JP5864115B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明はプリンタに関するものである。
POSレジスタ等に好適に用いられるプリンタとして、サーマルプリンタが知られている。このサーマルプリンタは、筐体自体が比較的小型であり、大きな設置スペースを必要とすることなく設置することが可能とされているので、例えば飲食店舗等においてユーザのニーズに合わせて自由に設置がなされている。
ところで、この種のサーマルプリンタは、一般的に記録紙が巻回されたロール紙を収納する筐体にプリンタカバーが開閉可能に連結されている構成とされており、プリンタカバーと筐体との間で形成される隙間が記録紙の排出口とされている。通常、サーマルプリンタは筐体の底面を下側にした平置き姿勢で設置される場合が多いので、上記排出口は筐体の上面側に位置するように設計されている。そのため、上方に向かってプリンタカバーが開閉操作されると共に、印字された記録紙が上方に排出されることとなる。
一方、設置スペース等の状況によっては、平置き姿勢ではなく背面を下側にした縦置き姿勢でサーマルプリンタが設置される場合も考えられる。この場合には、前方に向かってプリンタカバーが開閉操作されると共に、印字された記録紙が前方に排出されることとなる。
しかしながら、筐体の背面側には電源ケーブルや外部機器との通信を行うための通信ケーブル等を接続するための接続コネクタ部が形成されている場合が多い(例えば、特許文献1参照)。そのため、これら電源ケーブルや通信ケーブル等が邪魔になってしまい、縦置き姿勢でサーマルプリンタを安定して設置することが難しいものであった。
そこで、このような場合の対策として、図18に示すようなマウントキット110をサーマルプリンタ100に取り付けることで、電源ケーブルや通信ケーブル等の各種の外部ケーブル101に邪魔されることなく、サーマルプリンタ100を縦置き姿勢に設置する方法が知られている。
実開平3−85号公報
ところが、マウントキット110を使用する場合には、サーマルプリンタ100を例えば平置き姿勢から縦置き姿勢に変更する度、或いはその逆に縦置き姿勢から平置き姿勢に変更する度に、マウントキット110の着脱作業を行う必要があるので、手間がかかり使い難いものであった。特に、マウントキット110を固定するねじ等の締結部品111を紛失する恐れがあるうえ、マウントキット110自体を保管しておく必要もあるので、この点においても使い難いものであった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、設置姿勢に応じて外部ケーブルの向きを簡便に切り替えることができ、外部ケーブルに邪魔されることなく任意の姿勢で安定に設置することができるプリンタを提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
(1)本発明に係るプリンタは、記録紙が巻回されたロール紙が内部に収納され、該ロール紙から引き出されて印刷がなされた記録紙を外部に排出させる排出口が形成された筐体と、外部ケーブルを接続可能な外部コネクタ部が形成された外装体を有し、前記外部コネクタ部を露出させた状態で前記筐体の内部に離脱自在に装着される分離ユニットと、を備え、前記筐体の外面のうち前記排出口が形成された排出面以外の少なくとも異なる2つの外面には、前記分離ユニットを収容可能な収容部がそれぞれ形成され、前記分離ユニットの収容時、前記外部コネクタ部は電気接続部材を介して筐体内に配設された回路基板に電気接続されることを特徴とする。
本発明に係るプリンタによれば、外部コネクタ部が形成された外装体を有する分離ユニットが筐体の収容部内に収容された状態で組み合わされ、電気接続部材を介して外部コネクタ部と筐体内の回路基板とが電気的に接続される。そのため、電源ケーブルや通信ケーブル等の各種の外部ケーブルを外部コネクタ部に接続することで、プリンタへの電力供給や、プリンタと外部機器との間における各種の通信を行うことができる。
ところで、筐体の外面のうち、排出口が形成された排出面以外の少なくとも異なる2つの外面には、上記分離ユニットが収容される収容部がそれぞれ形成されており、分離ユニットをいずれかの収容部に選択的に収容することが可能である。
従って、例えば排出口が形成されている排出面が上方又は前方に向くように設置姿勢を変更したとしても、それらの姿勢に応じて外部コネクタ部の向きを任意に変更して、設置に邪魔にならないように外部ケーブルの引き込み方向を変更することができる。これにより、外部ケーブルを格別に気にすることなくプリンタを任意の姿勢で安定的に設置することができ、設置の自由度を向上させることができる。
特に、従来のマウントキットのように別部品を用いる必要がないうえ、分離ユニットを収容部に収容して、筐体に対して組み合わせるだけで容易に外部ケーブルの向きを変更できるので、手間がかからず使い易い。また、マウントキットが不要であるので、より狭い設置スペースに設置し易いうえコスト削減を図り易い。
(2)上記本発明に係るプリンタにおいて、前記収容部が、互いに隣り合う第1の外面及び第2の外面に亘って連続的に形成され、前記収容部内には、前記外部コネクタ部が前記第1の外面又は前記第2の外面に向くように、前記外装体を回動自在に支持する支持部材が設けられていても良い。
この場合には、外装体を回動操作するだけで外部コネクタ部の向きを、第1の外面側又は第2の外面側に直ちに変更することができるので、外部ケーブルの引き込み方向をより簡便に切り替えることができる。従って、より使い易いうえ、プリンタの設置姿勢の変更作業をスムーズに行える。
(3)上記本発明に係るプリンタにおいて、前記収容部内には、前記外部コネクタ部を前記第1の外面又は前記第2の外面に向けた状態で前記外装体を位置決めさせる位置決め部材が設けられていても良い。
この場合には、外装体を位置決めできるので、分離ユニットのがたつきや意図しない回動等を抑制することができる。従って、より安定して外部コネクタ部の向きを第1の外面側又は第2の外面側に向けたままの状態に維持することができる。そのため、プリンタをさらに安定的に設置することができるうえ、外装体の不意な回動等によって外部ケーブルに負荷がかかる等の不具合が発生し難い。
(4)上記本発明に係るプリンタにおいて、前記排出面が、前記筐体の上面とされ、前記第1の外面が前記筐体の底面とされ、前記第2の外面が前記筐体の背面とされていても良い。
この場合には、底面を下側にした平置き姿勢(記録紙が上方に向けて排出される姿勢)や、背面を下側にした縦置き姿勢(記録紙が前方に向けて排出される姿勢)にプリンタの姿勢を変更することができ、いずれの設置姿勢であっても外部ケーブルに邪魔されることなく安定的な設置を行うことができる。
本発明に係るプリンタによれば、設置姿勢に応じて外部ケーブルの向きを簡便に切り替えることができ、外部ケーブルに邪魔されることなく任意の姿勢で安定に設置することができる。
本発明に係るプリンタ(サーマルプリンタ)の実施形態を示す外観斜視図であって、底面側を下向きにした平置き姿勢で設置され、且つプリンタカバーが閉じている状態を示す図である。 図1に示す状態からプリンタカバーを開けた状態を示す斜視図である。 図2に示すプリンタを矢印A方向から見た斜視図である。 図1に示すプリンタを背面側から見た斜視図である。 図1に示す状態から、背面側を下向きにした縦置き姿勢で設置した状態を示す斜視図である。 図4に示す状態からコネクタユニットを回動させ、外部コネクタ部を底面側に向けた状態を示す図である。 図6に示すB−B線に沿った断面図である。 図7に示すコネクタユニットを取り外した状態を示す断面図である。 図7に示すC−C線に沿った断面図である。 図7に示すD−D線に沿った断面図である。 図7に示す状態からコネクタユニットを回動させ、外部コネクタ部を背面側に向けた状態を示す断面図である。 本発明に係る変形例を示す図であって、図7に相当する断面図である。 図12に示す状態からコネクタユニットを回動させ、外部コネクタ部を背面側に向けた状態を示す断面図である。 本発明に係る別の変形例を示す図であって、図7に相当する断面図である。 図14に示すコネクタユニットの装着位置を変更して、外部コネクタ部を底面側に向けた状態を示す断面図である。 図14に示すケーシングを底面側から見た平面図である。 図15に示すケーシングを底面側から見た平面図である。 従来図であって、プリンタにマウントキットを装着している状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係るプリンタの実施形態ついて図面を参照して説明する。なお、本実施形態ではプリンタの一例として、サーマルプリンタを例に挙げて説明する。
(サーマルプリンタの構成)
図1から図4に示すように、本実施形態のサーマルプリンタ1は、ロール紙Rから引き出された記録紙(感熱紙)Pに印刷を行って、該記録紙Pをチケットやレシート等として利用することができるプリンタであって、該プリンタはケーシング2(筐体)内に収められている。
ケーシング2は、プラスチックや金属材料或いはこれらを組み合わせて略箱型に形成されており、その内部にはロール紙が収納されるロール紙収納部6が設けられている。このロール紙収納部6は、プリンタカバー3を開けることで開放される。
なお、本実施形態では、図1に示す状態において前後方向、左右方向及び上下方向を定義する。即ち、図1の紙面排出口形成部側を上方、下側を下方とすると共に左側を前方、右側を後方とする。従って、ケーシング2の外面のうち、プリンタカバー3が設けられている面を上面2a、この上面2aに向かい合う面を底面(第1の外面)2b、各種の作動ボタン7や表示ランプ8等が設けられている面を前面2c、この前面2cに向かい合う面を背面(第2の外面)2dとし、残りの外面を左右面2eとする。
ケーシング2の上面2aには、図2に示すように、プリンタカバー3が回転軸O回りに略90度程度の範囲で開閉可能に連結されている。そして、上記したようにプリンタカバー3を開けたときにロール紙収納部6が開放され、ロール紙Rを内部に投入したり内部から取り出したりすることが可能とされている。なお、本実施形態ではドロップイン方式でロール紙Rを収納する場合を例にしている。
また、プリンタカバー3を閉めたときに、図1に示すように、プリンタカバー3自身の先端とケーシング2との間に若干の隙間が空くように設計されており、この隙間を利用してケーシング2の内部から記録紙Pを外部に引き出すことが可能とされている。つまり、この隙間は記録紙Pの排出口9として機能する。よって、本実施形態では、ケーシング2の上面2aは排出口9が形成された排出面とされている。
ケーシング2の内部には、図3に示すように、ライン状に並んだ複数の発熱素子4aを有するサーマルヘッド(印字ヘッド)4が組み込まれている。このサーマルヘッド4は、図示しない付勢部材によってプラテンローラ5側に付勢されており、プリンタカバー3が閉じられたときにプラテンローラ5の外周面に圧接される。
サーマルヘッド4の両側には、該サーマルヘッド4を間に挟んで向かい合うように一対の収容プレート10が設けられている。これら収容プレート10には、プリンタカバー3が閉じられたときに、プラテンローラ5を軸支する軸受け部15が収容される収容凹部10aがそれぞれ形成されている。また、一方の収容プレート10の外側には、図示しないプラテン用モータによって回転する歯車列11が設けられている。この歯車列11は、後述する従動歯車17に回転力を伝達してプラテンローラ5を回転させる役割を担っている。
一方、図2及び図3に示すように、プリンタカバー3の先端側の内面にはプラテンローラ5が取り付けられている。
この点について簡単に説明すると、プラテンローラ5の両端から外方に延在するシャフト5aには、円筒状の軸受け部15がそれぞれ被せられており、これら軸受け部15がプリンタカバー3の内面に垂下された支持板16に固定されることで、プラテンローラ5が回動可能に取り付けられている。なお、プラテンローラ5のシャフト5aには、一方の軸受け部15を間に挟んで従動歯車17が連結されている。
そして、プリンタカバー3が閉じられると軸受け部15が収納プレートの収容凹部10aにそれぞれ収容されると共にプラテンローラ5が記録紙Pを挟んでサーマルヘッド4に対向配置される。この際、上記したようにサーマルヘッド4がプラテンローラ5に圧接される。また、このとき従動歯車17がケーシング2側の歯車列11に噛合してプラテンローラ5に回転力が伝達される。
これらのことによりプラテンローラ5は、ロール紙Rから引き出された記録紙Pをサーマルヘッド4との間で圧接しながら紙送りして、排出口9から外部に排出させることが可能とされている。
また、上記収容凹部10a内に収容された軸受け部15は、図示しないラッチによってロックがなされるようになっている。そのためこのロックを解除しない限り、プリンタカバー3の開操作が不能とされている。
上記ロックは、ケーシング2に設けられた操作部18を押し下げ操作することで解除がなされる。この操作部18は、ケーシング2の上面2a、前面2c及び一方の左右面2eがそれぞれ交差する角部に配設されている。
また、ケーシング2内には、各種の電子部品が実装された回路基板であるメイン基板19が取り付けられている(図7参照)。このメイン基板19は、例えば作動ボタン7等の入力に応じて、サーマルヘッド4に電気信号や制御信号を出力したり、プラテン用モータ等に制御信号を出力したりして、各構成品の総合的な制御を行っている。
ところで、本実施形態のサーマルプリンタ1は、2つの設置姿勢で設置可能とされている。即ち、図1から図4に示すように底面2bを下側とした平置き姿勢と、図5に示すように背面2dを下側とした縦置き姿勢と、の2つの設置姿勢で設置が可能とされている。上記したように、排出口9は上ケーシング2の上面2aに形成されているので、平置き姿勢で設置した場合には記録紙Pは上方に向かって排出され、縦置き姿勢で設置した場合には記録紙Pは前方に向かって排出されることとなる。
上記いずれの姿勢で設置を行ったとしても安定的な設置を図るために、図4及び図5に示すようにケーシング2の底面2b及び背面2dには、それぞれゴム等からなる脚部20が設けられている。
また、ケーシング2の底面2bと背面2dとの角部には収容部25が形成されており、この収容部25内にはコネクタユニット(分離ユニット)30が離脱自在に収容されている。収容部25は、底面2b及び背面2dに亘って連続的に形成されていると共に、ケーシング2の左右方向に沿った横幅の略全体に亘って形成されている。
コネクタユニット30は、図示しない各種の外部ケーブルを接続可能な外部コネクタ部32が形成された外装体31を具備しており、外部コネクタ部32を露出させた状態でケーシング2の内部に装着されている。
具体的には、外部コネクタ部32が背面2d(図4参照)、又は底面2b(図5及び図6参照)に向くように、図7及び図8に示すように収容部25内に設けられた板ばね部材(支持部材)33によって外装体31が回動自在に支持されている。
外装体31は、図4、図7から図10に示すように、例えばアルミニウム等の金属板を折曲加工すること等で形成された箱状体とされている。外部コネクタ部32は、図示の場合ではケーシング2の左右方向に沿って一列に並んだ状態で4つ形成されており、例えば電源コネクタ、ドロアコネクタ、USBコネクタ及びシリアルコネクタとされている。これら外部コネクタ部32は、図7に示すように、外装体31の内部に配設された回路基板であるサブ基板34に機械的に取り付けられていると共に、電気的に接続されている。
なお、サブ基板34は、外装体31に取り付けられたホルダ板35に支持されている。
外装体31のうち、左右方向に互いに向かい合う側面には、図8及び図10に示すように、それぞれ左右方向外方に向けて突出した円柱状の突起部36が形成されている。一方、収容部25内には、外装体31を左右方向から挟み込む一対の板ばね部材33が形成されている。これら板ばね部材33は、ケーシング2の底面2b側から上方に向かって延びており、左右方向内側に向かって弾性復元変形している。これにより、上記したように一対の板ばね部材33で外装体31を挟み込むことが可能とされている。
上記板ばね部材33には、ケーシング2の底面2b側に位置する根元部から先端部に亘ってスリット33aが該板ばね部材33の中央部に沿って形成されている。このスリット33aは、外装体31に形成された突起部36を案内する案内溝として機能する。また、板ばね部材33の先端部には、スリット33aによって案内されてきた突起部36を軸支するブッシング33bが設けられている。
つまり、本実施形態では、スリット33aに沿って突起部36を移動させるように外装体31を着脱することが可能とされているうえ、突起部36をブッシング33b内に嵌め込むことで図7及び図10に示すように外装体31を回動自在に保持することが可能とされている。
従って、コネクタユニット30は、突起部36及びブッシング33bの中心軸線M(図10参照)を回動中心として回動可能とされ、図4及び図11に示すように外部コネクタ部32を背面2d側に向けたり、図5から図7に示すように外部コネクタ部32を底面2b側に向けたりすることができ、外部コネクタ部32の方向を2方向に切り替えることが可能とされている。
また、収容部25内には、図4、図7、図9及び図11に示すように外部コネクタ部32を背面2d又は底面2bに向けた状態で、コネクタユニット30の外装体31を位置決めさせる位置決め部材37が設けられている。
この位置決め部材37は、上記板ばね部材33と同様に、外装体31を間にして左右方向に向かい合うように配設されており、左右方向内側に弾性復元変形する板ばね部37aと、この板ばね部37aの先端部に形成され、左右方向内側に向けて突出した凸部37bと、を備えている。
板ばね部37aは、板ばね部材33よりも背面2d側に配設されており、根元部が上方に位置し、底面2b側に向かって延在している。そして、その先端部に凸部37bが形成されている。この凸部37bは、外部コネクタ部32が背面2d側又は底面2b側のいずれの方向に向いていたとしても、外装体31に係合して回動戻りを規制している。これにより、コネクタユニット30は、外部コネクタ部32が背面2d側又は底面2b側に向いた状態で位置決めがなされている。
また、図7及び図11に示すように、ケーシング2内に設けられたメイン基板19、及びコネクタユニット30の外装体31内に設けられたサブ基板34には、それぞれ電気接続用のレセプタクルコネクタ40、41が取り付けられており、これら両レセプタクルコネクタ40、41はケーブル42によって電気的接続されている。
このケーブル42は、可撓性を有する長尺なリード線42aと、このリード線42aの両端に取り付けられたプラグコネクタ42bと、で構成されており、プラグコネクタ42bがレセプタクルコネクタ40、41にそれぞれ嵌め込まれることで上記電気的接続がなされている。
従って、外部コネクタ部32が背面2d側又は底面2b側のいずれの方向に向いていたとしても、外部コネクタ部32はサブ基板34及びケーブル42を介してメイン基板19に電気接続がなされている。なお、サブ基板34、両レセプタクルコネクタ40、41及びケーブル42は、外部コネクタ部32をメイン基板19に電気接続する電気接続部材45として機能する。
(サーマルプリンタの作動)
次に、上述したように構成されたサーマルプリンタ1の作動について説明する。
はじめに、コネクタユニット30の外部コネクタ部32が図4に示すように背面2d側を向き、底面2b側を下向きにした平置き姿勢で設置されているものとする。この状態において、図11に示すようにサブ基板34及びケーブル42を介して外部コネクタ部32とメイン基板19とが電気接続されているので、各種の外部ケーブル(電源ケーブルや通信ケーブル等)を外部コネクタ部32に接続することで、サーマルプリンタ1への電力供給や外部機器との間における各種の通信を行える。
ここで、印刷を行う場合には、図示しないプラテン用モータを駆動して歯車列11を回転させる。すると、この回転力は、従動歯車17に伝わるのでプラテンローラ5が回転する。これにより、プラテンローラ5の外周面とサーマルヘッド4との間に挟まれた記録紙Pが紙送りされる。また、これと同時にサーマルヘッド4を作動させる。これにより、多数の発熱素子4aが適宜熱を発する。その結果、紙送りされた記録紙Pに対して各種の文字や図形等を明瞭に印刷することができる。
そして、この印刷された記録紙Pは、図1に示すように、ケーシング2の上面2aに形成された排出口9を通じてサーマルプリンタ1の上方に向けて排出される。
次いで、上記した平置き姿勢ではなく、背面2dを下向きにした縦置き姿勢に変更する場合について説明する。
この場合には、図11に示す状態において、突起部36の中心軸線M(図10参照)を中心としてコネクタユニット30の外装体31を時計方向に回動させる。すると、位置決め部材37の凸部37bが外装体31によって左右方向の外側に押されるので、板ばね部37aは先端部が互いに左右方向の外側に開くように弾性変形する。これにより、外装体31を回動動作させることができる。なお、このとき凸部37bは板ばね部37aの弾性復元変形力を受けているので、外装体31の側面に押し当たった状態となっている。
そして、図6及び図7に示すように外装体31を上記時計回りに略90度回転させ、外部コネクタ部32が底面2b側を向くと、外装体31の側面に押し当たっていた凸部37bが板ばね部37aの弾性復元力によって左右方向の内側に移動して外装体31に係合する。そのためコネクタユニット30は、外部コネクタ部32が底面2b側を向いた状態で回動戻りが規制される。
そして、上記したように外部コネクタ部32の向きを底面2b側に向けた後、図5に示すように背面2d側を下向きにした縦置き姿勢に変更する。これにより、外部ケーブルに邪魔されることなくサーマルプリンタ1の姿勢を変更することがき、印刷された記録紙Pが前方に排出される形態で使用することができる。
上述したように、本実施形態のサーマルプリンタ1によれば、排出口9が上方を向く平置き姿勢、又は排出口9が前方を向く縦置き姿勢のいずれの設置姿勢に変更したとしても、それらの姿勢に応じて外部コネクタ部32の向きを変更して、設置に邪魔にならないように外部ケーブルの引き込み方向を変更することができる。これにより、外部ケーブルを格別に気にすることなくサーマルプリンタ1を任意の姿勢で安定的に設置することができ、使い易いうえ設置の自由度を向上させることができる。
特に、従来のマウントキットのように別部品を用いる必要がないうえ、外装体31を回動操作するだけで外部コネクタ部32の向きを背面2d側又は底面2b側に直ちに変更できるので、外部ケーブルの引き込み方向を簡便に切り替えることができる。従って、使い易く、設置姿勢の変更作業をスムーズに行える。また、マウントキットが不要であるので、より狭い設置スペースに設置し易いうえ、その分のコスト削減を図ることができる。
また、位置決め部材37により外装体31を位置決めできるので、コネクタユニット30のがたつきや意図しない回動(回動戻り等)を抑制することができる。従って、外部コネクタ部32の向きを安定してケーシング2の背面2d又は底面2bに向けたままの状態にすることができる。そのため、サーマルプリンタ1を効果的に安定して設置することができるうえ、外部ケーブルに負荷がかかり難い。
なお、上記実施形態では、ケーブル42を利用してケーシング2内に設けられたメイン基板19と、コネクタユニット30の外装体31内に設けられたサブ基板34と、を電気接続したが、この場合に限定されるものではなく、外部コネクタ部32の向きを背面2d側又は底面2b側のいずれの方向に変更したとしても、上記電気接続がなされれば他の構成を採用しても構わない。
例えば、図12及び図13に示すように、レセプタクルコネクタ51とプラグコネクタ52とからなり、接続時に両コネクタ51、52が相対的に回転可能とされたヒンジコネクタ50を電気接続部材として利用しても構わない。図示の例では、メイン基板19側にレセプタクルコネクタ51が取り付けられ、サブ基板34側にプラグコネクタ52が取り付けられている。
このように構成されている場合であっても、同様の作用効果を奏効することができる。なお、リード線42aを利用した場合には、コネクタユニット30の回動に伴って収容部25内でリード線42aが動いてしまいリード線42a自体又は周辺部材に擦れ等が生じる可能性があるが、ヒンジコネクタ50を利用した場合にはその可能性がないので、好ましい。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、プリンタの一例としてサーマルプリンタ1を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。また、ケーシング2側にサーマルヘッド4を配置し、プリンタカバー3側にプラテンローラ5を配置した構成としたが、これとは逆にケーシング2側にプラテンローラ5を配置し、プリンタカバー3側にサーマルヘッド4を配置した構成としても構わない。
また、上記実施形態では、コネクタユニット30を回動させることで外部コネクタ部32の向きを変更したが、この構成に限定されるものではない。ケーシング2の外面のうち、排出面とされている上面2a以外の少なくとも異なる2面に収容部25が形成され、この収容部25内にコネクタユニット30が離脱自在に装着されていれば良い。
例えば、図14及び図15に示すように、ケーシング2の背面2d及び底面2b面にそれぞれ収容部25を形成し、これら収容部25にコネクタユニット60を入れ替えながら装着する構成としても構わない。
この場合のコネクタユニット60の外装体61は、図14から図17に示すように外部コネクタ部32が取り付けられた支持プレート62と、支持プレート62の左右両端に取り付けられ、該コネクタユニット60の挿脱時に把持可能な把持枠63と、で構成されている。
上記支持プレート62は、コネクタユニット60を収容部25内に組み込んだ際、収容開口部を塞ぐ大きさとされている。そして、2つの締結ねじ65を利用することで、支持プレート62をケーシング2に固定することが可能とされている。
なお、コネクタユニット60を一方の収容部25内に収容した際、図14から図16に示すように、他方の収容部25の収容開口部はカバープレート66が締結ねじ65によって固定されてメクラがなされる。
ところで、ケーシング2内に設けられたメイン基板19には、2つのレセプタクルコネクタ67、68が取り付けられている。ここで、図14に示すように一方の収容部25内にコネクタユニット60を収容させ、外部コネクタ部32を背面2d側に向けた場合には、サブ基板34に取り付けられたプラグコネクタ69がメイン基板19の一方のレセプタクルコネクタ67に接続される。また、図15に示すように、他方の収容部25内にコネクタユニット60を収容させ、外部コネクタ部32を底面2b側に向けた場合には、プラグコネクタ69がメイン基板19の他方のレセプタクルコネクタ68に接続される。
このように、コネクタユニット60をいずれの収容部25内に装着したとしても、外部コネクタ部32は、サブ基板34、プラグコネクタ69及びレセプタクルコネクタ67、68を介してメイン基板19に電気接続がなされる。
なお、これらサブ基板34、プラグコネクタ69及びレセプタクルコネクタ67、68は、電気接続部材70として機能する。
このように構成された場合であっても、サーマルプリンタ1の設置姿勢に応じて、コネクタユニット60をケーシング2の背面2d側、底面2b側にそれぞれ形成された収容部25内に選択的に装着することで、外部コネクタ部32の向きを容易に変更することができる。従って、外部ケーブルに邪魔されることなく、サーマルプリンタ1を平置き姿勢又は縦置き姿勢で安定的に設置することができる。
P…記録紙
R…ロール紙
1…サーマルプリンタ(プリンタ)
2…ケーシング(筐体)
2a…ケーシングの上面(排出面)
2b…ケーシングの底面(第1の外面)
2d…ケーシングの背面(第2の外面)
9…排出口
19…メイン基板(回路基板)
25…収容部
30、60…コネクタユニット(分離ユニット)
32…外部コネクタ部
31、61…外装体
33…板ばね部材(支持部材)
37…位置決め部材
45、70…電気接続部材
50…ヒンジコネクタ(電気接続部材)

Claims (3)

  1. 記録紙が巻回されたロール紙が内部に収納され、該ロール紙から引き出されて印刷がなされた記録紙を外部に排出させる排出口が形成された筐体と、
    外部ケーブルを接続可能な外部コネクタ部が形成された外装体を有し、前記外部コネクタ部を露出させた状態で前記筐体の内部に嵌合により離脱自在に装着される分離ユニットと、
    前記筐体の互いに隣り合う第1の外面及び第2の外面に亘って連続的に形成され、前記分離ユニットを収容可能な収容部と、
    前記収容部内に設けられ、前記外部コネクタ部が前記第1の外面又は前記第2の外面に向くように、前記外装体を回動自在に支持する支持部材と、を備え、
    前記分離ユニットの収容時、前記外部コネクタ部は電気接続部材を介して筐体内に配設された回路基板に電気接続され
    前記第1の外面を下向きとした第1姿勢で前記筐体が設置された場合、前記外部コネクタ部が前記第2の外面を向いた状態で支持され、かつ、
    前記第2の外面を下向きとした第2姿勢で前記筐体が設置された場合、前記外部コネクタ部が前記第1の外面を向いた状態で支持されることを特徴とするプリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタにおいて、
    前記収容部内には、前記外部コネクタ部を前記第1の外面又は前記第2の外面に向けた状態で前記外装体を位置決めさせる位置決め部材が設けられていることを特徴とするプリンタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプリンタにおいて、
    前記排出面は、前記筐体の上面とされ、
    前記第1の外面が前記筐体の底面とされ、前記第2の外面が前記筐体の背面とされていること特徴とするプリンタ。
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