JP5857779B2 - ゲートウェイ装置、ゲートウェイ装置の通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

ゲートウェイ装置、ゲートウェイ装置の通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ゲートウェイ装置、ゲートウェイ装置の通信制御方法及び通信制御プログラムに関し、特に、PBX(Private Branch eXchange)とIP(Internet Protocol)網を接続するためのゲートウェイ装置、ゲートウェイ装置の通信制御方法及び通信制御プログラムに関する。
近年、複数のPBX間のWAN(Wide Area Network)回線における回線コストの抑制等のため、WAN回線を既存のアナログ回線及びデジタル回線が混在するPBXコア網からより安価なイーサネット(登録商標)回線のIP網に交換するVoIP(Voice over Internet Protocol)化が進んでいる。VoIP化に際しては、PBXとIP網の間にVoIPゲートウェイ装置を設置する必要がある。
ここで、特許文献1には、エコーキャンセラで期待する予測信号を変化させること無く、ゲートウェイ装置でエコー抑制量を向上させ、かつ期待の音声レベルを得るためのゲートウェイ装置に関する技術が開示されている。特許文献1にかかるゲートウェイ装置は、公衆回線から検索されたゲイン情報を受信し、受信したゲイン情報を加味して擬似エコーを算出し、エコー経路の出力信号と擬似エコーとの差分信号が最小になるように予測関数を適応的に制御する。
また、特許文献2には、音声レベルの変動を抑制するための音声ゲートウェイ装置に関する技術が開示されている。特許文献2にかかる音声ゲートウェイ装置は、2つのPBXの間をインターネットで接続するために、各PBXとインターネットとの間に2つ設置されたものである。そして、2つのノードのうち一方のノードの音声ゲートウェイ装置が選択した音声レベル情報を、他方の音声ゲートウェイ装置へ通知するものである。
特開2006−33261号公報 特開2002−374371号公報
しかしながら、特許文献1及び2では、WAN回線をPBXコア網からIP網に置き換えた場合に、通信呼ごとの音声の品質が維持できないという問題点がある。まず、WAN回線をPBXコア網からIP網へ置き換えることと、PBXをIPLS(Internet Protocol Local Switch)へ置き換えることとは、コストの問題やLAN(Local Area Network)など通信設備の問題から段階的に行われている現実がある。そのため、既存のPBXを継続して使用する必要があり、また、電話機にハイブリッド回路が残ることとなる。よって、上述の通りVoIPゲートウェイ装置が必要となる。
また、既存のPBXコア網では、拠点間に接続される通信回線としてアナログ回線とデジタル回線とが混在しているため、既存のPBXには対拠点ごとに個別にゲイン値が設定されている。そして、拠点の組合せごとに、伝送損失やエコーを考慮した最適なゲイン値に調整済みの状態で設定されている。
ここで、IP網ではPBXコア網に比べて伝送遅延が大きい。そのため、既存のPBXに設定されたゲイン値をそのまま用いると、IP網の伝送遅延によりエコーが発生し得る。つまり、通話の阻害要因になり易くなる。また、IP網では伝送損失がなくなるため、送受信の音声レベルが合わなくなり得る。よって、これらの問題を解消するには、既存のPBXに設定されたゲイン値を初期化し、再設定することが必要となる。
しかしながら、PBXのゲイン値の調整は、対拠点ごとに個別に手探りのカットアンドトライ作業が必要となるため、拠点の組合せの全てについてPBXのゲイン値を再設定することは非常に煩雑であり、長時間を要するため実現が困難である。
また、特許文献1に係る技術は、公衆回線から信号レベル値を測定し、測定値によりエコーキャンセラを制御するものである。しかし、WAN回線をPBXコア網からIP網に置き換えた場合の上記課題については考慮されていない。また、特許文献2に係る技術は、2つのVoIPゲートウェイ装置同士のやり取りである。しかし、通信の一方がVoIPゲートウェイ装置でなくIPLSである場合は考慮されていない。そのため、特許文献1及び2では上記課題を解決することはできない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、WAN回線をPBXコア網からIP網に置き換えた場合に、通信呼ごとの音声の品質を容易に維持することができるゲートウェイ装置、ゲートウェイ装置の通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかるゲートウェイ装置は、
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
指定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う信号増減部と、
受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて増減値を決定し、前記信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該受信した通信呼を処理させる制御部と、
を備える。
本発明の第2の態様にかかるゲートウェイ装置は、
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
複数の異なる増減値のいずれかが設定され、当該設定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う複数の信号増減部と、
受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて、前記複数の信号増減部のいずれかを選択し、当該選択した信号増減部を介して当該受信した通信呼を処理させる制御部と、
を備える。
本発明の第3の態様にかかるゲートウェイ装置の通信制御方法は、
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
指定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う信号増減部を備えるゲートウェイ装置の通信制御方法であって、
前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信し、
前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて増減値を決定し、
前記信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該受信した通信呼を処理させる。
本発明の第4の態様にかかるゲートウェイ装置の通信制御方法は、
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
複数の異なる増減値のいずれかが設定され、当該設定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う複数の信号増減部を備えるゲートウェイ装置の通信制御方法であって、
前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信し、
前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて、前記複数の信号増減部のいずれかを選択し、
当該選択した信号増減部を介して当該受信した通信呼を処理させる。
本発明の第5の態様にかかる通信制御プログラムは、
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
指定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う信号増減部を備えるコンピュータに対して、
前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信する処理と、
前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて増減値を決定し、前記信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該受信した通信呼を処理させる制御処理と、
を実行させる。
本発明の第6の態様にかかる通信制御プログラムは、
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
複数の異なる増減値のいずれかが設定され、当該設定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う複数の信号増減部を備えるコンピュータに対して、
前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信する処理と、
前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて、前記複数の信号増減部のいずれかを選択し、当該選択した信号増減部を介して当該受信した通信呼を処理させる制御処理と、
を実行させる。
本発明により、WAN回線をPBXコア網からIP網に置き換えた場合に、通信呼ごとの音声の品質を容易に維持することができるゲートウェイ装置、ゲートウェイ装置の通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる通信制御処理の流れを示すフローチャートである。 WAN回線が既存のPBX網である場合の通信システムを説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかるVoIPゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる拠点情報と増減値の対応付けの例を説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかる回線交換網からIP網への伝送処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかるIP網から回線交換網への伝送処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる通信システムの実用例を説明するための図である。 本発明の実施の形態3にかかるゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかる通信制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4にかかる拠点情報とゲイン調整部の対応付けの例を説明するための図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<発明の実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1にかかるゲートウェイ装置1の構成を示すブロック図である。ゲートウェイ装置1は、第1通信網N1と、第2通信網N2とに接続されている。ここで、第1通信網N1は、複数の通信拠点B11、B12、・・・、B1nを含む通信ネットワークである。また、第2通信網N2は、特定の通信拠点B20を含む通信ネットワークである。そして、ゲートウェイ装置1は、第1通信網N1と第2通信網N2とのプロトコルを変換することにより、通信拠点B11〜B1nのいずれかと、通信拠点B20との間の通信呼C1及びC2を中継するものである。
ゲートウェイ装置1は、信号増減部11と、制御部12とを備える。信号増減部11は、指定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う。つまり、信号増減部11は、通信呼C1及び通信呼C2の信号レベルの増減を行う。また、制御部12は、受信した通信呼C1又はC2における第1通信網N1側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて増減値13を決定し、信号増減部11に対して当該決定した増減値13を指定して当該受信した通信呼C1又はC2を処理させる。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる通信制御処理の流れを示すフローチャートである。まず、ゲートウェイ装置1は、通信呼を受信する(S11)。ここで、通信呼は、第1通信網N1と第2通信網N2との間の通信呼である。例えば、第1通信網N1から第2通信網N2への通信呼C1であるか、または、第2通信網N2から第1通信網N1への通信呼C2である。
次に、制御部12は、拠点情報に基づき増減値13を決定する(S12)。具体的には、ゲートウェイ装置1においてステップS11において受信された通信呼に含まれる拠点情報のうち、第1通信網N1側のものである。つまり、拠点情報は、通信呼C1の場合には発信元となる通信拠点B11〜B1nのいずれかであり、通信呼C2の場合には着信先となる通信拠点B11〜B1nのいずれかである。
そして、制御部12は、決定した増減値13を信号増減部11に指定する(S13)。その後、信号増減部11は、指定された増減値13に基づき通信呼C1又はC2を処理する(S14)。
このように、本発明の実施の形態1では、受信した通信呼の拠点情報に基づいて適切な増減値を決定することができる。特に、第1通信網N1は、複数の拠点を含むWAN回線ということができる。そして、WAN回線がPBXコア網からIP網に置き換わった場合には、元々、PBXコア網向けに拠点情報ごとに最適に調整されていたゲイン値等の増減値が、IP網においては不適切である場合もある。このような場合であっても、通信呼における拠点情報が第1通信網N1側の複数の通信拠点のいずれであるかに応じて、IP網における増減値を適切に決定することで、通信呼ごとの音声の品質を容易に維持することができる。
尚、関連技術にかかる音声ゲートウェイ装置は、一組のゲイン回路しか搭載していなかった。そして、当該ゲイン回路には、固定した一種類のゲイン値しか設定できなかった。そのため、複数の通信呼を処理すると、一部の通信拠点には合っていても、他拠点には合わない場合もあり得た。本発明の実施の形態1では、このような場合にも対応することができる。
<発明の実施の形態2>
上述したVoIP化には以下(1)〜(3)に挙げるような制約や特質があり、その構築が非常に難しい。
(1)エコーが発生する点
電話において通話の阻害となる最大の要因として、ハイブリッド回路(2線、4線変換器)で発生するエコーがある。ここで、エコーとは、自分の声が交換機や相手の電話器で折り返してきて、自分の耳に遅れて届くことをいう。エコーは、伝送遅延が少ない既存のPBXでは気にならないことが多い。それは、自分の声が帰ってきても、自分が話している声と時差が無いためである。しかし、伝送遅延が大きいVoIPでは、エコーがかなり遅れて帰ってくるため、通話の阻害要因になりやすい。
(2)レガシー交換機が残っている点
全ての電話器がVoIP化によりIP化され、ハイブリッド回路が完全デジタル化により使用されなくなれば、上述したエコーの問題は発生しない。しかし、実際には、コストの問題やLANなど通信設備の問題から、既存のPBXと共用となり、また、電話機のところでハイブリッド回路が残っているという現実がある。
(3)レガシーWAN回線にはアナログ回線とデジタル回線が混在している点
既存のPBXで利用されていたWAN回線は、アナログ専用線で代表されるようなアナログ回線やHSD(High Super Digital)で代表されるようなデジタル回線が存在している。必要回線数が少ない場合はアナログ回線を選択し、多くの回線が必要な場合は、HSD回線を選択するなどされている。
アナログ回線とデジタル回線では、WAN回線において各区間毎に減衰される量が異なる。よって、PBX側では、実際に音声を聞いて音量を確認しつつ、交換機の音声送信及び受信レベルを調整している。しかし、この音量調整は難しく、調整が不十分であると、上述したエコーが発生してしまう。そこで、音量を確保しつつ、エコーが発生しないように、カットアンドトライの手探りで探す作業を実施することにより、調度良い設定値を行う必要がある。
図3は、WAN回線が既存のPBX網である場合の通信システム900を説明するための図である。通信システム900は、拠点B1と拠点B2と拠点B3との双方向の通信を実現するものである。ここで、拠点B1には電話端末T11及びT12が含まれ、拠点B2には電話端末T21及びT22が含まれ、拠点B3には電話端末T31及びT32が含まれるものとする。そして、拠点B1、B2及びB3のそれぞれの内部は、既存のPBX網つまり回線交換網で接続されているものとする。
ここで、拠点B1側の中継交換機912と、拠点B2側の中継交換機922とはアナログ回線LL12で接続されている。また、中継交換機922と、拠点B3側の中継交換機932とはデジタル回線LL23で接続されている。さらに、中継交換機932と中継交換機912とはアナログ回線LL13で接続されている。そのため、アナログ回線LL12、デジタル回線LL23及びアナログ回線LL13によりPBX網NLが形成されている。そして、PBX網NLは、アナログ回線及びデジタル回線が混在していることを示す。
そして、拠点B1内の電話端末T11及びT12は、LS(Local Swith)911により接続され回線交換網を形成している。そして、LS911は、中継交換機912と接続されている。同様に、拠点B2内の電話端末T21及びT22は、LS921により接続され回線交換網を形成している。そして、LS921は、中継交換機922と接続されている。さらに、拠点B3内の電話端末T31及びT32は、LS931により接続され回線交換網を形成している。そして、LS931は、中継交換機932と接続されている。
ここで、拠点B1と拠点B2との通信ではアナログ回線LL12を経由するため、"−4dB"の信号の劣化が生じる。また、拠点B1と拠点B3との通信ではアナログ回線LL13を経由するため、"−6dB"の信号の劣化すなわち伝送損失が生じる。つまり、同じアナログ回線であっても、距離その他の様々な要因により劣化の度合いが異なる。しかも、このような信号劣化のレベル値は、実測により判明するものである。そのため、LS911内のPBXには、通信拠点B2向けと拠点B3向けとの双方の通話に支障がでないように、カットアンドトライにより最適値に調整されたゲイン値が設定される。または、通信拠点B2向けと拠点B3向けとで異なるゲイン値が設定される。
また、拠点B2と拠点B3との通信ではデジタル回線LL23を経由するため、信号の劣化は生じない。そのため、LS921やLS931内のPBXにおいても、各通信拠点との通話に支障がでないように調整されたゲイン値か、通信拠点ごとに異なるゲイン値の最適値が設定される。
ここで、図3の通信システム900におけるWAN回線であるPBX網NLをIP網に置き換えた場合について説明する。この場合、WAN回線が全てデジタル回線となるため、信号の伝送損失がゼロになる。また、このとき、拠点B3内は、IP化されるものとする。但し、上述の通り、経費や機能制約等から拠点B1やB2については既存のPBXを用いた回線交換網が継続使用される。
ここで、既存のPBXは回線交換という方式の交換機であるため、IP網を利用できない。既存のPBXでIP網を利用するためには、VoIPゲートウェイ装置を用いる必要がある。VoIPゲートウェイ装置を用いることで、既存の交換機をVoIP網に接続することができる。
但し、上述した通り、既存のPBXにはPBX網NLを前提として最適値が設定済みである。つまり、通信拠点ごとに信号損失を見込んでゲイン値が調整されている。そのため、WAN回線がIP網に置き換わると、信号損失がなくなり、かつ、信号遅延が発生するため、そのままのゲイン値を用いると従来と比べて通話の阻害要因が生じる。そこで、IP網を前提としてPBXのゲイン値を再設定することもできるが、上述の通り作業量が膨大で実現が困難である。
そのため、既にPBXに設定済みのゲイン値を前提に、これを打ち消すようなゲイン値をVoIPゲートウェイ装置側に設定することで、結果的に通話の阻害要因を除去できると考えられる。しかし、既存のVoIPゲートウェイ装置は、ゲイン値の設定が一種類のみで固定的にしか行えなかった。つまり、複数の異なる通信拠点毎に異なるゲイン値の設定ができなかった。そのため、通話の阻害要因を十分に除去できなかった。
本発明の実施の形態2は、このような状況を対象としたものであり、上述した発明の実施の形態1の一実施例である。つまり、自己の拠点と通信を行う相手側の通信拠点に応じたゲイン値を予め通信拠点と対応付けて登録しておく。そして、通信呼に含まれる相手側の通信拠点に基づいて対応付けられたゲイン値を選択し、ゲイン調整部にゲイン値を指定して信号レベルの増減を行わせる。これにより、PBXコア網において長年の試行錯誤により通信拠点ごとに最適に調整されたPBXの設定値を変更せず、通信拠点に応じた最適な通信を提供できる。
図4は、本発明の実施の形態2にかかる通信システム200の構成を示すブロック図である。通信システム200は、拠点B1と拠点B2と拠点B3との双方向の通信を実現するものである。ここで、拠点B1には電話端末T11及びT12が含まれ、拠点B2には電話端末T21及びT22が含まれ、拠点B3にはIP電話端末T31I及びT32Iが含まれるものとする。そして、拠点B1及びB2内では、既存のPBX網つまり回線交換網であるものとする。一方、拠点B3内は、IP網に置き換わっているものとする。さらに、拠点B1、B2及びB3の間のWAN回線が既存のPBXコア網からIP網NEに置き換わったものとする。
ここで、拠点B1側の中継交換機213と、拠点B2側の中継交換機223とはイーサネット回線LE12で接続されている。また、中継交換機223と、拠点B3側の中継交換機233とはイーサネット回線LE23で接続されている。さらに、中継交換機223と中継交換機213とはイーサネット回線LE13で接続されている。
そして、拠点B1内の電話端末T11及びT12は、LS211により接続され回線交換網を形成している。そして、LS211と中継交換機213とは、本発明の実施の形態2にかかるVoIPゲートウェイ装置212により接続されている。つまり、VoIPゲートウェイ装置212は、回線交換網とIP網とに接続されており、それぞれのプロトコルを変換するものである。言い換えると、VoIPゲートウェイ装置212は、複数の拠点B2及びB3を含むIP網と、特定の拠点B1を含む回線交換網とに接続されている。
同様に、拠点B2内の電話端末T21及びT22は、LS221により接続され回線交換網を形成している。そして、LS221と中継交換機223とは、本発明の実施の形態2にかかるVoIPゲートウェイ装置222により接続されている。尚、LS211及び221にはPBXが含まれ、それぞれWAN回線がPBXコア網であったときのゲイン値が設定済みであるものとする。
また、拠点B3内のIP電話端末T31I及びT32Iは、IPLS231により接続されIP網を形成している。そして、IPLS231と中継交換機233とはいずれもIP網に接続されているため、そのまま接続される。
図5は、本発明の実施の形態2にかかるVoIPゲートウェイ装置30の構成を示すブロック図である。尚、VoIPゲートウェイ装置30は、VoIPゲートウェイ装置212及び222のいずれにも用いることができる。
VoIPゲートウェイ装置30は、IP網NE1と回線交換網NL2とに接続されている。例えば、VoIPゲートウェイ装置30がVoIPゲートウェイ装置212の場合、IP網NE1はIP網NEであり、回線交換網NL2は、拠点B1における回線交換網である。
VoIPゲートウェイ装置30は、IP網NE1から通信呼CEを受信し、信号レベルの増減やプロトコル変更等を行い通信呼CLとして回線交換網NL2へ送信する。また、VoIPゲートウェイ装置30は、回線交換網NL2から通信呼CLを受信し、信号レベルの増減やプロトコル変更等を行い通信呼CEとしてIP網NE1へ送信する。NL1へ送信する。通信呼CEは、IPプロトコルに基づきIPパケット化されている。また、通信呼CLは、レガシーインタフェースである回線交換網に基づきフレーム化されている。
VoIPゲートウェイ装置30は、パケット部31と、ゲイン調整部3211、3212、・・・、321n及び3221、3222、・・・、322nと、CODEC部33と、インタフェース部34と、ゲイン調整統制部35と、記憶部36とを備える。
記憶部36は、複数の通信拠点のそれぞれを示す拠点情報と複数の増減値であるゲイン値とを対応付けて予め記憶する記憶装置である。図6は、本発明の実施の形態2にかかる拠点情報と増減値の対応付けの例を説明するための図である。図6は、VoIPゲートウェイ装置222における拠点情報と増減値の対応付けの例である。つまり、VoIPゲートウェイ装置222が受信する通信呼における拠点情報の一方は、常に拠点B2となるため、他方の通信拠点である拠点B1及びB3についてのゲイン値が設定されていることを示す。尚、記憶部36に記憶されるデータの例はこれに限定されない。
パケット部31は、受信したIPパケットをゲイン調整部3211〜321nへ伝送する。また、パケット部31は、ゲイン調整部3221〜322nから伝送された信号をIPパケット化して、IP網NE1へ送信する。具体的には、パケット部31は、着信先のIPアドレスの付与及び音声データのパケット化等を行う。また、パケット部31は、IP網NE1から通信呼CEを受信し、当該受信した通信呼CEにおける発信元である通信拠点を拠点情報として抽出してゲイン調整統制部35へ通知する。
ゲイン調整部3211〜321n及び3221〜322nは、図1の信号増減部11の一実施例であり、ゲイン調整統制部35により指定されたゲイン値に基づいて信号レベルの増減を行う。具体的には、各ゲイン調整部は、音声レベルのコントロールを実施し、音声の音量を増減する。ここでは、ゲイン調整部3211〜321nは、パケット部31から受け付けた通信呼CEの信号レベルの増減を行い、CODEC部33へ伝送する。また、ゲイン調整部3221〜322nは、CODEC部33から受け付けた通信呼CLの信号レベルの増減を行い、パケット部31へ伝送する。
CODEC部33は、レガシーインタフェースがアナログである場合、アナログ音声をデジタル化する。すなわち、CODEC部33は、インタフェース部34から受け付けた通信呼CLがアナログデータの場合、デジタルデータへ変換してゲイン調整部3221〜322nへ伝送する。また、CODEC部33は、ゲイン調整部3211〜321nから受け付けた増減後の通信呼CEをインタフェース部34へ伝送する。
インタフェース部34は、レガシーインタフェースの終端となるものである。例えば、回線交換網NL2がアナログ回線と2Mインタフェースのデジタル回線等の多重回線である場合、通信呼ごとに分解する。すなわち、インタフェース部34は、回線交換網NL2から受信したアナログ信号をCODEC部33へ伝送する。また、インタフェース部34は、CODEC部33〜伝送された信号をフレーム化して、回線交換網NL2へ送信する。また、インタフェース部34は、回線交換網NL2から通信呼CLを受信し、当該受信した通信呼CLにおける着信先である通信拠点を拠点情報として抽出してゲイン調整統制部35へ通知する。
ゲイン調整統制部35は、パケット部31又はインタフェース部34から拠点情報を受け付け、記憶部36を参照して、受信した通信呼における拠点情報に対応付けられたゲイン値を決定する。そして、ゲイン調整統制部35は、パケット部31が通信呼CEを受信した場合には、ゲイン調整部3211〜321nのいずれかを選択して決定したゲイン値を設定する。一方、ゲイン調整統制部35は、インタフェース部34が通信呼CLを受信した場合には、ゲイン調整部3221〜322nのいずれかを選択して決定したゲイン値を設定する。このとき、ゲイン調整統制部35は、信号の伝送に用いられていないゲイン調整部を選択するものとする。尚、ゲイン調整部の選択の仕方は、任意のルールに基づいて又はランダムに行われれば良い。つまり、通信呼CEの信号レベルを増減するのは、ゲイン調整部3211〜321nのいずれかのみであればよく、同様に、通信呼CLの信号レベルを増減するのは、ゲイン調整部3221〜322nのいずれかのみであればよい。
言い換えると、ゲイン調整統制部35は、第1の通信呼を処理中に第2の通信呼を受信した場合に、第2の通信呼における拠点情報に基づいてゲイン値を決定し、複数のゲイン調整部の中から当該第1の通信呼の処理に用いられたゲイン調整部以外のゲイン調整部を選択し、当該選択したゲイン調整部に対して当該決定したゲイン値を指定して当該第2の通信呼を処理させる。これにより、複数の異なる通信拠点との間で同時に複数の通信呼を中継する場合に、通信拠点ごとに異なるゲイン値を用いて信号レベルの増減を行うことができる。よって、いずれの通信拠点に対しても最適な信号レベルで通信することができる。
図7は、本発明の実施の形態2にかかる回線交換網からIP網への伝送処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、VoIPゲートウェイ装置30はVoIPゲートウェイ装置222であり、拠点B2内の電話端末T22から拠点B1内の電話端末T11への通信呼CLが発信されたものとする。
まず、インタフェース部34は、回線交換網NL2から通信呼CLを受信する(S21)。次に、インタフェース部34は、通信呼CLのフレームを分解して拠点情報を抽出する(S22)。ここでは、インタフェース部34は、通信呼CLに含まれる着信先を示す通信拠点B1の識別情報を拠点情報として抽出する。そして、インタフェース部34は、抽出した拠点情報をゲイン調整統制部35へ通知する。
また、インタフェース部34は、通信呼CLをCODEC部33に伝送する。そして、CODEC部33は、通信呼CLをAD変換する(S23)。ここでは、アナログ信号からデジタル信号へ変換される。その後、CODEC部33は、ゲイン調整部3221〜322nへ変換後の通信呼CLを伝送する。
ステップS23と並行して、ゲイン調整統制部35は、拠点情報に基づきゲイン値を決定する(S24)。具体的には、ゲイン調整統制部35は、拠点情報である拠点B1に対応付けられたゲイン値"−4dB"を記憶部36から読み出す。また、ゲイン調整統制部35は、ゲイン調整部3221〜322nの中から通信呼CLの信号増減に用いるゲイン調整部を選択する。そして、ゲイン調整統制部35は、選択されたゲイン調整部にゲイン値を設定する(S25)。ここでは、ゲイン調整部3221が選択され、かつ、ゲイン値が設定されたものとする。
そして、ゲイン調整部3221は、設定されたゲイン値に基づき信号を増減する(S26)。つまり、ゲイン調整部3221は、CODEC部33から伝送された通信呼CLについてゲイン値"−4dB"に応じて信号レベルの増減を行う。そして、ゲイン調整部3221は、増減後の信号をパケット部31へ伝送する。
パケット部31は、ゲイン調整部3221から伝送された信号をIPパケット化する(S27)。そして、パケット部31は、IPパケット化済みの信号をIP網NE1へ送信する(S28)。ここでは、パケット部31は、拠点B1の電話端末T11へ送信することとなる。
尚、VoIPゲートウェイ装置222は、電話端末T22と電話端末T11との第1の通信呼の処理中に、電話端末T21とIP電話端末T31Iとの第2の通信呼を受信した場合に、第2の通信呼における拠点情報B3に基づいてゲイン値を決定する。そして、VoIPゲートウェイ装置222は、ゲイン調整部3221〜322nの中から第1の通信呼の処理に用いられたゲイン調整部3221以外のゲイン調整部3222を選択し、当該選択したゲイン調整部3222に対して当該決定したゲイン値を指定して当該第2の通信呼を処理させる。
図8は、本発明の実施の形態2にかかるIP網から回線交換網への伝送処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、VoIPゲートウェイ装置30はVoIPゲートウェイ装置222であり、拠点B3内のIP電話端末T32から拠点B2内の電話端末T21への通信呼CEが発信されたものとする。
まず、パケット部31は、IP網NE1から通信呼CEを受信する(S31)。次に、パケット部31は、通信呼CEのIPパケットを分解して拠点情報を抽出する(S32)。ここでは、パケット部31は、通信呼CEに含まれる発信元を示す通信拠点B3の識別情報を拠点情報として抽出する。そして、パケット部31は、抽出した拠点情報をゲイン調整統制部35へ通知する。また、パケット部31は、ゲイン調整部3211〜321nへ通信呼CEを伝送する。
そして、ゲイン調整統制部35は、拠点情報に基づきゲイン値を決定する(S33)。具体的には、ゲイン調整統制部35は、拠点情報である拠点B3に対応付けられたゲイン値"0dB"を記憶部36から読み出す。また、ゲイン調整統制部35は、ゲイン調整部3211〜321nの中から通信呼CEの信号増減に用いるゲイン調整部を選択する。そして、ゲイン調整統制部35は、選択されたゲイン調整部にゲイン値を設定する(S34)。ここでは、ゲイン調整部3211が選択され、かつ、ゲイン値が設定されたものとする。
そして、ゲイン調整部3211は、設定されたゲイン値に基づき信号を増減する(S35)。つまり、ゲイン調整部3211は、パケット部31から伝送された通信呼CEについてゲイン値"0dB"に応じて信号レベルの増減を行う。そして、ゲイン調整部3211は、増減後の信号をCODEC部33へ伝送する。
そして、CODEC部33は、ゲイン調整部3211から伝送された通信呼CEをAD変換する(S36)。ここでは、デジタル信号からアナログ信号へ変換される。その後、CODEC部33は、インタフェース部34へ変換後の通信呼CEを伝送する。
インタフェース部34は、CODEC部33から伝送された信号をフレーム化する(S37)。そして、インタフェース部34は、フレーム化済みの信号を回線交換網NL2へ送信する(S38)。
図9は、本発明の実施の形態2にかかる通信システム200の実用例を説明するための図である。VoIPゲートウェイ装置212には、対拠点B3向けのゲイン値として設定情報A1が設定され、VoIPゲートウェイ装置222には、対拠点B1及び対拠点B3のそれぞれ向けのゲイン値として設定情報A2が設定されていることを示す。
すなわち、図3のアナログ回線LL13において生じていた信号損失"−6dB"を考慮してLS211では"+5dB"が設定されている。ここで、アナログ回線LL13がイーサネット回線LE13に置き換わったことにより、つまり、WAN回線がPBXコア網からIP網に置き換わったことにより、信号損失が生じなくなったが、LS211の設定は維持されている。そこで、VoIPゲートウェイ装置212の設定情報A1として、アナログ回線LL13において生じていた信号損失"−6dB"を模擬するゲイン値を設定する。これにより、結果的にLS211とVoIPゲートウェイ装置212とのゲイン値の相殺により、IP網への置き換え前の状態と同等の通信品質を維持できる。
そして、例えば、VoIPゲートウェイ装置222の設定情報A2のように複数の通信拠点ごとに異なるゲイン値を設定しておくことで、通信拠点ごとの通信品質を維持することができる。
<発明の実施の形態3>
図10は、本発明の実施の形態3にかかるゲートウェイ装置4の構成を示すブロック図である。ゲートウェイ装置4は、図1のゲートウェイ装置1と同様に、第1通信網N1と、第2通信網N2とに接続されている。
ゲートウェイ装置4は、信号増減部411、412、・・・、41nと、制御部42とを備える。信号増減部411〜41nは、複数の異なる増減値のいずれかが設定され、当該設定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う。また、制御部42は、受信した通信呼C1又はC2における第1通信網N1側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて、複数の信号増減部411〜41nのいずれかを選択し、当該選択した信号増減部を介して当該受信した通信呼C1又はC2を処理させる。
図11は、本発明の実施の形態3にかかる通信制御処理の流れを示すフローチャートである。まず、ゲートウェイ装置4は、通信呼を受信する(S41)。次に、制御部12は、受信された通信呼に含まれる拠点情報に基づき信号増減部を選択する(S42)。そして、選択された信号増減部は、設定済みの増減値に基づいて通信呼を処理する(S43)。
このように、本発明の実施の形態3では、予め複数の信号増減部に異なる増減値を設定しておくことで、通信拠点に応じて適切な増減値が設定された信号増減部を選択するものである。これにより、上述した実施の形態1と同等の効果を奏することができる。
<発明の実施の形態4>
本発明の実施の形態4は、上述した実施の形態2にかかるVoIPゲートウェイ装置30におけるゲイン調整部3211〜321n及び3221〜322nのそれぞれに、予めゲイン値を設定しておき、実施の形態3と同様に、拠点情報に応じてゲイン調整部を選択するものである。そのために、記憶部36には、拠点情報とゲイン調整部の対応付けた情報を記憶するものである。尚、その他の構成及び機能については、実施の形態2と同等であるため、詳細な説明及び図示を省略する。
図12は、本発明の実施の形態4にかかる拠点情報とゲイン調整部の対応付けの例を説明するための図である。図12は、VoIPゲートウェイ装置222における拠点情報と増減値の対応付けの例である。例えば、ゲイン調整部3211〜321nがIP網NEから拠点B2内への通信呼を処理するため、"G12"がゲイン調整部3211を示し、"G32"がゲイン調整部3212を示すといったことになる。同様に、ゲイン調整部3221〜322nが拠点B2内からIP網NEへの通信呼を処理するため、"G11"がゲイン調整部3221を示し、"G31"がゲイン調整部3222を示すといったことになる。
そして、実施の形態4にかかるゲイン調整統制部35は、記憶部36を参照して、受信した通信呼における拠点情報に対応付けられたゲイン調整部を選択する。これにより、実施の形態2と同等の効果を奏することができる。さらに、実施の形態4にかかるゲイン調整統制部35は、第1の通信呼を処理中に第2の通信呼を受信した場合に、第2の通信呼における拠点情報に基づいて複数の信号増減部の中から当該第1の通信呼の処理に用いられたゲイン調整部以外のゲイン調整部を選択し、当該選択したゲイン調整部を介して当該第2の通信呼を処理させる。これにより、複数の通信呼を並列に処理する際にも通信拠点に応じて適切なゲイン値により信号レベルを増減させることができ、信号品質を維持できる。
<その他の発明の実施の形態>
尚、本発明は、音声通信分野に利用できる。特に、既存のPBX網からVoIP網に切り替える場面において、利用できる。そして、本発明の実施の形態1乃至4は、多ゲイン設定型のVoIPゲートウェイ装置と呼ぶことができる。
本発明の実施の形態にかかるVoIPゲートウェイ装置では、複数のゲイン回路を保有し、対拠点ごと設定できるようになっている。また、通信呼毎に宛先情報をピックアップし、予め外部から設定されているゲイン設定値となるようにゲイン調整部をコントロールするゲイン調整統制部を持つことで、通信呼毎に対拠点に最適なゲインを自動調整することができる。これまでのVoIP化では、既存のPBXの設定を最初からやり直すか、IP網に置き換えたことにより発生してしまったエコーを我慢するかしか無かった。しかし、本発明の実施の形態では、既存のPBXコア網における伝送損失をそのまま模擬でき、PBXの設定変更を不要とすることができる。その上で、既存の音声環境そのままを容易に実現することができるようになる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
指定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う信号増減部と、
受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて増減値を決定し、前記信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該受信した通信呼を処理させる制御部と、
を備えるゲートウェイ装置。
(付記2)
前記複数の通信拠点のそれぞれを示す拠点情報と複数の前記増減値とを対応付けて予め記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶部を参照して、前記受信した通信呼における前記拠点情報に対応付けられた増減値を決定する
ことを特徴とする付記1に記載のゲートウェイ装置。
(付記3)
前記ゲートウェイ装置は、複数の前記信号増減部を備え、
前記制御部は、
第1の通信呼を処理中に第2の通信呼を受信した場合に、前記第2の通信呼における前記拠点情報に基づいて増減値を決定し、前記複数の信号増減部の中から当該第1の通信呼の処理に用いられた信号増減部以外の信号増減部を選択し、当該選択した信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該第2の通信呼を処理させる
ことを特徴とする付記1又は2に記載のゲートウェイ装置。
(付記4)
前記第1通信網から前記通信呼を受信し、当該受信した通信呼における発信元である通信拠点を前記拠点情報として抽出して前記制御部へ通知する第1受信部と、
前記第2通信網から前記通信呼を受信し、当該受信した通信呼における着信先である通信拠点を前記拠点情報として抽出して前記制御部へ通知する第2受信部と、
をさらに備えることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
(付記5)
前記第1通信網はパケット交換網であり、前記第2通信網は回線交換網である
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
(付記6)
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
複数の異なる増減値のいずれかが設定され、当該設定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う複数の信号増減部と、
受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて、前記複数の信号増減部のいずれかを選択し、当該選択した信号増減部を介して当該受信した通信呼を処理させる制御部と、
を備えるゲートウェイ装置。
(付記7)
前記複数の通信拠点のそれぞれを示す拠点情報と前記複数の信号増減部とを対応付けて予め記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶部を参照して、前記受信した通信呼における前記拠点情報に対応付けられた信号増減部を選択する
ことを特徴とする付記6に記載のゲートウェイ装置。
(付記8)
前記制御部は、
第1の通信呼を処理中に第2の通信呼を受信した場合に、前記第2の通信呼における前記拠点情報に基づいて前記複数の信号増減部の中から当該第1の通信呼の処理に用いられた信号増減部以外の信号増減部を選択し、当該選択した信号増減部を介して当該第2の通信呼を処理させる
ことを特徴とする付記6又は7に記載のゲートウェイ装置。
(付記9)
前記第1通信網から前記通信呼を受信し、当該受信した通信呼における発信元である通信拠点を前記拠点情報として抽出して前記制御部へ通知する第1受信部と、
前記第2通信網から前記通信呼を受信し、当該受信した通信呼における着信先である通信拠点を前記拠点情報として抽出して前記制御部へ通知する第2受信部と、
をさらに備えることを特徴とする付記6乃至8のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
(付記10)
前記第1通信網はパケット交換網であり、前記第2通信網は回線交換網である
ことを特徴とする付記6乃至9のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
(付記11)
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
指定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う信号増減部を備えるゲートウェイ装置の通信制御方法であって、
前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信し、
前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて増減値を決定し、
前記信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該受信した通信呼を処理させる
ゲートウェイ装置の通信制御方法。
(付記12)
前記ゲートウェイ装置は、複数の前記信号増減部を備え、
第1の通信呼を処理中に第2の通信呼を受信した場合に、前記第2の通信呼における前記拠点情報に基づいて増減値を決定し、
前記複数の信号増減部の中から当該第1の通信呼の処理に用いられた信号増減部以外の信号増減部を選択し、
当該選択した信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該第2の通信呼を処理させる
ことを特徴とする付記11に記載のゲートウェイ装置の通信制御方法。
(付記13)
前記第1通信網から前記通信呼を受信した場合に、当該受信した通信呼における発信元である通信拠点を前記拠点情報として抽出し、
前記第2通信網から前記通信呼を受信した場合に、当該受信した通信呼における着信先である通信拠点を前記拠点情報として抽出する
ことを特徴とする付記11又は12に記載のゲートウェイ装置の通信制御方法。
(付記14)
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
複数の異なる増減値のいずれかが設定され、当該設定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う複数の信号増減部を備えるゲートウェイ装置の通信制御方法であって、
前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信し、
前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて、前記複数の信号増減部のいずれかを選択し、
当該選択した信号増減部を介して当該受信した通信呼を処理させる
ゲートウェイ装置の通信制御方法。
(付記15)
第1の通信呼を処理中に第2の通信呼を受信した場合に、前記第2の通信呼における前記拠点情報に基づいて前記複数の信号増減部の中から当該第1の通信呼の処理に用いられた信号増減部以外の信号増減部を選択し、
当該選択した信号増減部を介して当該第2の通信呼を処理させる
ことを特徴とする付記14に記載のゲートウェイ装置の通信制御方法。
(付記16)
前記第1通信網から前記通信呼を受信した場合に、当該受信した通信呼における発信元である通信拠点を前記拠点情報として抽出し、
前記第2通信網から前記通信呼を受信した場合に、当該受信した通信呼における着信先である通信拠点を前記拠点情報として抽出する
ことを特徴とする付記14又は15に記載のゲートウェイ装置の通信制御方法。
(付記17)
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
指定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う信号増減部を備えるコンピュータに対して、
前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信する処理と、
前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて増減値を決定し、前記信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該受信した通信呼を処理させる制御処理と、
を実行させる通信制御プログラム。
(付記18)
前記コンピュータは、複数の前記信号増減部を備え、
前記制御処理は、
第1の通信呼を処理中に第2の通信呼を受信した場合に、前記第2の通信呼における前記拠点情報に基づいて増減値を決定し、
前記複数の信号増減部の中から当該第1の通信呼の処理に用いられた信号増減部以外の信号増減部を選択し、
当該選択した信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該第2の通信呼を処理させる
ことを特徴とする付記17に記載の通信制御プログラム。
(付記19)
前記制御処理は、
前記第1通信網から前記通信呼を受信した場合に、当該受信した通信呼における発信元である通信拠点を前記拠点情報として抽出し、
前記第2通信網から前記通信呼を受信した場合に、当該受信した通信呼における着信先である通信拠点を前記拠点情報として抽出する
ことを特徴とする付記17又は18に記載の通信制御プログラム。
(付記20)
複数の通信拠点を含む第1通信網と、特定の通信拠点を含む第2通信網とに接続され、
複数の異なる増減値のいずれかが設定され、当該設定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う複数の信号増減部を備えるコンピュータに対して、
前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信する処理と、
前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報に基づいて、前記複数の信号増減部のいずれかを選択し、当該選択した信号増減部を介して当該受信した通信呼を処理させる制御処理と、
を実行させる通信制御プログラム。
(付記21)
前記制御処理は、
第1の通信呼を処理中に第2の通信呼を受信した場合に、前記第2の通信呼における前記拠点情報に基づいて前記複数の信号増減部の中から当該第1の通信呼の処理に用いられた信号増減部以外の信号増減部を選択し、
当該選択した信号増減部を介して当該第2の通信呼を処理させる
ことを特徴とする付記20に記載の通信制御プログラム。
(付記22)
前記制御処理は、
前記第1通信網から前記通信呼を受信した場合に、当該受信した通信呼における発信元である通信拠点を前記拠点情報として抽出し、
前記第2通信網から前記通信呼を受信した場合に、当該受信した通信呼における着信先である通信拠点を前記拠点情報として抽出する
ことを特徴とする付記20又は21に記載の通信制御プログラム。
1 ゲートウェイ装置
11 信号増減部
12 制御部
13 増減値
N1 第1通信網
B11 通信拠点
B12 通信拠点
B1n 通信拠点
N2 第2通信網
B20 通信拠点
C1 通信呼
C2 通信呼
B1 拠点
T11 電話端末
T12 電話端末
B2 拠点
T21 電話端末
T22 電話端末
B3 拠点
T31 電話端末
T32 電話端末
T31I IP電話端末
T32I IP電話端末
200 通信システム
211 LS
212 VoIPゲートウェイ装置
213 中継交換機
221 LS
222 VoIPゲートウェイ装置
223 中継交換機
231 IPLS
233 中継交換機
NE IP網
LE12 イーサネット回線
LE13 イーサネット回線
LE23 イーサネット回線
NE1 IP網
NL2 回線交換網
CE 通信呼
CL 通信呼
30 VoIPゲートウェイ装置
31 パケット部
3211 ゲイン調整部
3212 ゲイン調整部
321n ゲイン調整部
3221 ゲイン調整部
3222 ゲイン調整部
322n ゲイン調整部
33 CODEC部
34 インタフェース部
35 ゲイン調整統制部
36 記憶部
900 通信システム
911 LS
912 中継交換機
921 LS
922 中継交換機
931 LS
932 中継交換機
NL PBX網
LL12 アナログ回線
LL13 アナログ回線
LL23 デジタル回線
A1 設定情報
A2 設定情報
4 ゲートウェイ装置
411 信号増減部
412 信号増減部
41n 信号増減部
42 制御部
43 選択信号

Claims (5)

  1. 第1の通信拠点を含む第1の回線交換網、及び、第2の通信拠点を含む第1のパケット交換網のいずれとも接続された第2のパケット交換網である第1通信網と、
    第3の通信拠点を含む第2の回線交換網である第2通信網とに接続されたゲートウェイ装置であって
    前記第1の通信拠点及び前記第2の通信拠点のそれぞれを示す拠点情報と複数の増減値とを対応付けて予め記憶する記憶部と、
    指定された前記増減値に基づいて信号レベルの増減を行う信号増減部と、
    受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報が、前記第1の通信拠点又は前記第2の通信拠点のいずれを示すかを判定し、当該判定された拠点情報に基づいて前記記憶部を参照して、前記受信した通信呼における前記拠点情報に対応付けられた増減値を決定し、前記信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該受信した通信呼を処理させる制御部と、
    を備え、
    前記第1の通信拠点を示す拠点情報に対応付けられた増減値は、前記第1の回線交換網を形成する回線交換機に設定済みの増減値を打ち消すような増減値である、
    ことを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記ゲートウェイ装置は、複数の前記信号増減部を備え、
    前記制御部は、
    第1の通信呼を処理中に第2の通信呼を受信した場合に、前記第2の通信呼における前記拠点情報に基づいて増減値を決定し、前記複数の信号増減部の中から当該第1の通信呼の処理に用いられた信号増減部以外の信号増減部を選択し、当該選択した信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該第2の通信呼を処理させる
    ことを特徴とする請求項1記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記第1通信網から前記通信呼を受信し、当該受信した通信呼における発信元である通信拠点を前記拠点情報として抽出して前記制御部へ通知する第1受信部と、
    前記第2通信網から前記通信呼を受信し、当該受信した通信呼における着信先である通信拠点を前記拠点情報として抽出して前記制御部へ通知する第2受信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 第1の通信拠点を含む第1の回線交換網、及び、第2の通信拠点を含む第1のパケット交換網のいずれとも接続された第2のパケット交換網である第1通信網と、
    第3の通信拠点を含む第2の回線交換網である第2通信網とに接続され、
    前記第1の通信拠点及び前記第2の通信拠点のそれぞれを示す拠点情報と複数の増減値とを対応付けて予め記憶する記憶部と、
    指定された前記増減値に基づいて信号レベルの増減を行う信号増減部を備えるゲートウェイ装置の通信制御方法であって、
    前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信し、
    前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報が、前記第1の通信拠点又は前記第2の通信拠点のいずれを示すかを判定し、
    当該判定された拠点情報に基づいて前記記憶部を参照して、前記受信した通信呼における前記拠点情報に対応付けられた増減値を決定し、
    前記信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該受信した通信呼を処理させ
    前記第1の通信拠点を示す拠点情報に対応付けられた増減値は、前記第1の回線交換網を形成する回線交換機に設定済みの増減値を打ち消すような増減値であ
    ゲートウェイ装置の通信制御方法。
  5. 第1の通信拠点を含む第1の回線交換網、及び、第2の通信拠点を含む第1のパケット交換網のいずれとも接続された第2のパケット交換網である第1通信網と、
    第3の通信拠点を含む第2の回線交換網である第2通信網とに接続され、
    前記第1の通信拠点及び前記第2の通信拠点のそれぞれを示す拠点情報と複数の増減値とを対応付けて予め記憶する記憶部と、
    指定された増減値に基づいて信号レベルの増減を行う信号増減部を備えるコンピュータに対して、
    前記第1通信網と前記第2通信網との間の通信呼を受信する処理と、
    前記受信した通信呼における前記第1通信網側の通信拠点を示す拠点情報が、前記第1の通信拠点又は前記第2の通信拠点のいずれを示すかを判定し、
    当該判定された拠点情報に基づいて前記記憶部を参照して、前記受信した通信呼における前記拠点情報に対応付けられた増減値を決定し、前記信号増減部に対して当該決定した増減値を指定して当該受信した通信呼を処理させる制御処理と、
    を実行させ
    前記第1の通信拠点を示す拠点情報に対応付けられた増減値は、前記第1の回線交換網を形成する回線交換機に設定済みの増減値を打ち消すような増減値である通信制御プログラム。
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