JP3794269B2 - 太陽電池モジュールの製造方法およびそれに用いる太陽電池モジュール製造用オーブン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池モジュールの製造方法に関するもので、特に太陽電池モジュールのラミネート工程後にEVA(エチレンビニルアセテート)樹脂架橋エージングを行う太陽電池モジュールの製造方法およびそれに用いる太陽電池モジュール製造用オーブンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、太陽電池モジュール13の主要な構成の積層例を示す断面図である。太陽電池モジュール13の製造においては、ガラス1、ガラス側EVA樹脂(エチレンビニルアセテート樹脂)2、太陽電池セル3、フィルム側EVA樹脂4および裏フィルム5が順に積層され、ラミネート(真空熱圧着)される。この後、オーブンに投入されることによって架橋エージングされて、ガラス側EVA樹脂2およびフィルム側EVA樹脂4が架橋される。このEVA樹脂2,4の架橋状態は、長期間屋外で使用する太陽電池モジュール13にとって非常に重要であり、屋外での使用開始後の経年変化によって、EVA樹脂の架橋率が低いと該EVA樹脂の発泡し、逆にEVA樹脂の架橋率が高いと該EVA樹脂の黄変が進行するという傾向がある。
【0003】
図7は、従来の技術の太陽電池モジュール製造用オーブン10を示す断面図である。前記積層後の太陽電池モジュール13のEVA樹脂架橋エージングは、太陽電池モジュール13をオーブン10内で加熱して一定時間留め置き、EVA樹脂の架橋に必要な熱量を与える。
【0004】
オーブン10は、加熱用ヒータ14、循環用ファン15、ダクト部(熱風循環通路)17、チャンバー12および扉部16を有しており、チャンバー12に熱風11を送ることによってチャンバー12内に収容された太陽電池モジュール13を加熱する。熱風11は加熱用ヒータ14によって熱せられ、循環用ファン15によってダクト部17を循環し、チャンバー12に達し、太陽電池モジュール13を加熱したあと再び加熱用ヒータ14に戻される。また太陽電池モジュール13は、チャンバー12に設けられる扉部16からオーブン内に収納され、順次架橋エージングが行われる。
【0005】
このような従来の技術の太陽電池モジュール製造用オーブンとしてたとえば特開平8−162661号公報に開示されている。特開平8−162661号公報開示の太陽電池モジュール製造用オーブンでは、大型の太陽電池モジュールを架橋エージングする場合、生産性向上の目的で一度に多数の太陽電池モジュールを架橋エージングする場合などにおいて、太陽電池モジュールに送られる熱風の流量を調整することによって、該チャンバー12内の温度分布を均一にすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図9は、従来のオーブン10を用いた太陽電池モジュール13の時間経過による温度分布を示すグラフである。縦軸は温度、横軸は加熱時間を示す。図から明らかなように、従来のオーブン10では、チャンバー12へ送られる熱風11の方向が一定であるので、太陽電池モジュール13の風上側の端部は早く設定温度Tに達するが、太陽電池モジュール13の風下側の端部は、風上側で熱が吸収されて温度が低下した熱風11が送られるので、なかなか昇温しにくく設定温度Tに達する加熱時間t3が長くなるという傾向がある。
【0007】
特に一辺が1m以上のサイズの大型太陽電池モジュール13となると、この傾向が大きくなる。したがって太陽電池モジュール13の風下側52が架橋エージングに必要な設定温度Tに達するまでの加熱時間t3が長くなり、太陽電池モジュール13の製造工程時間が長くなる。また架橋エージング中の太陽電池モジュール13の面内温度分布が整わず、図9に示すように、ガラス側EVA樹脂2およびフィルム側EVA樹脂4の架橋率のばらつきが大きくなり、信頼性の低下を招くという問題点が生じていた。
【0008】
したがって本発明の目的は、太陽電池モジュールに架橋エージングを行うための設定温度に短時間で達し、かつ架橋エージング中の面内温度分布を均一にする太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池モジュール製造用オーブンを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、太陽電池セル全体を熱硬化性樹脂で覆って封止した後、加熱して熱硬化性樹脂の架橋エージングを行う太陽電池モジュールの製造方法において、
前記架橋エージング時に、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を、一方向からその反対方向に切換えて、太陽電池モジュールの温度分布をほぼ均一にすることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法である。
【0010】
本発明に従えば、架橋エージング時に、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を、一方向からその反対方向に切換える。熱風の流通方向が一方向となる場合には、太陽電池モジュールの一方の端部は熱風の風上側端部となり、他方の端部は熱風の風下側端部となる。この状態から熱風の流通方向を一方向からその反対方向に切換ることで、太陽電池モジュールの一方の端部が熱風の風下側端部となり、他方の端部が熱風の風上側端部となる。このようにして架橋エージングの間に、太陽電池モジュールの風下側の領域と風上側の領域とを切換えることで、温度が最も低い傾向にある風下側と温度が最も高い傾向にある風上側とを入れ換えることができ、太陽電池モジュールの両端部の温度上昇速度の差を低減することができる。したがって太陽電池モジュールの面内温度分布を効果的に一定にすることができ、架橋エージング時に、太陽電池モジュールの面内温度分布をほぼ均一にすることができる。これによって熱硬化性樹脂の架橋率のばらつきを抑え信頼性の高い太陽電池モジュールを形成することができる。また架橋エージングに必要な設定温度に短時間で達することができるので、単位時間当たりの生産数量を増大することができる。
【0013】
また本発明は、前記架橋エージング時に、前記熱風の流通方向を、一方向とその反対方向とに交互に切換えることを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、前記熱風の流通方向を交互に切換えることができるので、流通方向を交互に切換えるたびに、太陽電池モジュールの風下側の領域と風上側の領域が入れ換わり、熱風の送られる方向を複数回切換えることによって、太陽電池モジュールの温度分布をより効果的に一定にし、設定温度に達する時間を短くすることができる。
【0015】
また本発明は、前記架橋エージング時に、前記熱風の流通方向の切換えは、一定時間ごと、または太陽電池モジュールの温度にもとづいて行われることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、前記熱風の流通方向の切換が一定時間ごと、または太陽電池モジュールの温度にもとづいて行われるので、ユーザーが前記熱風の流通方向の切換を行うことがなく、利便性を向上することができる。また太陽電池モジュールの温度にもとづいて熱風の流通方向の切換が行われる場合、架橋エージングごとに太陽電池モジュールの温度分布を温度センサなどで検出することによって、より確実に太陽電池モジュールの温度分布を一定にすることができる。
【0017】
また本発明は、太陽電池セル全体を熱硬化性樹脂で覆って封止した後、加熱して熱硬化性樹脂の架橋エージングを行う太陽電池モジュール製造用オーブンにおいて、
太陽電池モジュールに熱風を送る送風手段と、
太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を、一方向からその反対方向に切換える方向切換手段とを有し、
前記架橋エージング時に、太陽電池モジュールの温度分布をほぼ均一にすることを特徴とする太陽電池モジュール製造用オーブンである。
【0018】
本発明に従えば、切換手段によって、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を、一方向からその反対方向に切換える。熱風の流通方向が一方向となる場合には、太陽電池モジュールの一方の端部は熱風の風上側端部となり、他方の端部は熱風の風下側端部となる。この状態から熱風の流通方向を一方向からその反対方向に切換ることで、太陽電池モジュールの一方の端部が熱風の風下側端部となり、他方の端部が熱風の風上側端部となる。このようにして送風手段によって熱風を送る流通方向について、架橋エージングの間に、太陽電池モジュールの風下側の領域と風上側の領域とを切換えることで、温度が最も低い傾向にある風下側と温度が最も高い傾向にある風上側とを入れ換えることができ、太陽電池モジュールの両端部の温度上昇速度の差を低減することができる。したがって太陽電池モジュールの面内温度分布を効果的に一定にすることができ、架橋エージング時に、太陽電池モジュールの面内温度分布をほぼ均一にすることができる。これによって熱硬化性樹脂の架橋率のばらつきを抑え信頼性の高い太陽電池モジュールを形成することができる。また架橋エージングに必要な設定温度に短時間で達することができるので、単位時間当たりの生産数量を増大することができる。
【0019】
また本発明は、前記方向切換手段は、熱風が循環するダクトに設けられ、開閉動作によって前記熱風の流通方向を切換えることを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、方向切換手段が開閉動作によって、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を切換えるので、切換動作において複雑な構成を必要とせず、高温でも用いることができる。
【0021】
また本発明は、複数のファンを有し、各ファンを運転および停止することによって、前記熱風の流通方向を切換えることを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、複数のファンを有し、たとえば2つのファンのうちの一方のファンが運転されるときは、太陽電池モジュール付近を一方向に熱風が送られ、2つのファンのうちの他方のファンが運転されるときは、太陽電池モジュール付近を一方向とは反対の反対方向に熱風が送られる。このように複数のファンを用いて熱風の送られる方向を切換えることによって、ファンは、連続して熱風に曝されることなく、それぞれのファン軸受および駆動モータなどは、熱風による損傷を低減することができる。
【0023】
また本発明は、太陽電池セル全体を熱硬化性樹脂で覆って封止した後、加熱して熱硬化性樹脂の架橋エージングを行う太陽電池モジュール製造用オーブンにおいて、
太陽電池モジュールを収容し、収容する太陽電池モジュールに熱風を送る送風手段が設けられる2つのチャンバーと、
隣接する2つのチャンバーのうち、一方のチャンバーから他方のチャンバーに太陽電池モジュールを移動させる移動手段とを有し、
隣接する2つのチャンバーのうち一方は、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向が一方向に設定され、隣接するチャンバーのうち他方は、前記熱風の流通方向が一方向に対する反対方向に設定されて、前記架橋エージング中に、前記移動手段によって一方のチャンバーから他方のチャンバーに太陽電池モジュールを移動させて太陽電池モジュールの温度分布をほぼ均一にすることを特徴とする太陽電池モジュール製造用オーブンである。
【0024】
本発明に従えば、架橋エージングの間に、移動手段によって、太陽電池モジュールを一方のチャンバーから他方のチャンバーに移動させる。一方のチャンバーに太陽電池モジュールが収容される場合には、熱風の流通方向が一方向となる。他方のチャンバーに太陽電池モジュールが収容される場合には、熱風の流通方向が一方向とは反対の反対方向となる。したがって移動手段によって太陽電池モジュールを一方から他方のチャンバーに移動させることで、熱風の流通方向を、一方向からその反対方向に切換えることができる。このようにして送風手段によって熱風を送る流通方向について、架橋エージングの間に、太陽電池モジュールの風下側の領域と風上側の領域とを切換えることで、温度が最も低い傾向にある風下側と温度が最も高い傾向にある風上側とを入れ換えることができ、太陽電池モジュールの両端部の温度上昇速度の差を低減することができる。したがって太陽電池モジュールの面内温度分布を効果的に一定にすることができ、架橋エージング時に、太陽電池モジュールの面内温度分布をほぼ均一にすることができる。これによって熱硬化性樹脂の架橋率のばらつきを抑え信頼性の高い太陽電池モジュールを形成することができる。また架橋エージングに必要な設定温度に短時間で達することができるので、単位時間当たりの生産数量を増大することができる。また移動手段によって一方のチャンバーから他方のチャンバーに太陽電池モジュールを移動させることで、架橋エージングの短時間化が可能となり、単位時間当たりの生産数量を増大させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の太陽電池モジュール23の製造方法に用いる太陽電池モジュール製造用オーブン(以下オーブン)20の主要部の内部構成を示す断面図である。太陽電池モジュール23は、図6に示すようなEVA樹脂(エチレンビニルアセテート樹脂)が積層され、ラミネート工程が行われた後、オーブン20で加熱されて、架橋エージングが行われて製造される。具体的にはオーブン20は、複数の方向から熱風21を送ることによって太陽電池モジュール23を加熱し、加熱した状態で一定時間留め置き、EVA樹脂の架橋に必要な熱量を与える。このEVA樹脂は、透光性の架橋性を有する透明熱硬化性樹脂である。
【0026】
オーブン20は、加熱用ヒータ24、送風手段である循環用ファン25、ダクト部(熱風循環通路)27、扉部26および矩形板状の太陽電池モジュール23が収納されるチャンバー22を有しており、チャンバー22に熱風を送ることによってチャンバー22内に収容された太陽電池モジュール23を加熱する。熱風21は加熱用ヒータ24によって熱せられ、循環用ファン25によってダクト部27を循環し、チャンバー22に達し、太陽電池モジュール23を加熱したあと再び加熱用ヒータ24に戻される。また太陽電池モジュール23は、チャンバー22に設けられる扉部26からオーブン内に収納され、順次架橋エージングが行われる。
【0027】
図1(1)は、オーブン20のチャンバー22内に収容された太陽電池モジュール23の長辺に沿って一方の端部23aから他方の端部23b(図1では右側から左側の方向)へ一方向X1に熱風21が送られる状態を示し、同じく図1(2)は、オーブン20のチャンバー22内に収容された太陽電池モジュール23の長辺に沿って他方の端部23bから一方の端部23a(図1では左側から右側の方向)へ前述の一方向X1とは反対方向X2に熱風21が送られる状態を示す。
【0028】
太陽電池モジュール23の架橋エージングにおいて、まず図1(1)に示すように、熱風21は、モジュール23の長辺に沿って一方の端部23aから他方の端部23bへ流れる。このとき、熱風21の持つ熱が太陽電池モジュール23に吸収されて、温度が下降する。温度の下がった熱風21は、加熱用ヒータ24で再度加熱されて、ファン25で送り出されてチャンバー22内をモジュール23の長辺に沿って一方の端部23aから他方の端部23bへと流れる。このようにして熱風21は、オーブン20内のダクト27を循環する。
【0029】
次に一定時間t1経過後、図1(2)に示すように、オーブン20のチャンバー22内に収容される太陽電池モジュール23への熱風21の送られる方向が反対方向X2となる。すなわち太陽電池モジュール23に沿って他方の端部23bから一方の端部23aへ熱風21が流れるように切換わる。これによってこの切換わった時間t1後から今度は太陽電池モジュール23の他方の端部23bが風上側となる。
【0030】
図2は、本発明のオーブン20を用いて太陽電池モジュール23を加熱したときの温度分布と加熱時間とを示すグラフである。まず太陽電池モジュール23への熱風21が前述のように一方向X1に送られ、太陽電池モジュール23の風上側となる一方の端部23aは温度が上昇する。モジュール23の風下側となる他方の端部23bは、風上側で熱を吸収されて温度が低下した熱風21が送られるので、一方の端部23aに比べて温度の上昇が小さい。
【0031】
次に一定時間t1経過すると、熱風21が反対方向X2に送られ、太陽電池モジュール23の他方の端部23bが風下側となる。したがって太陽電池モジュール23の他方の端部23bは、熱風21によって順調に温度が上昇し、速やかに設定温度Tに達する。また前記時点(一定時間t1経過前)で風下側となった一方の端部23aも、今まで風上側であったため、その時点で既に相当な温度が上昇しており、風下側になったとしても熱風21の温度低下が少なく、昇温勾配が少し緩やかになるだけで、やはり速やかに設定温度Tに達する。この設定温度Tに達する経過時間t2は、図7に示す従来例における風下側が設定温度Tに達する経過時間t3よりもはるかに短時間である。
【0032】
したがって熱風21を送る方向を一方向X1と反対方向X2とに切り換えることによって、熱風21の温度低下を防ぎながら大面積の太陽電池モジュール23の両端の温度上昇速度の差を低減することができる。これによって太陽電池モジュール23の面内温度分布がより均一になりやすくなり、架橋率を太陽電池モジュール23各部で同一にすることができ、架橋エージングの信頼性を向上させることが可能となる。
【0033】
また太陽電池モジュール23全体の面内温度がより早く架橋に必要な設定温度に達するので、太陽電池モジュール23の架橋エージングするための加熱時間の短時間化が可能となり、単位時間当たりの生産数量を増大することができる。
【0034】
なお、前述において熱風21を送る方向の切換えが所定時間t1で一回切換わるとしたが、熱風を送る方向を時間経過にともなって複数回きめ細かく交互に切換える方が好ましい。また一定時間ごとの切換えでなく、温度センサなどで太陽電池モジュール23の一方および他方の端部23a,23bの温度を測定し、その温度差があまり生じないで一定範囲以内となるように、熱風21の送る方向の切換えを行ってもよい。
【0035】
前記熱風21の送られる方向の切換えは、オーブン20の方向切換手段によって行われ、たとえばオーブン20内のダクト部(熱風通路)27に取付けてあるダンパの開閉切換え操作によって行なわれる。
【0036】
本実施の形態では、ダクト部27の一部に2つの熱風の通路が隣接して形成され、一方の通路は、ヒータ24を通過するヒータ側通路27aであり、他方の通路は、ヒータ24を通過しないチャンバー側通路27bである。ヒータ側通路27aとチャンバー側通路27bとの間の壁は、一部挿通して形成されており、ファン25によって、ヒータ24を通った熱風21がチャンバー側通路27bへ送られる。またファン25の両側には、ダンパ28a,28bが設けられる。各ダンパ28a,28bは、それぞれヒータ側通路27aとチャンバー側通路27bとの間に介在される。
【0037】
図1(1)に示すように、一方のダンパ28aでヒータ側通路27aを開くとともにチャンバー側通路27bを閉じ、他方のダンパ28bでヒータ側通路27aを閉じるとともにチャンバー側通路27bを開くことによって、ヒータ24からの熱風21は、太陽電池モジュール23の一方の端部23aから他方の端部23bに送られ、再びヒータ24に戻される。逆に図1(2)に示すように、一方のダンパ28aでヒータ側通路27aを閉じるとともにチャンバー側通路27bを開き、他方のダンパ28bでヒータ側通路27aを開くとともにチャンバー側通路27bを閉じることによって、ヒータ24からの熱風21は、太陽電池モジュール23の他方の端部23bから一方の端部23aに送られ、再びヒータ24に戻される。したがってダンパ28a,28bの開閉動作を行うことによって、熱風21が送られる方向を切換えることができる。
【0038】
図3は、本発明の実施の他の形態のオーブン20aの内部構成を示す断面図である。この実施例のオーブン20aは、前述の実施の一形態のオーブン20と類似しており、同様の構成においては同様の符号を付し説明を省略する。
【0039】
オーブン20aは加熱ヒータ24の上流側に熱風21循環用のファンを複数台配置している。具体的には、一方向X1に熱風21が送られるときに加熱ヒータ24より上流側になる位置に一方のファン251が配置され、反対方向X2に熱風21が送られるときに加熱ヒータ24より上流側になる位置に他方のファン252がそれぞれ配置される。この複数台のファン251,252は、各ダンパ28a,28bの開閉切換え操作に連動して交互に活動または休止を繰返す。
【0040】
つまり図3(1)に示すように、一方のダンパ28aでヒータ側通路27aを開くとともにチャンバー側通路27bを閉じ、他方のダンパ28bでヒータ側通路27aを閉じるとともにチャンバー側通路27bを開き、これと連動して一方のファン251が回転する。これによってヒータ24からの熱風21は、太陽電池モジュール23の一方の端部23aから他方の端部23bに送られ、再びヒータ24に戻される。逆に図3(2)に示すように、一方のダンパ28aでヒータ側通路27aを閉じるとともにチャンバー側通路27bを開き、他方のダンパ28bでヒータ側通路27aを開くとともにチャンバー側通路27bを閉じ、これと連動して他方のファン252が回転する。これによってヒータ24からの熱風21は、太陽電池モジュール23の他方の端部23bから一方の端部23aに送られ、再びヒータ24に戻される。したがって各ダンパ28a,28bの開閉動作を行うことによって、熱風21が送られる方向を切換えることができる。
【0041】
このように各ファン251,252はヒータ24の上流側にあるので、太陽電池モジュール23のEVA樹脂の架橋エージング中、加熱ヒータ24の上流側でまだ再加熱されていない比較的低温の熱風をヒータ24に送るので、ファン軸受および駆動モータ等の耐熱寿命を改善できる。また2つのファン251,252のうちの一方が稼動中のときは、もう片方は停止しているので、ファン251,252は、前記活動または休止に応じて断続的に作用することになり、連続して熱風21に曝されることがなく、さらに耐熱寿命を改善することができる。
【0042】
またダンパを用いずに、ファンの回転を、切り換えることによって熱風21の送られる方向を変更してもよい。また回転方向の異なるファンを複数設け、ダンパを用いずに各ファンの活動に応じて熱風21の送られる方向を変更してもよい。
【0043】
図4は、本発明の実施のさらに他の形態の太陽電池モジュール23の製造方法に用いるオーブン201の内部構成を示す断面図である。この実施例のオーブン201は、実施の一形態のオーブン20と同様の構成においては同様の符号を付し説明を省略する。オーブン201は、2つのチャンバー221,222を有する。オーブン201は、2つのチャンバー221,222において、熱風21が流れる方向が互いに異なっており、各チャンバー間を太陽電池モジュール23を移動させる移動手段(図示せず)を備えている。
【0044】
本実施例では、オーブン201は、2つのチャンバー221,222のほぼ中間に加熱ヒータ24を有し、加熱ヒータ24の両側に互いに向かい合うように2つのファン253,254が設けられる。2つのファン253,254は、互いに加熱ヒータ24に熱風21を送るように回転し、加熱ヒーター24から吹き出した熱風21は、2つのチャンバー221,222に別れてそれぞれ送られる。2つに別れた熱風21はそれぞれ異なるダクト27を通過し、再び加熱ヒータ24に戻される。このようにして各チャンバー221,222には、互いに反対方向に熱風21が送られるように循環する
2つのチャンバー221,222に収容された太陽電池モジュール23のEVA樹脂の架橋エージング中において、太陽電池モジュール23を移動手段によって2つのチャンバー221,222間を移動させ、前述の図1または図3の実施例と同様に、太陽電池モジュール23への熱風21の送風方向が切換わり、太陽電池モジュール23の面内温度分布が一定になることでEVA樹脂架橋エージングの信頼性を向上させることが可能となる。また太陽電池モジュール23の面内温度が早く設定温度に達するので、太陽電池モジュール23のEVAの架橋エージングするためのオーブン201への収容工程の短時間化が可能となり、単位時間当たりの生産数量を増大することができる。
【0045】
またチャンバー221,222に収容される太陽電池モジュール23の短辺に沿って熱風21を流すことによって、太陽電池モジュール23を移動させる距離が短くすることができ、移動手段を容易に構成することができるとともに、オーブン201全体としてコンパクト化することができる。
【0046】
図5は、図4の実施例をさらに発展させたオーブン201aの概略を示す斜視図である。オーブン201aは、2つ以上のチャンバー223,224,225…を一列に並べることによって、トンネル状の空間が形成される。隣接するチャンバーの熱風21の方向は互いに反対方向となっている。このトンネルの中に太陽電池モジュール23を順次流れ作業的に送り出す。太陽電池モジュール23が進んでいく間に、熱風21の太陽電池モジュール23に送られる熱風21の方向が短辺に沿って一方向へ、次いで反対方向へと交互に変わって太陽電池モジュール23のEVA樹脂の架橋エージングが行われる。これによって工程のさらなる短時間化が可能となり、単位時間当たりの生産数量を増大することができる。
【0047】
上述の本発明の実施の形態は、1つの例示に過ぎず発明の範囲内で構成を変更することができる。たとえば熱風21は、一方向とその反対方向に送ればよく、長辺または短辺に沿う方向のいずれに送ってもよい。また2方向のみならず複数たとえば4方向の熱風を送る方向があってもよい。また熱硬化性樹脂としてEVA樹脂について示したが他の熱硬化性樹脂を用いてもよい。
【0048】
また複数の太陽電池モジュール23を同時にチャンバー内に収納して、架橋エージングを行うことによって、さらに単位時間当たりの生産数量を増大することができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、架橋エージング時に、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を、一方向からその反対方向に切換えるので、温度が最も低い傾向にある風下側と温度が最も高い傾向にある風上側が入れ換わるので、太陽電池モジュールの面内温度分布を効果的に一定にすることができ、太陽電池モジュールの面内温度分布をほぼ均一にし、架橋エージングの信頼性を向上させることができる。また架橋エージングに必要な設定温度に短時間で達することができるので、単位時間当たりの生産数量を増大することができる。
【0051】
また本発明によれば、架橋エージング時に、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を交互に切換えることができるので、流通方向を交互に切換えるたびに、太陽電池モジュールの風下側の領域と風上側の領域が入れ換わり、熱風の送られる方向を複数回切換えることによって、太陽電池モジュールの温度分布をより効果的に一定にし、設定温度に達する時間を短くすることができる。
【0052】
また本発明によれば、架橋エージング時に、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向の切換が一定時間ごと、または太陽電池モジュールの温度にもとづいて行われるので、ユーザーが熱風の流通方向の切換を行うことがなく、利便性を向上することができる。また太陽電池モジュールの温度に基づいて熱風の流通方向の切換が行われる場合、個々の太陽電池モジュールの温度分布を温度センサなどで検出することによって、より確実に太陽電池モジュールの温度分布を一定にすることができる。
【0053】
また本発明によれば、架橋エージング時に、方向切換手段によって、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を、一方向からその反対方向に切換えるので、温度が最も低い傾向にある風下側と温度が最も高い傾向にある風上側が入れ換わるので、太陽電池モジュールの面内温度分布を効果的に一定にすることができる。したがって太陽電池モジュールの温度分布を一定にし、設定温度に短時間で達することができる。
【0054】
また本発明によれば、方向切換手段が開閉動作によって、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を切換えるので、切換動作において複雑な構成を必要とせず、高温でも用いることができる。
【0055】
また本発明によれば、複数のファンを有し、たとえば2つのファンのうちの一方が運転されるときは、太陽電池モジュール付近を一方向に熱風が送られ、2つのファンのうちの他方が運転されるときは、太陽電池モジュール付近を一方向とは反対の反対方向に熱風が送られる。このように複数のファンを用いて熱風の送られる方向を切換えることによって、ファンは、連続して熱風に曝されることなく、ファン軸受および駆動モータなどの熱による損傷を低減することができる。
【0056】
また本発明によれば、架橋エージングの間に、移動手段によって一方のチャンバーから他方のチャンバーに太陽電池モジュールを移動させると、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向が一方向から、その方向と反対の反対方向に切換わって、架橋エージングが行われるので、温度が最も低い傾向にある風下側と温度が最も高い傾向にある風上側が入れ換わるので、太陽電池モジュールの面内温度分布を効果的に一定にすることができる。さらに架橋エージングの短時間化が可能となり、単位時間当たりの生産数量を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の太陽電池モジュール製造用オーブン20の主要部の内部構成を示す断面図である。
【図2】本発明のオーブン20を用いて太陽電池モジュール23を加熱したときの温度分布と加熱時間とを示すグラフである。
【図3】本発明の実施の他の形態のオーブン20aの内部構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態のオーブン201の内部構成を示す断面図である。
【図5】図4の実施例をさらに発展させたのオーブン201aの概略を示す斜視図である。
【図6】太陽電池モジュール13の主要な構成の積層例を示す断面図である。
【図7】従来の技術の太陽電池モジュール製造用オーブン10を示す断面図である。
【図8】従来のオーブン10を用いた太陽電池モジュール13の時間経過による温度分布を示すグラフである。
【図9】従来のオーブン10を用いた太陽電池モジュールの架橋率を示す正面図である。
【符号の説明】
20,20a,201,201a 太陽電池モジュール製造用オーブン
21 熱風
22,221,222,223,224,225 チャンバー
23 太陽電池モジュール
24 加熱ヒータ
25,251,252,253,254 ファン
27 ダクト
28a,28b ダンパ
Claims (7)
- 太陽電池セル全体を熱硬化性樹脂で覆って封止した後、加熱して熱硬化性樹脂の架橋エージングを行う太陽電池モジュールの製造方法において、
前記架橋エージング時に、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を、一方向からその反対方向に切換えて、太陽電池モジュールの温度分布をほぼ均一にすることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。 - 前記架橋エージング時に、前記熱風の流通方向を、一方向とその反対方向とに交互に切換えることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 前記架橋エージング時に、前記熱風の流通方向の切換えは、一定時間ごと、または太陽電池モジュールの温度にもとづいて行われることを特徴とする請求項1または2記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 太陽電池セル全体を熱硬化性樹脂で覆って封止した後、加熱して熱硬化性樹脂の架橋エージングを行う太陽電池モジュール製造用オーブンにおいて、
太陽電池モジュールに熱風を送る送風手段と、
太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向を、一方向からその反対方向に切換える方向切換手段とを有し、
前記架橋エージング時に、太陽電池モジュールの温度分布をほぼ均一にすることを特徴とする太陽電池モジュール製造用オーブン。 - 前記方向切換手段は、熱風が循環するダクトに設けられ、開閉動作によって前記熱風の流通方向を切換えることを特徴とする請求項4記載の太陽電池モジュール製造用オーブン。
- 複数のファンを有し、各ファンを運転および停止することによって、前記熱風の流通方向を切換えることを特徴とする請求項4記載の太陽電池モジュール製造用オーブン。
- 太陽電池セル全体を熱硬化性樹脂で覆って封止した後、加熱して熱硬化性樹脂の架橋エージングを行う太陽電池モジュール製造用オーブンにおいて、
太陽電池モジュールを収容し、収容する太陽電池モジュールに熱風を送る送風手段が設けられる2つのチャンバーと、
隣接する2つのチャンバーのうち、一方のチャンバーから他方のチャンバーに太陽電池モジュールを移動させる移動手段とを有し、
隣接する2つのチャンバーのうち一方は、太陽電池モジュール付近を流通して太陽電池モジュールを加熱する熱風の流通方向が一方向に設定され、隣接するチャンバーのうち他方は、前記熱風の流通方向が一方向に対する反対方向に設定されて、前記架橋エージング中に、前記移動手段によって一方のチャンバーから他方のチャンバーに太陽電池モジュールを移動させて太陽電池モジュールの温度分布をほぼ均一にすることを特徴とする太陽電池モジュール製造用オーブン。
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