JP3117108U - 包装用仕切を備えた包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装用仕切を包装用箱と一体に圧縮しやすい包装用箱を提供する。。
【解決手段】対向する一組の側板16a、16aの内側において、一定の箇所に係合部材18aを備えた包装用箱20が設けられ、包装用仕切14の横片側が係合部材18aに向けられるとともに横片が係合部材18aを介して摺動自在に係合されるもの。
【選択図】図5

Description

この考案は、伸縮自在な包装用仕切を備えた主として業務用の折りたたみ自在な包装用箱に関する。
包装用箱に被包装物を収納する場合、包装用箱内にいわゆる“組仕切”として広く知られている包装用仕切を升目を形成するために井桁状に組立てて内装し、その仕切の升目に被包装物を収納させることが伝統的に広く実施されていた(たとえば、実開昭63−76624号公報参照)。
組仕切は、知られるようにスリットを備えた複数枚の帯状の紙シートが井桁状に向き合わせられ、スリットを差し込むことにより手軽に得られる有利性があった。
しかし、組仕切を包装用箱と組合わせて使用し、折り畳んで保管し、輸送する場合には、次の問題点があった。
組仕切は、紙シートのスリットが互いに単に挿入されているに過ぎないから、紙シートが外れるおそれがあった。
したがって、伸張させた組仕切を嵩張ることのないようにするため、包装用箱の折り畳みに追従させて包装用箱と一体に折り畳むことは困難であった。
また、組仕切は包装用箱内に単に据置されているに止まり、包装用箱と組仕切は互いに独立して存在しているから、被包装物の収納に備えて、包装用箱の伸張に追従させて紙仕切を箱と一体に伸張させることは、構造上不能であった。
この結果、組仕切を使用する場合は、包装用箱と分離して保管し、使用時に組仕切を伸張して箱内に据置き、被包装物の包装に供されることも少なくなかった
さらに、包装用箱内で組仕切を伸張させ、伸張させた組仕切をその伸張状態のまま箱内に据置く作業は煩雑であり、組仕切による包装作業の隘路であった。
そこで、本考案者は、組仕切に代え、伸縮自在な包装用仕切を開発した(たとえば、実公平3−22102号公報、同5−26022号公報を参照、商品名「カミコン」)。
また、この種の伸縮自在な包装用仕切は前記の考案のほか特許第3349543号公報などに記載された発明としても知られている。
これらの伸縮自在な包装用仕切は、スリットを差し込むことに代え、横片と縦片が互いに接着されたもので、伸張することにより方形の升目が形成され、圧縮することにより全体が板状になるものである。
したがって、この伸縮自在な包装用仕切を折り畳み自在な包装用箱内において、その仕切の圧縮方向の両側の横片を包装用箱の対向する側板に接着することにより、箱の折り畳みに追従して仕切を箱と一体に圧縮でき、箱を開くことにより箱の展開に追従して仕切を展開させて升目を得ることができるから、包装業界において利便性が高いものである。
実開昭63−76624号公報 実公平 3−22102号公報、 実公平 5−26022号公報 特許 第3349543号公報
しかし、この種の包装用箱は、量産、かつ、廉価が要請されるものであるから
、包装用箱内に伸縮自在な包装用仕切を機械的手段により接着剤などを介して結合することが希望されるものの、圧縮時の形態が不安定な包装用仕切を包装用箱内の所定の位置に接着することは必ずしも容易ではない。
仮に機械的手段を開発できるとしても、その手段は複雑化し、生産コストが高くなるおそれがあった。
さらに、考案者の実験、研究によれば、折り畳み自在な包装用箱内に伸縮自在な包装用仕切を接着剤を介して結合させた構成の場合、包装用仕切を伸張させる場合について問題はないものの、圧縮時に包装用箱と包装用仕切との間にある程度の融通性を備えることにより、包装用箱内で包装用仕切を該箱と一体に圧縮し易いことが判明したが、背景技術では解決されていない。
この考案の目的は、機械的手段によることなく手軽に実施できる伸縮自在な包装用仕切を備えた包装用箱を提供することにある。
他の目的は、伸縮自在な包装用仕切と折り畳み自在な包装用箱を手軽に組み合わせつつ、包装用仕切を備えた包装用箱の機能を低下させないことにある。
さらに、他の目的は、包装用仕切を包装用箱と一体に圧縮し易い包装用箱を提供することにある。
本考案は、折り畳み自在な包装用箱内に伸縮自在な包装用仕切を手軽に内装するため、包装用仕切に設けられた横片を包装用箱の側板の内側に設けられた係合部材に係合することを最も主要な特徴とする。
上記の目的を達成するため、第1の課題解決手段は、
包装用仕切を備えた包装用箱において、
少なくとも一対の横片と、折目を境にして一定の幅、長さ及び高さを有する縦部と横部がそれぞれ区画形成されてなる縦片が設けられ、
該横片間に該縦片が設けられ、かつ、該縦片の横部が該横片と平行に配置されるとともに、該横部が接着剤を介して該横片に接着されることにより、伸張時に方形の升目を形成するようにした伸縮自在な包装用仕切が設けられ、
一方、対向する一方の一組の側片と対向する他方の一組の側片からなる四隅に折り目が形成された方形の包装用箱本体が設けられ、
該包装用箱本体の前記の二組の側板の開口端と底側端に二枚又は四枚からなる蓋片および底片がそれぞれ折目を介して折り畳み自在に連設され、
対向する二組の側板の何れかの一組の側板の内側において、一定の箇所に係合部材を備えた包装用箱が設けられ、
該蓋片および底片が二組の側板に対して直角に折曲された状態において、該包装用箱本体内に該包装用仕切がその底片から遊離され、該包装用仕切の横片側が該係合部材に向けられるとともに該横片が係合部材を介して摺動自在に係合され、かつ、蓋片側が蓋片に干渉しないように内装されてなることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱である。
上記の目的を達成するため、第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、
対向する一対のそれぞれの該側板の内側に包装用箱本体の蓋側に開放部を有する係合部材が設けられ、包装用仕切の横片が該開放部に挿入されてなることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱である。
上記の目的を達成するため、第3の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、
対向する一対のそれぞれの側板の内側との間に包装用仕切の横片の肉厚に対応する隙間を設けてなる断面略L字状の係合部材が設けられ、包装用仕切の横片が該隙間に挿入されてなることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱である。
上記の目的を達成するため、第4の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、
対向する一対のそれぞれの側板の内側との間に包装用仕切の横片の肉厚に対応する隙間を設けてなる断面略U字状の係合部材が設けられ、包装用仕切の横片が該隙間に挿入されてなることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱である。
上記の目的を達成するため、第5の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、
対向する一対のそれぞれの側板の内側に横断面の幅が包装用仕切の横片の肉厚より大きい支持面を備えた係合部材が設けられ、伸張状態の包装用仕切の横片が該係合部材の支持面に載置されてなることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱である。
上記の目的を達成するため、第6の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、
対向する一組の側板の底片側の一部を残存させて切り欠くことにより、切込付の舌片による係合部材が設けられ、該係合部材を切込の残存部を境にして内側に折曲させることにより支持面を形成し、伸張状態の包装用仕切の横片が該係合部材の支持面に載置されてなることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱である。
上記の目的を達成するため、第7の課題解決手段は、第1、2、3、4、5又は6の課題解決手段において、
係合部材が側板の内側において、包装用箱本体と底片との境の折目を基準してその上方の同一水平線上に複数個設けられてなることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱である。
上記の目的を達成するため、第8の課題解決手段は、第1、2、3、4、5、6又は7の課題解決手段において、
係合部材の最大長さが包装用仕切の升目の長さより短く設定されてなることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱である。
上記の目的を達成するため、第9の課題解決手段は、第1、2、3、4、5、6、7又は8の課題解決手段において、
包装用箱、包装用仕切および係合部材が紙製であることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱である。
考案の作用効果
第1の課題解決手段による考案は、上記の構成であるから、以下の作用効果を奏する。
断面形態が菱形の圧縮状態にある包装用仕切を備えた包装用箱を被包装物の包装に備えて包装用仕切を包装用箱と一体に伸張させ、升目を得る場合(図11を参照)。
包装用仕切が包装用箱と一体に圧縮状態にある場合では、底片および蓋片が包装用箱本体の側板と同一の水平面を形成し、該箱の内側に圧縮された包装用仕切が内装された状態である。
そこで、板状に折り畳まれた包装用箱を該箱本体の四隅の折目を境にして方形に伸張させる。
かくして、圧縮状態にあった包装用仕切は横片を介して係合部材に係合されているから、係合部材が設けられた包装用箱の一対の側板が外側に向けて引っ張られることにより、その引っ張り応力が圧縮状態の包装用仕切に作用し、包装用仕切は徐々に伸張され、遂には方形の升目を備えた包装用箱を得ることができ、升目に被包装物を収納できる形態が得られる。
この場合、包装用仕切は横片を介して係合部材に係合されているに止まるものの、考案者は実験的に試みたが、比較的僅かな応力が仕切に作用することにより、升目を形成できるから、その升目内に被包装物を収納する。
升目が形成され、伸張状態の包装用仕切を備えた包装用箱を保管あるいは廃棄、運送に備えて包装用仕切を包装用箱と一体に嵩張ることのないように圧縮する場合。
前記の伸張の場合と反対に、包装用仕切の横片側に位置する側板を圧縮させる
(図11を参照)。
かくして、伸張された包装用仕切は、包装用箱の圧縮に追従して該箱とともに折り畳まれる。
この圧縮時の作用についてさらに、言及すると、包装用仕切は包装用箱内に接着剤を介して結合されることなく、単に係合部材を介して微動できるように摺動自在に係合されている。
換言すれば、被包装物の包装に備え一時的に仮止めされた状態にあるから、包装用仕切は包装用箱に対して摺動自在に微動できる融通性を備えた状態にある。
包装用箱は4本の折り目を備えた方形の箱であるに対して、包装用仕切は箱の中空方形体である箱と比較して小さな方形の升目の多数の集合体である相違により、両者に奏する圧縮作用には、必然的に差が生じる。
この結果、包装用箱内で包装用仕切が包装用箱の折り畳み時の無理な折り畳み作用に影響を受けるようなことはなく、微動できる融通性を備えていることにより、包装用仕切を該箱と一体に圧縮し易い利点がある。
換言すれば、箱内の包装用仕切は、いわゆる“遊び(よゆう)”を備えているといえる。
伸縮自在な包装用仕切を折り畳み自在な包装用箱内に装着させるのに先だって、予め、一組の側板の内側において、底片寄りの係合部材を設けておくことにより、この係合部材に包装用仕切の横片を係合させるだけで、包装用仕切を包装用箱内に接着することなく、包装用仕切を包装用箱内に結合できる。
係合部材を側板の内側に設けるには、たとえば、断面L字状を呈する係合部材を設け、この係合部材を包装用箱の側板の内側に配置させ、側板との間に隙間を設定して接着するには、単に係合部材の一部を側板に手作業により接着させることは容易に実施できる。
これに対して、機械的手段による場合、包装用仕切の位置決め工程、糊付工程、包装用箱の側板の展開、折り畳み、包装用仕切の載置工程などを必要とし、これらの工程を機械的に反復し、、包装用仕切を包装用箱内に装着させることは必ずしも容易ではない。
したがって、包装用仕切を包装用箱内に結合するのに、煩雑な機械的手段を講じることなく、予め生産した係合部材を単に包装用箱の内側にたとえば、接着するという簡便な作業により係合部材を設けることができるから、包装用仕切を包装用箱内に簡便に結合できる。
伸張自在な包装用仕切と折り畳み自在な包装用箱を係合部材を介して手軽に組み合わせつつ、包装用仕切を備えた包装用箱の機能を低下させることがない。
第2の課題解決手段による考案は、上記の構成であるから、第1の課題解決手段が奏する作用効果のほか、包装用仕切を包装用箱に内装するのに、係合部材は蓋側に開放部を設けたものを使用し、係合部材の開放部に該仕切の横片を挿入するという簡便な方法で行うことができる。
第3の課題解決手段による考案は、上記の構成であるから、第1の課題解決手段が奏する作用効果のほか、第2の課題解決手段と均等の作用効果を期待できる
第4の課題解決手段による考案は、上記の構成であるから、第1の課題解決手段が奏する作用効果のほか、第2の課題解決手段と均等の作用効果を期待できる
第5の課題解決手段による考案は、上記の構成であるから、第1の課題解決手段が奏する作用効果のうち、包装用仕切の伸張については、包装用箱の展開と独立させて行う必要性を有するものの、圧縮時の作用効果については、第1の課題解決手段が奏する効果を共有できる。
第6の課題解決手段による考案は、上記の構成であるから、第5の課題解決手段が奏する作用効果のほか、係合部材は包装用箱の側板を利用し、単に切り込みを設けるだけで得られるから、係合部材の材料の節約に寄与でき、簡単に係合部材を得ることができる。
第7の課題解決手段による考案は、上記の構成であるから、第1、2、3、4、5、又は第6の課題解決手段が奏する作用効果のほか、係合部材の複数個が同一水平線上に設けられているから、包装用仕切を安定して包装用箱に装着でき、しかも係合部材の位置は、包装用箱本体と底片との境の折目を基準して設定されているから、係合部材の位置ずれがないので包装用仕切の位置の確実化を図ることができる。
第8の課題解決手段による考案は、上記の構成であるから、第1、2、3、4、5、5又は第7の課題解決手段が奏する作用効果のほか、係合部材の最大長さが包装用仕切の升目の長さより短く設定されてなるから、包装用仕切は1個の升目の長さに規制された範囲の遊びを備えることになり、よって、包装用仕切を包装用箱と一体に折り畳む際に負荷を奏することなく、両者を一体に折り畳むことができる。
第9の課題解決手段による考案は、上記の構成であるから、第1、2、3、4、5、6、7又は8の課題解決手段が奏する作用効果のほか、包装用箱、包装用仕切および係合部材の全てが紙材で統一されているから、分別回収に寄与でき、いわゆるリサイクル化をし易い。
伸縮自在な包装用仕切を包装用箱の伸縮に追従して包装用箱と一体に伸縮自在に設けるという目的を、包装用箱本体内に該包装用仕切を係合部材を介して摺動自在に係合することにより実現した。
以下この考案の実施例1を図を参照して説明する。
この考案の実施例1は、伸縮自在な包装用仕切14と段ボール箱のように折り畳み自在な包装用箱20の組み合わせによるものであり、折りたたみ自在な包装用仕切14と折り畳み自在な包装用箱20は、それぞれ知られた構成によるものである。
たとえば、伸縮自在な包装用仕切14は、前記したように特許文献2、特許文献3、特許文献4などにより知られている。
この実施例に採用した包装用仕切14を図1〜4を参照して例示する。
図1に示される例は12個の升目12d(升目の符合「12d」については図4を参照、以下同じ)を備えた包装用仕切14であり、追って説明する一対の横片10、10間に設けられる縦片12が一連不可分の例である。
図1の例では、4枚の横片10が升目12dの幅を設定するために一定の間隔を隔て平行に設けられている。
4枚の横片10を設ける例を説明したが、少なくとも2枚の横片10を平行に設けれることにより、仕切14を得ることができる。
2枚以上の横片10を設けることは自由である。
折目12aを境にして升目12dの幅、長さおよび高さを決めるため、一定の幅と長さを有する縦部12bと横部12cがそれぞれ区画形成された縦片12が3枚設けられている。
そして、平行に一定の間隔毎に配置された4枚の横片10間に、縦片12の横部12cが横片10と平行に配置され、横部12cが接着剤を介して該横片10、10に接着されることにより、伸張時に方形の升目12dを形成するようにした伸縮自在な包装用仕切14が設けられている。
この包装用仕切14は、包装用箱の図面を省略してあるが、伸張時は、図1に示される形態であり、圧縮時は図2に示される形態である。
伸縮自在な包装用仕切14自体は当業界で知られているが、上記のほかたとえば、図3に示す形態のものが知られている。
この例は、図面上の左右の升目12dが開放されていないものであるが、図1の例と本質的に相違しない。
前記の2例では、横片12間に設けられる縦片12が前記の例では一連不可分のものであったが、図4に示される平面による説明図の例では、一連不可分の縦片12が分離独立した例であり、縦片12の材料の節約と生産工程の相違によるものであるが、構造上の本質的相違はなく、伸縮自在な包装用仕切14として前記の包装用仕切14と共通である。
そのほか、特許文献4として挙げた特許第3349543号公報記載の伸縮自在な包装用仕切を採用することも自由である。
一方、伸縮自在な包装用仕切を内装する折り畳み自在な包装用箱20について説明する。
この包装用箱20は、当業界で広く知られた市場に流通しているものである。
この考案は、このように、市販されている包装用箱20と当業界で知られている伸縮自在な包装用仕切14を簡単な係合部材を介して組み合わせることにより構成されることを特徴とするものである。
そこで、説明の便宜上、包装用箱20の構造を以下に説明する(図11を参照)。
知られるように、対向する一方の一組の側片16a、16aと対向する他方の一組の側片16b、16bからなる四隅に折り目16fが形成された方形の包装用箱本体16cが設けられている。
包装用箱本体16cの前記の二組の側板16a、16a、16b、16bの開口端と底側端に二枚又は四枚からなる蓋片16dおよび底片16eがそれぞれ折目を介して折り畳み自在に連設されている。
対向する二組の側板16a、16a、16b、16bの何れかの一組の側板の内側において、一定の箇所に係合部材を備えた包装用箱20が設けられている。
実施例を示す図5〜11では、仕切14の横片10の対向側に係合部材が設けられている。
この実施例では、包装用仕切14を箱20の底片16eから遊離させた状態、換言すれば箱20内に吊すようにしている。
図示を省略したが、好ましくは、対向する一組の側板16aの内側において、一定の距離を隔てて1個の升目12dの長さLに比較して最大長さlが短い係合部材が2個毎接着剤を介して固定されている(図1、図11を参照)。
係合部材を一側板16aに少なくとも1個を必須とするが、2個以上設けることは自由である。
図5、6の例は、対向する一対のそれぞれの側板16aの内側に包装用箱本体16cの蓋片16d側に開放部18αを有する係合部材18aが接着され、包装用仕切14の横片10が開放部18αに摺動自在に挿入させてなるものである。
次に包装用仕切14と包装用箱20の組み合わせについて説明する。
蓋片16dおよび底片16eが二組の側板16a、16a、16b、16bに対して直角に折曲された状態において、包装用箱本体16c内に該包装用仕切14がその底片16eから遊離され、該包装用仕切14の横片12側が該係合部材18aに向けられるとともに該横片12が係合部材18aを介して摺動自在に係合され、かつ、蓋片16d側が蓋片16dに干渉しないように内装されてなるものである。
包装用仕切14の高さhを被包装物Mの高さHより低いものとし(図5を参照)、前記のように包装用仕切14をその底片16eから遊離させ、蓋片16d側を蓋片16dに干渉しないように内装することにより、包装用仕切14は係合部材18aを介して宙づりの状態を呈することになり、被包装物Mたとえば、円筒状の殺虫剤容器の胴回りのみを保護することになるが、包装上、何らの支障を来さない。
その上、前記したように、包装用仕切14は底片16eから遊離し、蓋片16d側は蓋片16dに干渉しないように内装されているから、包装用仕切14を包装用箱20と一体に伸張し、あるいは圧縮する場合に、包装用仕切14が包装用箱20の蓋片16dや底片16eに接触することがないから、負荷がかからない
次に他の係合部材と包装用箱20および包装用仕切14の組み合わせの例を要部を拡大した図7〜10を参照して説明する。
図7の例は、対向する一対のそれぞれの側板16aの内側との間に包装用仕切14の横片10の肉厚に対応する隙間βを設けてなる断面略L字状の係合部材18bが設けられたものである。
包装用仕切14の横片10がその隙間βに摺動自在に挿入されてなるものである。
図8の例は、対向する一対のそれぞれの側板16aの内側との間に包装用仕切14の横片10の肉厚に対応する隙間βを設けてなる断面略U字状の係合部材18cが設けられたものである。
包装用仕切14の横片10が該隙間βに摺動自在に挿入されてなるものである。
図9および図10の例は、前記の例に比較して機能上、包装用箱20と包装用仕切14を一体に折り畳むことが可能であるものの、包装用仕切14を伸張させる場合は、包装用仕切14を該箱20の展開とは別に独立して行う形態のものである。
対向する一対のそれぞれの側板16aの内側に横断面の幅が包装用仕切14の横片10の肉厚より大きい支持面18mを備えた係合部材18dが設けられている。
伸張状態の包装用仕切14の横片10が該係合部材18dの支持面18mに載置されてなるものである。
係合部材18dを最も簡単に設けることができる特徴を有する。
図10の例は、対向する一組の側板16aの底片16e側の一部を残存させて切り欠くことにより、切込18f付の舌片による係合部材18eが設けられ、該係合部材18eを切込18fの残存部を境にして内側に折曲させることにより支持面18mを形成し、伸張状態の包装用仕切14の横片10が該係合部材18eの支持面18mに載置されてなるものである。
この考案の実施の形態に係る包装用仕切の伸張状態の斜視図である(実施例1)。 この考案の実施の形態に係る包装用仕切の圧縮状態の斜視図である(実施例1)。 この考案の実施の形態に係る包装用仕切の伸張状態の斜視図である(実施例2)。 この考案の実施の形態に係る包装用仕切の伸張状態の平面による説明図である(実施例3)。 この考案の実施の形態に係る包装用箱の使用状態を示す縦断面図である(実施例4)。 図5の要部の拡大断面図である(実施例4)。 この考案の他の実施の形態に係る要部の拡大断面図である(実施例5)。 この考案の他の実施の形態に係る要部の拡大断面図である(実施例6)。 この考案の他の実施の形態に係る要部の拡大断面図である(実施例7)。 この考案の他の実施の形態に係る要部の拡大断面図である(実施例6)。 この考案の他の実施の形態に係る包装用箱を包装用仕切とともに折り畳んだ状態を示す斜視図である(実施例4)。
符号の説明
10 包装用仕切の横片
12 包装用仕切の縦片
12a 包装用仕切の縦片の折目
12b 包装用仕切の縦片の縦部
12c 包装用仕切の縦片の横部
12d 包装用仕切の升目
14 包装用仕切
16a 包装用箱の一方の側板
16b 包装用箱の他方の側板
16c 包装用箱本体
16d 包装用箱の蓋片
16e 包装用箱の底片
16f 包装用箱本体間の折目
16h 包装用箱本体と底片との境の折目
18a 係合部材
18b 係合部材
18c 係合部材
18d 係合部材
18e 係合部材
18f 係合部材の切込
18m 係合部材の支持面
18α 係合部材の開放部
20 包装用箱
L 包装用仕切の升目の長さ
l 係合部材の最大長さ
H 被包装物の高さ
h 包装用仕切の高さ
M 被包装物
β 包装用仕切の横片の肉厚に対応する隙間





















Claims (9)

  1. 包装用仕切を備えた包装用箱において、
    少なくとも一対の横片10、10と、折目12aを境にして一定の幅、長さ及び高さを有する縦部12bと横部12cがそれぞれ区画形成されてなる縦片12が設けられ、
    該横片10、10間に該縦片12が設けられ、かつ、該縦片12の横部12cが該横片10、10と平行に配置されるとともに、該横部12cが接着剤を介して該横片10、10に接着されることにより、伸張時に方形の升目12dを形成するようにした伸縮自在な包装用仕切14が設けられ、
    一方、対向する一方の一組の側片16a、16aと対向する他方の一組の側片16b、16bからなる四隅に折目16fが形成された方形の包装用箱本体16cが設けられ、
    該包装用箱本体16cの前記の二組の側板16a、16a、16b、16bの開口端と底側端に二枚又は四枚からなる蓋片16dおよび底片16eがそれぞれ折目を介して折り畳み自在に連設され、
    対向する二組の側板16a、16a、16b、16bの何れかの一組の側板の内側において、一定の箇所に係合部材を備えた包装用箱20が設けられ、
    該蓋片16dおよび底片16eが二組の側板16a、16a、16b、16bに対して直角に折曲された状態において、該包装用箱本体16c内に該包装用仕切14がその底片16eから遊離され、該包装用仕切14の横片12側が該係合部材に向けられるとともに該横片12が係合部材を介して摺動自在に係合され、かつ、蓋片16d側が蓋片16dに干渉しないように内装されてなることを特徴とする包装用仕切を備えた包装用箱。
  2. 対向する一対のそれぞれの該側板16aの内側に包装用箱本体16cの蓋片16d側に開放部18αを有する係合部材18aが設けられ、包装用仕切14の横片10、10が該開放部18αに挿入されてなることを特徴とする請求項1記載の包装用仕切を備えた包装用箱。
  3. 対向する一対のそれぞれの側板16aの内側との間に包装用仕切14の横片10の肉厚に対応する隙間βを設けてなる断面略L字状の係合部材18bが設けられ、包装用仕切14の横片10、10が該隙間βに挿入されてなることを特徴とする請求項1記載の包装用仕切を備えた包装用箱。
  4. 対向する一対のそれぞれの側板16aの内側との間に包装用仕切14の横片10の肉厚に対応する隙間βを設けてなる断面略U字状の係合部材18cが設けられ、包装用仕切14の横片10、10が該隙間βに挿入されてなることを特徴とする請求項1記載の包装用仕切を備えた包装用箱。
  5. 対向する一対のそれぞれの側板16aの内側に横断面の幅が包装用仕切14の横片10の肉厚より大きい支持面18mを備えた係合部材18dが設けられ、伸張状態の包装用仕切14の横片10、10が該係合部材18dの支持面18mに載置されてなることを特徴とする請求項1記載の包装用仕切を備えた包装用箱。
  6. 対向する一組の側板16aの底片16e側の一部を残存させて切り欠くことにより、切込18f付の舌片による係合部材18eが設けられ、該係合部材18eを切込18fの残存部を境にして内側に折曲させることにより支持面18mを形成し、伸張状態の包装用仕切14の横片10が該係合部材18eの支持面18mに載置されてなることを特徴とする請求項1記載の包装用仕切を備えた包装用箱。
  7. 係合部材が側板16aの内側において、包装用箱本体16cと底片16eとの境の折目16hを基準してその上方の同一水平線上に複数個設けられてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の包装用仕切を備えた包装用箱。
  8. 係合部材の最大長さlが包装用仕切14の升目12dの長さLより短く設定されてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の包装用仕切を備えた包装用箱。
  9. 包装用箱20、包装用仕切14および係合部材が紙製であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の包装用仕切を備えた包装用箱。























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* Cited by examiner, † Cited by third party
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