JP5857773B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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本発明は、インクジェット式記録装置などの液体噴射装置に関し、液体貯留部材に貯留された液体を圧力室に導入し、圧力室内に導入した液体をノズルから液滴として噴射する液体噴射装置に関する。
液体噴射装置は液体噴射ヘッドを備え、液体噴射ヘッドから各種の液体を噴射する装置である。液体噴射装置としては、例えば、インクジェット式プリンター(以下、単にプリンターという)やインクジェット式プロッター等の画像記録装置がある。
液体噴射ヘッドとしては、流通を含めた取り扱いの容易性からカートリッジタイプの液体貯留部材を用いるものが開発されている。例えば、プリンターでは、液体状のインクを封入したインクカートリッジを使用するものが広く普及している。
図5に、液体状のインクを封入した液体貯留部材としてのインクカートリッジ3と液体噴射ヘッドの一種である記録ヘッド2の概略図を示した。
記録ヘッド2に対してインクカートリッジ3を装着する際、記録ヘッド2のインク導入針92がインクカートリッジ3内に挿入されることで、インク導入針92の先端側に開設されたインク導入孔32を通じてインクカートリッジ3内のインクが記録ヘッド2側に導入される。
記録ヘッド2に導入されたインクは、記録ヘッド2内部の導入路95を通じて共通液室96(リザーバーまたはマニホールドとも呼ばれる)に導入される。共通液室96に導入されたインクは、共通液室96に連通する複数の圧力室98にそれぞれ供給される。そして、圧力発生手段の一種である圧電振動子や発熱素子などを駆動することで圧力室98内に圧力変動が生じ、この圧力変動が制御されることにより、圧力室98に通じるノズル99からインクが噴射される。
ここで、インクカートリッジ3の交換時(インク導入針にインクカートリッジを挿入する際)、機器使用者によるボタン操作、インクカートリッジとインク導入針間で発生する相対的な位置変化、外部からの衝撃等によって記録ヘッド2のインク流路内に過度な正圧または負圧が生じる場合がある。そして、このときに生じた圧力がノズル99に伝播すると、ノズル99に形成されているメニスカスが破壊されることがある。
図6(a)〜(c)は、図5の破線丸印で示したノズル99付近の拡大図で、圧力変動が伝播した際のノズル99におけるメニスカスMの状態について説明する模式図である。
(a)に示す状態が、適切な状態であるが、(b)に示すように、メニスカスMがノズル99の内周面よりも圧力室98側に過度に引き込まれた状態、或いは、(c)に示すように、ノズル99の噴射側の開口面よりも外側に膨らんだ状態となる場合がある。そして、メニスカスMにおける圧力が耐圧を越えた場合、メニスカスMが適切に形成されず(破壊された状態)、インクが噴射されない事や、逆にインクが漏洩状態になり、ドット抜けが生じる場合があった。
このような不具合を解決すべく、従来、例えば、特許文献1に記載されているように、インク流路内に弁を設け、インク流路内の圧力に応じて弁を開閉する差圧弁構造が知られている。
特開2008−149646号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構造は、ノズルから正常噴射された液体により、下流側の液体量が減り、下流側が負圧になった場合に弁を開く事で、下流側に安定的に液体を供給する事を目的に構成された弁であり、外部衝撃による急激な圧力変動には対応出来ない場合がある。そのため、急激な圧力変動が発生した場合、ノズルへの圧力変動の伝播を防ぐ事が出来ず、メニスカスの破壊を防ぐ事が困難であった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る液体噴射装置は、液体を貯留する液体貯留部材と、液体噴射ヘッドと、前記液体貯留部材と前記液体噴射ヘッドとを接続する接続部と、前記液体噴射ヘッドに対する前記液体貯留部材の相対位置の変動を検知する変動検知装置とを備えた液体噴射装置であって、前記変動検知装置は、前記液体噴射ヘッドに設けられた発光部および前記発光部から発せられた光を検出する光検知回路と、前記液体貯留部材に設けられ、前記発光部と前記光検出回路との間の光路中に配置され、前記液体貯留部材の動きに応じて前記光検知回路に入射する光量を変化させる光学部材とを備え、前記液体噴射ヘッドは、液体を噴射するノズルに連通した圧力室と、前記接続部から前記圧力室に前記液体を供給する液体供給路と、前記液体供給路に設けられ、前記光検知回路が、前記光量が閾値を超える変化を検出した際に、前記液体供給路を閉じる動作を行うバルブ機構とを備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、液体噴射ヘッドと液体貯留部材とを接続部で接続する際や、液体噴射装置使用者のボタン操作等よる衝撃が加わった場合、液体噴射ヘッドと液体貯留部材との相対位置が変動すると、発光部と光検出回路との間の光路に配置された、液体貯留部材の動きに応じて光路の光量を変化させる光学部材の位置も変動する。光学部材の位置の変動によって、光検知回路に向かう光量が変化し、光検知回路が、光量が閾値を超える変化を検出すると、バルブ機構が液体供給路を閉じるので、接続部付近で発生した衝撃による圧力変動がノズル側に伝播する事を遮断でき、ノズルに形成されているメニスカスが破壊される事を抑制できる。したがって、衝撃により生じる液体の噴射不良の少ない液体噴射装置が得られる。
ここで、閾値とは、メニスカスが破壊される圧力変動が接続部付近で発生したか否かを、液体噴射ヘッドに対する前記液体貯留部材の相対位置の変動で判断するための値である。
[適用例2]
上記適用例に記載の液体噴射装置は、前記圧力室に圧力を印加する圧力印加素子と、前記圧力印加素子に駆動信号を印加する駆動回路と、前記駆動回路に制御信号を送る中央制御装置とを備え、前記光検知回路の出力が前記中央制御装置に送られる構成であることが好ましい。
本適用例によれば、中央制御装置が駆動回路と光検知回路双方の状況を得る事ができる。つまり、現在のノズルへの液体供給の必要性の有無(圧力印加素子に駆動信号を印加する駆動回路が動作しているか)と衝撃による圧力変動の伝播遮蔽の必要性の有無(光検知回路で検出した光量の値が閾値を超えているか)との双方の情報を利用してバルブ機構の動作を決定する事が出来る。従って、より適切なバルブ機構の動作が行える。
[適用例3]
上記適用例に記載の液体噴射装置は、前記バルブ機構が、前記液体供給路を閉じる動作後、所定の時間後、前記液体供給路を開く動作を行う構成であることが好ましい。
本適用例によれば、衝撃発生によりバルブ機構が液体供給路を閉じ、液体の噴射を停止後、液体供給路の開放が必要な時に液体供給路が閉じたままになってしまう状況が回避される。したがって、液体供給路が閉じたままでの液体噴射による弊害(液体供給不足)が避けられる。
実施形態におけるプリンターの構成を説明する斜視図。 プリンターの電気的な構成を説明するブロック図。 インクカートリッジおよび記録ヘッドの構成を模式的に示した断面図。 変形例の構成を説明する模式図。 インクカートリッジと記録ヘッドの概略図。 メニスカスの状態について説明する模式図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせている。また、以下においては、本発明の液体噴射装置として、インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッドの一種。以下、記録ヘッド2。)を搭載するインクジェット式記録装置(以下、プリンター1)を例に挙げて説明する。
(実施形態)
図1は、プリンター1の構成を説明する斜視図である。図2は、プリンター1の電気的な構成を説明するブロック図である。
プリンター1は、記録ヘッド2が取り付けられると共に、液体貯留部材の一種であるインクカートリッジ3が取り付けられるキャリッジ4と、記録動作時の記録紙6(記録媒体および着弾対象の一種)の背面を支持するプラテン5と、キャリッジ4を記録紙6の紙幅方向、即ち、主走査方向に往復移動させるキャリッジ移動機構7と、主走査方向に直交する副走査方向に記録紙6を搬送する搬送機構8とを備えている。
キャリッジ4は、主走査方向に架設されたガイドロッド9に軸支された状態で取り付けられており、キャリッジ移動機構7の作動により、ガイドロッド9に沿って主走査方向に移動するように構成されている。キャリッジ4の主走査方向の位置は、リニアエンコーダー10によって検出される。リニアエンコーダー10は位置情報出力手段の一種であり、記録ヘッド2の走査位置に応じたエンコーダーパルスを、主走査方向における位置情報として図2に示したプリンターコントローラー44に出力する。
キャリッジ4の移動範囲内における記録領域よりも外側の端部領域には、キャリッジ4の走査の基点となるホームポジションが設定されている。そして、プリンター1は、このホームポジションから反対側の端部へ向けてキャリッジ4が移動する往動時と、反対側の端部からホームポジション側にキャリッジ4が戻る復動時との双方向で記録紙6上に文字や画像等を記録する所謂双方向記録が可能に構成されている。
図2において、プリンター1は、プリンターコントローラー44とプリントエンジン45とを備えている。プリンターコントローラー44は、各種データ等を記憶するRAM48、各種制御のための制御プログラム等を記憶したROM49、および、ROM49に記憶されている制御プログラムに従って各部の統括的な制御を行うCPU50を有する中央制御装置としての制御部46と、記録ヘッド2へ供給する駆動信号を発生する駆動回路としての駆動信号発生回路47(駆動信号発生手段の一種)と、を備えている。また、プリントエンジン45は、図1に示した記録ヘッド2、キャリッジ移動機構7、搬送機構8、バルブ機構101、光検知回路102などを備えている。
図3(a)〜(c)は、インクカートリッジ3および記録ヘッド2の構成を模式的に示した断面図である。なお、同図では、ノズル列1条分の構成を示しているが、他のノズル列に対応する構成も同様である。
図3(a)において、インクカートリッジ3は、例えば熱可塑性プラスチック等の成型により作製された箱状のケース15を備え、このケース15内には収容室16が形成されている。この収容室16には、インク保持材17が収容されている。インク保持材17は、液体の一種であるインクを吸収し保持する。このインク保持材17としては、例えば、スポンジ状の発泡素材が好適に用いられる。
また、インクカートリッジ3の底面部には、記録ヘッド2のインク導入針92が挿入される針挿入部18(記録ヘッド2との接続部の一種)が形成されている。この針挿入部18の内周面の開口部分にはパッキン19が設けられている。このパッキン19は、針挿入部18内にインク導入針92が挿入されると、インク導入針92の外周面に液密状態で密着し、インクカートリッジ3内に貯留されたインクがインクカートリッジ3の外部に漏れ出すことを防止する。
インクカートリッジ3は、貯留するインクの種類(色)毎に設けられ、実施形態においては、合計4種類(4色)のインクカートリッジ3が記録ヘッド2に装着可能に構成されている。
記録ヘッド2は、合成樹脂製のヘッドケース25と、このヘッドケース25の上面に設けられたカートリッジ装着部22と、カートリッジ装着部22に立設されたインク導入針92(液体導入部)とを備えている。また、ヘッドケース25の内部には、ケース流路95と、リザーバー96(共通液室)、インク供給口97(液体供給口)、圧力室29、及びノズル99に至るまでの液体供給路としてのインク流路と、圧力印加素子の一種として機能する圧電振動子31と、が設けられている。
インク導入針92は、先端側が先細り形状(円錐形状)に形成された中空の針状部材であり、インクカートリッジ3との接続部の一種である。このインク導入針92の先端部には、インクカートリッジ3内のインクを導入するインク導入孔32が開設されている。インク導入針92がインクカートリッジ3の針挿入部18内に挿入されると、インクカートリッジ3内に貯留されたインクがインク導入孔32を通じて針流路33内に導入される。インク導入針92の基端部(先端部とは反対側の端部)は、先端側から基端側に向けて内径(内法)が次第に拡大する円錐形状となっている。
インク導入針92は、カートリッジ装着部22におけるケース流路95の上流側開口周縁部に、フィルター34を介在させた状態で溶着されて固定されている。フィルター34は、インク導入針92の針流路33内に導入されたインクに気泡が含まれる場合、気泡がフィルター34より先の流路へ送られないように捕捉し、ケース流路95側にインクを供給する。
インクカートリッジ3と記録ヘッド2とで変動検知装置105が構成されている。変動検知装置105は、光検知回路102と光学部材としての光反射板103と発光部104とを備えている。
インクカートリッジ3のケース15の底面(記録ヘッド2と対向する側の面)において、記録ヘッド2への装着状態で記録ヘッド2の発光部104および光検知回路102に対向する位置には、光反射板103が取り付けられている。
光検知回路102は、図2に示したプリンターコントローラー44と接続されており、検出された信号をプリンターコントローラー44に送ることが出来る。具体的には、制御部46に送る。
なお、光反射板103を備えたインクカートリッジ3と記録ヘッド2の相対位置変動の検出については後述する。また、インクカートリッジ3は、例示したものには限られず、周知の種々の構成のものを用いることができる。
図2および図3(a)において、ケース流路95とリザーバー96との間には、バルブ機構101が取り付けられており、プリンターコントローラー44からの制御信号によりインク流路を閉じたり、開いたり出来る構成となっている。
図3(b)は、バルブ機構101の構成を示した図である。バルブ機構101は、プリンターコントローラー44に接続された電磁石110と、磁性体で作られた弁111と、バネ112と、パッキン113とで構成されている。電磁石110に磁力を発生させていない状態(非通電状態)では、弁111とヘッドケース25の間に取り付けられたバネ112により弁111がパッキン113に押し付けられインク流路を遮断し、電磁石110に磁力を発生させた場合には、弁111が電磁石110に引き寄せられインク流路が開く構造となっている。
バルブ機構101の設置位置については、実施形態では、ケース流路95とリザーバー96の境界に設置しているが、針流路33とノズル99との間であれば、特に制限は無い。また、バルブ機構101もプリンターコントローラー44からの制御信号により開閉出来る形式であれば、特に制限は無く、周知の種々の構成のものを用いることができる。なお、バルブ機構101の動作制御については後述する。
ケース流路95を流下し、バルブ機構101を通過したインクは、リザーバー96内に導入される。このリザーバー96は、複数の圧力室29に共通の空部であり、インクの種類、即ち、インクの色毎に設けられている。各圧力室29は、それぞれ個別のインク供給口97を介してリザーバー96と連通している。したがって、リザーバー96内のインクは、インク供給口97を通じて各圧力室29に供給される。インク供給口97は、圧力室29よりも狭い幅で形成されており、リザーバー96から圧力室29に流入するインクに対して流路抵抗を付与する。
圧力室29は、ノズル99の列設方向(ノズル列方向)に対して直交する方向に細長い室として形成されている。圧力室29の上面には、可撓性を有する外壁として作動面40が設けられている。この作動面40の圧力室29とは反対側の面には、圧電振動子31が形成されている。
圧力発生手段としての圧電振動子31は、例えば、所謂撓み振動モードの圧電振動子であり、駆動電極41と共通電極43とによって圧電体42を挟んで構成されている。そして、圧電振動子31の駆動電極41に駆動電圧(駆動パルス)が印加されると、駆動電極41と共通電極43との間には電位差に応じた電場が発生する。この電場は圧電体42に付与され、圧電体42が付与された電場の強さに応じて変形する。即ち、駆動電極41の電位を高くする程、圧電体42の中央部が圧力室29の内側(ノズル99側)に撓み、圧力室29の容積を減少させるように作動面40を変形させる。一方、駆動電極41の電位を低くする程(0に近づける程)、圧電体42の中央部が圧力室29の外側に撓み、圧力室29の容積を増加させるように作動面40を変形させる。なお、圧力発生手段としては、上記圧電振動子以外にも、静電アクチュエーター、磁歪素子、発熱素子等を用いることができる。
ノズル形成面には、複数のノズル99が並設されてノズル列(ノズル群)が形成されている。本実施形態におけるノズル列はインクの種類毎、すなわち、インクの色毎に設けられており、各色のインクカートリッジ3に対応させて合計4条のノズル列がノズル形成面に形成されている。なお、同一のノズル列に対して複数種類のインクが割り当てられる構成もある。
そして、上記のように圧電振動子31を作動させると、圧力室29の容積を変化させることができる。これにより、圧力室29内のインクに圧力変動が生じるので、当該圧力変動を利用してノズル99からインク滴を噴射させることができる。
図3(c)は、変動検知装置105の動作原理を示した図である。図3(c)の上の図は、衝撃等が加わっていない正常な状態を示し、下の図は、インクカートリッジ3に実線矢印方向に衝撃が加わった状態を示している。
変動検知装置105は、記録ヘッド2への装着状態で、記録ヘッド2の発光部104および光検知回路102に対向する位置に光反射板103が取り付けられており、発光部104は光反射板103に対し、角度を持った状態で設置されている。
衝撃等が加わっていない正常な状態では、発光部104から発せられた光が光反射板103に反射し、光検知回路102に当り、光が検出される。
一方、ある程度以上の衝撃が加わりインクカートリッジ3が記録ヘッド2に対して一定以上変動した場合、光反射板103から反射された光が光検知回路102の検出範囲を外れ光が検出されなくなる。実施形態では、光反射板103の幅内に光が反射されるかどうかで衝撃を判定するため、光反射板103の幅が閾値になっている(もちろん、発光部104の角度、発光部104と光反射板103との距離でも閾値の調整は可能)。
変動検知装置105で検知された検出信号を変動発生検知信号としてプリンターコントローラー44に出力する。すなわちインクカートリッジ交換等によりインクカートリッジ3や記録ヘッド2に振動や衝撃が加わることで生じるインクカートリッジ3と記録ヘッド2との相対位置の変動を検出することが出来る。
上記構成のプリンター1では、変動検知装置105によって検出されるインクカートリッジ3と記録ヘッド2の相対位置変動が、予め定められた範囲を超えた場合に、バルブ機構101によりインク流路を遮断する事により、インク流路を通じて衝撃がノズル99に伝わるのを防ぐ点に特徴を有している。以下、この点の詳細について説明する。
インクカートリッジ3の針接続部への装着時や機器使用者のボタン操作等による衝撃が加わった場合、インクカートリッジ3と記録ヘッド2の間で相対位置の変動が発生し、その変動がインク導入孔32を介してインクの圧力変動としてノズル99に伝播し、メニスカスを破壊してしまう事が分かっている。
プリンター1では、インクカートリッジ3と記録ヘッド2の相対位置の変動が発生した際、変動検知装置105によりそれを検知し、プリンターコントローラー44へ信号を送り、プリンターコントローラー44からバルブ機構101へ制御信号を送ることでバルブ機構101を閉じ、インク導入孔32から伝わる圧力変動がノズル側に伝播する事を遮断する。
実施形態によれば、以下の効果がある。
プリンターコントローラー44でインクカートリッジ3からのインク供給の必要性の有無(駆動信号発生回路47が動作中かどうか)が把握出来るため、インク供給が不要な状態であれば、常にバルブ機構101を閉じておく事が出来る。インク供給が必要な状態(インクがノズルから吐出されている状態)は、一般的に、印刷をしている状態と、メニスカスのメンテナンス状態(クリーニング、フラッシングと言われる状態)と、の2種類しかない。このため、最も衝撃が入りやすいプリンター使用者によるインク交換操作等においては、予めバルブ機構101が閉じられた状態にしておけるため、想定以上の衝撃により衝撃検知後にバルブ機構101閉動作が間に合わない等のリスクを大幅に低減する事が出来る。
また、インク供給が必要な状態(インクがノズルから吐出されている状態)で衝撃が加わった場合でも、ノズルから吐出されるインク量は予め把握出来る(プリンター側の設定値である)ため、吐出量別に衝撃後のバルブ機構101開放までの時間を調整設定しておく事で、供給不足が問題にならない範囲でバルブ機構101を閉じておく時間を長くすることが可能である。これにより、衝撃後の残振動等のリスクを低減する事が出来る。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
(変形例)
例えば、変動検知装置105に関し、実施形態では、反射型光検知センサーを例示したが、これには限られない。例えば、図4に変形例の構成を説明する模式図を示した。図4(a)および(b)に示す変形例では、変動検知装置120として、透過型光検知センサーを用いている。
変動検知装置120は、発光部121と光検知センサー122と光学部材としての遮蔽板123とを備えている。
発光部121と光検知センサー122とは、カートリッジ装着部22に取り付けられており、発光部121に対面し、光検知センサー122が取り付けられる構成になっており、常時光が検出される状態になっている。
図4(b)は、変動検知装置120の動作原理を示した図である。左の図は、衝撃等が加わっていない正常な状態を示し、中央および右の図は、インクカートリッジ3に実線矢印方向に衝撃が加わった状態を示している。
インクカートリッジ3を装着した際、インクカートリッジ3に取り付けられた遮蔽板123が発光部121と光検知センサー122の間に入り、光を遮断する。インクカートリッジ3が上方に動く衝撃が発生した場合は、遮蔽板が上方にはずれ光が光検知センサー122に検知され、衝撃を検出出来る。また、下方に動く衝撃が発生した場合は、遮蔽板孔124を光が通過することで衝撃を検出出来る。この場合、遮蔽板孔124から下方の遮蔽板長さを閾値とした衝撃感知が可能になる。
上記実施形態では、記録ヘッド2について例に挙げて説明したが、液体貯留部材から液体を導入する構成を採用する液体噴射ヘッドであれば、上記記録ヘッド2に限らず、プロッター、ファクシミリ装置、コピー機等、各種のインクジェット式記録装置や、記録装置以外の液体噴射装置、例えば、ディスプレイ製造装置、電極製造装置、チップ製造装置等に搭載される液体噴射ヘッドにも適用することができる。そして、ディスプレイ製造装置では、色材噴射ヘッドからR(Red)、G(Green)、B(Blue)の各色材の溶液を噴射する。また、電極製造装置では、電極材噴射ヘッドから液状の電極材料を噴射する。チップ製造装置では、生体有機物噴射ヘッドから生体有機物の溶液を噴射するヘッド等にも本発明を適用することが出来る。
1…プリンター、2…記録ヘッド、3…インクカートリッジ、4…キャリッジ、5…プラテン、6…記録紙、7…キャリッジ移動機構、8…搬送機構、9…ガイドロッド、10…リニアエンコーダー、15…ケース、16…収容室、17…インク保持材、18…針挿入部、19…パッキン、22…カートリッジ装着部、25…ヘッドケース、29…圧力室、31…圧電振動子、32…インク導入孔、33…針流路、34…フィルター、40…作動面、41…駆動電極、42…圧電体、43…共通電極、44…プリンターコントローラー、45…プリントエンジン、46…制御部、47…駆動信号発生回路、48…RAM、49…ROM、50…CPU、92…インク導入針、95…ケース流路、96…リザーバー、97…インク供給口、99…ノズル、101…バルブ機構、102…光検知回路、103…光反射板、104…発光部、105…変動検知装置、110…電磁石、111…弁、112…バネ、113…パッキン、120…変動検知装置、121…発光部、122…光検知センサー、123…遮蔽板、124…遮蔽板孔。

Claims (3)

  1. 液体を貯留する液体貯留部材と、液体噴射ヘッドと、前記液体貯留部材と前記液体噴射ヘッドとを接続する接続部と、前記液体噴射ヘッドに対する前記液体貯留部材の相対位置の変動を検知する変動検知装置とを備えた液体噴射装置であって、
    前記変動検知装置は、前記液体噴射ヘッドに設けられた発光部および前記発光部から発せられた光を検出する光検知回路と、前記液体貯留部材に設けられ、前記発光部と前記光検出回路との間の光路中に配置され、前記液体貯留部材の動きに応じて前記光検知回路に入射する光量を変化させる光学部材とを備え、
    前記液体噴射ヘッドは、液体を噴射するノズルに連通した圧力室と、前記接続部から前記圧力室に前記液体を供給する液体供給路と、前記液体供給路に設けられ、前記光検知回路が、前記光量が閾値を超える変化を検出した際に、前記液体供給路を閉じる動作を行うバルブ機構とを備えている
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記圧力室に圧力を印加する圧力印加素子と、前記圧力印加素子に駆動信号を印加する駆動回路と、前記駆動回路に制御信号を送る中央制御装置とを備え、前記光検知回路の出力が前記中央制御装置に送られる
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置において、
    前記バルブ機構が、前記液体供給路を閉じる動作後、所定の時間後、前記液体供給路を開く動作を行う
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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