JP2862495B2 - 繊維強化熱可塑性樹脂成形品の再加熱炉 - Google Patents

繊維強化熱可塑性樹脂成形品の再加熱炉

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JP2862495B2 JP14652495A JP14652495A JP2862495B2 JP 2862495 B2 JP2862495 B2 JP 2862495B2 JP 14652495 A JP14652495 A JP 14652495A JP 14652495 A JP14652495 A JP 14652495A JP 2862495 B2 JP2862495 B2 JP 2862495B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化熱可塑性樹脂
の再生技術の一環として、複雑な形状を有する成形品を
均一に加熱可能な再加熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維強化熱可塑性樹脂による成型
品を材料として用いてその成形品或いは他の形状の成形
品を塑性加工により再成形しようとする場合には、その
再成形に先立って150乃至300°C程度の軟化温度
まで再加熱が施される。ところが、適当な再加熱炉がな
かったため、再加熱の目標温度まで均一に加熱すること
ができず、高温部はこげができて劣化が生じたり低温部
は充分に軟化しなかったりする等、再成形品の軟化状態
にムラができてしまい、その加熱物をそのままスタンピ
ング成形或いはプレス成形してしまうと、そのムラの存
在によりクラックが生じてしまったり、機械的強度が著
しく劣る製品を生産してしまうという不都合があった。
このような理由により、成形品を再成形する場合には、
ペレット状に裁断して原材料に混入するという方法がと
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、繊維強化熱
可塑性樹脂をペレット状に裁断して原材料に混入する方
法では、繊維が短く裁断され機械的強度が低下してしま
うため、原材料に最大約10%ぐらいまでしか混入でき
なかった。特にスタンパブルシートと称される比較的長
い強化繊維を使用した繊維強化熱可塑性樹脂では、その
ような不都合が顕著である。そのような繊維強化熱可塑
性樹脂の成形品は、軽量で機械的強度が優れているとい
う理由で、バンパー、ステップ、パネル、ペダル等とし
て現在広く自動車産業で使用されているものであるが、
再成形に先立ってこれをペレット状に裁断してしまうと
著しく機械的強度が低下してしまうため、原材料に混入
し再成形し直すことは、事実上不可能であった。このよ
うな理由により、繊維強化熱可塑性樹脂による成形品の
従来における再生技術は、今後増加が予想される廃材量
に対応し切れないことが予想されており、新たな再生技
術を確立することが今後の課題であった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、繊維強化熱可塑
性樹脂による成形品を均一に加熱可能な再加熱炉を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するための本発明の要旨とするところは、比較的長い繊
維により強化された繊維強化熱可塑性樹脂の成型品を再
成形するために加熱する再加熱炉であって、(a) 前記成
形品を収容する本体と、(b) その本体の内壁面に設けら
れ、前記成形品に向かって遠赤外線を放射する遠赤外線
ヒータと、(c) 前記成形品を1軸まわりに回転可能に支
持し、前記遠赤外線ヒータから遠赤外線が放射されてい
る期間にはその成形品を回転させる回転支持装置とを、
含むことにある。
【0006】
【作用】このようにすれば、成形品は遠赤外線ヒータか
ら放射される比較的長波長の遠赤外線により、効率良く
内部まで昇温される。しかも、成形品は回転支持装置に
よって回転されるので、上記遠赤外線による輻射加熱で
は十分に昇温されなかった遠赤外線の影になる部分も、
直接輻射加熱されることが可能となり、全体がより均一
に加熱され且つ軟化されることが可能となる。
【0007】
【第1発明の効果】従って本発明によれば、被加熱物に
は加熱ムラが生じないために均一に軟化されるので、直
接スタンピング成形或いはプレス成形することが可能と
なり、従って比較的長い繊維により強化された繊維強化
熱可塑性樹脂の成形品を再利用することが可能となる。
その結果、今後増加が予想される廃材量にも十分対応す
ることができるようになり、環境問題の解決に寄与でき
る。また、新材料からの加工に比べて機械的強度が損な
われることがなく、たとえば14%程度のコスト削減が
可能となる。
【0008】
【課題を解決するための第2の手段】かかる目的を達成
するための本発明の要旨とするところは、比較的長い繊
維により強化された繊維強化熱可塑性樹脂の成形品を再
成形するために加熱する再加熱炉であって、(a) 前記成
形品を収容する本体と、(b) その本体の内壁面に設けら
れ、前記成形品に向かって遠赤外線を放射する遠赤外線
ヒータと、(c) 前記本体の内壁面において前記成形品を
間に挟んだ状態でその成形品に向かって開口するように
設けられた第1の開口及び第2の開口を備え、その第1
の開口から成形品に向かって熱風を送る状態と、その第
2の開口から成形品に向かって熱風を送る状態とを交互
に発生させる熱風加熱装置とを、含むことにある。
【0009】
【作用】このようにすれば、被加熱物は遠赤外線ヒータ
から放射される比較的長波長の遠赤外線により、効率良
く内部まで昇温される。しかも、熱風加熱装置により、
第1の開口から成形品に向かって熱風を送る状態と第2
の開口から成形品に向かって熱風を送る状態とを交互に
発生させられることから、上記遠赤外線による輻射加熱
のみでは十分に昇温されなかった遠赤外線の影になる部
分も加熱されることが可能となり、その上、熱風の風向
きが一定時間毎に交互に反転されることにより、局部的
な加熱を避けることができるので、全体がより均一に加
熱され且つ軟化されることが可能となる。
【0010】
【第2発明の効果】従って本発明によれば、被加熱物に
は加熱ムラが生じないために均一に軟化されるので、直
接スタンピング成形或いはプレス成形することが可能と
なり、従って比較的長い繊維により強化された繊維強化
熱可塑性樹脂の成形品を再利用することが可能となる。
その結果、今後増加が予想される廃材量にも十分対応す
ることができるようになり、環境問題の解決に寄与でき
る。また、新材料からの加工に比べて機械的強度が損な
われることがなく、たとえば14%程度のコスト削減が
可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例であるバッチ式
の再加熱炉10の構成を説明する略図である。再加熱炉
10は、例えばグラスウール等の断熱材で周囲を囲まれ
ており、前面に備え付けられた図示しない開閉扉が閉じ
られることにより、成形品14を収容するための密閉空
間を形成する箱型の本体12を備えている。成形品14
は、例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト等の熱可塑性樹脂が比較的長いガラス繊維等により強
化された繊維強化熱可塑性樹脂シートすなわちスタンパ
ブル樹脂シートからプレス成形或いはスタンピング成形
を用いて成形されたものであり、たとえばペダル、ステ
ップ、オイルパン、パネル、バンパーなどの比較的複雑
な形状を有する自動車部品である。
【0013】上記本体12の内壁面のうちの上面、下
面、両側面、前面、背面またはその近傍には、それぞれ
上面ヒータ18、下面ヒータ20、側面ヒータ22、前
面ヒータ24、背面ヒータ26が成形品14に向かって
配置されている。それらの上面ヒータ18、下面ヒータ
20、側面ヒータ22、前面ヒータ24、背面ヒータ2
6は、たとえばセラミックスから成る遠赤外線放射体を
表面に備えるとともにその赤外線放射体を加熱するため
の電熱ヒータとを備えたプレート型の遠赤外線ヒータで
あり、単体或いは複数枚の遠赤外線放射体からなる複合
体として構成されている。上記上面ヒータ18、下面ヒ
ータ20などはそれを構成する個々の遠赤外線放射体へ
の出力を設定することにより、例えば本体12の正面に
向かって右側を高温にし、左側を低温にする等の温度勾
配を成形品14の形状に応じて適宜設けることができる
ようになっている。
【0014】上記上面ヒータ18から本体12の上面壁
を貫通して突き出したねじ軸27は、本体12の外部に
配置されたハンドル28と螺合されている一方、ねじ軸
27はその軸心まわりに回転不能な状態で軸心方向へ案
内されているため、ハンドル28を回すことによって、
上面ヒータ18の上下方向の位置が成形品14の形状に
応じて変更され、上面ヒータ18と成形品14との間の
距離が自由に変化させられるようになっている。
【0015】また、上記本体12には、その内部の雰囲
気温度を測定するために、例えば熱電対等から成る温度
センサ29が備え付けられている。図示しない温度制御
装置は、予め設定された目標温度と温度センサ29によ
り検出された実際の温度とを比較し、それらの偏差が解
消されるように、例えばリレー回路により、前記上面ヒ
ータ18、下面ヒータ20、側面ヒータ22、前面ヒー
タ24、背面ヒータ26や、後述のダクトヒータ48a
または48bに供給される電力をPID制御することに
より、本体12内の温度が上記設定温度に一定に保たれ
るようになっている。上記設定温度は、成形品14が充
分に再成形可能となる温度すなわち成形品14を構成す
る熱可塑性樹脂の軟化温度であって、150乃至300
°C程度の温度に設定される。
【0016】上記本体12には、比較的複雑な形状の成
形品14を均一に加熱するために、加熱中の成形品14
を垂直な軸まわりに回転させつつ支持する回転支持装置
52と、加熱中の成形品14に向かってその両側から熱
風を交互に送る熱風加熱装置54とがそれぞれ設けられ
ている。
【0017】上記回転支持装置52は、成形品14が載
置されるターンテーブル30と、ターンテーブル30の
下面から本体12の底面壁を貫通した状態で突設され且
つ垂直な軸心まわりに回転可能に支持された回転軸32
とを備えており、回転軸32が駆動モータ34によりベ
ルト36を介して作動的に連結されている。これによ
り、駆動モータ34によってターンテーブル30が回転
駆動されることにより、再加熱のためにターンテーブル
30によって支持された成形品14がたとえば6r.p.m.
程度の速度で垂直軸心まわりに回転させられるようにな
っている。
【0018】また、上記熱風加熱装置54は、本体12
の左面壁および右面壁において成形品14に向かって開
口する一対の開口40aおよび40bと、上端が開口4
0aおよび40bにそれぞれ連結されて垂直方向に延び
る一対の垂直ダクト42aおよび42bと、それら垂直
ダクト42aおよび42bの中間部および下端部をそれ
ぞれ相互に連結する第1連結ダクト44および第2連結
ダクト45と、その第1連結ダクト44の中間部と第2
連結ダクト45の中間部との間に設けられた送風機46
と、成形品14へ向かって送られる空気を電熱線等を利
用して加熱するために上記垂直ダクト42aおよび42
bの上端部にそれぞれ設けられたダクトヒータ48aお
よび48bと、第1連結ダクト44の送風機46への接
続部を挟む両側位置に設けられた一対の第1切換ダンパ
1 および第2切換ダンパD2 と、第2連結ダクト45
の送風機46への接続部を挟む両側位置に設けられた一
対の第3切換ダンパD3 および第4切換ダンパD4 と、
ダクト内の空気を適宜入れ替えるために上記垂直ダクト
42aおよび42bの下端部にそれぞれ設けられた第5
切換ダンパD5 および第6切換ダンパD6 とを備えてい
る。
【0019】上記第1切換ダンパD1 、第2切換ダンパ
2 、第3切換ダンパD3 、および第4切換ダンパD4
は、図示しないモーター等の駆動装置により90°回転
されることによってダクト内を開閉するように配設され
ており、それらの開閉状態は図示しない制御装置により
予め設定された周期で制御されて、成形品14に対して
送られる熱風の方向が交互に切り換えられるようになっ
ている。すなわち、第1切換ダンパD1 および第3切換
ダンパD3 が閉じられ且つ第2切換ダンパD2および第
4切換ダンパD4 が開かれると、図2の送風パターンA
に示すように、本体12内では開口40bから開口40
aへ向かって熱風が送られるが、第2切換ダンパD2
よび第4切換ダンパD4 が閉じられ且つ第1切換ダンパ
1 および第3切換ダンパD3 が開かれると、図3の送
風パターンBに示すように、本体12内では開口40a
から開口40bへ向かって熱風が送られる。
【0020】上述のように、本実施例によれば、繊維強
化熱可塑性樹脂シートから塑性加工された成形品14を
その形状或いは他の形状に再成形する目的で再加熱する
場合に、密閉された本体12の各内壁面に設けられた上
面ヒータ18、下面ヒータ20、側面ヒータ22、前面
ヒータ24、背面ヒータ26からは、比較的長波長の遠
赤外線が成形品14へ向かって放射されるため、効率良
く成形品14の内部まで浸透し、成形品14全体が均一
に加熱され且つ軟化される。
【0021】また、本実施例によれば、上記成形品14
は、本体12内において回転支持装置52により垂直軸
まわりに連続的に回転させられるので、成形品14が比
較的複雑な形状を備えていても、上記上面ヒータ18、
下面ヒータ20、側面ヒータ22、前面ヒータ24、背
面ヒータ26から放射される遠赤外線が当たる部分と影
となる部分との間に発生する温度差が好適に抑制される
とともに、開口40a或いは40bから成形品14に向
かって送り込まれる熱風が直接当たる部分と熱風の影と
なる部分との間に温度差が生じることも好適に避けら
れ、全体がより均一に加熱され且つ軟化される。
【0022】さらに、本実施例によれば、本体12の左
右の壁において成形品14に向かって開口する開口40
aおよび40bから、図2および図3に示すように、熱
風が交互に成形品14に向かって送られることから、上
面ヒータ18、下面ヒータ20、側面ヒータ22、前面
ヒータ24、背面ヒータ26から放射される遠赤外線が
当たる部分と影となる部分との間に発生する温度差が好
適に抑制されるとともに、開口40aおよび40bから
成形品14に向かって交互に送り込まれる熱風が直接当
たる部分と熱風の影となる部分との間に温度差が生じる
ことも好適に避けられ、全体がより均一に且つ速やかに
軟化させられる。
【0023】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0024】例えば、前述の実施例では、本体12内に
おいて成形品14を垂直軸まわりに回転させる回転支持
装置52と、本体12内に熱風を交互に送り込む熱風加
熱装置54とがそれぞれ設けられていたが、どちらか一
方のみが設けられていても一応の本発明の目的が達成さ
れ得る。
【0025】また、前述の実施例の再加熱炉10は密閉
空間を形成する本体12内に成形品14を収容してそれ
を加熱するバッチ式であったが、例えば、本体12をト
ンネル状に構成した連続式の再加熱炉としてもよい。こ
の場合、前記回転支持装置52のターンテーブル30は
例えばトンネル状の本体内を通過させるように成形品1
4を搬送するコンベア等の成形品搬送装置に縦列状態で
複数個設けられ、熱風加熱装置54の熱風の開口40a
および40bは、トンネル状の本体の左右の側壁に複数
対設けられる。また、この場合の遠赤外線ヒータは、ト
ンネル状の本体の内壁面であって成形品14の進行と熱
風の吹き出しの妨げとならないような位置に多数設けら
れる。
【0026】また、前述の実施例の回転支持装置52
は、成形品14を垂直軸まわりに回転させつつ支持する
ように構成されていたが、例えば成形品14の両端を支
持して水平方向などの軸まわりに回転可能に支持しても
よいし、成形品14を吊り下げた状態で支持してもよ
い。要するに、成形品14を本体12内において1軸回
りに回転可能に支持すればよいのである。
【0027】また、前述の実施例の遠赤外線ヒータすな
わち上面ヒータ18、下面ヒータ20、側面ヒータ2
2、前面ヒータ24、背面ヒータ26は、本体12の内
壁面であって熱風加熱装置54の開口40aおよび40
b以外の内壁面に多数設けられる程よいが、必要に応じ
て例えば上面と背面のみというように必ずしも全面に設
けられていなくてもよい。
【0028】また、前述の垂直ダクト42a及び42b
の上端部にそれぞれ設けられるダクトヒータ48a及び
48bは、必ずしも設けられていなくてもよい。このよ
うな場合には、本体12内の遠赤外線ヒータにより加熱
された空気即ち熱風が循環させられて、開口40a及び
40bの一方及び他方から交互に成形品14に向かって
送られる。
【0029】また、前述の実施例の開口40aおよび4
0bは、たとえば図2の送風パターンAと図3の送風パ
ターンBとにおいて吹出口および吸込口として交互に機
能していたが、上記開口40aおよび40bを吹出口専
用として、吸込口専用の開口が他の場所たとえば本体の
上面壁、下面壁、或いは背面壁などに設けられてもよ
い。この場合には、上記吹出口専用の開口はノズル形状
でもよい。
【0030】また、前述の実施例のターンテーブル30
の回転軸32を上下方向の移動可能に支持することによ
り、本体12内における成形品14の高さ位置を適宜設
定できるようにしてもよい。
【0031】また、前述の実施例のターンテーブル30
は、下面ヒータ20から放射される遠赤外線を所定量透
過させるメッシュ状のプレートやガラスなどから構成さ
れてもよい。この場合には、成形品14が一層均一に軟
化される利点がある。
【0032】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいてさまざまな変更、改良を加えた態様
で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるバッチ式の再加熱炉の
構成を説明する図である。
【図2】図1の熱風加熱装置において成形品に対して送
られる熱風の方向を説明する図であって、送風パターン
Aを示す図である。
【図3】図1の熱風加熱装置において成形品に対して送
られる熱風の方向を説明する図であって、送風パターン
Bを示す図である。
【符号の説明】
12:本体 14:成形品 18:上面ヒータ、20:下面ヒータ、22:側面ヒー
タ、24:前面ヒータ、及び26:背面ヒータ(遠赤外
線ヒータ) 52:回転支持装置 54:熱風加熱装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:26 (72)発明者 清水 英孝 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番 36号 株式会社ノリタケカンパニーリミ テド内 (72)発明者 河村 和彦 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番 地の1 中部電力株式会社 技術開発本 部 電気利用技術研究所内 (56)参考文献 特開 平4−45905(JP,A) 特開 平4−158188(JP,A) 実開 平4−71214(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 35/02 - 35/08 B29B 13/02 - 13/08 H05B 3/10 B29K 105:08 B29K 105:26 B29C 71/00 - 71/04 F27B 9/00 - 9/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的長い繊維により強化された繊維強
    化熱可塑性樹脂の成型品を再成形するために加熱する再
    加熱炉であって、 前記成形品を収容する本体と、 該本体の内壁面に設けられ、前記成形品に向かって遠赤
    外線を放射する遠赤外線ヒータと、 前記成形品を一軸まわりに回転可能に支持し、前記遠赤
    外線ヒータから遠赤外線が放射されている期間には該成
    形品を回転させる回転支持装置とを、含むことを特徴と
    する繊維強化熱可塑性樹脂成形品の再加熱炉。
  2. 【請求項2】 比較的長い繊維により強化された繊維強
    化熱可塑性樹脂の成形品を再成形するために加熱する再
    加熱炉であって、 前記成形品を収容する本体と、 該本体の内壁面に設けられ、前記成形品に向かって遠赤
    外線を放射する遠赤外線ヒータと、 前記本体の内壁面において前記成形品を間に挟んだ状態
    で該成形品に向かって開口するように設けられた第1の
    開口及び第2の開口を備え、該第1の開口から成形品に
    向かって熱風を送る状態と、該第2の開口から成形品に
    向かって熱風を送る状態とを交互に発生させる熱風加熱
    装置とを、含むことを特徴とする繊維強化熱可塑性樹脂
    成形品の再加熱炉。
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