JP5866547B2 - 畜舎 - Google Patents
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Description
長方形の床面と、
前記床面の長辺側に設けられた一対の側壁と、
前記床面の短辺側に設けられた一対の端壁と、
前記側壁と前記端壁との上方に配置された屋根を有し、
前記一対の側壁の第1側壁には、前記端壁の長さ以上に渡って、隣接する送風機のファンの直径以下の間隔で排出方向にプル側送風機が並設され、
前記一対の側壁の第2側壁には、前記プル側送風機の両端の送風機に対向する位置に吸引方向にプッシュ側送風機が配設され、前記プッシュ側送風機の間には、貫通孔が設けられていることを特徴とする。
図1に本発明に係る畜舎(牛舎)の斜視図を示す。また、図2には、牛舎1の側面図とその一部拡大図を示す。また、図3には、牛舎1の短辺方向の側面図を示す。図1、2、3を参照して、牛舎1は、長方形の床面10と、床面10の短辺側に設けられた端壁12a、12b(いずれか若しくは両方を「端壁12」とも呼ぶ。)と、床面10の長辺側に設けられた側壁14a、14b(いずれか若しくは両方を「側壁14」とも呼ぶ。)と、屋根16によって形成される。
図15には、制御器50による牛舎1内の換気のメインフローを示す。図15で示した制御器50の処理フローは、必ず終了判定(ステップS102)に戻る。つまり、制御器50は、各種の処理を繰り返し行う。なお、それぞれの処理の詳細は、メインフローの説明後に行う。
図16に外部要求処理(ステップS104)の詳細を示す。外部要求処理(ステップS104)に入ったら、デマンド要求がされているか否かを判断する(ステップS142)。デマンド要求がされている場合(ステップS142のY分岐)は、デマンド制御(ステップS1420)を行う。なお、デマンド制御(ステップS1420)を行ったら、終了処理(ステップS102)へ戻る(ステップS1421)。この処理によって、ステップS142において、デマンド要求がされなくなるまで、デマンド制御(ステップS1420)が繰り返される。
図17(a)にデマンド制御(ステップS1420)のフローを示す。デマンド制御が開始されたら、電源回路をオフにするまたはインバータによる抑制を行う(ステップS1422)。外部からの要求に応えるためである。次にアラームを行う(ステップS1424)。アラームは、音および警告灯の点灯、表示パネルへの表示若しくは、担当者の個人端末への無線による通知であってもよい。アラームを行ったらステップS1420の元の処理に戻り、終了判定(ステップS102)に戻る。
図17(b)にパラメータ設定(ステップS1440)のフローを示す。パラメータ設定は、制御器50のコンソールから要求および指示が行われる。パラメータ設定の処理に入ったら、各種のパラメータを手動で入力する(ステップS1442)。パラメータには、温度制御の上限温度、下限温度、制御周波数幅、THIモード移行の値Vth、補正THIの偏差定数、等のパラメータを設定する。
図18に手動モード動作(ステップS1460)のフローを示す。手動モード動作も制御器50のコンソールから指示するようにしてよい。手動モード動作が開始されると、まず現在の設定パラメータが制御器50の表示部に表示される(ステップS1462)。作業者は、その表示を参照しながら、それぞれのパラメータを変更する(ステップS1464)。入力が終了したら、制御器50は指定されたパラメータに基づいて、インバータに起動、周波数変更若しくは停止指令を送る(ステップS1466)。この処理によって、送風機の動作を強制的に指示することができる。終了したら、手動モード動作(ステップS1460)まで戻る。
図19に各種センサ処理(ステップS106)のフローを示す。各種センサ処理が開始されたら、まずアンモニア濃度(「NH3」と記した)が所定の濃度(THa)より高いか否かを判断する(ステップS1060)。所定の濃度(THa)より高い場合(ステップS1060のY分岐)は、ファンを最大回転にし、アンモニア濃度アラームを行う(ステップS1068)。アンモニア濃度アラームとは、牛舎1内のアンモニア濃度が所定の濃度以上になっていることを知らせるための警告である。アラームは、音および警告灯54の点灯、表示パネルへの表示若しくは、担当者の個人端末への無線による通知であってもよい。アラームを行ったら終了判定(ステップS102)に戻る(ステップS1070)。
図20に補正THI計算(ステップS110)の処理フローを示す。補正THI計算が開始されたら、制御器50は、温度センサ22、湿度センサ24、風速センサ26より温度、相対湿度、風速の各値を取得する(ステップS1100)。そして、(4)式に代入し、補正THIを求める(ステップS1102)。そして補正THI計算(ステップS110)に戻る(ステップS1104)。
図21に補正THI制御モード(ステップS122)の処理フローを示す。補正THI制御モードが開始されたら、まず送風機20a、20bを最大回転数で運転する(ステップS1220)。そして次に相対湿度RHの値が80%より高いか否かを判断する(ステップS1222)。相対湿度RHが80%より低い場合(ステップS1222のN分岐)は、細霧冷却ポンプ運転モード(ステップS130)を行い、補正THI制御モード(ステップS122)へ戻る(ステップS1228)。
図22に細霧冷却ポンプ運転モード(ステップS130)の処理フローを示す。細霧冷却ポンプ運転モードが開始されたら、細霧冷却ポンプ32を運転する(ステップS1300)。細霧冷却ポンプ32が稼働すると、牛舎1内に配置したノズルから細霧33が噴出する。
図23に温度制御モード(ステップS118)の処理フローを示す。温度制御モードが開始されたら、制御器50はインバータ出力値Fを以下の(5)式によって算出する(ステップS1182)。
図24に最低換気モード(ステップS120)の処理フローを示す。最低換気モードが開始されたら、必要換気量(Qmin)を算出する(ステップS1200)。なお、必要換気量は1分あたりの体積で表される。これは、牛舎1内に収容されている牛の頭数と、1頭あたりに必要な換気量を乗算することで求められる。1頭当たりに必要な換気量は公知の量であってよい。
本実施の形態に係る牛舎2は、実施の形態1の場合とほとんど同じである。したがって、同じ部分については説明を省略する。牛舎2は、牛舎2に収容した個々の牛に、生体モニタを取り付け、そのモニタ結果によって、環境を制御するものである。
図27には、生体センサ処理(ステップS112)の処理のフローを示す。生体センサ処理がスタートすると(ステップS112)、生体センサからの測定値を取得する(ステップS2002)。すでに説明したように、生体センサ検出器38が個々の生体センサからの測定値(バイタルサイン)を信号Sbiによって制御器51に送信してくる。このようにして、制御器51は、全ての生体センサからの測定値を取得する。
2 牛舎
10 床面
12 端壁
12a、12b 端壁
12w 端壁の長さ
13a、13b 開閉扉
14 側壁
14a、14b 側壁
14ah、14bh、14ah1、14ah2、14ah3 貫通孔
14at1、14at2 (側壁の)端
14w 側壁の長さ
14push プッシュ側
14pull プル側
15a、15b (貫通孔の)間隔
16 屋根
16h 軒高
17 両端壁の近傍
18 空気の流れ
19 (pull側送風機が並設された)幅
20、20a(プッシュ側送風機)、20b 送風機
20f (送風機の)前面
20r (送風機の)後面
20d ファンの直径
20w (送風機の)幅
20h (送風機の)高さ
22 温度センサ
24 湿度センサ
26 風速センサ
28 二酸化炭素センサ
30 アンモニアセンサ
32 細霧冷却ポンプ
33 細霧
34 吹き出しノズル
36 切断スイッチ
38 生体センサ検出器
50、51 制御器
52 入出力装置
52d 表示画面
52k 入力手段
54 警告灯
Claims (8)
- 長方形の床面と、
前記床面の長辺側に設けられた一対の側壁と、
前記床面の短辺側に設けられた一対の端壁と、
前記側壁と前記端壁との上方に配置された屋根を有し、
前記一対の側壁の第1側壁には、前記端壁の長さ以上に渡って、隣接する送風機のファンの直径以下の間隔で排出方向にプル側送風機が並設され、
前記一対の側壁の第2側壁には、前記プル側送風機の両端の送風機に対向する位置に吸引方向にプッシュ側送風機が配設され、前記プッシュ側送風機の間には、貫通孔が設けられていることを特徴とする畜舎。 - 前記貫通孔には、プッシュ側送風機が設けられていることを特徴とする請求項1に記載された畜舎。
- 前記ファンの直径が1m級の送風機が前記側壁に沿って12列以上配置され、前記側壁に沿った前記送風機の間隔が1m以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかの請求項に記載された畜舎。
- 温度センサと、湿度センサと、風速センサを有し、
前記温度センサと、前記湿度センサと、前記風速センサからの観測値と、予め決められる偏差定数を用いて、
(4)式で求められる補正THIの値に基づいて、前記送風機の回転数を制御する制御器を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載された畜舎。
ここで、Tは温度(℃)でありHは相対湿度(%)を表し、偏差定数は0.0から8.0までの実数値を表す - さらに前記畜舎内を冷却する冷却手段を有し、
前記制御器は、前記湿度センサで検出した湿度が所定湿度以下になった時には、前記冷却手段を稼働させることを特徴とする請求項4に記載された畜舎。 - さらに二酸化炭素センサを有し、
前記制御器は、前記畜舎内の二酸化炭素濃度が所定二酸化炭素濃度を越えたら前記送風機を最高回転数で運転させることを特徴とする請求項4または5の何れかの請求項に記載された畜舎。 - さらにアンモニアセンサを有し、
前記制御器は、前記畜舎内のアンモニア濃度が所定アンモニア濃度を越えたら前記送風機を最高回転数で運転させることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1の請求項に記載された畜舎。 - さらに前記畜舎内の家畜に取り付けた生体センサからのバイタルサインを受信する生体センサ検出器を有し、
前記バイタルサインに基づく特徴値が所定の値以上になった場合は、前記偏差定数の値を大きくすることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1の請求項に記載された畜舎。
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