JP5864518B2 - タイヤ架台 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤを展示等するためのタイヤ架台に関するものである。
自動車等のタイヤを販売店等で展示する展示技術には種々のものがある。たとえば、横置きした複数のタイヤを縦に樽のように重ねたうえで(樽置きしたうえで)、その最上部に1本のタイヤを縦置きしてタイヤ全体のデザイン性をアピールするタイヤ架台技術がある(特許文献1、2)。また縦置きしたタイヤを横方向に複数展示するとともに、これら横方向の展示棚を縦方向に複数設けて、縦横方向にタイヤを展示するタイヤ架台技術がある(特許文献3、4)。
上記各タイヤ架台技術に対し、タイヤを縦置きで展示するタイヤ架台技術(特許文献5、6)は、タイヤを重ねることなく、高所に持ち上げる必要もなく、タイヤのデザインをアピールでき、しかも素早い展示および展示レイアウトの変更ができる。
特開2000−126011号公報 特開2008−229049号公報 登録実用新案第3047329号公報 特開2004−194931号公報 特開2004−236909号公報 実開平6−029462号公報
ところでタイヤを樽置き(特許文献1、2)することは労力を必要とする仕事であり、加えて最上部にタイヤを縦置きするにはさらなる労力を必要とする。したがって展示には、多大な労力と作業時間が必要となる。また縦置きしたタイヤを縦横方向に複数展示する展示棚(特許文献3、4)では、高所にタイヤを持ち上げる作業が生じるから、展示は労力を必要とするばかりか展示棚の構造が煩雑なため展示棚のコスト上昇などの問題がある。
これに対しタイヤを縦置展示する特許文献5が開示する商品載置台(タイヤ架台)は、複数の機構部品をボルト・ナットおよびコイルバネなどを用いた締結具を必要とするものである。このタイヤ架台は、組立後の移動は比較的安易だとしても軽量とはいえず、組立にはボルト・ナットおよびコイルバネなどを締結する工具が必要であり、組立が容易とはいえない。加えてこのタイヤ架台は、複数の機構部品を有するから低コストとはいえない。
同様にタイヤを縦置展示する特特許文献6が開示するタイヤ用陳列什器(タイヤ架台)は、一対の基桟に、一対の支持桟をネジで固定して、それらの間隔を選択的に設定するものである。このタイヤ架台は、一対の支持桟の間にタイヤを載置するようになっており、支持桟の間隔を適宜設定することで(変更することで)、種々の径のタイヤに対応できる。このタイヤ架台も、組立後の移動は比較的安易だとしても軽量とはいえず、組立には締結用工具が必要であり、必ずしも組立が容易とはいえない。加えてこのタイヤ架台は、複数の機構部品を有するから低コストとはいえない。
各特許文献が開示するタイヤ架台は、いずれも複数の機構部品からなるので、製造、運搬、保管のコストがかさむ。またそれらの組立は、締結用工具が必要であり容易とはいえず、組立後の移動にも労力を要する。さらにそれらの廃棄は、産業廃棄物として適切にされねばならず、複数の機構部品からなるタイヤ架台は廃棄コストの上昇を招く。
そこで本発明は、簡易な構造で、重量のあるタイヤを容易に収容でき、かつ強度を有し、製造、運搬、保管のコストが少なく、締結用工具を用いることなく組み立てることができることはもとより、組立後の移動も容易であり、廃棄も容易で低コストであるタイヤ架台の実現を課題とした。
上記課題を解決するため本発明にかかるタイヤ架台は、底面板とこの底面板と相対する側に開口部を有する略箱体をなしており、この箱体にタイヤを収容することができ、また平面に展開可能なブランクを折り曲げることで組み立て可能に構成されている。該タイヤ架台の底面板は略長方形状を有して長手方向にタイヤを収容できる。
底面板の一方の短辺側には第一の短辺壁部が位置づけられ、他方の短辺側には第二の短辺壁部が位置づけられる。第一の短辺壁部において箱体の外側に位置する第一の短辺外壁面は底面板と鋭角をなし、また第二の短辺壁部側の第二の短辺外壁面も同様に構成されている。すなわち該タイヤ架台は、底面板の長手方向の長さが開口部の長手方向の長さよりも長く、安定した状態でタイヤを収容できる。
また第一の短辺外壁面と、第一の短辺壁部において箱体の内側に位置する第一の短辺内壁面とは、少なくとも底面板側において離間しており、第二の短辺外壁面および第二の短辺内壁面も同様に構成されている。すなわち該タイヤ架台は、第一の短辺壁部および第二の短辺壁部は、開口部側よりも底面板側において厚さが増しており、安定した状態でタイヤを収容できる。また底面板の一方の長辺側には第一の長辺壁部が位置づけられ、他方の長辺側には第二の長辺壁部が位置づけられ、箱体の長手方向の壁部が形成されている。これら第一および第二の長辺壁部、第一および第二の短辺壁部は、底面板に対して同方向に向け形成されている。なおブランクはダンボール、厚紙など軽量かつ折り曲げ可能な素材で形成することができる。
ここで第一の長辺外壁面と第一の長辺内壁面とを、少なくとも底面板側において離間させることで、第一の長辺壁部は二重構造の壁面を有することになる。第二の長辺壁部も同様である。両壁部を二重構造とすることで、両壁部の強度が増し、またタイヤ架台の幅が拡がってタイヤ収容時の横倒れを防ぐことができる。
またブランクにおいては、第一の長辺内壁面は、底面板と相対する側に第一の長辺壁部フラップが連接しており、また第二の長辺内壁面にも同様に第二の長辺壁部フラップが連接しており、第一の短辺内壁面は、底面板と相対する側に第一の短辺壁部フラップが連接しており、また第二の短辺内壁面にも同様に第二の短辺壁部フラップが連接している。
すなわち第一の長辺壁部は、少なくとも第一の長辺外壁面と、第一の長辺内壁面と、第一の長辺壁部フラップとを折り曲げて形成される。第二の長辺壁部も同様である。また第一の短辺壁部は、少なくとも第一の短辺外壁面と、第一の短辺内壁面と、第一の短辺壁部フラップとを折り曲げて形成される。第二の短辺壁部も同様である。このとき第一および第二の長辺壁部フラップの、それぞれの少なくとも一部の領域が底面板に面接触するようになっている。第一および第二の短辺壁部フラップについても、それぞれの少なくとも一部の領域が底面板に面接触するようになっている。こうした構成を有することで、第一の長辺壁部、第二の長辺壁部、第一の短辺壁部および第二の短辺壁部の強度を増すことができ、該タイヤ架台の強度が増す。なお本発明において面接触とは、面同志の単なる接触はもとより、面同志が接着剤または貼着テープ等によって強固に接していることを含む。
また第一の短辺外壁面と第一の短辺内壁面との底面板側における離間間隔、および第二の短辺外壁面と第二の短辺内壁面との底面板側における離間間隔を適宜設定することで、第一の短辺内壁面と第二の短辺内壁面とが、底面板側から開口部側に向けて、互いの間隔が拡がるようにすることができる。第一および第二の短辺壁部をこのように構成すると、第一または第二の短辺内壁面の斜面上を上昇させるようにタイヤを転がすことで容易に外部に取り出すことができる。一方、収容されたタイヤに予期せぬ外力が作用して、タイヤが第一または第二の短辺内壁面の斜面を上昇しようとすると、重力によってタイヤには斜面を下降する力が作用するから、タイヤが外部に転がり出ることを防ぐことができる。
第一の長辺壁部は第一の短辺外壁面の内側に位置づけられる第一の長辺側部フラップと第二の短辺外壁面の内側に位置づけられる第二の長辺側部フラップとを有し、第二の長辺壁部は第一の短辺外壁面の内側に位置づけられる第三の長辺側部フラップと第二の短辺外壁面の内側に位置づけられる第四の長辺側部フラップとを有してもよい。
こうすることで、第一の長辺壁部を第一および第二の短辺壁部と一体化することができ、また第二の長辺壁部を第一および第二の短辺壁部と一体化することができる。すなわち第一および第二の長辺壁部、第一および第二の短辺壁部のすべてを一体化して該タイヤ架台の強度を増すことができる。
上記構成を有する本発明にかかるタイヤ架台は、簡易な構造で、重量のあるタイヤを容易に収容でき、かつ強度を有し、製造コストを低減でき、運搬、保管のコストも少なく、締結用工具を用いることなく組み立てることができ、また廃棄も容易で低コストである。もちろん軽量な素材で構成できるから組立後の移動も容易である。
本発明に係るタイヤ架台の一実施例におけるブランクの平面概略構成を示す図である。 図1に示すブランクにおいて、短辺壁部を形成する部分を他の構成部分と別の構成部分とした場合を例示する図である。 図1に示すブランクの折り曲げについて説明するための図である。 図1に示すブランクを折り曲げて形成したタイヤ架台の概略斜視構成を示す図である。 図1に示すタイヤ架台におけるタイヤの収容を説明するための斜視図である。 図1に示すタイヤ架台にタイヤを収容した状態を示す斜視図である。 本発明に係るタイヤ架台の一変形例におけるブランクの平面概略構成を示す図である。 図2に示すブランクの折り曲げについて説明するための図である。 図2に示すブランクを折り曲げて形成したタイヤ架台の概略斜視構成を示す図である。
<<ブランクの概略構成>>
以下、図面を参照して、本発明に係るタイヤ架台の一実施例について説明する。図1はタイヤ架台1Aを形成するためのブランク2Aの平面概略構成を示す図であり、ブランク2Aは略長方形状を成す底面板10を有している。
<短辺壁部を形成するブランクの概略構成>
底面板10の一方の短辺10a側には、第一の短辺壁部20を構成するための第一の短辺外壁面21、第一の短辺内壁面22および第一の短辺壁部フラップ23が連接している(底面板10側から、第一の短辺外壁面21、第一の短辺内壁面22、第一の短辺壁部フラップ23の順で連接している。)。第一の短辺外壁面21、第一の短辺内壁面22および第一の短辺壁部フラップ23は、いずれも矩形状を成している。
第一の短辺外壁面21は、長手方向の長さが底面板10の一方の短辺10aの長さに等しい。第一の短辺外壁面21と第一の短辺内壁面22との境界部22aおよび第一の短辺内壁面22と第一の短辺壁部フラップ23との境界部23aは、同一長で底面板10の一方の短辺10aの長さよりも若干短い。
底面板10の他方の短辺10b側には、第一の短辺壁部20と同様に、第二の短辺壁部25を構成するための第二の短辺外壁面26、第二の短辺内壁面27および第二の短辺壁部フラップ28が連接している。
なおブランク2Aは、図2に示すように第一の短辺壁部20を形成する構成部分と他の構成部分とを別個に形成したのち、底面板10の一方の短辺10a側に形成された糊しろ10xに第一の短辺外壁面21を糊付けするなどしてもよい(第二の短辺壁部25側も同様に構成することができる。)。
<長辺壁部を形成するブランクの概略構成>
底面板10の一方の長辺10c側には、第一の長辺壁部30を構成するための第一の長辺外壁面31、第一の長辺内壁面32、第一の長辺上壁面33および第一の長辺壁部フラップ34が連接している(底面板10側から、第一の長辺外壁面31、第一の長辺上壁面33、第一の長辺内壁面32、第一の長辺壁部フラップ34の順で連接している。)。第一の長辺外壁面31は台形状をなし、第一の長辺内壁面32、第一の長辺上壁面33および第一の長辺壁部フラップ34は、略長方形状を成している。
底面板10の他方の長辺10d側には、第一の長辺壁部30と同様に、第二の長辺壁部35を構成するための第二の長辺外壁面36、第二の長辺内壁面37、第二の長辺上壁面38および第二の長辺壁部フラップ39が連接している。なお長辺壁部は、短辺壁部と同様に、長辺壁部を形成する構成部分を他の構成部分とは別個に形成したのち、他の構成部分と糊しろなどを介して一体化されてもよい。
第一の長辺外壁面31の底辺31aは底面板10の一方の長辺10cと同じ長さだが、上辺31bは長辺10cより短い。したがってブランク2Aを折り曲げて形成されるタイヤ架台1Aは、その開口部3の長手方向の長さが底面板10の長手方向の長さより短くなって安定性が増す。
第一の長辺上壁面33は、長手方向の長さは第一の長辺外壁面31の上辺31bの長さと略等しく、二つの短辺側に略三角形状の袖部33xおよび33yが延出している(袖部33xは第一の短辺壁部20側に延出し、袖部33yは第二の短辺壁部25側に延出している。)。そして第一の長辺上壁面33の幅は、底面板10の一方の長辺10cから、第一の短辺外壁面21と第一の短辺内壁面22との境界部22aの長さを減じた長さの略二分の一である。
第一の長辺内壁面32は、長手方向の長さは第一の長辺外壁面31の上辺31bの長さと略等しく、短手方向の長さは第一の長辺外壁面31の底辺31aと上辺31bとの間隔に略等しい。第一の長辺壁部フラップ34は、その長さは第一の長辺内壁面32の長さに略等しく、その幅(短手方向の長さ)は任意である。第二の長辺壁部35の第二の長辺外壁面36、第二の長辺内壁面37、第二の長辺上壁面38および第二の長辺壁部フラップ39も同様に形成されている。
なお上記構成を有するブランク2Aは、1枚の部材(たとえば段ボール)を裁断することで形成できるが、複数の構成部分ごとに部材を裁断したうえで、これらを糊付け等してブランク2Aを構成してもよい。
<長辺壁部の短辺側フラップの概略構成>
第一の長辺壁部30は、第一の短辺壁部20の内側に位置づけられる第一の長辺側部フラップ310および第二の短辺壁部25の内側に位置づけられる第二の長辺側部フラップ320を有している。第一の長辺側部フラップ310はフラップ本体311および台形状の接続板部312を有している。接続板部312は、その底辺で第一の長辺壁部30の、第一の短辺壁部20側の斜辺31cに連接し、その上辺で矩形状のフラップ本体311に連接している。第二の長辺側部フラップ320はフラップ本体321および台形状の接続板部322を有している。接続板部322は、その底辺で第一の長辺壁部30の、第二の短辺壁部25側の斜辺31dに連接し、その上辺で矩形状のフラップ本体321に連接している。
第二の長辺壁部35は、第一の短辺壁部20の内側に位置づけられる第三の長辺側部フラップ330および第二の短辺壁部25の内側に位置づけられる第四の長辺側部フラップ340を有している。第三の長辺側部フラップ330は、フラップ本体331および台形状の接続板部332を有して、第一の長辺側部フラップ310と同様に形成されている。第四の長辺側部フラップ340は、フラップ本体341および台形状の接続板部342を有して、第二の長辺側部フラップ320と同様に形成されている。
第一の長辺側部フラップ310、第二の長辺側部フラップ320、第三の長辺側部フラップ330および第四の長辺側部フラップ340の長さは、いずれも底面板10の一方の短辺10a(他方の短辺10b)の長さの略二分の一である。
なお接続板部312、322、332および342は台形状でなくてもよい。ただし図2に示すように、短辺壁部を形成する構成部分と他の構成部分とを別個に形成した場合には、第一の長辺側部フラップ310および第三の長辺側部フラップ330と第一の短辺外壁面21との面接触を円滑に行うために(たとえば図3、4参照)、底面板10の一方の短辺10a側に形成された糊しろを避けるため、接続板部312などを台形とした方がよい。
<<ブランクの折り曲げ>>
図3は、タイヤ架台1Aを形成するときの、ブランク2Aの折り曲げを説明するために、第一の短辺壁部20側におけるブランク2Aの折り曲げを示したものである。このブランク2Aの折り曲げはたとえば次の手順で行われる。
<長辺壁部の折り曲げ>
先ず図1のように展開された状態のブランク2Aにおいて、第一の長辺外壁面31、第一の長辺上壁面33、第一の長辺内壁面32および第一の長辺壁部フラップ34を谷折りする(第二の長辺壁部35も同様である。)。そうすると図3に示すように、底面板10の一方の長辺10c側に第一の長辺壁部30が、そして底面板10の他方の長辺10d側に第二の長辺壁部35が立設する。
このとき第一の長辺壁部フラップ34と底面板10との間、および第二の長辺壁部フラップ39と底面板10との間にたとえば両面接着テープを介在させることで、第一および第二の長辺壁部30、35を底面板10に対し強固に立設させることができる。なお両面接着テープは、たとえばブランク2Aの所望の部位に予め貼着しておくことで、第一の長辺壁部30等の形成作業を簡素化できる。また第一の長辺壁部フラップ34および第二の長辺壁部フラップ39は山折りであってもよい。
さらに第一の長辺外壁面31に連接した第一の長辺側部フラップ310を谷折し、また第二の長辺外壁面36に連接した第三の長辺側部フラップ330を谷折する。そうすると図3に示すように、第一および第二の長辺壁部30、35の第一の短辺壁部20側の端部を、第一よび第三の長辺側部フラップ310、330で塞ぐことができる。
さらに、第一の長辺上壁面33の袖部33xおよび第三の長辺上壁面38の袖部38xを折り曲げて、両袖部33x、38xが第一および第三の長辺側部フラップ310、330と略平行するように位置づける。第二の短辺壁部25側も同様である。
<短辺壁部の折り曲げ>
次に、第一の短辺壁部20を構成する第一の短辺外壁面21、第一の短辺内壁面22および第一の短辺壁部フラップ23をそれぞれ谷折りする。そうすると第一の短辺外壁面21は、第一の長辺側部フラップ310の外面310sおよび第三の長辺側部フラップ330の外面330s(図3参照)に接し、底面板10と鋭角をなすことになる。また第一の短辺内壁面22および第一の短辺壁部フラップ23は、第一の長辺壁部30と第二の長辺壁部35との間に位置づけられる。
このとき第一の長辺側部フラップ310の外面310sおよび第三の長辺側部フラップ330の外面330sと、第一の短辺外壁面21との間に、たとえば両面接着テープを介在させることで第一の短辺壁部20を強固に形成することができる。
以上の折り曲げによって、第一の短辺外壁面21、第一の短辺内壁面22および第一の短辺壁部フラップ23は、タイヤ架台1Aの長手方向断面形状で三角形状を形成する。このとき第一の短辺壁部フラップ23は、第一の短辺外壁面21と第一の短辺内壁面22との間において、底面板10と面接触する。したがって第一の短辺壁部フラップ23と底面板10との間にたとえば両面接着テープを介在させることで第一の短辺壁部20を強固に形成することができる。第二の短辺壁部25側も同様にして形成することで、図4に示すタイヤ架台1Aを形成することができる。
<形成されたタイヤ架台へのタイヤの収容などについて>
ブランク2Aを折り曲げて形成されたタイヤ架台1Aは、上述したとおり簡易な構成であり、また素材をたとえば段ボールなどとすることで軽量化が可能である。
タイヤ架台1Aは、これを床面に置くと、第一の短辺外壁面21および第二の短辺外壁面26と床面との成す角度は鈍角となる(なぜなら第一および第二の短辺外壁面21、26は底面板10と鋭角をなしているからである。)。したがって、図5に示すようにタイヤTを床面に転がしながら第一または第二の短辺外壁面21、26に乗り上げさせることで、図6に示すようにタイヤTを箱体4に容易に収容することができる(タイヤ展示作業は極めて容易となる。)。
しかもタイヤ架台1Aは、第一の短辺壁部20における第一の短辺外壁面21と第一の短辺内壁面22とが、底面板側において離間して二重構造となっている(第二の短辺壁部25も同様である。)。したがって第一および第二の短辺壁部20、25は、開口部3側よりも底面板10側において厚く、強固に形成されており、タイヤTの重量に耐えることができる。
ここで第一の短辺内壁面22と第一の短辺壁部フラップ23とが成す角度が鋭角となるようにすることが好ましい。そうすると第一の短辺壁部20は、第一の短辺内壁面22が底面板10の中央部側に向けた傾斜を有することになり、タイヤ架台1AはタイヤTをさらに安定した状態で収容できる。また収容したタイヤTを第一の短辺内壁面22または第二の短辺内壁面27に乗り上げさせるように転がすことで、タイヤTを容易に取り出すことができる。
またタイヤ架台1Aは、その幅が底面板10の短手方向の長さ(一方の短辺10a)と等しく、その長さが底面板10の長手方向の長さ(一方の長辺10c)と等しい。一方、タイヤ架台1Aの開口部3の幅(短手方向の長さ)は、底面板10の短手方向の長さから、第一の長辺上壁面33および第二の長辺上壁面38の幅の合計長を減じた幅となる。したがってタイヤ架台1Aは、その幅よりも狭い幅の開口部3にタイヤTを収容するから、タイヤTを安定した状態で収容できる。
加えて第一および第二の長辺壁部30、35も長辺外壁面および長辺内面壁を有する二重構造となっており、強固に形成されている。
すなわちタイヤ架台1Aは、短辺壁部、長辺壁部が二重構造で強固に形成されていることはもとより、タイヤTの収容および取り出しが容易で、簡易な構成で軽量化が可能である。もちろんタイヤ展示のレイアウト変更も容易である。)。
<解体について>
タイヤ架台1Aは、ブランクを折り曲げるだけで、あるいはさらに両面接着テープなどを用いるだけで、ボルトおよびナットなどを用いることなく組み立てられる。したがってタイヤ架台1Aの解体は容易であり、また単一の素材(たとえば段ボール)でブランク2Aを形成することで、単一の素材として廃棄でき、また素材の再利用も容易である。
<<変形例>>
次に、本発明に係るタイヤ架台の一変形例について説明する。図7はタイヤ架台1Bを形成するためのブランク2Bの平面概略構成を示す図である。ここでブランク2Aと同様の機能を有する構成要素には、同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
ブランク2Bは、ブランク2Aが有する第一の長辺上壁面33および第二の長辺上壁面38を有しない。ブランク2Bの第一の短辺壁部20では、第一の短辺外壁面21が矩形状ではなく台形状をなしている。第一の短辺外壁面21は、その底辺側で底面板10の一方の短辺10aに連接し、その上辺側で第一の短辺内壁面に連接している。
先ずブランク2Bにおいて、第一の長辺外壁面31、第一の長辺内壁面32および第一の長辺壁部フラップ34を谷折りし、これらがタイヤ架台1Bの短手方向断面において略三角形状を成すようにする(第二の長辺壁部35についても同様)。そうすると図8に示すように、底面板10の一方の長辺10c側に第一の長辺壁部30が、そして底面板10の他方の長辺10d側に第二の長辺壁部35が立設する。
さらに第一の長辺側部フラップ310および第三の長辺側部フラップ330を谷折りし、第一の短辺壁部20側の端部を、第一の長辺側部フラップ310および第三の長辺側部フラップ330で塞ぐ。なおブランク2Bでは、第一および第三の長辺側部フラップ310、330の長さは、いずれも底面板10の一方の短辺10aの長さの二分の一よりも短くなっているが、底面板10の一方の短辺10aの長さの二分の一であってもよい。
次に、第一の短辺壁部20を構成する第一の短辺外壁面21、第一の短辺内壁面22および第一の短辺壁部フラップ23をそれぞれ谷折りして、第一の短辺壁部20を形成する(第二の短辺壁部25も同様)。かくして図9に示すタイヤ架台1Bを形成することができる。
本発明にかかるタイヤ架台は、上述したように簡易な構造で、重量のあるタイヤを安定した状態で収容できる強度および構成を有している。また該タイヤ架台は、平面に展開できるブランクから形成されるから、製造コスト、ブランクの運搬コスト、保管のコストを低減でき、また締結用工具を用いることなく組み立てることができる。もちろん軽量な素材で構成できるから組立後の移動も容易であり、廃棄も容易で低コストである。
なお本発明にかかるタイヤ架台は、上述した実施例に限定されるものではなく、それらの趣旨を変更することなく、適宜変形して実施することができる。
本発明にかかるタイヤ架台は、工業的および商業的に製造および使用等できるから、また商業的に販売等できるから、本発明は経済的価値を有して産業上利用できる発明である。
1A、1B タイヤ架台
2A、2B ブランク
3 開口部
4 箱体
10 底面板
10a 底面板の一方の短辺
10b 底面板の他方の短辺
20 第一の短辺壁部
21 第一の短辺外壁面
22 第一の短辺内壁面
23 第一の短辺壁部フラップ
25 第二の短辺壁部
26 第二の短辺外壁面
27 第二の短辺内壁面
28 第二の短辺壁部フラップ
30 第一の長辺壁部
31 第一の長辺外壁面
32 第一の長辺内壁面
34 第一の長辺壁部フラップ
35 第二の長辺壁部
36 第二の長辺外壁面
37 第二の長辺内壁面
39 第二の長辺壁部フラップ
310 第一の長辺側部フラップ
320 第二の長辺側部フラップ
330 第三の長辺側部フラップ
340 第四の長辺側部フラップ

Claims (5)

  1. タイヤを展示するためのタイヤ架台であって、
    該タイヤ架台は、略長方形状を有する底面板と、この底面板と相対する側に開口部を有する略箱体をなし、平面に展開可能なブランクを折り曲げることで組み立てることができ、
    前記底面板の一方の短辺側には第一の短辺壁部が位置づけられ、他方の短辺側には第二の短辺壁部が位置づけられ、
    前記第一の短辺壁部において前記箱体の外側に位置する第一の短辺外壁面は前記底面板と鋭角をなし、前記第二の短辺壁部において前記箱体の外側に位置する第二の短辺外壁面は前記底面板と鋭角をなし、
    前記第一の短辺外壁面と、前記第一の短辺壁部において前記箱体の内側に位置する第一の短辺内壁面とは、少なくとも前記底面板側において離間し、前記第二の短辺外壁面と、前記第二の短辺壁部において前記箱体の内側に位置する第二の短辺内壁面とは、少なくとも前記底面板側において離間し、
    前記底面板の一方の長辺側には第一の長辺壁部が位置づけられ、他方の長辺側には第二の長辺壁部が位置づけられ、
    前記箱体の、前記第一の長辺壁部において前記箱体の外側に位置する第一の長辺外壁面と、前記第一の長辺壁部において前記箱体の内側に位置する第一の長辺内壁面とは、少なくとも前記底面板側において離間し、
    前記箱体の、前記第二の長辺壁部において前記箱体の外側に位置する第二の長辺外壁面と、前記第二の長辺壁部において前記箱体の内側に位置する第二の長辺内壁面とは、少なくとも前記底面板側において離間し、
    前記第一の長辺壁部、前記第二の長辺壁部、前記第一の短辺壁部および前記第二の短辺壁部を前記底面板に対して同方向に形成することで前記箱体を形成することを特徴とするタイヤ架台。
  2. 前記ブランクにおいて、前記第一の長辺内壁面は、前記底面板と相対する側に第一の長辺壁部フラップが連接しており、前記第二の長辺内壁面は、前記底面板と相対する側に第二の長辺壁部フラップが連接しており、
    前記第一の短辺内壁面は、前記底面板と相対する側に第一の短辺壁部フラップが連接しており、前記第二の短辺内壁面は、前記底面板と相対する側に第二の短辺壁部フラップが連接していることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ架台。
  3. 前記第一の短辺壁部は、少なくとも前記第一の短辺外壁面と、前記第一の短辺内壁面と、前記第一の短辺壁部フラップとを折り曲げて形成され、前記第二の短辺壁部は、少なくとも前記第二の短辺外壁面と、前記第二の短辺内壁面と、前記第二の短辺壁部フラップとを折り曲げて形成され、
    前記第一の長辺壁部は、少なくとも前記第一の長辺外壁面と、前記第一の長辺内壁面と、前記第一の長辺壁部フラップとを折り曲げて形成され、前記第二の長辺壁部は、少なくとも前記第二の長辺外壁面と、前記第二の長辺内壁面と、前記第二の長辺壁部フラップとを折り曲げて形成され、
    前記第一の短辺壁部フラップ、前記第二の短辺壁部フラップ、前記第一の長辺壁部フラップおよび前記第二の長辺壁部フラップは、それらの少なくとも一部の領域が前記底面板と面接触することを特徴とする請求項に記載のタイヤ架台。
  4. 前記第一の短辺内壁面および前記第二の短辺内壁面は、前記底面板側から前記開口部側に向けて互いの間隔が拡がることを特徴とする請求項1ないしの何れかに記載のタイヤ架台。
  5. 前記第一の長辺壁部は前記第一の短辺外壁面の内側に位置づけられる第一の長辺側部フラップと前記第二の短辺外壁面の内側に位置づけられる第二の長辺側部フラップとを有し、
    前記第二の長辺壁部は前記第一の短辺外壁面の内側に位置づけられる第三の長辺側部フラップと前記第二の短辺外壁面の内側に位置づけられる第四の長辺側部フラップとを有することを特徴とする請求項1ないしの何れかに記載のタイヤ架台。
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