JP5865475B2 - 基板保持装置及びパターン転写装置並びにパターン転写方法 - Google Patents

基板保持装置及びパターン転写装置並びにパターン転写方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、基板保持装置及びパターン転写装置並びにパターン転写方法に関
する。
半導体リソグラフィ工程において、基板(半導体ウェーハ)上に所定のパターンを転写
させるパターン転写装置が用いられる。パターン転写装置は、基板を着脱可能に保持する
基板保持装置を含む。半導体リソグラフィ工程において、予め基板に形成されたパターン
の上に、新たなパターンを転写させる場合の精度(以下、重ね合わせ精度と称す)の向上
が望まれる。重ね合わせ精度を低下させる要因に、基板の歪みがある。基板保持装置及び
パターン転写装置において、基板の歪みを適切に調整することが望まれる。
WO2003/052804号公報 特開2005−277117号公報
本発明の実施形態は、保持された基板の歪みを適切に調整できる基板保持装置及びパタ
ーン転写装置並びにパターン転写方法を提供する。
本発明の実施形態によれば、本体部と、複数の第1支持部と、を備えた基板保持装置が
提供される。前記本体部は、主面を有する。前記本体部は、板状である。前記複数の第1
支持部は、前記主面上に配置される。前記複数の第1支持部のそれぞれは、基板を吸着可
能な吸着部を有する。前記吸着部は、前記主面に対して垂直な第1方向と、前記主面に対
して平行な第2方向と、に沿って移動可能である。
図1(a)及び図1(b)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の構成を例示する模式図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の一部の構成を例示する模式的断面図である。 図3(a)〜図3(c)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の一部の構成を例示する模式的上面図である。 図4(a)及び図4(b)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の一部の構成を例示する模式的断面図である。 図5(a)〜図5(d)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の構成を例示する模式的断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、第1の実施形態に係る別の基板保持装置の一部の構成を例示する模式的断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、第1の実施形態に係る別の基板保持装置の一部の構成を例示する模式的断面図である。 第2の実施形態に係るパターン転写装置の構成を例示する模式図である。 図9(a)及び図9(b)は、第2の実施形態に係るパターン転写装置の特性を例示する模式図である。 第2の実施形態に係るパターン転写装置のパターン転写方法を例示するフローチャートである。 第2の実施形態に係る別のパターン転写装置の構成を例示する模式図である。 第2の実施形態に係る別のパターン転写装置の構成を例示する模式図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の
大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場
合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同
一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)及び図1(b)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の構成を例示する模
式図である。
図1(a)は、模式的上面図であり、図1(b)は、模式的断面図である。
図1(a)及び図1(b)に表したように、本実施形態に係る基板保持装置110は、
本体部10と、複数の第1支持部11と、を備える。
基板保持装置110は、基板5を着脱可能に保持する。基板5は、例えば、板状である
。より詳しくは、円板状である。基板5は、例えば、半導体ウェーハである。基板保持装
置110は、例えば、半導体リソグラフィ工程において、パターンを転写させる基板5の
保持に用いられる。
本体部10は、例えば、板状である。より詳しくは、円板状である。本体部10は、基
板5と対向する主面10aを有する。本体部10の主面10aの径は、例えば、基板5の
径よりも大きい。すなわち、主面10aの面積は、基板5の主面5aの面積よりも広い。
以下、この例では、主面10aに対して垂直な第1方向をZ軸方向とする。Z軸方向に
対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向を
Y軸方向とする。この例では、例えば、X軸方向が、第2方向である。例えば、Y軸方向
が、第3方向である。
複数の第1支持部11は、本体部10に設けられる。複数の第1支持部11は、例えば
、主面10aに所定のパターンで配置される。第1支持部11は、吸引を行うための吸引
口20aを有する先端部20を含む。第1支持部11は、例えば、吸引管路21を含む。
第1支持部11は、例えば、筒状である。先端部20は、例えば、筒状の第1支持部11
の先端面20bである。吸引口20aは、例えば、吸引管路21のうちの、先端面20b
に露呈された部分である。第1支持部11は、吸引口20aの吸引によって先端部20に
吸着させることにより、板状の基板5を支持する。すなわち、第1支持部11において、
先端部20は、基板5を吸着可能な吸着部22である。
吸引管路21は、本体部10の内部に設けられた排気管路10bに接続される。複数の
第1支持部11のそれぞれの吸引管路21は、例えば、排気管路10bにおいて、1本に
まとめられる。排気管路10bは、例えば、図示を省略した配管などを介して、ポンプ6
に接続される。これにより、ポンプ6から排気管路10b及び吸引管路21を介して吸引
口20aへと至る経路が形成される。ポンプ6は、排気管路10bに対して負圧を付与す
る。これにより、ポンプ6の駆動によって、吸引口20aから吸引が行われる。
例えば、ポンプ6から吸引口20aに至る管路内を負圧にすることで、複数の第1支持
部11のそれぞれに、基板5が吸着保持される。例えば、ポンプ6から吸引口20aに至
る管路内を大気圧に戻すことで、複数の第1支持部11による基板5の吸着が解除される
。これにより、基板保持装置110において、基板5が、着脱可能に保持される。
ポンプ6は、例えば、基板保持装置110に内蔵させてもよい。この例では、ポンプ6
の駆動により、複数の第1支持部11のそれぞれの吸引口20aから同時に吸引が行われ
る。例えば、吸引管路21を開閉するバルブを複数の第1支持部11のそれぞれに設ける
ことにより、吸引を行う吸引口20aを選択できるようにしてもよい。また、複数の第1
支持部11のそれぞれにポンプを設け、それらのポンプの駆動を制御することによって、
吸引を行う吸引口20aを選択できるようにしてもよい。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の一部の構成を例示
する模式的断面図である。
図2(a)及び図2(b)に表したように、第1支持部11は、例えば、第1筒部31
と、第2筒部32と、第1垂直方向駆動部41と、を含む。
第1筒部31及び第2筒部32は、例えば、Z軸方向に沿う筒状である。第1筒部31
は、本体部10に取り付けられる。第1筒部31の内径は、例えば、第2筒部32の外径
と実質的に同じである。第2筒部32は、第1筒部31の内部に嵌っている。第2筒部3
2は、第1筒部31にガイドされ、Z軸方向に移動する。この例において、先端部20は
、第2筒部32に形成される。吸引管路21は、第1筒部31の内部空間と、第2筒部3
2の内部空間と、によって形成される。第1筒部31は、内側に向かって突出する突出部
31aを有する。第2筒部32は、内側に向かって突出する突出部32aを有する。
第1垂直方向駆動部41は、例えば、圧電素子である。第1垂直方向駆動部41は、例
えば、入力された電圧に応じてZ軸方向に伸縮する。第1垂直方向駆動部41の一端は、
突出部31aを介して第1筒部31に固定されている。第1垂直方向駆動部41の他端は
、突出部32aを介して第2筒部32に固定されている。従って、第1垂直方向駆動部4
1を伸縮させると、第2筒部32がZ軸方向に移動する。
第1垂直方向駆動部41の先端41aは、先端面20bよりも僅かに突出している。こ
うすれば、先端面20bを基板5に接触させる場合に比べて、基板5に対する接触面積が
、小さくなる。これにより、基板5を第1支持部11に支持させる場合の、基板5の傷付
きを抑えることができる。この例において、先端41aは、平面状に形成されている。
先端部20(吸着部22)は、主面10aからみたZ軸方向に沿う高さが低い第1状態
と、主面10aからみたZ軸方向に沿う高さが第1状態よりも高い第2状態と、の間で、
Z軸方向に沿って移動可能である。
以下、第1状態の先端部20の位置を基準位置と称す。第2状態の先端部20の位置を
突出位置と称す。すなわち、第1支持部11は、基準位置と、基準位置よりも主面10a
から突出させた突出位置と、の間で、Z軸方向に先端部20を移動させる。この例におい
て、基準位置は、例えば、図2(a)に表した位置である。突出位置は、例えば、図2(
b)に表した位置である。この例において、基準位置は、主面10aから突出している。
突出位置は、例えば、基準位置よりもさらに主面10aから突出させた位置である。すな
わち、主面10aと突出位置との間の距離は、主面10aと基準位置との間の距離よりも
長い。先端部20のZ軸方向の移動量(第1垂直方向駆動部41の伸び量)は、例えば、
100μm以上300μm以下である。
図3(a)〜図3(c)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の一部の構成を例示す
る模式的上面図である。
図3(a)〜図3(c)に表したように、第1支持部11は、主面10aと平行な方向
に先端部20を移動させるための平行方向駆動部42を、さらに含む。
平行方向駆動部42は、X軸方向に先端部20を移動させるX軸方向駆動部43と、Y
軸方向に先端部20を移動させるY軸方向駆動部44と、を含む。
第1筒部31は、例えば、四角柱に円柱状の貫通孔を形成した筒体である。本体部10
には、第1支持部11を配置するための矩形状の開口10cが形成される。開口10cに
おいて、例えば、2つの側面は、X軸方向を向き、残りの2つの側面は、Y軸方向を向く
。第1支持部11の一部は、開口10c内に入り込む。第1支持部11において、例えば
、2つの側面は、X軸方向を向き、残りの2つの側面は、Y軸方向を向く。
X軸方向駆動部43は、第1筒部31のうちのX軸方向を向く1つの側面に取り付けら
れる。X軸方向駆動部43は、開口10cのX軸方向を向く側面に取り付けられる。この
際、X軸方向駆動部43は、例えば、図示を省略したレールなどを介して、Y軸方向にス
ライド可能に開口10cの側面に取り付けられる。
Y軸方向駆動部44は、第1筒部31のうちのY軸方向を向く1つの側面に取り付けら
れる。Y軸方向駆動部44は、開口10cのY軸方向を向く側面に取り付けられる。この
際、Y軸方向駆動部44は、例えば、図示を省略したレールなどを介して、X軸方向にス
ライド可能に開口10cの側面に取り付けられる。
このように、第1支持部11は、X軸方向駆動部43及びY軸方向駆動部44を介して
、X軸方向及びY軸方向に沿って移動可能に本体部10に取り付けられる。
X軸方向駆動部43及びY軸方向駆動部44は、例えば、圧電素子である。X軸方向駆
動部43は、例えば、入力された電圧に応じてX軸方向に伸縮する。Y軸方向駆動部44
は、例えば、入力された電圧に応じてY軸方向に伸縮する。
図3(a)は、X軸方向駆動部43とY軸方向駆動部44とが、最も縮んだ状態を表し
ている。図3(b)に表したように、X軸方向駆動部43を伸長させると、第1筒部31
及び第2筒部32が、X軸方向に移動する。図3(c)に表したように、Y軸方向駆動部
44を伸長させると、第1筒部31及び第2筒部32が、Y軸方向に移動する。
このように、第1支持部11は、X軸方向駆動部43及びY軸方向駆動部44の駆動に
より、主面10aと平行な方向(X−Y平面に沿う方向)に先端部20を移動させる。先
端部20のX軸方向の移動量(X軸方向駆動部43の伸び量)は、例えば、10μm以下
である。先端部20のY軸方向の移動量(Y軸方向駆動部44の伸び量)は、例えば、1
0μm以下である。
X−Y平面に沿う方向における先端部20の移動方向は、X軸方向及びY軸方向に限定
されない。先端部20は、例えば、主面10aの放射方向と、径方向と、に移動させても
よい。先端部20の移動方向は、X−Y平面に沿う任意の1つ以上の方向でよい。
基板保持装置110は、複数の第2支持部12を、さらに備える。第2支持部12は、
本体部10に設けられる。複数の第2支持部12は、例えば、主面10aに所定のパター
ンで配置される。
図4(a)及び図4(b)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の一部の構成を例示
する模式的断面図である。
図4(a)及び図4(b)に表したように、第2支持部12は、例えば、可動部51と
、第2垂直方向駆動部52と、を含む。
可動部51は、例えば、Z軸方向に沿って延びる棒状である。可動部51は、例えば、
Z軸方向に移動可能に本体部10に取り付けられる。第2垂直方向駆動部52は、可動部
51に駆動力を付与し、可動部51をZ軸方向に移動させる。第2垂直方向駆動部52に
は、例えば、圧電素子、モータ、または、ソレノイドなどが用いられる。
第2支持部12は、第1状態の吸着部22の位置から第2状態の吸着部22の位置に向かう方向の端51aを有する。端51aは、例えば、上端である。端51aは、主面10aからみたZ軸方向に沿う高さが第状態の高さよりも低い第3状態と、主面10aからみたZ軸方向に沿う高さが第2状態の高さよりも高い第4状態と、を有する。
以下、第3状態の端51aの位置を第1位置と称す。第4状態の端51aの位置を第2
位置と称す。すなわち、第2支持部12は、第2垂直方向駆動部52の駆動により、第1
支持部11の基準位置よりも突出しない第1位置と、第1支持部11の突出位置よりも主
面10aから突出させた第2位置と、の間で、Z軸方向に可動部51を移動させる。
第1位置にある可動部51の端51aは、基準位置にある第1支持部11の先端部20
よりも主面10aから突出しない。第1位置にある端51aの主面10aからの高さは、
基準位置にある先端部20の主面10aからの高さと実質的に同じでもよい。第1位置は
、例えば、図4(a)に表した位置である。
第2位置にある可動部51の端51aは、突出位置にある第1支持部11の先端部20
よりも主面10aから突出する。第2位置は、例えば、図4(b)に表した位置である。
複数の第2支持部12は、それぞれの端51aを基板5に接触させることにより、基板
5を支持する。第2支持部12は、例えば、搬送装置(図示は省略)などから基板5を受
け取る場合に用いられる。基板保持装置110では、例えば、基板5を受け取る場合に、
複数の第2支持部12の可動部51を第2位置に移動させ、複数の第2支持部12に基板
5を支持させる。複数の第2支持部12は、基板5を支持した状態で、第2位置から第1
位置に、それぞれの可動部51を移動させる。複数の第2支持部12は、第1位置に移動
する間に、支持した基板5を複数の第1支持部11に受け渡す。このように、複数の第2
支持部12は、搬送装置などから基板5を受け取り、その基板5を複数の第1支持部11
に案内する。なお、複数の第2支持部12のそれぞれに、基板5を吸着する機構を設けて
もよい。
基板保持装置110は、第3支持部13を、さらに備える。第3支持部13は、本体部
10の主面10aに設けられる。第3支持部13は、例えば、円環状の突起である。第3
支持部13の径は、例えば、基板5の径に対応する。第3支持部13は、例えば、複数の
第1支持部11に保持された基板5の外周部5eと対向する位置に設けられる。第3支持
部13の先端13aの主面10aからの高さは、例えば、基準位置にある第1支持部11
の先端部20の主面10aからの高さよりも低い。第3支持部13は、例えば、複数の第
1支持部11の上に載せられた基板5が傾いた場合などに、基板5と接触し、基板5の外
周部5e付近を支持する。第3支持部13は、環状に限らず、例えば、部分的に途切れて
いてもよい。
基板保持装置110は、第1計測部61と、第2計測部62と、をさらに備える。
第1計測部61は、複数の第1支持部11のそれぞれの先端部20の主面10aからの
高さを計測する。第1計測部61は、例えば、発光部61aと、受光部61bと、を含む
。第1計測部61は、例えば、発光部61aから照射される光を受光部61bで受光し、
その受光の具合によって先端部20の高さを計測する光学センサである。
発光部61a及び受光部61bは、例えば、複数の第1支持部11に対応させて複数設
ける。例えば、それら複数の発光部61a及び複数の受光部61bによって、複数の第1
支持部11のそれぞれの先端部20の高さを計測する。例えば、第1計測部61または本
体部10を移動させ、第1計測部61と複数の第1支持部11との相対的な位置を調整す
る。これにより、例えば、1つの発光部61a及び1つの受光部61bによって、複数の
第1支持部11のそれぞれの先端部20の高さを計測してもよい。第1計測部61は、光
学センサに限ることなく、先端部20の高さを計測可能な任意のセンサでよい。
第2計測部62は、複数の第1支持部11のそれぞれの先端部20のX−Y平面に沿う
方向の位置を計測する。第2計測部62は、例えば、先端部20のX軸方向の位置を計測
するX軸方向計測部63と、先端部20のY軸方向の位置を計測するY軸方向計測部64
と、を含む。X軸方向計測部63及びY軸方向計測部64には、例えば、反射型の光学セ
ンサが用いられる。X軸方向計測部63及びY軸方向計測部64は、先端部20の位置を
計測可能な任意のセンサでよい。
X軸方向計測部63及びY軸方向計測部64は、複数の第1支持部11の数に合わせて
複数設けることにより、複数の第1支持部11のそれぞれの先端部20の位置を計測して
もよい。X軸方向計測部63と複数の第1支持部11のそれぞれとの相対的な位置、及び
Y軸方向計測部64と複数の第1支持部11のそれぞれとの相対的な位置を調整すること
により、それぞれ1つで複数の第1支持部11のそれぞれの先端部20の位置を計測して
もよい。
第1計測部61は、例えば、第1垂直方向駆動部41についての、ゼロ点や動作の線形
性などの校正に用いられる。X軸方向計測部63は、例えば、X軸方向駆動部43につい
ての、ゼロ点や動作の線形性などの校正に用いられる。同様に、Y軸方向計測部64は、
例えば、Y軸方向駆動部44についての、ゼロ点や動作の線形性などの校正に用いられる
基板保持装置110においては、複数の第1支持部11に基板5を支持させた後、第1
垂直方向駆動部41を駆動し、複数の第1支持部11のそれぞれの先端部20のZ軸方向
の位置を調整する。X軸方向駆動部43を駆動し、複数の第1支持部11のそれぞれの先
端部20のX軸方向の位置を調整する。さらに、Y軸方向駆動部44を駆動し、複数の第
1支持部11のそれぞれの先端部20のY軸方向の位置を調整する。
このように、基板保持装置110では、先端部20のX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向
の位置を調整することができる。これにより、基板保持装置110では、保持された基板
5の歪みを適切に調整することができる。すなわち、基板保持装置110では、保持され
た基板5の歪みを適切に抑えることができる。
先端部20の位置の調整は、例えば、第1支持部11や第2支持部12に支持される前
の基板5の形状を予め測定した測定情報に基づいて行う。測定情報は、例えば、基板5の
三次元形状を測定することができる測定装置において、予め測定しておく。
先端部20の位置の調整の際に、例えば、第1計測部61及び第2計測部62で先端部
20の位置を計測する。第1計測部61及び第2計測部62の計測結果を基に、第1垂直
方向駆動部41、X軸方向駆動部43及びY軸方向駆動部44の駆動にフィードバックを
かける。これにより、先端部20の位置の調整精度が向上し、基板5の歪みを、より適切
に抑えることができる。
次に、複数の第2支持部12のうちのいずれかを選択的に用いて、基板5を支持する場
合について説明する。
ここで、複数の第2支持部12を、第1グループ12aと第2グループ12bとの2つ
のグループに分ける(図1参照)。
第1グループ12aは、主面10aの中心に対して比較的外側に位置する第2支持部1
2である。第2グループ12bは、主面10aの中心に対して比較的内側に位置する第2
支持部12である。
図5(a)〜図5(d)は、第1の実施形態に係る基板保持装置の構成を例示する模式
的断面図である。
図5(a)に表したように、中心付近において上向きに盛り上がるように歪んだ基板5
を、第1グループ12aの第2支持部12で支持する。
図5(b)に表したように、第1グループ12aの第2支持部12の可動部51を、第
2位置から第1位置に移動させ、複数の第1支持部11に基板5を支持させる。この場合
、比較的大きな歪みが、基板5に残ってしまう。
図5(c)に表したように、中心付近において上向きに突出するように歪んだ基板5を
、第2グループ12bの第2支持部12で支持する。
図5(d)に表したように、第2グループ12bの第2支持部12の可動部51を、第
2位置から第1位置に移動させ、複数の第1支持部11に基板5を支持させる。この場合
、第1グループ12aを用いた場合に比べて、基板5に残る歪みが小さくなる。
基板保持装置110においては、基板5の形状(歪み)を予め測定しておく。そして、
基板5の歪みの具合に応じて、複数の第2支持部12のうちのいずれかを適切に選択する
。これにより、複数の第1支持部10に支持された時点における基板5の歪みを小さくす
ることができる。
図6(a)及び図6(b)は、第1の実施形態に係る別の基板保持装置の一部の構成を
例示する模式的断面図である。
図6(a)に表したように、基板保持装置112は、第3支持部13に弾性体14を含
む。弾性体14は、例えば、第3支持部13の先端13aの上に設けられる。弾性体14
は、例えば、円環状である。弾性体14の先端14aの主面10aからの高さは、例えば
、基準位置にある第1支持部11の先端部20の主面10aからの高さよりも高い。弾性
体14には、例えば、弾性を有する樹脂材料が用いられる。
図6(b)に表したように、弾性体14は、複数の第1支持部11に支持された基板5
によって圧縮される。弾性体14は、例えば、基板5と本体部10との間に空く隙間を埋
める。弾性体14は、例えば、基板5の裏面(本体部10と対向する面)に対する不純物
の付着を抑制する。例えば、液浸式の露光装置に基板保持装置112が用いられた場合に
、弾性体14は、基板5の裏面に対する液浸液(例えば水)の回り込みを抑制する。
図7(a)及び図7(b)は、第1の実施形態に係る別の基板保持装置の一部の構成を
例示する模式的断面図である。
図7(a)に表したように、第1垂直方向駆動部41の先端41aは、Y軸方向に見た
場合において、三角形状に尖った形状でもよい。こうすれば、平面状に形成された先端4
1aに比べて、基板5との接触面積が、より小さくなり、基板5の傷付きをより適切に抑
えることができる。
図7(b)に表したように、第1垂直方向駆動部41の先端41aは、Y軸方向に見た
場合において、半円状に丸まった形状でもよい。この場合においても、平面状に形成され
た先端41aに比べて、基板5との接触面積が、小さくなる。先端41aの形状は、基板
5の傷付きを考慮した任意の形状でよい。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係るパターン転写装置の構成を例示する模式図である。
図8に表したように、パターン転写装置210は、基板保持装置110と、原版保持部
120と、転写部130と、制御部140と、を備える。
基板保持装置110は、第1の実施形態において説明した構成を用いることができる。
基板保持装置110は、ステージ115に取り付けられる。ステージ115は、基板保持
装置110を任意の方向に移動させる。ステージ115は、例えば、基板保持装置110
に基板5を保持させるための位置と、保持された基板5に対してパターンを転写させる位
置と、の間で、基板保持装置110を移動させる。
原版保持部120は、所定のパターンが形成された原版122を着脱可能に保持する。
この例において、原版122には、例えば、透過型マスクが用いられる。
転写部130は、原版122に形成されたパターンを基板5に転写させる。転写部13
0は、例えば、照明光学系131と、投影レンズ132と、を含む。照明光学系131は
、原版保持部120に保持された原版122に向けて光を照射する。投影レンズ132は
、原版122を透過した光を基板5に投影する。これにより、原版122に形成されてい
るパターンが、基板5に転写される。すなわち、パターン転写装置210は、透過型の露
光装置である。パターン転写装置210においては、基板保持装置110に保持された基
板5の主面5aに予めフォトレジストを塗布しておく。原版122のパターンは、フォト
レジストに転写される。
制御部140は、例えば、基板保持装置110、ステージ115及び照明光学系131
に、電気的に接続される。制御部140は、例えば、基板保持装置110、ステージ11
5及び照明光学系131の動作を制御する。パターン転写装置210において、基板5に
対するパターンの転写は、制御部140の制御によって実行される。
基板保持装置110において、例えば、第1垂直方向駆動部41、X軸方向駆動部43
、Y軸方向駆動部44及び第2垂直方向駆動部52の駆動は、制御部140によって制御
される。制御部140は、例えば、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向への複数の第1支持
部11の先端部20の移動を、複数の第1支持部11のそれぞれについて個別に制御する
制御部140には、例えば、測定情報MIと、位置ずれ情報PIと、が入力される。制
御部140は、例えば、入力された測定情報MI及び位置ずれ情報PIに基づいて、基板
保持装置110を制御する。測定情報MI及び位置ずれ情報PIは、例えば、基板保持装
置110に基板5を保持させる前に、制御部140に入力される。測定情報MI及び位置
ずれ情報PIは、例えば、基板5毎のデータでもよいし、同じロットの基板5に共通に用
いられるデータでもよい。制御部140に対する測定情報MI及び位置ずれ情報PIの入
力は、例えば、ネットワークを介するものでもよいし、記録メディアを介するものでもよ
い。
測定情報MIは、例えば、支持される前の基板5の形状に関する情報である。測定情報
MIは、例えば、支持される前の基板5の形状を予め測定した測定結果を示す情報である
。制御部140は、例えば、測定情報MIに対応する基板5を基板保持装置110に保持
させる。制御部140は、例えば、測定情報MIを基に、複数の第2支持部12のうちの
少なくともいずれかを選択的に動作させる。
制御部140には、例えば、基板5の形状を示す形状情報と、その基板5の形状に対し
て最適な第2支持部12の組み合わせを示す組み合わせ情報と、を関連付けたテーブルデ
ータが記憶されている。制御部140は、基板保持装置110に基板5を保持させる場合
に、例えば、テーブルデータに記憶された形状情報と、入力された測定情報MIと、をパ
ターンマッチング処理によって比較する。これにより、測定情報MIに対応する基板5の
形状を特定する。制御部140は、テーブルデータを参照し、特定した形状に関連付けら
れた組み合わせ情報を読み出す。制御部140は、複数の第2支持部12の中から、組み
合わせ情報に対応する第2支持部12を駆動する。
このように、制御部140は、例えば、組み合わせ情報を基に、基板5の形状に適した
組み合わせの第2支持部12に基板5を支持させる。例えば、中心付近において上向きに
突出するように歪んだ基板5である場合には、前述のように、第2グループ12bの第2
支持部12に基板5を支持させる。これにより、複数の第1支持部10に支持された時点
における基板5の歪みを小さくすることができる。
制御部140は、例えば、第2垂直方向駆動部52を駆動させて第2支持部12の可動
部51を第2位置から第1位置に移動させ、基板5を複数の第1支持部11に支持させる
。制御部140は、例えば、測定情報MIを基に、複数の第1支持部11のそれぞれの先
端部20の主面10aからの高さ及びX−Y平面に沿う方向の位置を調整する。制御部1
40は、例えば、調整により、基板5の歪みを小さくする。これにより、例えば、転写部
130で基板5にパターンを転写させる場合に、基板5の歪みに起因する重ね合わせ精度
の低下が抑えられる。なお、制御部140は、基板保持装置110の制御に関する部分に
おいて、基板保持装置110に設けてもよい。
図9(a)及び図9(b)は、第2の実施形態に係るパターン転写装置の特性を例示す
る模式図である。
図9(a)に表したように、転写部130によって新たに転写させる転写パターンTP
は、基板5の歪みを抑えても、例えば、投影レンズ132のディストーションにより、基
板5に既に形成されている既存パターンEPとずれる。すなわち、重ね合わせ精度は、基
板5の歪みだけでなく、例えば、投影レンズ132のディストーションにも起因する。
位置ずれ情報PIは、例えば、既存パターンEPと、転写部TPとの、相対的な位置ず
れに関する情報である。位置ずれ情報PIは、例えば、投影レンズ132の光学特性デー
タと、既存パターンEPの情報と、を基に、算出される。制御部140は、例えば、位置
ずれ情報PIを基に、複数の第1支持部11のそれぞれの先端部20の主面10aからの
高さ及びX−Y平面に沿う方向の位置を調整する。
図9(b)に表したように、制御部140は、例えば、既存パターンEPと転写部TP
との相対的な位置ずれが少なくなるように、複数の第1支持部11のそれぞれの先端部2
0の高さ及び位置を調整する。これにより、例えば、投影レンズ132のディストーショ
ンに起因する重ね合わせ精度の低下も抑えられる。
制御部140に入力される情報は、測定情報MIと位置ずれ情報PIとの一方のみでも
よい。制御部140は、測定情報MIのみで先端部20の調整を行ってもよい。制御部1
40は、位置ずれ情報PIのみで先端部20の調整を行ってもよい。制御部140は、測
定情報MIと位置ずれ情報PIとの双方を用いて、先端部20の調整を行ってもよい。
図10は、第2の実施形態に係るパターン転写装置のパターン転写方法を例示するフロ
ーチャートである。
図10に表したように、実施形態に係るパターン転写装置210のパターン転写方法は
、基板保持装置110に基板5を保持させるステップS110と、原版保持部120に原
版122を保持させるステップS120と、複数の第1支持部11の先端部20の移動を
複数の第1支持部11のそれぞれについて個別に制御し、基板5の歪みを調整するステッ
プS130と、原版122のパターンを基板5に転写させるステップS140と、を含む
。ステップS110〜ステップS130は、技術的に可能な範囲で入れ替えることができ
る。
ステップS110では、例えば、測定情報MIを基に、基板5の形状に適した組み合わ
せの第2支持部12に基板5を支持させる処理と、第2垂直方向駆動部52を駆動させて
第2支持部12の可動部51を第2位置から第1位置に移動させ、基板5を複数の第1支
持部11に支持させる処理と、を実施する。
ステップS130では、例えば、測定情報MIを基に、複数の第1支持部11のそれぞ
れの先端部20の主面10aからの高さ及びX−Y平面に沿う方向の位置を調整する処理
を実施する。ステップS130では、例えば、位置ずれ情報PIを基に、複数の第1支持
部11のそれぞれの先端部20の主面10aからの高さ及びX−Y平面に沿う方向の位置
を調整する処理を実施する。
これにより、パターン転写装置210のパターン転写方法において、保持された基板5
の歪みが、適切に調整される。また、パターン転写装置210のパターン転写方法におい
て、重ね合わせ精度の低下が抑制される。
図11は、第2の実施形態に係る別のパターン転写装置の構成を例示する模式図である
図11に表したように、パターン転写装置220の原版122には、例えば、反射型マ
スクが用いられる。
照明光学系131は、原版保持部120に保持された原版122に向けて光を照射する
。投影レンズ132は、原版122を反射した光を基板5に投影する。これにより、原版
122に形成されているパターンが、基板5に転写される。すなわち、パターン転写装置
220は、反射型の露光装置である。
パターン転写装置220においても、複数の第1支持部11のそれぞれの先端部20の
主面10aからの高さ及びX−Y平面に沿う方向の位置を調整することで、保持された基
板5の歪みが、適切に調整される。また、重ね合わせ精度の低下が抑制される。
図12は、第2の実施形態に係る別のパターン転写装置の構成を例示する模式図である
図12に表したように、パターン転写装置230の原版122には、例えば、インプリ
ントテンプレートが用いられる。
転写部130は、光源133と、テンプレート駆動部134と、を含む。光源133は
、例えば、原版122に向けて紫外光を照射する。テンプレート駆動部134は、例えば
、原版保持部120をZ軸方向に移動させ、原版保持部120に保持された原版122を
基板5に接触させる。
パターン転写装置230においては、例えば、基板保持装置110に保持された基板5
の主面5aに、紫外線硬化型の樹脂を塗布する。テンプレート駆動部134を駆動させ、
樹脂が塗布された基板5の主面5aに、原版122を接触させる。光源133から紫外光
を照射し、原版保持部120及び原版122を透過した紫外光によって、樹脂を硬化させ
る。これにより、原版122に形成された凹凸状のパターンが、基板5に転写される。す
なわち、パターン転写装置230は、インプリント装置である。
パターン転写装置230においても、複数の第1支持部11のそれぞれの先端部20の
主面10aからの高さ及びX−Y平面に沿う方向の位置を調整することで、保持された基
板5の歪みが、適切に調整される。また、重ね合わせ精度の低下が抑制される。
実施形態によれば、保持された基板の歪みを適切に調整できる基板保持装置及びパター
ン転写装置並びにパターン転写方法が提供される。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけ
ではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実
質的に平行であれは良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の
実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、基板保持装置及びパタ
ーン転写装置に含まれる、本体部、第1支持部、吸着部、第2支持部、第3支持部、弾性
体、第1計測部、第2計測部、原版保持部、転写部及び制御部などの各要素の具体的な構
成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、
同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも
、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した基板保持装置及びパターン転写装置並びに
パターン転写方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての基板保持装置
及びパターン転写装置並びにパターン転写方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明
の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想
到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了
解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したも
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その
他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や
要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる
5…基板、 5a…主面、 5e…外周部、 6…ポンプ、 10…本体部、 10a
…主面、 10b…排気管路、 10c…開口、 11…第1支持部、 12…第2支持
部、 12a…第1グループ、 12b…第2グループ、 13…第3支持部、 14…
弾性体、 14a…先端、 20…先端部、 20a…吸引口、 20b…先端面、 2
1…吸引管路、 22…吸着部、 31…第1筒部、 31a…突出部、 32…第2筒
部、 32a…突出部、 41…第1垂直方向駆動部、 41a…先端、 42…平行方
向駆動部、 43…X軸方向駆動部、 44…Y軸方向駆動部、 51…可動部、 51
a…端、 52…第2垂直方向駆動部、 61…第1計測部、 61a…発光部、 61
b…受光部、 62…第2計測部、 63…X軸方向計測部、 64…Y軸方向計測部、
110、112…基板保持装置、 115…ステージ、 120…原版保持部、 12
2…原版、 130…転写部、 131…照明光学系、 132…投影レンズ、 133
…光源、 134…テンプレート駆動部、 140…制御部、 210、220、230
…パターン転写装置 PI…位置ずれ情報、 MI…測定情報、 EP…既存パターン、
TP…転写パターン

Claims (18)

  1. 主面を有する本体部と、
    前記主面上に配置され、それぞれ独立して移動可能な複数の第1支持部であって、前記複数の第1支持部のそれぞれは、1の基板を吸着可能な吸着部と、前記主面に対して垂直な第1方向に前記吸着部を移動させる第1駆動部と、前記主面に対して平行な第2方向に前記吸着部を移動させる第2駆動部と、前記第1方向及び前記第2方向に対して垂直な第3方向に前記吸着部を移動させる第3駆動部と、を有し、前記吸着部は、独立して前記第1方向、前記第2方向及び前記第3方向に移動可能である前記複数の第1支持部と、
    を備える基板保持装置。
  2. 前記主面上に配置され、前記第1方向に沿って移動可能な複数の第2支持部をさらに備え、
    前記吸着部は、前記主面からみた前記第1方向に沿う高さが低い第1状態と、前記主面からみた前記第1方向に沿う高さが前記第1状態よりも高い第2状態と、の間で、前記第1方向に沿って移動可能であり、
    前記第1状態の前記吸着部の位置から前記第2状態の前記吸着部の位置に向かう方向の、前記複数の第2支持部の端は、前記主面からみた前記第1方向に沿う高さが前記第状態の前記高さよりも低い第3状態と、前記主面からみた前記第1方向に沿う高さが前記第2状態の前記高さよりも高い第4状態と、を有する請求項1記載の基板保持装置。
  3. 前記主面上に配置され、前記基板の外周部を支持する第3支持部を、さらに備えた請求項2に記載の基板保持装置。
  4. 前記第3支持部は、前記複数の第1支持部に支持された前記基板によって圧縮される弾性体を含む請求項3記載の基板保持装置。
  5. 前記複数の第2支持部は、
    前記第1方向に沿って伸縮可能な可動部と、
    前記可動部を前記第1方向に移動させる第4の駆動部と、
    を含む請求項1〜4のいずれか1つに記載の基板保持装置。
  6. 前記第1駆動部、第2駆動部及び第3駆動部は、圧電素子を含む請求項1〜5のいずれか1つに記載の基板保持装置。
  7. 前記複数の第1支持部のそれぞれの前記吸着部の前記主面からの高さを計測する第1計測部を、さらに備えた請求項1〜6のいずれか1つに記載の基板保持装置。
  8. 前記複数の第1支持部のそれぞれの前記吸着部の前記第2方向の位置及び前記第3方向の位置を計測する第2計測部を、さらに備えた請求項1〜7のいずれか1つに記載の基板保持装置。
  9. 主面を有する本体部と、
    前記主面上に配置された複数の第1支持部であって、前記複数の第1支持部のそれぞれは、1の基板を吸着可能な吸着部と、前記主面に対して垂直な第1方向に前記吸着部を移動させる第1駆動部と、前記主面に対して平行な第2方向に前記吸着部を移動させる第2駆動部と、前記第1方向及び前記第2方向に対して垂直な第3方向に前記吸着部を移動させる第3駆動部と、を有し、前記吸着部は、独立して前記第1方向、前記第2方向及び前記第3方向に移動可能である前記複数の第1支持部と、
    を含む基板保持装置と、
    第1パターンが形成された原版を着脱可能に保持する原版保持部と、
    前記第1パターンを前記基板に転写させる転写部と、
    前記複数の第1支持部のそれぞれの、前記第1方向、前記第2方向及び前記第3方向への前記吸着部の移動を制御する制御部と、
    を備えたパターン転写装置。
  10. 前記基板保持装置は、前記主面に配置され、前記第1方向に沿って移動可能な複数の第2支持部をさらに含み、
    前記吸着部は、前記主面からみた前記第1方向に沿う高さが低い第1状態と、前記主面からみた前記第1方向に沿う高さが前記第1状態よりも高い第2状態と、の間で、前記第1方向に沿って移動可能であり、
    前記第1状態の前記吸着部の位置から前記第2状態の前記吸着部の位置に向かう方向の、前記複数の第2支持部の端は、前記主面からみた前記第1方向に沿う高さが前記第1状態の前記高さよりも低い第3状態と、前記主面からみた前記第1方向に沿う高さが前記第2状態の前記高さよりも高い第4状態と、を有し、
    前記制御部は、支持される前の前記基板の形状を予め測定した測定情報を基に、前記複数の第2支持部のうちの少なくともいずれかを選択的に動作させる請求項9記載のパターン転写装置。
  11. 前記制御部は、支持される前の前記基板の形状に関する情報を基に、前記複数の第1支持部のそれぞれの前記吸着部の前記主面からの高さ、前記第2方向の位置及び前記第3方向の位置を調整する請求項9または10に記載のパターン転写装置。
  12. 前記制御部は、前記基板に既に形成されている第2パターンと、前記転写部によって新たに転写させる前記第1パターンとの、相対的な位置ずれに関する位置ずれ情報を基に、
    前記複数の第1支持部のそれぞれの前記吸着部の前記主面からの高さ、前記第2方向の位置及び前記第3方向の位置を調整する請求項9〜11のいずれか1つに記載のパターン転写装置。
  13. 前記転写部は、前記原版保持部に保持された前記原版に向けて光を照射する第1照明光学計と、前記原版を透過した前記光を前記基板に投影する第1投影レンズと、を含む請求項9〜12のいずれか1つに記載のパターン転写装置。
  14. 前記転写部は、前記原版保持部に保持された前記原版に向けて光を照射する第2照明光学計と、前記原版を反射した前記光を前記基板に投影する第2投影レンズと、を含む請求項9〜13のいずれか1つに記載のパターン転写装置。
  15. 前記転写部は、前記原版保持部に保持された前記原版に向けて光を照射する光源と、前記原版保持部を前記第1方向に移動させ、前記原版保持部に保持された前記原版を前記基板に接触させるテンプレート駆動部と、を含む請求項9〜14のいずれか1つに記載のパターン転写装置。
  16. 前記光源から照射される前記光は、樹脂を硬化させるための紫外光を含む請求項9〜15のいずれか1つに記載のパターン転写装置。
  17. 請求項9〜16のいずれか1つに記載されたパターン転写装置を用いるパターン転写方法であって、
    前記基板保持装置に前記基板を保持させる工程と、
    前記原版保持部に前記原版を保持させる工程と、
    前記複数の第1支持部のそれぞれの、前記第1方向、前記第2方向及び前記第3方向へ
    の前記吸着部の移動を制御し、前記基板の歪みを調整する工程と、
    前記パターンを前記基板に転写させる工程と、
    を備えたパターン転写方法。
  18. 主面を有する本体部と、
    前記主面上に配置された第4支持部であって、基板を吸着可能な第1吸着部と、前記主面に対して垂直な第1方向に前記第1吸着部を移動させる第4駆動部と、前記主面に対して平行な第2方向に前記第1吸着部を移動させる第5駆動部と、前記第1方向及び前記第2方向に対して垂直な第3方向に前記第1吸着部を移動させる第6駆動部と、を有する第4支持部と、
    前記主面上に配置され、前記第4支持部とは独立して移動可能な第5支持部であって、
    前記基板を吸着可能な第2吸着部と、前記主面に対して垂直な第1方向に前記第2吸着部を移動させる第7駆動部と、前記主面に対して平行な第2方向に前記第2吸着部を移動させる第8駆動部と、前記第1方向及び前記第2方向に対して垂直な第3方向に前記第2吸着部を移動させる第9駆動部と、を有する第5支持部と、
    を備えた基板保持装置。
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