JPH02106586A - エレベータのテールコードの制振装置 - Google Patents

エレベータのテールコードの制振装置

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JPH02106586A
JPH02106586A JP25481488A JP25481488A JPH02106586A JP H02106586 A JPH02106586 A JP H02106586A JP 25481488 A JP25481488 A JP 25481488A JP 25481488 A JP25481488 A JP 25481488A JP H02106586 A JPH02106586 A JP H02106586A
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JP
Japan
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tail cord
swing
hoistway
axis direction
elevation
Prior art date
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Pending
Application number
JP25481488A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kagami
各務 眞卿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd filed Critical Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエレベータのテールコードの制振装置に関する
ものである。
[従来の技術] 一般に、エレベータを構成する乗かとと昇降路との間に
は制御線や電力線などの配線をする必要があり、これら
を束ぬて編組して構成したコードをテールコードという
。このテールコードを昇降行程の1八よりも長くして乗
かとと昇降路の間に懸垂架設している。
このテールコードは、両端を乗かごと昇降路に備えられ
た支持点で支えられており、狭くて高い昇降路の中でテ
ールコードの自重により垂れ下がっている。しかし1強
い張力で両端が張られている訳ではないので、主ロープ
や重量補償ロープに比べるとテールコードの張力は弱く
、揺動の固有振動数も低い。このため、地震や台風で建
物が揺れたときに、超高層ビルのもつ固有振動数と共振
してしまい、低周期で大振幅の揺れを起こし易い。
このため、テールコードが大きく揺動して昇降路の壁面
と衝突し、このときに他の機器や部材に絡みつき易く、
この絡んだままの状態で昇降機を運転すると当然事故を
起こす。
そのような事故を防止するため、地震発生からテールコ
ードの揺動が減衰するまでの間、エレベータの運転を停
止させておくという管制運転システムが一般に採用され
ている。ところが−旦成長したテールコードの振動の自
然減衰には長時間を要するため、これに対応して運転の
停止時間も長設定しなければならなかった。
そこで、本件出願と同一発明者により提案された特開昭
57−124145号公報記載のように、テールコード
が連結された乗かご側の支持点を、水平面内の一方向に
浮動させることが行なわれた。これによって、テールコ
ードの共振時の応答倍率を低く抑制し、地震が終了して
加振を止めたときの自然減衰時間を短くすることができ
た。
[発明が解決しようとする課題] 従来のエレベータのテールコードの制振装置は上述のよ
うに構成されていたため、地震や台風による建物の任意
の方向への揺動に対応することができず、それに対処す
るには、テールコードの乗かご側の支持点を一方向だけ
でなく、水平面内で直交するX軸とY軸の両方向に揺動
可能とすることが考えられたが、そのための機構は複雑
になり、乗かご全体の重量が大きくなってしまう。この
対策としてテールコードの昇降路側の支持点に、上述し
た方法により水平面内で直交するX軸とY軸の両方向に
揺動可能とすることが考えられるが、この方法でも複雑
な機構になり易い。その複雑な機構をよしとしても、こ
れを昇降路の内壁面と乗かごの昇降軌跡とに囲まれた狭
い空間に設置しなければならず、収容し難いという場合
が多い。
本発明の目的は、簡単な構成でテールコードの振動を容
易に抑制することのできるエレベータのテールコードの
制振装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を解決するために、テールコードを揺
動可能に支持してその振動を抑制する揺動支持機構を、
昇降路側の支持点を水平面内の一方向であるX軸方向に
揺動可能とし、一方1乗かご側の支持点を水平面内でX
軸方向と直交する方向であるY軸方向に揺動可能とした
ことを特徴とする。
[作用] 本発明によるエレベータのテールコードの制振装置は上
述の如く構成したため、地震や台風によって建物が揺れ
た場合に、昇降路に生じるX軸方向の振動は昇降路側の
揺動支持機構により吸収され、また乗かごに生じるY軸
方向の振動は乗かご側の揺動支持機構により吸収される
ことになるので、テールコードへ伝達される振動を大幅
に軽減することができる。また、上述の作用でテールコ
ードの振動を吸収しきれず、テールコードが揺れたとし
ても、テールコードのX軸方向への振動には昇降路側の
支持点が従動し、そのY軸方向への振動には乗かご側の
支持点が従動するので、それらの揺動支持機構の有する
摩擦抵抗などによって振動エネルギーが消耗されること
になる。
[実施例コ 以下本発明による一実施例を第1図から説明する。
昇降路1内には、乗かと2が主ロープ4によって懸架さ
れており、その制御信号および動力等は、テールコード
3により昇降路1側と乗かご2側との間で伝達される。
このテールコード3は一般に、制御線や電力線等の複数
の多芯ケーブルと、テールコード30重量を支えるため
の補強材であるスチールコード5とからなっており、こ
れらを外装被覆材により包み込んで構成している。そし
て。
昇降路側の支持点7において、A部から分岐したスチー
ルコード5が支持され、多芯ケーブルはジャンクション
ボックス8に保持されることによってテールコード5の
一端が連結されている。また、テールコード5の他端は
1乗かご側の支持点10において、B部から分岐したス
チールコード5が支持され、多芯ケーブルはジャンクシ
ョンボックス11に保持されることによって連結されて
いる。
昇降路1側でテールコード5を揺動可能に支持した昇降
路側の揺動支持機構6は次のように構成されている。ブ
ラケット6e上に、案内面6bを有する案内レール6a
を固定し、この案内面6b上をX軸方向に揺動するロー
ラ6dを保持したシャトル6cをその案内レール6a上
に支持する。
また1乗かと2側でテールコード5を揺動可能に支持し
た乗かご側の揺動支持機構9も同様に構成されている。
案内面9bを有する案内レール6aを乗かと2の底面に
固定し、この案内面9b上をY軸方向に揺動するローラ
9dを保持したシャトル9cをその案内レール9a上に
支持する0本実施例では、昇降路1の内壁面と乗かと2
の昇降軌跡とに囲まれた狭い空間を考慮して、水平面上
のX軸方向を内壁面と平行した方向とし、Y軸方向をそ
のX軸方向と直交するようにした。
テールコード3の端部には張力は加わっておらず、ジャ
ンクションボックス8,11に固定されているが、A部
とB部はそれぞれの支持点7.t。
と連動して水平に揺動することができるようになってい
る。ゆえにテールコード3が水平揺動するとその端部は
弾性変形することになる。また、テールコード3は一般
に多数本の絶縁線をより合わせた多芯ケーブルであって
、これは変形の際の内部摩擦によるエネルギー損失が大
きい。すなわち。
変形抵抗のヒステリシスが大きい。以上により、テール
コード3が揺動運動をするとその端部はこの運動に対し
て制動力を及ぼし、揺動エネルギーを消耗させる作用を
する。さらに、テールコード3の端部が持っている弾性
により、A部、B・部の水平揺動変位に対して復心力を
及ぼす作用がある。
それぞれの案内面6b、9bは、各々の長手方向に水平
ではなく、図示はできないが中央部分を僅かに凹ませて
構成しており、テールコード3の自重によって中央部分
に戻す復心力を生じさせるようにしておくことができる
このような構成により、乗かと2や建物自体が大きく揺
れたとしても、それらの振動がテールコード3にそのま
ま伝達されるようなことがない。
そして、それぞれの揺動支持機構6,9自体が持ってい
る摩擦抵抗やテールコード3の弾性による内部損失によ
り、たとえテールコード3に振動が伝わったとしても、
十分な制動力が得られるので対処することができる。
なお、超高速エレベータの風切音を防止するため、乗か
と2の上下の両端に流線型のカプセルを付けることが一
般化しているが、もし、乗かご側の支持点10を水平面
内のX軸方向とY軸方向の両方に揺動可能としたとする
と、テールコード3がカプセルを貫通している部分に大
きな穴をあけておかねばならなくなる。するとこの穴は
、カプセルの防音効果を著しく損なうばかりか、笛吹き
効果によって風切音を一層増大させてしまうことになる
。そのため、乗かご側の支持点10を一方向のみ揺動可
能としたことは大きな丸穴の代りに細長いスリットで済
むことを意味するので、上述した不具合を改善すること
ができる。
また、近年、テールコード3の平型断面構造が主流とな
り、この構造では、テールコード3の矩形断面の短刀向
である厚さの側には振動が起きやすいが、それに対して
は乗かご側の揺動支持機構9が有効に作用することにな
る。さらに、昇降路1の上方に乗かと2がある場合に振
動が起きたとすると、X軸方向の制振能力はY軸方向よ
りは劣るが、この方向は矩形断面の長辺方向であり、こ
の幅方向にはテールコード3の屈曲抵抗が強く鋤くので
厚さ方向よりは振れ難いので1問題とはならない。
このように、水平面内で直交するX軸方向とY軸方向の
揺動支持機構を乗かご側と昇降路側に分解し、個別に分
担させることによって、テールコードの振動を最小限に
することができ、特に図示した本実施例は、昇降路側の
空間が狭いという具体的なエレベータの構成配置に対し
て効果的である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、テールコードを揺動可能
に支持してその振動を抑制する揺動支持機構を、昇降路
側の支持点を水平面内のX軸方向に揺動可能とし、一方
、乗かご側の支持点をX軸方向と直交するY軸方向に揺
動可能にしたため、地震や台風などが生じて建物に振動
が発生したとしても、昇降路側の揺動支持機構が昇降路
側のX軸方向の振動を吸収し、乗かご側の揺動支持機構
が乗かご側のY軸方向の振動を吸収するようにしである
ので、テールコードに伝達される振動を大幅に軽減する
ことができる。これによって、それぞれの揺動支持機構
は簡単な構成となり、狭い空間であっても設置すること
ができる。また、乗かどの重量が増加することを最小限
に抑制することができる。
また、揺動支持機構が簡単な構成で済むため、揺動部分
の慣性質量を小にした設計が容易になり、揺動し易くな
るために制振効果は良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるエレベータのテールコ
ードの制振装置の要部を示した斜視図である。 1・・・・昇降路、2・・・・・乗かご、3・・・・・
テールコート、6・・・・・昇降路側の揺動支持装置、
7・・・・昇降路側の支持点、9・・・・・・乗かご側
の揺動支持装置、10−・・・・乗かご側の支持点、X
・・・・・X4111方向、Y・・ ・Y軸方向。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、昇降路に備えられた支持点に一端を連結して他端を
    乗かごに備えられた支持点に連結したテールコードと、
    このテールコードを揺動可能に支持してその振動を抑制
    する揺動支持機構とからなるエレベータのテールコード
    の制振装置において、上記揺動支持機構は、上記昇降路
    側の上記支持点を水平面内の一方向であるX軸方向に揺
    動可能とし、上記乗かご側の上記支持点を上記水平面内
    の上記X軸方向に直交する方向であるY軸方向に揺動可
    能としたことを特徴とするエレベータのテールコードの
    制振装置。
JP25481488A 1988-10-12 1988-10-12 エレベータのテールコードの制振装置 Pending JPH02106586A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5255759A (en) * 1991-07-01 1993-10-26 Hitachi, Ltd. Apparatus for preventing vibration of elevator tail-line
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DE102017105129A1 (de) 2016-03-10 2017-09-14 Mitsubishi Electric Corporation Verfahren zur Steuerung von Schwingungen eines an eine Aufzugkabine angeschlossenen Aufzugkabels
WO2018168034A1 (en) 2017-03-16 2018-09-20 Mitsubishi Electric Corporation Controlling sway of elevator cable with movement of elevator car

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