている。
【0020】また、図1(b) における駆動機構12は、
図示のように上下動式のリンク機構で、その駆動軸12
aに前記したシートカッタ9,およびホットプレート1
1が連結されている。かかる構成で駆動モータ12bが
回転すると、リンク機構が上下動し、シートカッタ9,
およびホットプレート11がカップ上方の待機位置とキ
ャッピング作動位置との間を昇降移動する。
【0021】ここで、ホットプレート11は、カップ7
の上面に当てがった状態でカップの全周でリップ部7a
と確実に密着し合うようにするために、図4(a),(b) お
よび図5(a),(b) に示した自在継手機構17を介して前
記した駆動機構12の駆動軸12aに連結されている。
この自在継手機構17は、ホットプレート11を吊り下
げ支持する円盤状の支持プレート17aと、ホットプレ
ート11の周上に3箇所に分散して植設して支持プレー
ト17aの板面に開口したピン穴17b(ピン穴17a
は図示のように上下の端面に向けて穴径が拡大した形状
になる)へ傾動可能に遊嵌した連結ピン17cと、該連
結ピン17cの軸上に嵌挿してホットプレート11と支
持プレート17aとの間に介装した圧縮ばね17dと、
連結ピン17aの抜け止めリング17eとからなる。
【0022】かかる構成で、駆動機構(図1(b) 参照)
の操作で図5(a) のようにカップ7の上面にホットプレ
ート11を押し当てると、押圧力が圧縮ばね17dを介
してホットプレート1に伝達され、過剰な押圧力は圧縮
ばね17dが吸収してカップ7の不要な変形を防止す
る。また、この場合にカップ7が姿勢の乱れから図5
(b) のように多少傾いている場合には、この姿勢の傾き
に合わせて連結ピン17cが支持プレート17aのピン
穴17bの中で傾く。これにより、ホットプレート11
はカップ7の上面と平行な姿勢に自動修正されてカップ
周縁の全域でリップ部7aに密着し合うようになととも
に、テーパ面11bによりカップシール8が外周方向に
引っ張られるので弛み,皺などが生じ難くなる。また、
カップ7にホットプレート11の押圧力が局部的に集中
して押し潰されたりする不具合も防止できる。
【0023】また、図1(b) に示した昇降ステージ13
は、アクチュエータ13aの駆動により前記の駆動機構
12と同期して昇降移動し、図1(a) に示したカップ搬
送機構4のキャリアに把持されてキャッピング装置の位
置に搬送されて来たカップ7をステージ13に載せて上
方に移動し、カップ7の上面をシールシート15に下方
から押し当てるように動作する。また、ステージ13は
簀の子状にしてカップ7からこぼれた飲料を排水できる
ようにすることもできる。
【0024】一方、シールシート15は、ホットプレー
ト11の加熱圧着操作でカップ7のリップ部7aに直接
溶着させるフィルム状の熱可塑性樹脂フィルムの採用も
可能であるが、発明者等が各種材料のシールシートにつ
いて実験,考察した結果では、あらかじめフィルム状シ
ートの片面に食品用として無害で、かつシートの剥離性
も良い加熱溶融形接着剤をコーティングしたシールシー
ト(例えば、商品名:IMXフィルム,製造メーカー:
和田化学工業)が採用するのが好適である。
【0025】次に、前記構成になるカップキャッピング
装置6の動作を図6,図7に基づいて説明する。まず、
図6(a) 〜(c) は本発明の請求項10に対応した実施例
を示すものであり、この実施例では図示のようにシート
カッタ9の切り歯がホットプレート10よりも下方に突
き出して配置されている。そして、販売待機状態では図
6(a) のように原反ロール15aから繰り出したシール
シート15がシートガイド14の上を経由して巻取ドラ
ム16との間に張架されている。
【0026】ここで、販売指令に基づき製造された飲料
が入っているカップ7がカップキャッピング装置6の位
置に搬送されて来ると、カップ搬送機構4が一端停止
し、この位置で昇降ステージ13が待機位置から上昇し
てカップ搬送機構4(図1(a)参照)のキャリアに把持
されているカップ7を載せて上方に押し上げるととも
に、同時にカップキャッピング装置6の駆動モータ12
bが始動してシートカッタ9,およびホットプレート1
1を下降操作する。
【0027】この下降動作過程では、図6(b) のように
先に下降して来たシートカッタ9がシールシート15の
面に当たり、カップ7に輪郭に合わせて切断する。続い
て図6(c) のようにホットプレート11がカップ7の周
縁リップ部7aとの間に切断されたシールシート(カッ
プシール8)をヒータ10で加熱されたホットプレート
11により一定時間だけ熱圧着する。この熱圧着操作に
より、カップシール8にコーティングされている接着剤
のうち、ホットプレート11の圧着を受ける部分が溶融
してカップ7のリップ部7aに溶着される。なお、この
場合に、カップ7の内周面域を覆っているシート部分
は、ホットプレート11との間に凹部11aに相応した
隙間Δd(図3参照)が残っていて直接ホットプレート
11に接触することがなく、これにより接着剤が溶融し
たり、シールシート自身が熱収縮して皺を発生すること
がない。
【0028】この熱圧着動作が終了すると、続いて駆動
機構12の上昇操作でシートカッタ9,およびホットプ
レート11を動作位置から待機位置に上昇移動するとと
もに、昇降ステージ13も下降して基の位置に後退し、
その過程でカップ7をカップ搬送機構4に受け渡す。ま
た、シールシート15の巻取ドラム16が始動してシー
ルシートを1ピッチ分だけ送る。一方、カップ搬送機構
4はキャッピング済みの飲料入りカップを受け取った
後、カップ7を図1(a) に示した商品取出口5に送出し
て一連の販売動作を終了、カップ7の取出し後はカップ
搬送機構4が指定のホームポジションに移動して販売待
機状態に復帰する。
【0029】また、図7(a) 〜(c) に示す実施例では、
図6で述べた先記実施例とは逆に、ホットプレート11
の端面がシートカッタ9の切り歯よりも下方に突き出し
て配置されており、キャッピング工程で図7(a) の待機
位置から下降すると、図7(b) のようにシートカッタ9
よりも先にホットプレート11がシールシート15に当
たってカップ7の周縁に熱圧着し、その後に下降して来
たシートカッタ9がカップ7の輪郭に沿ってシールシー
ト15を切断する。
【0030】なお、カップキャッピング装置6について
は、次のようにして実施することもできる。 (1) カップ供給機構がホットプレート11の押圧力を支
えられる強度があれば、昇降ステージ13を省略し、飲
料入りカップをカップ搬送機構4に把持たままシートカ
ッタ9,ホットプレート11を下降操作してシールシー
ト15の切断,および熱圧着を行う。
【0031】(2) シートカッタ9,ホットプレート11
を固定のまま、カップ7を載せた昇降ステージ12を上
下に移動操作してシールシート15の切断,および熱圧
着を行う。 (3) シートカッタ9でシールシート15を切断する際
に、利用者が後からカップシール8を剥がし易くするた
めにカップシート8の周縁にタブを形成して切断する。
【0032】(4) 発泡飲料などに対しては、カップシー
ル8の中央部分に微小な通気穴を穿孔し、飲料入りカッ
プを持ち運ぶ途中でカップの内圧が上昇してカップシー
ルが不測に剥離,破裂するのを防ぐようにする。 (5) また、飲料の種類によっては利用者が後からストロ
ーを差し込めるような切込をカップシール8の中央に形
成しておく。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、カップ式飲料自動販
売機に本発明の構成になる熱圧着式カップキャッピング
装置を搭載することにより、従来のように飲料入りカッ
プの上面を熱収縮フィルムで封止する方式と比べてシー
ル性が大幅に向上し、また熱源となるヒータも小容量な
もので対応でき、利用者が商品取出口から取り出した飲
料入りカップを持ち運ぶ際に飲料がカップからこぼれ出
るのを確実に防止してサービス性の改善が図れる。
【0034】また、カップキャッピング装置について
は、本発明の請求項3〜11の構成を採用することによ
り、カップに対するシールシートのキャッピング動作を
確実,かつ円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、(a) はカップキャッピ
ング装置を搭載したカップ式飲料自動販売機の略示構成
図、(b) はカップキャッピング装置の全体構成図、(c)
はカップの開口面にシールを施した状態の外観図
【図2】図1(b) におけるシートカッタの構造,および
シールシートの切断動作の説明図
【図3】図1(b) におけるホットプレートの構成図であ
り、(a) は一部切欠の斜視図、(b) はホットプレートを
カップ上面に押し当ててカップシールを熱圧着している
状態を表した断面図
【図4】ホットプレートを支持する自在継手機構の構成
図であり、(a) は側面図、(b)は斜視図
【図5】図4に示した自在継手機構の動作説明図であ
り、(a),(b) はそれぞれカップの姿勢が正常,傾斜した
状態でのホットプレートの動きを表した図
【図6】本発明の実施例によるキャッピング工程の説明
図であり、(a) は待機,(b)はシールシートのカット工
程,(c)はカップシールの熱圧着工程を表す図
【図7】図6と異なる実施例によるキャッピング工程の
説明図であり、(a) は待機,(b)はカップシールの熱圧着
工程,(c)はシールシートのカット工程を表す図
【符号の説明】
1 カップ供給機構 2 原料キャニスタ 3 温水タンク 4 カップ搬送機構 5 商品取出口 6 カップキャッピング装置 7 カップ 8 カップの開口面を封止したカップシール 9 シートカッタ 10 ヒータ 11 ホットプレート 11a 凹部 11b テーパー面 11c テフロン加工面 12 駆動機構 13 昇降ステージ 15 シールシート 15a シールシートの原反ロール 16 シールシートの巻取ドラム 17 ホットプレートの自在継手機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E047 AA02 BA01 BA02 CC04 FA10 GA03 GA04 3E049 AA05 AB03 BA01 CA10 DB02 EA02 EA07 EB03 EC02 FA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機内で製造した飲料をカップに入れて販売
    に供するカップ式飲料自動販売機において、商品取出口
    に通じる機内のカップ搬送経路に、飲料入りカップの上
    面にフィルム状のシールシートを被せ、かつカップの周
    縁リップ部に溶着させる熱圧着式のカップキャッピング
    装置を装備し、飲料販売時に商品取出口の手前で飲料入
    りカップの上面をシールシートで封止するようにしたこ
    とを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカップ式飲料自動販売機に
    搭載したカップキャッピング装置を、原反ロールから繰
    り出したシールシートをカップの上面に送るシート供給
    機構と、カップの上面に被せたシールシートをカップ上
    面に押し付けてその周縁リップ部に熱圧着させるホット
    プレートと、シールシートをカップの輪郭に沿って切断
    するシートカッタと、キャッピング工程に合わせてシー
    トカッタ,ホットプレートを上方の待機位置からカップ
    上面の作動位置に下降移動させる駆動機構とから構成し
    たことを特徴とするカップ式飲料自動販売機のカップキ
    ャッピング装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のカップキャッピング装置に
    おいて、ホットプレートの底面にカップ径に対応した凹
    部を形成し、かつ該凹部の周面を外方に向けて広がるテ
    ーパー面となしたことを特徴とするカップ式飲料自動販
    売機のカップキャッピング装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のカップキャッピング装置に
    おいて、ホットプレートに対し、少なくとも凹部の表面
    にテフロン(登録商標)加工を施したことを特徴とする
    カップ式飲料自動販売機のカップキャッピング装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載のカップキャッピング装置に
    おいて、ホットプレートを、カップの上面に押圧した状
    態でカップ周縁と平行に密着するように姿勢を調整する
    自在継手機構を介して駆動機構に連結したことを特徴と
    するカップ式飲料自動販売機のカップキャッピング装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のカップキャッピング装置に
    おいて、自在継手機構が、ホットプレートの支持プレー
    トと、ホットプレートの周上に植設して前記支持プレー
    トの板面に開口したピン穴へ傾動可能に遊嵌した抜け止
    めリング付き4結ピンと、該連結ピンの軸上に嵌挿して
    ホットプレートと支持プレートとの間に介装した圧縮ば
    ねとからなることを特徴とするカップ式飲料自動販売機
    のカップキャッピング装置。
  7. 【請求項7】請求項2記載のカップキャッピング装置に
    おいて、シートカッタが、カップ径に対応した外径を有
    し、かつ先端に鋸歯状の切り歯を形成したリング状の押
    し切りカッタであることを特徴とするカップ式飲料自動
    販売機のカップキャッピング装置。
  8. 【請求項8】請求項2記載のカップキャッピング装置に
    おいて、ホットプレートに対峙してカップを載置する昇
    降ステージを備えたことを特徴とするカップ式飲料自動
    販売機のカップキャッピング装置。
  9. 【請求項9】請求項2記載のカップキャッピング装置に
    おいて、シールシートがフィルム状シートに熱溶融形接
    着剤をコーティングしたものであることを特徴とするカ
    ップ式飲料自動販売機のカップキャッピング装置。
  10. 【請求項10】請求項2記載のカップキャッピング装置
    において、シートカッタの切り歯をホットプレートより
    も下方に突き出して配置し、キャッピング工程ではカッ
    プの上面に被せたシールシートを先にシートカッタでカ
    ップの輪郭に沿ってカットし、その後にホットプレート
    でカップの周縁に熱圧着するようにしたことを特徴とす
    るカップ式飲料自動販売機のカップキャッピング装置。
  11. 【請求項11】請求項2記載のカップキャッピング装置
    において、ホットプレートの端面をシートカッタの切り
    歯よりも下方に突き出して配置し、キャッピング工程で
    はカップの上面に被せたシールシートを先にホットプレ
    ートでカップの周縁に熱圧着し、その後にシートカッタ
    でカップの輪郭に沿って切断するようにしたことを特徴
    とするカップ式飲料自動販売機のカップキャッピング装
    置。
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