JP5861135B2 - 電気料金決済システム及び電気自動車の充電料金決済システム - Google Patents
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Description
好ましくは、電気自動車に搭載した蓄電池への充電に対する充電料金の徴収に適した電気自動車の充電料金決済システムに関する。
特に、充電料金をクレジットカード決済をするのに適した電気自動車の充電料金決済システムに関する。
さらには、インターネット通信回線を経由して行う電気自動車の充電料金のクレジットカード決済におけるスキミングに対する安全性を向上させた電気自動車の充電料金決済システムに関する。
「電気自動車」とは、電気モータのみで走行する完全な電気自動車、及び、化石燃料等により作動するエンジンと電気モータとが併用されるプラグインハイブリット車の両者を含み、乗用車、トラック、フォークリフト等自走する車両であれば用途の如何を問わない。
「本人」とは、自然人及び法人を含む。
「クレジットカード」とは、一般的に用いられている、磁気カード方式、ICカード方式、バーコードカード方式等何れによるクレジットカードでもよく、また、カードの形状としては矩形の他、コイン型等何れであってもよい。
「本人識別情報」とは、クレジットカードに記録(記憶を含み、以下「記録」という)されたクレジットカードの真偽判別のための情報をいう。例えば、クレジットカード番号、暗証番号等であり、少なくともクレジットカード番号を含んでいる。
「与信情報」とは、クレジットカード会社から与えられる信用の供与のことをいう。具体的には、本人識別情報が決済サーバに登録されていることを確認した際に出力され、取引可能であることを確認する確認情報である。したがって、決済サーバに登録されていない場合、与信情報は出力されないか、与信できない旨の与信情報が出力される。
「取引識別情報」とは、取引ごとに新たに発行される文字又は数字若しくはそれらの組み合わせにより構成される情報である。したがって、少なくとも同一の決済中継サーバにおいて同時期に同一の取引識別情報は発行しない。
「給電許可情報」とは、給電を必要とする機器に給電を許可する情報であり、電気自動車の充電システムにおいては電気自動車の蓄電池に対し給電を許可する情報をいう。
「コンセント識別情報」とは、給電のためのコンセントを個別に識別するための文字又は数字若しくはそれらの組み合わせにより構成される情報をいい、電気自動車の充電システムにおいては電気自動車のプラグを接続するコンセント毎に個別に設定される情報である。
「スキミング」とは、クレジットカードに書き込まれている情報(記録又は記憶されている情報)を抜き出し、全く同じ情報を持つクレジットカードを複製することであるが、本明細書においては、主にクレジットカードに書き込まれている本人識別情報(例えば、カード番号)が通信回線において通信される際に不正に盗みとることをも含んでいる。
「決済中継サーバ」とは、給電(充電)端末機と決済サーバとの間に介在されるサーバであって、決済サーバからの与信情報に基づいて取引個別の取引識別情報を給電端末機等に出力するサーバをいう。
「決済サーバ」とは、クレジットカード決済のための与信、決済処理等のクレジットカード決済処理を行うサーバをいう。
第2の従来技術として、車載バッテリ充電システムにおいて、充電スタンドに設けられ、電気車両の車載バッテリへ充電する充電器に通信可能に接続された管理サーバを備え、前記管理サーバは、ユーザから前記充電器を利用可能な会員の登録を受け付け、ユーザの前記充電器の利用に際し当該ユーザの認証を行い、当該ユーザが登録された会員である場合に、前記充電器を利用可能とすると共に、非会員たるユーザから仮会員の登録を受け付け、前記充電器の利用に際するユーザの認証の結果、当該ユーザが登録された仮会員である場合、前記充電器を利用可能とすることを特徴とし、クレジットカードによって料金を支払う電気自動車のバッテリ充電用の充電システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
第3の従来技術として、車両に搭載された蓄電池に対して、商用電源からコンセントを介して供給する電気を制御する電気供給制御装置であって、商用電源と前記コンセントとの間に介設され、前記蓄電池への電気の供給を遮断する遮断手段と、前記遮断手段と前記コンセントとの間に介設され、商用電源から前記蓄電池へ供給される電気値及び電流値の少なくとも一方を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、盗電の可能性の有無を判定する盗電判定手段と、前記盗電判定手段によって、盗電の可能性があると判定された場合に、前記遮断手段を介して、前記蓄電池への電気の供給を遮断する遮断指示手段と、前記検出手段によって検出された値が予め設定された閾値以下であるか否かを判定する充電中判定手段と、前記充電中判定手段によって前記検出手段による検出値が前記閾値以下であると判定された時点から、前記検出手段による検出値が前記閾値以下である状態が継続している継続時間を求める継続時間算出手段と、を備え、前記盗電判定手段は、前記継続時間算出手段によって求められた継続時間が、予め設定された第1時間閾値未満である場合に、盗電の可能性があると判定することを特徴とする電気供給制御装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
第4の従来技術として、カードキーのみを記録させたカードを設け、カードキーと顧客固有のカード番号と暗証番号とを対応させて独立したホストコンピュータのデータベースに記録させ、取引きに際し、カードデータ読み取り装置を介して当該カードから読み取ったカードキーと顧客が入力した暗証番号とをホストコンピュータに転送し、ホストコンピュータ側の処理でカードおよび顧客の真贋を判定し、その判定結果のみを店舗用端末に送り返してクレジットカード決済の実行の可否を決定することが知られている(例えば、特許文献4参照)。
さらに、第5の従来技術として、クレジットカード等のカードを用いて取引を行うカード取引照合システムにおいて使用されるカード取引処理端末であって、少なくともカード取引の取引データ、そのカード取引に使用されたカードの暗証番号を入力可能な入力手段と、この入力手段により入力された上記取引データ、上記暗証番号、および、固有のシステムキーに基づいて取引正当性確認コードを演算する演算手段と、この演算手段により生成された取引正当性確認コードと取引データ等のデータを送受信する接続手段と、を備えたことを特徴とするカード取引処理端末が知られている(例えば、特許文献5参照)。
1 充電開始から終了まで長時間を要すること(200V充電の場合、ゼロから満充電まで約8時間)。
2 駐車場等に設置される場合、無人稼動になること。
3 充電終了(盗電を含む)までの時間が個別に異なり、不確定であること。
オートキャンプ場等における給電施設においても同じである。
なお、「充電終了」には、満充電による終了、中断による終了、停電による終了、及び、予想外(故意又は偶発)のコンセント抜き取り(盗電を含む)による終了を含んでいる。
したがって、電気自動車の充電料金決済システムにおける充電料金をクレジットカード決済する場合、上記1〜3に対し適切に対処したシステムにする必要がある。
要すれば、長時間無人稼動を行うことから、クレジットカード番号等の本人識別情報が盗難(スキミング)されないこと、及び、充電終了に伴って確実に課金できること、が重要になる。換言すれば、本人識別情報の盗難に対する安全性が高いこと、及び、充電終了に伴って自動的に課金することが必要になる。
第2の従来技術においては、クレジットカード番号の登録に基づいてカードIDを発行し、当該カードIDによってクレジットカード決済を行うことが開示されている。したがって、当該カードIDは登録された本人識別情報に対して永続的に使用されるので、スキミングの機会が増大し、本人識別情報がスキミングされる恐れがある。また、第2の従来技術においては盗電を防止するため、ロック機構を設けるため、当該ロック解除のためにカードIDを入力する作業が増加し、操作が煩雑になると共に、コストが増加し、さらに、ロック機構が故障した場合には電気自動車を利用できなくなり、俄に採用できない。
第3の従来技術においては、予め登録され、ICカードに記憶されたユーザID情報によってユーザが特定されると共に充電が可能になる。充電端末機には充電中判定部、盗電判定部、満充電判定部等が設けられ、盗電が判定された場合はその時点で充電のための給電を停止して盗電を防止することが開示されているが、充電料金の決済については何ら開示されていない。また、ユーザIDは充電が終了するまで長時間充電端末機に記憶されていると推測できるため、ユーザIDがスキミングされる恐れが高い。
第4の従来技術においては、クレジットカード番号、メールアドレス等とそれに対するカードIDを登録しておき、当該カードIDの入力によって登録済みか否か判別し、登録済みの場合は充電可能とすると共に、コネクタに設けられたロック機構をコンセント側にロックすると共に、カードIDが充電開始者と充電終了者が同一人の場合のみ、当該ロック機構を解除可能にすることにより盗電を防止するようにしている。
第4の従来技術においては、クレジットカードにはカードキーのみが記録され、クレジットカード決済に際し、このカードキーをクレジット会社の決済コンピュータに記録されたカードキーテーブルに存在するか確認し、存在する場合に始めて決済可能とするようにすることができる。
第4の従来技術を用いた場合、カードキーのみによってホストコンピュータにおける認証を行うので、この際にはスキミングされた場合であっても、カードキーのみが漏れるだけであって、カード番号や暗証番号は漏れることがない。
しかし、認証後はカード番号及び暗証番号を通信回線に載せるため、通信時にこれらをスキミングされる恐れがある。
これを防止するため、通信回線を専用回線にすることが出来るが、専用回線を用いる場合、敷設費用が高額になることから、俄に採用できない。
そこで第4の従来技術においては、クレジットカードにはカードキーのみを記録し、当該カードキーと顧客固有のカード番号と暗証番号とを対応させて独立したホストコンピュータのデータベースに記録させておく。
そして、取引に際し、カードデータ読取装置でクレジットカードから読み取ったカードキーと顧客が入力した暗証番号とをホストコンピュータに転送し、ホストコンピュータ(決済サーバ)におい当該カードキーと暗証番号に対応するカード番号とが存在する場合のみ、当該カード番号を真正として認証するものである。
第4の従来技術においては、クレジットカード番号は通信回線によって通信されないので格段にスキミングに対する安全性は向上する。
しかし、決済サーバは、全国又は全世界から寄せられるクレジットカード決済のためのカードキーと暗証番号の照合を行わねばならず、極めて大量の処理が必要となり、認証遅れにより迅速なクレジット決済処理ができない恐れがあり、俄に採用できない。
換言すれば、暗号化及び復号化のシステムキーは一つであるため、スキミングによる解読の機会が増加し、暗号解読の危険性が増加するおそれがある。また、決済サーバにおいて復号化処理を行うので、決済サーバの負担が増加し、当該処理が集中した場合迅速な処理ができず、俄には採用できない。
本発明の第2の目的は、本人識別情報の盗難に対する安全性が高く、かつ、充電終了に伴って自動的に課金することができる充電代金のクレジットカード決済システムを提供することである。
電気使用量に基づいて電気使用料金を算定すると共に、クレジットカードに記録された本人識別情報に基づいて特定人に対して前記電気使用料金のクレジットカード決済を行うようにした電気料金決済システムにおいて、前記本人識別情報を決済中継サーバを経由して受け取り、前記本人識別情報の記録の有無を判別し、当該本人識別情報が存在する場合、与信情報を前記決済中継サーバに提供する決済サーバ、給電端末機から提供される前記本人識別情報に基づく前記与信情報に基づいて発生させた取引識別情報及び給電許可情報を前記給電端末機及び給電端末機支援サーバに対し提供する前記決済中継サーバ、前記本人識別情報を入力又は読み取りする本人識別情報入力装置、給電のため受電側のプラグを接続するためのコンセント、及び、前記コンセントに対して給電可能とするリレーユニット、並びに前記コンセントへの給電状態を判別し、給電状態情報を前記給電端末機支援サーバに出力する給電状態判別装置を備える給電端末機、及び、前記給電状態情報に基づいて前記コンセントに対する電気料金を演算し、前記取引識別情報に関連づけて前記決済中継サーバに送信する給電端末機支援サーバを備えることを特徴とする電気料金決済システムである。
ことを特徴とする電気自動車の充電料金決済システムである。
前記充電量演算装置からの使用電力量に基づいて算定された充電料金を前記本人識別情報入力装置からの前記本人識別情報に基づいて特定人に対して前記充電料金のクレジットカード決済を行うようにした決済サーバを備える電気自動車の充電料金決済システムにおいて、前記本人識別情報を決済中継サーバを経由して前記本人識別情報の記録の有無を判別し、当該本人識別情報が存在する場合、与信情報を前記中継サーバに送信する決済サーバ、前記与信情報に基づいて前記本人識別情報に対応する取引識別情報を発生すると共に前記本人識別情報及び対応する取引識別情報を記録し、前記取引識別情報を充電端末機及び給電端末機支援サーバに対し提供すると共に、前記給電端末機支援サーバからの充電料金に基づいて前記本人識別情報及び前記充電料金を前記決済サーバに提供する決済中継サーバ(、 前記本人識別情報を入力又は読み取りする本人識別情報入力装置、給電のため受電側のプラグを接続するためのコンセント、及び、前記コンセントに対して給電可能とするリレーユニット、並びに前記コンセントへの給電状態を判別し、給電状態情報を前記給電端末機支援サーバに出力する給電状態判別装置を備える給電端末機、及び、前記給電状態情報に基づいて前記コンセントに対する電気料金を演算し、前記取引識別情報に関連づけて前記決済中継サーバに送信する前記給電端末機支援サーバを備えることを特徴とする電気自動車の充電料金決済システムである。
決済中継サーバは、与信情報に基づいて取引識別情報を給電端末機及び給電端末機支援サーバに提供し、決済中継サーバにおいては本人識別情報に対応づけて取引識別情報を記録する。
給電端末機は、取引識別情報を記録すると共に給電許可情報に基づいて給電用コンセントに対し給電する。
給電端末機から給電が始まると、給電状態判別装置から給電情報が出力され、例えば、給電開始時刻が記憶され、給電時間の計時又は使用電力量の計測がスタートする。
給電が停止された場合、給電状態判別装置が給電停止情報を出力するので、例えば給電終了時刻を記録し、前記給電時間の計時を終了し、又は使用電力量の計測を終了し、給電終了時刻から給電開始時刻を減算することにより、又は、計測した給電時間によって給電時間を確定し、又は使用電力量を確定する。
給電端末機支援サーバにおいては、前記給電時間又は使用電力量及び電気料金に基づいて給電料金を演算し、前記取引識別情報に関連づけて決済中継サーバに提供する。
決済中継サーバにおいては、給電端末機支援サーバ(給電端末機を経由することができる)から提供された取引識別情報に対応する本人識別情報と共に電気料金を決済サーバに送信する。換言すれば、決済中継サーバにおいては、取引識別情報を本人識別情報に置き換えて関連づけした電気料金を決済サーバに送信する。
決済中継サーバから決済サーバへのこれらの情報の送信は、直ぐさま行っても良いが、決済中継サーバに一時保留し、決済サーバにおいて比較的余裕がある時刻帯に纏めて提供する所謂バッチ処理をすることが好ましい。
決済サーバにおいては、提供された本人識別情報に基づいて電気料金のクレジットカード決済処理をおこなう。
したがって、給電端末機において給電が停止された場合、直ぐさま決済中継サーバにおいて決済のための処理を行うので、給電料金を確実に領収することができる。
また、本人識別情報は 与信する場合のみ給電端末機から決済中継サーバを経由して決済サーバに送信され、その後は給電端末機等と決済中継サーバとの間では当該本人識別情報に関連して発行された取引識別情報が用いられるので、本人識別情報がそれらの間で送受信されることはない。さらに、本人識別情報は決済中継サーバにおいて保管されるが、独立したサーバであるため、スキミング等に対する十分なセキュリティ対策を実施できる。さらにまた、当該取引識別情報は取引毎に異なる取引識別情報が用いられるので、当該取引識別情報を起点として本人識別情報が探り出される可能性は極めて低い。したがって、本人識別情報が不正に取得される恐れは極めて少なく、本人識別情報の盗難を防止できる利点がある。
決済中継サーバは、当該与信情報に基づいて取引識別情報を給電端末機及び充電端末機支援サーバに出力し、決済中継サーバにおいては本人識別情報に対応づけて取引識別情報を記録する。
充電端末機は、取引識別情報を記録すると共に給電許可情報に基づいて充電用コンセントに対し給電する。
充電端末機から充電が始まると、給電状態判別装置から給電情報が出力され、例えば、給電開始時刻が記録され、給電時間の計時がスタート、又は電力計が使用電力を積算開始する。
充電が停止された場合、給電状態判別装置が給電停止情報を出力するので、給電停止時刻が記憶され、又は前記給電時間の計時が終了し、給電終了時刻から給電開始時刻を減算することにより、または、積算した給電時間から給電時間を確定し、又は、電力計の積算を終了する。
充電端末機支援サーバにおいては、前記給電時間及び電気料金に基づいて充電料金を演算し、前記取引識別情報に関連づけて決済中継サーバに送信する。
決済中継サーバにおいては、充電端末機支援サーバから出力された取引識別情報を対応する本人識別情報に置き換えて、本人識別情報と共に電気(充電)料金を決済サーバに送信する。決済中継サーバから決済サーバへのこれらの情報の送信は、直ぐさま行っても良いが、決済中継サーバに一時保留し、決済サーバにおいて比較的余裕がある時刻帯に纏めて提供する所謂バッチ処理をすることが好ましい。
決済サーバにおいては、提供された本人識別情報に基づいて電気料金のクレジットカード決済処理をおこなう。
したがって、充電端末機において給電が停止された場合、直ぐさま決済中継サーバにおいて決済のための処理を行うので、充電料金を確実に領収することができる。
また、本人識別情報は最初に与信する場合のみ充電端末機から決済中継サーバを経由して決済サーバに送信され、その後は充電端末機等と決済中継サーバとの間では当該本人識別情報に関連して発行された取引識別情報が用いられるので、本人識別情報がそれらの間で送受信されることはない。また、本人識別情報は決済中継サーバにおいて保管されるが、独立したサーバであるため、スキミング等に対する十分なセキュリティ対策を実施できる。さらに、当該取引識別情報は取引毎に異なる情報が用いられるので、当該取引識別情報を起点として本人識別情報が探り出される可能性は極めて低い。したがって、本人識別情報が不正に取得される恐れは極めて少なく、本人識別情報の盗難を防止できる利点がある。
決済中継サーバは、当該与信情報に基づいて取引識別情報を発行して充電端末機及び充電端末機支援サーバに提供し、本人識別情報に関連づけて取引識別情報を記録する。
充電端末機は、取引識別情報を記録すると共に給電許可情報に基づいて充電用コンセントに対し給電可能にする。
充電端末機から充電が始まると、電力計による電力使用量の計測がスタートする。
充電が停止された場合、電力計による計測が停止するので当該使用電力の計測スタートから終了までに積算した使用電力量が電気使用量として確定する。
充電端末機支援サーバにおいては、前記電気使用量及び電気料金に基づいて充電料金を演算し、前記取引識別情報に関連づけて決済中継サーバに出力する。
決済中継サーバにおいては、充電端末機支援サーバから提供された取引識別情報に対応する本人識別情報と共に充電料金を決済サーバに出力する。決済中継サーバから決済サーバへのこれらの情報の提供は、直ぐさま行っても良いが、決済中継サーバに一時保留し、決済サーバにおいて比較的余裕がある時刻帯に纏めて提供する所謂バッチ処理をすることが好ましい。
決済サーバにおいては、提供された本人識別情報に基づいて充電料金のクレジットカード決済処理をおこなう。
したがって、充電端末機において充電が停止された場合、直ぐさま決済中継サーバにおいて決済のための処理を行うので、充電料金を確実に領収することができる。
また、本人識別情報は最初に与信する場合のみ充電端末機から決済中継サーバを経由して決済サーバに送信され、その後は充電端末機等と決済中継サーバとの間では当該本人識別情報に関連して発行された取引識別情報が用いられるので、本人識別情報がそれらの間で送受信されることはない。また、本人識別情報は決済中継サーバにおいて保管されるが、独立したサーバであるため、スキミング等に対する十分なセキュリティ対策を実施できる。さらに、当該取引識別情報は取引毎に異なる情報が用いられるので、当該取引識別情報を起点として本人識別情報が探り出される可能性は極めて低い。したがって、本人識別情報が不正に取得される恐れは極めて少なく、本人識別情報の盗難を防止できる利点がある。
決済中継サーバは、当該与信情報に基づいて個別の取引識別情報を発行し、充電端末機及び充電端末機支援サーバに提供すると共に、本人識別情報に関連づけて当該取引識別情報を保管する。
充電端末機は、当該取引識別情報を記録すると共に給電許可情報に基づいて充電用コンセントに対し給電する。
充電端末機から充電が始まると、給電状態出力装置から給電情報が出力され、例えば、給電開始時刻が記録され、又は、給電時間の計時がスタートする、換言すれば、取引識別情報及びコンセント識別情報に関連づけて給電(充電)時間の計時がスタートする。この計時は、給電が連続している間、及び瞬間停止では停止されず、連続して計時され、給電停止が所定時間以上になった場合、給電停止であると判別する。
給電が停止された場合、給電状態判別装置が給電停止情報を出力するので前記給電時間の計時が終了し、給電終了時刻を記録、又は給電時間の計時を終了し、給電終了時刻から給電開始時刻を減算した時間又は計測した給電時間を給電時間として確定する。
充電端末機支援サーバにおいては、前記給電時間及び電気料金に基づいて充電料金を演算し、前記取引識別情報に関連づけて決済中継サーバに提供する。
決済中継サーバにおいては、充電端末機支援サーバから提供された取引識別情報をその取引識別情報に対応する本人識別情報に置き換えて充電料金と共に決済サーバに送信する。決済中継サーバから決済サーバへのこれらの情報の出力は、直ぐさま行っても良いが、決済中継サーバに一時保留し、決済サーバにおいて比較的余裕がある時刻帯に纏めて提供する所謂バッチ処理をすることが好ましい。
決済サーバにおいては、提供された本人識別情報に基づいて充電料金のクレジットカード決済処理をおこなう。
したがって、充電端末機において充電が停止された場合、直ぐさま決済中継サーバにおいて決済のための処理を行うので、充電料金を確実に領収することができる。
また、本人識別情報は最初に与信する場合のみ充電端末機から決済中継サーバを経由して決済サーバに送信され、その後は充電端末機と決済中継サーバとの間では当該本人識別情報に関連して設定された取引識別情報が用いられるので、本人識別情報がそれらの間で送受信されることはない。また、本人識別情報は決済中継サーバにおいて保管されるが、独立したサーバであるため、スキミング等に対する十分なセキュリティ対策を実施できる。さらに、当該取引識別情報は取引毎に異なる情報が用いられるので、当該取引識別情報を手がかりとして本人識別情報が探り出される可能性は極めて低い。したがって、本人識別情報が不正に取得される恐れは極めて少なく、本人識別情報の盗難を防止できる利点がある。
また、決済中継サーバと決済サーバとの間は専用回線で接続されているので、高度のスキミング対策を取ることが出来る。
以上より、本決済システムは高度のスキミング対策をとることができるので、スキミングされる恐れは極めて小さい。
本実施例に係る電気(充電)料金決済システム100は、大まかには、給電(充電)端末機102-1〜102-n、インターネット通信回線104、当該インターネット通信回線104に接続された給電端末機支援サーバ106、決済中継サーバ108に専用回線114で接続された決済サーバ112を含んでいる。
また、本実施例においては、クレジットカード116として磁気ストライプ118に本人識別情報122を記録させた磁気ストライプカード124が用いられる。しかし、公知のICカード、バーコードカード等、適宜に選択したクレジットカード116を用いることができる。
給電端末機102は、本人識別情報122の入力(読込を含む)を受け付けると共に、給電のためのコンセント132に対する電気の供給・停止を制御する機能を有する。したがって、給電端末機102は、前記機能と同一の機能を有すれば実施例以外のものを採用することができる。本実施例において、給電端末機102、コンセント132等は複数設置されることが前提であるので、それらを表す場合、同一符号に-1〜-nを付記するが、説明の便宜上、-1〜-nを付記せずに単に符号102を用いることもある。
給電端末機102-1〜102-nは、有料で給電を必要とする場所、例えば有料駐車場や、商業施設の駐車場に設置され、少なくとも、クレジットカード決済のための本人識別情報122の本人識別情報入力装置128(読込を含む)、給電のためのコンセント132、及び給電端末機制御装置140を含んでいる。
本実施例は、電気自動車の充電のための充電料金決済システムであるため、給電端末機102-1〜102-nは駐車場に設置され、充電用として用いるので、充電端末機134-1〜134-nと称する場合がある。また、充電端末機134-1〜134-nは同一構成である。
本人識別情報入力装置128は、本人識別情報122を受付けし、出力する機能を有する。
本人識別情報122は、利用者本人を特定するための情報であって、クレジットカード番号、氏名、電話番号、暗証番号等又はそれらの組み合わせをいい、本実施例においては、クレジットカード番号136を採用している。
本実施例において本人識別情報入力装置128は、給電端末機筐体138に設けられたユーザーインターフェース142としてのテンキー143(図10参照)やタッチパネルに表示した入力・操作画面又は磁気ストライプカード118のための読込装置144である。すなわち、テンキー143を用いてクレジットカード番号136を手入力し、又は、読込装置144に対し磁気ストライプカード118をスライドさせることにより磁気ストライプカード118に記録されているクレジットカード番号136を自動的に読込ませる。
コンセント132は、給電する側と受電側とを電気的に接続する給電側の装置である。一般的には、電気の提供を受ける側のプラグ148-1〜148-nを結合することができる機能を有する機器をいうが、無接触による給電、例えば、電磁誘導による給電の場合、給電側の送電のための機器をいう。
本実施例では、電気自動車EVから延びる充電コード146の先端のプラグ148を接続するためのコンセントである。本実施例においてこのコンセント132は、駐車場の一台の駐車域毎に設けられた給電ポール152に一つずつ設けられている。本実施例とは逆に、給電ポール152から延びる充電コード146を電気自動車EVの充電コネクタに接続するようにしても良い。
通常、給電ポール152は給電端末筐体138に対して複数、本実施例では便宜的にn個の給電ポール152-1〜152-nが配置されているが、1つであっても良い。
コンセント132は独立した給電ポール152-1〜152-nに配置する必要はなく一つの給電ポール152に対して複数のコンセント132を設けても良い。
地下駐車場の場合には、給電ポール152を用いることなく壁面にコンセント132を配置することができる。
給電端末機制御装置140は、一般的には一つの駐車場に一つ設けられた給電筐体138内に配置され、インターネット通信回線104を介した決済中継サーバ108等との端末インターネット通信装置154、ユーザーインターフェース装置142、コンセント132に対する電気の供給を可能とするリレーコントローラ通信装置156、端末取引識別情報記録装置158、端末与信情報記録装置159、及び、それらを所定のプログラムにしたがって制御する端末制御装置160、並びにバスライン165を含んでいる。
ユーザーインターフェース装置142は、クレジットカード決済に必要な本人識別情報を受け入れる機能を有する。
本実施例においては、図10に示すようにタッチパネルにより構成されたテンキー143の表示、又は所定の登録情報を入力するための入力項目画面が表示されるようになっている。
テンキー143を用いてクレジットカード番号136を入力することができる。
読込装置144は、クレジットカード116に記録されているクレジットカード番号136を読込む機能を有する。したがって、一般に販売されている各種カードに対応した読込装置を採用することができる。本実施例においては、磁気ストライプカード118に記録された本人識別情報122としてのクレジットカード番号136を読みとる磁気ヘッドを備えた読込装置144が採用される。
端末インターネット通信装置154は、インターネット通信回線104を介して給電端末機支援サーバ106及び決済中継サーバ108と所定の情報の通信を行うが、決済中継サーバ108と通信する場合、スキミング等に対する安全性を高めるため、公知の暗号化鍵に基づいて暗号化した情報として送受信することが好ましい。
リレーコントローラ通信装置156は、コンセント132-1〜132-nに対する給電回路162-1〜162-nの開閉を行うリレーユニット164-1〜164-nのリレーコントローラ166-1〜166-nのオン・オフを制御する機能を有する。
これにより、給電回路162-1〜162-nは、リレーユニット164-1〜164-nがそれぞれオンになれば閉路し、オフになれば開路する。
給電回路162-1〜162-nは、それぞれ対応する給電ポール152-1〜152-nに対し地中埋設等により配線される。
端末制御装置160は、所定のプログラムに基づいて端末バスライン165を介して端末インターネット通信装置154、ユーザーインターフェース装置142、読込装置144、リレーコントローラ通信装置156、端末取引識別情報記録装置158、及び、端末与信情報記録装置159と適宜通信して所定の機能を発揮させる機能を有し、例えば、コンピュータによって構成され、所定のプログラムに基づいて作用する。
給電回路162-1〜162-nは、それぞれコンセント132-1〜132-nに接続され、商用電源から給電のための電気をコンセント132-1〜132-nに提供する機能を有する。コード146-1〜146-nは、給電回路162-1〜162-nの一部である。
商用電源としては、用途に応じ、100V、200V又は400Vが選択される。例えば、電気自動車の充電には200V又は400Vが選択され、キャンプ場においては100Vが選択される。給電回路162-1〜162-nは同一構成である。
リレーユニット164-1〜164-nは、給電端末制御装置140におけるリレーコントローラ通信装置156の指令に基づいてコンセント132-1〜132-nに対する給電回路162-1〜162-nを開閉する電気的開閉装置たるリレー172-1〜172-nを作動させて給電の停止・供給を制御する機能を有する。したがって、リレーユニット164-1〜164-nは同様の機能を有する実施例以外の装置に交換することができる。また、給電端末制御装置140は、1台で多数のコンセント132-1〜132-nに対する各給電回路162-1〜162-nに対するリレー172-1〜172-nを制御する。
リレーユニット164-1〜164-nは、同一構成であるので、以下リレーユニット164-1を代表してその構成を説明する。
リレーユニット164-1は、リレー172-1、リレーコントローラ166-1、給電状態判別装置174たる 電流検知装置176-1、及び、本実施例ではコンセント識別情報出力装置177-1を含んでいる。
リレーユニット164-1は、給電端末筐体138内に配置し、リレーユニット164-1以外のリレーユニット164-nは、給電ポール152-n内に配置することが好ましい。コンセント132の増設を容易にするためである。
本実施例において、電流検知装置176は、例えば電流計を用いて給電回路162-1において電流を検知し、電流の立ち上がりに基づいて給電開始を判別して給電開始信号を出力し、電流が流れている場合給電状態情報180を出力し、及び電流の立ち下がりを検知して給電停止信号を出力する機能を有する。
給電状態情報180は、リレーコントローラ通信装置156及び端末インターネット通信装置154並びにインターネット通信回線104を経由して給電端末機支援サーバ106へ提供される。
コンセント識別情報出力装置177-1は、コンセント132-1に対し個別に付与されたコンセント識別情報179-1を出力する機能を有する。
コンセント識別情報179-1は、例えば、ROMにより構成され、文字又は数字の組合せによって構成された、原則、世界で唯一の情報である。
コンセント識別情報出力装置177-1は、コンセント132-1にそれぞれ付帯させても良いが、装置構成上、リレーユニット164-1に付帯させることが好ましい。
コンセント識別情報179は、利用者が使用するコンセント132を特定できればよい。換言すれば、他の利用者が利用中のコンセント132の選択を回避し、真の利用者に対し電気(充電)料金214 のクレジット決済ができればよい。換言すれば、コンセント識別情報出力装置177を設けずともよい。
したがって、例えば、コンセント識別情報179として駐車場番号を使用するようにし、コンセント識別情報179の入力を求められた場合、駐車場番号をコンセント識別情報179として入力し、当該入力された駐車場番号が、既に後述のコンセント識別情報記録装置206に記録されている場合、使用中であると判別して、別の駐車場番号を入力するよう案内することができる。コンセント識別情報記録装置206に記録されていない場合、使用中でないので、当該駐車場番号に対応するコンセントを利用できる。
バスライン165は、ユーザーインターフェース装置142、読込装置144、端末インターネット通信装置154、リレーコントローラ156、端末制御装置160、及び、端末取引識別情報記録装置159がそれぞれ情報を通信するための情報伝達機能を有し、一般的に用いられる通信ラインである。
充電端末機134において、端末制御装置160は、電源が投入され、充電端末機134が稼動を開始すると、ユーザーインターフェース装置142の画面に図10に示す本人識別情報122たるクレジットカード番号136の入力を促す画面及びクレジットカード116を読込装置144に読み込ませる案内を表示する。
利用者は、この案内にしたがって、読込装置144にクレジットカード116をスライドさせるか、テンキー143によってクレジットカード番号136を入力する。
なお、ステップTS-1が所定時間継続してループしている場合、ユーザーインターフェース装置142を休止状態として前記入力を促す画面を非表示にし、人体センサ等によって利用者を検知した場合、前記入力を促す画面をユーザーインターフェース装置142に表示するようにし、省エネルギ化することができる。
コンセント許可情報235が得られない場合とは、ステップTS-10において送信されたコンセント識別情報179が既に使用されている場合、換言すれば送信されたコンセント識別情報179がコンセント識別情報記憶装置206に記録されている場合である。
ステップTS-20において、決済完了情報226をユーザーインターフェース装置142に表示した後、処理を終了する。利用者に対する決済完了情報238を提供するためである。
インターネット通信回線104は、充電端末機134-1〜134-n、給電端末機支援サーバ106及び決済中継サーバ108間の各種情報の通信機能を有する。
インターネット通信回線104は、一般に商業的に提供されている光通信回線、ADSL又は公衆電話若しくはデータ通信用無線通信回線等を利用することができる。インターネット通信回線104を利用することにより通信費用を安価にできる。
給電端末機支援サーバ106は、充電端末機134-1〜134-nと情報交換し、所定の関連する機器に所定の作用を行わせる。
給電端末機支援サーバ106はコンピュータによって構成される。
なお、決済中継サーバ108に対して直接に、電気(充電)料金214を取引識別情報188に関連づけて出力することもできる。この場合、決済中継サーバ通信装置208を別個に設け、決済中継サーバ108に対して取引識別情報188に関連づけた電気(充電)料金214を出力し、決済中継サーバ108からは取引識別情報188を受信する。
コンセント識別情報記録装置206は、RAMやハードディスク等の情報を書き込み、及び消去可能な記録(記憶を含む)装置である。
コンセント許可装置178は、充電端末機134-1〜134-nから受信したコンセント識別情報179-1〜179-nに基づいて、当該コンセント132-1〜132-nが使用中であるか否か判断しコンセント許可情報235を出力する機能を有する。具体的には、入力されたコンセント132の番号が使用中であれば使用不可情報216、使用可能であれば使用可能情報218を出力する機能である。
所定のコンセント132-1〜132-nが使用可能であるか否かは、コンセント識別情報179-1〜179-nに対応するコンセント識別情報179が、コンセント識別情報記録装置206に記録されている場合、使用中であると判断して使用不可情報216を出力し、当該コンセント識別情報179-1〜179-nが記録されていない場合、使用可能であると判断して使用可能情報218を出力する。
給電ONOFF指令装置186は、少なくとも、本人識別情報122及びコンセント識別情報179に基づいて決済中継サーバ108において発行した取引識別情報188を給電端末機支援サーバ106が受信し、かつ、コンセント許可情報235がある場合、給電許可情報220を出力する。具体的には、給電許可情報220に基づいてコンセント識別情報179に対応するリレーユニット164-1〜164-nに給電開始指令182を出力し、又は給電許可情報220が存在しない場合、給電停止指令184を出力する機能を有する。
給電開始指令182を受けた充電端末機142-1〜142-nは、リレーコントローラ通信装置154を介してコンセント識別情報179-1〜179-nに対応するリレーユニット164-1〜164-nのリレーコントローラ166-1〜166-nに対し指令し、リレー172-1〜172-nをON状態にし、給電回路162-1〜162-nを給電状態にする。
給電状態になったことは、当該給電回路162に装着した給電状態判別装置(電流検知装置)176の出力に基づいて判別することができる。
給電停止指令184を受けた場合、リレーユニット164-1〜164-nのリレー172-1〜172-nをOFF状態にし、給電回路162-1〜162-nを開賂状態にする。
取引識別情報188は、決済中継サーバ108において、決済サーバ112からの与信情報234の受信を条件に本人識別情報122に対応して発生させた文字又は数字の組み合わせからなる個別の情報であり、原則、世界で唯一の情報である。
支援取引識別情報記録装置198は取引識別情報188を記録する機能を有し、RAMやハードディスク等の情報を書き込み、及び消去可能な記録(記憶を含む)装置である。
支援取引識別情報記録装置198は、決済中継サーバ108から出力した取引識別情報188を記録することにより保管し、取引識別情報188を爾後の処理の用に供する。具体的には、どの取引に対する電気(充電)料金214かを明らかにするための識別情報として用いられる。
料金演算装置194は、給電が停止されたた場合、当該給電停止に基づいて、それまでに給電した電気料金を給電時間、使用電力量等に基づいて料金を演算する機能を有する。
本実施例において、料金演算装置194は充電端末機134-1〜134-nにおける給電状態判別装置174たる電流検知装置176-1〜176-nからの給電状態情報180によって電流を検知しないことに基づく給電停止を検知した場合、給電開始から給電停止までの給電時間に給電時間帯における電気料金を乗じて電気(充電)料金214を演算する機能である。本実施例において、料金演算装置194は後述のステップCS-11が相当する。
給電(充電)時間は給電停止時刻記録装置207に記憶した給電停止時刻から給電開始時刻記憶装置205に記憶した給電開始時刻を減算することにより演算することができる。
なお、電気(充電)料金は給電時間に基づく以外、図15に示すように電力計210を用いた使用電力量に基づいて演算すること、その他適当な手法により演算することができる。電力計210が電力量検知装置211である。
領収メール送信装置196は、決済中継サーバ108において決済処理がなされた場合、当該利用者が使用する携帯電話機222に領収メール224を送信する機能を有する。
すなわち、給電端末機支援サーバ106から決済中継サーバ108へ取引識別情報188に関連づけて電気(充電)料金214を送信した後、決済完了情報226を受信した場合、決済中継サーバ108において取引識別情報188に関連する本人識別情報122に関連づけて記録されているメールアドレス228を中継メールアドレス記録装置252から読み込んで送信された、取引識別情報188、電気(充電)料金214及び当該メールアドレス228等と共に受信し、当該メールアドレス228宛の電子メールに電気(充電)料金214等を記載し、電話会社232を経由して利用者の携帯電話機222に電子メールを送信する。充電端末機の利用者はこの領収メール224を見て自分の銀行口座から電気(充電)料金214が引き落とされた(決済)ことを確認できる。
本実施例において、領収メール送信装置196は後述のステップCS-14である。
給電開始時刻記録装置205は、給電端末機102における給電状態判別装置174たる電流検知装置176からから給電開始信号を受信した場合、当該給電開始信号を受信した時刻を記録する。したがって、給電開始時刻記録装置205は、RAMやハードディスク等の情報を書き込み、及び消去可能な記録装置である。
コンセント識別情報記録装置206は、給電端末機102から受信したコンセント識別情報179を取引識別情報188に関連させて記録し、後述の決済完了情報226を受信した場合、当該受信した取引識別情報188に関連して記録されているコンセント識別情報179を消去する機能を有する。
したがって、コンセント識別情報記録装置206は、RAMやハードディスク等の情報を書き込み、及び消去可能な記録装置である。
給電停止時刻記録装置207は、給電端末機102における給電状態判別装置174たる電流検知装置176からから給電停止信号を受信した場合、当該給電停止信号を受信した時刻を記録する。したがって、給電停止時刻記録装置205は、RAMやハードディスク等の情報を書き込み、及び消去可能な記録装置である。
給電端末機支援サーバ106において、支援制御装置202は、電源が投入され、給電端末機支援サーバ106が稼動を開始すると、ステップCS-1において、充電端末機134のステップTS-10において送信された取引識別情報188、コンセント識別情報179のうち、コンセント識別情報179を受信しているか判別し、受信している場合ステップCS-2へ進み、受信していない場合ステップCS-1をループし、待機状態になる。
なお、コンセント識別情報記録装置206に記録されたコンセント識別情報179は、決済完了情報236の受信後に消去される。次の利用者が当該コンセント132を利用可能にするためである。
決済中継サーバ108は、充電端末機134-1〜134-nから本人識別情報122を受信した場合、決済サーバ112に対し与信請求を行い、決済サーバ112から与信情報234が給付された場合、給電端末機支援サーバ106に対し、発行した取引識別情報188を送信すると共に少なくとも記録し、取引識別情報188と共に電気(充電)料金214を受信した場合、当該取引識別情報188の存在を確認し、存在する場合、決済完了情報236として当該取引識別情報188に対応する本人識別情報122に対応するメールアドレス228を給電端末機支援サーバ106に送信し、さらに、クレジットカード決済のために取引識別情報188をそれに対応する本人識別情報122置き換えて、電気(充電)料金214を決済サーバ112に送信する機能を有する。なお、本実施例においては、決済サーバ112おける決済処理の便宜のため、電気(充電)料金214を本人識別情報122に関連づけて保管し、所定のタイミングで決済サーバ112に送信するバッチ処理機能を有する。
決済中継サーバ108は、少なくとも取引識別情報188の取引識別情報発生機能を実行する取引識別情報発生装置258を含み、本実施例においては、さらに、領収メール224の送信機能を実行する領収メール送信装置262、決済バッチ処理機能を実行する決済バッチ処理装置264を有する。したがって、領収メール送信装置262及び決済バッチ処理装置264は必須の構成要件ではない。
決済中継サーバ108には、直接に決済サーバ112と通信するため、各種のウイルスやサイバー攻撃に対抗するため、高度の安全対策がなされる。
中継制御装置242は、ROM(図示せず)に記憶された所定のプログラムに基づいて、CPU(図示せず)がRAM(図示せず)に随時情報を書き込み又は読み出しし、中継インターネット通信装置244、中継取引識別情報記録装置246、決済サーバ通信装置248、中継メールアドレス記録装置252、誤メールアドレス記録装置250及び中継本人識別情報記録装置254と適宜通信して所定の処理を行う機能を有する。
特に本発明における中継制御装置242は、決済サーバ112から与信情報234を得た場合、取引識別情報発生装置258から、文字若しくは数字又はそれらの組み合わせからなる取引識別情報188を発生(発行)させる。この取引識別情報188は、与信情報234毎に異なる情報とし、原則、世界で唯一の取引識別情報である。換言すれば、中継制御装置242は取引識別情報発生機能を担っている。
中継インターネット通信装置244は、インターネット通信回線104を介して充電端末機134-1〜134-n及び給電端末機支援サーバ106と各種情報の送信又は受信を行う機能を有する。本実施例においては、充電端末機134からは入力された本人識別情報122を受信し、給電端末機134に対しては、取引識別情報188、与信情報234を出力する。また、給電端末機支援サーバ106からは、充電端末機134-1〜134-nを経由して取引識別情報188に関連づけられた電気(充電)料金214を受信し、給電端末機支援サーバ106に対しては、充電端末機134-1〜134-nを経由して与信情報234、決済処理した取引識別情報188に対するメールアドレス228を出力する。安全性向上のため、中継インターネット通信装置244も暗号化及び復号化機能を持たせることが好ましい。高度の安全対策を施した場合、給電端末機支援サーバ106と決済中継サーバ108とが直接に通信することもできる。
中継取引識別情報記録装置246は、取引識別情報発生装置258において発生させた取引識別情報188を記録する機能を有する。
中継取引識別情報記録装置246は、書込及び消去可能型の記録装置であり、例えば、RAM又はハードディスク等により構成されている。
取引識別情報188は、決済中継サーバ108における決済処理が終了すれば消去してもよいが、所定期間は記録しておくことが好ましい。後日の問い合わせに対する調査のためである。
決済サーバ通信装置248は、決済サーバ112と専用回線114を介して各種情報を通信する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。
中継メールアドレス記録装置252は、中継本人識別情報記録装置254に記録されている本人識別情報122に関連づけてメールアドレス228を記録する機能を有している。
中継メールアドレス記録装置252は記録装置であり、例えば、RAM又はハードディスク等により構成されている。
これらの本人識別情報122であるクレジットカード番号、メールアドレスは、充電端末機134におけるユーザーインターフェース装置142によって、初回の利用時に登録することが出来るようにすることが好ましい。
誤メールアドレス記録装置250は、メールアドレス228が誤登録であって、誤配信として返信された場合、誤配信アドレスとして本人識別情報122に関連づけて記録し、次回に当該メールアドレス228に関連する本人識別情報122たるクレジットカード番号136が送信されてきた場合、誤配信であった旨をユーザーインターフェース142に表示し、再度メールアドレス228を入力した後、充電可能になるようにすることが好ましい。
誤メールアドレス記録装置250は記録装置であり、例えば、RAM又はハードディスク等により構成されている。
バッチ処理記憶装置253は、後述の決済バッチ処理機能264によって作成した情報をバッチ処理時まで記録しておく機能を有し、例えば、RAM又はハードディスク等により構成される。
中継本人識別情報記録装置254は、本人識別情報122であるクレジットカード番号136を保管する機能を有し、記録装置、例えば、RAM又はハードディスク等により構成されている。
中継本人識別情報記録装置254に対しては、本実施例においては、充電端末機134の利用申請に基づいて記録される。
本実施例においては、少なくともクレジットカード番号136が記録される。
同時に、中継メールアドレス記録装置252に対しても本人識別情報122に関連づけてメールアドレス228が記録される。
中継バスライン256は、決済中継サーバ108での処理に必要な情報を伝達する機能、すなわち、中継制御装置242、中継インターネット通信装置244、中継取引識別情報記録装置246、決済サーバ通信装置248、誤メールアドレス記録装置250、中継与信情報記録装置251、中継メールアドレス記録装置252、バッチ処理記憶装置253、中継本人識別情報記録装置254、取引識別情報発生装置258、及び、領収メール送信装置262がそれぞれ情報を通信するための情報伝達機能を有し、一般的に用いられる構成を採用している。
取引識別情報発生装置258は、本人識別情報122に関連づけて取引識別情報188を発生させる機能を有し、ハードウエア又はソフトウエアによって構成することができ、本実施例においてはソフトウエアによって構成され、後述のステップSS-2が相当する。
取引識別情報発生装置258において、取引識別情報188は決済サーバ112からの与信情報234を受信する前又は受信後に発生させることができるが、給電端末機支援サーバ106に対する送信は、必ず与信情報234を受信した後に行われる。
与信情報234がなければクレジットカード決済ができないからである。
本実施例においては、与信情報234を受信する前に取引識別情報188を出力させ、与信情報234受信後に給電端末機支援サーバ106に対し送信する。
領収メール送信装置262は、決済完了情報236が出力された場合、当該決済完了情報236に関連する本人識別情報122に関連するメールアドレス228に領収メール224を送信する機能を有し、ハードウエア又はソフトウエアによって構成することができ、本実施例においてはソフトウエアによって構成され、後述のステップSS-13が相当する。
領収メール224の内容は、決済日時、取引識別情報188、電気(充電)料金214、充電端末機134のコンセント識別情報179等である。
決済バッチ処理装置264は、電気(充電)料金214を受信した後、当該電気(充電)料金214を取引識別情報188に対応する本人識別情報122に関連づけて処理時刻までバッチ処理記憶装置253に記録し、又は、取引識別情報188に関連付けて電気(充電)料金214を記憶し、処理時刻の到来によって、本人識別情報122に関連づけた電気(充電)料金214を決済サーバ112に対し送信し、決済サーバ112におけるクレジットカード決済処理に供する機能を有する。決済バッチ処理装置264は後述のステップSS-14に相当する。
決済中継サーバ108において、電源が投入され決済中継サーバ108が稼動を開始すると、中継制御装置242はステップSS-1において、充電端末機134から本人識別情報122を受信しているか判別し、受信している場合ステップSS-2へ進み、受信していない場合ステップSS-1をループし、待機状態になる。
決済サーバ112は、クレジットカード決済機能を有する。
決済サーバ112は、少なくとも、与信処理装置266、料金決済処理装置268、決済制御装置272、決済通信装置274、及び本人識別情報記録装置276、を含んでいる。
決済サーバ112には、本人識別情報122や対応する銀行口座等が記録されているため、各種のウイルスやサイバー攻撃に対抗するため、高度の安全対策がなされている。
与信処理装置266は、日本全国又は外国に設置された複数の決済中継サーバ108から専用回線114を介して送られた本人識別情報122が、決済サーバ112における決済本人識別情報記録装置276に記録されていることに基づいて取引可能である旨の与信情報234を出力する与信処理機能を有する。
与信処理装置266は、ハードウエア又はソフトウエアによって構成することができ、本実施例ではソフトウエアによって構成され、後述のステップMS-2が相当する。
本実施例においては、電気(充電)料金214は1000円未満の少額であることが見込まれることから、本人識別情報122が本人識別情報記憶装置276に登録されていれば与信情報234を出力することとしている。
料金決済処理装置268は、電気(充電)料金214の決済処理機能を実行する機能を有する。具体的には、決済中継サーバ108から本人識別情報122と共に電気(充電)料金214を受信した場合、当該本人識別情報122に対応する銀行口座に電気(充電)料金214を請求する機能である。
料金決済処理装置268は、ハードウエア又はソフトウエアによって構成することができ、本実施例ではソフトウエアによって構成され、後述のステップMS-3が相当する。
決済制御装置272は、ROM(図示せず)に記憶された所定のプログラムに基づいて、CPU(図示せず)がRAM(図示せず)に随時情報を書き込み又は読み出しし、決済本人識別情報記録装置276等及び決済通信装置274を介した専用回線114を経由する決済中継サーバ108との通信によって、与信処理機能及び決済機能他、所定の処理を行う。
決済通信装置274は、決済中継サーバ108と専用回線114を介して各種情報を通信する機能を有し、公知の通信装置が用いられる。
本人識別情報記憶装置276は、少なくともクレジットカード加入時に発行された本人識別情報122であるクレジットカード番号136が記録され、付加情報としてクレジットカード番号136に関連づけて暗証番号、氏名、住所、電話番号、メールアドレス228等が記録されている。
本人識別情報記憶装置276は、書込及び消去可能型の記録装置であり、例えば、RAM又はハードディスク等により構成されている。
専用回線114は、光通信回線等の一般的通信回線であるが、専用回線とすること、及び、通信内容を傍受されないように高度の安全性向上対策が施されている。
まず充電端末機134における、ステップTS-1において本人識別情報122たるクレジットカード番号136が前述のようにテンキー143又は読込装置144から入力され、ステップTS-2において決済中継サーバ108へ送信される。
これにより、電気自動車EV側のプラグ148がコンセント132に接続されていれば、直ぐさま充電が開始され、プラグ148が接続されていなければ接続された後充電が開始される。
充電開始によって、ステップTS-22において電流検知装置176が電流を検知し、給電開始信号を出力した後、給電状態情報180を出力し、給電端末機支援サーバ106へ送信する。
換言すれば、充電端末機134における電流検出装置176がステップTS-22において電流が停止したことを検出した場合、給電端末機支援サーバ106におけるステップCS-9において、充電端末機134に対し給電停止指令184を出力した後、ステップCS-10において給電停止時刻を充電終了時刻記録装置207に記録する。
102 給電端末機
106 給電端末機支援サーバ
108 決済中継サーバ
112 決済サーバ
116 クレジットカード
122 本人識別情報
128 本人識別情報入力装置
132 コンセント
164 リレーユニット
176 給電状態判別装置(電流検知装置)
177 コンセント識別情報出力装置
179 コンセント識別情報
180 給電状態情報
188 取引識別情報
214 電気(充電)料金
202 充電量演算装置
220 給電許可情報
234 与信情報
EV 電気自動車
Claims (4)
- 電気使用量に基づいて電気使用料金を算定すると共に、クレジットカード(116)に記録された本人識別情報(122)に基づいて特定人に対して前記電気使用料金のクレジットカード決済を行うようにした電気料金決済システムにおいて、
前記本人識別情報(122)を決済中継サーバ(108)を経由して受け取り、前記本人識別情報(122)の記録の有無を判別し、当該本人識別情報(122)が存在する場合、与信情報(234)を前記決済中継サーバ(108)に提供する決済サーバ(112)、
給電端末機(102)から提供される前記本人識別情報(122)に基づく前記与信情報(234)に基づいて発生させた取引識別情報(188)を前記給電端末機(102)及び給電端末機支援サーバ(106)に対し提供する前記決済中継サーバ(108)、
前記本人識別情報(122)を入力又は読み取りする本人識別情報入力装置(128)、給電のため受電側のプラグを接続するためのコンセント(132)、及び、前記コンセント(132)に対して給電可能とするリレーユニット(164)、並びに前記コンセント(132)への給電状態を判別し、給電状態情報(180)を前記給電端末機支援サーバ(106)に出力する給電状態判別装置(176)を備える給電端末機(102)、及び、
前記給電状態情報(180)に基づいて前記コンセント(132)に対する電気料金(214)を演算し、前記取引識別情報(122)に関連づけて前記決済中継サーバ機(108)に送信する給電端末機支援サーバ(106)
を備えることを特徴とする電気料金決済システム。 - 給電開始から終了までの時間に基づいて充電料金を算定すると共に、クレジットカード(116)に記録された本人識別情報(122)に基づいて特定人に対して前記充電料金(214)のクレジットカード決済を行うようにした電気自動車の充電料金決済システムにおいて、
前記本人識別情報(122)を決済中継サーバ(108)を経由して受け取り、前記本人識別情報(122)の記録の有無を判別し、当該本人識別情報(122)が存在する場合、与信情報(234)を前記決済中継サーバ(108)に提供する決済サーバ(112)、
前記与信情報(234)に基づいて発生させた取引識別情報(188)を充電端末機(134)、給電端末機支援サーバ(106)及び充電端末機支援サーバ(106)に提供する前記決済中継サーバ(108)、
前記本人識別情報(122)を入力又は読み取りする本人識別情報入力装置(128)、給電のため受電側のプラグを接続するためのコンセント(132)、及び、前記コンセント(132)に対して給電可能とするリレーユニット(164)、並びに前記コンセント(132)への給電状態を判別し、給電状態情報(180)を前記給電端末機支援サーバ(106)に出力する給電状態判別装置(176)を備える給電端末機(102)、及び、
前記給電状態情報(180)に基づいて前記コンセント(132)に対する電気料金(214)を演算し、前記取引識別情報(188)に関連づけて前記決済中継サーバ(108)に送信する給電端末機支援サーバ(106)を備える
ことを特徴とする電気自動車の充電料金決済システム。 - 使用電力量に基づいて充電料金(214)を算定すると共に、クレジットカード(116)に記録された本人識別情報(122)に基づいて特定人に対して前記充電料金(214)のクレジットカード決済を行うようにした電気自動車(EV)の充電料金決済システムにおいて、
前記本人識別情報(122)を決済中継サーバ(108)を経由して受け取り、前記本人識別情報(122)の記録の有無を判別し、当該本人識別情報(122)が存在する場合、与信情報(234)を前記決済中継サーバ(108)に提供する決済サーバ(112)、
前記与信情報(234)に基づいて発生させた取引識別情報(188)を充電端末機(134)及び、給電端末機支援サーバ(106)に提供する前記決済中継サーバ(108)、
前記本人識別情報(122)を入力又は読み取りする本人識別情報入力装置(128)、給電のため受電側のプラグを接続するためのコンセント(132)、及び、前記コンセント(132)に対して給電可能とするリレーユニット(164)、並びに前記コンセント(132)への給電状態を判別し、給電状態情報(180)を前記給電端末機支援サーバ(106)に出力する給電状態判別装置(176)を備える給電端末機(102)、及び、
前記給電状態情報(180)に基づいて前記コンセント(132)に対する電気料金(214)を演算し、前記取引識別情報(188)に関連づけて前記決済中継サーバ(108)に送信する前記給電端末機支援サーバ(106)を備える
ことを特徴とする電気自動車の充電料金決済システム。 - コンセント識別情報(179)が設定された充電用コンセント(132)、
前記充電用コンセント(132)に対する電力供給の開始及び終了若しくは使用電力量を検知する電力量検知装置(211)、
前記電力量検知装置(211)の検知に基づいて使用電力量を算出する充電量演算装置(202)、
クレジットカードに関する本人識別情報(122)が入力される本人識別情報入力装置(128)、
前記充電量演算装置(202)からの使用電力量に基づいて算定された充電料金を前記本人識別情報入力装置(128)からの前記本人識別情報(122)に基づいて特定人に対して前記充電料金のクレジットカード決済を行うようにした決済サーバ(112)を備える電気自動車の充電料金決済システムにおいて、
前記本人識別情報(122)を決済中継サーバ(108)を経由して前記本人識別情報(122)の記録の有無を判別し、当該本人識別情報(122)が存在する場合、与信情報(234)を前記中継サーバ(108)に送信する決済サーバ(112)、
前記与信情報(234)に基づいて前記本人識別情報(122)に対応する取引識別情報(188)を発生すると共に前記本人識別情報(122)及び対応する取引識別情報(188)を記録し、前記取引識別情報(188)を充電端末機(138)及び給電端末機支援サーバ(106)に対し提供すると共に、前記給電端末機支援サーバ(106)からの充電料金(214)に基づいて前記本人識別情報(122)及び前記充電料金(214)を前記決済サーバ(112)に提供する決済中継サーバ(108)、
前記本人識別情報(122)を入力又は読み取りする本人識別情報入力装置(128)、給電のため受電側のプラグを接続するためのコンセント(132)、及び、前記コンセント(132)に対して給電可能とするリレーユニット(164)、並びに前記コンセント(132)への給電状態を判別し、給電状態情報(180)を前記給電端末機支援サーバ(106)に出力する給電状態判別装置(176)を備える給電端末機(102)、及び、
前記給電状態情報(180)に基づいて前記コンセント(132)に対する電気料金(214)を演算し、前記取引識別情報(122)に関連づけて前記決済中継サーバ(108)に送信する前記給電端末機支援サーバ(106)を備える
ことを特徴とする電気自動車の充電料金決済システム。
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