JP5861315B2 - モータの集中配電部材 - Google Patents

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本発明は、モータの集中配電部材に関する。
例えばロータをリング状のステータで包囲した形態の車両用ブラシレスモータでは、ステータが、巻き線からなる複数の磁極と、この磁極に給電するための円環状をなす集中配電部材とを備えて構成されており、従来、このような集中配電部材の一例として、下記特許文献1に開示されたものが知られている。
このものは、マグネットワイヤを多角形環状に回曲した3つのバスリングが備えられ、各バスリングには巻き線に接続される複数の接続部を周方向に間隔を開けて形成する一方、マグネットワイヤの突き合わせされた端部に給電端子がかしめ固着されており、3つのバスリングが、それぞれの給電端子を周方向に位置をずらした形態で同心に重ねられ、周方向に沿った複数箇所において合成樹脂製のクリップで径方向の内外から挟み付けることにより一体的に組み付けられた構造である。そして、各バスリングの給電端子に、電源側から引き出された端子金具(電源側端子)が接続されて使用される。
特開2009−261094号公報
ここで、各バスリングの給電端子に電源側端子を接続する手段としては、両端子を重ねてボルトとナットで締結するようになっている。具体的には、両端子に設けた挿通孔にボルトを貫通してその突出端にナットを螺合したのち、ナットとボルトのいずれか一方を回り止めした状態で、他方を工具でねじ込むようにしている。
しかるにこのようにボルト・ナットで締結する場合は、締結に伴って給電端子が連れ回りし、バスリング側に負荷が掛かって、バスリングを構成するマグネットワイヤの被覆が破断したり、クリップが損傷するおそれがあり、その対策が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、給電端子に電源側端子をボルト締めして接続する場合に給電端子が連れ回りすることを防止するところにある。
本発明は、モータのステータの巻き線に電力を供給するための集中配電部材であって、給電端子と、前記巻き線との接続端子とを備えた環状をなす複数のバスバーが、互いに絶縁された形態で合成樹脂製のホルダ内に収容され、前記各バスバーの前記給電端子に電源側から引き出された電源側端子が個別に重ねられてボルト締めにより接続されるようになっており、前記ホルダには、前記給電端子の基端側に係止して前記ボルトの締結に伴って当該給電端子が連れ回りすることを規制する連れ回り防止部が形成され、前記ホルダには、前記給電端子が載置可能でかつ前記ボルトと螺合されるナットが回り止めされて装着された端子台が設けられ、この端子台に前記連れ回り防止部が形成され、前記給電端子は、前記バスバーから径方向に突出した基板の先端に縦板が立ち上がり、さらに縦板の先端に接続板が直角曲げされたクランク状に形成され、前記給電端子は、前記縦板を前記端子台の背面部に沿わせつつ前記接続板が同端子台の上面に載置されるようになっており、前記端子台の前記背面部には、前記給電端子の前記縦板の両側縁が上方から挿入される挿入溝が形成されることで前記連れ回り防止部が形成されているところに特徴を有する。
給電端子に相手の電源側端子を重ねてボルト締めする際に、給電端子の基端側がホルダに形成された連れ回り防止部に係止して連れ回りすることが規制される。そのため、バスバーにおける給電端子が設けられた部分等に負荷が掛かることが防止され、変形、破断等を招くことを未然に防止することができる。
また、給電端子を相手の電源側端子に接続するに当たり、端子台に載せられた給電端子に電源側端子を重ねたのち両端子にボルトを貫通してナットにねじ込むだけで、簡単に両端子を接続することができる。その際、給電端子が端子台に設けられた連れ回り防止部に係止して連れ回りすることが規制される。
電端子の接続板が端子台の上面に載せられることに伴って、縦板の両側縁が端子台の背面部に設けられた挿入溝に上方から挿入され、これにより給電端子を電源側端子とともにボルト締めした場合に、給電端子が連れ回りすることが規制される。
本発明によれば、給電端子に電源側端子をボルト締めして接続する場合に給電端子が連れ回りすることを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る集中配電部材の分解斜視図 バスバー本体の平面図 バスバーの平面図 図3のA−A線断面図 図3のB−B線断面図 接続端子の側面図 同平面図 同背面図 3層のバスバーの配設構造を示す斜視図 同平面図 絶縁板の平面図 ホルダの平面図 端子台に給電端子を組み付ける部分の構造を示す分解断面図 カバーの平面図 同正面図 同側面図 端子台にナットを装着した状態の正面図 給電端子を端子台に載置した場合の一部切欠平面図 その端子台の背面部分を示す背面図 集中配電部材の組立完了状態の平面図 図20のC−C線断面図 図20のD−D線断面図 図20のE−E線断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図23に基づいて説明する。
本実施形態のモータは、ハイブリッド電気自動車に搭載される3相交流6極対のブラシレスモータであり、エンジンとトランスミッションとの間の狭い空間に配置され、エンジンの水平なクランクシャフトに同軸に連結されたロータ(図示せず)と、ロータを同心状に包囲するリング状のステータ(図示せず)と、ステータを同心状に包囲するリング状の集中配電部材Sとを備えて構成される。ステータは、コアに巻き線を施すことによって構成された複数の磁極(図示せず)によって構成され、磁極は、ロータと同心の円周に沿って一定ピッチで配置されており、各磁極からは巻き線の両端部が導出されている。
集中配電部材Sは、ステータの巻き線に電力を供給するためのものであって、図1に示すように、3個のバスバー10と、2個の絶縁板40と、これらを積層して収容するホルダ50と、ホルダ50の開口面に被着される5個のカバー70とから構成されている。また、各バスバー10にはそれぞれ、1個の給電端子20と、6個ずつの巻き線との接続端子30が備えられている。
各構成部品について説明する。バスバー10は、バスバー本体11と、給電端子20及び接続端子30とが、予め別体として形成されている。バスバー本体11は、図2及び図4に示すように、断面方形の帯状基材12が、所定長さごとに所定角度(160°)をなして幅方向に曲げられることにより、正18角形の環状に形成される。ただし、正18角形の18辺のうち終端側の2辺は切除され、また残った終端の1辺は、正規長さの1/3程度の短寸に留められている。
バスバー本体11の帯状基材12はより具体的には、金属線材の引抜加工や圧延加工、あるいは金属平板を所定幅に切断することによって形成されており、同帯状基材12が所定寸法ずつ送られつつ、160°の角度をなして曲げられることにより、上記のように辺の一部が欠落した正18角形の環状に形成されている。このように、多角形状(正18角形)に曲げ形成した場合は、例えば帯状基材12を幅方向に円環状に曲げ形成する場合と比べて、形状精度が高く取れ、すなわち真円が出しやすいという利点がある。
給電端子20は、電源側から引き出された給電用電線90の端末に設けられたりLA端子等からなる電源側端子91(図13参照)とボルト95の締め付けによって結合されるものであって、各バスバー10について1個が備えられる。給電端子20は、バスバー本体11の厚さにほぼ等しい厚さの金属平板をプレス加工して、所定の打ち抜き、曲げ等を施すことで形成されており、全体としては、図3及び図4に示すように、幅広で側面視がクランク状をなすように形成されている。
より詳細には、取付板21の先端から縦板22が立ち上がり形成され、同縦板22の上端から接続板23が直角曲げされて形成されている。取付板21には、基端側の下面に溶接部となる第1接合凹面24が段差状に形成され、第1接合凹面24は、バスバー本体11を構成する帯状基材12の幅よりも少し小さい奥行寸法を有するとともに、同帯状基材12の厚さの半分程度の深さ寸法を有する位置に形成されている。
縦板22の両側縁には、図19に示すように、ほぼ中央高さ位置において、所定寸法張り出した張出部27が形成されている。
接続板23には、ボルト挿通孔25が開口されているとともに、図9に示すように、先端縁の両端から、後記するナット65の外れ止めに機能する一対の係止爪26が下向きに形成されている。
接続端子30は、上記した給電端子20の素材となる金属平板と同じ金属平板をプレス加工して、所定の打ち抜き、曲げ等を施すことで形成されており、図5ないし図8にも示すように、取付板31の先端から縦板32が立ち上がり形成され、この縦板32の一方の側縁から、巻き線の端部を接続するべく接続板33が折り返し状に形成されている。取付板31における基端側の下面には、同じく溶接部となる第2接合凹面34が形成されている。同第2接合凹面34の奥行寸法と深さ寸法も、上記した給電端子20の取付板21の第1接合凹面24と同じである。
バスバー本体11には、1個の給電端子20と、6個の接続端子30が組み付けられている。詳細には、図3に示すように、給電端子20は、バスバー本体11における始端側から9番目の縁辺部13IXの長さ方向の中央に、接続板23を外側に向けた姿勢で配され、図4に示すように、取付板21の第1接合凹面24が同縁辺部13IXの上面に嵌められた状態において、抵抗溶接によって結合されている。なお以下では、バスバー本体11の縁辺部について、その位置を特定する場合には符号「13」に添え字を付して区別し、区別しない場合は、符号「13」を付して説明する。
接続端子30は、同図3に示すように、バスバー本体11における始端側から1,4,7,10及び13番目の縁辺部13I,13IV,13VII,13X及び13XIIIの始端側の位置、並びに終端の短寸の縁辺部13XVIの計6箇所において、それぞれ接続板33を内側に向けた姿勢で配され、図5に示すように、取付板31の第2接合凹面34が、それらの縁辺部13の上面に嵌められた状態において、同じく抵抗溶接によって結合されている。
このような同一形状になるバスバー10が、3個備えられる。
上記した3個のバスバー10は、詳しくは後記するように、20°ずつ回動姿勢をずらした形態において同軸上に積層配置され(図9参照)、このとき全体の平面視では、図10に示すように、一の縁辺部の一部のみが欠落した(欠落部分14)正18角形の環状をなす。そして、各バスバー10に設けられた6個ずつ合計18個の接続端子30が、同一円周上において20°ずつの等角度間隔を空けて配置される。また、各バスバー10の給電端子20a〜20cは、環形における欠落部分14とは中心を挟んだほぼ反対側の位置において、同じく20°ずつの角度間隔を開けてまとまって配置されるようになっている。
上記のように積層配置されるバスバー10の間には、それぞれ絶縁板40が介装されるようになっている。絶縁板40は合成樹脂製であって、図11にも示すように、バスバー本体11と同じ径において、正18角形の完全な(欠落部分のない)環状に形成されている。絶縁板40は、バスバー本体11より幅広で、かつバスバー本体11の2倍程度の厚さを備えている。
絶縁板40の上面における幅方向の中央部には、バスバー本体11をほぼ緊密にかつ面一に嵌めることができる嵌合溝41が形成されている。
上記のように、各絶縁板40は、3個のバスバー10のそれぞれの間に介装されるが、絶縁板40の上面側では、図11及び図1に示すように、上側に配されるバスバー10に結合された6個の接続端子30と対応する各縁辺部43において、嵌合溝41の内周側の側壁に、同接続端子30の取付板31の下半分を嵌めて逃がす内逃がし溝45が切り欠き形成されているとともに、所定の1本の縁辺部43aでは、嵌合溝41の外周側の側壁に、同じく上側に配されるバスバー10に結合された給電端子20の取付板21の下半分を嵌めて逃がす外逃がし溝46が形成されている。
また、絶縁板40の下面側では、下側に配されるバスバー10に結合された6個の接続端子30と対応する各縁辺部43において、図23に示すように、同接続端子30の取付板31の上半分を嵌めて逃がす内逃がし凹部47が形成されているとともに、所定の1本の縁辺部43aにおいて、図13及び図22に示すように、同じく下側に配されるバスバー10に結合された給電端子20の取付板21の上半分を嵌めて逃がす外逃がし凹部48が形成されている。
ホルダ50は合成樹脂製であって、図12に示すように、バスバー本体11と同じ径を有する正18角形の完全な環状に形成されている。このホルダ50には、上面開口の保持溝51が形成されており、同保持溝51内に、3個のバスバー10と2個の絶縁板40とが交互に積層された状態(適宜に積層体89という)で嵌合されて保持されるようになっている。
ホルダ50の保持溝51における溝底には、図13に示すように、最下層のバスバー10におけるバスバー本体11をほぼ緊密にかつ面一に嵌めることができる嵌合溝52が形成されている。
ホルダ50の所定の各縁辺部53における保持溝51の内側の側壁には、各層のバスバー10に設けられた接続端子30の取付板31が上方から挿入される縦溝54a〜54cが形成されている。この縦溝54a〜54cは、接続端子30の高さ位置が3段階あることに対応して、深さが3段階に分けて形成されている。
ホルダ50における隣接した所定の3縁辺部53a〜53cの外面には、各層のバスバー10に設けられた給電端子20a〜20cをそれぞれ受ける端子台55a〜55cが、外側に向けて突出形成されている。端子台55a〜55cは、給電端子20における縦板22から接続板23を受けることが可能となっており、給電端子20の高さ位置が3段階あることに対応して、高さが3段階に分けて形成されている。なお以下において、各端子台55a〜55cに共通の説明をする場合は、単に端子台55として説明する場合がある。
各端子台55には、上面並びに突出端面に開口したナット装着溝56が形成されており、同ナット装着溝56には、ナット65が回り止めされた形態で装着されるようになっている。
ナット65は、図1及び図18に示すように外形四角形をなし、その左右の側面における下側の略半分の領域には、フランジ66が全長に亘って突出形成されている。このフランジ66は、図17に示すように、水平に張り出した上面66aの張り出し端から側面66bが直角に垂下し、さらにその下端部が下方に向けて次第に幅狭となる傾斜面66cとなった正面形状に形成されている。
一方、ナット装着溝56は全体としては、ナット65の前後方向の長さよりも所定寸法大きい奥行と、ナット65の厚さよりも少し小さい寸法の深さと、ナット65の両フランジ66の側面66b間の寸法よりも所定寸法大きい幅とを有するチャンネル形に形成されている。ナット装着溝56の溝底における奥行方向の中央位置には、後記するように、同ナット65に螺合されたボルト95の軸部95aの先端を挿入して逃がす逃がし孔58が開口されている。
ナット装着溝56の左右の内壁面の上端部には、突出端から内側に少し入った位置から奥面に亘る領域において、ナット65のフランジ66の上面66aに係止する係止部80が互いに向き合うようにして突出形成されている。両係止部80の対向面の間によって、ナット65の上端部を上方に挿通可能とした上面開口溝81が形成されている。この上面開口溝81の幅はナット65の上端部の幅よりも所定寸法大きく形成されており、したがってナット65の上端部は、ナット装着溝56の上面開口溝81に対してクリアランスを持って挿通可能となっている。
ナット装着溝56の突出端側の開口(入口82)における下側の左右の隅部には、ガイド突部83が形成され、同ガイド突部83の対向面は、ナット65のフランジ66の傾斜面66cに倣った角度の傾斜面をなし、両ガイド突部83の対向面の間には、ナット65のフランジ66の両傾斜面66cがクリアランスを持って挿入可能となっている。
言い換えると、ナット65は、両ガイド突部83の間を通ることで真直姿勢に向きが正され、左右のフランジ66を係止部80の下方に通し、また上端部を上面開口溝81に通しつつ、入口82からナット装着溝56内に挿入可能となっている。挿入後には、左右のフランジ66が係止部80に係止されることで、ナット65がナット装着溝56の上方に外れることが規制される。なお、両フランジ66の側面66bと、ナット装着溝56の内面(ガイド突部83の内面を含む)との間にはクリアランスが確保され、上面開口溝81の幅が、ナット65の上端部の左右方向の幅よりも広くなっていることと相俟って、ナット65はナット装着溝56内において、幅方向並びに奥行方向への移動可能に収容されるようになっている。
一部既述したように、端子台55の背面には、給電端子20の縦板22が沿うように配されるようになっている。
端子台55の背面には、図13に示すように、給電端子20の縦板22を上方から挿入可能な装着凹部85が、手前側(同図の左側)に開口した形態で形成されている。装着凹部85は詳細には、図18にも示すように、左右の側壁85aの間隔が、給電端子20の縦板22の両側縁に形成された張出部27の両張出縁間の寸法に匹敵する寸法に設定されているとともに、縦板22の下端と取付板21との接続部分を受けることが可能な底壁85bを備えている。
左右の側壁85aの開口端側には、角柱部86が底壁85bから上縁の少し下方位置に向けて立ち上がり形成されている。角柱部86と奥壁87との間には、縦板22の板厚に匹敵する間隔が開けられており、これにより両角柱部86と奥壁87との間には、縦板22の張出部27を挿入して係止する挿入溝88が形成されている。
なお、両角柱部86の上端と、装着凹部85における奥壁87の上端とには、それぞれテーパ状の誘い込み面86a,87aが形成されている。
ホルダ50の上面開口には、5個のカバー70が被着されるようになっており、図12及び図20に示すように、ホルダ50の縁辺部53のうち、中央の端子台55bが形成された縁辺部53と、同縁辺部53から両側に2個ずつを開けた2個の縁辺部53の合計5箇所に被着されるようになっている(被着位置60)。
カバー70は合成樹脂製であって、図14ないし図16にも示すように、ホルダ50の一の縁辺部53からその両隣りの縁辺部53の一部を覆うべく、直線部71の両端に短寸の屈曲部72を設けた形状である。
各カバー70には、外縁側に2本、内縁側に2本の合計4本の弾性変位可能なロック枠片73が、下向きに形成されている。外縁側の2本のロック枠片73aは、直線部71の両端に寄った位置に形成され、内縁側の2本のロック枠片73bは、直線部71と屈曲部72との繋ぎ部に形成されている。
一方、ホルダ50におけるカバー70の各被着位置60には、各ロック枠片73a,73bに嵌って係止するロック突部61が、外面側に2個、内面側に2個の合計4個が形成されている。外面側の2個のロック突部61は、一の縁辺部53の両端に寄った位置に形成され、内面側の2個のロック突部61は、一の縁辺部53と両隣りの縁辺部53との間の屈曲された繋ぎ部にそれぞれ形成されている。
なお、内縁側のロック枠片73bは、ホルダ50における一の縁辺部53と両隣りの縁辺部53との繋ぎ部といった、平面視で鈍角な谷の部分に挿入されるのであるから、同内側のロック枠片73bの内面は、上記の谷形状に整合した山形に形成されている。
また、外面側のロック突部61の両側には、ロック枠片73aを挿入案内するガイド62が形成されている。
カバ一70の直線部71における長さ方向の中央部には、ホルダ50の保持溝51内に嵌合された積層体89の上面を弾性的に押圧する押圧板75が形成されている。押圧板75は、直線部71の長さ方向に沿った細長い形状をなして両持ち状に切り出し形成されており、長さ方向の中央部が上下方向に撓み変形可能となっており、同押圧板75の長さ方向の中央部の下面に、押圧突条76が幅方向に沿って形成されている。
続いて、本実施形態に係る集中配電部材Sの組立手順の一例を説明する。
バスバー10については、上述したように、一部が欠落した形態の正18角形の環状に形成したバスバー本体11の所定位置に、1個の給電端子20が外向きの姿勢で、6個の接続端子30が内向きの姿勢でそれぞれ配されて、抵抗溶接によって結合される。バスバー本体11は断面方形をなしており、給電端子20の取付板21の第1接合凹面24や、接続端子30の取付板31の第2接合凹面34が、バスバー本体11の平面状の上面に対してべた当たりし、すなわち接触面積を広く取った状態で接合できることにより、高精度に姿勢を定めて溶接結合することが可能となる。
組み立てに当たっては、上記のような3個のバスバー10と、2個の絶縁板40と、ホルダ50と、5個のカバー70が準備される。
まず、ホルダ50が組立台上に設置され、例えば図1に示すように、3個の端子台55a〜55cが手前側を向いた姿勢で設置される。各端子台55a〜55cのナット装着溝56には、図13及び図17に示すように、ナット65が、左右のフランジ66を係止部80の下に通しつつ入口82からナット装着溝56内に挿入される。ナット65は、回り止めされた形態でナット装着溝56内に装着され、また、左右のフランジ66が係止部80に係止されることで、ナット装着溝56の上面開口溝81から外れることが規制される。ただしナット65は、ナット装着溝56内において前後及び左右に移動可能な形態で収容される。
この状態からホルダ50の保持溝51に対し、3層のうち下の層に来るバスバー10が所定の回動姿勢、すなわち同バスバー10に設けられた給電端子20aが、図1に示されたホルダ50における手前側から見た一番右の端子台55aの直上に来る回動姿勢を取って挿入される。
同バスバー10は、6個の内向きの接続端子30が一番深い縦溝54aに嵌って逃がされつつ挿入され、バスバー本体11が保持溝51の溝底の嵌合溝42内に面一に嵌められる。
併せて同バスバー10に外向きに設けられた給電端子20aの接続板23が一番右側の端子台55aに載せられる。図13に参照して示すように、給電端子20aは、縦板22が、左右の張出部27を対応する挿入溝88に挿入しつつ、装着凹部85の奥壁87に沿うようにして押し込まれる。このとき誘い込み面86a,87aで誘い込まれることにより、縦板22の張出部27の挿入溝88への挿入は、スムーズに行われる。
所定量押し込まれたら、接続板23が、ナット装着溝56に装着されてその上面開口溝81から僅かに突出したナット65の上面に載せられ、接続板23のボルト挿通孔25がナット65の雌ねじ65aと略整合する。このとき併せて、接続板23の先端の係止爪26がナット装着溝56の入口82の左右両端部を塞ぐような形態となり、ナット65が入口82から抜け出ることが規制される。
次に、下側の絶縁板40が所定の回動姿勢、すなわち絶縁板40の下面に形成された外逃がし凹部48が、先に挿入されたバスバー10の給電端子20aの直上に来る回動姿勢を取って挿入される。同絶縁板40は、下面の外逃がし凹部48に給電端子20aの取付板21を嵌めて逃がし、また同じく下面に形成された6個の内逃がし凹部47に、対応する接続端子30の取付板31を嵌めて逃がしつつ、図21ないし図23に示すように、その下面を保持溝51の溝底に密着させて載せられる。
続いて、中間層のバスバー10が所定の回動姿勢、すなわち同バスバー10に設けられた給電端子20bが、図1に示されたホルダ50における中央の端子台55bの直上に来る回動姿勢を取って挿入される。
同バスバー10は、6個の内向きの接続端子30が中間深さの縦溝54bに嵌って逃がされつつ挿入され、バスバー本体11が、その下面側に挿入された絶縁板40の上面に形成された嵌合溝41内に面一に嵌められ、併せて図13に示すように、給電端子20bの接続板23が中央の端子台55bに載せられる。
給電端子20bは同じように、縦板22が、左右の張出部27を対応する挿入溝88に挿入しつつ、装着凹部85の奥壁87に沿うようにして押し込まれ、接続板23が、ナット装着溝56に装着されたナット65の突出した上面に載せられ、ボルト挿通孔25がナット65の雌ねじ65aと略整合した状態とされる。併せて、接続板23の先端の係止爪26がナット装着溝56の入口82の左右両端部を塞いで、ナット65の抜け止めをする。
次に、上側の絶縁板40が、下側の絶縁板40と同様に、下面に形成された外逃がし凹部48を、挿入されている中間層のバスバー10の給電端子20bの直上に来る回動姿勢を取って挿入される。同絶縁板40は、下面の外逃がし凹部48に給電端子20bの取付板21を嵌めて逃がし、また6個の内逃がし凹部47に、対応する接続端子30の取付板31を嵌めて逃がしつつ、図21ないし図23に示すように、その下面をバスバー本体11を挟んで下側の絶縁板40の上面に密着させて載せられる。
そののち、上の層のバスバー10が、同バスバー10に設けられた給電端子20cが、図1に示されたホルダ50における左側の端子台55cの直上に来る回動姿勢を取って挿入される。
同バスバー10は、6個の内向きの接続端子30が最小深さの縦溝54cに嵌って逃がされつつ挿入され、バスバー本体11が、その下面側に挿入された上側の絶縁板40の嵌合溝41内に面一に嵌められ、併せて給電端子20cの接続板23が左側の端子台55cに載せられる。
給電端子20cも同じように、縦板22が、左右の張出部27を対応する挿入溝88に挿入しつつ、装着凹部85の奥壁87に沿うようにして押し込まれ、接続板23が、ナット装着溝56に装着されたナット65の突出した上面に載せられ、ボルト挿通孔25がナット65の雌ねじ65aと略整合した状態とされる。併せて、接続板23の先端の係止爪26でナット65の抜け止めがなされる。
以上により、3個のバスバー10と2個の絶縁板40とが交互に積層された積層体89が構成され、この積層体89がホルダ50の保持溝51内に収容された形態となる。
最後に、ホルダ50の上面開口における所定の5箇所の被着位置60に、それぞれカバー70が装着される。各カバー70は、内外のロック枠片73を対応するロック突部61に当てて撓み変位させつつ押し込まれ、保持溝51の側縁の上端に当たったところで、ロック枠片73が復動変位してロック突部61に嵌ることで抜け止めされて装着される。併せて、各カバー70の押圧板75に設けられた押圧突条76が積層体89の上面を弾性的に押圧し、積層体89が保持溝51の溝底に押し付けられる。結果、積層体89が保持溝51内に強固に保持された状態で収容される。
これにより、集中配電部材Sの組み立てが完了する。
上記のように組み立てられた集中配電部材Sは、ブラシレスモータにおけるステータの回りに配設され、同集中配電部材Sの内周側に設けられた18個の接続端子30の接続板33に対し、ステータに設けられた対応する巻き線の一端部がフュージング等により接続される。なお、各巻き線の他端部は、各相ごとに共通の導電部材に接続される。
一方、集中配電部材Sの外周側にまとめて設けられた3個の端子台55a〜55cには、対応する給電用電線90の端末に設けられた電源側端子91が重ねられてボルト95で固定される。
中央の端子台55bを例に挙げると、図22に示すように、端子台55b、実際には同端子台55bのナット装着溝56に収容されたナット65の上面に給電端子20bの接続板23が載せられた状態にあり、同接続板23上に、対応する電源側端子91がボルト挿通孔25,92同士を整合させて重ねられる。
続いて、ボルト95が重ねられた両端子20b,91のボルト挿通孔25,92を通して挿入されて、ナット65と螺合される。このとき給電端子20bと電源側端子91のボルト挿通孔25,92と、ナット65の雌ねじ65aとが芯ずれしていた場合でも、ナット65がナット装着溝56内で前後左右に移動して芯合わせされつつボルト95が螺合される。
そののち工具等を利用してボルト95を締め付け方向に回すと、ナット65は回り止めされていることでスムーズに締め付けられ、給電端子20bの接続板23と相手の電源側端子91とが、ボルト95の頭部95bとナット65とで挟み付けられ、結果、給電端子20bと相手の電源側端子91とが電気的に接続されることになる。
上記したボルト95の締め付け動作の間に、給電端子20bが摩擦係合によって連れ回りする可能性があるが、同給電端子20bの縦板22の両側縁に形成された張出部27が、挿入溝88内に幅方向においてほぼ緊密に挿入されていることで、同縦板22が幅方向に移動すること、すなわち同給電端子20が連れ回りすることが防止される。
そのため、同給電端子20bの取付板21のバスバー本体11への溶接部分に負荷が懸かって同溶接部分が破断すること等を未然に防止できる。
他の給電端子20a,20cについても、同様に対応する端子台55a,55cに載せられているから、それぞれ相手の電源側端子91をが重ねたのち、上記したと同じ要領で、ボルト95を貫通して端子台55a,55cに装着されたナット65に螺合して締め付けることで、各給電端子20a,20cと相手の電源側端子91との接続を図ることができる。また、給電端子20a,20cの連れ回りも同様に防止される。
以上のように本実施形態では、バスバー10を収容するホルダ50に対してナット65を回り止めして装着した端子台55が設けられ、各バスバー10に備えられた給電端子20は、縦板22を端子台55の背面に沿わせつつ接続板23が端子台55の上面に載せられた形態で組み付けられる構造であるから、給電端子20を相手の電源側端子91に接続するに当たっては、端子台55に載せられた給電端子20に電源側端子91を重ねたのち両端子20,91にボルト95を貫通してナット65にねじ込むだけでよく、接続作業が簡単に行える。
ここで、給電端子20を端子台55に載せる部分の構造が、縦板22の両側縁に張出部27が設けられる一方、端子台55の背面には、同張出部27を幅方向に緊密に嵌める挿入溝88が形成されていて、縦板22の幅方向の移動を規制する連れ回り防止部が形成されている。そのため、ボルト95の締め付け動作に伴い給電端子20が摩擦係合によって連れ回りしようとした場合に、連れ回り防止部の機能によって給電端子20が連れ回りすることが防止される。そのため、同給電端子20の取付板21のバスバー本体11への溶接部分に負荷が懸かることに起因して同溶接部分が破断すること等を防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる
2)上記実施形態では、給電端子がバスバー本体とは別体に形成されて後付けした形態のものを例示したが、給電端子がバスバー本体と一体的に形成されたバスバーを用いる場合にも、本発明は同様に適用できる。
(3)上記実施形態ではバスバーの数すなわち給電端子の数が3個の場合を例示したが、バスバー(給電端子)の数が2個、または4個以上の場合にも適用することができる。
S…集中配電部材
10…バスバー
11…バスバー本体
20,20a,20b,20c…給電端子
21…取付板(基板)
22…縦板
23…接続板
25…ボルト挿通孔
27…張出部
30…接続端子
40…絶縁板
50…ホルダ
55,55a,55b,55c…端子台
65…ナット
85…装着凹部
86…角柱部
87…(装着凹部85の)奥壁
88…挿入溝(連れ回り防止部)
91…電源側端子
92…ボルト挿通孔
95…ボルト

Claims (1)

  1. モータのステータの巻き線に電力を供給するための集中配電部材であって、
    給電端子と、前記巻き線との接続端子とを備えた環状をなす複数のバスバーが、互いに絶縁された形態で合成樹脂製のホルダ内に収容され、前記各バスバーの前記給電端子に電源側から引き出された電源側端子が個別に重ねられてボルト締めにより接続されるようになっており、
    前記ホルダには、前記給電端子の基端側に係止して前記ボルトの締結に伴って当該給電端子が連れ回りすることを規制する連れ回り防止部が形成され、
    前記ホルダには、前記給電端子が載置可能でかつ前記ボルトと螺合されるナットが回り止めされて装着された端子台が設けられ、この端子台に前記連れ回り防止部が形成され、
    前記給電端子は、前記バスバーから径方向に突出した基板の先端に縦板が立ち上がり、さらに縦板の先端に接続板が直角曲げされたクランク状に形成され、前記給電端子は、前記縦板を前記端子台の背面部に沿わせつつ前記接続板が同端子台の上面に載置されるようになっており、
    前記端子台の前記背面部には、前記給電端子の前記縦板の両側縁が上方から挿入される挿入溝が形成されることで前記連れ回り防止部が形成されていることを特徴とするモータの集中配電部材。
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