JP5865981B1 - 自動運転制御装置および自動運転制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動運転される車両同士が道路上で対向した際に、通行の優先権を判定するための「手」を、後出しができない公平な方法で交換し合うことにより、後出しの疑念を払しょくすることができる自動運転制御装置および自動運転制御方法を得る。【解決手段】自動運転される車両同士が道路上で対向した際には、通行の優先権を判定するための「手」を、桁数が大きい素数の合成数を用いて、2回の送受信により交換し合うようにしている。【選択図】図4

Description

本発明は、自動運転される車両同士が道路上で対向した際の通行の優先権を、車車間通信を用いて判定する自動運転制御装置および自動運転制御方法に関するものである。
近年、車両の自動運転に関する技術開発が盛んに行われている(例えば、非特許文献1参照)。車両の自動運転では、例えば、自動運転される車両同士が狭い道路で対向した場合には、どちらが先に道路を通行するかを示す優先権を、車両に搭載された自動運転制御装置同士で判定する必要がある。
このとき、双方が自分を優先すると、狭い道路を両車両が同時に通行することができず、一方で、双方が相手を優先すると、両車両とも進行を始めず、道路を通行することができなくなってしまう。このような状況は、自動運転制御装置の判断基準や、情報を提供するカメラ等の精度をいくら改善しても起こり得る。
このような課題を解決する方法として、車両の自動運転制御装置同士で「じゃんけん」等を行い、その勝敗により通行の優先権を判定することが考えられる。例えば、「じゃんけん」を用いる場合は、双方が相手に対して「ぐー」、「ちょき」、「ぱー」のいずれかの「手」を、車車間通信を用いて同時に交換し合い、自分の「手」と相手の「手」とから勝敗を決めて通行の優先権を判定する。
「モーターファン イラストレーテッド(MotorFun illustrated) VOL.86 特集 自動運転」、三栄書房、2013年11月15日
しかしながら、実際の車車間通信には遅れが生じるため、通行の優先権を判定するための「手」を完全に同時に送受信することはできない。この結果、先に「手」を送信した側は、後で「手」送信した側に対して、こちらの「手」を見てから自分に有利な「手」を送信したのではないかという後出しの疑念を払しょくしきれないという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、自動運転される車両同士が道路上で対向した際に、通行の優先権を判定するための「手」を、後出しができない公平な方法で交換し合うことにより、後出しの疑念を払しょくすることができる自動運転制御装置および自動運転制御方法を得ることを目的とする。
本発明に係る自動運転制御装置は、自動運転される自車両と他車両の車両同士が道路上で対向した際の通行の優先権を、車両に備えられた車車間通信を行う通信装置を用いて「手」を交換し合うことにより判定する制御演算部を備えた、車両の自動運転制御装置であって、自車両の制御演算部は、第1回目の送受信として、自車両の「手」を表す素数1に、素数1とは異なる他車両には知られていない素数2を乗算して、第1合成数=素数1×素数2として他車両に送信するとともに、他車両の「手」を表す素数3に、素数3とは異なる自車両には知られていない素数4が乗算された、第2合成数=素数3×素数4を他車両から受信し、第2回目の送受信として、第1回目の送受信において受信した第2合成数に、素数2を乗算し、第3合成数=素数3×素数4×素数2として他車両に送信するとともに、第1回目の送受信において送信した第1合成数に、素数4が乗算された、第4合成数=素数1×素数2×素数4を他車両から受信し、「手」の取得処理として、第1回目の送受信において送受信した第1合成数および第2合成数と、第2回目の送受信で受信した第4合成数とから、「第1合成数×第2合成数/第4合成数=(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数1×素数2×素数4)=素数3」という演算により、他車両の「手」を表す素数3を取得するとともに、第1回目の送受信において送受信した第1合成数および第2合成数と、第2回目の送受信で受信した第3合成数とから、「第1合成数×第2合成数/第3合成数=(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数3×素数4×素数2)=素数1」という演算により、自車両の「手」を表す素数1を他車両が取得できるようにし、優先権の判定処理として、「手」の取得処理において取得した他車両の「手」を表す素数3と、自車両の「手」を表す素数1との勝敗により、自車両と他車両の通行の優先権を判定し、素数1、素数2、素数3、素数4は、第1回目の送受信が行われてから第2回目の送受信が行われるまでの時間内に、制御演算部を構成する中央演算装置が、第1合成数および第2合成数を素因数分解することができないだけの桁数を有するものである。
本発明に係る自動運転制御方法は、自動運転される自車両と他車両の車両同士が道路上で対向した際の通行の優先権を、車両に備えられた車車間通信を行う通信装置を用いて「手」を交換し合うことにより判定する制御演算部を備えた、車両の自動運転制御装置において用いられる自動運転制御方法であって、自車両の制御演算部において、第1回目の送受信ステップとして、自車両の「手」を表す素数1に、素数1とは異なる他車両には知られていない素数2を乗算して、第1合成数=素数1×素数2として他車両に送信するとともに、他車両の「手」を表す素数3に、素数3とは異なる自車両には知られていない素数4が乗算された、第2合成数=素数3×素数4を他車両から受信し、第2回目の送受信ステップとして、第1回目の送受信ステップにおいて受信した第2合成数に、素数2を乗算し、第3合成数=素数3×素数4×素数2として他車両に送信するとともに、第1回目の送受信ステップにおいて送信した第1合成数に、素数4が乗算された、第4合成数=素数1×素数2×素数4を他車両から受信し、「手」の取得ステップとして、第1回目の送受信ステップにおいて送受信した第1合成数および第2合成数と、第2回目の送受信ステップで受信した第4合成数とから、「第1合成数×第2合成数/第4合成数=(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数1×素数2×素数4)=素数3」という演算により、他車両の「手」を表す素数3を取得するとともに、第1回目の送受信ステップにおいて送受信した第1合成数および第2合成数と、第2回目の送受信ステップで受信した第3合成数とから、「第1合成数×第2合成数/第3合成数=(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数3×素数4×素数2)=素数1」という演算により、自車両の「手」を表す素数1を他車両が取得できるようにし、優先権の判定ステップとして、「手」の取得ステップにおいて取得した他車両の「手」を表す素数3と、自車両の「手」を表す素数1との勝敗により、自車両と他車両の通行の優先権を判定し、素数1、素数2、素数3、素数4は、第1回目の送受信ステップから第2回目の送受信ステップまでの時間内に、制御演算部を構成する中央演算装置が、第1合成数および第2合成数を素因数分解することができないだけの桁数を有するものである。
本発明に係る自動運転制御装置は、自動運転される車両同士が道路上で対向した際には、通行の優先権を判定するための「手」を、桁数が大きい素数の合成数を用いて送受信するようにしている。この結果、後出しができない公平な方法で「手」を交換し合うことにより、後出しの疑念を払しょくすることができる自動運転制御装置および自動運転制御方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る自動運転制御装置を備えた車両の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る自動運転制御装置によって自動運転される車両同士が道路上で対向した状況を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る自動運転制御装置によって自動運転される車両同士が道路上で同時に対向した状況を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る自動運転制御装置による自動運転制御方法を示すシーケンス図である。
以下、本発明における自動運転制御装置および自動運転制御方法の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。なお、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る自動運転制御装置10を備えた車両1の構成を示す概略図である。自動運転とは、図1に示すように、車両1に搭載された自動運転制御装置10の制御演算部(図示せず)が、車両1の運転者に代わって、下記の「認知」、「判断」、「操作」処理を行うものである(例えば、非特許文献1 p.33参照)。
「認知」:車両1に備えられたカメラ15およびGPS16等からの情報を基に、画像認識等を行うことで道路状況を把握する(例えば、非特許文献1 p.69参照)。
「判断」:「認知」の結果を基に、車両1をどのように操作するかを決定する。
「操作」:「判断」の結果を基に、アクセル12、ブレーキ13、ステアリング14の操作(アクチュエーション)を行う。
また、近接する複数の車両1が、車車間通信を行う通信装置11を備えている場合には、「認知」および「判断」の結果を、お互いに交換し合うことも可能である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る自動運転制御装置10によって自動運転される車両1同士が道路上で対向した状況を示す説明図である。自動運転においては、追い越し、交差点の通行等の様々な状況が想定される(例えば、非特許文献1 p.39参照)。
このような状況の1つとして、図2に示すように、自動運転される自車両1aと他車両1bの車両1同士が、狭い道路上で対向した場合には、どちらの車両1が先に道路を通行するかを示す優先権を、車両1に搭載された自動運転制御装置10を用いて「判断」する状況も発生する。
なお、図2には、自車両1aが、他車両1bよりも先に、狭い道路に到着した場合を示している。このような場合には、車両1の自動運転制御装置10は、カメラ15およびGPS16等を用いて認知した自車両1aおよび他車両1bの位置と、他車両1bを認識した時刻等とから、自動運転制御装置10の制御演算部が、自車両1aと他車両1bのどちらが先に道路を通行するかを示す優先権を判定する。
具体的には、自車両1aの自動運転制御装置10は、自分が先に狭い道路に到着したと「認知」し、自分が先に道路を通行するべきだと「判断」する。一方で、他車両1bの自動運転制御装置10は、自分が後から狭い道路に到着したと「認知」し、自分は後から通行するべきだと「判断」する。
この「判断」を、自車両1aと他車両1bとで交換した結果、自車両1aと他車両1bの双方の優先権についての「判断」が一致するため、自車両1aおよび他車両1bの双方が、自車両1aが先に道路を通行するように各車両1を「操作」して、順番に狭い道路を通過することができる。
このように、自車両1aと他車両1bとで狭い道路に到着したタイミングが異なる場合には、自車両1aと他車両1bの双方の優先権についての「判断」が一致するため、双方の車両1は、狭い道路を順番に通過することができる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る自動運転制御装置10によって自動運転される車両1同士が道路上で同時に対向した状況を示す説明図である。一方で、図3に示すように、自動運転される自車両1aと他車両1bとが、狭い道路に同時に到着したときは、カメラ15およびGPS16等のセンサーによる道路状況の「認知」の誤差から、自車両1aと他車両1bとで自動運転制御装置10の判断が異なる場合がある。
このような車両1間の通行の優先権の判断が異なる場合でも、自車両1aおよび他車両1bの双方が、車車間通信を行う通信装置11を備えている場合には、車両1の自動運転制御装置10同士で、例えば、「じゃんけん」等の「手」を交換し合うことにより、その勝敗により通行の優先権を判定することが可能である。
しかしながら、前述のように、実際には、通行の優先権を判定するための「手」を完全に同時に送受信することはできないため、お互いが、相手に対して後出しの疑念を払しょくしきれないという課題がある。
そこで、本実施の形態1では、自動運転される車両1同士が道路上で同時に対向した場合には、通行の優先権を判定するための「手」を、桁数が大きい素数の積からなる合成数を用いて送受信するようにしている。この結果、後出しができない公平性が保証された方法によって「手」を交換し合うことができる。
具体的には、桁数が大きい素数の合成数の素因数分解が困難であるという性質を利用して、他車両1bと自車両1aとが「手」の送受信を2回行わないと、相手の「手」を取得できないようにしている。すなわち、自車両1aおよび他車両1bとも、第1回目の送受信を行った時点では、お互いに相手の「手」を知ることができず、第2回目の送受信を行った時点で初めて、相手の「手」を知ることができる。
ここで、第2回目の送受信では、第1回目の送受信の結果を用いるため、他車両1bおよび自車両1aは、第1回目の送受信後には、「手」を変更することができない。これにより、後出しができない公平性が保証された方法によって「手」を交換し合うことができる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る自動運転制御装置10による自動運転制御方法を示すシーケンス図である。以下、図4を用いて、自動運転制御装置10による自動運転制御方法について具体的に説明する。
「手」の素数化:
まず、自車両1aの自動運転制御装置10の制御演算部は、自車両1aの「手」を表す素数1と、素数1とは異なる他車両1bには知られていない素数2とを用意する。
また、他車両1bの自動運転制御装置10の制御演算部も同様に、他車両1bの「手」を表す素数3と、素数3とは異なる自車両1aには知られていない素数4とを用意する。
ここで、素数1、素数2、素数3、素数4としては、自動運転制御装置10の制御演算部を構成する中央演算装置が、これらの積で表される合成数を素因数分解することが困難なだけの桁数を有するものを用いる。より具体的な桁数の条件については後述する。
次に、自車両1aの自動運転制御装置10の制御演算部は、素数1を、例えば、pを自然数qで割った余りが、「手」を表す値rとなるように、下式(1)で表される素数pに割り当てる。
=q×n+r (但し、nは自然数) (1)
また、素数2についても同様に、pを自然数qで割った余りが、「手」とは異なる余りrとなるように、上式(1)で表される素数pに割り当てる。
具体的には、「手」の勝敗の判定方法として、例えば、「じゃんけん」のような「3すくみ」のルールを用いる場合には、自車両1aの制御演算部は、自車両1aの「手」を表す素数1として、p=5n+1、p=5n+2、p=5n+3を、それぞれ、「ぐー」、「ちょき」、「ぱー」に割り当てる。そして、素数2として、p=5n+4を割り当てる。
同様に、他車両1bの自動運転制御装置10の制御演算部は、素数3を、例えば、pを自然数qで割った余りが、「手」を表す値rとなるように、下式(2)で表されるpに割り当てる。
=q×m+r (但し、mは自然数) (2)
また、素数4についても同様に、pを自然数qで割った余りが、「手」とは異なる余りrとなるように、上式(2)で表される素数pに割り当てる。
なお、自然数n、mは、全ての「手」で同じ値である必要はなく、「手」毎に異なっていてもよい。実際のところ、5k+1、5k+2、5k+3、…が、全て素数となっている保証はないので(例えば、少なくとも偶数は素数でない)、自然数n、mは「手」毎に変える必要がある。また、自然数n、mが全ての「手」で同じ値であると、合成数の素因数分解が容易にできてしまうので、この理由からも、自然数n、mは、「手」毎に変えるのが望ましい。
また、上式(1)および上式(2)において、自然数qを5としたのは、「じゃんけん」の「手」を表す3種類数の素数1と、素数1とは異なる素数2の、少なくとも合計4つの素数を表現できるようにするためである。したがって、勝敗の判定方法として「じゃんけん」を用いる場合には、自然数qは5以上であればよく、必ずしも5に限定されるものではない。また、勝敗の判定方法として「じゃんけん」以外の、例えば「手」の種類Nが4つ以上の「Nすくみ」を用いる場合は、自然数qはN+2以上であればよい。
第1回目の送受信:
次に、自車両1aの制御演算部は、自車両1aの「手」を表す素数1に、素数1とは異なる素数2を乗算して、第1合成数=素数1×素数2として他車両1bに送信する。
また、自車両1aの制御演算部は、他車両1bの「手」を表す素数3に、素数3とは異なる素数4が乗算された、第2合成数=素数3×素数4を他車両1bから受信する。
この第1回目の送受信後の時点では、桁数が大きい素数の合成数の素因数分解が困難であるという性質から、自車両1aおよび他車両1bは、お互いに、相手の「手」を表す素数1および素数3を、素因数分解によって知ることはできない。
第2回目の送受信:
次に、自車両1aの制御演算部は、第1回目の送受信において受信した第2合成数に、素数2を乗算して、第3合成数=素数3×素数4×素数2として他車両1bに送信する。
また、自車両1aの制御演算部は、第1回目の送受信において送信した第1合成数に、素数4が乗算された、第4合成数=素数1×素数2×素数4を他車両1bから受信する。
「手」の取得:
この第2回目の送受信後の時点では、自車両1aの制御演算部は、第1回目の送受信において送受信した第1合成数および第2合成数と、第2回目の送受信で受信した第4合成数とが分かっているので、
第1合成数×第2合成数/第4合成数
=(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数1×素数2×素数4)
=素数3
という演算により、他車両1bの「手」を表す素数3を取得することができる。
また、他車両1bの制御演算部は、第1回目の送受信において送受信した第1合成数および第2合成数と、第2回目の送受信で受信した第3合成数とが分かっているので、
第1合成数×第2合成数/第3合成数
=(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数3×素数4×素数2)
=素数1
という演算により、自車両1aの「手」を表す素数1を取得することができる。
このように、自車両1aおよび他車両1bとも、第1回目の送受信を行った時点では、お互いに相手の「手」を知ることができず、また、第1回目の送受信後には、「手」を変更することができないため、後出しができない公平性が保証された方法によって「手」を交換し合うことが可能である。
この後、自車両1aおよび他車両1bは、「じゃんけん」のルールを用いて、自車両1aの「手」と他車両1bの「手」とから勝敗を判定することにより通行の優先権を判定する。なお、双方の「手」が同じで勝敗がつかない場合には、勝敗がつくまで上記の手順を繰り返す。
なお、素数1、素数2、素数3、素数4の桁数は、第1回目の送受信が行われてから第2回目の送受信が行われるまでの時間内に、自動運転制御装置10の制御演算部を構成する中央演算装置が、素数1×素数2および素数3×素数4を素因数分解することができないだけの桁数を有していればよい。
以上のように、実施の形態1では、自動運転される車両同士が道路上で対向した際には、通行の優先権を判定するための「手」を、桁数が大きい素数の合成数を用いて送受信するようにしている。この結果、後出しができない公平な方法で「手」を交換し合うことができる自動運転制御装置および自動運転制御方法を得ることができる。
なお、以上では、「手」の勝敗の判定方法として、「じゃんけん」のルールを用いる場合について説明したが、本実施の形態1の自動運転制御方法は、必ずしも「じゃんけん」に限定されるものではない。例えば、「手」の種類Nが4つ以上の「Nすくみ」や、車両が3以上の場合には「多数決」等の方法を用いることも可能である。
1 車両、1a 自車両、1b 他車両、10 自動運転制御装置、11 通信装置、12 アクセル、13 ブレーキ、14 ステアリング、15 カメラ、16 GPS。

Claims (4)

  1. 自動運転される自車両と他車両の車両同士が道路上で対向した際の通行の優先権を、前記車両に備えられた車車間通信を行う通信装置を用いて「手」を交換し合うことにより判定する制御演算部を備えた、前記車両の自動運転制御装置であって、
    前記自車両の前記制御演算部は、
    第1回目の送受信として、
    前記自車両の「手」を表す素数1に、前記素数1とは異なる前記他車両には知られていない素数2を乗算して、第1合成数=素数1×素数2として前記他車両に送信するとともに、
    前記他車両の「手」を表す素数3に、前記素数3とは異なる前記自車両には知られていない素数4が乗算された、第2合成数=素数3×素数4を前記他車両から受信し、
    第2回目の送受信として、
    前記第1回目の送受信において受信した前記第2合成数に、前記素数2を乗算し、第3合成数=素数3×素数4×素数2として前記他車両に送信するとともに、
    前記第1回目の送受信において送信した前記第1合成数に、前記素数4が乗算された、第4合成数=素数1×素数2×素数4を前記他車両から受信し、
    「手」の取得処理として、
    前記第1回目の送受信において送受信した前記第1合成数および前記第2合成数と、前記第2回目の送受信で受信した前記第4合成数とから、
    第1合成数×第2合成数/第4合成数
    =(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数1×素数2×素数4)
    =素数3
    という演算により、前記他車両の「手」を表す前記素数3を取得するとともに、
    前記第1回目の送受信において送受信した前記第1合成数および前記第2合成数と、前記第2回目の送受信で受信した前記第3合成数とから、
    第1合成数×第2合成数/第3合成数
    =(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数3×素数4×素数2)
    =素数1
    という演算により、前記自車両の「手」を表す前記素数1を前記他車両が取得できるようにし、
    優先権の判定処理として、
    前記「手」の取得処理において取得した前記他車両の「手」を表す前記素数3と、前記自車両の「手」を表す前記素数1との勝敗により、前記自車両と前記他車両の前記通行の優先権を判定し、
    前記素数1、前記素数2、前記素数3、前記素数4は、前記第1回目の送受信が行われてから前記第2回目の送受信が行われるまでの時間内に、前記制御演算部を構成する中央演算装置が、前記第1合成数および前記第2合成数を素因数分解することができないだけの桁数を有する
    自動運転制御装置。
  2. 前記素数1は、自然数qで割った余りが、「手」を表す値rとなるように、下式(1)で表される素数pに割り当てられ、
    =q×n+r (但し、nは自然数) (1)
    前記素数2は、前記自然数qで割った余りが、「手」とは異なる余りrとなるように、上式(1)で表される素数pに割り当てられ、
    前記素数3は、前記自然数qで割った余りが、「手」を表す値rとなるように、下式(2)で表されるpに割り当てられ、
    =q×m+r (但し、mは自然数) (2)
    前記素数4は、前記自然数qで割った余りが、「手」とは異なる余りrとなるように、上式(2)で表される素数pに割り当てられた
    請求項1に記載の自動運転制御装置。
  3. 前記自車両の「手」を表す前記素数1と、前記他車両の「手」を表す前記素数3との勝敗の判定方法として、「じゃんけん」の「3すくみ」のルールを用い、
    前記自然数q=5である
    請求項2に記載の自動運転制御装置。
  4. 自動運転される自車両と他車両の車両同士が道路上で対向した際の通行の優先権を、前記車両に備えられた車車間通信を行う通信装置を用いて「手」を交換し合うことにより判定する制御演算部を備えた、前記車両の自動運転制御装置において用いられる自動運転制御方法であって、
    前記自車両の前記制御演算部において、
    第1回目の送受信ステップとして、
    前記自車両の「手」を表す素数1に、前記素数1とは異なる前記他車両には知られていない素数2を乗算して、第1合成数=素数1×素数2として前記他車両に送信するとともに、
    前記他車両の「手」を表す素数3に、前記素数3とは異なる前記自車両には知られていない素数4が乗算された、第2合成数=素数3×素数4を前記他車両から受信し、
    第2回目の送受信ステップとして、
    前記第1回目の送受信ステップにおいて受信した前記第2合成数に、前記素数2を乗算し、第3合成数=素数3×素数4×素数2として前記他車両に送信するとともに、
    前記第1回目の送受信ステップにおいて送信した前記第1合成数に、前記素数4が乗算された、第4合成数=素数1×素数2×素数4を前記他車両から受信し、
    「手」の取得ステップとして、
    前記第1回目の送受信ステップにおいて送受信した前記第1合成数および前記第2合成数と、前記第2回目の送受信ステップで受信した前記第4合成数とから、
    第1合成数×第2合成数/第4合成数
    =(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数1×素数2×素数4)
    =素数3
    という演算により、前記他車両の「手」を表す前記素数3を取得するとともに、
    前記第1回目の送受信ステップにおいて送受信した前記第1合成数および前記第2合成数と、前記第2回目の送受信ステップで受信した前記第3合成数とから、
    第1合成数×第2合成数/第3合成数
    =(素数1×素数2)×(素数3×素数4)/(素数3×素数4×素数2)
    =素数1
    という演算により、前記自車両の「手」を表す前記素数1を前記他車両が取得できるようにし、
    優先権の判定ステップとして、
    前記「手」の取得ステップにおいて取得した前記他車両の「手」を表す前記素数3と、前記自車両の「手」を表す前記素数1との勝敗により、前記自車両と前記他車両の前記通行の優先権を判定し、
    前記素数1、前記素数2、前記素数3、前記素数4は、前記第1回目の送受信ステップから前記第2回目の送受信ステップまでの時間内に、前記制御演算部を構成する中央演算装置が、前記第1合成数および前記第2合成数を素因数分解することができないだけの桁数を有する
    自動運転制御方法。
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