JP5858767B2 - カートリッジ、カートリッジの製造方法及び画像形成装置 - Google Patents
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図27〜図30を参照し、従来のプロセスカートリッジについて説明する。図27は、従来のプロセスカートリッジの概略断面図である。図28は、スクイシート203に初期テンションを付加したときの概略図である。図29は、常温(ex.23℃)⇒高温(ex.50℃)⇒常温(ex.23℃)と環境が変化したときのクリーニング容器201、両面テープ204、スクイシート203のそれぞれの界面のズレを表した状態変化図である。図30は、スクイシート203の先端がうねったクリーニング容器201の状態説明図である。
一般的に、電子写真画像形成装置では、画像形成時に以下のような工程が繰り返される。まず、感光層を外周面に有する像担持体である電子写真像担持体(像担持体202)に静電潜像を形成する。トナー容器300、現像容器301、現像剤担持体302を経由して現像手段から搬送された現像剤によりこの静電潜像を像として現像(顕像化)し、得られた像を転写材に転写する。また、1つの画像形成工程終了後に像担持体表面に残留した現像剤及びその他の付着物を次の画像形成工程開始前にクリーニング手段によって十分に除去している。
クリーニング手段の一例として、クリーニングブレード205と、スクイシート203と、クリーニング容器201とで構成されたものがある。クリーニングブレード205は、像担持体202上に残留したトナーを掻き落とすためのものであり、スクイシート203は、掻き落としたトナーをすくい取るためのものであり、それぞれ像担持体202表面に接触するように設けられている。クリーニング容器201は、すくい取った廃トナーを溜めるための廃トナー室200を備えている。スクイシート203は、二軸延伸ポリエステルからなり、クリーニング容器201の所定位置(取付面)に両面テープ204によって貼り付けられている。ここで、像担持体202と接触するスクイシート203は、先端部のうねり等が無く精度良く貼り付けられる必要がある。精度良く貼り付けられていない場合、スクイシート203先端が像担持体202表面に完全に密着できず、その結果、クリーニングブレード205で掻き落とした現像剤を確実にすくい取れなくなるからである(特許文献1参照)。また、スクイシート203の先端部のうねりを防止する為、スクイシート203は先端に張力(テンション)を与えられ、反り量m(初期テンション量)を得るように貼り付けられている(図28参照)。なお、206a、206bは、像担持体端部シール部材であり、207は、帯電ローラである。
また、現像手段の一例として、現像ブレードユニット305と、吹き出し防止シート303と、を備えたものがある。現像ブレードユニット305は、現像剤担持体302の回転方向の上流側に現像剤担持体302に担持されている現像剤の層厚を規制するためのものである。吹き出し防止シート303は、現像剤担持体302の回転方向の下流側に現像
容器301内部から外部への現像剤の吹き出し(漏出)を防止するためのものである。これら現像ブレードユニット305及び吹き出し防止シート303は、現像剤担持体302の表面に接触するように設けられている。また、吹き出し防止シート303は、ニ軸延伸ポリエステルにより形成されており、現像容器301の所定位置(取付面)に両面テープ304によって貼り付けられている。吹き出し防止シート303に関しても前述のスクイシート203と同様、吹き出し防止シート303は先端部のうねり等が無く精度良く貼り付けられる必要がある。精度良く貼り付けられていない場合、吹き出し防止シート303先端が現像剤担持体302表面に完全に密着できず、その結果、この間隙から現像容器301内の現像剤が吹き出してしまうからである。また、スクイシート203と同様、吹き出し防止シート303の先端部のうねりを防止する為、吹き出し防止シート303も先端に張力(テンション)を与えられ、ある反り量(初期テンション量)を得るように貼り付けられている。なお、306a、306bは、現像剤担持体端部シール部材である。
以上のように、スクイシート203や吹き出し防止シート303(以下、薄板部材)等は、両面テープを用いてクリーニング容器201や現像容器301(以下、枠体)に貼り付けられる。そして、その貼り付け位置は枠体からの現像剤漏れ防止に大きく影響するため重要である。このため、現像剤の漏れ防止のため両面テープを高精度に枠体に貼り付ける必要があり、薄板部材先端のうねりを防止することが重要である。また、薄板部材は画像形成装置停止時及び使用時の画像形成装置内のカートリッジ周りの温度変化(例えば、0℃〜50℃)において薄板部材先端のうねりを防止する必要がある。
例えば、図29に示すように、常温(ex.23℃)→高温(ex.50℃)の環境下にカートリッジを放置した場合は、それぞれの部材は各々の線膨張分伸びることとなる。このとき、両面テープ204はクリーニング容器201、スクイシート203のそれぞれの界面でズレることによってクリーニング容器201、スクイシート203の伸びの差を吸収している。そして、常温に戻るときにこのズレが元に戻りきらず、y1、y2として残る場合がある。このとき、反り量m(初期テンション量)が不十分だった場合、反り量mが小さくなり、図30に示すようなうねりwを生じることがある。
画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
現像剤収納部を備えた枠体と、
前記現像剤収納部の開口部において前記枠体に対して回転可能に構成された回転体と、
前記枠体に取り付けられ、前記枠体と前記回転体との間から現像剤が漏れ出るのを防ぐべく、前記回転体に当接する薄板部材と、
前記枠体よりも縦弾性係数の小さい熱可塑性樹脂で、前記枠体に一体成形される接着部材と、を備え、
前記薄板部材は、前記接着部材の長手方向に沿って前記接着部材に溶着されることにより前記枠体に取り付けられ、
前記接着部材の前記長手方向と交差する断面形状は、前記薄板部材側から前記枠体側に向かって幅が徐々に大きくなる形状であることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明に係るカートリッジの製造方法は、
画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジの製造方法であって、
前記カートリッジは、
現像剤収納部を備えた枠体と、
前記現像剤収納部の開口部において前記枠体に対して回転可能に構成された回転体と、前記枠体に取り付けられ、前記枠体と前記回転体との間から現像剤が漏れ出るのを防ぐべく、前記回転体に当接する薄板部材と、
前記枠体よりも縦弾性係数の小さい熱可塑性樹脂で、前記枠体に形成された接着部材と、を備え、
前記接着部材は、前記枠体に一体形成した後、
前記薄板部材は、前記接着部材の長手方向に沿って前記接着部材に溶着し、前記枠体に取り付けたものであって、
前記接着部材は、前記長手方向と交差する断面形状が前記薄板部材側から前記枠体側に
向かって幅が徐々に大きくなる形状となるように形成したことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明に係るカートリッジは、
画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
現像剤収納部を備えた枠体と、
前記現像剤収納部の開口部において前記枠体に対して回転可能に構成された回転体と、
前記枠体に取り付けられ、前記枠体と前記回転体との間から現像剤が漏れ出るのを防ぐべく、前記回転体に当接する薄板部材と、
前記枠体に成形された、前記枠体よりも縦弾性係数の小さい接着部材と、を備え、
前記薄板部材は、前記接着部材の長手方向に沿って前記枠体に設けられた前記接着部材に取り付けられ、
前記接着部材の前記長手方向と交差する断面形状は、前記薄板部材側から前記枠体側に向かって幅が徐々に大きくなる形状であることを特徴とする。
図1を参照して、本発明の実施例に係る電子写真画像形成装置本体の構成について説明する。図1は、画像形成装置の一形態であるカラーレーザービームプリンタ(以下「画像形成装置本体」という)の概略断面図である。画像形成装置本体100は、Y、M、C、Bk各色のプロセスカートリッジ2と、中間転写ベルト(中間転写体)35と、定着部50と、排出ローラ群53、54、55と、排出トレイ56と、を備える。4色のプロセスカートリッジ2は、画像形成装置本体100に対して個別に着脱可能に構成されている。
図2を参照して、本発明の実施例に係るプロセスカートリッジ2の構成について説明する。図2は、プロセスカートリッジ2の概略断面図である。なお、Y、M、C、Bkの各カートリッジは同一構成である。プロセスカートリッジ2は、クリーニングユニット2aと、現像ユニット2bに分かれている。
リーナ17と、帯電ローラクリーナ17を固定するエラストマ部材12が配置されている。
図3〜図5を参照して、クリーニングユニット2aの構成について説明する。図3は、クリーニング部材と像担持体21を示す模式構成断面図、図4は、クリーニング部材の構成を示す模式断面図、図5は、クリーニング手段を図4中の矢印a方向から見た構成説明図である。
着部材として成形されたエラストマ部材12部分に熱溶着されている。
図6〜図8を参照して、現像ユニット2bの構成について説明する。図6は、吹き出し防止シート16と現像ブレードユニット73と現像剤担持体端部シール部材95a、95bと現像剤担持体22を示す模式構成断面図である。図7は、吹き出し防止シート16と現像ブレードユニット73と現像剤担持体端部シール部材95a、95bの構成を示す模式断面図である。図8は、図7中の矢印a方向から見た構成説明図である。
図9〜図11を参照して、エラストマ部材10を成形する工程を説明する。図9は、接着部材としてのエラストマ部材の成形について説明する図である。図9(a)は、クリーニング容器24の概略図と注入口部の概略拡大図である。図9(b)は、クリーニング容器24にエラストマ成形金型83を型締めした状態の概略図である。図9(c)は、図9(b)のA−A概略断面図である。図9(d)は、図9(b)のB−B概略断面図である。図10は、図9(b)のA−A概略断面図であり、エラストマ部材10の成形時の様子を示す図である。図11は、エラストマ部材10の成形時の様子を示す概略図である。
は、エラストマ部材10の形状に掘り込んだ、すなわち、エラストマ部材10の外形形状に対応した形状の凹部83dを備えた構成となっている。次に、クリーニング容器24の長手中央部1箇所に設けられた注入口76に樹脂注入装置のゲート82を当接させる。そして、エラストマ部材10となる熱可塑性エラストマを樹脂注入装置のゲート82からクリーニング容器24の注入口76へ図9(c)中矢印のように注入する。注入された熱可塑性エラストマは、図10に示すようにクリーニング容器24のエラストマ部材形成部71dの凹部71d1とエラストマ成形金型83の凹部83dとで形成された成形空間に流し込まれる。長手中央部1箇所から注入された熱可塑性エラストマは、図11に示すように、エラストマ部材形成部71dの凹部71d1とエラストマ成形金型83の凹部83dで形成された成形空間をそれぞれ長手方向両側へ流れる。このように、クリーニング容器24に型を当接されて形成される成形空間内に熱可塑性樹脂を注入し成形させることにより、クリーニング容器24に一体的なエラストマ部材10が成形される。
図12〜図17を参照して、クリーニング容器24または現像容器71(以下、枠体)に一体成形されるエラストマ部材10、11、12、13の成形形状及び枠体におけるエラストマ部材形成部の各種構成例について説明する。図12は、エラストマ部材10の成形形状1の構成説明図である。図12(a)は、エラストマ部材10と、枠体の一部を示す概略正面図、図12(b)は、図12(a)中矢印の概略断面図である。図13は、エラストマ部材10の成形形状2の構成説明図である。図13(a)は、エラストマ部材10と、枠体の一部を示す概略正面図、図13(b)は、図13(a)中矢印の概略断面図
である。図14は、エラストマ部材10の成形形状3の構成説明図である。図14(a)は、エラストマ部材10と、枠体の一部を示す概略正面図、図14(b)は、図14(a)中矢印の概略断面図である。図15は、エラストマ部材10の成形形状4の構成説明図である。図15(a)は、エラストマ部材10と、枠体の一部を示す概略正面図、図15(b)は、図15(a)中矢印の概略断面図である。図16は、エラストマ部材10の成形形状5の構成説明図である。図16(a)は、エラストマ部材10と、枠体の一部を示す概略正面図、図16(b)は、図16(a)中矢印の概略断面図である。図17は、エラストマ部材10の成形形状6の構成説明図である。図17(a)は、エラストマ部材10と、枠体の一部を示す概略正面図、図17(b)は、図17(a)中矢印の概略断面図である。
また、図12(b)に示すようにエラストマ部材10の成形時自由長(高さ)hを0.5mm以上確保して成形し、且つ枠体にk=0.3mm喰い込ませて成形している。すなわち、エラストマ部材10の一部が枠体の凹部内に注入、成形される。これは、高温下の環境放置で枠体の線膨張での伸びの影響をエラストマ部材10のシート溶着部に与えないための構成であると同時に、枠体にエラストマ部材を固定するための構成である。また、エラストマ部材10の溶着前のシート部材取付面(接触位置)24の高さは、枠体のシート部材規制部のシート部材との接触面(接触位置)の高さより、エラストマ部材溶けシロiだけ高くなるように構成されている。
(1)エラストマ部材10のシート部材取付面24dが、高温下の環境放置で枠体の線膨張での伸びの影響を受けない。
(2)エラストマ部材10が、スクイシート15などのシート部材(薄板部材)に枠体の線膨張の影響を与えない緩衝層として働く。
(3)エラストマ部材10が、枠体から容易に外れない。
ト部材の高温下の環境放置での線膨張の差を吸収する緩衝材として働き、高温下の環境放置後のシート部材のうねりを防止することができる。そこで、本実施例でも、エラストマ部材10を本実施例のように枠体に成形することで、エラストマ部材10が、枠体とシート部材の高温下の環境放置での線膨張の差を吸収する緩衝材として働くことが可能となる。そして、その効果により、高温下の環境放置後のシート部材のうねりを防止することが可能となる。
図18〜図23を参照して、本発明の実施例におけるシートを溶着する工程について、レーザ溶着を用いた場合を例にとり、説明する。図18は、スクイシートを取り付けたクリーニング容器の概略構成図であり、図18(a)は、スクイシート15にうねりが発生していない状態、図18(b)は、スクイシート15の先端がうねった状態をそれぞれ示す。図19は、スクイシート上端にテンションを付与する方法を説明する図である。図19(a)は、クリーニング容器24のシート部材取付面24dを引張り治具48にて湾曲させた状態を示す図である。図19(b)は、クリーニング容器24のシート部材取付面24dの湾曲を解放することによりスクイシート15の上端にテンションが付与された状態を示す図である。図20は、クリーニング容器24に成形されたエラストマ部材10を溶融させスクイシート15を溶着させている状態を示す説明図である。図21は、図20の状態の断面図である。図22は、図21の部分拡大図である。図23は、スクイシート15をエラストマ部材10に溶着させたクリーニング容器24を示す説明図である。
いて)、材質:ポリエステルのスクイシート15を使用した。まず、図18(a)に示すようにクリーニング容器24を用意する。この際、スクイシート自体のシワ、環境変動等によりスクイシート15の先端(像担持体21との接触部)に図18(b)に示すようなうねりxが生ずることがある。このため、スクイシート15を取り付けるときは、図19(a)に示すように引張り治具48によってクリーニング容器24のシート部材取付面24dの力受け部(シート部材取付面24dを湾曲させるとき力を受ける力受け部)を下方へ引っ張る。この際の弾性変形によりシート部材取付面24dを湾曲させ、この状態でスクイシート15を取り付けた後に、この湾曲を解放する。このようにクリーニング容器24を湾曲させることによってスクイシート15の先端に図19(b)に示すように初期テンション量nを与え、うねりを防いでいる。また、本実施例においては、初期テンション量nを0.5mm〜0.8mmの範囲で与えている。
。
、枠体とエラストマ部材との接合界面のズレが生じないので、シート部材の初期テンションを保つ事が可能となる。
図25に示すように、エラストマ部材においてクリーニング容器24とスクイシート15との間で圧縮(加圧)される際に変形を生じる領域における長手方向に直交(交差)する断面形状(容器への食い込み部を除いた断面形状)を台形形状としている。こうすることで、エラストマ部材の圧縮時の座屈を防止することができる。図25は、本発明の実施例におけるエラストマ部材の成形形状効果説明図である。図25(a)は、上記断面形状が台形の場合における圧縮前の様子、図25(b)は、上記断面形状が台形の場合における圧縮時の様子をそれぞれ示す。図25(a−1)は、上記断面形状が矩形の場合における圧縮前の様子、図25(b−1)は、上記断面形状が矩形の場合における圧縮時の様子をそれぞれ示す。すなわち、図25(a−1)、(b−1)に示すように、エラストマ部材10の上記断面形状を矩形とした場合には、座屈が発生し、圧縮した際に圧縮方向(q1方向)に直交する方向(q2方向)にあばれるような変形を生じて姿勢が安定しない。このような状態になると、スクイシート15の溶着が不十分となり、溶着面にずれが生じて溶着後のスクイシート15に傾き等が発生してしまうことがある。一方、図25(a)、(b)に示すように、上記断面形状を圧縮方向に徐々に幅が大きくなる台形形状とすることで、圧縮時の形状安定性が高められ座屈の発生を抑制することができる。
なお、エラストマ部材の上記断面形状は、圧縮時の形状安定性が高い形状であれば台形に限られない。すなわち、エラストマ部材の断面形状において薄板部材と枠体との間で圧縮されることにより変形を生じる領域の断面形状は、圧縮方向に直交する方向の幅が圧縮方向に薄板部材側から枠体側に向かって徐々に大きくなる形状であればよい。図26(a)〜(d)は、エラストマ部材の上記断面形状の各種変形例をそれぞれ示している。
次に、枠体を形成する材質はHIPS(ハイインパクト・ポリスチレン)であり、その線膨張係数は0.000087<1/℃>、弾性率は2.38GPaである。シート部材の材質は、ポリエステルであり、シート厚みは38μm、線膨張係数が0.000015<1/℃>、弾性率は4.5GPaである。すなわち、シート部材に対し、枠体は温度変化が約5.8倍である。よって、常温(ex.23℃)から50℃環境下に環境放置することで、枠体とシート部材の間に挟まれるエラストマ部材には枠体とシート部材の伸びの差分負荷が掛ることとなる。この負荷は、50℃環境下での枠体とシート部材の変位差である。50℃環境下での変位を計算した場合、(枠体とシート部材の全長220mm)枠体の伸び量:0.52mm シート部材の伸び量:0.09mm よって、Δ:0.43mmとなる。
る、高温下の環境放置後の枠体と両面テープの接合界面のズレを無くすことができる。更に、シート部材とエラストマ部材を加熱溶着により接合する事で、接着部材として両面テープを用いた場合に発生する、高温下の環境放置後のシート部材と両面テープとの接合界面のズレを無くすことが可能となる。そして、エラストマ部材の弾性率を枠体やシート部材の弾性率よりも小さくすることで、高温下の環境放置後のエラストマ部材の永久ひずみ量を小さくできる。また、枠体とエラストマ部材、シート部材とエラストマ部材それぞれの接合界面がズレ無い為、シート部材の初期テンションを保つことが出来、シート部材のうねりを防ぐことが可能となる。
Claims (28)
- 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
現像剤収納部を備えた枠体と、
前記現像剤収納部の開口部において前記枠体に対して回転可能に構成された回転体と、
前記枠体に取り付けられ、前記枠体と前記回転体との間から現像剤が漏れ出るのを防ぐべく、前記回転体に当接する薄板部材と、
前記枠体よりも縦弾性係数の小さい熱可塑性樹脂で、前記枠体に一体成形される接着部材と、を備え、
前記薄板部材は、前記接着部材の長手方向に沿って前記接着部材に溶着されることにより前記枠体に取り付けられ、
前記接着部材の前記長手方向と交差する断面形状は、前記薄板部材側から前記枠体側に向かって幅が徐々に大きくなる形状であることを特徴とするカートリッジ。 - 前記接着部材の縦弾性係数は、前記薄板部材の縦弾性係数よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
- 前記接着部材は、近赤外線を吸収するカーボンブラックを含み、
前記薄板部材は、近赤外線を透過することが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ。 - 前記接着部材は、前記枠体に設けられた凹部内に射出成形されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカートリッジ。
- 前記接着部材は、短手方向に延びる断面において、前記枠体と接触する面と、前記薄板部材を接着する面とを有し、それ以外の面の少なくとも一部は前記枠体と接触しないように構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカートリッジ。
- 前記回転体は、像担持体であり、
前記枠体は、前記像担持体から除去された現像剤を収容するクリーニング容器であり、
前記薄板部材は、除去された現像剤を前記クリーニング容器に導くべく、前記像担持体に当接する可撓性シート部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカートリッジ。 - 前記枠体は、現像容器であり、
前記回転体は、像担持体に形成された潜像を現像するための現像剤担持体であり、
前記薄板部材は、前記現像容器と前記現像剤担持体との間から現像剤が漏れるのを防ぐべく、前記現像剤担持体に当接する可撓性シート部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカートリッジ。 - 前記断面形状が、台形であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のカートリッジ。
- 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジの製造方法であって、
前記カートリッジは、
現像剤収納部を備えた枠体と、
前記現像剤収納部の開口部において前記枠体に対して回転可能に構成された回転体と、前記枠体に取り付けられ、前記枠体と前記回転体との間から現像剤が漏れ出るのを防ぐべく、前記回転体に当接する薄板部材と、
前記枠体よりも縦弾性係数の小さい熱可塑性樹脂で、前記枠体に形成された接着部材と、を備え、
前記接着部材は、前記枠体に一体形成した後、
前記薄板部材は、前記接着部材の長手方向に沿って前記接着部材に溶着し、前記枠体に取り付けたものであって、
前記接着部材は、前記長手方向と交差する断面形状が前記薄板部材側から前記枠体側に向かって幅が徐々に大きくなる形状となるように形成したことを特徴とするカートリッジの製造方法。 - 前記接着部材の縦弾性係数は、前記薄板部材の縦弾性係数よりも小さいことを特徴とする請求項9に記載のカートリッジの製造方法。
- 前記薄板部材は、加熱することで前記接着部材に溶着することを特徴とする請求項9または10に記載のカートリッジの製造方法。
- 前記接着部材は、近赤外線を吸収するカーボンブラックを含み、
前記薄板部材は、近赤外線を透過することが可能であり、
前記接着部材に近赤外線を吸収させ、発熱させることにより、前記薄板部材を溶着することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。 - 前記薄板部材を前記接着部材に溶着する際において、前記接着部材を圧縮する方向に前記薄板部材の位置を規制可能である規制部を前記枠体に設けたことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。
- 前記接着部材と前記薄板部材との接触位置は、前記規制部が前記薄板部材を規制する際における前記薄板部材と前記規制部との接触位置よりも高くなるように配置した後、溶着することを特徴とする請求項13に記載のカートリッジの製造方法。
- 前記接着部材は、前記枠体に設けられた凹部内に注入し成形することを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。
- 前記接着部材は、前記枠体に成形されたときに前記枠体と接触する面と、前記薄板部材を接着する面とを有し、それ以外の面の少なくとも一部は前記枠体と接触しないようにして構成することを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。
- 前記回転体は、像担持体であり、
前記枠体は、前記像担持体から除去された現像剤を収容するクリーニング容器であり、
前記薄板部材は、除去された現像剤を前記クリーニング容器に導くべく、前記像担持体に当接する可撓性シート部材であることを特徴とする請求項9〜16のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。 - 前記枠体は、現像容器であり、
前記回転体は、像担持体に形成された潜像を現像するための現像剤担持体であり、
前記薄板部材は、前記現像容器と前記現像剤担持体との間から現像剤が漏れるのを防ぐべく、前記現像剤担持体に当接する可撓性シート部材であることを特徴とする請求項9〜16のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。 - 前記断面形状が、台形であることを特徴とする請求項9〜18のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。
- 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
現像剤収納部を備えた枠体と、
前記現像剤収納部の開口部において前記枠体に対して回転可能に構成された回転体と、
前記枠体に取り付けられ、前記枠体と前記回転体との間から現像剤が漏れ出るのを防ぐべく、前記回転体に当接する薄板部材と、
前記枠体に成形された、前記枠体よりも縦弾性係数の小さい接着部材と、を備え、
前記薄板部材は、前記接着部材の長手方向に沿って前記枠体に設けられた前記接着部材に取り付けられ、
前記接着部材の前記長手方向と交差する断面形状は、前記薄板部材側から前記枠体側に向かって幅が徐々に大きくなる形状であることを特徴とするカートリッジ。 - 前記接着部材の縦弾性係数は、前記薄板部材の縦弾性係数よりも小さいことを特徴とする請求項20に記載のカートリッジ。
- 前記接着部材は、近赤外線を吸収するカーボンブラックを含み、
前記薄板部材は、近赤外線を透過することが可能であることを特徴とする請求項20または21に記載のカートリッジ。 - 前記接着部材は、前記枠体に設けられた凹部内に成形されることを特徴とする請求項20〜22のいずれか1項に記載のカートリッジ。
- 前記接着部材は、短手方向に延びる断面において、前記枠体と接触する面と、前記薄板部材を接着する面とを有し、それ以外の面の少なくとも一部は前記枠体と接触しないように構成されたことを特徴とする請求項20〜23のいずれか1項に記載のカートリッジ。
- 前記回転体は、像担持体であり、
前記枠体は、前記像担持体から除去された現像剤を収容するクリーニング容器であり、
前記薄板部材は、除去された現像剤を前記クリーニング容器に導くべく、前記像担持体に当接する可撓性シート部材であることを特徴とする請求項20〜24のいずれか1項に記載のカートリッジ。 - 前記枠体は、現像容器であり、
前記回転体は、像担持体に形成された潜像を現像するための現像剤担持体であり、
前記薄板部材は、前記現像容器と前記現像剤担持体との間から現像剤が漏れるのを防ぐべく、前記現像剤担持体に当接する可撓性シート部材であることを特徴とする請求項20〜24のいずれか1項に記載のカートリッジ。 - 前記断面形状が、台形であることを特徴とする請求項20〜26のいずれか1項に記載のカートリッジ。
- 請求項1〜8、20〜27のいずれか1項に記載のカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。
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