JP5861080B2 - 熱風循環式加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱物を熱処理するための熱風循環式加熱装置に関する。
熱風循環式加熱装置として、本体の内部に収容された被加熱物を、空気を媒体として熱処理するものがある(例えば、特許文献1参照。)。図6は特許文献1に記載された熱風循環式加熱装置を示す図である。
図6に示す熱風循環式加熱装置は、被加熱物62が収容される本体61の対向する両壁にそれぞれ連結する垂直ダクト63および64と、その垂直ダクト63および64の中間部および下端部をそれぞれ相互に連結する第1連結ダクト65および第2連結ダクト66と、その第1連結ダクト65の中間部と第2連結ダクト66の中間部との間に設けられた送風機67と、垂直ダクト63および64の上部にそれぞれ設けられたヒータ68および69と、第1連結ダクト65の送風機67への接続部を挟む両端側に設けられた第1切換ダンパD1および第2切換ダンパD2と、第2連結ダクト66の送風機67への接続部を挟む両端側に設けられた第3切換ダンパD3および第4切換ダンパD4と、を備えている。
この熱風循環式加熱装置は、第1切換ダンパD1、第2切換ダンパD2、第3切換ダンパD3、第4切換ダンパD4の開閉状態をそれぞれ所定の周期で切り換えて、被加熱物62に対して流れる熱風の方向が、−x方向と+x方向に交互に切り換わるように構成されている。具体的には、第1切換ダンパD1及び第4切換ダンパD4が閉じ、第2切換ダンパD2及び第3切換ダンパD3が開くと、本体61の内部に、−x方向に送られる空気(熱風)の流れが形成される。一方、第2切換ダンパD2及び第3切換ダンパD3が閉じ、第1切換ダンパD1及び第4切換ダンパD4が開くと、本体61の内部に、+x方向に送られる空気(熱風)の流れが形成される。
特開平8−336907号公報(請求項2、図1)
しかしながら、上記した熱風循環式加熱装置の構成では、平面視したときの形状が矩形状の外形を有する基板状の被加熱物を熱処理する場合、被加熱物に対して送られた空気(熱風)は、より抵抗が少ない被加熱物の周囲に逃げるため、被加熱物の外形を構成する辺のうちの、空気の流れの上流側の辺から、その被加熱物の中心へ向かって突出する領域では、被加熱物の温度が早く上昇するが、その領域以外の領域、すなわち、空気の流れの中央の両側の領域や、空気の流れの下流側の領域では、被加熱物の温度の上昇は遅くなる。被加熱物に対して空気(熱風)が流れる方向を、被加熱物を挟む2方向で交互に切り換えた場合でも、空気の流れの中央の両側の領域で被加熱物の温度の上昇が遅くなることに変わりはなく、このため、被加熱物の面内に温度むらが生じる。
図7は、平面視したときの形状が矩形状の外形を有する基板状の被加熱物71に対して、−x方向へ空気(熱風)を流した後に+x方向へ空気(熱風)を流した場合の、被加熱物71に対する空気の流れと、被加熱物71の温度状態を示している。具体的には、図7(a)は、被加熱物71に対して−x方向へ空気(熱風)を流して、被加熱物71を熱処理しているときの空気の流れを矢印で示している。また、図7(b)は、被加熱物71に対して−x方向へ空気(熱風)を流すことによって温度が上昇した領域をハッチングで示している。また、図7(c)は、被加熱物71に対して+x方向へ空気(熱風)を流して、被加熱物71を熱処理しているときの空気の流れを矢印で示している。また、図7(d)は、被加熱物71に対して、−x方向へ空気(熱風)を流した後に+x方向へ空気(熱風)を流すことによって温度が上昇した領域をハッチングで示している。
図7(a)および図7(c)に示すように、被加熱物71に対して送られた空気は、より抵抗が少ない被加熱物71の周囲に逃げる。このため、被加熱物71に対して空気(熱風)が流れる方向を、−x方向と+x方向に交互に切り換えた場合でも、図7(b)および図7(d)に示すように、空気の流れの中央の両側の領域では被加熱物71の温度の上昇が遅くなる。このため、被加熱物71の面内に温度むらが生じる。
以上のように、上記した熱風循環式加熱装置の構成では、平面視したときの形状が矩形状の外形を有する基板状の被加熱物を熱処理する場合、被加熱物の面内に温度むらが生じるため、被加熱物の安定した品質を確保することが困難であった。
本発明は、上記した従来の問題に鑑み、平面視したときの形状が矩形状の外形を有する基板状の被加熱物をその面内で均一に熱処理することができる熱風循環式加熱装置を提供することを目的とする。
本発明の熱風循環式加熱装置は、被加熱物が収容される箱体と、前記箱体の内部で循環する空気を生み出すとともに、その空気が循環する方向を切り換えることが可能な空気循環機構と、前記箱体の内部の空気を加熱する加熱機構と、前記箱体に収容された前記被加熱物の周囲を囲むように4方向に配置され、前記被加熱物に対して空気が送られる方向と、前記被加熱物から空気が吸い込まれる方向を、前記箱体の内部で空気が循環する方向が前記空気循環機構によって切り換えられるのにあわせて、前記4方向で順次切り換える4つの第1ダンパと、を備え、前記空気循環機構は、前記4方向に開口を有し、それらの開口から空気が吹き出す空気吹出部と、前記空気吹出部の4つの開口の開閉を制御する4つの第2ダンパと、前記4方向に開口を有し、それらの開口から空気が吸い込まれる空気吸込部と、前記空気吸込部の4つの開口の開閉を制御する4つの第3ダンパと、を備えることを特徴とする。
上記した本発明の熱風循環式加熱装置において、前記箱体の内部に、独立した4つのダクトを前記4方向にさらに備えてもよい。
上記した本発明の熱風循環式加熱装置において、前記第1ダンパと前記第2ダンパおよび前記第3ダンパは、前記被加熱物に対して一方向に空気が流れる状態を前記4方向で順次切り換えてもよい。
上記した本発明の熱風循環式加熱装置において、前記第1ダンパと前記第2ダンパおよび前記第3ダンパは、前記被加熱物に対して、直交する二方向から空気が送られ、前記被加熱物から、直交する二方向へ空気が吸い込まれる状態を、前記4方向で順次切り換えてもよい。
上記した本発明の熱風循環式加熱装置において、前記第1ダンパは、前記被加熱物に対する空気の流れを制御するための羽と、前記羽を開閉するための回動軸と、を有し、前記被加熱物の上面と下面に空気が流れるように、前記被加熱物に対して外方向に前記羽を回動させてもよい。
上記した本発明の熱風循環式加熱装置において、前記箱体は、複数の被加熱物を多段に収容できるように構成されてもよい。
上記した本発明の熱風循環式加熱装置において、前記箱体に収容された前記被加熱物に対して流れる空気の上流側と下流側にそれぞれ設置された圧力センサを各段にさらに備え、前記被加熱物に対して流れる空気の断面積と、上流側の圧力センサの検出値と下流側の圧力センサの検出値の差との積算値が、各段で同一となるように、前記第1ダンパの開度を調整して、前記被加熱物に対して流れる空気の風量を各段で同一にしてもよい。
上記した本発明の熱風循環式加熱装置において、前記箱体の一部の段にのみ前記被加熱物が収容されているときに、前記被加熱物が収容されている段に流れる空気の風量が、前記箱体の全ての段に前記被加熱物が収容されているときと同じ風量となるように、前記被加熱物が収容されていない段の前記第1ダンパが全て閉じ、かつ、前記空気循環機構が、前記箱体の全ての段に前記被加熱物が収容されているときよりも循環風量を減らしてもよい。
本発明によれば、被加熱物に対して空気が送られる方向と、被加熱物から空気が吸い込まれる方向を、4方向で順次切り換えることにより、平面視したときの形状が矩形状の外形を有する基板状の被加熱物を熱処理する場合でも、被加熱物をその面内で均一に熱処理することができる。
本発明の実施の形態に係る熱風循環式加熱装置の一構成例の概略を模式的に示す断面図 本発明の実施の形態に係る熱風循環式加熱装置における、被加熱物に対する空気の流れと、その被加熱物の温度状態の一例を示す図 本発明の実施の形態に係る熱風循環式加熱装置における、被加熱物に対する空気の流れと、その被加熱物の温度状態の他例を示す図 本発明の実施の形態に係る熱風循環式加熱装置が備えるダンパの開度の調整を説明するための断面図 本発明の実施の形態に係る熱風循環式加熱装置が備えるダンパの羽の回動方向を説明するための断面図 従来の熱風循環式加熱装置の構成を示す図 従来の熱風循環式加熱装置における、被加熱物に対する空気の流れと、その被加熱物の温度状態を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、同じ構成要素には同じ符号を付与することによって重複する説明を省略する。また、図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を模式的に図示している。また図示された各構成要素の厚み、長さ等は図面作成の都合上から、実際とは異なる。なお、以下の実施の形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は本発明の実施の形態に係る熱風循環式加熱装置10の一構成例の概略を模式的に示す断面図である。詳しくは、図1(a)は、図1(a)に示すz方向に沿って熱風循環式加熱装置10を切断した断面を示している。
この熱風循環式加熱装置10は、グラスウール等の断熱材で囲まれた密閉空間を形成する箱形の本体(箱体の一例)11を備えている。その密閉空間に、平面視したときの形状が矩形状の外形を有する基板状のワーク(被加熱物の一例)12が収容される。ワーク12は、例えば、サイズが1000mm×1500mm×3mm程度の太陽電池パネル用の基板である。本体11は、複数のワーク12をz方向に多段に収容できるように構成されていてもよい。この実施の形態では、ワーク12をz方向に5段で収容できるように構成された本体11を例に説明する。
この熱風循環式加熱装置10は、本体11の内部で循環する空気を生み出すとともに、その空気が循環する方向を切り換えることが可能な空気循環機構を備える。空気循環機構は、図1(a)に示すように、本体11の内部で循環する空気を生み出すための構成要素として、ファン13、ファン13を回転させるモータ15、そのモータ15の回転軸であるシャフト14を備えてもよい。
ファン13は、シャフト14の先端に設けられている。モータ15は本体11の外部に配置されている。シャフト14は、モータ15から本体11の内部へ突出している。ファン13は、本体11の内部に配置されている。ファン13は、例えばシロッコファンやターボファンである。モータ15がファン13を回転させることにより、熱風循環式加熱装置10の本体11の内部で空気が循環する。モータ15の回転は、図示しない制御装置によって、予め設定された条件で制御されてもよい。
また、この熱風循環式加熱装置10の本体11の内部には、本体11内部の空気を加熱するためのヒータ(加熱機構の一例)16と、本体11内部の空気の温度を測定するための4個の温度センサd1、d2、d3、d4と、が設けられている。
ヒータ16は、4個の温度センサd1〜d4によって測定される温度が所定温度となるように、本体11内部の空気を加熱する。ヒータ16に供給される電力は、本体11内部を循環する空気の温度が所定温度となるように、4個の温度センサd1〜d4によって測定された温度に基づき、例えばリレー回路(不図示)によってPID制御されてもよい。例えば、ワーク12に対する空気の流れの上流側に配置された温度センサを用いて、その空気の流れの上流側の温度が所定温度となるようにヒータ16の温度、すなわちヒータ16に供給される電力を制御してもよい。ワーク12の昇温の温度の大きさによっては、例えば、ワーク12に対する空気の流れの上流側に配置された温度センサの測定値に加えて、その空気の流れの上流側と下流側にそれぞれ配置された温度センサの測定値の差も考慮して、ヒータ16の温度の設定値、すなわちヒータ16に供給される電力の設定値を調整してもよい。また、本体11の内部で空気が循環する方向が空気循環機構によって切り換えられる時に、温度センサd1〜d4の測定値の平均値を用いて、ヒータ16の温度、すなわちヒータ16に供給される電力を制御してもよい。温度センサd1〜d4によって測定される温度を所定温度にすることで、空気を媒体とした熱伝達によってワーク12の温度を目標温度にすることができる。
なお、温度センサの数は4個に限定されるものではない。所定温度(温度センサd1〜d4によって測定される温度の目標値)の最終的な値は、例えば、ワーク12の表面に塗布された樹脂の硬化温度(例えば、140°C〜160°C程度)に設定する。
この熱風循環式加熱装置10の空気循環機構は、本体11の内部で空気が循環する方向を切り換えるために、所定の4方向に開口を持つファン吹出ケーシング17(空気吹出部の一例)と、ファン吹出ケーシング17の4つの開口の開閉を制御するための4つのファン吹出方向切換ダンパa1、a2、a3、a4を備える。この実施の形態では、ファン吹出ケーシング17の4つの開口は、+x方向、−y方向、−x方向、+y方向を向いている。+x方向と−x方向は互いに反対の方向であり、+y方向および−y方向に直交している。同様に、+y方向と−y方向は互いに反対の方向であり、+x方向および−x方向に直交している。ファン吹出方向切換ダンパa1〜a4は、例えば、図示しないモータ等の駆動装置によって開閉するようにしてもよく、その駆動装置の動作は、図示しない制御装置によって、予め設定された条件で制御されてもよい。
このファン吹出ケーシング17内にファン13が配置されており、ファン13が回転することにより、ファン吹出ケーシング17の4つの開口のうち、ファン吹出方向切換ダンパが開いている開口から、空気が吹き出す。
さらに、この熱風循環式加熱装置10は、本体11の内部で空気を所定の方向に安定して循環させるために、ファン吹出ケーシング17と同じ4方向に開口を持ち、ファン吹出ケーシング17に連通するファン吸込ケーシング(空気吸込部の一例)18と、ファン吸込ケーシング18の4つの開口の開閉を制御するための4つのファン吸込方向切換ダンパb1、b2、b3、b4を備える。ファン吸込ケーシング18は、ファン吹出ケーシング17とz方向において連通するの好適であり、ファン13の下方において連通するのがより好適である。ファン吸込方向切換ダンパb1〜b4は、例えば、図示しないモータ等の駆動装置によって開閉するようにしてもよく、その駆動装置の動作は、図示しない制御装置によって、予め設定された条件で制御されてもよい。
この実施の形態では、ヒータ16は、ファン吸込ケーシング18の内部の、ファン吹出ケーシング17とファン吸込ケーシング18とが連通している箇所の下方に配置されている。但し、温度センサの測定値によって温度が制御されるヒータ16を配置する位置は、特に限定されるものではない。
また、この実施の形態に係る熱風循環式加熱装置10は、ヒータ16を支持する支持台19を備えている。ヒータ16は、その支持台19に形成された凸部に設けられている。また、この熱風循環式加熱装置10では、ファン吹出ケーシング17とファン吹出方向切換ダンパa1〜a4は、本体11の内側の天井面(内壁)に固定されており、ファン吸込ケーシング18とファン吸込方向切換ダンパb1〜b4は、支持台19に固定されている。なお、ファン吹出ケーシング17とファン吸込ケーシング18は、互いに接合して、一つのケーシングを構成してもよい。この場合、ファン吹出ケーシング17とファン吸込ケーシング18は、一体に形成されていてもよい。
また、この熱風循環式加熱装置10は、ワーク12が載置される各段をz方向において仕切るための4つの棚部を備える。それらの棚部の下面は、その下の段の天井面となる。最上段では、支持台19の下面が、最上段の天井面となる。最下段では、本体11の内側の底面(内壁)が、最下段の底面となる。また、ワーク12は、図1(a)に示すように、各段の底面から離れた位置に載置されるのが好適である。このようにすれば、ワーク12の上面側および下面側に温風を流して、ワーク12を効率よく加熱することができる。図1(a)には、各段の底面から突出する支持部によって、ワーク12を各段の底面から離れた位置で支持する場合を例示している。
ファン吹出ケーシング17の断面を図1(b)に示す。図1(b)は、図1(a)に示すA−A線に沿って熱風循環式加熱装置10を切断した断面図である。図1(b)に示すように、ファン吹出ケーシング17の4つの開口には、ファン吹出方向切換ダンパa1、a2、a3、a4が設けられている。ファン吹出方向切換ダンパa1、a2、a3、a4のそれぞれの開閉を制御することで、ファン吹出ケーシング17から空気が吹き出す方向を決めることができる。図1(b)には、ダンパa1が開き、ダンパa2、a3、a4が閉じて、+x方向へファン吹出ケーシング17から空気が吹き出す様子が図示されている。
ファン吸込ケーシング18の断面を図1(d)に示す。図1(d)は、図1(a)に示すB−B線に沿って熱風循環式加熱装置10を切断した断面図であり、ファン吸込ケーシング18のみを図示している。なお、図1(d)には、ファン13の投影図を仮想線(二点鎖線)で示している。
図1(d)に示すように、ファン吸込ケーシング18の4つの開口には、ファン吸込方向切換ダンパb1、b2、b3、b4が設けられている。ファン吸込方向切換ダンパb1、b2、b3、b4のそれぞれの開閉を制御することで、ファン吸込ケーシング18の内部へ空気が吸い込まれる方向を決めることができる。図1(d)には、ダンパb3が開き、ダンパb1、b2、b4が閉じて、−x方向を向いたファン吸込ケーシング18の開口から、ファン吸込ケーシング18の内部へ空気が吸い込まれる様子が図示されている。つまり、空気は、+x方向へ吸い込まれている。
なお、ファン吹出ケーシング17の4つの開口において、互いに反対側を向いて開口する開口同士は、それらの投影領域が重ならないように配置するのが好適である。同様に、ファン吸込ケーシング18の4つの開口においても、互いに反対側を向いて開口する開口同士は、それらの投影領域が重ならないように配置するのが好適である。
以上のようにファン吹出ケーシング17とファン吸込ケーシング18を用いて、ファン吹出方向切換ダンパa1、a2、a3、a4とファン吸込方向切換ダンパb1、b2、b3、b4のそれぞれの開閉を制御することにより、ワーク12に対する空気の流れや、ワーク12へ流れる空気の温度を安定して制御することができる。
また、この実施の形態の熱風循環式加熱装置10では、図1(b)に示すように、本体11の内部に、ファン吹出ケーシング17から吹き出した空気が一様に循環するように、互いに独立した4つのダクトe1、e2、e3、e4が、前記した所定の4方向に設けられている。ダクトe1〜e4は、本体11の内側の側面に沿って、z方向に、本体11の内側の底面から天井面まで伸びている。このダクトe1〜e4により、所定の方向へ流れている空気が、他の方向へ流れ込まないようにすることができる。よって、ワーク12に対する空気の流れや、ワーク12へ流れる空気の温度を、より安定して制御することができるようになる。
図1(c)は、図1(a)に示すC−C線に沿って熱風循環式加熱装置10を切断した断面図であり、最上段に収容されたワーク12を上側から図示している。図1(c)に示すように、本体11の内部に収容されたワーク12の周囲には、ワーク12に対して空気が送られる方向と、ワーク12から空気が吸い込まれる方向を、前記した所定の4方向(+x方向、−y方向、−x方向、+y方向)で順次切り換えるためのワーク空気流れ方向切換ダンパc1、c2、c3、c4が、ワーク12を囲むように配置されている。したがって、ワーク空気流れ方向切換ダンパc1、c2、c3、c4は、前記した所定の4方向に配置されている。このワーク空気流れ方向切換ダンパc1、c2、c3、c4のそれぞれの開閉を、本体11の内部で空気が循環する方向が空気循環機構によって切り換えられるのにあわせて、具体的には前記したファン吹出方向切換ダンパa1〜a4およびファン吸込方向切換ダンパb1〜b4の開閉にあわせて制御することで、ワーク12に対して空気が流れる方向を決めることができる。ワーク空気流れ方向切換ダンパc1〜c4は、例えば、図示しないモータ等の駆動装置によって開閉するようにしてもよく、その駆動装置の動作は、図示しない制御装置によって、予め設定された条件で制御されてもよい。
図1(c)に示すように、平面視したときの形状が矩形状の外形を有する基板状のワーク12を熱処理する場合、ワーク12の矩形状の外形の各辺に垂直な方向から空気が送られ、ワーク12の矩形状の外形の各辺に垂直な方向から空気が吸い込まれるように、ワーク12を本体11の内部に載置するのが好適である。
図1(c)には、+x方向に配置されたダンパc1および、ダンパc1に対向して−x方向に配置されたダンパc3が開き、−y方向に配置されたダンパc2および+y方向に配置されたダンパc4が閉じて、−x方向へ空気が流れている様子が図示されている。ワーク12が配置されている他の段の構成も、図1(c)に示す構成と同様であるので、その説明は省略する。
なお、上記した温度センサd1、d2、d3、d4も、前記した所定の4方向(+x方向、−y方向、−x方向、+y方向)に配置するのが好適である。この実施の形態では、図1(c)に示すように、温度センサd1、d2、d3、d4は、前記したダクトe1、e2、e3、e4内に配置されている。
続いて、ワーク12に対して空気が流れる方向について、図1に示すように、全ての段にワーク12が収容されており、ワーク12に対して−x方向に空気が流れる場合を例に説明する。この場合、各ダンパの開閉状態は、以下のようになる。
ファン吹出方向切換ダンパ a1:開、a2:閉、a3:閉、a4:閉
ファン吸込方向切換ダンパ b1:閉、b2:閉、b3:開、b4:閉
各段のワーク空気流れ方向切換ダンパ c1:開、c2:閉、c3:開、c4:閉
各ダンパの開閉を以上のように制御することにより、ファン吸込ケーシング18の−x方向を向く開口から、ファン吸込ケーシング18の内部へ吸い込まれた、+x方向へ流れる空気は、ヒータ16で加熱され、ファン13を通り、ファン吹出ケーシング17から、+x方向へ吹出される。ファン吹出ケーシング17から吹出された空気(温風)は、ダクトe1を通り、各段において、ワーク空気流れ方向切換ダンパc1からワーク空気流れ方向切換ダンパc3へ向けて、−x方向へ流れて、ワーク12の周囲を通る。このとき、空気の流れ方向(−x方向)に対して垂直な方向に配置されている各段のダンパc2及びダンパc4は閉になっている。各段のワーク空気流れ方向切換ダンパc3を通った空気は、ダクトe3を通ってファン吸込ケーシング18へ戻り、ファン吸込ケーシング18の−x方向を向く開口から、ファン吸込ケーシング18の内部へ吸い込まれる。
図2は、ワーク12に対して一方向に空気(温風)が流れる状態を前記した所定の4方向(+x方向、−y方向、−x方向、+y方向)で順次切り換える場合の、ワーク12に対する空気の流れと、ワーク12の温度状態を表す図である。詳しくは、図2は、ワーク12に対して空気が流れる方向を、−x方向、+y方向、+x方向、−y方向の順に切り換えた場合の、ワーク12に対する空気の流れと、ワーク12の温度状態を表している。この場合、この実施の形態では、、ワーク12の矩形状の外形の各辺に対して、その各辺と垂直な方向から、温風が順次流れる。
ワーク12に対して一方向に空気(温風)が流れる状態を前記した所定の4方向で順次切り換える場合の各ダンパの開閉状態を、以下の表1〜表4に示す。
表1は、ワーク12に対して−x方向へ空気を流す場合の各ダンパの開閉状態を示す。
Figure 0005861080
表2は、ワーク12に対して+y方向へ空気を流す場合の各ダンパの開閉状態を示す。
Figure 0005861080
表3は、ワーク12に対して+x方向へ空気を流す場合の各ダンパの開閉状態を示す。
Figure 0005861080
表4は、ワーク12に対して−y方向へ空気を流す場合の各ダンパの開閉状態を示す。
Figure 0005861080
まず、ワーク12に対して−x方向へ空気(温風)を流す。図2(a)は、ワーク12に対して−x方向へ空気を流した場合の、ワーク12に対する空気の流れを矢印で示している。また、図2(b)は、ワーク12に対して−x方向へ空気(温風)を流すことによって温度が上昇した領域をハッチングで示している。
図2(a)に示すように、ワーク12に対して送られた空気は、より抵抗が少ないワーク12の周囲に逃げる。このとき、空気(温風)とワーク12との熱交換が行われる。このため、図2(b)に示すように、ワーク12の外形を構成する辺のうちの、空気の流れの上流側の辺(ダンパc1に対向する辺)から、ワーク12の中心へ向かって突出する領域では、ワーク12の温度は早く上昇するが、その領域以外の領域、すなわち、空気の流れの中央の両側の領域や、空気の流れの下流側の領域では、ワーク12の温度の上昇は遅くなる。
次に、空気(温風)が流れる方向を90°切り換えて、ワーク12に対して+y方向へ空気(温風)を流す。つまり、空気の流れ方向を90°左に回転させる。図2(c)は、ワーク12に対して+y方向へ空気を流した場合の、ワーク12に対する空気の流れを矢印で示している。図2(c)に示すように、−x方向へ空気を流した場合と同様に、空気は、より抵抗が少ないワーク12の周囲に逃げる。また、図2(d)は、ワーク12に対して、−x方向へ空気(温風)を流した後に+y方向へ空気(温風)を流すことによって温度が上昇した領域をハッチングで示している。
図2(d)に示すように、ワーク12に対して、−x方向へ空気(温風)を流した後に+y方向へ空気(温風)を流すことによって、ワーク12の温度状態は、図2(b)に示した−x方向へ流れる空気(温風)によるワーク12の温度上昇領域に、+y方向へ流れる空気によって温度が上昇した領域を加えた状態となる。そして、図2(d)に示すように、+y方向へ空気を流した場合も、−x方向へ空気を流した場合と同様に、ワーク12の外形を構成する辺のうちの、空気の流れの上流側の辺(ダンパc2に対向する辺)から、ワーク12の中心へ向かって突出する領域では、ワーク12の温度は早く上昇するが、その領域以外の領域、すなわち、空気の流れの中央の両側の領域や、空気の流れの下流側の領域では、ワーク12の温度の上昇は遅くなる。
以降、同様に空気の流れ方向を90°ずつ順次切り替える。つまり、図2(e)に示すように、ワーク12に対して+x方向へ空気(温風)を流した後、図2(g)に示すように、ワーク12に対して−y方向へ空気(温風)を流す。その結果、+x方向へ流れる空気(温風)により、図2(f)に示すように、−x方向へ空気を流した場合と同様に、ワーク12の外形を構成する辺のうちの、空気の流れの上流側の辺(ダンパc3に対向する辺)から、ワーク12の中心へ向かって突出する領域において、ワーク12の温度が上昇し、−y方向へ流れる空気(温風)により、図2(h)に示すように、−x方向へ空気を流した場合と同様に、ワーク12の外形を構成する辺のうちの、空気の流れの上流側の辺(ダンパc4に対向する辺)から、ワーク12の中心へ向かって突出する領域において、ワーク12の温度が上昇する。
したがって、ワーク12に対して一方向に空気(温風)を流す場合、空気が流れる方向をワーク12に対して1回転させることにより、図2(h)に示すように、ワーク12の温度状態を均一にすることができる。
続いて、空気が流れる方向を切り換える周期について説明する。例えば、サイズが1000mm×1500mm×3mmのガラス基板を本体11の内部に5枚収容して、150°Cの空気で、その5枚のガラス基板を加熱する場合、ガラス基板の外形を構成する辺のうちの、空気の流れの上流側の辺から、そのガラス基板の中心へ向かって突出する領域において、ガラス基板の温度が10秒間で1°C温度が上昇することがわかっている。この場合、ダンパの開閉状態を切り換える周期を10秒に設定し、ダンパの開閉状態の切り換え動作を4回行って、空気が流れる方向をガラス基板に対して1回転させると、ガラス基板の面内の温度ばらつきを4°C以内にすることができる。このダンパの開閉状態の切り換え動作を、ガラス基板が150°Cに達するまで繰り返す。
なお、昇温初期のワーク12の温度が低く、ワーク12を早く昇温させる場合には、昇温初期のヒータ16の温度を、ワーク12の目標温度(上記の例では、150°C)よりも高い温度に設定し、ワーク12の温度が目標温度に近づく昇温中後期に、ヒータ16の温度を、ワーク12の目標温度(上記の例では、150°C)と同じ温度に変更設定してもよい。
以上説明した、ワーク12に対して一方向に空気(温風)が流れる状態を前記した所定の4方向で順次切り換える動作は、基板状のワーク12の矩形状の外形の各辺の中央部付近を一番早く昇温させたい場合に、特に有効である。
続いて、ワーク12に対して、直交する二方向から空気(温風)が送られ、ワーク12から、直交する二方向へ空気が吸い込まれる状態を、前記した所定の4方向(+x方向、−y方向、−x方向、+y方向)で順次切り換える場合について、図3を用いて説明する。図3は、ワーク12に対して、そのワーク12の矩形状の外形のコーナー部(折曲部)を挟む2つの辺から空気(温風)が送られ、そのコーナー部に対向する、ワーク12の矩形状の外形の他のコーナー部(折曲部)を挟む2つの辺から空気が吸い込まれる状態を、前記した所定の4方向で順次切り換える場合の、ワーク12に対する空気の流れと、ワーク12の温度状態を表す図である。この場合も、ワーク12に対して空気(温風)が送られる方向と、ワーク12から空気が吸い込まれる方向を、ワーク12に対して1回転させる。
ワーク12に対して−x方向と+y方向から空気が送られ、ワーク12から+y方向と−x方向へ空気が吸い込まれる場合の各ダンパの開閉状態を、以下の表5に示す。つまり、表5は、基板状のワーク12の矩形状の外形を構成する各辺のうち、ダンパc1およびダンパc2に対向する辺へ向けて空気が送られ、ダンパc4およびダンパc3に対向する辺から空気が吸い込まれる場合の各ダンパの開閉状態を示している。
Figure 0005861080
ワーク12に対して+y方向と+x方向から空気が送られ、ワーク12から+x方向と+y方向へ空気が吸い込まれる場合の各ダンパの開閉状態を、以下の表6に示す。つまり、表6は、基板状のワーク12の矩形状の外形を構成する各辺のうち、ダンパc2およびダンパc3に対向する辺へ向けて空気が送られ、ダンパc1およびダンパc4に対向する辺から空気が吸い込まれる場合の各ダンパの開閉状態を示している。
Figure 0005861080
ワーク12に対して+x方向と−y方向から空気が送られ、ワーク12から−y方向と+x方向へ空気が吸い込まれる場合の各ダンパの開閉状態を、以下の表7に示す。つまり、表7は、基板状のワーク12の矩形状の外形を構成する各辺のうち、ダンパc3およびダンパc4に対向する辺へ向けて空気が送られ、ダンパc2およびダンパc1に対向する辺から空気が吸い込まれる場合の各ダンパの開閉状態を示している。
Figure 0005861080
ワーク12に対して−y方向と−x方向から空気が送られ、ワーク12から−x方向と−y方向へ空気が吸い込まれる場合の各ダンパの開閉状態を、以下の表8に示す。つまり、表8は、基板状のワーク12の矩形状の外形を構成する各辺のうち、ダンパc4およびダンパc1に対向する辺へ向けて空気が送られ、ダンパc3およびダンパc2に対向する辺から空気が吸い込まれる場合の各ダンパの開閉状態を示している。
Figure 0005861080
まず、ワーク12に対して、−x方向と+y方向から空気(温風)を送り、ワーク12から、+y方向と−x方向へ空気を吸い込む。図3(a)は、ワーク12に対して−x方向と+y方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+y方向と−x方向へ空気を吸い込む場合の、ワーク12に対する空気の流れを矢印で示している。また、図3(b)は、ワーク12に対して−x方向と+y方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+y方向と−x方向へ空気を吸い込むことによって温度が上昇した領域をハッチングで示している。
図3(a)に示すように、基板状のワーク12に対して、その基板状のワーク12の矩形状の外形のコーナー部(折曲部)を挟む2つの辺へ向けて空気を送り、そのコーナー部に対向する、基板状のワーク12の矩形状の外形の他のコーナー部(折曲部)を挟む2つの辺から空気を吸い込むと、ワーク12の領域内において、空気が送られる2つの辺に挟まれたコーナー部と、空気が吸い込まれる2つの辺に挟まれたコーナー部とを結ぶ対角線に平行な方向に沿うように、−x方向へ流れていた空気(温風)は+y方向へ流され、+y方向へ流れていた空気(温風)は−x方向へ流される。この結果、流れる方向が−x方向から+y方向へ変化する空気(温風)の流れと、流れる方向が+y方向から−x方向へ変化する空気(温風)の流れによって、図3(b)に示すように、空気が送られる2つの辺に挟まれたコーナー部から円弧状または扇状にワーク12の中心又はその近傍まで広がる領域において、ワーク12の温度が早く上昇する。
次に、ワーク12に対して空気(温風)が送られる方向と、ワーク12から空気が吸い込まれる方向を90°切り換えて、ワーク12に対して+y方向と+x方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+x方向と+y方向へ空気を吸い込む。図3(c)は、ワーク12に対して+y方向と+x方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+x方向と+y方向へ空気を吸い込む場合の、ワーク12に対する空気の流れを矢印で示している。また、図3(d)は、ワーク12に対して−x方向と+y方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+y方向と−x方向へ空気を吸い込んだ後に、ワーク12に対して+y方向と+x方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+x方向と+y方向へ空気を吸い込むことによって温度が上昇した領域をハッチングで示している。
図3(c)に示すように、ワーク12に対して+y方向と+x方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+x方向と+y方向へ空気を吸い込む場合も、図3(a)に示す空気の流れと同様に、ワーク12の領域内において、空気が送られる2つの辺に挟まれたコーナー部と、空気が吸い込まれる2つの辺に挟まれたコーナー部とを結ぶ対角線に平行な方向に沿うように、+y方向へ流れていた空気は+x方向へ流され、+x方向へ流れていた空気は+y方向へ流される。
また、図3(d)に示すように、ワーク12に対して−x方向と+y方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+y方向と−x方向へ空気を吸い込んだ後に、ワーク12に対して+y方向と+x方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+x方向と+y方向へ空気を吸い込むことによって、ワーク12の温度状態は、図3(b)に示した温度上昇領域に、ワーク12に対して+y方向と+x方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+x方向と+y方向へ空気を吸い込むことによって温度が上昇した領域を加えた状態となる。そして、図3(d)に示すように、ワーク12に対して+y方向と+x方向から空気(温風)を送り、ワーク12から+x方向と+y方向へ空気を吸い込む場合も、図3(b)に示す温度上昇領域と同様に、空気が送られる2つの辺に挟まれたコーナー部から円弧状または扇状にワーク12の中心又はその近傍まで広がる領域において、ワーク12の温度が早く上昇する。
以降、同様に、ワーク12に対して空気(温風)が送られる方向と、ワーク12から空気が吸い込まれる方向を90°ずつ順次切り替える。つまり、図3(e)に示すように、ワーク12に対して+x方向と−y方向から空気(温風)を送り、ワーク12から−y方向と+x方向へ空気を吸い込むことによって、基板状のワーク12の矩形状の外形の対角線に平行な方向に沿うように、流れる方向が+x方向から−y方向へ変化する空気(温風)の流れと、基板状のワーク12の矩形状の外形の対角線に平行な方向に沿うように、流れる方向が−y方向から+x方向へ変化する空気(温風)の流れを形成する。これにより、図3(b)に示す温度上昇領域と同様に、図3(f)に示すように、空気が送られる2つの辺に挟まれたコーナー部から円弧状または扇状にワーク12の中心又はその近傍まで広がる領域において、ワーク12の温度が早く上昇する。その後、図3(g)に示すように、ワーク12に対して−y方向と−x方向から空気(温風)を送り、ワーク12から−x方向と−y方向へ空気を吸い込むことによって、基板状のワーク12の矩形状の外形の対角線に平行な方向に沿うように、流れる方向が−y方向から−x方向へ変化する空気(温風)の流れと、基板状のワーク12の矩形状の外形の対角線に沿って、流れる方向が−x方向から−y方向へ変化する空気(温風)の流れを形成する。これにより、図3(b)に示す温度上昇領域と同様に、図3(h)に示すように、空気が送られる2つの辺に挟まれたコーナー部から円弧状または扇状にワーク12の中心又はその近傍まで広がる領域において、ワーク12の温度が早く上昇する。
したがって、ワーク12に対して、直交する二方向から空気(温風)を送り、ワーク12から、直交する二方向へ空気を吸い込む場合、ワーク12に対して空気(温風)を送る方向と、ワーク12から空気を吸い込む方向を、ワーク12に対して1回転させることにより、図3(h)に示すように、ワーク12の温度状態を均一にすることができる。
以上説明したように、ワーク12に対して、そのワーク12の矩形状の外形のコーナー部(折曲部)を挟む2つの辺から空気(温風)を送り、そのコーナー部に対向する、ワーク12の矩形状の外形の他のコーナー部(折曲部)を挟む2つの辺から空気を吸い込むことにより、ワーク12の領域内において、空気が送られる2つの辺に挟まれたコーナー部と、空気が吸い込まれる2つの辺に挟まれたコーナー部とを結ぶ対角線に平行な方向に沿うように、空気(温風)の流れを、空気が送られる方向から、その空気が送られる方向と直交する方向へ変化させて、空気が送られる2つの辺に挟まれたコーナー部から円弧状または扇状にワーク12の中心又はその近傍まで広がる領域において、ワーク12の温度を上昇させることができる。したがって、ワーク12に対して空気(温風)を送る方向と、ワーク12から空気を吸い込む方向を、ワーク12に対して1回転させることにより、ワーク12の面内の温度ムラを減少させて、ワーク12の面内の温度を均一にすることができる。
また、以上のように、基板状のワーク12に対して、そのワーク12の矩形状の外形のコーナー部(折曲部)を挟む2つの辺から空気(温風)を送る動作は、ワーク12の各コーナー部とその付近を一番早く昇温させたい場合に有効である。
続いて、複数の段に収容された複数のワーク12の温度状態の各段の間でのばらつきを減少させるための構成について、図4を用いて説明する。図4(a)は、図1に示す熱風循環式加熱装置10の一部を示す断面図である。詳しくは、図4(a)は、図1に示す熱風循環式加熱装置10を図4(a)に示すz方向に沿って切断した断面のうち、ワーク12が収容される部分を示している。
なお、ここでは、ワーク12がz方向に5段で収容されている場合を例に説明する。以下、ファン13に近い順に、1段、2段、3段、4段、5段と称す。また、ここでは、各ワーク12に対して−x方向に空気(温風)を流す場合を例に説明する。この場合、空気は、熱風循環式加熱装置10の本体11の内部に形成されたダクトe1とダクトe3を通って、本体11の内部を循環する。
図4(a)に示すように、各ワーク12に対して−x方向に空気を流す場合、各ワーク12に対して空気を送る側のダクトe1内の圧力は、−z方向へ行くに従って風量が少なくなり、e1内の圧力損失が小さくなるので、1段目が一番大きいプラス圧力となり、5段目が一番小さいプラス圧力となる。また、各ワーク12から空気を吸い込む側のダクトe3内の圧力についても、+z方向へ行くに従って風量が多くなり、e1内の圧力損失が大きくなるので、1段目が一番大きいマイナス圧力となり、5段目が一番小さいマイナス圧力となる。このことから、ワーク12に対して流れる空気の風速は、1段目が最も大きくなり、5段目が最も小さくなる。したがって、複数の段にワーク12を収容した場合、ワーク12の温度状態に各段の間でばらつきが発生することになる。
一方、ダクト内を流れる空気の風速と圧力と断面積の関係は次式で表される。
風速=(圧力×断面積×係数)1/2
この式から、各段の風速を同一にするには、各段の圧力×断面積の数値を同一にすればよいことがわかる。そこで、図4(b)に示すように、各段に収容されたワーク12に対して流れる空気の上流側と下流側にそれぞれ圧力センサf1、f2、f3、f4、f5と圧力センサg1、g2、g3、g4、g5を設置して、各段の上流側の圧力センサf1、f2、f3、f4、f5の検出値と下流側の圧力センサg1、g2、g3、g4、g5の検出値の差分値を基に、各段の圧力(上流側の圧力センサの検出値と下流側の圧力センサの検出値との差分値)×断面積が同一となるように、ダンパc1とダンパc3の開度(ダンパの羽の開角度)を調整する。なお、図4(b)に示すように、圧力センサf1〜f5と圧力センサg1〜g5は、ダクトe1とダクトe3に設置してもよい。
このようにすれば、図4(b)に示すように、ダクトe1およびダクトe3において、1段目は圧力が一番大きいので、ダンパc1およびダンパc3の羽の開角度は一番小さくなり、1段目の−x方向へ流れる空気の断面積は一番小さくなり、5段目は圧力が一番小さいので、ダンパc1およびダンパc3の羽の開角度は一番大きくなり、5段目の−x方向へ流れる空気の断面積は一番大きくなる。
以上、−x方向に空気を流す場合を例に説明したが、ワーク12に対して他の方向に空気が流れる場合も同様に、ワーク12に対する空気の流れの上流側と下流側にそれぞれ圧力センサを設置して、その上流側の圧力センサの検出値と下流側の圧力センサの検出値の差分を基に、各段の圧力(上流側の圧力センサの検出値と下流側の圧力センサの検出値との差分値)×断面積が同一となるように、空気の流れの上流側のダンパと空気の流れの下流側のダンパの開度をそれぞれ調整すればよい。したがって、この実施の形態では、各段のワーク12に対してダンパc1、c2、c3、c4の外側(例えば、ダクトe1、e2、e3、e4内)に圧力センサを設置すればよい。
以上のように圧力×断面積の数値が各段の間で一定になるように各段のダンパの開度を調整することで、各段の間で風速を同一にでき、ワーク12の各段の間での温度ばらつきを低減することができる。なお、ワーク空気流れ方向切換ダンパc1〜c4は、例えば、図示しないモータ等の駆動装置によって、その羽の開角度を調整するようにしてもよく、その駆動装置の動作は、図示しない制御装置が、ワーク12に対して流れる空気(温風)の上流側と下流側にそれぞれ配置された圧力センサの検出値に基づいて、予め設定された条件に従って制御してもよい。
また、ワーク12が一部の段にのみ収容されている場合は、ワーク12が収容されていない段のダンパc1〜c4を閉にし、かつ、全ての段にワーク12が収容されているときよりも循環風量を減らすのが好適である。このようにすれば、ワーク12が収容されている段に流れる空気の風量を、全ての段にワーク12が収容されている場合と同じ風量にすることができる。なお、循環風量は、例えば、ファン13の回転数(回転速度)を調整することによって制御してもよい。
続いて、ワーク12を囲むワーク空気流れ方向切換ダンパc1〜c4の羽の回動方向(開く方向)について、図5を用いて、ワーク12に対して−x方向に空気(温風)を流す場合を例に説明する。
図5(a)は、ワーク空気流れ方向切換ダンパが、回動軸20と、その回動軸20の片側にのみ突出する羽21を備えており、羽21がワーク12に近づくように、ワーク12が収容される段の内側に開く(回動する)場合を示している。この場合、羽21が開くときに、ワーク21に当たらないように、ワーク空気流れ方向切換ダンパの回動軸20はワーク12から離れて配置される。また、ワーク空気流れ方向切換ダンパの回動軸20は、ワーク12が収容される段の底面22に配置される。
図5(a)に示すように、ワーク12に対して−x方向に空気(温風)を流す際に、ダンパc1の羽21とダンパc3の羽21をワーク12に近づく方向へ回動させた場合、空気はダンパc1の羽21に沿ってワーク12へ送られるため、ワーク12が収容された段の天井面23側へダンパc1の羽根21に沿って流される空気(温風)が、ワーク12の上面のみを通過することになる。このため、ワーク12の下側には空気(温風)は流れ難く、ワーク12の片側の面からしかワーク12の加熱ができず、加熱の効率が悪い。
これに対して、図5(b)は、ワーク空気流れ方向切換ダンパの回動軸20をワーク12に近づけて配置して、羽21がワーク12から遠ざかるように、ワーク12が収容される段の外側に開く場合を示している。
図5(b)に示すように、ワーク12に対して−x方向に空気(温風)を流す際に、ダンパc1の羽21とダンパc3の羽21をワーク12から遠ざかる方向へ回動させた場合、ワーク12が収容された段の床面22側へダンパc1の羽根21に沿って流される空気(温風)の流れと、ワーク12が収容された段の天井面23に沿って流れる空気(温風)の流れが生じ、空気(温風)はワーク12の上面及び下面の両方を通過する。したがって、ワーク12の両面から、ワーク12の加熱ができるため、効率良く加熱できる。
このように、ワーク12を囲むワーク空気流れ方向切換ダンパc1〜c4は、回動軸20をワーク12に近い位置に配置して、ワーク12に対する空気の流れを制御するための羽21を、ワーク12から遠ざかる方向へ回動させるのが好適である。また、このダンパc1〜c4の羽の回動は、圧力×断面積の数値が各段の間で一定になるように各段のダンパの開度を調整して、各段の間で風速を同一にする構成に適している。
本発明にかかる熱風循環式加熱装置は、平面視したときの形状が矩形状の外形を有する基板状の被加熱物を熱処理する場合でも、被加熱物をその面内で均一に熱処理することができ、例えば、FPD(フラットパネルディスプレイ)の製造プロセスにおけるレジスト塗布工程後の熱処理工程等に利用できる。
10 熱風循環式加熱装置
11 本体
12 基板状のワーク
13 ファン
14 シャフト
15 モータ
16 ヒータ
17 ファン吹出ケーシング
18 ファン吸込ケーシング
19 支持台
20 回動軸
21 羽
22 底面
23 天井面
a1、a2、a3、a4 ファン吹出方向切換ダンパ
b1、b2、b3、b4 ファン吸込方向切換えダンパ
c1、c2、c3、c4 ワーク空気流れ方向切換えダンパ
d1、d2、d3、d4 温度センサ
e1、e2、e3、e4 ダクト
f1、f2、f3、f4、f5 圧力センサ
g1、g2、g3、g4、g5 圧力センサ
61 本体
62 被加熱物
63、64 垂直ダクト
65 第1連結ダクト
66 第2連結ダクト
67 送風機
68、69 ヒータ
D1 第1切換ダンパ
D2 第2切換ダンパ
D3 第3切換ダンパ
D4 第4切換ダンパ
71 基板状の被加熱物

Claims (8)

  1. 被加熱物が収容される箱体と、
    前記箱体の内部で循環する空気を生み出すとともに、その空気が循環する方向を切り換えることが可能な空気循環機構と、
    前記箱体の内部の空気を加熱する加熱機構と、
    前記箱体に収容された前記被加熱物の周囲を囲むように4方向に配置され、前記被加熱物に対して空気が送られる方向と、前記被加熱物から空気が吸い込まれる方向を、前記箱体の内部で空気が循環する方向が前記空気循環機構によって切り換えられるのにあわせて、前記4方向で順次切り換える4つの第1ダンパと、を備え
    前記空気循環機構は、
    前記4方向に開口を有し、それらの開口から空気が吹き出す空気吹出部と、
    前記空気吹出部の4つの開口の開閉を制御する4つの第2ダンパと、
    前記4方向に開口を有し、それらの開口から空気が吸い込まれる空気吸込部と、
    前記空気吸込部の4つの開口の開閉を制御する4つの第3ダンパと、
    を備えることを特徴とする熱風循環式加熱装置。
  2. 請求項1記載の熱風循環式加熱装置であって、前記箱体の内部に、独立した4つのダクトを前記4方向にさらに備えることを特徴とする熱風循環式加熱装置。
  3. 前記第1ダンパと前記第2ダンパおよび前記第3ダンパは、前記被加熱物に対して一方向に空気が流れる状態を前記4方向で順次切り換えることを特徴とする請求項1記載の熱風循環式加熱装置。
  4. 前記第1ダンパと前記第2ダンパおよび前記第3ダンパは、前記被加熱物に対して、直交する二方向から空気が送られ、前記被加熱物から、直交する二方向へ空気が吸い込まれる状態を、前記4方向で順次切り換えることを特徴とする請求項1記載の熱風循環式加熱装置。
  5. 前記第1ダンパは、前記被加熱物に対する空気の流れを制御するための羽と、前記羽を開閉するための回動軸と、を有し、前記被加熱物の上面と下面に空気が流れるように、前記被加熱物に対して外方向に前記羽を回動させることを特徴とする請求項1記載の熱風循環式加熱装置。
  6. 前記箱体は、複数の被加熱物を多段に収容できるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の熱風循環式加熱装置。
  7. 請求項6記載の熱風循環式加熱装置であって、
    前記箱体に収容された前記被加熱物に対して流れる空気の上流側と下流側にそれぞれ設置された圧力センサを各段にさらに備え、
    前記被加熱物に対して流れる空気の断面積と、上流側の圧力センサの検出値と下流側の圧力センサの検出値の差との積算値が、各段で同一となるように、前記第1ダンパの開度を調整して、前記被加熱物に対して流れる空気の風量を各段で同一にすることを特徴とする熱風循環式加熱装置。
  8. 前記箱体の一部の段にのみ前記被加熱物が収容されているときに、前記被加熱物が収容されている段に流れる空気の風量が、前記箱体の全ての段に前記被加熱物が収容されているときと同じ風量となるように、前記被加熱物が収容されていない段の前記第1ダンパが全て閉じ、かつ、前記空気循環機構が、前記箱体の全ての段に前記被加熱物が収容されているときよりも循環風量を減らすことを特徴とする請求項6記載の熱風循環式加熱装置。
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