JP6598817B2 - 給電システム、給電システムの制御方法及び送電装置 - Google Patents

給電システム、給電システムの制御方法及び送電装置 Download PDF

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Description

本開示は、給電システム及びその制御方法に関する。
従来から、電子機器に無線で電力を供給するシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2015−159720号公報
しかしながら、従来のシステムには、改善の余地がある。
かかる点に鑑みてなされた本開示の目的は、改善された、給電システム及びその制御方法を提供することにある。
本開示の一実施形態に係る給電システムは、無線で電力を送電する送電装置と、第1読取装置とを備える。前記送電装置は、所定領域内に配置される。前記第1読取装置は、前記所定領域の入口に設置され、無線で電力を受電可能な受電装置が前記入口を通過する際に、前記受電装置の第1識別子を取得する。前記第1読取装置は、前記受電装置が前記入口を通過する際に取得した前記第1識別子を管理装置に送信する。前記送電装置は、前記受電装置が前記入口を通過する際に前記第1読取装置が取得した前記第1識別子を前記管理装置から受信した後、前記所定領域にて前記管理装置とは別の装置から当該別の装置の識別子を第2識別子として受信し、当該第2識別子と前記第1識別子とが一致した場合に、無線で電力を送電する。
本開示の一実施形態に係る給電システムの制御方法は、無線で電力を送電する送電装置と、第1読取装置とを備える給電システムの制御方法である。前記送電装置は所定領域内に配置される。前記第1読取装置は前記所定領域の入口に設置される。前記給電システムの制御方法は、前記第1読取装置が、無線で電力を受電可能な受電装置が前記入口を通過する際に、前記受電装置の第1識別子を取得するステップと、前記第1読取装置が、前記受電装置が前記入口を通過する際に取得した前記第1識別子を送信するステップと含む。さらに、前記給電システムの制御方法は、前記送電装置が、前記受電装置が前記入口を通過する際に前記第1読取装置が取得した前記第1識別子を管理装置から受信した後、前記所定領域にて前記管理装置とは別の装置から当該別の装置の識別子を第2識別子として受信し、当該第2識別子と前記第1識別子とが一致した場合に、無線で電力を送電するステップを含む。
本開示の一実施形態によれば、改善された、給電システム及びその制御方法が提供され得る。
本開示の第1実施形態に係る給電システムの概略構成を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る給電システムの構成を示す機能ブロック図である。 本開示の第1実施形態に係る管理リストの一例を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る給電システムの送電手順の一例を示すシーケンス図である。 本開示の第1実施形態に係る読取装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本開示の第1実施形態に係る管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本開示の第1実施形態に係る受電装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本開示の第1実施形態に係る送電装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本開示の第2実施形態に係る給電システムの構成を示す機能ブロック図である。
以下本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本開示の第1実施形態に係る給電システム1の概略構成を示す図である。図1において、実線は電力経路を示し、破線は通信経路を示す。給電システム1は、第1読取装置10Aと、第2読取装置10Bと、管理装置20と、受電装置30と、送電装置40A,40B,40Cとを備える。第1読取装置10A、第2読取装置10B及び送電装置40A〜40Cと、管理装置20とは、ネットワーク2を介して互いに通信する。受電装置30と、送電装置40A〜40Cのそれぞれとは、互いに直接無線通信する。
なお、図1に示す給電システム1は、第1読取装置10A及び第2読取装置10Bの2つを備えるが、給電システム1が備える読取装置の数は、これに限定されない。給電システム1が備える読取装置の数は、第1読取装置10Aの1つであってもよいし、第1読取装置10A及び第2読取装置10Bを含む3つ以上であってもよい。同様に、図1に示す給電システム1は、受電装置30の1つを備えるが、給電システム1が備える受電装置の数は、これに限定されない。給電システム1が備える受電装置の数は、2つ以上であってもよい。同様に、図1に示す給電システム1は、送電装置40A〜40Cの3つを備えるが、給電システム1が備える送電装置の数は、これに限定されない。給電システム1が備える送電装置の数は、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。
給電システム1は、所定領域3にて実現される。所定領域3は、例えば、鉄道会社の管轄下にある、改札済みの旅客者のみが立入可能な領域(以下、「改札内」という)である。改札内は、例えば、線路に接して設けられたプラットホーム、旅客者が電車を待つ間に利用する待合室、商業施設が設けられたスペース、及び、電車内を含む。
所定領域3は、入口4A及び出口4Bを有する。入口4A及び出口4Bは、いわゆる改札口である。入口4Aには自動改札機5Aが配置され、出口4Bには自動改札機5Bが配置される。本実施形態では、受電装置30は、矢印で示すように、入口4Aを通過して所定領域3に入り、所定領域3に内在している。
なお、図1に示す所定領域3は、入口4A及び出口4Bのそれぞれ1つを有するが、所定領域3が有する出入口の数は、これに限定されない。所定領域3が有する出入口の数は、入口4Aの1つであってもよい。この場合、入口4Aは出口でもあり、所定領域3に内在している受電装置30は、出口でもある入口4Aを通過して所定領域3から出る。また、所定領域3が有する出入口の数は、3つ以上であってもよい。
第1読取装置10Aは、例えば自動改札機5Aに組み込まれて、入口4Aに設置される。第1読取装置10Aは、入口4Aを通過する受電装置の識別子を取得する。例えば、第1読取装置10Aは、受電装置30が入口4Aを通過して所定領域3に入るとき、受電装置30の識別子を取得する。第1読取装置10Aは、取得した受電装置30の識別子を、ネットワーク2を介して管理装置20に送信する。
第2読取装置10Bは、例えば自動改札機5Bに組み込まれて、出口4Bに設置される。読取装置10Bは、出口4Bを通過する受電装置の識別子を取得する。第2読取装置10Bは、取得した受電装置30の識別子を、ネットワーク2を経由して管理装置20に送信する。
管理装置20は、例えば、鉄道会社が管理するサーバである。管理装置20は、内部の記憶装置等に、管理リスト20Aを格納している。
管理装置20は、読取装置10A,10Bのそれぞれから受電装置の識別子を取得する。管理装置20は、取得した受電装置の識別子と、管理リスト20Aとによって、所定領域3内に存在している受電装置を管理する。例えば、管理装置20は、受電装置30が入口4Aを通過して所定領域3に入るとき、受電装置30の識別子ID30を、第1読取装置10Aから取得する。管理装置20は、図1に示すように、取得した受電装置30の識別子ID30を、管理リスト20Aに登録する。このような処理によって、管理リスト20Aには、所定領域3内に存在している受電装置30の識別子が登録される。
受電装置30は、例えば、旅客者が所有するICカードである。ICカードは、乗車券機能及び電子マネー機能を、旅客者に提供する。受電装置30は、識別子を有する。受電装置30の識別子は、例えば、ICカードに固有に割当てられた識別番号である。
受電装置30は、入口4Aを通過して所定領域3に入った後、送電装置の送電圏内に入ると、自機器の存在を示す通知信号を定期的に発信する。通知信号は、例えば、ビーコン信号又はパイロット信号等である。さらに、受電装置30は、図1に示すように、所定領域3内に設置される送電装置40A〜40Cのうち、通知信号を受信した送電装置40Cから、無線で電力を受電する。
送電装置40A〜40Cは、所定領域3内にそれぞれ配置される。例えば、送電装置40Aは、入口4Aに配置される。また、例えば、送電装置40B,40Cは、プラットホームに設けられた柱、待合室、商業施設が設けられたスペース又は電車内等にそれぞれ配置される。
送電装置40A〜40Cは、管理リスト20Aに登録された識別子ID30を有する受電装置30に対して、無線で電力を送電する。図1では、受電装置30から通知信号を受信した送電装置40Cが、管理リスト20Aに登録された識別子ID30を有する受電装置30に対して、無線で電力を送電している。
このように給電システム1では、管理リスト20Aに、所定領域3内に存在している受電装置30の識別子ID30が登録される。さらに、給電システム1では、送電装置40A〜40Cは、管理リスト20Aに登録された識別子ID30を有する受電装置30に対して、無線で電力を送電する。
続いて、給電システム1の機能の詳細について説明する。以下では、第1読取装置10A及び第2読取装置10Bを特に区別しない場合、読取装置10と表記する。また、入口4A及び出口4Bを特に区別しない場合、出入口4と表記する。また、自動改札機5A,5Bを特に区別しない場合、自動改札機5と表記する。また、送電装置40A〜40Cを特に区別しない場合、送電装置40と表記する。
図2は、本開示の第1実施形態に係る給電システム1の構成を示す機能ブロック図である。図2において、実線は電力経路を示し、破線は通信経路を示す。給電システム1は、読取装置10と、管理装置20と、受電装置30と、送電装置40とを備える。
読取装置10は、出入口4に配置され、出入口4を通過する受電装置の識別子を取得する。読取装置10は、リーダライタ部11と、通信部12と、記憶部13と、制御部14とを有する。
リーダライタ部11は、出入口4を通過する受電装置30と非接触で通信する。リーダライタ部11には、例えば、電磁誘導方式が採用されてもよいし、電波方式が採用されてもよい。
リーダライタ部11は、制御部14の制御に基づき、出入口4を通過する受電装置30から、受電装置30の情報を取得する。この受電装置30の情報には、例えば、(受電装置30が所定領域3から出る場合)乗車駅の情報、電子マネーの残高、及び、受電装置30の識別子が含まれる。
リーダライタ部11は、制御部14の制御に基づき、出入口4を通過する受電装置30へデータを書込む。書込まれるデータには、例えば、(受電装置30が所定領域3から出る場合)更新後の電子マネー残高が含まれる。
通信部12は、制御部14の制御に基づき、外部の機器と通信する。本実施形態では、通信部12は、ネットワーク2を介して、管理装置20と通信する。なお、アンテナ11Aが通信部12の一部として機能してもよい。
記憶部13は、例えば、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成される。記憶部13は、各種情報及び読取装置10を動作させるためのプログラム等を記憶する。
制御部14は、読取装置10の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部14は、例えば、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。
制御部14は、読取装置10が設置される出入口4が入口であるか出口であるかによって、処理が異なる。以後、出入口4が入口であるか出口であるかを区別する場合において、読取装置10が設置される出入口4が入口であるとき、当該読取装置10を「入場用の読取装置10」と記載する。また、読取装置10が設置される出入口4が出口であるとき、当該読取装置10を「退場用の読取装置10」と記載する。以下、制御部14の処理を、<入場用の処理>と<退場用の処理>とに分けて説明する。
<入場用の処理>
制御部14は、リーダライタ部11によって、出入口4(入口)を通過して所定領域3に入る受電装置30の情報を取得する。制御部14は、取得した受電装置30の情報のうち、受電装置30の識別子を、通信部12及びネットワーク2を介して管理装置20に送信する。このとき、制御部14は、受電装置30の識別子とともに、受電装置30が所定領域3に入ることを示す信号を、通信部12及びネットワーク2を介して管理装置20に送信してもよい。
<退場用の処理>
制御部14は、リーダライタ部11によって、出入口4(出口)を通過して所定領域3から出る受電装置30の情報を取得する。制御部14は、取得した受電装置30の情報のうち、受電装置30の識別子を、通信部12及びネットワーク2を介して管理装置20に送信する。このとき、制御部14は、受電装置30の識別子とともに、受電装置30が所定領域3から出ることを示す信号を、通信部12及びネットワーク2を介して管理装置20に送信してもよい。
管理装置20は、例えば、サーバである。管理装置20は、所定領域3内に存在する受電装置を管理する。管理装置20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備える。
通信部21は、制御部23の制御に基づき、外部の機器と通信する。本実施形態では、通信部21は、ネットワーク2を介して、読取装置10及び送電装置40と通信する。
記憶部22は、例えば、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成される。記憶部22は、各種情報及び管理装置20を動作させるためのプログラム等を記憶する。記憶部22は、例えば、管理リスト20A(図3参照)を記憶する。
制御部23は、管理装置20の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部23は、例えば、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。
制御部23は、ネットワーク2及び通信部21を介して入場用の読取装置10から、出入口4(入口)を通過して所定領域3に入る受電装置30の識別子を受信する。制御部23は、取得した受電装置30の識別子を、管理リスト20Aに登録する。この処理を、図3(A)を参照して説明する。
図3(A)は、受電装置30が所定領域3に入ったときの管理リスト20Aの一例を示す図である。制御部23は、図3(A)に示すように、所定領域3に入る受電装置30の識別子ID30を、管理リスト20Aに登録する。さらに図3(A)に示す管理リスト20Aには、制御部23によって、所定領域3に内在する他の受電装置の識別子ID31も、登録されている。
図2に示す制御部23は、定期的に、管理リスト20Aに登録された識別子(図3(A)の例では、識別子ID30,ID31)を、通信部21及びネットワーク2を介して送電装置40に送信する。なお、制御部23は、管理リスト20Aに新しい識別子を登録する度に、管理リスト20Aに登録された識別子を、送電装置40に送信してもよい。また、制御部23は、後述の処理によって管理リスト20Aから識別子を抹消する度に、管理リスト20Aに登録された識別子を、送電装置40に送信してもよい。
制御部23は、ネットワーク2及び通信部21を介して送電中の送電装置40から、送電対象の受電装置の識別子を受信する。制御部23は、管理リスト20Aにおいて、送電中の送電装置40と対応付けて、取得した受電装置の識別子に、送電中であることを示すフラグを立てる。この処理の一例を、図3(B)を参照して説明する。
図3(B)は、送電装置が送電中であるときの管理リスト20Aの一例を示す図である。図3(B)では、図1に示す送電装置40Aが、送電対象を受電装置30として、送電中であるものとする。この場合、制御部23は、送電中の送電装置40Aから、送電対象の受電装置30の識別子ID30を受信する。制御部23は、図3(B)に示すように、送電中の送電装置40Aと対応付けて、受電装置30の識別子ID30に、送電中であることを示すフラグ「送電中」を立てる。
図2に示す制御部23は、ネットワーク2及び通信部21を介して送電装置40から、送電装置40が送電を終了した受電装置30の識別子とともに、当該送電に関する情報を、受信する。送電に関する情報には、例えば、送電装置40が受電装置30に対して送電を開始した開始時刻、送電装置40が受電装置30に対して送電を終了した終了時刻、及び、送電装置40が受電装置30に送電した電力量が含まれる。制御部23は、受信した送電に関する情報に基づいて、管理リスト20Aを更新する。この処理の一例を、図3(C)を参照し説明する。
図3(C)は、送電装置が送電を終了したときの管理リスト20Aの一例を示す図である。図3(C)では、図1に示す送電装置40Aが受電装置30に対して送電を終了し、その後、図1に示す送電装置40Cが受電装置30に対して送電を終了したものとする。この場合、制御部23は、送電装置40Aから、受電装置30の識別子ID30とともに送電に関する情報(開始時刻13:00、終了時刻13:30及び電力量1Wh)を受信する。さらに、制御部23は、送電装置40Cから、受電装置30の識別子ID30とともに送電に関する情報(開始時刻13:30、終了時刻14:00及び電力量1Wh)を受信する。制御部23は、受信したこれらの情報に基づいて、図3(C)に示すように、管理リスト20Aを更新する。
図2に示す制御部23は、ネットワーク2及び通信部21を介して退場用の読取装置10から、出入口4(出口)を通過して所定領域3から出る受電装置30の識別子を受信する。制御部23は、管理リスト20Aから、受信した受電装置30の識別子を抹消する。このとき、制御部23は、受電装置30の識別子とともに送電に関する情報を別のデータベース等に移行させた後、管理リスト20Aから受電装置30の識別子を抹消してもよい。さらに、制御部23は、管理リスト20Aに基づき、受電装置30が受電した電力に関する料金を算出してもよい。
受電装置30は、無線で電力を受電する。受電装置30は、受電した電力で駆動可能である。受電装置30は、受電部31と、通信部32と、記憶部33と、制御部34とを有する。
受電部31は、送電装置40から無線で電力を受電する。具体的には、制御部34の制御に基づき、外部から受信した電磁波に基づいて発電する。受電部31は、発電した電力(すなわち、受電した電力)を、受電装置30の構成要素に供給する。
受電部31は、アンテナ31A及び整流回路31Bを含む。アンテナ31Aは、送電装置40から電磁波を受信する。整流回路31Bは、アンテナ31Aが受電した電磁波を直流電力に変換する。整流回路31Bは、変換後の直流電力を、受電装置30の構成要素に供給する。
通信部32は、制御部34の制御に基づき、外部の機器と通信する。本実施形態では、通信部32は、読取装置10及び送電装置40と無線通信する。なお、アンテナ31Aが通信部32の一部として機能してもよい。
記憶部33は、例えば、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成される。記憶部33は、各種情報及び受電装置30を動作させるためのプログラム等を記憶する。記憶部33は、例えば、乗車履歴、受電装置30の識別子及び電子マネーの残高を記憶している。
制御部34は、受電装置30の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部34は、例えば、制御手順を規定したプロセッサを実行するCPU等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。
制御部34は、受電装置30が出入口4を通過して所定領域3に入るとき、通信部32を介して入場用の読取装置10に、受電装置30の情報を送信する。また、制御部34は、受電装置30が出入口4を通過して所定領域3から出るとき、通信部32を介して退場用の読取装置10に、受電装置30の情報を送信する。
制御部34は、受電装置30が所定領域3に入った後、送電装置40の送電圏内に入ると、自機器の存在を示す通知信号を、通信部32によって定期的に発信する。この通知信号は、例えばビーコン信号又はパイロット信号等であり、受電装置30の識別子を含む。この後、制御部34は、この通知信号を受信した送電装置40から、無線で電力を、受電部31によって受電する。
送電装置40は、無線で電力を送電する。送電装置40は、送電部41と、通信部42と、記憶部43と、制御部44とを備える。
送電部41は、受電装置30に対して、無線で電力を送電する。具体的には、送電部41は、制御部44の制御に基づき、例えば商用電力系統から供給された電力を、電磁波として出力する。
送電部41は、アンテナ41A及び発振器41Bを含む。発振器41Bは、例えば商用電力系統から供給された電力に基づき、アンテナ41Aから電磁波を送信する。
通信部42は、制御部44の制御に基づき、外部の機器と通信する。本実施形態では、通信部42は、ネットワーク2を介して、管理装置20と通信する。また、通信部42は、受電装置30と直接無線通信する。
記憶部43は、例えば、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成される。記憶部43は、各種情報及び送電装置40を動作させるためのプログラム等を記憶する。
制御部44は、送電装置40の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部44は、例えば、制御手順を規定したプロセッサを実行するCPU等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。
制御部44は、例えば送電装置40の送電圏内に存在する受電装置のうち、管理リスト20Aに登録された識別子(図3(A)の例では、識別子ID30,ID31)を有する受電装置を送電対象とする。制御部44は、送電対象の受電装置に、送電部41によって、無線で電力を送電する。この処理の一例は、下記の<送電の開始処理>にて詳細に説明する。
制御部44は、例えば送電対象の受電装置が送電装置40の送電圏外に移動すると、当該受電装置に対する送電を終了する。この処理の一例は、下記の<送電の終了処理>にて詳細に説明する。
<送電の開始処理>
制御部44は、ネットワーク2及び通信部12を介して管理装置20から、管理リスト20Aに登録された識別子を定期的に受信する。制御部44は、取得した管理リスト20Aに登録された識別子を、記憶部43に記憶させる。
制御部44は、例えば送電装置40の送電圏内に存在する受電装置30から、通知信号を、通信部42を介して受信する。制御部44は、通知信号を受信すると、通知信号に含まれる受電装置30の識別子が、管理リスト20Aに登録された識別子に含まれるか否か判定する。制御部44は、受電装置30の識別子が管理リスト20Aに登録された識別子に含まれると判定したとき、その受電装置30を送電対象とする。制御部44は、送電対象の送電装置に対し、送電部41による電力の送電を開始する。
<送電中の処理>
制御部44は、受電装置30への送電中、送電対象の当該受電装置30の識別子を、通信部42及びネットワーク2を介して管理装置20に送信してもよい。
<送電の終了処理>
制御部44は、例えば送電対象の受電装置30が送電圏外に移動すると、受電装置30から通知信号を、通信部42を介して受信できなくなる。制御部44は、送電対象の受電装置30からの通知信号を、受信しないと判定したとき、その受電装置30に対する送電を終了する。さらに、制御部44は、送電装置40が送電を終了した受電装置30の識別子とともに、当該送電に関する情報を、通信部42及びネットワーク2を介して管理装置20に送信してもよい。
[給電システムの動作]
図4は、本開示の第1実施形態に係る給電システム1の送電手順の一例を示すシーケンス図である。
受電装置30は、出入口4(入口)を通過して所定領域3に入るとき、受電装置30の情報を、入場用の読取装置10に送信する(ステップS1A)。入場用の読取装置10は、出入口4を通過して所定領域3に入る受電装置30の情報を取得する(ステップS1B)。読取装置10は、取得した受電装置30の情報のうち、受電装置30の識別子を、ネットワーク2を介して管理装置20に送信する(ステップS1C)。
管理装置20は、ネットワーク2を介して入場用の読取装置10から、所定領域3に入る受電装置30の識別子を受信する。すると、管理装置20は、受信した受電装置30の識別子を、管理リスト20Aに登録する(ステップS2A)。さらに、管理装置20は、管理リスト20Aに登録された識別子を、ネットワーク2を介して送電装置40に定期的に送信する(ステップS2B)。送電装置40は、ネットワーク2を介して管理装置20から、管理リスト20Aに登録された識別子を定期的に受信する。
受電装置30は、所定領域3に入った後、送電装置40の送電圏内に入ると、自機器の存在を示す通知信号を定期的に発信する(ステップS3A)。送電装置40は、受電装置30から通知信号を受信すると、通知信号に含まれる受電装置30の識別子が、管理リスト20Aに登録された識別子に含まれるか否か判定する(ステップS3B)。送電装置40は、受電装置30の識別子が、管理リスト20Aに登録された識別子に含まれないと判定したとき(ステップS3B:No)、処理を終了する。一方、送電装置40は、受電装置30の識別子が、管理リスト20Aに登録された識別子に含まれると判定したとき(ステップS3B:Yes)、受電装置30を送電対象として、送電を開始する(ステップS4)。
送電装置40は、例えば送電対象の受電装置30が送電装置40の送電圏外に移動すると、当該受電装置30に対する送電を終了する(ステップS5A)。送電装置40は、送電装置40が送電を終了した受電装置30の識別子とともに送電に関する情報を、ネットワーク2を介して管理装置20に送信する(ステップS5B)。管理装置20は、ネットワーク2を介して送電装置40から、受電装置30の識別子とともに送電に関する情報を受信すると、受信した情報に基づいて、管理リスト20Aを更新する(ステップS5C)。
受電装置30は、出入口4(出口)を通過して所定領域3から出るとき、受電装置30の情報を、退場用の読取装置10に送信する(ステップS6A)。退場用の読取装置10は、出入口4を通過して所定領域3から出る受電装置30の情報を取得する(ステップS6B)。退場用の読取装置10は、取得した受電装置30の情報のうち、受電装置30の識別子を、ネットワーク2を介して管理装置20に送信する(ステップS6C)。
管理装置20は、ネットワーク2を介して退場用の読取装置10から、所定領域3を出る受電装置30の識別子を受信する。すると、管理装置20は、受信した受電装置30の識別子を、管理リスト20Aから抹消する(ステップS7)。
[読取装置の動作]
図5は、本開示の第1実施形態に係る読取装置10の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS10,S11の処理は、入場用の読取装置10の処理である。ステップS10の処理では、制御部14は、リーダライタ部11によって、出入口4(入口)を通過して所定領域3に入る受電装置30の情報を取得する。ステップS11の処理では、制御部14は、取得した受電装置30の情報のうち、受電装置30の識別子を、通信部12及びネットワーク2を介して管理装置20に送信する。
ステップS12,S13の処理は、退場用の読取装置10の処理である。ステップS12の処理では、制御部14は、リーダライタ部11によって、出入口4(出口)を通過して所定領域3から出る受電装置30の情報を取得する。ステップS13の処理では、制御部14は、取得した受電装置30の情報のうち、受電装置30の識別子を、通信部12及びネットワーク2を介して管理装置20に送信する(ステップS13)。
[管理装置の動作]
図6は、本開示の第1実施形態に係る管理装置20の動作の一例を示すフローチャートである。
制御部23は、ネットワーク2及び通信部21を介して入場用の読取装置10から、出入口4(入口)を通過して所定領域3に入る受電装置30の識別子を受信する(ステップS20)。制御部23は、受信した受電装置30の識別子を、管理リスト20Aに登録する(ステップS21)。
制御部23は、管理リスト20Aに登録された識別子を、通信部21及びネットワーク2を介して送電装置40に定期的に送信する(ステップS22)。
制御部23は、ネットワーク2及び通信部21を介して、送電中の送電装置40から、送電対象の受電装置の識別子を受信する(ステップS23)。制御部23は、管理リスト20Aにおいて、送電中の送電装置40と対応付けて、受信した受電装置の識別子に、送電中であることを示すフラグを立てる(ステップS24)。
制御部23は、ネットワーク2及び通信部21を介して送電装置40から、送電装置40が送電を終了した受電装置30の識別子とともに、当該送電に関する情報を、受信する(ステップS25)。制御部23は、受信した送電に関する情報に基づいて、管理リスト20Aを更新する(ステップS26)。
制御部23は、ネットワーク2及び通信部21を介して退場用の読取装置10から、出入口4(出口)を通過して所定領域3から出る受電装置30の識別子を受信する(ステップS27)。制御部23は、管理リスト20Aから、受信した受電装置30の識別子を抹消する(ステップS28)。
[受電装置の動作]
図7は、本開示の第1実施形態に係る受電装置30の動作の一例を示すフローチャートである。
制御部34は、受電装置30が出入口4(入口)を通過して所定領域3に入るとき、受電装置30の情報を、通信部32を介して入場用の読取装置10に送信する(ステップS30)。
制御部34は、受電装置30が所定領域3に入った後、送電装置40の送電圏内に入ると、自機器の存在を示す通知信号を、通信部32によって定期的に発信する(ステップS31)。制御部34は、この通知信号を受信した送電装置40から、無線で電力を、受電部31によって受電する(ステップS32)。
制御部34は、受電装置30が出入口4(出口)を通過して所定領域3から出るとき、受電装置30の情報を、通信部32を介して退場用の読取装置10に送信する(ステップS33)。
[送電装置の動作]
図8は、本開示の第1実施形態に係る送電装置40の動作の一例を示すフローチャートである。
制御部44は、ネットワーク2及び通信部42を介して管理装置20から、管理リスト20Aに登録された識別子を定期的に受信する(ステップS40)。
制御部44は、受電装置30が発信する通知信号を、通信部42を介して受信したか否か判定する(ステップS41)。制御部44は、受電装置30が発信する通知信号を受信したと判定したとき(ステップS41:Yes)、ステップS42の処理に進む。一方、制御部44は、受電装置30が発信する通知信号を受信しないと判定したとき(ステップS41:No)、再びステップS41の処理を行う。
ステップS42の処理では、制御部44は、ステップS41の処理で受信した通知信号に含まれる受電装置30の識別子が、ステップS40の処理で取得した管理リスト20Aに登録された識別子に含まれるか否か判定する。制御部44は、受電装置30の識別子が管理リスト20Aに登録された識別子に含まれると判定したとき(ステップS42:Yes)、ステップS43の処理に進む。一方、制御部44は、受電装置30の識別子が管理リスト20Aに登録された識別子に含まれないと判定したとき(ステップS42:No)、処理を終了する。
ステップS43の処理では、制御部44は、受電装置30を送電対象として、送電部41による電力の送電を開始する。
ステップS44の処理では、制御部44は、送電対象の受電装置30からの通知信号を、通信部42を介して受信したか否か判定する。制御部44は、送電対象の受電装置30からの通知信号を受信した判定したとき(ステップS44:Yes)、ステップS45の処理に進む。一方、制御部44は、送電対象の受電装置30からの通知信号を受信しないと判定したとき(ステップS44:No)、ステップS46の処理に進む。
ステップS45の処理では、制御部44は、受電装置30への送電中、送電対象の受電装置30の識別子を、通信部42及びネットワーク2を介して管理装置20に送信する。その後、制御部44は、ステップS44の処理を行う。
ステップS46の処理では、制御部44は、受電装置30に対する送電を終了する。ステップS47の処理では、制御部44は、送電装置40が送電を終了した受電装置30の識別子とともに、当該送電に関する情報を、通信部42及びネットワーク2を介して管理装置20に送信する。
以上のように、第1実施形態に係る給電システム1では、管理装置20が、所定領域3に存在する受電装置の識別子を、管理リスト20Aに登録する。さらに、給電システム1では、送電装置40は、送電装置の近くに存在する受電装置のうち、管理リスト20Aに登録された識別子を有する受電装置に対して、無線で電力を送電する。このような制御によって、第1実施形態に係る給電システム1では、送電装置40から受電装置30への送電を開始するために、送電装置40と受電装置30との間で、接続を確立するための認証を行わなくてもよい。従って、第1実施形態によれば、改善された、給電システム1が提供され得る。
さらに、第1実施形態に係る給電システム1では、送電装置40が、受電装置30への送電中、管理装置20に、受電装置30の識別子を送信する。さらに、管理装置20は、管理リスト20Aにおいて、送電中の送電装置40と対応付けて、送電対象の受電装置30の識別子に、送電中であることを示すフラグを立てる。このような管理リスト20Aを用いることによって、図1に示す所定領域3内において、送電を受けている受電装置の数を速やかに把握することができる。さらに、当該フラグを送電装置と対応付けることによって、送電を受けている受電装置の位置を、例えば送電装置の位置から、速やかに把握することができる。
また、第1実施形態に係る給電システム1では、管理装置20は、送電装置40から取得する送電に関する情報によって、管理リスト20Aを更新する。このような管理リスト20Aを用いることによって、受電装置30を所有する旅客者の移動経路を、例えば受電装置30が受電を受けた送電装置の位置及び時刻等の記録から、把握することが可能になる。
また、第1実施形態に係る給電システム1では、図1に示すように、送電装置40Aが入口4Aに配置され得る。このような配置によって、受電装置30がICカードのような電力を蓄えることが困難なものであっても、受電装置30は、入口4Aを通過して所定領域3に入るときに、送電装置40Aから無電で電力を受電することができる。所定領域3に入るときに電力を受電することによって、受電装置30は、所定領域3に入った後、通知信号を発信することが可能になる。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態に係る給電システムについて説明する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図9は、本開示の第2実施形態に係る給電システム1Aの構成を示す機能ブロック図である。図9に示す構成要素において、図2に示す構成要素と同一のものは、同一符号を付してその説明を省略する。第2実施形態に係る給電システム1Aは、読取装置10と、管理装置20と、受電装置30Aと、送電装置40とを備える。
第2実施形態に係る受電装置30Aは、例えば、乗車券機能及び電子マネー機能を提供する専用アプリケーションがインストールされた携帯電話機である。受電装置30Aは、受電部31と、通信部32と、記憶部33と、制御部34と、蓄電部35とを有する。
蓄電部35は、バッテリ35Aを含む。バッテリ35Aは、例えば、チリウムイオンバッテリ又はニッケルカドミウムバッテリ等である。バッテリ35Aは、受電装置30が受電した電力のうち、受電装置30が消費しなかった電力によって、充電される。
以上のように、第2実施形態に係る給電システム1Aでは、送電装置40が送電した電力によって、受電装置30Aの蓄電部35を充電することができる。このような制御によって、第2実施形態では、所定領域3を利用するユーザに、給電サービスを提供することが可能になる。
第2実施形態に係る給電システム1Aにおいて、その他の効果及び構成は、第1実施形態に係る給電システム1と同様である。
本開示の一実施形態を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形及び修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部及びステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本開示の一実施形態について装置を中心に説明してきた。しかしながら、本開示内容は、装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものである。従って、これらも、本開示の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、上記実施形態では、受電装置30が自機器の存在を示す通知信号を定期的に発信するものとしたが、送電装置40が自機器の存在を示す通知信号を定期的に発信してもよい。この場合、受電装置30は、送電装置40からの通知信号を受信したとき、受電装置30の識別子を、当該送電装置40に送信してもよい。
例えば、図1に示す所定領域3は、利用者に対して通行料を請求する有料道路であってもよい。所定領域3が有料道路である場合、読取装置10が設置される出入口4は、ETC専用の料金ゲートに相当し、受電装置30は、電気自動車に相当する。
例えば、図1に示す所定領域3は、利用者の入退館が管理される建物であってもよい。所定領域3がこのような建物である場合、読取装置10が設置される出入口4は、入退館ゲートに相当し、受電装置30は、身分証明用のICカードに相当する。ここで、出入口4に相当する入退館ゲートが1つである場合(読取装置10が1つである場合)、管理装置20は、入口である出入口4を通過して当該建物に入る受電装置30の識別子を、読取装置10から取得する。さらに、管理装置20は、取得した当該建物に入る受電装置30の識別子を、管理リスト20Aに登録する。加えて、管理装置20は、読取装置10から、出口でもある出入口4を通過して当該建物から出る受電装置30の識別子を取得すると、当該識別子を、管理リスト20Aから抹消する。
1,1A 給電システム
2 ネットワーク
3 所定領域
4 出入口
4A 入口
4B 出口
5,5A,5B 自動改札機
10
10A 第1読取装置
10B 第2読取装置
11 リーダライタ部
12 通信部
13 記憶部
14 制御部
20 管理装置
20A 管理リスト
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
30,30A 受電装置
31 受電部
31A アンテナ
31B 整流回路
32 通信部
33 記憶部
34 制御部
35 蓄電部
35A バッテリ
40,40A,40B,40C 送電装置
41 送電部
42 通信部
43 記憶部
44 制御部

Claims (8)

  1. 所定領域内に配置され、無線で電力を送電する送電装置と、
    前記所定領域の入口に設置され、無線で電力を受電可能な受電装置が前記入口を通過する際に、前記受電装置の識別子を第1識別子として取得する第1読取装置と、を備え、
    前記第1読取装置は、前記受電装置が前記入口を通過する際に取得した前記第1識別子を管理装置に送信し、
    前記送電装置は、前記受電装置が前記入口を通過する際に前記第1読取装置が取得した前記第1識別子を前記管理装置から受信した後、前記所定領域内にて前記管理装置とは別の装置から当該別の装置の識別子を第2識別子として受信し、当該第2識別子と前記第1識別子とが一致した場合に、無線で電力を送電する、給電システム。
  2. 請求項1に記載の給電システムにおいて、
    前記管理装置をさらに備え、
    前記入口は出口でもあり、
    前記第1読取装置は、前記受電装置が前記出口でもある前記入口を通過して前記所定領域から出る際に、前記受電装置の前記第1識別子を再度取得し、再度取得した当該第1識別子を前記管理装置に再度送信し、
    前記管理装置は、前記受電装置が前記入口を通過する際に前記第1読取装置が取得した前記第1識別子を管理リストに登録し、
    前記管理装置は、前記第1読取装置が前記第1識別子を再度送信した後、当該第1識別子を前記管理リストから抹消する、給電システム。
  3. 請求項1に記載の給電システムにおいて、
    前記管理装置と、
    前記所定領域の出口に設置され、前記受電装置が前記出口を通過する際に、前記受電装置の識別子を第1識別子として取得する第2読取装置と、をさらに備え、
    前記第2読取装置は、前記第1識別子を送信し、
    前記管理装置は、前記受電装置が前記入口を通過する際に前記第1読取装置が取得した前記第1識別子を管理リストに登録し、
    前記管理装置は、前記第2読取装置が前記第1識別子を送信した後、当該第1識別子を前記管理リストから抹消する、給電システム。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の給電システムにおいて、
    前記受電装置は、バッテリを有し、
    前記バッテリは、前記受電装置が受電した電力によって充電される、給電システム。
  5. 請求項2又は3に記載の給電システムにおいて、
    前記送電装置は、前記受電装置への送電中、前記管理装置に、送電対象の当該受電装置の前記識別子を送信し、
    前記管理装置は、前記管理リストにおいて、前記送電対象の受電装置の識別子に、送電中であることを示すフラグを立てる、給電システム。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の給電システムにおいて、
    前記送電装置は、前記受電装置への送電後、前記管理装置に、当該受電装置の前記識別子とともに当該送電に関する情報を送信する、給電システム。
  7. 請求項6に記載の給電システムにおいて、
    前記送電に関する情報は、送電を開始した時刻、送電を終了した時刻、及び、前記送電装置が受電装置に送電した電力量のうち、少なくとも1つを含む、給電システム。
  8. 無線で電力を送電する送電装置と、第1読取装置とを備え、前記送電装置は所定領域内に配置され、前記第1読取装置は前記所定領域の入口に設置される、給電システムの制御方法であって、
    前記第1読取装置が、無線で電力を受電可能な受電装置が前記入口を通過する際に、前記受電装置の識別子を第1識別子として取得するステップと、
    前記第1読取装置が、前記受電装置が前記入口を通過する際に取得した前記第1識別子を管理装置に送信するステップと、
    前記送電装置が、前記受電装置が前記入口を通過する際に前記第1読取装置が取得した前記第1識別子を前記管理装置から受信した後、前記所定領域内にて前記管理装置とは別の装置から当該別の装置の識別子を第2識別子として受信し、当該第2識別子と前記第1識別子とが一致した場合に、無線で電力を送電するステップと、を含む、給電システムの制御方法。
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