JP2008235522A - 太陽電池モジュールの製造装置 - Google Patents

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【課題】大面積のモジュール構成材料の積層体でも、熱風循環の流れ方向の温度差を低減させ、面全体を均一に加熱することによって高品質の製品を製造することが可能な太陽電池モジュールの製造装置を提供することにある。
【解決手段】モジュール構成材料の積層体が配置される真空ラミネート装置21と、棚段構造を有する熱風循環方式の加熱炉22とを備え、加熱炉22内にモジュール構成材料の積層体が配置された複数の真空ラミネート装置21を多段に配置し、各ラミネート空間を真空引きした状態で熱風を循環させてモジュール構成材料の積層体をそれぞれ加熱する太陽電池モジュールの製造装置20において、加熱炉22内の両側に、真空ラミネート装置21を間に置いて熱風を循環させる加熱手段24及び送風手段25をそれぞれ配設し、これら両側の加熱手段24及び送風手段25を切り換えて熱風循環の流れ方向を定期的に変えるように構成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、薄膜太陽電池に表面保護シート、裏面補強シート等を施して耐候性、機械強度などを付与した太陽電池モジュールの製造装置に関する。
近年、環境保護の観点からクリーンなエネルギーである太陽電池が注目を集めている。その中でも、薄膜太陽電池は、軽量、薄型、大面積化及び量産性等の面で有利なことから、多く採用されている。一方、薄膜太陽電池は、フィルム状の基板に光電変換素子を形成したものであり、耐候性や機械強度が小さいために、太陽電池の表面側を封止接着剤と表面保護材で覆うとともに、太陽電池の裏面側に封止接着剤と補強材を貼り合わせて耐候性や機械強度を高めることにより構成した太陽電池モジュールの態様にて屋外での使用に対応させている。
図3は、太陽電池モジュールの積層構造を模式的に表した分解斜視図である。
太陽電池モジュールは、図3に示すように、フィルム状のプラスチック基板の上に非晶質の光電変換素子を形成した薄膜太陽電池(サブモジュール)1と、該薄膜太陽電池1の両面に貼り合わせて封止する封止接着剤である熱接着シート(例えば、EVA樹脂)2,3と、太陽電池1の表面(受光面)側に積層される耐候性のある表面保護シート(例えば、ETFE樹脂)4と、太陽電池1の裏面側に積層される機械強度のある裏面補強シート(鋼板)5と、太陽電池1の裏面側に貼り合わせられる直列配線材(例えば、半田めっきした銅箔リード)6及び出力配線材(例えば、半田めっきした銅箔リード)7と、が重ね合せられた積層構造のモジュール構成材料8となっている。
このようなモジュール構成材料8を積層して太陽電池モジュールを組み立てる場合には、図4及び図5に示すような真空ラミネート装置9が用いられている(例えば、特許文献1及び2参照)。この真空ラミネート装置9は、モジュール構成材料8を載置すべく平坦な金属板で形成された基板(パレット)10と、該基板10の上面外周を包囲すべく立設された脱気用フレーム11と、該フレーム11の上に被せてラミネート処理空間を密封する柔軟性材料のゴムシート(上蓋)12とから構成されており、モジュール構成材料8とゴムシート12との間には、通気性の剥離シート(PFAシート)13が介装されるようになっている。また、脱気用フレーム11は、断面三角形の中空状に形成され、その外周側のフランジ部を基板10の上面に接合し、内周側の先端と基板10との間に排気空気流の通路となる間隙が形成されており、当該フレーム11の周壁から外方へ引き出した排気ポート11aに後述のバルブを介して真空ポンプが接続されている。
また、太陽電池モジュールの製造装置としては、例えば、図7に示すようなものがある。この太陽電池モジュールの製造装置14は、真空ラミネート装置9の他に、棚段構造を有する熱風循環方式の大型加熱炉15を備えており、該加熱炉15内には、複数枚の太陽電池モジュールを一度に作成できるように、複数の真空ラミネート装置9が上下方向に間隔を置いて多段に設置可能となっている。このため、各真空ラミネート装置9は、排気ポート11aに取付けられたバルブ16を介して加熱炉15内の排気マニホールド17と真空ポンプ18に接続されるように構成されている。
次に、図6及び図7を参照しながら、上記製造装置14の真空ラミネート装置9及び加熱炉15を用いてラミネート処理を行い、加熱して太陽電池モジュールを製造する手順を説明する。
まず、外周を脱気用フレーム11で囲まれた基板10の上に剥離シート13を敷き、その上に積層体としてのモジュール構成材料8を位置合わせして順に重ねる。次いで、このモジュール構成材料8の上に別の剥離シート13を敷き、脱気用フレーム11の全周を覆うように上蓋としてのゴムシート12を被せる。
この配置完了後、真空ラミネート装置9を太陽電池モジュールの製造装置14の加熱炉15内に搬入し、脱気用フレーム11の排気ポート11aをバルブ16及びマニホールド17を介して真空ポンプ18に接続する。次いで、真空ポンプ18を起動して真空ラミネート装置9の処理空間を真空引きし、積層した構成材料の間に残留している空気を脱気して系外に排出するとともに、加熱炉15の電源を入れて封止接着剤が硬化する温度まで加熱する。
上記した真空引きにより、図6に示すようにゴムシート12が脱気用フレーム11の周囲に密着してラミネート処理空間が減圧され、周囲圧力(大気圧)との差圧によって基板10とゴムシート12との間に挟まれたモジュール構成材料8の積層体に加圧力Pが加わるとともに、加熱炉15からの加熱により封止接着剤である熱接着シート2,3が硬化して、各材料が一体にラミネートされることになる。そして、封止材料の硬化時間が経過したところでバルブ16を閉じ、真空ラミネート装置9の処理空間を真空圧に維持したまま、真空ラミネート装置9を加熱炉15から取出して自然冷却する。
その後、バルブ16を開いて処理空間を大気圧に戻しゴムシート12を取り除けば、ラミネート処理して製造した太陽電池モジュールの完成品を取り出すことが可能となる。
特開2005−166767号公報 特開2004−311571号公報
ところで、上述した従来の太陽電池モジュールの製造装置14においては、加熱炉15が熱風循環方式を採用しており、加熱炉15内の片側に配設した複数個のヒータ及びファン(図示せず)によって熱風を循環させ、多段に配置したモジュール構成材料8の積層体を加熱するように構成されている。
しかしながら、近年の太陽電池モジュールは、大型化の要求から大面積に形成されているので、多段に配置したモジュール構成材料8の積層体を加熱する際に、熱風の流れ方向に沿って温度勾配が発生し、上流側の温度が高く下流側の温度が低くなっており、大面積の積層体を均一に加熱することが難しく、高品質の製品が得られないという問題を有している。
なお、熱風の流速を上げることによって、熱風の流れ方向に沿った温度勾配の発生をある程度緩和することが可能となるが、大型の送風機を使用する必要があるなど、現実的な解決策とはなっていない。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、大面積のモジュール構成材料の積層体でも、熱風循環の流れ方向の温度差を低減させ、面全体を均一に加熱することによって高品質の製品を製造することが可能な太陽電池モジュールの製造装置を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、モジュール構成材料の積層体が配置される真空ラミネート装置と、棚段構造を有する熱風循環方式の加熱炉とを備え、該加熱炉内に前記モジュール構成材料の積層体が配置された複数の前記真空ラミネート装置を多段に配置し、各ラミネート空間を真空引きした状態で熱風を循環させて前記モジュール構成材料の積層体をそれぞれ加熱する太陽電池モジュールの製造装置において、前記加熱炉内の両側に、前記真空ラミネート装置を間に置いて熱風を循環させる加熱手段及び送風手段をそれぞれ配設し、これら両側の加熱手段及び送風手段を切り換えて熱風循環の流れ方向を定期的に変えるように構成している。
本発明において、特に、次のように構成することが好ましい。
(1)前記加熱炉にはタイマーが設置されており、該タイマーにより計測された一定時間経過後に、前記両側の加熱手段及び送風手段の切り換えが行われるように構成されている。
(2)前記加熱炉の両側には温度検出手段がそれぞれ設置されており、該温度検出手段によって検出された前記加熱炉内の両側の温度差が一定以上生じた場合に、前記両側の加熱手段及び送風手段の切り換えが行われるように構成されている。
上述の如く、本発明に係る太陽電池モジュールの製造装置は、モジュール構成材料の積層体が配置される真空ラミネート装置と、棚段構造を有する熱風循環方式の加熱炉とを備え、該加熱炉内に前記モジュール構成材料の積層体が配置された複数の前記真空ラミネート装置を多段に配置し、各ラミネート空間を真空引きした状態で熱風を循環させて前記モジュール構成材料の積層体をそれぞれ加熱するものであって、前記加熱炉内の両側に、前記真空ラミネート装置を間に置いて熱風を循環させる加熱手段及び送風手段をそれぞれ配設し、これら両側の加熱手段及び送風手段を切り換えて熱風循環の流れ方向を定期的に変えるように構成しているので、モジュール構成材料の積層体の面内で高温になる側と低温になる側とが迅速かつ確実に入れ替わることになり、当該モジュール構成材料の積層体の全面を均一に加熱することができる。
これにより、前記モジュール構成材料の積層体の面内の温度が均一になり、高品質の製品である太陽電池モジュールを製造することができる。
また、本発明において、前記加熱炉にはタイマーが設置されており、該タイマーにより計測された一定時間経過後に、前記両側の加熱手段及び送風手段の切り換えが行われるように構成されていれば、両側の加熱手段及び送風手段の切り換え操作を円滑に行うことができ、優れた品質の太陽電池モジュールを効率良く製造でき、生産性の向上を図ることができる。
さらに、本発明において、前記加熱炉の両側には温度検出手段がそれぞれ設置されており、該温度検出手段によって検出された前記加熱炉内の両側の温度差が一定以上生じた場合に、前記両側の加熱手段及び送風手段の切り換えが行われるように構成されていれば、両側の加熱手段及び送風手段の切り換え操作を最も必要な時期に行うことができ、より優れた品質の太陽電池モジュールを効率良く製造できる。
以下、本発明に係る太陽電池モジュールの製造装置について、その実施形態に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールの製造装置の平面図、図2は図1の製造装置の側面図である。
図1及び図2において、本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールの製造装置20の基本的構成は、図3〜図7に示されるものと同様である。
すなわち、本実施形態に係る太陽電池モジュールの製造装置20は、図4〜図6に示すものと同様の構造である真空ラミネート装置21と、図7に示すものと同様の棚段構造(本実施形態では10段)を有する熱風循環方式の加熱炉22とを備えており、真空ラミネート装置21には、モジュール構成材料の積層体(図3参照)が配置されるようになっている。また、加熱炉22内には、当該モジュール構成材料の積層体を配置した複数の真空ラミネート装置21が搬入され、上下方向に間隔を開けて多段(10段)にわたり配置されるようになっている。そして、加熱炉22の内部では、各真空ラミネート装置21のラミネート空間を真空引きした状態で熱風を循環させて当該モジュール構成材料の積層体をそれぞれ加熱するように構成されている。
このため、本実施形態の加熱炉22内には、図7に示す加熱炉と同様、各真空ラミネート装置21の排気ポート(図示せず)に取付けられたバルブを介して接続される図示しない排気マニホールドが設けられており、当該排気マニホールドは、側壁に設けられた排気孔23を通って図外の真空ポンプに接続されている。
一方、本実施形態の加熱炉22には、次のような改良が施されている。
すなわち、加熱炉22内の左右両側には、図1及び図2に示すように、真空ラミネート装置21を間に置いて、熱風を循環させる複数(本実施形態では、片側に4台づつ)の加熱手段24及び送風手段25が上下に間隔を開けながら配設されており、これら両側の加熱手段24及び送風手段25は、片側ごとに切り換えることによって、熱風循環の流れ方向(図2の矢印A方向及び矢印B方向で示されている)が定期的に変えられるように構成されている。
加熱手段24は、送風手段25より真空ラミネート装置21側に位置し、上下方向に沿って一定の間隔を置いて配設されており、左右両側の加熱手段24は、互いに対向して配置されている。これら加熱手段24としては、送風手段25との協働作用によって、30分程度の時間で加熱炉22の内部を室温から150℃まで昇温することが可能な能力を有するものが設けられており、例えば、ストレートフィンヒータなどが使用されている。
送風手段25は、各加熱手段24の背面側であって、加熱炉22の左右両側の内壁面に取付けられており、上下方向に沿って一定の間隔を置いて配設されている。これら送風手段25としては、加熱手段24により発生させた熱を熱風として、加熱炉22内を反時計方向(矢印A方向)または時計方向(矢印B方向)循環させ、多段に配置した各真空ラミネート装置21の上下間を熱風が流れるように配置構成されている。
このため、送風手段25としては、多数のフィンを有するシロッコファン26が使用されており、各シロッコファン26は、循環ファンモータ27に直結されて回転駆動されるようになっている。なお、循環ファンモータ27は、側面視でL字形状のブラケット28を介して加熱炉22の左右両側の外壁面に取付けられている。
また、本実施形態の加熱炉22には、図2に示すように、タイマー29または温度検出手段30の少なくとも一方が設けられている。タイマー29は、加熱炉22の外壁面などに取付けられており、片側の加熱手段24及び送風手段25の作動切換時間を計測するために用いられている。この切換時間は、真空ラミネート装置21の設置数や大きさなどに基づき、片側の加熱手段24及び送風手段25の作動状況を見て、経験則から求められたものである(例えば、1〜10分間)。
一方、温度検出手段30は、加熱炉22の左右両側側壁にそれぞれ設置されており、加熱炉22内の左右両側の温度を検出して両側の温度差が一定以上生じた場合に、両側の加熱手段24及び送風手段25の作動を切り換えるために設けられている。この切り換えのための温度差は、製造された太陽電池モジュールの製品状況などを見て、経験則から求められたものである(例えば、15〜40℃)。なお、温度検出手段30としては、熱電対などが用いられている。
次に、本発明の実施形態の製造装置20を使用して、太陽電池モジュールを製造する方法について説明する。
まず、図4及び図5に示すものと同様、外周を脱気用フレームで囲まれた真空ラミネート装置21の基板上に積層体としてのモジュール構成材料を位置合わせして順に重ね、このモジュール構成材料の上に脱気用フレームの全周を覆うようにゴムシートを被せる。このような作業を繰返し行い、当該積層体を配置した真空ラミネート装置21を所定数(例えば、10台)用意する。
そして、上記積層体の配置完了後、適宜の搬送手段により各真空ラミネート装置21を加熱炉22内に搬入してそれぞれの棚段に配置し、図示しない脱気用フレームの排気ポートをバルブ及びマニホールドを介して真空ポンプに接続する。次いで、当該真空ポンプを起動して各真空ラミネート装置21の処理空間を真空引きし、積層した構成材料の間に残留している空気を脱気して系外に排出する。それとともに、加熱炉22内に配設した左右両側の加熱手段24及び送風手段25のいずれか一方の側をすべて起動させ、加熱炉22内で熱風を矢印A方向または矢印B方向へ循環させて棚段に設置した各真空ラミネート装置21の上下間にも流すことにより150℃まで30分間程度で昇温し、この温度を20分間程度保持する。
この間、本実施形態の製造装置20では、タイマー29により計測した時間が予め設定された一定時間となった場合(あるいは、左右両側の温度検出手段30によって検出した加熱炉22の両側の温度が一定の温度差以上生じた場合)に、左右両側の加熱手段24及び送風手段25の作動を切り換えている。すなわち、起動させた一方の側の加熱手段24及び送風手段25を停止させ、他方の側の加熱手段24及び送風手段25をすべて起動させ、これにより、熱風循環の流れ方向を定期的に変えて反転させている(矢印B方向または矢印A方向)。
すると、真空引きにより各真空ラミネート装置21のラミネート処理空間が減圧され、モジュール構成材料の積層体に加圧力が加わるとともに、加熱炉22内の加熱手段24及び送風手段25により発生させた熱風により封止接着シートが硬化して、各構成材料が一体にラミネートされることになる。そして、封止材料の硬化時間が経過したところでバルブを閉じ、真空ラミネート装置21の処理空間を真空圧に維持したまま、真空ラミネート装置21を加熱炉22から取出して冷却する。
その後、バルブを開いて処理空間を大気圧に戻せば、ラミネート処理して製造した太陽電池モジュールの完成品を取り出すことが可能となる。
このように、本発明の実施形態の製造装置20によれば、加熱炉22内の左右両側に、棚段の真空ラミネート装置21を間に置いて熱風を循環させる加熱手段24及び送風手段25をそれぞれ配設し、タイマー29が計測する一定時間経過後または左右両側の温度検出手段30が検出する温度の差が一定以上の場合に、これら両側の加熱手段24及び送風手段25の作動を一方側から他方側へ(またはその逆側へ)切り換え、熱風循環の流れ方向を定期的に変えている。したがって、各真空ラミネート装置21内に配置されたモジュール構成材料の積層体は、面内で高温になる側と低温になる側とが入れ替わることになり、大面積に形成されたモジュール構成材料の積層体の全面を均一に加熱することができ、高品質の大面積太陽電池モジュールを製造することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施形態では、加熱手段24としてストレートフィンヒータを用い、送風手段25としてシロッコファン26を用いているが、これ以外の他のヒータや送風機を用いても良い。また、加熱手段24及び送風手段25の設置数なども片側4台に限らず、他の設置数も選択することができる。
本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールの製造装置を断面にして示す平面図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールの製造装置を断面にして示す側面図である。 太陽電池モジュールの積層構造を模式的に示す分解斜視図である。 太陽電池モジュールのラミネート処理に用いられる真空ラミネート装置を模式的に示す斜視図である。 図4の真空ラミネート装置を示す断面図である。 図5の真空ラミネート装置であって、図3のモジュール構成材料を配置して行うラミネート処理の状態を示す断面図である。 従来の太陽電池モジュールの製造装置を模式的に示す断面図である。
符号の説明
20 太陽電池モジュールの製造装置
21 真空ラミネート装置
22 加熱炉
24 加熱手段
25 送風手段
29 タイマー
30 温度検出手段

Claims (3)

  1. モジュール構成材料の積層体が配置される真空ラミネート装置と、棚段構造を有する熱風循環方式の加熱炉とを備え、該加熱炉内に前記モジュール構成材料の積層体が配置された複数の前記真空ラミネート装置を多段に配置し、各ラミネート空間を真空引きした状態で熱風を循環させて前記モジュール構成材料の積層体をそれぞれ加熱する太陽電池モジュールの製造装置において、
    前記加熱炉内の両側に、前記真空ラミネート装置を間に置いて熱風を循環させる加熱手段及び送風手段をそれぞれ配設し、これら両側の加熱手段及び送風手段を切り換えて熱風循環の流れ方向を定期的に変えるように構成したことを特徴とする太陽電池モジュールの製造装置。
  2. 前記加熱炉にはタイマーが設置されており、該タイマーにより計測された一定時間経過後に、前記両側の加熱手段及び送風手段の切り換えが行われるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  3. 前記加熱炉の両側には温度検出手段がそれぞれ設置されており、該温度検出手段によって検出された前記加熱炉内の両側の温度差が一定以上生じた場合に、前記両側の加熱手段及び送風手段の切り換えが行われるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
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