JP5860341B2 - テ−ルコードの制振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建屋からエレベータの乗りかごに渡されたテールコードの揺れを抑制する構造に関するものである。
例えば特開平11-11824号公報には、エレベータのテールコード制振装置の発明として、昇降路に設けられテールコードが遊嵌する開口部が前面側に形成された複数の制止枠と、この制止枠の開口部に突設された可撓案内具とで、テールコードを制振しようとするものが開示されている。しかし、地震や強風等によりテールコードが大きく揺れたとき、制止枠そのものに引っ掛かることなどが想定され、制振効果が十分期待できるものではない。また、同じ発明に幾つかの形態が示されているが、どれも複雑な構造や多くの部品を使用するため、据付け作業や調整に困難が想定される。
特開平11-11824号公報
エレベータのテールコード(移動制御ケーブル)は張力が低く支持するものがなく、固有周期が長いため、例えば強風により建屋が大きく振動した場合や地震、特に振動周期の長い長周期地震動により建屋が大きく振動した場合にテールコードも大きく揺れる。テールコードが大きく揺れると昇降路壁に衝突し、この時に他の機器や部材に絡みつき易く、絡んだままでエレベータを運転するとテールコードや機器を破損するなどの事故を起こし易い。そこで、テールコードの揺れが大きくならないようにする制振構造が必要であった。従来、テールコードを直接制振する装置はなく、テールコードが揺れたときに他の機器などに絡みつかないよう、昇降路内にワイヤーや網を張り巡らせていた。しかし、ほかの長尺物である主ロープなどに比べてテールコードは軟らかいため、昇降路内を振れ回った場合、張り巡らせたワイヤー等を回り込み、効果が十分期待できるものではなかった。
本発明は、昇降路を昇降する乗りかごと、上記昇降路に設けられ、上記乗りかごを案内するガイドレールと、上記ガイドレールに設けられたブラケットと、上記乗りかごに設けられたテールコードと、を有するエレベータ装置の上記テールコードの制振装置において、上記テールコードは、長方形の断面形状を有し、上記ブラケットは、上記ガイドレールに固定され、上記テールコードの一面に対向する面を有する第1のブラケットと、昇降路壁と上記第1のブラケットとの間に設けられた第2のブラケットと、を有し、上記テールコードの上記一面と上記第1のブラケットとの間に配置されるよう上記第1のブラケットに緩衝材が固定され、上記テールコードが上記緩衝材に触れるように構成したことを特徴とするテールコードの制振装置を提供する。テールコードと相対する建屋側部に、テールコードが触れるように緩衝材を設置し、テールコードが揺れたときに緩衝材と擦れ合うことや、テールコードが緩衝材に当たることで緩衝材がテールコードの運動エネルギーを吸収することにより揺れを低減することができる。
本発明によると、緩衝材はテールコードの振動減衰装置として作用するため、強風により建屋が大きく振動した場合や地震、特に振動周期の長い長周期地震動により建屋が大きく振動した場合でも、テールコードを効率的に制振することが可能である。
本発明の斜視図である。 本発明の第一の実施形態の装置を示す平面図(部分断面図)である。 本発明の第二の実施形態の装置を示す平面図(部分断面図)である。
以下、本発明の第一実施形態の装置を図1によって説明する。
昇降路内には図示しない乗りかごが図示しない主ロープによって懸架されており、その制御信号および電力等はテールコード1により昇降路と図示しない乗りかごとの間で伝達される。このテールコード1は一般に、制御線や電力線等の複数の多芯ケーブルと、テールコード1の重量を支えるための補強材であるスチールコードからなっており、これらを絶縁材料により被覆している。
テールコード1はねじれを防ぐために、長方形の断面形状をしており、乗りかごの行程を考慮した長さで、建屋と乗りかごに端部が接続されている。図1に示すようにテールコードに触れるように緩衝材2を設置する。これにより、テールコードが揺れたときに緩衝材と擦れ合うことで摩擦による抵抗により揺れを減衰させることが出来る。加えて、テールコードが緩衝材から離れる方向に揺れた場合には、戻ってきたテールコードが緩衝材に当たり、緩衝材が変形しテールコードの運動エネルギーを吸収することで揺れを減衰させる。
この緩衝材2はガイドレール5に固定されたブラケット3に固定されており、更に、ブラケット3と建屋壁側部材6をブラケット4で結び、ブラケット3にテールコード1等が引っ掛かる事を防ぐ。緩衝材2を取り付ける位置は、テールコードに常に触れるところが良く、例えば、乗りかごが最上階に移動したときにテールコードの最下部に近い鉛直部分付近に設置する。また、緩衝材の設置数は1台でも良いが、乗りかごが移動することで変化するテールコードに相対する建屋壁側部材6の部分に、最上階付近から最下階付近までの全面、或いは、複数台に分けて設置しても良い。なお、本図ではテールコードが複数本あることを想定しているが、1本でも同様である。また、本図ではブラケット3をガイドレール5へ固定しているが、直接建屋壁側部材6に固定しても良い。
以下、本発明の第二実施形態の装置を図2によって実施例1と異なる部分のみ説明する。緩衝材2a、2bをテールコードを挟むように設置することで、テールコードと緩衝材との擦れ合う頻度を更に上げ、テールコードの揺れの抑制力を増した。また、こうすることで、テールコードを拘束することが出来るため、より振れ回り難くすることが出来るという効果もある。
1…テールコード、1a…テールコード、1b…テールコード、2…緩衝材、2a…緩衝材、2b…緩衝材、3…ブラケット、3a…ブラケット、3b…ブラケット、4…ブラケット、5…ガイドレール、6…建屋壁側部材

Claims (4)

  1. 昇降路を昇降する乗りかごと、前記昇降路に設けられ、前記乗りかごを案内するガイドレールと、前記ガイドレールに設けられたブラケットと、前記乗りかごに設けられたテールコードと、を有するエレベータ装置の前記テールコードの制振装置において、
    前記テールコードは、長方形の断面形状を有し、
    前記ブラケットは、前記ガイドレールに固定され、前記テールコードの一面に対向する面を有する第1のブラケットと、昇降路壁と前記第1のブラケットとの間に設けられた第2のブラケットと、を有し、
    前記テールコードの前記一面と前記第1のブラケットとの間に配置されるよう前記第1のブラケットに緩衝材が固定され、前記テールコードが前記緩衝材に触れるように構成したことを特徴とするテールコードの制振装置。
  2. 前記緩衝材は、該緩衝材の表面に沿って前記テールコードが揺れた場合に、該テールコードの揺れに対して抵抗力を発生する材料であることを特徴とする請求項1記載のテールコードの制振装置。
  3. 前記緩衝材は、エレベータの前記乗りかごが最上階に移動したときに、前記テールコードの最下部に近い位置に一台のみ設置されていることを特徴とする請求項1記載のテールコードの制振装置。
  4. 前記緩衝材は前記テールコードに相対する前記昇降路の建屋側部に最上部付近から最下階付近まで全面、或いは、複数台設置されていることを特徴とする請求項1記載のテールコードの制振装置。
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