JP5861106B2 - アンテナ付き竪樋 - Google Patents

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本発明は、アンテナ付き竪樋に関する。
従来、建物の外壁等に沿って配管された竪樋に、アンテナが取り付けられた構造が知られている(例えば特許文献1参照)。この竪樋に取り付けられるアンテナは、内部に流路を有する竪樋の側壁に、外側から挟み込むようにして取り付けられる。
ところで竪樋は、内部に流路が形成されているため、筒状に形成されている。通常、雨水は、竪樋の内部を流通する際、竪樋内部で外方向に広がりながら、当該竪樋の側壁を伝って流下する。このとき雨水は、竪樋の側壁を伝って流下するため、流量が多くなると、当該竪樋の側壁内面の周方向の略全長に亘って水の層を形成する。
特開平01−168101号公報
しかしながら、上記のようなアンテナが取り付けられた竪樋において、内側面に水の層が形成されると、この水の層がアンテナ性能に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内部を流通する雨水によって、アンテナ性能に悪影響を受けにくいアンテナ付き竪樋を提供することにある。
本発明のアンテナ付き竪樋は、筒状をし樋体と、前記樋体内に設けられ雨水を流すためのガイド筒とを備え、前記樋体は、当該樋体の側壁の周方向の一部で且つ前記樋体の長さ方向の中央よりも上方にスロットが位置しているスロットアンテナを有し前記スロットは、上下方向の略中央部分に給電部が設けられており、前記ガイド筒は、前記給電部が位置する高さにおける平面視で当該給電部が位置する側とは反対側に片寄った箇所から前記スロットアンテナの下方における平面視で前記給電部が位置する側に片寄った箇所に亙って設けられていることを特徴とする。
また本発明のアンテナ付き竪樋は、筒状をし樋体と、前記樋体に設けられ雨水を流すためのガイド溝とを備え、前記樋体は、当該樋体の側壁の周方向の一部で且つ前記樋体の長さ方向の中央よりも上方にスロットが位置しているスロットアンテナを有し前記スロットは、上下方向の略中央部分に給電部が設けられており、前記ガイド溝は、前記給電部が位置する高さにおける平面視で当該給電部が位置する側とは反対側に片寄った箇所から前記スロットアンテナの下方における平面視で前記給電部が位置する側に片寄った箇所に亙って設けられていることを特徴とする。
本発明のアンテナ付き竪樋によれば、内部を流通する雨水によって、アンテナ性能に悪影響を受けにくいものとすることができる。
実施形態1のアンテナ付き竪樋の側断面図である。 実施形態1のアンテナ付き竪樋の一部破断した斜視図である。 実施形態1のアンテナの斜視図である。 実施形態1のアンテナの斜視図である。 実施形態1のアンテナ付き竪樋の給電部が位置する高さにおける水平断面図である。 実施形態1のアンテナ付き竪樋を取り付けた状態の概略側面図である。 実施形態2のアンテナ付き竪樋の側断面図である。 実施形態2のアンテナ付き竪樋の給電部が位置する高さにおける水平断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
実施形態1のアンテナ付き竪樋は、図6に示されるように、建物の外壁に沿って配設された竪樋の上下方向の一部が取り除かれ、その取り除かれた部分に取り付けられるものである。なお以下、竪樋の一部を切除した後の上流側に位置する竪樋を「上流側の竪樋11」といい、竪樋の一部を切除した後の下流側に位置する竪樋を「下流側の竪樋12」という。
このアンテナ付き竪樋は、例えばテレビ側ケーブル13に接続されることで、テレビ用のアンテナとして用いられる。本実施形態のアンテナ付き竪樋は、図1に示されるように、その側壁32にアンテナ2を有する樋体3と、この樋体3内に設けられて上流側の竪樋11と下流側の竪樋12とを連通するガイド筒33とを備えている。
アンテナ2は、樋体3の側壁32に設けられている。アンテナ2は、樋体3の側壁32に積層又は当該側壁32の肉厚内に埋設されて取り付けられる。本実施形態のアンテナ2は、図2に示されるように、樋体3の側壁32に沿うよう当該樋体3の側壁32に外側から重ねられて、取付部材14により固定される。アンテナ2は、導電性を有する金属板材20(金属箔も含まれる)により構成されており、図3に示されるように、縦長矩形状の金属板材20を短辺方向がC字状となるよう長辺方向に一様に湾曲させることで形成される。
アンテナ2は、上下方向に複数のスロット21が形成されたスロットアンテナ2により構成されている。アンテナ2は、このスロット21が上下方向に複数並設されており(本実施形態では2箇所)、隣接するスロット21同士がスリット状の細溝22で接続されている。アンテナ2は、各スロット21が周方向の一部に位置している。各スロット21は、金属板材20の厚み方向に貫通する開口により構成されており、一対の三角形の頂点同士を互いに突き合わせたようなボウタイ形状に形成されている。各スロット21は、上下方向の略中央部分に給電部23を有している。本実施形態の給電部23は、周方向に対向する三角状片24の頂点部分により構成されている。給電部23は、複数のスロット21のうちの1つのスロット21に設けられている。本実施形態の給電部23は、上下方向に隣接する2つのスロット21のうち、上方側のスロット21に設けられている。
なお給電部23には、同軸ケーブル(図示せず)が電気的に接続される。同軸ケーブルは、中央の線が一方の三角状片24に接続され且つ外側の網線が他方の三角状片24に接続される。同軸ケーブルは、アンテナ2により受信した電波を、室内側のテレビ等に送るための伝送路となる。
本実施形態のアンテナ2は、第一の周波数帯(例えば473〜600MHz)の電波を受信する第一の受信部25と、第二の周波数帯(例えば600〜720MHz)の電波を受信する第二の受信部26とを有している。
第一の受信部25は、スロット21及び当該スロット21の開口周縁部により構成される。第二の受信部26は、このスロット21に上下方向に隣接する周方向に連続した金属板材20により構成される。
第一の受信部25を構成するスロット21の上下方向の長さは、前記第一の周波数帯内の電波の電気的な半波長の長さに応じて決定される。また、第二の受信部26の周方向の長さは、前記第二の周波数帯内の電波の電気的な半波長の長さに応じて決定される。
またアンテナ2は、図4に示されるように、周方向の両端間に、上下方向の全長に亘って隙間27が形成される。この隙間27は、スロット21に対向する位置に設けられ、すなわちアンテナ2の円弧中心を挟んで、スロット21とは対極の位置となるように形成される。
またアンテナ2は、スロット21の背部に抜き部28が形成されている。抜き部28は、金属板材20が存在しない部分であって、正面から見てスロット21と重なる位置に設けられている。抜き部28は、上下長さがスロット21の上下長さよりも長く、且つ周方向長さがスロット21の周方向長さよりも長く形成されている。
このような構成のアンテナ2は、図2に示されるように、湾曲して内向する裏面が、樋体3の側壁32の外面に当接するようにして取り付けられる。アンテナ2は、取付部材14により固定される。
樋体3は、筒状をしており、非導電性の合成樹脂材料により形成されている。本実施形態の樋体3は、円筒状の丸樋により構成されている。樋体3は、図1に示されるように、上方に開口する上開口35と、下方に開口する下開口36と、上開口35及び下開口36を連通する連通路34とを備えている。この樋体3の上開口35には、上流側の竪樋11から流出した雨水を受ける集水体4が取り付けられている。
集水体4は、上流側の竪樋11から流出した雨水を受けた後に樋体3内のガイド筒33に向けて集水する。集水体4は、樋体3の断面においてアンテナ2のスロット21が位置する側とは反対の側壁32側に片寄らせた位置に向けて雨水を集水する集水部41と、集水部41の流出側の開口周縁から下方に向けて突設された下縁部42とを備えている。集水体4は、集水部41と下縁部42とが、射出成形や注型成形などにより一体成形されている。
集水部41は、流出側の開口の断面積が流入側の開口の断面積よりも小さくなるよう形成されている。集水部41は、流入側の開口の内径が上流側の竪樋11の外径よりも大きく形成されており、これにより当該上流側の竪樋11の下端に外嵌される。下縁部42は、ガイド筒33の開口内に嵌め込まれるような大きさに形成されており、これによりガイド筒33の開口に内嵌される。これにより集水体41は、ガイド筒33の上端を樋体3の上端に固定する。
ガイド筒33は、直線状の配管であり、樋体3内で漸次傾斜している。ガイド筒33は、樋体3の上下方向の略全長に亘って設けられている。ガイド筒33は、その上端が、集水体4の下縁部42に取り付けられており、これにより、スロット21が位置する側とは反対側の樋体3の側壁32に当接または近接対向するよう配置されている。またガイド筒33は、その下端が、スロット21が位置する側の樋体3の側壁32に当接または近接対向するよう配置されている。
ガイド筒33は、図5に示されるように、アンテナ2の給電部23が位置する高さにおける水平断面において(つまり平面視で)、給電部23が位置する側とは反対側に片寄った箇所に位置している。またガイド筒33は、アンテナ2の下端又はそれよりも下方における水平断面において、給電部23が位置する側に片寄った箇所に位置している。すなわちガイド筒33は、給電部23が位置する高さにおける平面視で給電部23が位置する側とは反対側に片寄った箇所から、アンテナ2の下方における平面視で給電部23が位置する側に片寄った箇所にかけて雨水を流すことができる。
ガイド筒33は、その断面積が、上流側の竪樋11の流路の断面積と略同じか、又はそれよりも大きくなるよう設けられている。通常、一般的な竪樋は外径がφ45mm(内径がφ42.7mm)であるから、ガイド筒33には外径がφ45mmのパイプが用いられている。これにより本実施形態では、ガイド筒33の流通路の断面積が、上流側の竪樋11の流路の断面積と略同じとなるよう形成されている。
本実施形態のアンテナ付き竪樋は、樋体3の外側を覆うように当該樋体3と同心状に設けられた外筒部9を備えている。また本実施形態のアンテナ付き竪樋は、外筒部9の上端に設けられて上流側の竪樋11に接続される上接続部6と、外筒部9の下端に設けられて下流側の竪樋12に接続される下接続部7とをさらに備えている。
外筒部9は、図1に示されるように、上下方向に軸方向を有する円筒形状となっており、非導電性の合成樹脂材料により構成されている。外筒部9は、その内径が、樋体3の外径よりも大径に形成されており、樋体3及びアンテナ2の外側を覆うよう構成されている。
上接続部6は、外筒部9の上端と樋体3の上端とを相互に位置決めし、これにより両者を保持する。上接続部6は、上下方向に貫通する上貫通孔61を備えている。上貫通孔61は、その内径が、上流側の竪樋11の外径よりも大きく形成されており、当該上流側の竪樋11が遊びを持って挿入されるよう構成されている。上接続部6は、その内部に集水体4が配置されている。上接続部6は、上貫通孔61が集水体4に連通接続されている。
また上接続部6は、図2に示されるように、アンテナ2に接続された同軸ケーブルに電気的に接続された接続具62を備えている。接続具62は、上接続部6から露出するよう設けられている。この接続具62は、アンテナ2により受信した信号を、同軸ケーブルを介してテレビ側ケーブル13に電気的に接続するために用いられる。
下接続部7は、図1に示されるように、外筒部9の下端と樋体3の下端とを相互に位置決めし、これにより両者を保持する。下接続部7は、その中央部分に、上下方向に貫通し且つ下流側の竪樋12よりも小径に形成された下貫通孔71が穿設されている。下接続部7は、下貫通孔71とガイド筒33とを連通接続し且つガイド筒33の下端を保持固定する固定具72を備えている。この固定具72は、上下に連通する開口を有しており、ガイド筒33を保持する側の開口が、スロットアンテナのスロット21が位置する側壁32側に片寄って位置している。
下接続部7は、下流側の竪樋12の上端に載置されるよう構成されている。これによりアンテナ付き竪樋は、下流側の竪樋12の上端に支持される。
以上のような構成の本実施形態のアンテナ付き竪樋は、図6に示されるように、建物の外壁に沿って設置された竪樋の一部として設置される。
外壁に沿って設置された竪樋は、軒樋15の集水器16に第1のエルボ17と呼び樋18を介して連通した第2のエルボ19に連通接続されている。竪樋は、一部が切除されて、上流側の竪樋11と、下流側の竪樋12とに分離している。本実施形態のアンテナ付き竪樋は、上接続部6が上流側の竪樋11の下端に連通接続され、下接続部7が下流側の竪樋12の上端に連通接続される。なお、上流側の竪樋11及び下流側の竪樋12は、その端部が控え具80により外壁に固定されている。また本実施形態のアンテナ付き竪樋は、非導電性樹脂により形成された控え具81により固定されている。このように、設置後のアンテナ付き竪樋は、建物の外壁に沿って設置された竪樋の一部を構成する。
本実施形態のアンテナ付き竪樋を設置するには、施工者は、上接続部6の上貫通孔61に上流側の竪樋11の下端を挿入した上で、下接続部7を下流側の竪樋12の上端に載置する。この後、アンテナ付き竪樋を樋体3の中心軸回りに回動して、アンテナ2が放送電波を最も強く受信できるような向きに配置する。この状態で、当該アンテナ付き竪樋を控え具81により固定する。
なお本実施形態のアンテナ付き竪樋は、建物の壁面に沿って新たに竪樋を配設する場合はもちろんのこと、既に設置されている竪樋に対しても、簡単にアンテナ付き竪樋を設置することができる。
このような構造において、上流側の竪樋11に雨水が流通すると、雨水は、上接続部6の上貫通孔61を通過して集水体4に流下し、その後、樋体3内に配置されたガイド筒33内を流通する。次いで雨水は、ガイド筒33内を流下し、下接続部7の固定具及び下貫通孔71を通過して下流側の竪樋12に流入する。
このとき雨水は、ガイド筒33が傾斜しているため、ガイド筒33の下方側の側壁を伝って流下する。しかもガイド筒33は、アンテナ2の給電部23が位置する高さにおいて、給電部23が位置する側とは反対側に片寄った箇所に位置しているため、アンテナ2の給電部23に雨水が近付くのを防ぐことができる。これにより樋体3内を流下する雨水により、アンテナ性能が悪影響を受けるのを防ぐことができる。
なお実施形態1において、仮に樋体3内にガイド筒33が設けられていない場合、当該樋体3内を流通する雨水は、樋体3の側壁32の内面を伝って流下する。特に本実施形態のように樋体3が丸樋の場合、雨水は、軒樋15に接続された集水器16を通過することで、樋体3の側壁32の内面を螺旋状に伝って流れ落ちる。このため雨水は、流量が多い場合、樋体3が丸樋であっても角樋であっても、側壁32の内面の略全周に亘って水の層を形成する。この水の層はアンテナ2のスロット21を樋体3内から覆ってしまう。
ここで本実施形態のアンテナ2は、スロット21の存在により電波を受信するものであり、具体的に、金属板材20を貫通する開口と、この開口周縁部とを利用して電波を受信する。また空気の比誘電率がおよそ1であるのに対し、水の比誘電率はおよそ80である。このため、仮にスロット21が雨水の層に覆われると、樋体3の側壁32を介しているとはいえ、受信性能である利得が減衰してしまう。
この点、本実施形態のアンテナ付き竪樋は、ガイド筒33が樋体3内の一部に雨水を流すよう構成されているため、アンテナ2のスロット21の直ぐ内側に位置する樋体3の側壁32の内面に、雨水が伝って流下しないようにすることができる。これにより、樋体3内を流通した雨水の排水を確保しながら、アンテナ性能への悪影響を極力防ぐことができる。
さらに本実施形態のアンテナ付き竪樋は、ガイド筒33が、樋体3の長手方向の略全長に亘って傾斜して設けられたものであるため、雨水を下方側の側壁を伝わせて流すことができる。つまり、重力を受けて下方へ落下しようとする雨水は、ガイド筒33の下方側の側壁に受けられるため、仮にガイド筒33内を螺旋状に流下しようとしても、傾斜したガイド筒33及びと重力の影響を受けて、ガイド筒33の下方側の側壁に沿って流下する。すなわち、雨水の軌道を制御できるから、確実に、雨水をスロット21に近付けないように流すことができる。
なお、仮に、ガイド筒33が鉛直姿勢に配置された場合、集水体4から流下する雨水は、外側に拡がりながら螺旋状に流下するため、スロット21側のガイド筒33の側壁を伝って流下する可能性がある。この場合、ガイド筒33内を雨水が流通しているとはいえ、雨水と給電部23とが近付いてしまい、アンテナ性能が悪影響を受ける可能性がある。
また、本実施形態のアンテナ付き竪樋は、ガイド筒33の流通路の断面積が、上流側の竪樋11の断面積と略同じか又はそれよりも大きくなるよう形成されている。このため本実施形態のアンテナ付き竪樋は、樋体3内の一部にのみ雨水が流通する構造であっても、上流側の竪樋11から流下する雨水の排水性能が低下するのを防ぐことができる。
次に、実施形態2について図7,8に基づいて説明する。なお、本実施形態は実施形態1と大部分において同じであるため、同じ部分においては説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
実施形態2のアンテナ付き竪樋は、実施形態1のガイド筒33に替えて、ガイド溝37が設けられており、その他の構成については同じである。
ガイド溝37は、上方に開口する断面略C字状に形成されている。ガイド溝37は、底部370と、この底部370の幅方向両側に連設された側部371とを備えている。ガイド溝37は、略直線状に形成されており、樋体3内で漸次傾斜している。ガイド溝37は、樋体3の上下方向の略全長に亘って設けられている。ガイド溝37は、その上端が、集水体4の下縁部42から流出される雨水を受けることができるよう接続されている。これによりガイド溝37は、その上端が、スロット21が位置する側とは反対側の樋体3の側壁32に当接または近接対向するよう配置されている。またガイド溝37は、その下端が、スロット21が位置する側の樋体3の側壁32に当接または近接対向するよう配置されている。
ガイド溝37は、アンテナ2の給電部23が位置する高さにおける水平断面において(つまり平面視で)、給電部23が位置する側とは反対側に片寄った箇所に位置している。またガイド筒33は、アンテナ2の下端又はそれよりも下方における水平断面において、中央よりも給電部23が位置する側に片寄った箇所に位置している。すなわちガイド溝37は、給電部23が位置する高さにおける平面視で給電部23が位置する側とは反対側に片寄った箇所から、アンテナ2の下方における平面視で給電部23が位置する側に片寄った箇所にかけて雨水を流すことができる。
このような構成のアンテナ付き竪樋は、ガイド溝37が傾斜しているため、その底部370を伝わせて雨水を流すことができる。つまり、雨水をガイド溝37内におけるスロット21とは離れた側に確実に流すことができるため、雨水によりアンテナ性能が悪影響を受けてしまうのを防ぐことができる。
以上、本発明のアンテナ付き竪樋を実施形態1,2に基づいて説明した。実施形態1,2のアンテナ付き竪樋は、外筒部9や上接続部6や下接続部7が設けられていたが、本発明のアンテナ付き竪樋においては、外筒部9や上接続部6や下接続部7が設けられていなくてもよい。
11 上流側の竪樋
12 下流側の竪樋
2 アンテナ
21 スロット
23 給電部
3 樋体
32 側壁
33 ガイド筒
4 集水体
41 集水部
42 下縁部
6 上接続部
61 上貫通孔
7 下接続部
71 下貫通孔
72 固定具
9 外筒部

Claims (2)

  1. 筒状をし樋体と、
    前記樋体内に設けられ雨水を流すためのガイド筒と
    を備え
    前記樋体は、当該樋体の側壁の周方向の一部で且つ前記樋体の長さ方向の中央よりも上方にスロットが位置しているスロットアンテナを有し
    前記スロットは、上下方向の略中央部分に給電部が設けられており、
    前記ガイド筒は、前記給電部が位置する高さにおける平面視で当該給電部が位置する側とは反対側に片寄った箇所から前記スロットアンテナの下方における平面視で前記給電部が位置する側に片寄った箇所に亙って設けられている
    ことを特徴とするアンテナ付き竪樋。
  2. 筒状をし樋体と、
    前記樋体に設けられ雨水を流すためのガイド溝と
    を備え
    前記樋体は、当該樋体の側壁の周方向の一部で且つ前記樋体の長さ方向の中央よりも上方にスロットが位置しているスロットアンテナを有し
    前記スロットは、上下方向の略中央部分に給電部が設けられており、
    前記ガイド溝は、前記給電部が位置する高さにおける平面視で当該給電部が位置する側とは反対側に片寄った箇所から前記スロットアンテナの下方における平面視で前記給電部が位置する側に片寄った箇所に亙って設けられている
    ことを特徴とするアンテナ付き竪樋。
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