JP2014046590A - 断熱金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】 断熱金型表面の転写性を良好な状態としながらも耐久性を向上し得る断熱金型を提案する。
【解決手段】 本発明の断熱金型1にあっては、表側から表面保護層30、補強層40、断熱樹脂層20、金型基体10の順で積層される。この断熱金型1における補強層40は、断熱樹脂層20の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、表面保護層30の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有している。このような断熱金型1によれば、断熱金型表面の転写性を良好な状態としながらも耐久性を向上することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、射出成形に用いられる断熱金型に関するものである。
射出成形法は、溶融樹脂を高圧で金型のキャビティに射出して成形する手法である。この金型に断熱金型を適用した場合、成形時における断熱金型表面での急速な温度低下が防止されて断熱金型表面の転写性が向上し、おおむね設計値通りの成形品を製造できることが知られている。
このような断熱金型として、金属基体上に樹脂層が断熱樹脂層として装着され、当該樹脂層上に金属層が表面層として装着されたものが提案されている。
特開2008−221472号公報
ところで、上記特許文献1における金属層をめっき等で薄く形成した場合にはその金属層自体の強度が小さくなり、断熱金型の耐久性が不十分となる傾向がある。
一方、金属層を厚く形成した場合には金属層の強度を大きくできるものの、断熱樹脂層の断熱効果が低減して断熱金型表面の転写性が粗悪になる傾向がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、断熱金型表面の転写性を良好な状態としながらも耐久性を向上し得る断熱金型を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明は、表側から表面保護層、補強層、断熱樹脂層、金型基体の順で積層された断熱金型であって、前記補強層は、前記断熱樹脂層の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、前記表面保護層の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有することを特徴とする。
このような断熱金型では、表面保護層と断熱樹脂層との間に、断熱樹脂層の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有する補強層が設けられているため、当該補強層がない場合に比べて、表面保護層が薄くても断熱金型の耐久性を向上することができる。
また、この補強層は、表面保護層の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有しているため、成形時における断熱金型表面での急速な温度低下を有効に抑制することができ、当該断熱金型表面の転写性を良好な状態とすることができる。
こうして、断熱金型表面の転写性を良好な状態としながらも耐久性を向上し得る断熱金型が提供される。
また、前記補強層は、無機部材であることが好ましく、セラミックスであることがさらに好ましい。
このような部材を適用した場合、断熱樹脂層の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、前記表面保護層の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有する補強層として選択し得る材料の選択幅が広がる。したがって、様々な種類の成形用樹脂に対して断熱金型表面の転写性を良好な状態とさせつつも耐久性を向上させ得る補強層を得ることができる。
また、補強層が無機部材(セラミックス)である場合、当該補強層に含有される無機バインダーにより前記補強層と前記表面保護層とが接着されること、あるいは、当該補強層と前記表面保護層とは、無機接着剤により接着されることが好ましい。
このようにした場合、補強層と表面保護層とを有機接着剤で接着する場合に比べて、成形時における金型型締や溶融樹脂のキャビティへの充填により加わる圧力に起因する接着剤自体の圧縮変形を抑制することができる。したがって、接着剤の圧縮変形によって断熱金型表面自体が凹凸形状になり、設計値との隔たりが大きい成形品が製造されることを未然に抑止することができる。
前記断熱樹脂層は、前記補強層及び前記金型基体に対する接着剤を兼ねることが好ましい。
このようにした場合、断熱樹脂層と補強層又は金型基体とを接着する接着部材を省略することができるため、その分だけ断熱金型を薄型化できる。また、断熱樹脂層と補強層又は金型基体とを接着する接着部材に起因して断熱樹脂層の断熱効果が変化することを未然に防止することができるため、断熱金型における断熱効果を精度よく得ることができる。
また、前記補強層は、前記表面保護層の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有することが好ましい。
このようにした場合、補強層自体の強度を高めることができ、この結果、断熱金型の耐久性をより一段と向上させることができる。また、表面保護層をより薄くすることができ、断熱樹脂層における断熱効果をより一段と向上させることができる。
また、前記補強層は、前記表面保護層の熱容量よりも小さい熱容量を有することが好ましい。
このようにした場合、成形時における断熱金型表面での急速な温度低下を大幅に抑制することができ、この結果、断熱金型表面の転写性をより一段と良好な状態とすることができる。
以上のように本発明によれば、断熱金型表面の転写性を良好な状態としながらも耐久性を向上し得る断熱金型が提供される。
本実施形態における断熱金型を示す断面図である。 本実施形態における断熱金型の製造方法を示すフローチャートである。 第1装着工程の様子を示す断面図である。 第2装着工程における第1段階の様子を示す断面図である。 第2装着工程における第2段階の様子を示す断面図である。 第2装着工程における第3段階及び第4段階の様子を示す断面図である。 削り出し工程の様子を示す断面図である。 表面保護層と補強層とにおける他の接着の様子を図6(B)と同じ視点で示す断面図である。 キャビティ領域が凹形状となる断熱金型を例示する断面図である。 キャビティ領域が凸形状となる断熱金型を例示する断面図である。 キャビティ領域が平坦状となる他の断熱金型を例示する断面図である。
以下、本発明に係る断熱金型の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態における断熱金型の断面を示す図である。図1に示すように、本実施形態における断熱金型1は、金型基体10、断熱樹脂層20、表面保護層30及び補強層40を主な構成要素として備える。
<金型基体について>
金型基体10は、鋼材に対して焼き入れ処理等の加工処理を施したものである。金型基体10の厚みは、特に制限されるものではないが、少なくとも断熱樹脂層20、表面保護層30及び補強層40よりも大きくされる。
このような金型基体10の材料は、金属、合金等を挙げることができ、具体的には例えば、合金工具鋼、ダイス鋼あるいは高速度工具鋼等の工具鋼や、マルテンサイト系ステンレス鋼等とされる。
本実施形態の場合、金型基体10の一面S1の周縁部位にはその周縁部位の面の鉛直方向に貫通する複数のねじ孔11が穿設される。これらねじ孔11の一面S1側の開口縁には、断熱樹脂層20の厚みTを規定するスペーサ12が形成される。
<断熱樹脂層について>
断熱樹脂層20は、成形時における断熱金型表面での急速な温度低下を抑制する樹脂層であり、金型基体10及び補強層40に対する接着剤も兼ねている。この接着力は0.1[MPa]以上とされる。
また、断熱樹脂層20の厚みTは0.2[mm]〜1.5[mm]の範囲内にあり、熱浸透率は500〜1500[J/(s0.5m2K)]の範囲内にあり、熱伝導率は0.3〜3[W/(mK)]の範囲内にあり、縦弾性率は4〜50[GPa]の範囲内にあるものとされる。
このような断熱樹脂層20の材料は熱硬化性樹脂とされる。この熱硬化性樹脂として、具体的にはエポキシアクリレート樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、あるいは、熱硬化性ポリイミドなどが挙げられる。
なお、熱硬化性樹脂には、フィラーと呼ばれる無機粒子が強化剤として含有されていても良い。この無機粒子の形状は球形であるほうが好ましく、その平均粒径は1〜100[μm] の範囲内にあると良い。また、無機粒子の含有率は60〜90重量%の範囲内にあると良い。このような無機粒子として、具体的にはガラスビーズなどが挙げられる。
また、断熱樹脂層20(硬化状態にある熱硬化性樹脂)の熱伝導率と、断熱樹脂層20の厚みTとの関係は、当該熱伝導率をλ[W/(mK)]とし、当該厚みTをt[mm]とした場合、λ/t=1000[W/(mK)]の関係にある。なお、断熱樹脂層20の厚みTはスペーサ12の高さに相当する。
<表面保護層について>
表面保護層30は、断熱樹脂層20を保護する断熱金型1の表層であり、焼き入れ処理等の加工処理を施した鋼材とされる。表面保護層30の厚みは、0.2[mm]〜1.5[mm]の範囲内とされる。
このような表面保護層30の材料は、金属、合金等を挙げることができ、具体的には例えば、合金工具鋼、ダイス鋼、工具鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼等の鋼材、あるいは、クロム、亜鉛、ニッケル、ダイヤモンド等の薄膜がある。
本実施形態の場合、表面保護層30の中央領域は平坦状のキャビティ領域CARとされる。なお、キャビティ領域CARは、成形すべき空間と接する面領域である。このキャビティ領域CAR以外の領域NARには、表面保護層30の一面S2から鉛直方向に延在する複数のねじ孔31が穿設される。これらねじ孔31の穿設位置は、金型基体10のねじ孔11の穿設位置と相対的に同位置とされる。
表面保護層30の一面S2は、成形すべき空間と接する面とは逆側の裏面であり、断熱樹脂層20及び補強層40を隔てて金型基体10の一面S1に正対される。なお、表面保護層30の一面S2と金型基体10の一面S1とは互いに略平行であり、当該一面S1と一面S2との間の距離は、当該面内のどの位置でも同程度の関係にある。
<補強層について>
補強層40は、表面保護層30を補強する層であり、断熱樹脂層20の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、表面保護層30の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有する無機部材とされ、当該無機部材に含有される無機バインダーにより表面保護層30と接着される。この接着力は0.1[MPa]以上とされる。また、補強層40の厚みは、0.1[mm]〜1.5[mm]の範囲内とされる。なお、縦弾性率は、縦弾性係数又はヤング率とも呼ばれている。
このような補強層40は、断熱樹脂層20の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、表面保護層30の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有する無機部材であれば特に制限されるものではないが、具体的には例えば、ジルコニアや酸化アルミニウム等のセラミックス、シリカやタルク等の鉱物がある。また、無機バインダーとしては、例えば、セメントや水硬性アルミナ等の水硬性材料や、高炉水砕スラグやアモルファスシリカ等の潜在水硬性材料や、ケイ酸ソーダ等がある。
本実施形態の場合、補強層40の周縁部位にはその周縁部位の面の鉛直方向に貫通する複数のねじ孔41が穿設され、これらねじ孔41の穿設位置は、金型基体10のねじ孔11及び表面保護層30のねじ孔31の穿設位置と相対的に同位置とされる。
<効果等>
以上のとおり、本実施形態の断熱金型1は、図1に示したように、表側から表面保護層30、補強層40、断熱樹脂層20、金型基体10の順で積層される。この補強層40は、断熱樹脂層20の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、表面保護層30の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有するものとされる。
このような断熱金型1では、表面保護層30と断熱樹脂層20との間に、断熱樹脂層20の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有する補強層40が設けられているため、当該補強層40がない場合に比べて、表面保護層30が薄くても断熱金型1の耐久性を向上することができる。
また、この補強層40は、表面保護層30の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有しているため、成形時における断熱金型表面での急速な温度低下を有効に抑制することができ、当該断熱金型表面の転写性を良好な状態とすることができる。
このように本実施形態の断熱金型1は、断熱金型表面の転写性を良好な状態としながらも耐久性を向上することができる。
ところで、断熱樹脂層20の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有する補強層40が、表面保護層30の縦弾性率よりも大きいものとされた場合、補強層40自体の強度を高めることができ、この結果、断熱金型1の耐久性をより一段と向上させることができる。
なお、シボ加工やパターン加工等の機械加工を施す場合、断熱金型1の表面を、当該機械加工が可能となる程度の硬度とする必要がある。したがって、機械加工が可能となる程度の硬度を得る観点では、表面保護層30の縦弾性率よりも大きい縦弾性率の補強層40を適用することが好ましい。
また、表面保護層30の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有する補強層40が、当該表面保護層30の熱容量よりも小さい熱容量を有するものとされた場合、成形時における断熱金型表面での急速な温度低下を大幅に抑制することができ、この結果、断熱金型表面の転写性をより一段と良好な状態とすることができる。
本実施形態の場合、補強層40は無機部材とされ、その無機部材に含有される無機バインダーにより補強層40が表面保護層30と接着される。このため、補強層40と表面保護層30とを有機接着剤で接着する場合に比べて、成形時における金型型締や溶融樹脂のキャビティへの充填により加わる圧力に起因する接着剤自体の圧縮変形を抑制することができる。したがって、接着剤の圧縮変形によって断熱金型表面自体が凹凸形状になり、設計値との隔たりが大きい成形品が製造されることを未然に抑止することができる。
さらに本実施形態の場合、断熱樹脂層20は、補強層40及び金型基体10に対する接着剤を兼ねている。このため、断熱樹脂層20と補強層40又は金型基体10とを接着する接着部材を省略することができ、その分だけ断熱金型1を薄型化できる。また、断熱樹脂層20と補強層40又は金型基体10とを接着する接着部材に起因して断熱樹脂層20の断熱効果が変化することを未然に防止することができるため、断熱金型1における断熱効果を精度よく得ることができる。
さらに本実施形態の場合、図1に示したように、断熱金型1の表層である表面保護層30のキャビティ領域以外の領域NARと、補強層40と、金型基体10とはボルトBTにより固定されている。
このため、ボルトBTに起因する影響をキャビティ領域CARに与えることなく、金型型締時や溶融樹脂充填時、又は成形品離型時に働く力によって表面保護層30が補強層40から剥がれ、あるいは、補強層40が断熱樹脂層20から剥がれることを回避することができる。この結果、断熱金型1の耐久性をより一段と向上させることができる。
さらに本実施形態の場合、断熱樹脂層20の熱伝導率をλ[W/(mK)]とし、当該断熱樹脂層20の厚みTをt[mm]とした場合、λ/t=1000[W/(mK)]の関係とされる。
ここで、100mmの厚みを有する金型層の表面に断熱樹脂層が被覆される断熱金型のキャビティに2mmの厚みを有する成形用樹脂層を射出した解析モデルを用いて、断熱樹脂層における物性及び厚さの影響を解析した結果を下記表に示す。
Figure 2014046590
上記表に示される各温度は、成形用樹脂層の中心から断熱樹脂層までの厚さ1mm部分における温度(以下、境界温度という。)である。なお、この解析モデルにおける成形用樹脂はポリカーボネートとし、当該成形用樹脂層の初期温度は300℃とし、断熱樹脂層及び金型層の初期温度は100℃とし、金型層の末端部分(断熱樹脂層に対向する側とは逆側部分)の温度は100℃で一定とした。
上記表の「1」から「6」までに示されているとおり、断熱樹脂層における熱伝導率λと厚みTとがλ/t=1000の関係にある場合、断熱樹脂層の材質や熱浸透率が異なっていても、境界温度の推移はおおむね一定に収束することが分かった。
これに対し上記表の「7」に示されているとおり、λ/tの値が1000よりも大幅に小さい場合には、境界温度の降温時間が極めて遅いことが分かった。なお、上記表には示していないが、λ/tの値が1000より小さくなるほど、境界温度の単位時間当たりの下がり幅が小さくなることが分かっている。
また、上記表の「8」に示されているとおり、λ/tの値が1000よりも大幅に大きい場合には、境界温度の降温時間が極めて早いことが分かった。なお、上記表には示していないが、λ/tの値が1000より大きくなるほど、境界温度の単位時間当たりの下がり幅が大きくなることが分かっている。
つまり、λ/t=1000の関係を充足している限り、成形用樹脂の射出期間には境界温度がガラス転移温度以上となり射出後には速やかにガラス転移温度を下回るという断熱効果を、断熱樹脂層20の厚みによって得ることが可能である。このため、成形用樹脂の射出期間にはその成形用樹脂のガラス転移温度以上となり射出後には速やかにガラス転移温度を下回るという断熱効果を厳密に制御することができる。したがって、耐久性を向上させながらも、成形用樹脂の射出期間における良好な転写性を実現し、当該射出期間後の冷却時間を短縮化することができる。
ところで、本実施形態における断熱樹脂層20に無機フィラーを含有させた場合、当該無機フィラーによって断熱樹脂層20自体の強度を高めることができ、この結果、断熱金型の耐久性をより一段と向上させることができる。なお、無機フィラーが球形であり、当該無機フィラーの平均粒径は1〜100μmの範囲内にあり、当該無機フィラーの含有率は60〜90重量%の範囲内にあることは、効果的に好ましい条件である。
次に、上述した断熱金型1における製造方法の一例を説明する。
図2は、本実施形態における断熱金型1の製造方法を示すフローチャートである。図2に示すように、本実施形態における断熱金型1の製造方法は、準備工程P1、第1装着工程P2、第2装着工程P3及び削り出し工程P4を主工程として備える。
<準備工程P1>
この準備工程P1は、金型基体10と、断熱樹脂層20の前駆体である未硬化状態の熱硬化性樹脂と、表面保護層30とすべき鋼材と、補強層40の前駆体とを準備する工程である。
具体的に金型基体10として、例えば直方体状の鋼材に対して焼き入れ処理等の加工処理を施したものが準備される。なお、この金型基体10周縁における所定部位には、ねじ孔11が穿設される。
未硬化状態の熱硬化性樹脂として、例えば、基材と硬化剤とを混合し流動性を調整したものが準備される。なお、必要に応じて、無機フィラー等の強化剤やその他の添加剤が基材及び硬化剤とともに混合される。
表面保護層30とすべき鋼材として、金型基体10の水平面と同面積の略矩形状を有する板材に対して焼き入れ処理等の加工処理を施したものが準備される。なお、この鋼材50の厚みは、表面保護層30の厚みよりも大きいものとされる。
補強層40との前駆体として、例えばセラミックス粒子と無機バインダーと分散剤とを混合し流動性を調整したものが準備される。なお、必要に応じて、充填剤やその他の添加剤がセラミックス粒子、無機バインダー及び分散剤とともに混合される。
<第1装着工程P2>
この第1装着工程P2は、補強層40の前駆体を用いて補強層40を形成するとともに、当該補強層40と鋼材50とを装着する工程である。
具体的には、まず、図3の(A)に示すように、補強層40の前駆体が鋼材50の一面に吹き付けられ若しくは塗装されて、所定の厚みを有する前駆体層60が形成される。
次に、例えば加熱炉にて前駆体層60が加熱される。これにより前駆体層60の硬化が進行し、図3の(B)に示すように、無機部材の補強層40が、当該補強層40に含有される無機バインダーにより鋼材50と接着した状態で形成される。
次に、図3の(C)に示すように、なお、補強層40及び鋼材50それぞれに対して、金型基体10のねじ孔11と相対的に同じとなる部位にねじ孔31及び41が穿設される。
<第2装着工程P3>
この第2装着工程P3は、鋼材50が装着された補強層40と、金属基体10とを断熱樹脂層20により装着する工程である。
具体的には、第1段階として、図4に示すように、金型基体10の一面S1側に形成されるスペーサ12の高さ以上となるよう、未硬化状態の熱硬化性樹脂70が金型基体10の一面S1上に塗布される。
第2段階として、図5に示すように、金型基体10の一面S1と、鋼材50が装着された補強層40の一面とが正対する状態で、金型基体10上に補強層40が載置される。これにより金型基体10の一面S1と補強層40の一面とが、スペーサ12を介して、当該面内のどの位置でも等距離となる。
第3段階として、図6の(A)に示すように、金型基体10のねじ孔11と、補強層40のねじ孔41と、鋼材50のねじ孔31とにボルトBTが通され、金型基体10と補強層40と鋼材50とが固定される。これにより未硬化状態の熱硬化性樹脂70は押し付けられた状態となる。
第4段階として、未硬化状態の熱硬化性樹脂70が押し付けられた状態で、例えば加熱炉にて未硬化状態の熱硬化性樹脂70が加熱される。これにより未硬化状態の熱硬化性樹脂70の硬化が進行し、図6の(B)に示すように、断熱樹脂層20が、当該断熱樹脂層20を挟む補強層40及び金属基体10を接着した状態で形成される。
このようにこの第2装着工程P3では、金型基体10の一面S1と、鋼材50が装着された補強層40の一面との間においてキャビティ領域の鉛直方向を避けた位置にスペーサ12が配置され、当該金型基体10が押し付けられた状態で未硬化状態の熱硬化性樹脂70が加熱される。
このため、金型基体10と補強層40との間に配置されるスペーサ12によって、未硬化状態の熱硬化性樹脂70をある一定以上の厚みとしても、その厚みのムラを金型基体10の押し付けによって大幅に抑制することができる。この結果、スペーサ12の高さを断熱樹脂層20の厚みとして正確に断熱樹脂層20を形成することができる。
本実施形態の場合、スペーサ12は金型基体10と一体に成形されているため、金型基体10上に、鋼材50が装着された補強層40を配置しさえすれば、当該金型基体10と補強層40との間にスペーサ12が配置されることになる。したがって、スペーサ12の配置位置の精度を保持しながらも、そのスペーサ12の配置工程を簡略化することができる。
<削り出し工程P4>
この削り出し工程P4は、鋼材50において補強層40が装着された側とは逆側を削って、断熱金型1の表面を作成する工程である。
具体的には、図7に示すように、例えば、補強層40が装着された鋼材50の一面とは逆側の面全体を平坦に削って、平坦状のキャビティ領域CARを断熱金型1の表面として有する表面保護層30が形成される。
このように上述の準備工程P1、第1装着工程P2、第2装着工程P3及び削り出し工程P4を順次経ることで、図1に示すような断熱金型1が製造される。
上述した実施形態はあくまで一例であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、補強層40として、断熱樹脂層20の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、表面保護層30の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有する無機部材とされた。しかしながら、断熱樹脂層20の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、表面保護層30の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有する有機部材が補強層40として適用されていても良い。このような有機部材として、具体的には例えば、断熱樹脂層20よりも高密度でフィラーを充填したものがある。
なお、上記実施形態のように補強層40として無機部材が適用された場合、断熱樹脂層20の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、表面保護層30の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有する補強層40として選択し得る材料の選択幅が広がる。このため、様々な種類の成形用樹脂に対して断熱金型表面の転写性を良好な状態とさせつつも耐久性を向上させる観点では、補強層40として無機部材が適用されることが好ましい。また、無機部材のなかではセラミックスが適用されることが特に好ましい。
また上記実施形態では、補強層40に含有される無機バインダーにより補強層40が鋼材50(削り出し前の表面保護層)と接着された。しかしながら、補強層40と鋼材50(削り出し前の表面保護層)とが無機接着剤により接着されても良い。無機接着剤は、例えば、基材と、硬化剤と、充填剤とによって生成可能である。基材としては、例えば、アルカリ金属ケイ酸塩系、リン酸塩系、又は、シリカゾル系がある。
基材をアルカリ金属ケイ酸塩系とした場合の硬化剤としては、例えば、Zn,Mg,Ca等の酸化物もしくは水酸化物、Na,K,Ca等のケイ化物もしくはケイフッ化物、Al,Zn等のリン酸塩、Ca,Ba,Mg等のホウ酸塩などがある。基材をリン酸塩系とした場合の硬化剤として、例えば、Mg,Ca,Zn,Al等の酸化物もしくは水酸化物、Mg,Caのケイ酸塩、2族ホウ酸塩などがある。基材をシリカゾル系とした場合には硬化剤を用いないことが多い。さらに、充填剤として、例えば、結合剤との反応性の小さい耐火物粉末などがある。
なお、無機接着剤により補強層40と鋼材50とを接着する場合、上述した断熱金型1の製造方法の一部が変更される。
すなわち、上記実施形態における準備工程P1では、補強層40の前駆体が準備された。これに対し、無機接着剤により補強層40と鋼材50とを接着する場合における準備工程P1では、例えば板状のセラミックスグリーンシートを焼成して得られる補強層40と、無機接着剤とが準備される。
また、上記実施形態における第1装着工程P2では、鋼材50の一面に形成された前駆体層60が加熱されて補強層40に含有される無機バインダーにより補強層40が鋼材50と接着された。これに対し、無機接着剤により補強層40と鋼材50とを接着する場合における第1装着工程P2では、補強層40又は鋼材50の一面に無機接着剤が塗布され、例えば図8に示すように、無機接着剤80を介して補強層40と鋼材50とが接着される。
また上記実施形態では、平坦形状のキャビティ領域CARが削り出されたが、例えば図8に示すように凹形状のキャビティ領域CARが削り出されても良く、例えば図9に示すように、凸形状のキャビティ領域CARが削り出されても良い。
図9に示す断熱金型は、上記実施形態と異なる形状の表面保護層30(鋼材50)及び金型基体10を有している点で、上記実施形態の断熱金型1とは相違する。
具体的に図9に示す金型基体10の一面S1に対して、略中央領域が窪む凹部が形成される点で、当該一面S1が平坦とされた上記実施形態の金型基体10とは相違する。
また、図9に示す表面保護層30(鋼材50)の一面S2に対して、略中央領域が隆起する凸部が形成される点で、当該一面S2が平坦とされた上記実施形態の表面保護層30(鋼材50)とは相違する。
このような断熱金型は、上述の準備工程P1、第1装着工程P2、第2装着工程P3を順に経た後、削り出し工程P4において、鋼材50の一面とは逆側の面から、当該一面の凸部に沿った凹面を削り出すことで製造することができる。
図10に示す断熱金型は、上記実施形態と異なる形状の表面保護層30(鋼材50)及び金型基体10を有している点で、上記実施形態の断熱金型1とは相違する。
具体的に図10に示す金型基体10の一面S1に対して、略中央領域が隆起する凸部が形成される点で、当該一面S1が平坦とされた上記実施形態の金型基体10とは相違する。
また、図10に示す表面保護層30(鋼材50)の一面S2に対して、略中央領域が窪む凹部が形成される点で、当該一面S2が平坦とされた上記実施形態の表面保護層30(鋼材50)とは相違する。
このような断熱金型は、上述の準備工程P1、第1装着工程P2、第2装着工程P3を順に経た後、削り出し工程P4において、鋼材50の一面とは逆側の面から、当該一面の凹部に沿った凸面を削り出すことで製造することができる。
なお、図11に示すように、キャビティ領域CARの形状は平坦形状であるが、金型基体10の一面S1の略中央領域が隆起する凸部が形成され、表面保護層30(鋼材50)の一面S2の略中央領域が窪む凹部が形成されていても良い。
要するに、キャビティ領域CARの形状、金型基体10の一面S1及び表面保護層30(鋼材50)の一面S2の形状は、上記実施形態、図9〜図11に示された形状に限らず、種々の形状を幅広く適用することができる。なお、補強層40の形状についても同様である。
また上記実施形態では、鋼材50(表面保護層30)に形成されるキャビティ領域CARが1つとされたが、2以上とされても良い。なお、キャビティ領域CARを2以上とする場合、各キャビティ領域が独立した状態にあっても良く、各キャビティ領域同士が繋がった状態にあっても良く、独立した状態にあるキャビティ領域と、繋がった状態にあるキャビティ領域とが混在していても良い。
また上記実施形態では、未硬化状態の熱硬化性樹脂70が金型基体10の一面S1に塗布され、当該金型基体10上に鋼材50が載置された。しかしながら、未硬化状態の熱硬化性樹脂70が鋼材50に装着された補強層40の一面に塗布され、当該鋼材50上に金型基体10が載置されても良い。
また、金型基体10の一面S1上に鋼材50が載置された後に、当該金型基体10と鋼材50に装着された補強層40との間に未硬化状態の熱硬化性樹脂70が充填されても良い。さらに、未硬化状態の熱硬化性樹脂70が入れられた容器内において金型基体10の一面S1上に鋼材50が載置された後、その載置状態のまま金型基体10及び鋼材50を容器から取り出すようにしても良い。
要するに、第2装着工程P3では、鋼材50に装着された補強層40の一面と金型基体10の一面S1との間に所定距離の隙間を隔てて鋼材50及び金型基体10が配置され、当該隙間に未硬化状態の熱硬化性樹脂が配置されれば良い。
また上記実施形態では、金型基体10及び鋼材50の周縁部位をボルトBTによって終結することによって金型基体10が鋼材50に押し付けられた。しかしながら、鋼材50が金型基体10に押し付けられても良く、また、終結以外の手法により金型基体10及び鋼材50の一方が他方に押し付けられても良い。
また上記実施形態では、スペーサ12が、金型基体10の一面S1と一体に形成されたが、鋼材50の一面と一体に形成されていても良い。また、スペーサ12は、金型基体10におけるねじ孔21の開口縁に形成されたが、鋼材50のねじ孔11の開口縁に形成されていても良く、鋼材50と金型基体10との間であれば、当該開口縁以外であっても良い。
要するに、スペーサ12は、鋼材50の一面と金型基体10の一面S1との間において、キャビティ領域CARの鉛直方向を避けた位置である限り、どの位置に配置されていても良く、当該鋼材50又は金型基体10と一体であっても別体であっても良い。
また上記実施形態では、キャビティ領域CARの表面に対して何ら加工が施されなかったが、例えばシボ加工等の表面加工が施されていても良い。
本発明は、射出成形品を取り扱う分野において利用可能性がある。
1・・・断熱金型
10・・・金型基体
20・・・断熱樹脂層
30・・・表面保護層
40・・・補強層
50・・・鋼材
60・・・無機溶剤層
70・・・未硬化状態の熱硬化性樹脂
80・・・無機接着剤
CAR・・・キャビティ領域
P1・・・準備工程
P2・・・第1装着工程
P3・・・第2装着工程
P4・・・削り出し工程

Claims (8)

  1. 表側から表面保護層、補強層、断熱樹脂層、金型基体の順で積層された断熱金型であって、
    前記補強層は、前記断熱樹脂層の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有し、前記表面保護層の熱浸透率よりも小さい熱浸透率を有する
    ことを特徴とする断熱金型。
  2. 前記補強層は、無機部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の断熱金型。
  3. 前記補強層は、セラミックスである
    ことを特徴とする請求項2に記載の断熱金型。
  4. 前記補強層に含有される無機バインダーにより前記補強層と前記表面保護層とが接着される
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の断熱金型。
  5. 前記補強層と前記表面保護層とは、無機接着剤により接着される
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の断熱金型。
  6. 前記断熱樹脂層は、前記補強層及び前記金型基体に対する接着剤を兼ねる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか1項に記載の断熱金型。
  7. 前記補強層は、前記表面保護層の縦弾性率よりも大きい縦弾性率を有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6いずれか1項に記載の断熱金型。
  8. 前記補強層は、前記表面保護層の熱容量よりも小さい熱容量を有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7いずれか1項に記載の断熱金型。
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