JP5866853B2 - 画像形成装置、管理装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、管理装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム、及び管理装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、管理装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、管理装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム、及び管理装置の制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、画像形成装置、管理装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、管理装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム、及び管理装置の制御プログラムに関し、特に、環境情報に応じて画像形成を行う画像形成装置、管理装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、管理装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム、及び管理装置の制御プログラムに関する。
画像形成装置(スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンターとしての機能、データ通信機能、及びサーバー機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンターなど)により形成される画像の画質は、環境の変化に大きく影響される。ここで環境とは、例えば、外気温、装置の内部の温度、及び湿度などをいう。
一部の画像形成装置には、画像形成装置が設置されている環境の情報を検出するための環境センサーが設けられている。環境センサーにより環境の変化が環境情報として検出され、それに対応して、画像の安定化制御や、種々の補正制御などが実行される。これにより、常に、環境に適した条件下で画像形成を行い、画質を維持することが可能になる。
しかしながら、コスト削減のため、環境センサーが設けられていない画像形成装置もある。例えば、廉価型のプリンター装置や、画像形成を行う速度が比較的低いようなMFPなど、小型化・低コスト化が進んだ画像形成装置である。環境センサーを有しない画像形成装置では、自ら環境の変化を検知することができない。このような画像形成装置は、必要な情報が得られないため、高い画質を維持するために環境の変化に対応することができない。これに対して、ユーザーからの入力に基づいて環境情報を検知できるようにすることが考えられる。しかしながら、この場合、ユーザーの負担が増大するという問題や、情報の精度が低くなるという問題がある。
このような問題に関し、環境情報を他の装置に設けられた環境センサーによって取得することが提案されている。
下記特許文献1には、画像形成装置において、他のネットワークに接続された外部装置(PC接続)から環境情報を取得し、画像形成時の条件を変更することが開示されている。
下記特許文献2には、画像形成システムにおいて、ホストコンピューターが、複数の画像形成装置で得られた環境情報を取得して一括管理することが開示されている。この画像形成システムでは、ホストコンピューターが、環境情報に基づいて、最適な画像形成時の条件を画像形成装置に通知する。
特開平8−220816号公報 特開平5−260302号公報
ところで、特許文献1や特許文献2に記載されているように他の装置で検出された環境情報を利用する場合であっても、次のような問題が生じる。例えば、環境センサーを有しない画像形成装置が外部の装置の環境センサーの検出結果を採用して、自身の画像形成時の制御条件を変更する場合を想定する。この場合、単に他の環境センサーの値を採用したり、複数の環境センサーの値を平均化して用いたりするだけでは、画像形成に不具合が生じる可能性がある。
すなわち、同一のネットワークに、環境センサーを有する他の画像形成装置や外部の装置などが複数接続されている場合でも、離れた場所にある装置など、異なる環境下にある装置の環境センサーにおいて検出された環境情報は、実際の環境に対応しない場合がある。環境情報が実際の環境に対応していなければ、その環境情報に基づいて画像形成の制御を行っても、適正に画像を形成することができなくなる。適正に画像形成可能にするためには、画像形成装置と等しいか近似している状況下にある装置で検出された環境情報を利用する必要がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、画像形成装置の外部で得られた環境情報を用いてその画像形成装置で適正に画像形成可能にすることができる画像形成装置、管理装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、管理装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム、及び管理装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置は、環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、状態取得手段により取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択手段と、選択手段により選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得手段とを備え、選択手段は、状態取得手段より取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定手段と、状態取得手段により取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定手段と、動作状態判定手段の判定結果と位置判定手段の判定結果とに基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定手段とを有する。
好ましくは判定手段は、環境情報取得装置が位置判定手段により画像形成装置と同一の環境にあると判定された場合、及び環境情報取得装置が動作状態判定手段により画像形成装置と同一の動作状態にあると判定された場合、のうち少なくとも一方の場合、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一状態であると判断する。
好ましくは位置判定手段は、各装置にその設置位置に対応して予め設定された識別子に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する。
好ましくは位置判定手段は、環境情報取得装置が画像形成装置について代替機として選択されるものであるか否かに応じて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する。
好ましくは位置判定手段は、画像形成装置と環境情報取得装置との間の通信状況に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する。
好ましくは位置判定手段は、画像形成装置及び環境情報取得装置のそれぞれの利用可能ユーザー情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する。
好ましくは動作状態判定手段は、状態取得手段により取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移し、かつ、遷移後の経過時間が所定時間を超えている場合、画像形成装置と環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移した場合であって、遷移後の時間経過の差が所定の時間範囲以内で、かつ、遷移する前の動作状態の継続時間が所定時間を超えている場合、及び画像形成装置と環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移した場合であって、遷移後の経過時間が短く、かつ、遷移する前の動作状態での経過時間が所定時間を超えている場合、のうち少なくとも1つ以上の場合に、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の動作状態であると判定する。
この発明の他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置は、環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、状態取得手段により取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択手段と、選択手段により選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得手段とを備え、状態取得手段により取得される状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置は、環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、状態取得手段により取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択手段と、選択手段により選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得手段と、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正手段とを備え、補正手段は、環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得手段と、画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得手段と、基準環境情報取得手段により取得された基準環境情報と、自機状態取得手段により取得された情報と、状態取得手段により取得された環境情報取得装置の状態とに基づいて、画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出手段とを有し、環境情報取得手段は、算出手段により算出された環境情報を取得する。
好ましくは基準環境情報取得手段は、環境情報取得装置において状態が維持された時間と、環境情報取得装置についての環境の推移情報とに基づいて基準環境情報を算出し、自機状態取得手段は、画像形成装置において状態が維持された時間と、画像形成装置についての環境の推移情報とを取得する。
好ましくは推移情報は、所定の動作状態が維持された時間と、装置内部の環境情報の変動量との関係を示す情報であり、各装置に予め設定されているか、又は各装置の動作に伴い更新されて設定されている。
好ましくは基準環境情報取得手段は、環境情報に基づいて環境情報取得装置により算出された基準環境情報を取得する。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置は、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、状態取得手段により取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択手段とを備え、選択手段は、状態取得手段より取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定手段と、状態取得手段により取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定手段と、動作状態判定手段の判定結果と位置判定手段の判定結果とに基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定手段とを有する。
好ましくは判定手段は、環境情報取得装置が位置判定手段により画像形成装置と同一の環境にあると判定された場合、及び環境情報取得装置が動作状態判定手段により画像形成装置と同一の動作状態にあると判定された場合、のうち少なくとも一方の場合に、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一状態であると判断する。
好ましくは位置判定手段は、各装置にその設置位置に対応して予め設定された識別子に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する。
好ましくは位置判定手段は、環境情報取得装置が画像形成装置について代替機として選択されるものであるか否かに応じて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する。
好ましくは位置判定手段は、画像形成装置と環境情報取得装置との間の通信状況に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する。
好ましくは位置判定手段は、画像形成装置及び環境情報取得装置のそれぞれの利用可能ユーザー情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する。
好ましくは動作状態判定手段は、状態取得手段より取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移し、かつ、遷移後の経過時間が所定時間を超えている場合、画像形成装置と環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移した場合であって、遷移後の時間経過の差が所定の時間範囲以内で、かつ、遷移する前の動作状態の継続時間が所定時間を超えている場合、及び画像形成装置と環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移した場合であって、遷移後の経過時間が短く、かつ、遷移する前の動作状態での経過時間が所定時間を超えている場合、のうち少なくとも1つ以上の場合に、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の動作状態であると判定する。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置は、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、状態取得手段により取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択手段とを備え、状態取得手段により取得される状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置は、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、状態取得手段により取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択手段と、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正手段とを備え、補正手段は、環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得手段と、画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得手段と、基準環境情報取得手段により取得された基準環境情報と、自機状態取得手段により取得された情報と、状態取得手段により取得された環境情報取得装置の状態とに基づいて、画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出手段とを有する。
好ましくは基準環境情報取得手段は、環境情報取得装置において状態が維持された時間と、環境情報取得装置についての環境の推移情報とに基づいて基準環境情報を算出し、自機状態取得手段は、画像形成装置において状態が維持された時間と、画像形成装置についての環境の推移情報とを取得する。
好ましくは推移情報は、所定の動作状態が維持された時間と、装置内部の環境情報の変動量との関係を示す情報であり、各装置に予め設定されているか、又は各装置の動作に伴い更新されて設定されている。
好ましくは基準環境情報取得手段は、環境情報に基づいて環境情報取得装置により算出された基準環境情報を取得する。
この発明のさらに他の局面に従うと、上述のいずれかに記載の管理装置と、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置とを備える画像形成システムにおいて、管理装置の状態取得手段は、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得し、管理装置の選択手段は、複数の環境情報取得装置のうち、画像形成装置の状態に対応する状態にあるものを選択し、画像形成装置は、選択手段により選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得手段を備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御方法は、環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップと、選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップとを備え、選択ステップは、状態取得ステップより取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定ステップと、動作状態判定ステップの判定結果と位置判定ステップの判定結果とに基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定ステップとを有する。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御方法は、環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップと、選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップとを備え、状態取得ステップにより取得される状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御方法は、環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップと、選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップと、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正ステップとを備え、補正ステップは、環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得ステップと、画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得ステップと、基準環境情報取得ステップにより取得された基準環境情報と、自機状態取得ステップにより取得された情報と、状態取得ステップにより取得された環境情報取得装置の状態とに基づいて、画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出ステップとを有し、環境情報取得ステップは、算出ステップにより算出された環境情報を取得する。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御方法は、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップとを備え、選択ステップは、状態取得ステップより取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定ステップと、動作状態判定ステップの判定結果と位置判定ステップの判定結果とに基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定ステップとを有する。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御方法は、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップとを備え、状態取得ステップにより取得される状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御方法は、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップと、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正ステップとを備え、補正ステップは、環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得ステップと、画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得ステップと、基準環境情報取得ステップにより取得された基準環境情報と、自機状態取得ステップにより取得された情報と、状態取得ステップにより取得された環境情報取得装置の状態とに基づいて、画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出ステップとを有する。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御プログラムは、環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップと、選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップとコンピュータに実行させ、選択ステップは、状態取得ステップより取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定ステップと、動作状態判定ステップの判定結果と位置判定ステップの判定結果とに基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定ステップとを有する。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御プログラムは、環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップと、選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップとコンピュータに実行させ、状態取得ステップにより取得される状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御プログラムは、環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップと、選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップと、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正ステップとをコンピュータに実行させ、補正ステップは、環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得ステップと、画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得ステップと、基準環境情報取得ステップにより取得された基準環境情報と、自機状態取得ステップにより取得された情報と、状態取得ステップにより取得された環境情報取得装置の状態とに基づいて、画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出ステップとを有し、環境情報取得ステップは、算出ステップにより算出された環境情報を取得する。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御プログラムは、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップとをコンピュータに実行させ、選択ステップは、状態取得ステップより取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定ステップと、動作状態判定ステップの判定結果と位置判定ステップの判定結果とに基づいて、画像形成装置と環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定ステップとを有する。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御プログラムは、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップとをコンピュータに実行させ、状態取得ステップにより取得される状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる。
この発明のさらに他の局面に従うと、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御プログラムは、環境情報取得装置及び画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置を選択する選択ステップと、複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正ステップとをコンピュータに実行させ、補正ステップは、環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得ステップと、画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得ステップと、基準環境情報取得ステップにより取得された基準環境情報と、自機状態取得ステップにより取得された情報と、状態取得ステップにより取得された環境情報取得装置の状態とに基づいて、画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出ステップとを有する。
これらの発明に従うと、環境情報取得装置のそれぞれの状態が取得され、取得された情報に基づいて、画像形成装置の状態に対応する状態にある環境情報取得装置から環境情報が取得される。したがって、画像形成装置の外部で得られた環境情報を用いてその画像形成装置で適正に画像形成可能にすることができる画像形成装置、管理装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、管理装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム、及び管理装置の制御プログラムを提供することができる。
第1の実施の形態における画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示す側面図である。 画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示す側面図である。 画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図である。 管理装置の構成を示すブロック図である。 画像形成装置のプリント機能の実行時の動作を示すフローチャートである。 位置判定処理の一例を示すフローチャートである。 位置判定処理の第1の例を説明する図である。 位置判定処理の第2の例を説明する図である。 位置判定処理の第3の例を説明するフローチャートである。 位置判定処理の第4の例を説明する図である。 状態判定処理の一例を示すフローチャートである。 状態判定処理の一例を説明する第1の表である。 状態判定処理の一例を説明する第2の表である。 状態判定処理の一例を説明する第3の表である。 補正処理を示すフローチャートである。 基準情報算出処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における管理装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における画像形成システムの動作を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態における画像形成システムについて説明する。
[概要]
画像形成システムは、例えば、複数の画像形成装置を有している。画像形成システムを構成する複数の画像形成装置のうち、いくつかは、環境情報を取得する環境センサーを有しており、残りの画像形成装置は、環境センサーを有していないものである。
それぞれの画像形成装置は、例えば、スキャナ機能、複写機能、プリンターとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバー機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)である。スキャナ機能は、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)等に蓄積する機能である。複写機能は、さらにそれを用紙等に印刷(プリント)する機能である。プリンターとしての機能は、PC等の外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行う機能である。ファクシミリ機能は、外部のファクシミリ装置等からファクシミリデータを受信してそれをHDD等に蓄積する機能である。データ通信機能は、接続された外部機器との間でデータを送受信する機能である。サーバー機能は、複数のユーザーでHDD等に記憶したデータなどを共有可能にする機能である。
環境センサーを有する画像形成装置(環境情報取得装置の一例)は、その環境センサーで環境情報を取得し、取得した環境情報に基づいて、プリント機能を実行する。他方、環境センサーを有しない画像形成装置は、外部の装置により取得された環境情報に基づいて、プリント機能を実行する。ここで外部の装置には、例えば、他の環境センサーを有する画像形成装置や、画像形成システムに設けられている他の環境センサーを有する装置(環境情報取得装置の一例)などが該当する。
ここで、環境センサーを有しない画像形成装置は、その画像形成装置の状態に対応する状態にある外部の装置により取得された環境情報を用いて、プリント機能を実行する。これにより、その画像形成装置が置かれている現実の環境に対応する環境情報を用いてプリント機能を行うことが可能になり、より適正にプリント機能が実行される。
[第1の実施の形態]
先に、画像形成システムの全体構成の説明を行い、その後、画像形成システムを構成する各装置の説明を行う。
[画像形成システム100の全体構成の説明]
図1は、第1の実施の形態における画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。
図1に示されるように、画像形成システム100は、複数の画像形成装置1,101a,101b,101cと、管理装置500と、PC(環境情報取得装置の一例)600とを有している。これらの各装置は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネットなどのネットワーク800を介して、互いに通信可能に接続されている。各装置は、互いに、装置の設置位置に関する情報や装置の動作状態に関する情報などを共有可能となっている。
本実施の形態において、画像形成装置(環境情報取得装置の一例)101a,101b,101cは、それぞれ、略同様の構成を有するMFPである。画像形成装置101a,101b,101cは、それぞれ、環境情報を検知する環境センサー90を有している。以下の説明において、画像形成装置101a,101b,101cを区別せず画像形成装置101ということがある。
他方、画像形成装置1は、画像形成装置101とは異なり、環境センサー90を有していない。すなわち、画像形成装置1は、自ら環境情報を検知することはできない。
管理装置500は、例えばサーバー装置である。管理装置500は、画像形成装置1,101の相互管理を行う。例えば、画像形成装置1,101は、管理装置500にアクセスして、管理装置500により管理されているデータに基づいて種々の機能を実行可能である。また、例えば、管理装置500は、画像形成装置1,101に対して信号を送信することで、画像形成装置1,101の動作を制御することができる。
PC600は、例えば、ユーザーが操作可能であるパーソナルコンピューターである。本実施の形態において、PC600にも、環境センサー690が設けられている。PC600は、環境センサー690が検知した環境情報を取得可能である。
本実施の形態において、環境センサー90を有する画像形成装置101と、環境センサー690を有するPC600とが、環境情報を自ら検知し取得可能な環境情報取得装置であるといえる。以下の説明において、画像形成装置101とPC600とをまとめて、環境情報取得装置200ということがある。
[画像形成装置1の説明]
図2は、画像形成装置1のハードウェア構成を示す側面図である。
図2に示されるように、画像形成装置1は、いわゆるタンデム型のカラープリンターである。画像形成装置1は、カラー画像形成部10と、給紙部20と、制御部40と、操作パネル50と、排紙部60とを有している。なお、図2において、説明の簡略化のため、スキャン機能を行うためのスキャナ部などは示されていない。画像形成装置1は、スキャナ部を有していてもよい。
給紙部20は、装置本体の下部に設けられている。カラー画像形成部10は、装置本体の中央部に設けられている。排紙部60は、装置本体の上部に設けられている。操作パネル50は、ユーザーによる操作が容易に行われるように、装置本体の上方に配置されている。制御部40は、装置の内部に設けられ、装置の各部に接続されている。
給紙部20には、シートSが配置されている。給紙部20から排紙部60にかけて、給紙部20から繰り出されたシートSを上方に搬送するためのシート搬送路26が設けられている。プリント機能の実行時において、給紙部20から繰り出されたシートSは、複数の搬送ローラーにより、シート搬送路26をたどって、排紙部60に向けて搬送される。
カラー画像形成部10は、中間転写ベルト3と、駆動ローラー4及び従動ローラー5と、作像ユニット(イメージングユニット)10Y,10M,10C,10Bと、露光装置15と、定着部30とを有している。
中間転写ベルト3は、環状のベルトである。中間転写ベルト3は、駆動ローラー4及び従動ローラー5との間に、略水平に架け渡されている。中間転写ベルト3は、図2に矢印で示される走行方向に回転する。
プリント機能の実行時において、作像ユニット10Y,10M,10C,10Bは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー画像を、中間転写ベルト3上に形成する。作像ユニット10Y,10M,10C,10Bは、この順に、中間転写ベルト3の回転方向に沿って、中間転写ベルト3の下方に配置されている。各作像ユニット10Y,10M,10C,10Bで作成されたトナー画像が中間転写ベルト3上で重ね合わされることで、中間転写ベルト3上にカラー画像のトナー像が形成される。このトナー像が、図2において中間転写ベルト3の右端の搬送端(駆動ローラー4)において、シート搬送路26を搬送されてくるシートSに対して転写される(二次転写)。トナー像が転写されたシートSは、定着部30に送られ、定着部30において加熱及び加圧される。これにより、シートSにはカラー画像が形成され、シートSは排紙部60に排出される。
各作像ユニット10Y,10M,10C,10Bは、感光体、現像器、帯電器、転写器などを有している。各作像ユニット10Y,10M,10C,10Bは、静電複写方式によりトナー像を形成する。
露光装置15は、光走査ユニット16及び4つの反射ミラー17を有している。光走査ユニット16は、例えば、4個のレーザーダイオードと、ポリゴンミラーと、走査レンズなどを有している。光走査ユニット16は、作像ユニット10Y,10M,10C,10Bのそれぞれに対応する光線を出射する。光走査ユニット16から出射されたそれぞれの光線は、各反射ミラー17で反射され、各作像ユニット10Y,10M,10C,10Bの感光体の表面を露光する。
各作像ユニット10Y,10M,10C,10Bの上方には、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70B及びサブホッパ80Y,80M,80C,80Bが設けられている。トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Bに貯蔵されているトナーが、それぞれ、サブホッパ80Y,80M,80C,80Bを介して、各作像ユニット10Y,10M,10C,10Bの現像器に補給される。このような補給機構によりトナーが補給されて、各作像ユニット10Y,10M,10C,10Bがトナー像を形成できる。
図3は、画像形成装置1の制御部40の構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、制御部40は、主な構成要素として、CPU41、通信インターフェース(I/F)部42、画像処理部43、画像メモリ44、レーザーダイオード駆動部45、ROM46、RAM47、エンジン制御部48などを備える。
通信I/F部42は、ネットワーク800に接続するためのインターフェースである。通信I/F部42は、例えばLANカードやLANボードなどを用いて構成されている。通信I/F部42は、プリント機能の実行時において、例えばネットワーク800を介して、他の画像形成装置101やPC600、管理装置500など、外部装置からのプリントジョブのデータを受信して、受信したデータを画像処理部43に送る。
通信I/F部42は、さらに、他の画像形成装置101とネットワーク800やインターネットなどを介して通信することを可能とする。これにより、制御部40は、他の装置との間で、温湿度の情報などの種々の環境情報や、その画像形成装置や他の画像形成装置の設置状態、動作状態、セキュリティ設定情報などや、その画像形成装置や他の画像形成装置を動作させるための命令やデータなどを送受信できる。
画像処理部43は、通信I/F部42から送られたプリントジョブのデータを、YMCKの各再現色の画像データに変換して、画像メモリ44に出力する。画像メモリ44に出力された画像データは、再現色ごとに格納される。
レーザーダイオード駆動部45は、各色の画像データを画像メモリ44から読み出して、露光装置15のレーザーダイオードを動作させる。
ROM46には、画像形成動作や画像形成装置1の制御に関する制御プログラム46aが記憶されている。また、ROM46には、例えば画像形成装置1のウオームアップ制御や定着制御、その他の制御に使用される設定情報に関するテーブルなど、種々のデータが格納されている。
RAM47は、CPU41のワーキングエリアとして用いられる。
CPU41は、ROM46から必要なプログラムを読み出して、プリント機能の実行など、種々の制御を行う。CPU41は、画像処理部43での画像データの変換処理や、画像メモリ44における画像データの書き込み/読み出し等を行う。CPU41は、操作パネル部50と通信可能である。CPU41は、操作パネル部50で受け付けられたユーザーの操作指示に応じて種々の制御を実行する。
また、CPU41は、カラー画像形成部10、給紙部20、及び定着部30など、画像形成装置1の各部に信号を送信可能である。CPU41は、これらの各部の動作を、タイミングを取りながら統一的に制御して、円滑なプリント動作を実行させる。
エンジン制御部48には、画像形成装置1に設けられた種々のセンサーなどからの信号を受け付け、それらに応じて、画像形成装置1に設けられているモーターなどを駆動する。例えば、エンジン制御部48には、TCRセンサーや、トナーカートリッジセットセンサーや、トナーカートリッジ扉カバーに関するセンサーや、画像形成装置1の前面カバーに関するセンサーなどからの検出信号が送られる。エンジン制御部48は、カートリッジモーターや、サブホッパモーターなどに駆動信号を送り、それらを駆動させる。
なお、後述する画像形成装置101とは異なり、画像形成装置1には環境センサーが設けられていない。
[画像形成装置101の説明]
画像形成装置101は、上述の画像形成装置1と、一部の構成を除き、略同一の構成を有している。すなわち、画像形成装置101は、上述の画像形成装置1の構成に加え、さらに、環境センサー90を有している。なお、画像形成装置101は、画像形成装置1と同様に、スキャナ部を有していてもよい。以下、この画像形成装置1との差異点についてのみ説明する。
図4は、画像形成装置101のハードウェア構成を示す側面図である。
図4に示されるように、画像形成装置101には、環境センサー90が設けられている。環境センサー90は、環境情報を検出できる。ここで環境情報とは、例えば、機内(画像形成装置101の内部)/機外(画像形成装置101の外部)の温度や、機内/機外の湿度をいう。なお、環境センサー90は、環境に関するその他の要素について検出可能であってもよい。
図5は、画像形成装置101の制御部40の構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、環境センサー90は、例えばエンジン制御部48に接続されている。環境情報は、エンジン制御部48に入力される。すなわち、制御部40は、環境センサー90で検出された環境情報を取得する。CPU41などは、取得された環境情報に基づいて、画像形成装置101の各部の制御を行う。これにより、画像形成装置101の周囲の環境及び内部の環境に応じて、適正にプリント機能が実行される。
[管理装置500、PC600の説明]
図6は、管理装置500の構成を示すブロック図である。
図6に示されるように、管理装置500は、制御部540と、ネットワーク部549と、HDD560とを有している。制御部540は、CPU541、ROM543、及びRAM545を有している。制御部540、ネットワーク部549、及びHDD560は、共にシステムバスに接続されている。これにより、制御部540、ネットワーク部549、及びHDD560の各部は、信号を送受可能に接続されている。
ネットワーク部549の構成は、例えば、画像形成装置1の通信I/F部42の構成と略同様である。ネットワーク部549は、管理装置500をネットワーク800に接続する。これにより、管理装置500は、画像形成装置1,101やPC600などの外部装置と通信可能になる。管理装置500は、例えばPC600から送信された印刷ジョブなどのデータを受信可能である。受信されたデータは、必要に応じて、HDD560に記憶される。
CPU541は、ROM543、RAM545、又はHDD560などに記憶された制御プログラム570などを実行することにより、管理装置500の種々の動作を制御する。CPU541は、PC600などから送信された操作コマンドや、画像形成装置1から送信された情報などに応じて、制御プログラム570を実行する。これにより、管理装置500の種々の機能が実行される。
ROM543やRAM545は、例えば、画像形成装置1のROM23やRAM25と同様に動作する。CPU541は、ROM543やRAM545へデータの書き込みや読み込みなどを行うことで、管理装置500の動作を制御する。
HDD560は、例えば、制御プログラム570のほか、データベース580やその他の情報などを記憶する。データベース580では、例えば、ネットワーク800を介して他の装置から取得した種々の情報などを管理できる。
PC600は、例えば、管理装置500と同様の構成を有する本体と、ユーザーが操作可能なキーボードなどの入力装置と、表示装置などで構成されている。PC600は、ユーザーによる操作入力などに基づいて、画像形成装置1,101や管理装置500にプリント機能を実行するためのジョブデータなどを送信できる。
図1に示されるように、PC600にも、画像形成装置101と同様に、環境センサー690が設けられている。すなわち、PC600は、環境センサー690により、PC600の機内外の温度や湿度に関する環境情報を取得できる。
[画像形成装置1におけるプリント機能の実行動作の説明]
画像形成装置1の制御部40は、プリント機能を実行するとき、ネットワーク800を経由して、使用する環境情報を取得する。使用される環境情報は、環境センサー90を有する画像形成装置101や環境センサー690を有するPC600のいずれかから、すなわち環境情報取得装置200のいずれかから、取得される。制御部40は、使用するものとして取得した環境情報を使用して(環境情報に基づいて)、プリント機能を実行する。
第1の実施の形態においては、画像形成装置1の制御部40は、環境情報取得装置200のそれぞれの状態を取得する。そして、制御部40は、取得した情報に基づいて、画像形成装置1の状態に対応する状態にある環境情報取得装置200を選択する。制御部40は、このように選択した環境情報取得装置200により取得された環境情報を、使用する環境情報として取得する。
ここで、画像形成装置1の制御部40は、状態として、大きく分けて、装置が設置されている状態すなわち装置の設置位置と、装置の動作状態とを考慮する。
図7は、画像形成装置1のプリント機能の実行時の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置1がプリント機能を開始すると、図7に示される処理がスタートされる。これらの処理は、画像形成装置1の制御部40が、必要に応じて画像形成装置1の各部を動作させることで実行される。
ステップS101において、制御部40は、通信回線を介して、他の画像形成装置101やPC600などのうち取得対象となる装置(そのときステップS101〜ステップS105で判定処理対象となる1つの装置をいう。)を特定し、その装置から、その装置の状態に関する情報を取得する。すなわち、画像形成装置1は、環境情報取得装置200のうちそのとき取得対象であるもの(以下、判定対象装置ということがある。)から、位置情報や動作状態情報を取得する。
ステップS102において、制御部40は、取得した位置情報に基づいて、画像形成装置1が判定対象装置と同一の環境にあるか否かを判定する(位置判定処理)。位置判定処理の詳細については、後述する。
ステップS103において、制御部40は、取得した動作状態情報に基づいて、画像形成装置1が判定対象装置と同一の環境にあるか否かを判定する(状態判定処理)。状態判定処理の詳細については、後述する。
ステップS104において、制御部40は、環境情報の変動を予測する(環境情報変動予測処理)。環境情報変動予測処理は、例えば、後述するような画像形成装置1や判定対象装置の推移情報と、画像形成装置1や判定対象装置の動作状態やその状態を継続している時間に関する情報とに基づいて、環境情報の変動量を予測するものである。なお、環境情報変動予測処理はこのような処理に限られるものではない。また、環境情報変動予測処理は行われなくてもよい。
ステップS105において、制御部40は、画像形成装置1と、判定対象装置とが同一の状態であるか否かすなわち対応する状態にあるか否かを判定する。このとき、ステップS102〜S104の処理のうち、少なくとも1つにおいて、画像形成装置1と、判定対象装置とが同一の環境にあると判定されたときには、画像形成装置1と判定対象装置とが同一の状態であるすなわち対応する状態にあると判定される。換言すると、制御部40は、ステップS101で情報を取得した環境情報取得装置200を、画像形成装置1の状態と同一の状態にあるものとして選択する。
ステップS105で同一の状態であるとき、ステップS106において、制御部40は、判定対象装置により取得された環境情報を、使用するものとして取得する。換言すると、制御部40は、プリント機能を実行するとき、ステップS105において画像形成装置1と同一の状態にあるものとして選択された環境情報取得装置200により取得された環境情報を使用することを確定する。
他方、ステップS105で同一の状態ではないとき、すなわちステップS102〜S104の処理のいずれにおいても、同一の環境にあると判断されなかったとき、ステップS107に進む。ステップS107において、制御部40は、画像形成装置1に通信回線で接続されている環境情報取得装置200をすべて検索済みであるか、すなわちすべてについてそれを判定対象装置としてステップS101〜S105の処理を行ったか否かを判定する。検索済みでない場合は、ステップS101に戻り、検索されていない環境情報取得装置200を判定対象装置として、ステップS101以降の処理を行う。
ステップS107で検索済みである場合、すなわちもう他に検索する装置がない場合、ステップS108に進む。ステップS108において、制御部40は、環境情報の補正処理を行う。環境情報としては、例えば、そのとき判定対象装置である装置から取得されたものすなわち最後に取得されたものが、補正処理の対象となる。なお、これに限られず、それまで判定対象装置とされた環境情報取得装置200すなわち画像形成システム100のうち画像形成装置1と通信可能な環境情報取得装置200のうちいずれかにより取得された環境情報が補正処理の対象となってもよい。また、環境情報取得装置200のうち、同一の状態といえないまでも、対応する状態(例えば、似た状態)にあると判断できるものにより取得された環境情報を取得して、それを補正処理の対象としてもよい。補正処理が行われることにより、環境情報が、画像形成装置1において利用可能なものに補正される。なお、補正処理の詳細については、後述する。環境情報が補正されると、制御部40は、プリント機能を実行するとき、ステップS105において画像形成装置1と同一の状態にあるものとして選択された環境情報取得装置200により取得された環境情報を使用することを確定する。
ステップS106又はステップS108で使用する環境情報が確定されると、ステップS109において、制御部40は、画像形成処理を実行する。これにより、環境情報に基づいて、適正にプリント機能が実行される。
[位置判定処理の説明]
位置判定処理について、変型例も含めて説明する。位置判定処理は、画像形成装置1と判定対象装置である1つの環境情報取得装置200との互いの設置位置に着目して行われる。位置判定処理では、互いの設置位置が画像形成装置1と環境情報取得装置200とで同一であるか否か、環境情報取得装置200から取得された情報に基づいて判定される。
図8は、位置判定処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示されるように、ステップS201において、制御部40は、画像形成装置1(自機)についての位置に関する情報を読み込む。
ステップS203において、制御部40は、そのとき判定対象装置である環境情報取得装置200(他機)から取得された位置に関する情報を読み込む。
ステップS205において、制御部40は、読み込んだ情報に基づいて、画像形成装置1の位置と判定対象装置の位置とが対応しているといえるか否かを判断する。判断は、例えば、画像形成装置1の情報と判定対象装置の情報との比較結果が所定の条件下にあるか否かなどに応じて行われる。
ステップS205で対応しているといえるとき、ステップS207において、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境にあると判定する。
他方、ステップS205で対応しているといえないとき、ステップS209において、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境にあるとは判定しない。
なお、後述のように、採用されている位置判定方法によっては、図8に示す処理のうち、ステップS201やステップS203は行われなくてもよい。例えば、判定対象装置の応答速度に基づいて位置判定処理を行う場合にあっては、ステップS201の処理は行われなくてもよい。また、例えば、画像形成装置1の代替機として判定対象装置が指定されているか否かに基づいて位置判定処理を行う場合にあっては、ステップS203の処理は行われなくてもよい。
位置判定処理において採用される具体的な位置判定方法としては、例えば次のようなものが考えられる。位置判定処理においては、これらのうちいずれが採用されていてもよい。
位置判定方法の第1の例を説明する。制御部40は、画像形成装置1や各環境情報取得装置200に予め割り当てられているID(識別子)に応じて、位置判定処理を行うようにしてもよい。
図9は、位置判定処理の第1の例を説明する図である。
図9においては、画像形成装置1や環境情報取得装置200を区別せず、各装置へのIDの付与例が示されている。
図9に示されるように、オフィスフロア900において、3つの画像形成装置901,902,903が配置されている場合を想定する。画像形成装置901,902は、それぞれ、図9において左側の領域に配置されている。他方、画像形成装置903は、図9において右側の領域に配置されている。すなわち、画像形成装置903は、画像形成装置901,902とは比較的離れた別の場所に設置されている。
この場合において、画像形成装置901には、IDとして「A−1」が割り当てられている。画像形成装置902には、IDとして「A−2」が割り当てられている。画像形成装置902には、IDとして「B−1」が割り当てられている。すなわち、各画像形成装置901〜903のIDは、配置されている場所(エリア)に対応する文字列(ここでは「A」や「B」など)と、当該場所内で装置を一意に特定するための文字(ここでは「1」,「2」,…など)とを結合したものである。
このようなIDは、例えば、画像形成装置901〜903のユーザー(プリント機能の利用者や、画像形成装置のメンテナンスを行う者などを指す)などにより設定されればよい。IDの設定は、例えば、画像形成装置901〜903が配置されるときなどに行われればよい。
制御部40は、位置判定処理が行われるとき、画像形成装置1のIDと、判定対象装置のIDとを取得する。そして、各IDを解析し、両IDについて、互いに同一のエリアに対応するものとして設定されたものか否かを判別する。両IDが互いに同一のエリアに対応するものであった場合には、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境であると判定する。
例えば、図9に示される例において、画像形成装置1のIDが「A−1」である場合(画像形成装置1が画像形成装置901である場合)を想定する。このとき、判定対象装置のIDが「A−2」であれば(判定対象装置が画像形成装置902であれば)、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境であると判断される。他方、判定対象装置のIDが「B−1」であれば(判定対象装置が画像形成装置903であれば)、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境であるとは判断されない。
なお、各装置のIDそれ自体としては、設置位置が反映されていないものが設定されており、画像形成装置1に、互いに近くの位置にある装置のID同士をグループ化した設定情報が記憶されているようにしてもよい。この場合、制御部40は、画像形成装置1のIDと、判定対象装置のIDと、設定情報とを読み出して、設定情報に照らして画像形成装置1のIDと、判定対象装置のIDとが互いに同グループに属するものであるか否かを判断することで、画像形成装置1と判定対象装置とが同一の環境にあるか否かを判定できる。
このように、ユーザーによって設置位置に関連して設定された各装置のIDに基づいて位置判定処理を行うことで、確実に、画像形成装置1と判定対象装置とが同一の環境にあるか否かを判定することができる。
位置判定方法の第2の例を説明する。制御部40は、画像形成装置1や各環境情報取得装置200に予め設定されている代替機情報に応じて、位置判定処理を行うようにしてもよい。
ここで、代替機情報とは、例えば次のようなものである。すなわち、第1の画像形成装置と、第2の画像形成装置とがある場合を想定する。画像形成装置の使用時においては、例えばトナーなどの消耗品切れや用紙切れなどが発生したとき、その画像形成装置ではプリント機能を行えなくなる。そこで、第1の画像形成装置でプリントを行えなくなったとき、第1の画像形成装置を代替するものとして予め設定された第2の画像形成装置が代わりにプリント機能を行うようにすることができる(代替プリントなどという。)。第1の画像形成装置を代替する第2の画像形成装置を特定するために第1の画像形成装置に設定されている情報が、代替機情報である。代替機情報は、例えば、画像形成装置が設定される際に、ユーザーにより指定される。
制御部40は、判定対象装置が画像形成装置1について代替機として選択されるものであるか否かに応じて、両装置が同じ環境であるか否かを判定する。制御部40は、位置判定処理が行われるとき、判定対象装置の代替機情報を取得する。このとき、画像形成装置1が判定対象装置の代替機として設定されていれば、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境であると判定する。
図10は、位置判定処理の第2の例を説明する図である。
図10においても、図9と同様に、画像形成装置1と環境情報取得装置200とは区別されていない。図10に示されるように、画像形成装置901(図10において「MFP A」と示されている。)と画像形成装置902(図10において「MFP B」と示されている。)とは近い位置に配置されているため、画像形成装置901と画像形成装置902とを互いに代替機になる関係とすると、ユーザーにとって便利である。そのため、画像形成装置901には、画像形成装置901に対して画像形成装置902が代替機となるように、代替機情報が設定されている。画像形成装置902には、画像形成装置902に対して画像形成装置901が代替機となるように、代替機情報が設定されている。画像形成装置903(図10において「MFP C」と示されている。)には、画像形成装置901や画像形成装置902との間で代替機となる関係は有していない。
図10に示される例において、画像形成装置1が画像形成装置901である場合を想定する。この場合、判定対象装置が画像形成装置902であれば、判定対象装置の代替機として画像形成装置901が設定されているので、両装置が同じ環境であると判断される。他方、判定対象装置が画像形成装置903であれば、判定対象装置の代替機として画像形成装置901が設定されていないので、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境であるとは判断されない。
なお、制御部40は、位置判定処理が行われるとき、画像形成装置1の代替機情報を取得し、画像形成装置1の代替機として判定対象装置が設定されているかどうかを確かめるようにしてもよい。画像形成装置1の代替機として判定対象装置が設定されていれば、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境であると判定できる。
このように、一般的には互いに設置位置が近い画像形成装置同士が互いに代替機となるように設定されることを利用して、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ状況であるか否かを判定することで、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境かどうか、比較的容易に判定できる。
位置判定方法の第3の例を説明する。制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置との間の通信状況に基づいて互いの距離を判断し、位置判定処理を行うようにしてもよい。ここで通信状況とは、例えば、応答時間をいうが、これに限られず、データの転送速度などであってもよい。
図11は、位置判定処理の第3の例を説明するフローチャートである。
図11に示されるように、処理が開始されると、ステップS251において、制御部40は、判定対象装置との間で、相互通信を開始する。通信は、例えば、判定対象装置のIPアドレスなどを取得して、そのIPアドレスあてに接続確認のためのテストメッセージなどを送信することなどにより行われる。判定対象装置は、このメッセージを受信すると、その応答メッセージを画像形成装置1に送信する。
ステップS253において、制御部40は、判定対象装置が応答するまでの時間をカウントする。
ステップS255において、制御部40は、応答があるまで、カウントを継続する。応答があると、ステップS257の処理に進む。
ステップS255で応答があると、ステップS257において、制御部40は、応答時間(応答遅れ)が、所定時間以内であるか否かを判断する。所定時間以内でないとき、すなわちタイムアウトであるとき、ステップS265の処理に進む。
ステップS257で所定時間以内であれば、ステップS259において、制御部40は、応答時間に基づいて、画像形成装置1と判定対象装置との相互距離を推定する。
ステップS261において、制御部40は、推定した相互距離が、所定距離より近いか否かを判断する。
ステップS261で所定距離よりも近ければ、ステップS263において、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とが同一環境であると判断する。
他方、ステップS261で所定距離よりも近くないとき、又はステップS257で応答時間が所定時間以内でないとき、ステップS265において、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とが同一環境であるとは判断しない。
このように、画像形成装置1と判定対象装置との間の通信状況に基づいて両装置が同一環境であるか否かを判定するので、予め各装置の位置を示す情報が登録されていなくても、両装置が同一環境であるか否かを判定できる。
位置判定方法の第4の例を説明する。制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とのそれぞれの利用可能ユーザー情報に基づいて、位置判定処理を行うようにしてもよい。
ここで利用可能ユーザー情報とは、例えば、次のようなものである。すなわち、画像形成装置1や環境情報取得装置200には、それぞれ、その装置を利用可能なユーザー(例えばその装置にログイン可能なユーザー)が登録されている。各装置において、その装置を利用可能なユーザーを示す情報が、利用可能ユーザー情報として記憶されている。
制御部40は、位置判定処理が開始されると、画像形成装置1と判定対象装置とのそれぞれの利用可能ユーザー情報を読み込む。そして、読み込んだ利用可能ユーザー情報を解析し、画像形成装置1と判定対象装置とに相互に登録された使用可能ユーザーが存在するかを判定する。制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とを共に利用可能なユーザーの数が所定数以上であれば、画像形成装置1と判定対象装置とが同一の環境であると判定する。
図12は、位置判定処理の第4の例を説明する図である。
図12においても、図9と同様に、画像形成装置1と環境情報取得装置200とは区別されていない。図12の表910は、画像形成装置901(図12において「MFP 1」と示されている。)と、画像形成装置902(図12において「MFP 2」と示されている。)と、画像形成装置903(図12において「MFP 3」と示されている。)とのそれぞれの利用可能ユーザー情報をまとめて示すものである。この表に示されているように、画像形成装置901の利用可能ユーザーは、ユーザーA及びユーザーCである。他方、画像形成装置902,903の利用可能ユーザーは、それぞれ、ユーザーB、ユーザーCである。
画像形成装置1が画像形成装置901であって、上記の所定数が1である場合を想定する。この場合、判定対象装置が画像形成装置902であれば、判定対象装置と画像形成装置1との両方を利用可能なユーザーはいない。そのため、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境であるとは判断されない。他方、判定対象装置が画像形成装置903であれば、判定対象装置と画像形成装置1との両方を利用可能なユーザーの数は1となる(ユーザーC)。そのため、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境であると判断される。
このように利用可能ユーザー情報に基づいて画像形成装置1と判定対象装置とが同じ環境であるか否かを判定することで、具体的に位置を示す情報を予め設定することなく、効果的に判定を行うことができる。
[状態判定処理の説明]
状態判定処理の一例について説明する。状態判定処理では、画像形成装置1と判定対象装置である1つの環境情報取得装置200とで、互いの動作状態(以下、状態判定装置の説明においては、単に状態ということがある。)が同一であるか否か、環境情報取得装置200から取得された情報に基づいて判定される。
ここで、特に画像形成装置に関し、動作状態とは、例えば次のような状態をいう。ウオームアップ(WUP)状態は、定着部30が待機温度まで昇温させている状態である。待機状態は、定着部30の温度を待機温度のまま維持している状態である。印字状態は、プリント機能を実行している状態である。省電力状態は、例えば制御部40など必要最小限な制御系の部位のみを動作させ、消費電力を低減させている状態である。エラー状態は、例えばプリント機能の実行中に種々のエラーが発生したとき、停止している状態である。定着部30を動作させる電源オフ(OFF)状態は、画像形成装置の電源がオフとされている状態である。なお、印字状態には、さらに、その印字動作モードの別に関する状態が含まれていてもよい。
ウオームアップ状態及び待機状態においては、定着部30が動作する。印字状態では、定着部30とともに、駆動系など、カラー画像形成部10のその他の部位も動作する。他方、省電力状態、エラー状態、及び電源オフ状態では、定着部30も含め画像形成部10は動作しない。
なお、例えばPC600などの動作状態としても、例えば上記のような画像形成装置の動作状態と対応するものがある。例えば、起動状態はウオームアップ状態に対応し、負荷の大きい処理を行っていない状態は待機状態に対応し、負荷の大きな処理を行っているときは印字状態に対応する。ディスプレイやHDD等を消灯したり停止したりするスリープ状態は、省電力状態に対応する。
画像形成装置1,101の内部の温度や湿度などは、各動作状態とその状態に遷移してからの経過時間とに応じて異なる。なお、上述の動作状態のうち、定着部30が温調を行っている温度が異なる場合や、駆動系の動作有無により、動作状態を同じと扱うことも可能である。各装置の構成による違いも含め、動作状態を決定する必要がある。その動作状態を維持している時間に応じて装置内部の環境が変化するため、動作状態が遷移してからの経過時間も含め、動作状態が同じか否かを判断する必要がある。また、所定の状態に遷移する前の状態や経過時間と、遷移後の状態や経過時間との組合せにより、同じ状態か否かを判定することが可能である。
図13は、状態判定処理の一例を示すフローチャートである。
図13に示されるように、ステップS301において、制御部40は、画像形成装置1(自機)の動作状態に関する情報を読み込む。
ステップS303において、制御部40は、そのとき判定対象装置である環境情報取得装置200(他機)から取得された動作状態に関する情報を読み込む。
ステップS305において、制御部40は、読み込んだ情報に基づいて、判断を行う。ここでは、画像形成装置1と判定対象装置とのそれぞれが同じ動作状態に遷移してからの経過時間が、所定時間(例えば、1時間)を超える十分長い時間になったか否かを判断する。所定時間を超えていれば、両者の状態が同じと考えられるため、ステップS311の処理に進む。すなわち、自機/他機が同じ状態であり、かつ、その状態を維持している時間が所定時間以上継続している場合、その状態で環境は安定していると考えられるため、同じ状態と判断できる。なお、所定時間は本例では1時間としているが、動作状態や装置の構成、装置固有の環境変動推移条件などによって異なるものとすればよい。
図14は、状態判定処理の一例を説明する第1の表である。
図14においては、画像形成装置1(自機)及び4つの環境情報取得装置200(他機A〜D)のそれぞれについての動作情報が示されている。図14に示される例においては、画像形成装置1の現在の状態は、待機状態であって、経過時間が80分すなわち所定時間以上である。これに対して、現在の状態が待機状態である環境情報取得装置200のうち、「他機D」が、状態が遷移してからの経過時間が100分すなわち所定時間以上である。したがって、「他機D」が判定対象装置である場合に、ステップS305において「YES」と判断される。
図13に示されるように、ステップS305で所定時間を超えていなければ、ステップS307において、制御部40は、次の判断を行う。すなわち、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ状態に遷移してからの経過時間の差が所定の時間範囲内(例えば、5分間以内)であって、遷移前の状態の継続時間が、十分長い所定時間(例えば、1時間)以上であるか否かを判断する。これらの条件を満たすようであれば、遷移後の影響は同じであると判断でき、環境は略同じであると考えることができるため、ステップS311の処理に進む。
図15は、状態判定処理の一例を説明する第2の表である。
図15においても、画像形成装置1(自機)及び4つの環境情報取得装置200(他機A〜D)のそれぞれについての動作情報が示されている。図15に示される例においては、画像形成装置1の現在の状態は、待機状態であって、経過時間は7分である。また、画像形成装置1の遷移前の状態は、ウオームアップ状態で30秒(「前回」)、それ以前に省電力状態で60分(「前々回」)である。これに対して、現在の状態が待機状態である環境情報取得装置200のうち、「他機B」は、状態が遷移してからの経過時間が5分である。すなわち、画像形成装置1と「他機B」とが同じ状態に遷移してからの経過時間の差は2分すなわち所定の時間範囲内である。また、この「他機B」の遷移前の状態及びその経過時間は、画像形成装置1のそれと同じである。この遷移前の状態の経過時間は、画像形成装置1及び「他機B」ともに、所定時間以上である。
このように取得した状態に遷移してからの経過時間の差が小さく、遷移前の状態が十分に長い場合は、遷移後の影響は同じと判断できるため、環境は略同じと考えられる。したがって、「他機B」が判定対象装置である場合に、ステップS307において「YES」と判断される。
図13に示されるように、ステップS307の条件を満たしていなければ、ステップS309において、制御部40は、次の判断を行う。すなわち、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とがそれぞれ新しい状態に遷移してからの経過時間が所定の時間範囲内(例えば、5分間以内)であって、遷移前の状態の継続時間が、十分長い所定時間(例えば、1時間)以上であるか否かを判断する。これらの条件を満たすようであれば、遷移後の影響は同じであると判断でき、環境は略同じであると考えることができるため、ステップS311の処理に進む。
図16は、状態判定処理の一例を説明する第3の表である。
図16においても、画像形成装置1(自機)及び4つの環境情報取得装置200(他機A〜D)のそれぞれについての動作情報が示されている。図16に示される例においては、画像形成装置1の現在の状態は、ウオームアップ状態であって、経過時間は0秒すなわち所定の時間範囲内である。また、画像形成装置1の遷移前の状態は、省電力状態で60分すなわち所定時間以上である。これに対して、現在の状態がウオームアップ状態である環境情報取得装置200すなわち「他機A」が存在し、その状態が遷移してからの経過時間は、10秒すなわち所定の時間範囲内である。この「他機A」の遷移前の状態及びその経過時間はエラー状態で60分すなわち所定時間以上である。
このように、前回(遷移前)の状態での経過時間が1時間以上と十分長い場合、前回の状態で既に状態は安定している。新しい状態に遷移してからの経過時間が短い場合では、状態が遷移したことによる影響が少ないため、同じ状態と判断することが可能である。したがって、「他機A」が判定対象装置である場合に、ステップS309において「YES」と判断される。
図13に示されるように、ステップS305,S307,S309のいずれかの条件を満たしていれば、ステップS311において、制御部40は、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ動作状態であると判定する。
他方、ステップS309の条件を見たしていないときには、画像形成装置1と判定対象装置とが同じ動作状態であると判定できない。このとき、ステップS313において、制御部は、必要に応じて、補正処理を行う。補正処理は、必ずしも行われなくてもよい。すなわち、判定対象装置となりうる環境情報取得装置200についてすべて状態判定処理が行われた後に補正処理が行われるようにすればよい。
[補正処理の説明]
補正処理の一例について説明する。画像形成装置1は、各環境情報取得装置200とは状態が異なると判定した場合、環境情報取得装置200の環境情報をそのまま使用することができない。この場合、補正処理を行うことで、環境情報取得装置200で取得した環境情報を環境情報取得装置200の状態に依存しない環境情報に変換したり、環境情報取得装置200の環境情報を画像形成装置1で使用可能な情報に補正したりする。補正処理が行われることで、このような場合であっても、画像形成装置1は環境情報を使用してプリント機能を行うことができる。
本実施の形態において、補正処理は、環境情報取得装置200で取得された環境情報を基準環境情報に変換し、その基準環境情報に基づいて、画像形成装置1で使用可能な情報に再度変換することで行われる。補正処理は、制御部40による制御に基づいて行われる。
図17は、補正処理を示すフローチャートである。
図17に示されるように、ステップS401において、制御部40は、基準環境情報算出処理を行う。基準環境情報算出処理により、基準環境情報が算出される。基準環境情報算出処理は、次のようにして行われる。
図18は、基準情報算出処理を示すフローチャートである。
図18に示されるように、ステップS501において、制御部40は、環境情報取得装置200からその装置で取得された環境情報を取得する。取得対象の環境情報取得装置200は、上述の通り、例えば前回判定対象装置となったものや、その他の基準で選択されたものなど、種々の規則に従って選ばれればよい。
ステップS503において、制御部40は、環境情報の取得元の環境情報取得装置200から、環境の推移情報を取得する。本実施の形態において、推移情報とは、例えば、所定の動作状態が維持された時間に対する装置内部の環境情報の変動量を示す情報である。推移情報は、その環境情報取得装置200に固有のものとなる。
ステップS505において、制御部40は、環境情報の取得元の環境情報取得装置200から、状態遷移後の経過時間を取得する。
ステップS507において、制御部40は、取得した環境情報、推移情報、及び状態遷移後の経過時間に基づいて、基準環境情報を算出する。
例えば、待機状態に遷移してから5分経過するまでの装置内部の温湿度の変化と、1時間経過するまでの装置内部の温湿度の変化とは異なる。すなわち、画像形成装置1や環境情報取得装置200の環境は、所定の動作状態に遷移してからの経過時間に影響されたり、印字中の場合における印字率や片面/両面印字、印字速度などの印字動作モードに影響されたりする。本実施の形態では、推移情報に基づいて、環境情報取得装置200の動作状態や動作モードなどの影響を反映させて、基準環境情報を算出することができる。
環境の推移情報は、予め各装置に応じて設定されていてもよい。また、装置が設置された後の動作状況に基づいて、推移情報が更新されるようにしてもよい。例えば、環境情報取得装置200について、その環境センサー90などにより環境情報が取得されたとき、その装置の動作状態などに応じて、新たな推移情報が生成され、更新されてもよい。画像形成装置1のように、環境情報を取得する機構を有しないものの場合は、予め設定されている推移情報が使用されるようにすればよい。
図17に戻って、基準環境情報が算出されると、ステップS403において、制御部40は、算出された基準環境情報を取得する。
ステップS405において、制御部40は、自機(画像形成装置1)の動作状態に関する情報と、状態遷移後の経過時間とを取得する。ここで動作状態に関する情報には、画像形成装置1についての環境の推移情報が含まれる。
ステップS407において、制御部40は、取得した情報に基づいて、画像形成装置1で用いられる環境情報を算出する。制御部40は、基準環境情報と、画像形成装置1自身の状態、状態の維持時間(経過時間)、及び推移情報と、環境情報取得装置200の状態とに基づいて、環境情報を算出する。基準環境情報は、上述の通り環境情報取得装置200自体の動作状態の影響を考慮して算出されたものである。したがって、基準環境情報に対し、画像形成装置1の動作状態に応じた環境情報の変化分を反映させることで、画像形成装置1における環境情報を比較的効果的に生成(補正)することができる。画像形成装置1は、補正処理により生成された環境情報に応じて、印字条件などを変更し、適切にプリント機能を実行できる。
なお、画像形成システム100において補正処理などが行われる態様としては、上述の例も含め、以下のようなものが考えられる。
補正処理や基準環境情報算出処理は、環境情報取得装置200から環境情報や推移情報、状態・遷移後の時間などの情報を取得し、画像形成装置1の制御部40が行うようにすればよい。また、環境情報取得装置200側で基準環境情報が算出され、その情報が画像形成装置1に送られて、画像形成装置1で補正処理などが行われてもよい。
環境情報取得装置200が、画像形成装置1の推移情報や状態・遷移時間などを取得し、補正処理を行って画像形成装置1で使用可能な環境情報を生成し、生成した環境情報が画像形成装置1に通知されるようにしてもよい。この場合、画像形成装置1は、環境情報取得装置200から補正処理に基づく環境情報を取得し、それに基づいてプリント機能を行うことができる。
また、画像形成装置1や基準環境情報を算出する基礎となる環境情報を取得した環境情報取得装置200以外の環境情報取得装置200や、管理装置500によって、補正処理が行われたり、そのうちの基準環境情報算出処理が行われたりしてもよい。
[第1の実施の形態における効果の説明]
このように、本実施の形態では、環境センサーを持たない画像形成装置1は、環境情報取得装置200により取得された環境情報をネットワーク800を介して取得し、それを用いてプリント機能などを実行する。このとき、所定の選択アルゴリズムや判定基準に従って、画像形成装置1と同一の環境にあるものとして自動的に選択された環境情報取得装置200により取得された環境情報が用いられる。画像形成装置1は、自身の状態に対応する状態の環境情報取得装置200を選択し、その環境情報取得装置200から最適な環境情報を取得できる。したがって、画像形成装置1は、環境センサーを有しない簡素な構成を有していても、実際の環境に対応する環境情報を用いて動作を行うことができ、プリント機能を適正に行うことができる。
一般的に、画像形成装置1において、通電状態、動作している状態、又は待機状態などの動作状態により、画像形成装置1の内部の環境は変化する。例えば、長時間通電されていない画像形成装置1に限って、画像形成装置1の内部の環境と、画像形成装置1の周囲の(外部の)環境の差は小さくなる。プリント機能が実行され画像形成動作が行われると、画像形成装置1の内部の機器の自己発熱などによって、画像形成装置1の内部の環境は変化し、画像形成装置1が設置されている周囲の環境とは異なるものになる。また、待機状態(ここでは通電状態において、プリントの開始時があるまで待機している状態をいう。)においては、直前の画像形成動作が終了してから経過した時間によって、画像形成装置1の周囲の環境や、自己発熱をしている状態とも異なる環境となる。本実施の形態では、このような場合であっても、画像形成装置1は、それに対応する環境の環境情報取得装置200により取得された環境情報を用いることができる。したがって、適正にプリント機能を行うことができる。
また、画像形成装置1に対応する環境の環境情報取得装置200がない場合であっても、補正処理によって、画像形成装置1で用いることができる、画像形成装置1の実際の環境に高い精度で対応する環境情報が生成される。したがって、より確実に、適正にプリント機能を実行させることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態における画像形成システムの基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。画像形成システムを構成するそれぞれの装置のハードウェア構成も、第1の実施の形態のそれと同様である。第2の実施の形態においては、管理装置が、環境センサーを有していない画像形成装置で用いられる環境情報の取得対称となる装置を選択できる点が、第1の実施の形態とは異なる。以下、画像形成システムを構成するそれぞれの装置及びその構成要素については上述と同一の符号を付して説明する。
第2の実施の形態では、画像形成装置1,101を相互管理する管理装置500を介して、種々の情報が共有される。管理装置500の制御部540は、環境情報取得装置200(画像形成装置101及びPC600をいう)のそれぞれの状態と、環境センサーを有していない画像形成装置1の状態とを取得する。制御部540は、取得した状態に関する情報に基づいて、画像形成装置1の状態に対応する状態にある環境情報取得装置200を選択する。画像形成装置1の制御部40は、管理装置500で選択された環境情報取得装置200により取得された環境情報を、使用する環境情報として取得する。制御部40は、取得した環境情報に基づいて、プリント機能を実行する。
図19は、第2の実施の形態における管理装置500の動作を示すフローチャートである。
図19に示される処理のうち、ステップS603〜S614は、図7のステップS101〜S108と略同様のものであるため、説明を省略する。すなわち、管理装置500は、各環境情報取得装置200(判定対象装置)から動作状態などに関する情報や環境情報を取得し、画像形成装置1と判定対象装置とで状態が同一であるか否かを判定する。ここで、管理装置500は、画像形成装置1からも、その動作状態などに関する情報を取得し(ステップS603)、画像形成装置1と判定対象装置とで状態が同一であるか否かを判定する。
第2の実施の形態において、ステップS601において、管理装置500の制御部540は、各環境情報取得装置200から、動作状態や位置に関する情報を取得する。この処理は、常時(例えば定期的に)行われる。制御部540は、取得した情報を、例えばデータベース580としてHDD560に記録する。これにより、管理装置500は、必要なとき、すぐに、最新の環境情報取得装置200の情報を取得できる。
ステップS602において、制御部540は、画像形成装置1でプリント機能の実行が開始されたか否かを検知する。プリント機能が実行されるまで、ステップS601の処理が行われる。
ステップS602でプリント機能の実行が開始されれば、ステップS603以降の処理が行われる。すなわち、管理装置500により、画像形成装置1と状態が同一の判定対象装置が選択されてその環境情報が使用されることが確定される(S612)。又は、ある環境情報取得装置200の環境情報に基づいて補正処理が行われ、生成された環境情報が使用されることが確定される(S614)。
ステップS615において、制御部540は、ステップS612,S614で使用されることが確定された環境情報を、画像形成装置1に送信する。これにより、画像形成装置1は、送信された環境情報に基づいて、プリント機能を実行できる。
図20は、第2の実施の形態における画像形成システム1の動作を示すシーケンス図である。
以下、第2の実施の形態における画像形成システム1の全体の動作について、大まかに説明する。画像形成装置1の処理は、制御部40などにより行われ、管理装置500の処理は、制御部540などにより行われる。図20に示されるように、通常時(S701〜S705)において、管理装置500は、各環境情報取得装置200の情報の管理を行う。
すなわち、ステップS701において、各環境情報取得装置200は、環境情報を取得する。
ステップS703において、取得された環境情報は、各環境情報取得装置200から管理装置500に送信される。このとき、各環境情報取得装置200の状態に関する情報も、管理装置500に送信される。
ステップS705において、管理装置500は、各環境情報取得装置200から送信された環境情報と、状態に関する情報とを取得する。管理装置500は、取得した情報をデータベース580などに記録し、管理する。
ここで、画像形成装置1により画像形成指示が受け付けられると、すなわちプリント機能が実行開始されると、次の動作が行われる。
すなわち、ステップS801において、画像形成装置1は、例えばユーザーからの画像形成指示を受け付ける。
ステップS803において、画像形成装置1は、プリント機能の実行に用いるための環境情報の取得要求を管理装置500に送信する。
ステップS805において、管理装置500は、取得要求を受けると、画像形成装置1の状態に関する情報の取得要求を画像形成装置1に送信する。
ステップS807において、画像形成装置1は、取得要求に対し、状態に関する情報を管理装置500に送信する。
ステップS809において、管理装置500は、画像形成装置1から送信された状態に関する情報を取得する。
ステップS811において、管理装置500は、画像形成装置1の状態に関する情報と、管理装置500で管理している各環境情報取得装置200の状態に関する情報とに基づいて、状態が画像形成装置1と同一である環境情報取得装置200を選択する。
ステップS813において、管理装置500は、選択した環境情報取得装置200により取得した環境情報を、画像形成装置1で使用される環境情報として確定する。
ステップS815において、管理装置500は、選択した環境情報取得装置200により取得した環境情報を、画像形成装置1に送信する。
ステップS817において、画像形成装置1は、送信された環境情報に基づいて、画像形成処理を実行する。これにより、環境情報を自ら取得できない画像形成装置1でも、環境情報を使用してプリント機能を実行できる。
なお、第2の実施の形態において、画像形成装置1の環境情報の取得態様のバリエーションとしては、上記のものを含め、例えば次のようなものが考えられる。画像形成装置1の環境情報の取得態様としては、これらのうちいずれが採用されていてもよい。
管理装置500では、各環境情報取得装置200で取得された環境情報や、各環境情報取得装置200の状態に関する情報が、随時、データベース580などに記録されている。管理装置500は、選択した環境情報取得装置200で取得された環境情報を画像形成装置1に送信し、画像形成装置1が送信された環境情報を用いることができる。これにより、画像形成装置1の処理負荷が小さくなる。
環境情報取得装置200の選択結果を受けた画像形成装置1の制御部40が、再度管理装置500にアクセスし、選択された環境情報取得装置200で取得された環境情報を管理装置500から取得してもよい。これにより、ネットワーク800の構成によっては、そのトラフィックを低減できる。
画像形成装置1の制御部40は、プリント機能の実行時において、各環境情報取得装置200で取得された環境情報を取得してRAM47などに記憶してもよい。その後環境情報取得装置200の選択結果を受けたとき、制御部40が、画像形成装置1の内部に記憶された環境情報のうち、選択された環境情報取得装置200により取得されたものを、使用する環境情報として速やかに取得することができる。
画像形成装置1の制御部40は、環境情報取得装置200の選択結果を受けたとき、選択された環境情報取得装置200にアクセスし、その環境情報により取得された環境情報を、使用する環境情報として取得することができる。これにより、管理装置500の処理負荷が小さくなる。
このように、第2の実施の形態でも、上述の第1の実施の形態の効果を得ることができる。また、管理装置500を利用することで、画像形成装置1の処理負荷を小さくすることができ、画像形成装置1をより簡素な構成を有し製造コストが低いものとすることができる。
[その他]
画像形成装置や環境情報取得装置のそれぞれが衛星利用測位システム(GPS)などを利用して自機の位置を取得し、画像形成装置が各環境情報取得装置とその位置を比較することで、同一環境である環境情報取得装置を特定するようにしてもよい。
画像形成装置は、プリント機能の実行時だけでなく、カラー画像形成部で行われる印字安定化動作など、環境が関係する動作が行われるときにおいても、上述のようにして環境情報取得装置により取得された環境情報を用いてもよい。
画像形成システムを構成する画像形成装置の1つ又は複数が、管理装置として機能するようにしてもよい。
位置判定処理又は状態判定処理のいずれか一方だけが行われるようにしてもよい。また、位置判定処理や状態判定処理のアルゴリズムや、状態が同一の環境情報取得装置を判定するアルゴリズムは、上述のものに限られない。例えば、複数の環境情報取得装置について並行して位置判定処理や状態判定処理が行われ、そのうち状態が同一といえる環境情報取得装置を判定するようにしてもよい。
画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンター、ファクシミリ装置やこれらの複合機(MFP)などいずれであってもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,901,902,903 画像形成装置
40 画像形成装置の制御部
46a 画像形成装置の制御プログラム
90,690 環境センサー
100 画像形成システム
101,101a,101b,101c 画像形成装置(環境情報取得装置の一例)
200 環境情報取得装置
500 管理装置
570 管理装置の制御プログラム
600 PC(環境情報取得装置の一例)
800 ネットワーク

Claims (37)

  1. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置であって、
    前記環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、
    前記状態取得手段により取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得手段とを備え、
    前記選択手段は、
    前記状態取得手段より取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定手段と、
    前記状態取得手段により取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定手段と、
    前記動作状態判定手段の判定結果と前記位置判定手段の判定結果とに基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定手段とを有する画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、前記環境情報取得装置が前記位置判定手段により前記画像形成装置と同一の環境にあると判定された場合、及び前記環境情報取得装置が前記動作状態判定手段により前記画像形成装置と同一の動作状態にあると判定された場合、のうち少なくとも一方の場合、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一状態であると判断する、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記位置判定手段は、各装置にその設置位置に対応して予め設定された識別子に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する、請求項又はに記載の画像形成装置。
  4. 前記位置判定手段は、前記環境情報取得装置が前記画像形成装置について代替機として選択されるものであるか否かに応じて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する、請求項からのいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記位置判定手段は、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置との間の通信状況に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する、請求項からのいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記位置判定手段は、前記画像形成装置及び前記環境情報取得装置のそれぞれの利用可能ユーザー情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する、請求項からのいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記動作状態判定手段は、前記状態取得手段により取得された情報に基づいて、
    前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移し、かつ、遷移後の経過時間が所定時間を超えている場合、
    前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移した場合であって、遷移後の時間経過の差が所定の時間範囲以内で、かつ、遷移する前の動作状態の継続時間が所定時間を超えている場合、及び
    前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移した場合であって、遷移後の経過時間が短く、かつ、遷移する前の動作状態での経過時間が所定時間を超えている場合、
    のうち少なくとも1つ以上の場合に、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の動作状態であると判定する、請求項からのいずれかに記載の画像形成装置。
  8. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置であって、
    前記環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、
    前記状態取得手段により取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得手段とを備え、
    前記状態取得手段により取得される前記状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、
    前記動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる画像形成装置。
  9. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置であって、
    前記環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、
    前記状態取得手段により取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得手段と、
    前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正手段とを備え、
    前記補正手段は、
    前記環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得手段と、
    前記画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得手段と、
    前記基準環境情報取得手段により取得された基準環境情報と、前記自機状態取得手段により取得された情報と、前記状態取得手段により取得された前記環境情報取得装置の状態とに基づいて、前記画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出手段とを有し、
    前記環境情報取得手段は、前記算出手段により算出された環境情報を取得する画像形成装置。
  10. 前記基準環境情報取得手段は、前記環境情報取得装置において前記状態が維持された時間と、前記環境情報取得装置についての環境の推移情報とに基づいて前記基準環境情報を算出し、
    前記自機状態取得手段は、前記画像形成装置において前記状態が維持された時間と、前記画像形成装置についての環境の推移情報とを取得する、請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記推移情報は、
    所定の動作状態が維持された時間と、装置内部の環境情報の変動量との関係を示す情報であり、
    各装置に予め設定されているか、又は各装置の動作に伴い更新されて設定されている、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記基準環境情報取得手段は、前記環境情報に基づいて前記環境情報取得装置により算出された基準環境情報を取得する、請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置であって、
    前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、
    前記状態取得手段により取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段は、
    前記状態取得手段より取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定手段と、
    前記状態取得手段により取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定手段と、
    前記動作状態判定手段の判定結果と前記位置判定手段の判定結果とに基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定手段とを有する管理装置。
  14. 前記判定手段は、前記環境情報取得装置が前記位置判定手段により前記画像形成装置と同一の環境にあると判定された場合、及び前記環境情報取得装置が前記動作状態判定手段により前記画像形成装置と同一の動作状態にあると判定された場合、のうち少なくとも一方の場合に、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一状態であると判断する、請求項13に記載の管理装置。
  15. 前記位置判定手段は、各装置にその設置位置に対応して予め設定された識別子に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する、請求項13又は14に記載の管理装置。
  16. 前記位置判定手段は、前記環境情報取得装置が前記画像形成装置について代替機として選択されるものであるか否かに応じて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する、請求項13から15のいずれかに記載の管理装置。
  17. 前記位置判定手段は、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置との間の通信状況に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する、請求項13から16のいずれかに記載の管理装置。
  18. 前記位置判定手段は、前記画像形成装置及び前記環境情報取得装置のそれぞれの利用可能ユーザー情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する、請求項13から17のいずれかに記載の管理装置。
  19. 前記動作状態判定手段は、前記状態取得手段より取得された情報に基づいて、
    前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移し、かつ、遷移後の経過時間が所定時間を超えている場合、
    前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移した場合であって、遷移後の時間経過の差が所定の時間範囲以内で、かつ、遷移する前の動作状態の継続時間が所定時間を超えている場合、及び
    前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが共に同一の動作状態に遷移した場合であって、遷移後の経過時間が短く、かつ、遷移する前の動作状態での経過時間が所定時間を超えている場合、
    のうち少なくとも1つ以上の場合に、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の動作状態であると判定する、請求項13から18のいずれかに記載の管理装置。
  20. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置であって、
    前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、
    前記状態取得手段により取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択手段とを備え、
    前記状態取得手段により取得される前記状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、
    前記動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる管理装置。
  21. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置であって、
    前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得手段と、
    前記状態取得手段により取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択手段と、
    前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正手段とを備え、
    前記補正手段は、
    前記環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得手段と、
    前記画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得手段と、
    前記基準環境情報取得手段により取得された基準環境情報と、前記自機状態取得手段により取得された情報と、前記状態取得手段により取得された前記環境情報取得装置の状態とに基づいて、前記画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出手段とを有する管理装置。
  22. 前記基準環境情報取得手段は、前記環境情報取得装置において前記状態が維持された時間と、前記環境情報取得装置についての環境の推移情報とに基づいて前記基準環境情報を算出し、
    前記自機状態取得手段は、前記画像形成装置において前記状態が維持された時間と、前記画像形成装置についての環境の推移情報とを取得する、請求項21に記載の管理装置。
  23. 前記推移情報は、
    所定の動作状態が維持された時間と、装置内部の環境情報の変動量との関係を示す情報であり、
    各装置に予め設定されているか、又は各装置の動作に伴い更新されて設定されている、請求項22に記載の管理装置。
  24. 前記基準環境情報取得手段は、前記環境情報に基づいて前記環境情報取得装置により算出された基準環境情報を取得する、請求項22又は23に記載の管理装置。
  25. 請求項13から24のいずれかに記載の管理装置と、それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置とを備える画像形成システムであって、
    前記管理装置の状態取得手段は、前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得し、
    前記管理装置の選択手段は、前記複数の環境情報取得装置のうち、前記画像形成装置の状態に対応する状態にあるものを選択し、
    前記画像形成装置は、
    前記選択手段により選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得手段を備える、画像形成システム。
  26. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御方法であって、
    前記環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップとを備え
    前記選択ステップは、
    前記状態取得ステップより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定ステップと、
    前記動作状態判定ステップの判定結果と前記位置判定ステップの判定結果とに基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定ステップとを有する、画像形成装置の制御方法。
  27. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御方法であって、
    前記環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップとを備え、
    前記状態取得ステップにより取得される前記状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、
    前記動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる、画像形成装置の制御方法。
  28. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御方法であって、
    前記環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップと、
    前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正ステップとを備え、
    前記補正ステップは、
    前記環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得ステップと、
    前記画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得ステップと、
    前記基準環境情報取得ステップにより取得された基準環境情報と、前記自機状態取得ステップにより取得された情報と、前記状態取得ステップにより取得された前記環境情報取得装置の状態とに基づいて、前記画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出ステップとを有し、
    前記環境情報取得ステップは、前記算出ステップにより算出された環境情報を取得する、画像形成装置の制御方法。
  29. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御方法であって、
    前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップとを備え
    前記選択ステップは、
    前記状態取得ステップより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定ステップと、
    前記動作状態判定ステップの判定結果と前記位置判定ステップの判定結果とに基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定ステップとを有する、管理装置の制御方法。
  30. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御方法であって、
    前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップとを備え、
    前記状態取得ステップにより取得される前記状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、
    前記動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる、管理装置の制御方法。
  31. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御方法であって、
    前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップと、
    前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正ステップとを備え、
    前記補正ステップは、
    前記環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得ステップと、
    前記画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得ステップと、
    前記基準環境情報取得ステップにより取得された基準環境情報と、前記自機状態取得ステップにより取得された情報と、前記状態取得ステップにより取得された前記環境情報取得装置の状態とに基づいて、前記画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出ステップとを有する、管理装置の制御方法。
  32. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップとコンピュータに実行させ
    前記選択ステップは、
    前記状態取得ステップより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定ステップと、
    前記動作状態判定ステップの判定結果と前記位置判定ステップの判定結果とに基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定ステップとを有する、画像形成装置の制御プログラム。
  33. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記状態取得ステップにより取得される前記状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、
    前記動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる、画像形成装置の制御プログラム。
  34. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置と通信可能に接続され、前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記環境情報取得装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された環境情報取得装置により取得された環境情報を取得する環境情報取得ステップと、
    前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記補正ステップは、
    前記環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得ステップと、
    前記画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得ステップと、
    前記基準環境情報取得ステップにより取得された基準環境情報と、前記自機状態取得ステップにより取得された情報と、前記状態取得ステップにより取得された前記環境情報取得装置の状態とに基づいて、前記画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出ステップとを有し、
    前記環境情報取得ステップは、前記算出ステップにより算出された環境情報を取得する、画像形成装置の制御プログラム。
  35. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御プログラムであって、
    前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップとをコンピュータに実行させ
    前記選択ステップは、
    前記状態取得ステップより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の動作状態にあるか否かを判定する動作状態判定ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一の環境にあるか否かを判定する位置判定ステップと、
    前記動作状態判定ステップの判定結果と前記位置判定ステップの判定結果とに基づいて、前記画像形成装置と前記環境情報取得装置とが同一状態であるか否かを判定する判定ステップとを有する、管理装置の制御プログラム。
  36. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御プログラムであって、
    前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記状態取得ステップにより取得される前記状態には、現在の動作状態が維持されている時間、現在の動作状態に遷移する1つ以上前の動作状態、及び前の動作状態が維持されていた時間のうち少なくとも1つに関する情報が含まれ、
    前記動作状態には、装置の電源がオンであるかオフであるか、待機動作、印字動作、省電力動作、及びエラー発生のうち少なくとも1つが含まれる、管理装置の制御プログラム。
  37. それぞれ環境情報を取得する複数の環境情報取得装置及び前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報に基づいて印刷を行う画像形成装置と通信可能に接続された管理装置の制御プログラムであって、
    前記環境情報取得装置及び前記画像形成装置のそれぞれの状態を取得する状態取得ステップと、
    前記状態取得ステップにより取得された情報に基づいて、前記画像形成装置の状態に対応する状態にある前記環境情報取得装置を選択する選択ステップと、
    前記複数の環境情報取得装置のいずれかにより取得された環境情報を補正する補正ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記補正ステップは、
    前記環境情報取得装置により取得された環境情報に基づく基準環境情報を取得する基準環境情報取得ステップと、
    前記画像形成装置の状態に関する情報を取得する自機状態取得ステップと、
    前記基準環境情報取得ステップにより取得された基準環境情報と、前記自機状態取得ステップにより取得された情報と、前記状態取得ステップにより取得された前記環境情報取得装置の状態とに基づいて、前記画像形成装置で使用可能な環境情報を算出する算出ステップとを有する、管理装置の制御プログラム。
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