JP5858390B1 - 射出成形用金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製の基材に断熱層を介して金属層を積層し、金属層をキャビティ表面とした射出成形用金型において、ゲートからキャビティ内に射出された溶融樹脂の金型内圧力による金属層の変形を抑制できる射出成形用金型を提供する。【解決手段】キャビティ1内で成形される製品6の形状に応じた表面を有する金属製の基材2と、基材2の表面に設けられ基材2よりも柔らかい材質から成る断熱層3と、断熱層3の表面に設けられキャビティ1の表面を成す金属層4とを備えた射出成形用金型1aであって、金属層4と基材2との間に、断熱層3の材質よりも硬い材質から成る補強材11を部分的に介設し、補強材11が、キャビティ1内に溶融した熱可塑性樹脂を射出するゲート5の部分に配設され、この補強材11により、ゲート5からキャビティ1内に射出された直後の熱可塑性樹脂の金型内圧力を支持する。【選択図】図2

Description

本発明は、溶融状態の熱可塑性樹脂(以下、樹脂とも言う)が充填されるキャビティを形成する射出成形用金型に関する。
射出成形は、加熱溶融した樹脂を射出成形用金型(以下、金型とも言う)の内部に形成されたキャビティに射出充填し、冷却固化した後に金型を開き、成形品(以下、製品とも言う)を取り出すようにした樹脂の成形方法である。
従来、射出成形用金型として、図1に示すように、キャビティ1内で成形される製品の形状に応じた表面を有する金属製の基材2と、基材2の表面に設けられた断熱層3と、断熱層3の表面に設けられた金属層4とを備え、金属層4がキャビティ1の表面を成す断熱金型1Jが知られている(特許文献1参照)。断熱層3の材質には、金属層4よりも熱伝導率が低い耐熱プラスチックやプラスチック複合材等が用いられている。
この断熱金型1Jにおいては、キャビティ1の表面を成す金属層4が断熱層3によって基材2から断熱されており、金属層4の熱容量が基材2から熱的に遮断された限定的なものとなっている。よって、溶融状態の樹脂がゲート5からキャビティ1内に射出された際、その樹脂の熱によって金属層4が速やかに昇温され、キャビティ1内における樹脂の流動性が向上する。この結果、ショートショット等の不具合を抑制でき、キャビティ1の表面の製品への転写性が向上する。
特開2000−25046号公報
しかし乍ら、従来の断熱金型1Jにおいては、断熱層3が耐熱プラスチックやプラスチック複合材等から成っていて剛性が高いとは言えないため、溶融状態の樹脂をゲート5からキャビティ1内に射出した際に、樹脂の金型内圧力(例えば700kgf/cm2)によってゲート5近傍の金属層4が撓んでしまう(図1の仮想線X参照)。これは、キャビティ1内で成形される製品の精度悪化を招く。また、溶融状態の樹脂をケート5からキャビティ1内に射出する毎に、すなわち、射出成形ワンショット毎にゲート5近傍の金属層4に撓みが生じるため、経年使用により金属疲労が蓄積し、金型1Jの耐久性が低下する。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、金属製の基材に断熱層を介して金属層を積層し、金属層をキャビティ表面とした射出成形用金型において、ゲートからキャビティ内に射出された溶融樹脂の金型内圧力による金属層の変形を抑制できる射出成形用金型を提供することにある。
上述の目的を達成すべく創案された本発明によれば、溶融した熱可塑性樹脂が充填されるキャビティを形成する射出成形用金型であって、キャビティ内で成形される製品の形状に応じた表面を有する金属製の基材と、基材の表面に設けられ基材よりも柔らかい材質から成る断熱層と、断熱層の表面に設けられキャビティの表面を成す金属層とを備え、金属層と基材との間に、キャビティの面方向に沿って部分的に、断熱層の材質よりも硬い材質から成る補強材を介設し、補強材が、金属製のメッシュから成り、キャビティ内に溶融した熱可塑性樹脂を射出するためのゲートの射出部分に少なくとも配設され、ゲートからキャビティ内に射出された直後の熱可塑性樹脂の金型内圧力を支持する、ことを特徴とする射出成形用金型が提供される。
本発明に係る射出成形用金型にあっては、メッシュが、編み目のサイズが異なる複数種類のメッシュ片から成り、キャビティ内に溶融した熱可塑性樹脂を注入するためのゲートの部分において、樹脂の流入部に細目のメッシュ片が配設され、樹脂の流れ方向下流側部に粗目のメッシュ片が配設されてもよい。
本発明に係る射出成形用金型にあっては、メッシュが、金属層と基材との間においてキャビティの面方向に間隔を隔てて複数配設され、金属層と基材との間の断熱層の層厚を定めるスペーサーを兼ねてもよい。
本発明に係る射出成形用金型にあっては、断熱層が、基材と金属層とを接合する接着剤を兼ねてもよい。
本発明に係る射出成形用金型にあっては、金属層に対向する対向金型と、対向金型にキャビティ内に突出するように設けられ、製品に孔部を成形するための押切部とを備え、金属層と基材との間において、押切部が対向する部分にメッシュを配設した補強領域部を設け、補強領域部により押切部における押切圧力を支持するようにしてもよい。
本発明に係る射出成形用金型にあっては、金属層と基材との間において、押切部が対向する部分を囲むようにしてメッシュを配設しない断熱層のみの断熱領域部を設け、断熱領域部によりキャビティ内にて押切部の周囲を回り込むように流れる熱可塑性樹脂の流動性を高めるようにしてもよい。
本発明に係る射出成形用金型にあっては、金属層の表面の一部分にシボ部を形成し、金属層と基材との間において、シボ部の部分にメッシュを配設しない断熱層のみの断熱領域部を設けると共に、シボ部の近傍にメッシュを配設した補強領域部を設け、補強領域部の断熱性と断熱領域部の断熱性との差によって、キャビティ内を流れる熱可塑性樹脂をシボ部に案内するようにしてもよい。
本発明に係る射出成形用金型にあっては、金属層に対向する対向金型と、対向金型にキャビティ内に突出するように設けられ、製品に薄肉部を成形するための隆起部とを備え、金属層と基材との間において、隆起部が対向する部分にメッシュを配設しない断熱層のみの断熱領域部を設けると共に、隆起部が対向する部分を囲むようにしてメッシュを配設した補強領域部を設け、補強領域部の断熱性と断熱領域部の断熱性との差によって、キャビティ内を流れる熱可塑性樹脂を隆起部に案内するようにしてもよい。
本発明によれば、基材に断熱層を介して積層した金属層をキャビティ表面とした射出成形用金型において、金属層と基材との間に、キャビティ内に熱可塑性樹脂を射出するゲートの部分に位置して、断熱層よりも硬い補強材(金属製のメッシュ)を介設したので、ゲートからキャビティ内に射出された熱可塑性樹脂の金型内圧力を補強材で支持することができる。この結果、ゲートからキャビティ内に射出された溶融樹脂の金型内圧力による金属層の変形を抑制でき、キャビティ内で成形される製品の精度を向上できる。また、射出成形のワンショット毎の金属層の撓みを抑えられるので、金型の耐久性を向上できる。
従来例を示す射出成形用金型を示す側断面図である。 本発明の第1実施形態に係る射出成形用金型の説明図であり、(a)は射出成形用金型の側断面図であって(b)のIIa−IIa線断面図、(b)は射出成形用金型の補強材の配置を示す平断面図であって(a)のIIb−IIb線断面図である。 図2の射出成形用金型で成形された製品の斜視図である。 図2の射出成形用金型の断熱層および補強材を示す断面図であり、(a)は補強材が金属製のメッシュのタイプ、(b)は補強材がセラミック製の球体のタイプを示す。 断熱層に、メッシュを入れない場合、粗目メッシュを入れた場合、細目メッシュを入れた場合における、圧縮剛性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る射出成形用金型の説明図であり、(a)は射出成形用金型の横断面図であって(b)のVIa−VIa線断面図、(b)は射出成形用金型の補強材の配置を示す平断面図であって(a)のVIb−VIb線断面図である。 図6の射出成形用金型で成形された製品の斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る射出成形用金型の説明図であり、(a)は射出成形用金型の横断面図であって(b)のVIIIa−VIIIa線断面図、(b)は射出成形用金型の補強材の配置を示す平断面図であって(a)のVIIIb−VIIIb線断面図である。 図8の射出成形用金型で成形された製品の斜視図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態:射出成形用金型1aの概要)
図2に本発明の第1実施形態に係る射出成形用金型1aの概要を示す。本実施形態に係る射出成形用金型1aは、溶融した熱可塑性樹脂が充填されるキャビティ1を形成するものであり、キャビティ1内で成形される製品6(図3参照)の形状に応じた表面を有する金属製の基材2と、基材2の表面に設けられ基材2よりも柔らかい材質から成る断熱層3と、断熱層3の表面に設けられキャビティ1の表面を成す金属層4とを備えている。この金型をキャビティ型7と称す。
射出成形用金型1aは、上述したキャビティ型7の他、キャビティ型7の金属層4に対向する対向金型(コア型8)を備えている。コア型8とキャビティ型7とは開閉自在(接触離間自在)となっており、閉じられた状態でその内方に形成されるキャビティ1にゲート5から溶融状態の熱可塑性樹脂が射出され、その樹脂が硬化した後にコア型8とキャビティ型7とが開かれて製品6(図3参照)がキャビティ1から取り出される。ゲート5は、コア型8の端部に形成されている。
コア型8には、キャビティ1内に突出するように円柱状の押切部9が設けられている。コア型8に設けられた押切部9の頂面は、コア型8とキャビティ型7とが閉じられたとき、キャビティ型7の金属層4の表面に軽く接触した状態となる。この押切部9は、キャビティ1内で成形される図3に示す製品6(薄板、板厚2mm程度)に、孔部10を成形するものである。
キャビティ型7の金属層4と基材2との間には、キャビティ1の面方向に沿って部分的に、断熱層3の材質よりも硬い材質から成る補強材11が介設されている。補強材11は、キャビティ1内に溶融した熱可塑性樹脂を射出するためのゲート5の射出部分に少なくとも配設され、ゲート5からキャビティ1内に射出された直後の熱可塑性樹脂の金型内圧力を支持する。また、補強材11は、コア型8の押切部9の直面が対向する部分にも配設されている。この補強材11は、コア型8とキャビティ型7とが閉じられた際、押切部9における押切圧力を支持する。補強材11については、後に詳述する。
(熱可塑性樹脂)
図2(a)に示すゲート5からキャビティ1内に注入される熱可塑性樹脂は、融点まで加熱されることで柔らかくなり、目的の形に形成できる樹脂である。具体的には、非晶性樹脂のポリエーテルサルフォン(PES)、ポリカーボネート(PC)、アクリル(PMMA)、ABS等のエンジニアリングプラスチックの他、結晶性樹脂のPEEK、PPS、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等が用いられる。熱可塑性樹脂は、溶融状体でゲートからキャビティ1内に射出される。キャビティ1内に射出された樹脂の金型内圧力は、例えば、700kgf/cm2程度である。
(基材2)
基材2の表面は、キャビティ1内で成形される製品6(図3参照)の基本的な形状に応じて形成されており、これにより製品6の基本的な形状が成形される。なお、製品6の表面に細かな凹凸(シボ、文様等)を設ける場合には、基材2の表面ではなく、金属層4の表面にシボや文様等に応じた加飾部を凹凸形成し、この加飾部によって製品6の表面にシボや文様を転写成形する。基材2の材質には、プリハードン鋼、炭素鋼、アルミ等の金属が用いられる。基材の厚さは、20mm程度である。
(断熱層3)
基材2の表面には、断熱層3が形成されている。断熱層3は、キャビティ1内に注入された溶融樹脂の熱エネルギーが基材2に伝達することを抑制し、溶融樹脂の温度が低下することによる流動性の低下を抑える。断熱層3は、エポキシ樹脂にガラスフィラーを混合したものが用いられ、基材2と金属層4とを接合する接着剤を兼ねている。なお、断熱層3には、エポキシ樹脂の他、フェノール樹脂、PEEK樹脂、メラニン樹脂、ポリウレタン樹脂、PPS、ポリエーテルサルフォン(PES)等を用いてもよく、これらにガラスフィラーやセラミック粉末等を混合したものを用いてもよい。断熱層3の層厚は、0.1mm〜1mm程度(好ましくは0.4mm〜0.7mm)となっている。
(金属層4)
断熱層3の表面には、金属層4が形成されている。金属層4は、キャビティ1の表面を成す。金属層4は、断熱層3によって基材2から断熱されており、金属層4の熱容量は、基材2から熱的に遮断された限定的なものとなっている。このため、金属層4は、キャビティ1内に注入された溶融樹脂から熱エネルギーを受けた際、容易にその熱容量一杯まで加熱されて温度上昇する。従って、キャビティ1内の溶融樹脂の温度が低下することによる流動性の低下を抑えることができる。また、金属層4は、断熱層3を覆っているため、キャビティ1内に注入された溶融樹脂が直接的に断熱層3に接することによる断熱層3の劣化を防止し、高温の溶融樹脂の熱から断熱層3を保護する機能も発揮する。
金属層4は、強度や比熱を考慮して、プリハードン鋼、ステンレス、アルミ、銅合金、ニッケル合金、炭素鋼等が用いられる。金属層4の層厚は、0.2mm〜1mm程度(好ましくは0.5〜0.6mm)となっている。なお、キャビティ1内で成形される製品6(図3参照)の表面に細かな凹凸(シボ、文様等)を設ける場合には、金属層4の表面にシボや文様等に応じた加飾部を凹凸形成し、この加飾部によって製品6の表面にシボや文様を転写成形する。
(補強材11)
図2(a)、図2(b)に示すように、キャビティ型7の金属層4と基材2との間には、キャビティ1の面方向に沿って部分的に、断熱層3の材質よりも硬い材質から成る補強材11が介設されている。補強材11は、キャビティ1内に溶融した熱可塑性樹脂を射出するためのゲート5の射出部分に少なくとも配設され、ゲート5からキャビティ1内に射出された直後の熱可塑性樹脂の金型内圧力を支持する。
すなわち、ゲート5からキャビティ1内に射出された直後の熱可塑性樹脂の高い金型内圧力(例えば700kgf/cm2、)は、補強材11によって支持される。この結果、ゲート5からキャビティ1内に射出された溶融樹脂の金型内圧力によるゲート射出部分の金属層4の変形を抑制でき、キャビティ1内で成形される製品6(図3参照)の精度を向上できる。また、射出成形のワンショット毎のゲート射出部分における金属層4の撓みを抑制できるので、金型(キャビティ型7)の耐久性を向上できる。
なお、ゲート5からゲート射出部分の補強材11の部分を通過してキャビティ1の奧に進入した溶融樹脂は圧力が低下した状態となるため、補強材11がなくても金属層4が変形することはなく、補強材11がない断熱層3のみの部分の高い断熱性によって溶融樹脂の温度および流動性を保持でき、ショートショット等の不具合を抑制できる。
(メッシュ)
補強材11は、金属製のメッシュからなる。メッシュ11は、縦のメッシュ線と横のメッシュ線とが格子状に編み込まれて構成されており、断熱層3(エポキシ樹脂など)と共に基材2と金属層4との間に配置されている。基材2と金属層4との間に断熱層3の材質(硬化前のエポキシ樹脂など)およびメッシュ11を挟んだ状態で、基材2と金属層4とを押し付け合わせることで、図4(a)の状態となり、メッシュ11の各メッシュ線の間に断熱層3の材質(エポキシ樹脂など)が入り込み、メッシュ11の上面が基材2に接し、メッシュ11の下面が金属層4に接する。この結果、基材2と金属層4との間の間隔がメッシュ線の直径の2倍となり、メッシュ11が基材2と金属層4との間隔を定めるスペーサーとなる。
このメッシュ11によって、ゲート5からキャビティ1内に溶融樹脂が射出されて、ゲート5近傍のキャビティ内面(金属層4)に金型内圧力が加わった際、キャビティ内面の圧縮剛性を高めることができる。なお、図4(a)において、メッシュ11の上面と基材2との間、メッシュ11の下面と金属層2との間に、断熱層3の材質(エポキシ樹脂など)が介在していても構わない。このように基材2と金属層4との間の断熱層3にメッシュ11がフローティング状態となっていても、基材2と金属層4との間の断熱層3にメッシュ11が存在しない場合と比べると、上記金型内圧力による断熱層3の材質(エポキシ樹脂など)の撓み量が少なくなり、金属層4の撓み量を減らせる。
なお、補強材11は、上述したメッシュ11に限られず、図4(b)に示すように、金属またはセラミックからなる球体12であってもよい。この球体12によっても、メッシュ11と同様に、金型内圧力によって金蔵層4が撓むことを抑制でき、キャビティ内面の圧縮剛性を高めることができる。球体12は、図4(b)においては互いに接するように隣り合っているが、球体12同士の間に多少の間隔が生じていても構わない。球体12の直径は、例えば、0.6mm程度である。
(細目メッシュ片11a、粗目メッシュ片11b)
補強材11を成す金属製のメッシュ11は、図2(b)に示すように、編み目のサイズが異なる複数種類のメッシュ片11a、11bを有し、キャビティ1内に溶融した熱可塑性樹脂を注入するためのゲート5の射出部分において、樹脂の流入部には細目メッシュ片11aが配設され、樹脂の流れ方向下流側部には粗目メッシュ片11bが配設されている。粗目メッシュ片11bは、材質SUS304、線径0.34mm、目合(1インチ(25.4mm)当たりの目数)14であり、細目メッシュ片11aは、材質および線径については粗目メッシュ片と同じであり、目合が30となっている。
細目メッシュ片11a 、粗目メッシュ片11bは、夫々、メッシュ線の間に断熱層3の材質(エポキシ樹脂など)が入り込んだ状態となっており(図4(a)参照)、目合の相違に応じてメッシュ線の間に入り込む断熱層の材質(エポキシ樹脂など)の量が異なり、粗目メッシュ11bの方が細目メッシュ11aよりもメッシュ線の間に入り込む断熱層3の材質(エポキシ樹脂など)の量が多い。このため、断熱性は、粗目メッシュ片11bの方が細目メッシュ片11aよりも高い。一方、圧縮剛性(圧縮力に対する変位量)は、細目メッシュ片11aの方が粗目メッシュ片11bよりも高い。この点、図5を用いて説明する。
図5は、断熱層3に、メッシュ11を入れない場合、粗目メッシュ11bを入れた場合、細目メッシュ11aを入れた場合における、金型(キャビティ型7)の圧縮剛性を示すグラフである。同じ圧縮力における変位量は、「メッシュ無し」>「粗目メッシュ」>「細目メッシュ」となっており、圧縮剛性は、「細目メッシュ」>「粗目メッシュ」>「メッシュ無し」となっている。すなわち、メッシュ線の格子密度が高い細目メッシュ11aは、格子密度が低い粗目メッシュ11bよりも圧縮剛性が高い。一方、粗目メッシュ11bの方が細目メッシュ11aよりもメッシュ線の間に入り込む断熱層3の材質(エポキシ樹脂など)の量が多いため、粗目メッシュ片11bの方が細目メッシュ片11aよりも断熱性が高い。すなわち、断熱性は、「メッシュ無し」>「粗目メッシュ」>「細目メッシュ」となる。
このような断熱性および圧縮剛性の差を考慮して、図2(b)に示すように、ゲート5の樹脂流入部には細目メッシュ片11aを配設し、ゲートの樹脂流れ方向下流側部には粗目メッシュ片11bを配設している。ゲート5の樹脂流入部に細目メッシュ片11aを配設することで、キャビティ1内に射出された直後の高い金型内圧力(例えば700kgf/cm2、図5参照)を細目メッシュ片11aにより的確に支持して金属層4の変形を抑制できる。また、ゲート5の樹脂流れ方向下流側部に粗目メッシュ片11bを連ねて配設することで、断熱性を徐変させることができ、断熱性が急変することによる転写性の悪化(製品6のくすみ、艶悪化など)を回避できる。また、この粗目メッシュ片11bが
配設された部分(ゲート5の樹脂流れ方向下流側部)を流れる溶融樹脂の圧力は、射出直後の部分(ゲート5の樹脂流入部)に比べれば低下しているため、粗目メッシュ11bでも十分に支持でき、金属層4の変形を抑制できる。なお、編み目のサイズが3段階以上異なる複数種類のメッシュ片を用い、ゲート5の部分において、樹脂の流れ方向に沿って、順番に、細目メッシュから粗目メッシュとなるように配設してもよい。
(押切部9の補強領域部13)
図2(a)、図2(b)に示すように、キャビティ型7の金属層4と基材2との間には、コア型8の押切部9の頂面が対向する部分に位置して、補強材11を配設した補強領域部13が設けられている。この補強領域部13は、コア型8とキャビティ型7とが閉じられたとき、押切部9の頂面における押切圧力を支持し、押切部9が対向する部分の金属層4が撓むことを抑制する。よって、この部分の金属層4が射出成形のワンショット毎に撓むことを抑制でき、金型(キャビティ型7)の耐久性を向上できる。また、コア型8の押切部9の頂面とキャビティ型7の金属層4との間に溶融樹脂が入り込むことを抑制できるので、図3に示す製品6の孔部10におけるバリの発生を抑制できる。なお、補強領域部13には、細目メッシュ片11aが用いられているが、強度や剛性に問題が無ければ粗目メッシュ片11bを用いてもよい。
(押切部9の周囲の断熱領域部14)
図2(a)、図2(b)に示すように、キャビティ型の7金属層4と基材2との間には、押切部9が対向する部分を囲むようにして、補強材(メッシュ)11を配設しない断熱層3のみの断熱領域部14が設けられている。この断熱領域部14は、キャビティ1内にて押切部9の周囲を回り込むように流れる溶融樹脂(一点鎖線の矢印参照)の温度を保って流動性を高め、溶融樹脂の合流部15におけるウェルドラインの発生を抑制する。
(その他の補強領域部)
図2(a)、図2(b)に示すように、キャビティ型7の金属層4と基材2との間には、キャビティ1の面方向に間隔を隔てて、補強材(メッシュ)11を配設した補強領域部16、17が設けられている。メッシュ11は、粗目メッシュ片11bに限られず、細目メッシュ片11aでも構わない。これら補強領域部16、17のメッシュ11は、金属層4と基材2との間の断熱層3の層厚を定めるスペーサーとして機能する。すなわち、キャビティ型7を製造する際、断熱層3を挟んで基材2と金属層4とを押し付け合わせるが、このとき、キャビティ1の面方向に間隔を隔てて複数のメッシュ11を配設することで、これらメッシュ11がスペーサーとなって断熱層3の厚さをキャビティ1の面方向に沿って容易に一定の厚さにすることができ、キャビティ型7の製造精度が向上する。
また、図2(b)に示すように、補強領域部16(メッシュ11)は、キャビティ型7の金属層4と基材2との間において、キャビティ1内を流れる溶融樹脂の流れ方向における、押切部9の下流側の左右に配設されている。すなわち、キャビティ型7の金属層4と基材2との間には、キャビティ1内を流れる溶融樹脂の流れ方向において、押切部9の下流側の左右に補強領域部16(メッシュ11)が配設されている。この補強領域部16のメッシュ11によりその部分の断熱性が低下する。よって、キャビティ1内において、補強領域部16の部分を流れる溶融樹脂の温度が低下し、溶融樹脂の流動性が悪化する。従って、ゲート5から注入されてキャビティ1内の押切部9の周囲を流れる溶融樹脂は、押切部9の下流側の左右に配置された補強領域部16における悪い流動性によって、合流部15に向けて偏向される。この結果、合流部15に十分な量の溶融樹脂を供給でき、ウェルドラインの発生を抑制できる。
(第2実施形態:射出成形用金型1b)
図6に本発明の第2実施形態に係る射出成形用金型1bの概要を示し、図7にその金型で成形された製品6(薄板、板厚2mm程度)を示す。図6に示す第2実施形態に係る射出成形用金型1bは、図2〜図5を用いて説明した第1実施形態に係る射出成形用金型1aと基本的には同様の構成であるため、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図6と図2とを対比すれば明らかなように、第2実施形態に射出成形用金型1bにあっては、コア型8の押切部9が省略され、代わりにキャビティ型7にシボ部18が形成されている。すなわち、キャビティ型7の、金属層4の表面の一部分にシボ部18が形成されている。また、キャビティ型7の金属層4と基材2との間において、シボ部18の部分に補強材を配設しない断熱層3のみの断熱領域部19が設けられると共に、シボ部18の近傍に補強材(メッシュ)11を配設した補強領域部20を設けられている。この構成によれば、補強領域部20の断熱性と断熱領域部19の断熱性との差によって、キャビティ1内を流れる熱可塑性樹脂(一点鎖線の矢印参照)がシボ部18に案内されることになる。この結果、シボ部19の転写性が向上し、図7に示す製品6において、シボ部19が転写されたシボ成形部21の成形精度が向上する。
なお、図6(b)において、補強領域部20の補強材(メッシュ)11は、粗目メッシュ片11bに限られず、細目メッシュ片11aでもよい。また、粗目メッシュ片11bの左右方向外側に細目メッシュ片11aを配設して断熱性の差を段階的とし、キャビティ1内を流れる熱可塑性樹脂をシボ部18に一層案内し易くしてもよい。
(第3実施形態:射出成形用金型1c)
図8に本発明の第3実施形態に係る射出成形用金型1cの概要を示し、図9にその金型で成形された製品6(薄板、板厚2mm程度)を示す。図8に示す第3実施形態に係る射出成形用金型1cは、図2〜図5を用いて説明した第1実施形態に係る射出成形用金型1aと基本的には同様の構成であるため、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図8と図2とを対比すれば明らかなように、第3実施形態に射出成形用金型1cにあっては、コア型8の押切部9が省略され、代わりにコア型8に隆起部22が形成されている。すなわち、コア型8に、キャビティ1内に突出するようにして、製品6に薄肉部23を成形するための隆起部22が形成されている。また、キャビティ型7の金属層4と基材2との間において、隆起部22が対向する部分に補強材(メッシュ)11を配設しない断熱層3のみの断熱領域部24が設けられると共に、隆起部24が対向する部分を囲むようにして補強材(メッシュ)11を配設した補強領域部25が設けられている。この構成によれば、補強領域部25の断熱性と断熱領域部24の断熱性との差によって、キャビティ1内を流れる熱可塑性樹脂を隆起部22に案内される。この結果、隆起部22での成形精度が向上し、図9に示す製品6において、隆起部22により成形される薄肉部23のショートやウェルドの発生を防止できる。なお、製品6の薄肉部23の厚さは0.5mm程度である。
なお、補強領域部25の補強材(メッシュ)11は、粗目メッシュ片11bおよび細目メッシュ片11aのどちらでもよく、図8(b)に示すように、粗目メッシュ片11bおよび細目メッシュ片11aの双方を用いてもよい。本実施形態では、図8(b)に示すように、ゲート5に近い部分の二辺に細目メッシュ片11aを配設し、断熱性に段階的な傾斜を付けることで、キャビティ1内を流れる熱可塑性樹脂を隆起部22に一層案内し易くしている。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。例えば、第1〜第3実施形態の金型を全て組み合わせてもよく、任意の二つの実施形態を組み合わせてもよい。
本発明は、溶融した熱可塑性樹脂が充填されるキャビティを形成する射出成形用金型に利用できる。
1a 射出成形用金型
1b 射出成形用金型
1c 射出成形用金型
1 キャビティ
2 基材
3 断熱層
4 金属層
5 ゲート
6 製品
7 キャビティ型
8 対向金型(コア型)
9 押切部
10 孔部
11 補強材(メッシュ)
11a 細目メッシュ片
11b 粗目メッシュ片
13 補強領域部
14 断熱領域部
18 シボ部
19 断熱領域部
20 補強領域部
22 隆起部
23 薄肉部
24 断熱領域部
25 補強領域部

Claims (8)

  1. 溶融した熱可塑性樹脂が充填されるキャビティを形成する射出成形用金型であって、
    前記キャビティ内で成形される製品の形状に応じた表面を有する金属製の基材と、
    該基材の表面に設けられ前記基材よりも柔らかい材質から成る断熱層と、
    該断熱層の表面に設けられ前記キャビティの表面を成す金属層とを備え、
    該金属層と前記基材との間に、前記キャビティの面方向に沿って部分的に、前記断熱層の材質よりも硬い材質から成る補強材を介設し、
    該補強材が、金属製のメッシュから成り、前記キャビティ内に溶融した熱可塑性樹脂を射出するためのゲートの射出部分に少なくとも配設され、前記ゲートから前記キャビティ内に射出された直後の熱可塑性樹脂の金型内圧力を支持する、ことを特徴とする射出成形用金型。
  2. 前記メッシュが、編み目のサイズが異なる複数種類のメッシュ片から成り、
    前記キャビティ内に溶融した熱可塑性樹脂を注入するためのゲートの部分において、樹脂の流入部に細目のメッシュ片が配設され、樹脂の流れ方向下流側部に粗目のメッシュ片が配設された、ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形用金型。
  3. 前記メッシュが、前記金属層と前記基材との間において前記キャビティの面方向に間隔を隔てて複数配設され、前記金属層と前記基材との間の前記断熱層の層厚を定めるスペーサーを兼ねる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形用金型。
  4. 前記断熱層が、前記基材と前記金属層とを接合する接着剤を兼ねる、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の射出成形用金型。
  5. 前記金属層に対向する対向金型と、該対向金型に前記キャビティ内に突出するように設けられ、前記製品に孔部を成形するための押切部とを備え、
    前記金属層と前記基材との間において、前記押切部が対向する部分に前記メッシュを配設した補強領域部を設け、該補強領域部により前記押切部における押切圧力を支持する、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の射出成形用金型。
  6. 前記金属層と前記基材との間において、前記押切部が対向する部分を囲むようにして前記メッシュを配設しない前記断熱層のみの断熱領域部を設け、該断熱領域部により前記キャビティ内にて前記押切部の周囲を回り込むように流れる熱可塑性樹脂の流動性を高めた、ことを特徴とする請求項5に記載の射出成形用金型。
  7. 前記金属層の表面の一部分にシボ部を形成し、
    前記金属層と前記基材との間において、前記シボ部の部分に前記メッシュを配設しない前記断熱層のみの断熱領域部を設けると共に、前記シボ部の近傍に前記メッシュを配設した補強領域部を設け、
    該補強領域部の断熱性と前記断熱領域部の断熱性との差によって、前記キャビティ内を流れる熱可塑性樹脂を前記シボ部に案内する、ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の射出成形用金型。
  8. 前記金属層に対向する対向金型と、該対向金型に前記キャビティ内に突出するように設けられ、前記製品に薄肉部を成形するための隆起部とを備え、
    前記金属層と前記基材との間において、前記隆起部が対向する部分に前記メッシュを配設しない前記断熱層のみの断熱領域部を設けると共に、前記隆起部が対向する部分を囲むようにして前記メッシュを配設した補強領域部を設け、
    該補強領域部の断熱性と前記断熱領域部の断熱性との差によって、前記キャビティ内を流れる熱可塑性樹脂を前記隆起部に案内する、ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の射出成形用金型。
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