JPH11254526A - ラミネート装置及びラミネート方法 - Google Patents

ラミネート装置及びラミネート方法

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JPH11254526A
JPH11254526A JP10059718A JP5971898A JPH11254526A JP H11254526 A JPH11254526 A JP H11254526A JP 10059718 A JP10059718 A JP 10059718A JP 5971898 A JP5971898 A JP 5971898A JP H11254526 A JPH11254526 A JP H11254526A
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film
laminated
chamber
solar cell
lower chamber
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JP10059718A
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English (en)
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Ichiro Kataoka
一郎 片岡
Hidenori Shiozuka
秀則 塩塚
Morio Kiso
盛夫 木曾
Satoshi Yamada
聡 山田
Hidesato Yoshimitsu
秀聡 善光
Yoshimitsu Hayashi
芳光 林
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に被ラミネート体を効率よく大量に生産
することができ、スループットの高い製造ラインを構築
すること。長尺の被ラミネート体をラミネートする場合
でも、比較的小型で安価な装置を用いて連続搬送によっ
てラミネートすること。 【解決手段】 被ラミネート体102を加熱圧着するラミ
ネート装置であって、連続して供給される膜状部材101
と、該膜状部材下方に配される下チャンバ104と、該膜
状部材上方に配され、板状部材が内部に設けられた上チ
ャンバ103とを有し、該膜状部材とともに該被ラミネー
ト体を該上チャンバと該下チャンバとの間に挟持し、該
上チャンバ内の圧力を該下チャンバ内の圧力よりも小さ
くすることによって、該膜状部材を該板状部材に押圧
し、該被ラミネート体を該膜状部材と該板状部材とで挟
圧することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラミネート装置に係
わり、特に太陽電池モジュールなどの被ラミネート体を
量産するのに適したラミネート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題に対する意識の高まり
が、世界的に広がりを見せている。中でも、CO2排出
に伴う地球の温暖化現象に対する危惧感は深刻で、クリ
ーンなエネルギーへの希求はますます強まってきてい
る。太陽電池は現在のところ、その安全性と扱いやすさ
から、クリーンなエネルギー源として期待のもてるもの
だということができる。
【0003】太陽電池には様々な形態がある。代表的な
ものとしては、 (1) 結晶シリコン太陽電池 (2) 多結晶シリコン太陽電池 (3) アモルファスシリコン太陽電池 (4) 銅インジウムセレナイド太陽電池 (5) 化合物半導体太陽電池 などがある。この中で、薄膜結晶シリコン太陽電池、化
合物半導体太陽電池及びアモルファスシリコン太陽電池
は比較的低コストで大面積化が可能なため、最近では各
方面で活発に研究開発が進められている。
【0004】しかしながら、これらの太陽電池はそのま
までは屋外での過酷な環境下での使用に耐えることはで
きない。それは、太陽電池素子そのものは腐食を受けや
すく、また外部からの衝撃などで容易に破損するからで
ある。そこで、太陽電池素子を被覆材で覆い保護する必
要がある。最も一般的には太陽電池素子をガラスと、フ
ッ素樹脂フィルム等の耐候性のある裏面部材で封止材樹
脂を介して挟持してラミネートするという方法が取られ
る。ガラスは耐候性に優れ湿度も通さないため半導体で
ある太陽電池素子を被覆する部材としては最も優れてい
るものの一つであると言える。そのため太陽電池モジュ
ールのほとんどが受光面側の表面部材にガラスを用いて
いる。
【0005】一方、ガラス被覆は 1)重い、2)曲げられ
ない、3)衝撃に弱い、4)コスト高、という問題点を有し
ており、これでは薄膜太陽電池の場合、軽量・耐衝撃性
・フレキシブルという利点を生かすことができない。そ
こで、従来から表面部材としてフッ素樹脂フィルム等の
透明なフッ化物重合体薄膜を用いることによって、薄膜
太陽電池の特徴を生かした軽くてフレキシブル性のある
太陽電池モジュールが提案されてきた。
【0006】ところで、このようなフィルムで被覆した
太陽電池モジュールはフレキシブルではあるがガラスを
用いた場合に比べ当然機械的剛性が乏しくなる。そこで
これを改善するために裏面に接着剤層を介して種々の補
強板を貼り付けるのが一般的であり、通常、裏面補強板
として剛性の高い鋼板やプラスチック板などが用いられ
る。また、フィルムで被覆した太陽電池のフレキシブル
性を生かした屋根材一体型太陽電池モジュールの開発も
活発に進められている。この場合は、屋根用鋼板に接着
剤層を介して太陽電池素子を貼り付ける。すなわち屋根
用鋼板が補強板としての機能を果たす。
【0007】従来、このように表面部材と裏面部材を太
陽電池素子に貼り合わせて太陽電池モジュールを製造す
るためのラミネート装置として、ダイアフラムによって
仕切られた上チャンバと下チャンバからなるチャンバ部
を備えた、いわゆる二重真空室方式のラミネート装置が
公知になっている。二重真空室方式のラミネート装置に
関し、特公平4−65556号公報の「太陽電池モジュ
ールラミネート装置」、および特公平6−52801号
公報の「太陽電池パネルの製造方法」が開示されてい
る。これらに記載されたラミネート装置は、下方に向か
って膨張自在なダイアフラムを備えた上チャンバと、ヒ
ータ盤を備えた下チャンバによって構成されている。そ
して、下チャンバに設けられたヒータ盤に被ラミネート
体を載置した状態で上チャンバと下チャンバを減圧し、
被ラミネート体を加熱して、上チャンバに大気を導入す
ることにより被ラミネート体をヒータ盤の上面とダイア
フラムとの間で挟圧してラミネートする構成になってい
る。また、特開平9−141743号公報の「ラミネー
ト装置」には、チャンバに昇降機能を持たせラミネート
部を上下に二段以上重ねて生産性を向上させた二重真空
室方式のラミネート装置が開示されている。図6は二重
真空室方式によるラミネーターの一例であり、601は
下チャンバ、602は上チャンバ、603はダイアフラ
ム、604は金属プレート、605はヒーター、606
及び607は排気口、608はOリング、609は太陽
電池モジュール積層体である。この装置を用いた太陽電
池モジュールの製造は以下の工程で行われる。
【0008】太陽電池モジュール積層体609を下チ
ャンバに置く。 上チャンバ、下チャンバともに排気する。 封止材樹脂が溶融する温度にヒーターで加熱する。た
だし、封止材樹脂の架橋反応は起こらないような温度に
する必要がある。 下室チャンバを排気したまま上チャンバを大気圧に戻
して積層体をダイアフラムにて圧着する。 封止材樹脂が架橋反応を起こす温度まで加熱し、架橋
が終了するまでその温度を保持する。 冷却後、太陽電池モジュールを取り出す。 これにより、図8に示すような太陽電池モジュールを得
ることができる。
【0009】また、一重真空室方式によっても太陽電池
モジュールを製造することができる。一重真空室方式と
は二重真空室方式の上室がないもので、特開平9−51
114号公報の「真空ラミネート装置」、特開平9−3
6405号公報の「太陽電池モジュール及びその製造方
法」などに開示されている。その装置の一例を図7に示
す。ここで701は金属プレート、702はダイアフラ
ム、703はヒーター、704は外部と連通した排気
口、705はOリング、706は太陽電池モジュール積
層体である。この装置を用いた場合の太陽電池モジュー
ルの製造方法以下のようである。
【0010】太陽電池モジュール積層体706をプレ
ート上に置く。 ダイアフラム702を重ねる。 ダイアフラムとプレートで密閉される空間と外部とを
連通する排気口704より排気し、ダイアフラムをプレ
ートに吸い付かせて積層体を圧着する。 封止材樹脂が架橋反応を起こす温度まで加熱し、架橋
が終了するまでその温度を保持する。 冷却後、太陽電池モジュールを取り出す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法では太陽電池モジュールを大量生産することが
困難であった。すなわち、ラミネート装置による貼り合
わせ工程が枚葉処理であるために、貼り合わせ工程中、
次に処理される太陽電池モジュール積層体を待機させて
おかなければならない。そのため、連続した生産ライン
によって太陽電池モジュール積層体まで作製しても、ラ
ミネート工程で一度ラインから外さなければならず、生
産効率を落とす原因となっていた。また、積層体の搬入
手段及びラミネート後の太陽電池モジュールの搬出手段
をラミネート装置側方に配置した二重真空室方式のラミ
ネート装置も公知ではあるが、ラミネート工程は最低で
も数分間を要し、その間はラインを停止しなければなら
ず、完全な流れ作業による生産は困難であった。
【0012】一方、屋根材一体型太陽電池モジュールの
ような長尺モジュールにあっては、枚葉処理ではモジュ
ールのハンドリングが困難となる。また、モジュールサ
イズに合わせた長大なラミネート装置を必要とするので
装置コストがかさむ。したがって、比較的小型の装置を
用いて長尺モジュールを連続搬送によってラミネートす
る技術が望まれている。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明のラミネート装置は、被ラミネート体を加熱
圧着するラミネート装置であって、連続して供給される
膜状部材と、該膜状部材下方に配される下チャンバと、
該膜状部材上方に配され、板状部材が内部に設けられた
上チャンバとを有し、該膜状部材とともに該被ラミネー
ト体を該上チャンバと該下チャンバとの間に挟持し、該
上チャンバ内の圧力を該下チャンバ内の圧力よりも小さ
くすることによって、該膜状部材を該板状部材に押圧
し、該被ラミネート体を該膜状部材と該板状部材とで挟
圧することを特徴とする。前記膜状部材がラミネート後
の前記被ラミネート体の表面被覆部材を構成してもよ
い。
【0014】また、かかる装置を用いたラミネート方法
は、連続して供給される膜状部材上に被ラミネート体を
載置し、該膜状部材を移動させて板状部材が内部に設け
られた上チャンバと下チャンバを有するチャンバ内に該
被ラミネート体を搬入する工程と、該膜状部材及び該被
ラミネート体を該上チャンバと該下チャンバとの間に挟
持した後、該上チャンバと該下チャンバ内を減圧する工
程と、該下チャンバ内の圧力を大気圧に戻して、該膜状
部材と該板状部材とで該被ラミネート体を挟圧する工程
と、加熱手段によって該被ラミネート体を加熱し、該被
ラミネート体に含まれる接着剤樹脂を溶融する工程と、
を有することを特徴とする。
【0015】前記加熱が前記板状部材に当接されたヒー
ターによるとよい。また、前記膜状部材を前記被ラミネ
ート体とともに該膜状部材の連続方向に間欠的に搬送す
ることにより、前記上チャンバないし前記下チャンバよ
りも大きな前記被ラミネート体を連続的にラミネートす
ることができる。
【0016】(作用)本発明のラミネート装置によれ
ば、流れ作業により、連続的に被ラミネート体をラミネ
ートできる。したがって、簡単に被ラミネート体を効率
よく大量に生産することができ、スループットの高い製
造ラインを構築できる。
【0017】一方、屋根材一体型太陽電池モジュールの
ような長尺モジュールをラミネートする場合でも、比較
的小型で安価な装置を用いて連続搬送によってラミネー
トすることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に本発明ラミネート装置の概
略平面図と概略側面図の一例を示す。図1に於いて、1
01は膜状部材、102は被ラミネート体、103は上
チャンバ、104は下チャンバ、105は被ラミネート
体搬入用のコンベア、106は被ラミネート体搬出用の
コンベアである。また、チャンバ部側面の概略断面図の
一例を図2に示す。図2において、201は膜状部材、
202は被ラミネート体、203は上チャンバ、204
は下チャンバ、205はヒーター盤、206は排気口、2
07は真空ポンプである。
【0019】被ラミネート体102は搬入用コンベア1
05によってロールから連続して供給される膜状部材1
01上に戴置される。そして、膜状部材が移動すること
によって被ラミネート体をチャンバ部に搬送する。被ラ
ミネート体がチャンバ部に到達したら搬送を停止する。
膜状部材の材質としては、機械的強度に優れ、ラミネー
ト時の加熱にも耐えうる、耐熱性に優れたものが好まし
い。好適に用いられる材料としては、シリコーンゴム、フ
ッ素ゴム、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹
脂、ナイロン樹脂などがある。なかでも、被ラミネート体
中に含まれる接着剤樹脂との離型性を考慮して、シリコ
ーンゴム、フッ素ゴム、フッ素樹脂が好ましく、より具体
的には、シリコーンゴムシート、フッ素ゴムシート、ポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE)フィルム、テトラフ
ルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体(PFA)フィルム、エチレン−テトラフルオロ
エチレン共重合体(ETFE)フィルム、PTFEコート
ガラスクロスシートなどである。一方、経済性を優先さ
せるのであれば、ポリエステル樹脂が安価でありながら
比較的、強度・耐熱性に優れているので好ましく、具体
的には、ポリエチレンテレフタレート(PE T)フィル
ム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムなどが
挙げられる。
【0020】次に、被ラミネート体を膜状部材とともに
上チャンバ203と下チャンバ204にて挟持し、排気
口206から排気して上チャンバ、下チャンバともに減
圧する。その後、下チャンバを大気圧に戻すことによっ
て、膜状部材とヒーター盤とで被ラミネート体を挟圧す
る。この時、ヒーター盤をあらかじめ加熱しておき、被ラ
ミネート体中に含まれる接着剤樹脂を溶融することによ
り、被ラミネート体の貼り合わせを行う。次いで、上チ
ャンバを大気圧に戻した後、上チャンバと下チャンバを
離間させ、再び膜状部材とともに被ラミネート体を搬送
する。この時、被ラミネート体がチャンバーよりも小さ
ければ、この時点で一つの被ラミネート体のラミネート
は完了し、次の被ラミネート体をチャンバー部に搬送し
た後、同様な工程を繰り返す。また、被ラミネート体が
膜状部材の搬送方向に対してチャンバーよりも大きけれ
ば、ラミネートされた分だけ搬送して、ラミネート部後方
の非ラミネート部をチャンバー部に搬送した後、同様な
工程を繰り返すことにより、チャンバーよりも大きな被
ラミネート体をラミネートすることができる。最後に、
膜状部材から被ラミネート体を離脱させ、搬出用コンベ
ア106にて搬出してラミネートは完了する。膜状部材
は巻き取って回収し、再使用することが可能である。
【0021】なお、膜状部材と被ラミネート体との間に
接着剤樹脂を介挿し、膜状部材を被ラミネート体に貼り
合わせ、膜状部材をラミネート後の被ラミネート体の表
面部材とすることもできる。その場合は、被ラミネート
体が連続した表面部材によって連結した状態で製造され
るので、表面部材、すなわち膜状部材を切断することによ
り各々の被ラミネート体に分離される。
【0022】さらに、上記ラミネート工程後、接着剤樹
脂の架橋を行う等の目的で、オーブンなど任意の加熱手
段を用いて被ラミネート体を熱処理することももちろん
可能である。
【0023】本発明のラミネート装置を用いて好適に製
造されうる被ラミネート体としての太陽電池モジュール
の概略断面図の一例を図8に示す。図8に於いて、80
1は光起電力素子、802は表面の透明な封止材樹脂、
803は最表面に位置する透明な表面部材、804は裏
面の封止材樹脂、805は裏面部材である。外部からの
光は、表面部材803から入射し、光起電力素子801
に到達し、生じた起電力は出力端子(不図示)より外部
に取り出される。
【0024】光起電力素子801としては、1)結晶シ
リコン太陽電池、2)多結晶シリコン太陽電池、3)ア
モルファスシリコン太陽電池、4)銅インジウムセレナ
イド太陽電池、5)化合物半導体太陽電池など、従来公
知な素子を目的に応じて種々選択して用いて良い。これ
ら光起電力素子は、所望する電圧あるいは電流に応じて
直列か並列に接続される。また、これとは別に絶縁化し
た基板上に光起電力素子を集積化して所望の電圧あるい
は電流を得ることもできる。
【0025】表面封止材802は、光起電力素子の凹凸
を樹脂で被覆し、素子を温度変化、湿度、衝撃などの過
酷な外部環境から守り、かつ表面部材と素子との接着を
確保するために必要である。したがって、耐候性、接着
性、充填性、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性が要求される。
これらの要求を満たす樹脂としては、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸メチル
共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重
合体(EEA)、ポリビニルブチラール樹脂などのポリ
オレフィン系樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フ
ッ素樹脂などが挙げられる。中でもEVAは、太陽電池
用途としてバランスのとれた物性を有しており好んで用
いられる。ただ、そのままでは熱変形温度が低いために
容易に高温使用条件下で変形やクリープを呈するので、
架橋して耐熱性を高めておくことが望ましい。
【0026】EVAの場合は有機過酸化物で架橋するの
が一般的である。有機過酸化物による架橋は、有機過酸
化物から発生する遊離ラジカルが樹脂中の水素やハロゲ
ン原子を引き抜いて、C−C結合を形成することによっ
て行われる。有機過酸化物の活性化方法には、熱分解、
レドックス分解およびイオン分解が知られている。一般
には熱分解法が好んで行われている。
【0027】上記有機過酸化物を封止材に併用し、真空
下で加圧加熱しながら架橋および熱圧着を行うことが可
能である。加熱温度ならびに時間は各々の有機過酸化物
の熱分解温度特性で決定することができる。一般には熱
分解が90%、より好ましくは95%以上進行する温度
と時間をもって加熱加圧を終了する。封止材樹脂の架橋
を確かめるにはゲル分率を測定すれば良く、高温下での
封止材樹脂の変形を防ぐためにはゲル分率が70wt%
以上となるように架橋することが望ましい。
【0028】本実施例に用いられる封止材の材料は耐候
性において優れたものである。しかし更なる耐候性の改
良あるいは封止材下層の保護のために、紫外線吸収剤を
併用することもできる。紫外線吸収剤としては公知の化
合物が用いられる。しかし、太陽電池モジュールの使用
環境を考慮して低揮発性の紫外線吸収剤を用いることが
好ましい。具体的には、サリチル酸系、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系の各
種有機化合物を挙げることができる。
【0029】紫外線吸収剤の他に光安定化剤も同時に添
加すれば光に対してより安定な封止材となる。代表的な
光安定化剤はヒンダードアミン系光安定化剤である。ヒ
ンダードアミン系光安定化剤は紫外線吸収剤のようには
紫外線を吸収しない。しかし、紫外線吸収剤と併用する
ことによって著しい相乗効果を示す。勿論、ヒンダード
アミン系以外にも光安定化剤として機能するものはあ
る。但し、着色している場合が多く本発明の封止材には
望ましくない。
【0030】さらに、耐熱性・熱加工性改善のために酸
化防止剤を添加することも可能である。酸化防止剤の化
学構造としては、モノフェノール系、ビスフェノール
系、高分子型フェノール系、硫黄系、燐酸系がある。
【0031】より厳しい環境下で太陽電池モジュールの
使用が想定される場合には、封止材と光起電力素子ある
いは表面部材との接着力を向上することが好ましい。シ
ランカップリング剤や有機チタネート化合物を封止材に
添加することで、前記接着力を改善することが可能であ
る。
【0032】これらの添加剤を配合したEVAをシート
状に成型した太陽電池用のEVAシートが市販されてい
る。その処方の一例は、EVA樹脂(酢酸ビニル含有率
33%)100重量部に対して、架橋剤として2,5−ジ
メチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
1.5重量部、紫外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4
−n−オクトキシベンゾフェノン0.3重量部、光安定
化剤としてビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)セバケート0.1重量部、酸化防止剤とし
てトリス(モノ−ノニルフェニル)フォスファイト0.2
重量部、シランカップリング剤としてγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン0.25重量部を配合し
たものである。これを光起電力素子と表面部材との間に
挿入し、加熱圧着することにより容易に太陽電池モジュ
ールを作製できる。
【0033】表面部材803は、太陽電池モジュールの
最表層に位置するため透明性、耐侯性、耐汚染性、機械
強度をはじめとして、太陽電池モジュールの屋外暴露に
おける長期信頼性を確保するための性能が必要である。
例えば、白板強化ガラス、フッ素樹脂フィルム、アクリ
ル樹脂フィルムなどがある。白板強化ガラスは透明性が
高く衝撃にも強くて割れ難いため、太陽電池モジュール
の表面部材として広く用いられている。
【0034】しかし、最近ではモジュールに軽量性、フ
レキシブル性が求められる場合も多く、そのような場合
には樹脂フィルムが表面部材として用いられる。中でも
フッ素樹脂フィルムは、耐候性、耐汚染性に優れている
ため好んで用いられる。具体的には、ポリビニリデンフ
ルオライド(PVdF)フィルム、ポリビニルフルオライ
ド(PVF)フィルムあるいはエチレン−四フッ化エチレ
ン共重合体(ETFE)フィルムなどがある。耐候性の観
点ではPVdFフィルムが優れているが、耐候性および
機械的強度の両立と透明性ではETFEフィルムが優れ
ている。
【0035】裏面部材805は、光起電力素子801の
導電性基板と外部との電気的絶縁を保つために必要であ
る。材料としては、導電性基板と充分な電気絶縁性を確
保でき、しかも長期耐久性に優れ、熱膨張、熱収縮に耐
えられる、柔軟性を兼ね備えた材料が好ましい。好適に
用いられるフィルムとしては、ナイロン、ポリエチレン
テレフタレート(PET)が挙げられる。
【0036】裏面封止材804は、光起電力素子801
と裏面部材805との接着を図るためのものである。材
料としては、光起電力素子と充分な接着性を確保でき、
しかも長期耐久性に優れ、熱膨張、熱収縮に耐えられ
る、柔軟性を兼ね備えた材料が好ましい。好適に用いら
れる材料としては、EVA、ポリビニルブチラール等の
熱可塑性樹脂、両面テープ、柔軟性を有するエポキシ接
着剤が挙げられる。勿論、表面封止材と同じ材料を用い
ることも可能であり、通常はそのような場合が多い。す
なわち、上述した架橋EVAを裏面にも用いるのが一般
的である。
【0037】裏面部材の外側には、太陽電池モジュール
の機械的強度を増すために、あるいは温度変化による
歪、反りを防止するために、補強板を貼り付けても良
い。例えば、鋼板、プラスチック板、FRP(ガラス繊
維強化プラスチック)板が好ましい。
【0038】
【実施例】以下、上記構成の太陽電池モジュールを本発
明のラミネート装置を用いて製造する方法を実施例に基
づき詳細に説明する。なお、本発明に係わるラミネート
装置は以下の実施例に何等限定されるものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々変更することができる。
【0039】(実施例1)まず図9のように複数の光起電
力素子を直列に接続した光起電力素子群901、表面部
材としてETFEフィルム904(厚さ50μm)、裏面
部材としてPETフィルム905(厚さ100μm)、E
VAシート903(厚さ460μm)を重ねて太陽電池モ
ジュール積層体900とする。この際、ガラス繊維不織
布ないしは有機樹脂繊維不織布(902)を少なくとも
一枚以上挿入してもよい。より好ましくは、表面と裏面
それぞれに一枚以上挿入する。本実施例では坪量20g
/m2のガラス繊維不織布902をEVAシート903
と素子901との間に表裏一枚ずつ挿入している。ガラ
ス繊維不織布902は、排気工程における積層体間隙の
空気の排気を助けるとともに、加熱工程でEVAに含浸
されることによりEVAが溶融してモジュール端に流れ
て出してしまうのを防ぐ働きがある。さらに、EVA中
に含浸されることによりEVAの補強材として機能する
ので、表面部材がフィルムであるような場合には、表面
の傷が素子にまで及び難くするという付随的効果も合わ
せ持つ。また、ここで用いるETFEフィルムはEVA
との接着面をプラズマ処理したものである。
【0040】次に、前記積層体を膜状部材上に搬入し、
膜状部材を移動させて太陽電池モジュール積層体をチャ
ンバ部に搬送する。この後の貼り合わせ工程を図3を用
いて説明する。図3に於いて、301は膜状部材として
のPTFEコートガラスクロスシート、302は太陽電
池モジュール積層体、303は上チャンバ、304は下
チャンバ、305はヒーター盤、306はO−リング、
307は排気口、308は真空ポンプである。
【0041】 排気工程(図3(a)) 上チャンバと下チャンバとの間に太陽電池モジュール積
層体をPTFEコートガラスクロスシートとともに挟持
する。その後、上チャンバ・下チャンバともに排気口か
ら真空ポンプを用いて排気する。
【0042】 加熱圧着工程(図3(b)) 下チャンバを大気圧に戻し、PTFEコートガラスクロ
スシートにて太陽電池モジュール積層体をヒーター盤に
押し付け、太陽電池モジュール積層体の加熱圧着を行
う。
【0043】 搬出工程(図3(c)) 上チャンバを大気圧に戻した後、上チャンバと下チャン
バを離間させる。PTFEコートガラスクロスシートを
移動させて貼り合わされた太陽電池モジュール積層体を
チャンバ外へ取り出し、PTFEコートガラスクロスシ
ートから太陽電池モジュール積層体を剥離して貼り合わ
せは完了する。
【0044】上記排気工程の積層体が存在する空間の真
空度は5Torr以下である。より好ましくは1Tor
r以下である。真空度が5Torrを越えると、貼り合
わせ後に封止材中に気泡が残留し易くなる。また、加熱
圧着工程におけるヒーター盤表面の温度は100℃以上
180℃以下、より好ましくは120℃以上、160℃
以下である。100℃未満であると、EVAの溶融に時
間がかかりタクトが遅くなる。180℃を超えると急激
な昇温によってEVA中の架橋剤の分解が急速に進行し
てガスが発生し、貼り合わせ後の残留気泡の原因とな
る。
【0045】なお、EVAの架橋は上記加熱圧着工程で
行ってもよいし、搬出工程後、オーブン等で加熱するこ
とによって行ってもよい。加熱圧着工程のタクトタイム
を短くするという意味ではEVAの溶融のみを加熱圧着
工程で行う後者の方が好ましい。
【0046】本実施例では、真空度は0.8Torr、
ヒーター盤表面温度は150℃、加熱圧着に要した時間
は30秒、EVAの架橋はモジュール搬出後、150℃
の熱風循環式オーブンに20分投入することによって行
った。
【0047】(実施例2)図4には膜状部材401としてE
TFEフィルムを用い、貼り合わせ後、このETFEフ
ィルムが太陽電池モジュールの表面部材を構成する場合
の実施例を示している。この場合は上側がプラズマ処理
面となるようにETFEフィルムを連続供給し、その上
にEVAシート/不織布/光起電力素子/不織布/E
VAシート/PETフィルムで構成される太陽電池モ
ジュール積層体402をEVAシートが下側になるよう
にETFEフィルム上に戴置する。
【0048】次に、ETFEフィルム401を移動させて
太陽電池モジュール積層体402をチャンバ部に搬送した
後、以下の工程を行う。
【0049】 排気工程(図4(a)) 上チャンバ403と下チャンバ404との間に太陽電池モジュ
ール積層体402をETFEフィルム401とともに挟持す
る。その後、上チャンバ・下チャンバともに排気口407か
ら真空ポンプ408を用いて排気する。
【0050】 加熱圧着工程(図4(b)) 下チャンバを大気圧に戻し、ETFEフィルムにて太陽
電池モジュール積層体をヒーター盤405に押し付け、太
陽電池モジュール積層体の加熱圧着を行う。
【0051】 搬出工程(図4(c)) 上チャンバを大気圧に戻した後、上チャンバと下チャン
バを離間させる。ETFEフィルムを移動させて貼り合
わされた太陽電池モジュール積層体をチャンバ外へ取り
出し、切断手段409によりETFEフィルムを切断して
太陽電池モジュール積層体の貼り合わせは完了する。真
空度とヒーター盤表面の温度、及びEVAの架橋につい
ては、実施例1と同様である。
【0052】(実施例3)実施例2において膜状部材と
してETFEフィルムとEVAシートを一体積層したも
のを用いた。すなわち、あらかじめETFEフィルムの
プラズマ処理面にEVAシートを仮接着したETFE/
EVA一体積層フィルムをEVAシートが上側になるよ
うに連続供給し、その上に不織布/光起電力素子/不
織布/EVAシート/PETフィルムで構成される太
陽電池モジュール積層体を不織布が下側になるように
戴置する。以後は実施例2と同様に貼り合わせを行う。
【0053】(実施例4)図5には膜状部材として実施
例3と同じETFE/EVA一体積層フィルムを用い、
太陽電池モジュール積層体がチャンバよりも膜状部材の
連続方向に大きい場合の実施例を示している。太陽電池
モジュール積層体をチャンバ部に搬送した後、実施例2
と同様に、排気工程(図5(a))、加熱圧着工程(図5
(b))、搬出工程(図5(c))を行う。次にETFE/E
VA一体積層フィルムを移動させて、太陽電池モジュー
ル積層体の貼り合わされた部分のみチャンバ外へ取り出
し(図5(d))、再び排気工程から繰り返す(図5(e))。
これによって、チャンバよりも大きな太陽電池モジュー
ルの貼り合わせを行うことができる。
【0054】以上の実施例から明らかなように、本発明
のラミネート装置によって、品質の均一性に優れた太陽
電池モジュールを、一貫した生産ラインで大量に製造す
ることが可能となる。また、ラミネート装置よりも大き
なモジュールでも連続的に生産が可能である。
【0055】なお、被ラミネート体の一例として、太陽
電池モジュールについて説明したが、本発明のラミネー
ト装置はその他、種々のものすなわち、合わせガラスや
装飾ガラス、フィルム積層ガラスなどの製造にも供する
ことができる。
【0056】
【発明の効果】本発明のラミネート装置によれば、被ラ
ミネート体を加熱圧着するラミネート装置であって、連
続して供給される膜状部材上に戴置された被ラミネート
体と、該被ラミネート体下方に配される下チャンバと、
該被ラミネート体上方に配される板状部材が内部に設け
られた上チャンバと、を有し、該膜状部材とともに該被
ラミネート体を該上チャンバと該下チャンバとの間に挟
持し、該上チャンバ内の圧力を該下チャンバ内の圧力よ
りも小さくすることによって、該膜状部材を該板状部材
に押圧し、該被ラミネート体を該膜状部材と該板状部材
とで挟圧する構成とすることによって、流れ作業によ
り、連続的に被ラミネート体をラミネートできる。した
がって、簡単に被ラミネート体を効率よく大量に生産す
ることができ、スループットの高い製造ラインを構築で
きる。
【0057】一方、屋根材一体型太陽電池モジュールの
ような長尺モジュールをラミネートする場合でも、比較
的小型で安価な装置を用いて連続搬送によってラミネー
トすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラミネート装置の模式的平面図と模式
的側面図である。
【図2】本発明のラミネート装置のチャンバ部の概略断
面図の一例である。
【図3】実施例1のラミネート工程を表すラミネート装
置チャンバ部の概略断面図である。
【図4】実施例2のラミネート工程を表すラミネート装
置チャンバ部の概略断面図である。
【図5】実施例4のラミネート工程を表すラミネート装
置チャンバ部の概略断面図である。
【図6】二重真空室方式のラミネート装置の概略断面図
の一例である。
【図7】一重真空室方式のラミネート装置の概略断面図
の一例である。
【図8】本発明のラミネート装置を用いて好適に製造さ
れうる太陽電池モジュールの概略断面図の一例である。
【図9】太陽電池モジュール積層体の一例である。
【符号の説明】
101、201 膜状部材 102、202 被ラミネート体 103、203、303、403、503 上チャンバ 104、204、304、404、504 下チャンバ 105 搬入用コンベア 106 搬出用コンベア 205、305、405、505 ヒーター盤 206、307、407、507 排気口 207、308、408、508 真空ポンプ 301 PTFEコートガラスクロスシート 302、402、502、609、706 太陽電池モ
ジュール積層体 306、406、506 O−リング 401 ETFEフィルム 501 ETFE/EVA一体積層フィルム 601 下チャンバ 602 上チャンバ 603、702 ダイアフラム 604、701 プレート 605、703 ヒーター 606、607、704 排気口 608、705 O−リング 801 光起電力素子 802 表面封止材 803 表面部材 804 裏面封止材 805 裏面部材 900 太陽電池モジュール積層体 901 光起電力素子群 902 ガラス繊維不織布 903 EVAシート 904 ETFEフィルム 905 PETフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 善光 秀聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 林 芳光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被ラミネート体を加熱圧着するラミネー
    ト装置であって、連続して供給される膜状部材と、該膜
    状部材下方に配される下チャンバと、該膜状部材上方に
    配され、板状部材が内部に設けられた上チャンバとを有
    し、該膜状部材とともに該被ラミネート体を該上チャン
    バと該下チャンバとの間に挟持し、該上チャンバ内の圧
    力を該下チャンバ内の圧力よりも小さくすることによっ
    て、該膜状部材を該板状部材に押圧し、該被ラミネート
    体を該膜状部材と該板状部材とで挟圧することを特徴と
    するラミネート装置。
  2. 【請求項2】 前記膜状部材がラミネート後の前記被ラ
    ミネート体の表面被覆部材を構成することを特徴とする
    請求項1に記載のラミネート装置。
  3. 【請求項3】 連続して供給される膜状部材上に被ラミ
    ネート体を載置し、該膜状部材を移動させて板状部材が
    内部に設けられた上チャンバと下チャンバを有するチャ
    ンバ内に該被ラミネート体を搬入する工程と、該膜状部
    材及び該被ラミネート体を該上チャンバと該下チャンバ
    との間に挟持した後、該上チャンバと該下チャンバ内を
    減圧する工程と、該下チャンバ内の圧力を大気圧に戻し
    て、該膜状部材と該板状部材とで該被ラミネート体を挟
    圧する工程と、加熱手段によって該被ラミネート体を加
    熱し、該被ラミネート体に含まれる接着剤樹脂を溶融す
    る工程と、を有することを特徴とするラミネート方法。
  4. 【請求項4】 前記加熱が前記板状部材に当接されたヒ
    ーターによることを特徴とする請求項3に記載のラミネ
    ート方法。
  5. 【請求項5】 前記膜状部材を前記被ラミネート体とと
    もに該膜状部材の連続方向に間欠的に搬送することによ
    り、前記上チャンバないし前記下チャンバよりも大きな
    前記被ラミネート体を連続的にラミネートすることを特
    徴とする請求項3に記載のラミネート方法。
  6. 【請求項6】 前記被ラミネート体が太陽電池モジュー
    ルであることを特徴とする請求項3に記載のラミネート
    方法。
  7. 【請求項7】 前記膜状部材が、前記太陽電池モジュー
    ルの受光面側表面部材を構成する透光性フィルムである
    ことを特徴とする請求項6に記載のラミネート方法。
JP10059718A 1998-03-11 1998-03-11 ラミネート装置及びラミネート方法 Withdrawn JPH11254526A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005209883A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Npc:Kk ラミネート装置
JP2007522659A (ja) * 2004-02-17 2007-08-09 ソーラー ルーフィング システムズ インコーポレイテッド 光起電力システムおよびその作製方法
US8152044B2 (en) * 2003-12-25 2012-04-10 Sharp Kabushiki Kaisha Solar battery module production method and solar battery module production apparatus
KR101243561B1 (ko) * 2005-12-28 2013-03-20 엘지디스플레이 주식회사 액정 패널용 가요성 기판의 접착 방법 및 그 장비
JP2016134554A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 株式会社豊田自動織機 太陽電池モジュールの製造方法および製造装置

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