JP5857359B1 - マイクユニットのコネクタ取付構造及び弦楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】被取付部材に形成された取付孔に対してコネクタを安定かつ確実に固定することができるコネクタ取付構造及び弦楽器を提供する。
【解決手段】ボディ12に形成された取付孔48にコネクタ72を取り付けるコネクタ取付構造であって、取付孔48に挿通される軸部86を有し、軸部86の基端側に順ネジ及び逆ネジの一方のネジからなる第1の雄ネジ部96が形成され、且つ軸部86の先端側に順ネジ及び逆ネジの他方のネジからなる第2の雄ネジ部98が形成されるコネクタ本体74と、ボディ12の一方側に設けられ、第1の雄ネジ部96に螺合する第1の雌ネジ部106を有し、ボディ12に対してコネクタ本体74を位置決めする位置決めナット78と、ボディ12の他方側に設けられ、第2の雄ネジ部98に螺合する第2の雌ネジ部110を有し、ボディ12に対してコネクタ本体74を固定する固定ナット82とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、マイクユニットのコネクタ取付構造及び弦楽器に係り、特に被取付部材に形成された取付孔にコネクタを取り付けるマイクユニットのコネクタ取付構造及び弦楽器に関するものである。
一般に、ウクレレやアコースティックギターなどの弦楽器は、弦の振動を元にして、駒を通して、共鳴板である表板に振動を伝え、さらにサウンドホールを有する共鳴胴で共鳴させ豊かな音色を発している。そのため、弦や表板をはじめとする楽器を構成する材質、共鳴胴の、形状や構造の違いで個々の楽器ごとにそれぞれ違った音色を奏でる。ところが、電気的な増幅装置を持たないこれらの楽器の音量は十分とは言えず、コンサートホールなどの広い会場でライブ演奏をする場合には、マイクを用いて集音して増幅することで、音量を大きくすることが行われている。しかし、マイクで弦楽器の楽音を集音すると、他の楽器の音を拾ってしまったり、ハウリングをしてしまったりすることがある。また、マイクの位置がステージ上に固定されていると、演奏者がステージ上で動き回りながら演奏する場合には弦楽器の楽音をとらえることができないこともある。
一方、弦楽器の胴(共鳴胴)を構成する共鳴板にピエゾピックアップ(圧電ピックアップ)を取り付け、ピエゾピックアップにより弦振動を電気信号に変換し、この電気信号を増幅することで音量を大きくする方法が知られている。しかし、ピエゾピックアップを用いた方法では、箱鳴りと呼ばれる胴による共鳴音を十分に拾うことができず、出力される音は薄っぺらで無機質な音になってしまうという問題がある。
かかる問題に対し、弦楽器の胴による共鳴音を再現できるようにすべく、ピエゾピックアップを用いて得られる電気信号に対して各種効果を付加する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2003−15644号公報 特開2005−24997号公報 特開2009−162997号公報
しかしながら、特許文献1〜3に開示される技術では、ピエゾピックアップにより検出される弦の振動をある程度自然な音に加工することができるものの、胴の共鳴音を忠実に再現することはできない。また、ピエゾピックアップを用いて弦の振動を検出するためには、弦楽器のもっとも重要な部分に対してピエゾピックアップを取り付けなればならず、楽器本来の音色に悪影響を与えかねない。
そこで、本願出願人は、弦楽器を構成するボディ(共鳴胴)の内部に双指向性マイクを備え、双指向性マイクの指向軸がサウンドホールの開口する面に対して平行かつサウンドホールが形成される方向に対して垂直な方向となる構成を提案した(特願2014−97988、本願出願時は未公開)。この構成によれば、サウンドホールからボディ内に侵入する音に対する感度が低くなり、ハウリングを効果的に抑えることが可能となる。
かかる構成においては、双指向性マイクを備えるマイクユニットは、ボルトとナットの締結によって被取付部材であるボディに形成された取付孔にコネクタが固定される。しかし、この固定力が弱いと、マイクユニットが軸周りに回転してしまい、双指向性マイクの指向軸が所望の方向からずれてしまい、ハウリング抑制効果が十分に得られなくなる場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、被取付部材に形成された取付孔に対してコネクタを安定かつ確実に固定することができるマイクユニットのコネクタ取付構造及び弦楽器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1態様に係るマイクユニットのコネクタ取付構造は、被取付部材に形成された取付孔にコネクタを取り付けるコネクタ取付構造であって、取付孔に挿通される軸部を有し、軸部の基端側に順ネジ及び逆ネジの一方のネジからなる第1の雄ネジ部が形成され、且つ軸部の先端側に順ネジ及び逆ネジの他方のネジからなる第2の雄ネジ部が形成されるコネクタ本体と、被取付部材の一方側に設けられ、第1の雄ネジ部に螺合する第1の雌ネジ部を有し、被取付部材に対してコネクタ本体を位置決めする位置決めナットと、被取付部材の他方側に設けられ、第2の雄ネジ部に螺合する第2の雌ネジ部を有し、被取付部材に対してコネクタ本体を固定する固定ナットと、を備える。
本発明の第2態様に係るマイクユニットのコネクタ取付構造は、第1態様において、位置決めナットは、被取付部材の一方側の端面に係合する楔状の係合突起を有する。
本発明の第3態様に係るマイクユニットのコネクタ取付構造は、第2態様において、係合突起は、位置決めナットの周方向の異なる位置に複数設けられている。
本発明の第4態様に係るマイクユニットのコネクタ取付構造は、第1態様において、位置決めナットの被取付部材の一方側の端面には、位置決めナットよりも高い摩擦係数を有する高摩擦部材が設けられている。
本発明の第5態様に係るマイクユニットのコネクタ取付構造は、第1態様ないし第4態様のいずれかにおいて、軸部に挿通され、位置決めナットの被取付部材とは反対側において位置決めナットを位置決めする位置決めスペーサを備える。
本発明の第6態様に係るマイクユニットのコネクタ取付構造は、第1態様ないし第5態様のいずれかにおいて、コネクタ本体には、軸部の周方向の位置を示す指標が設けられている。
本発明の第7態様に係るマイクユニットのコネクタ取付構造は、第1態様ないし第6態様のいずれかにおいて、コネクタ本体には、双指向性マイクを装着する装着部が設けられている。
本発明の第8態様に係る弦楽器は、中空状に形成されたボディと、ボディに形成されたサウンドホールと、ボディに一端が取り付けられたネックと、ネックの他端に取り付けられたヘッドと、ヘッド及びボディの間に張架された弦とを有する弦楽器であって、ボディの内部に配設され、ボディの内部で共鳴する楽音を集音する双指向性マイクと、ボディに形成された取付孔に取り付けられ、双指向性マイクと一体的に設けられたコネクタと、を備え、コネクタは、取付孔に挿通される軸部を有し、軸部の基端側に順ネジ及び逆ネジの一方のネジからなる第1の雄ネジ部が形成され、且つ軸部の先端側に順ネジ及び逆ネジの他方のネジからなる第2の雄ネジ部が形成されるコネクタ本体と、ボディの内側に設けられ、第1の雄ネジ部に螺合する第1の雌ネジ部を有し、ボディに対してコネクタ本体を位置決めする位置決めナットと、ボディの他方側に設けられ、第2の雄ネジ部に螺合する第2の雌ネジ部を有し、ボディに対してコネクタ本体を固定する固定ナットと、を備える。


本発明の第9態様に係る弦楽器は、第8態様において、位置決めナットは、ボディの内側の端面に係合する楔状の係合突起を有する。
本発明の第10態様に係る弦楽器は、第9態様において、係合突起は、位置決めナットの周方向の異なる位置に複数設けられている。
本発明によれば、コネクタ本体の軸部を固定ナット及び位置決めナットに対して相対的に回転させると固定ナットと位置決めナットとは互いに近づく方向に移動するので、被取付部材に対してコネクタを安定かつ確実に固定することができる。
本発明が適用される弦楽器の構成例を示した外観図 図1に示した弦楽器の平面図 双指向性マイクの指向特性を示した図 プリアンプユニットの構成を示すブロック図 傾斜フィルタの周波数特性を示した図 ノッチフィルタの周波数特性を示した図 マイクユニットの構成を示した外観図 マイクユニットを構成するコネクタの構成を示した外観図 図8に示したマイクコネクタの分解斜視図 弦楽器の他の構成例を示した外観図 図10に示した弦楽器の側面図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明が適用される弦楽器の構成例を示した外観図である。図2は、図1に示した弦楽器の平面図である。
図1及び図2に示すように、弦楽器10は、例えばウクレレやアコースティックギターなどの弦楽器(アコースティック楽器)からなり、表板20、側板22、及び裏板24によって中空状に形成されたボディ(共鳴胴)12と、ボディ12に連結されたネック14とを備えて構成される。ネック14の先端には、弦18の先端側(始端)を巻き付けて弦18の張力を調節可能なペグ(糸巻)26が複数個取り付けられたヘッド16が設けられている。ボディ12を構成する表板20は共鳴板として機能するものである。表板20には、弦18の後端を固定するためのブリッジ28が取り付けられており、弦18の後端はブリッジ28に開けられた穴もしくは溝(不図示)に固定されている。
ネック14には、金属製のフレット30が特定の間隔で埋め込まれた指板32が取り付けられている。指板32の先端には、複数の弦18を所定の間隔に揃え、かつ、フレット30の上面より僅かに弦18を浮かせて支持するための溝が設けられたナット(上駒)34が固定されている。ブリッジ28には、弦18の後端(終端)近くで、弦18をフレット30の上面より僅かに浮かせて支持するためのサドル(下駒)35が固定されている。なお、楽器の種類によってはフレット30が存在しないものもある。
弦18は、ナット34とサドル35の間、もしくは、指板32上のフレット30とサドル35の間で振動する。また、指板32上の所定の場所で弦18を押さえることで、フレット30とサドル35の間の弦長が調節され、所定の音高(ピッチ)を得ることができる。弦18に振動を付与する態様としては、弦18の押さえた指とサドル35間の所定の位置で指を弾く態様や、弓などで擦ることで振動のきっかけを与える態様がある。
表板20のブリッジ28の前方における各弦18の下方には、ボディ12内部で共鳴した音を外部に導くためのサウンドホール(響穴)36が設けられている。表板20と裏板24のボディ12内部側の面には、それぞれ補強のためのブレイス(力木、響木)38A、38Bが取り付けられている。なお、ブレイスの形状や配置については楽器の種類によって様々である。
以上の構成において、弦楽器10の演奏を行うべく弦18に振動を与えると、弦18の振動がサドル35、ブリッジ28を介して表板20に伝達され、それによってボディ12の内部空間において共鳴が発生し、サウンドホール36から楽音を発する。
弦楽器10は、ボディ12の内部で共鳴した音を集音するためにマイクユニット40を備えている。マイクユニット40をボディ12に取り付けるための構成については後で詳しく説明するが、マイクユニット40は、ボルトとナットの締結によってボディ12の内部においてサウンドホール36から離れた位置となるエンド部12a(ネック14側とは反対側の端部)に形成された取付孔48に固定される。
マイクユニット40は、双指向性を有するコンデンサマイク(以下、双指向性マイクという)42を備えている。双指向性マイク42は、ボディ12の内部で共鳴した音を電気信号に変換して出力する。
マイクユニット40の先端には、双指向性マイク42の出力信号を出力する出力端子(ピンジャック)44が設けられている。出力端子44は、マイクユニット40がボディ12に取り付けられた状態においてボディ12の外部に配置される。出力端子44には、マイクケーブル(不図示)の一端に設けられるマイク側端子(ピンプラグ)が挿入、接続される。
マイクケーブルの他端に設けられる装置側端子は、プリアンプユニット50に設けられる入力端子(不図示)に挿入、接続される。プリアンプユニット50は、双指向性マイク42の出力信号を増幅して、所定の信号処理を施した信号を出力する。
プリアンプユニット50は、不図示のケーブルを介して外部音響拡声装置52と電気的に接続されており、プリアンプユニット50の出力信号が外部音響拡声装置52に入力される。外部音響拡声装置52は、入力された信号を増幅して音波に変換して出力する。
次に、双指向性マイク42の指向特性について図3を参照して説明する。図3は、双指向性マイク42の指向特性を示した図である。
双指向性マイク42は、音波によって振動するダイアフラム(振動板)46を備えており、ダイアフラム46(図3参照)に垂直な方向を指向軸(ダイアフラム中心軸)Lとし、指向軸Lに沿った前後方向(ダイアフラム46の正面及び背面方向)の感度が最大となり、指向軸Lに垂直な方向(ダイアフラム46に平行な方向)の感度が最小(理論的にはゼロ)となる指向特性を有している。すなわち、双指向性マイク42は、略8の字状の指向特性を有している。
双指向性マイク42とサウンドホール36とは、次のような位置関係にある。すなわち、双指向性マイク42の指向軸Lは、サウンドホール36の開口する面(すなわち、ボディ12の表板20)に対して平行かつサウンドホール36が形成される方向(双指向性マイク42とサウンドホール36の中心を結ぶ方向;図3において弦楽器10の長手軸Xに沿った方向)に対して垂直な方向に配置される。換言すれば、双指向性マイク42の指向軸Lは、ダイアフラム46を含む平面がサウンドホール36に対して垂直に交差するように配置される。このような構成によれば、ハウリングの原因となるサウンドホール36からボディ12内に入り込む外部音に対する感度が低くなるので、ハウリングを効果的に抑えることが可能となる。
図4は、プリアンプユニット50の構成を示すブロック図である。図4に示すように、プリアンプユニット50は、プリアンプ54、周波数特性補正回路56、及びハウリング抑制回路58を備え、双指向性マイク42の出力信号をプリアンプ54で増幅して、周波数特性補正回路56及びハウリング抑制回路58によって所定の信号処理を施した信号を外部音響拡声装置52に出力する。
周波数特性補正回路56は、プリアンプ54を介して入力された双指向性マイク42の出力信号の周波数特性を補正する。具体的には、周波数特性補正回路56は、双指向性マイク42の周波数特性とは略逆の周波数特性を有する傾斜フィルタを備えており、この傾斜フィルタを介した信号を出力することにより、双指向性マイク42の出力信号の周波数特性を平坦化する。周波数特性補正回路56から出力された信号はハウリング抑制回路58に入力される。
図5は、周波数特性補正回路56に設けられる傾斜フィルタの周波数特性の一例を示した図である。図5に示した傾斜フィルタは、周波数が高くなるにつれて振幅ゲインが徐々に小さくなる周波数特性を有している。一般に双指向性マイク42の出力信号は、周波数が高くなるにつれて振幅ゲインが大きくなる周波数特性を有しており、プリアンプユニット50において双指向性マイク42の出力信号をそのまま増幅して外部音響拡声装置52に出力すると、高周波帯域が強調された音色となり楽器の本来持つ音色を損なう要因となる。そこで、周波数特性補正回路56は、双指向性マイク42の周波数特性とは略逆の周波数特性を有する傾斜フィルタを介した信号を出力することにより、双指向性マイク42の出力信号の周波数特性を平坦化することができ、楽器の本来持つ音色を損なうことなく忠実に再現することが可能となる。
ハウリング抑制回路58は、入力された信号に含まれるハウリング周波数を検出し、検出されたハウリング周波数を含む周波数成分を抑制した信号を出力する。
本実施形態では、双指向性マイク42の指向軸Lはサウンドホール36が配置される方向(図3において弦楽器10の長手軸Xに沿った方向)に対して垂直な方向に配置されるので、サウンドホール36から双指向性マイク42に到達する音に対する感度を低くすることができる。しかし、弦楽器10の表板20などを透過、もしくはサウンドホール36から双指向性マイク42に直接到達する経路をとらずに、ボディ12の内部で反射を繰り返し双指向性マイク42に到達する音も存在する。このような音のレベルが高ければ、ハウリングを防止することができない場合が生ずる。また、楽器の種類や会場などの影響で外部環境が変化した場合にもハウリングが発生する場合も考えられる。これらを要因としたハウリングをより確実に防止するために、周波数特性補正回路56の後段にはハウリング抑制回路58が設けられている。
ハウリング抑制回路58は、ノッチフィルタ60、ノッチ制御部62、及びハウリング検出部64を備えている。
ノッチフィルタ60は、例えば図6に示される周波数特性を有するフィルタであり、ある特定の周波数(ノッチ周波数)を中心周波数とする周波数成分を減衰させる。ノッチフィルタ60はノッチ周波数を可変できるように構成されている。ノッチ周波数は、後述するノッチ制御部62の制御に従って設定される。
ハウリング検出部64は、入力信号(周波数特性補正回路56の出力信号)を取り込み、ハウリングが発生している周波数(ハウリング周波数)検出する。具体的には、入力信号に対して一定時間毎にFFT解析を行い、そのピークレベルがある一定以上の場合、そのピーク周波数をハウリング周波数として検出して出力する。ハウリング検出部64から出力されたハウリング周波数はノッチ制御部62に入力される。
ノッチ制御部62は、ハウリング検出部64で検出されたハウリング周波数に基づき、ノッチフィルタ60のノッチ周波数を制御する。具体的には、ノッチフィルタ60のノッチ周波数がハウリング検出部64で検出されたハウリング周波数となるように制御を行う。
なお、ノッチフィルタ60の減衰量やノッチ幅(ノッチ周波数を中心とした減衰させる近傍の周波数幅)も可変できるように構成されており、これらもノッチ制御部62の制御に従って設定される。例えば、ノッチフィルタ60の減衰量やノッチ幅はユーザの操作に応じてノッチ制御部62が変更するようにしてもよい。
また、ノッチフィルタ60は、図6に示すような周波数特性となるフィルタ機能を、有効とする有効状態(ON状態)と、無効とする無効状態(OFF状態)とに切り替え可能に構成されていてもよい。ノッチフィルタ60を有効状態とした場合は、入力信号からノッチ周波数を中心として周波数成分を除去して出力する。一方、ノッチフィルタ60を無効状態とした場合は、入力信号をそのまま出力する。ノッチフィルタ60の切り替えは、例えばユーザの操作に応じてノッチ制御部62が変更するようにしてもよい。また、ハウリング検出部64でハウリング周波数が検出されてから一定時間経過するまではノッチフィルタ60を有効状態とし、一定時間経過後は無効状態としてもよい。この場合、急激に発生したハウリングを抑制しつつ、音質の劣化を抑制することが可能となる。
ノッチフィルタ60から出力された信号は、プリアンプユニット50の出力として外部音響拡声装置52に出力される。外部音響拡声装置52は、プリアンプユニット50(ノッチフィルタ60)から出力された信号を音波に変換して出力する。これにより、双指向性マイク42で集音された弦楽器10の楽音は、外部音響拡声装置52によって拡声される。
以上の如く構成される本実施形態によれば、双指向性マイク42の指向軸Lは、サウンドホール36の開口する面に対して平行かつサウンドホール36が形成される方向に対して垂直な方向に配置される。すなわち、双指向性マイク42の感度が最小となる方向がサウンドホール36を向くようになるので、サウンドホール36からボディ12内に侵入する音に対する感度が低くなり、ハウリングを効果的に抑えることが可能となる。また、サウンドホール36が形成される方向以外については感度が高いので、ボディ12の内部の広い範囲の音響をバランス良く捉えることが可能となる。これにより、ハウリングの原因となるサウンドホール36からボディ12内に入り込む外部音についてはキャンセルされるので、ハウリングを起こすことなくボディ12の内部で共鳴する楽音を集音することが可能となり、弦楽器10が発する本来の楽音を忠実に再現することができる。
なお、双指向性マイク42の指向軸Lは、サウンドホール36の開口する面に対して平行かつサウンドホール36が形成される方向に対して垂直な方向に配置されていることが好ましいが、本発明はこの構成に限らず、同様の効果が得られるのであれば、指向軸Lが上記方向に沿って配置されていればよく多少ずれていてもよい。
また、本実施形態によれば、プリアンプユニット50に周波数特性補正回路56を備えたので、双指向性マイク42の出力信号の周波数特性を平坦化することができる。これにより、楽器の本来持つ音色を損なうことなく忠実に再現することができるという効果をより一層顕著なものとすることができる。
また、本実施形態によれば、プリアンプユニット50にハウリング抑制回路58を備えたので、ボディ12の内部で反射した外部音によってハウリングが発生する場合でも、ハウリング抑制回路58でハウリングが抑制されるので、ハウリングを確実かつ安定的に防止することができる。特に本実施形態では、ハウリングが起こっている周波数が変化してもその変化に追従しながらハウリングを抑えることができるので、楽器の種類や会場などの影響で外部環境が変化した場合でも効果的にハウリングを抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、ノッチフィルタ60は、そのフィルタ機能を有効状態と無効状態とに切り替え可能に構成されていることが好ましい。ノッチフィルタ60を不必要に使用すると、ノッチ周波数(すなわち、ハウリング周波数)を中心とした周波数帯域が弱められた音色となるため本来の楽器の音色とかけ離れてしまう場合がある。これに対し、上記構成によれば、ユーザの好みや使用状況に応じてノッチフィルタ60のフィルタ機能を有効状態としたり無効状態としたりすることができる。
次に、本発明の特徴的部分であるマイクユニット40を構成するコネクタの取付構造について説明する。
本実施形態において、マイクユニット40は、ボルトとナットの締結によりボディ12のエンド部12aに形成された取付孔48にコネクタが固定されるものであるが、その固定力が弱いと、弦楽器10の演奏中などにマイクユニット40が軸周りに回転して、双指向性マイク42の指向軸Lとサウンドホール36との位置関係がずれてしまい、ハウリングを効果的に抑えることができなくなる場合がある。そのため、マイクユニット40のコネクタは、被取付部材であるボディ12に対して安定かつ確実に固定されている必要がある。そこで、マイクユニット40は、以下のような構成を有することにより、ボディ12に対して安定かつ確実に固定できるようになっている。
図7は、マイクユニット40の構成を示した外観図である。図7に示すように、マイクユニット40は、双指向性マイク42を保持する樹脂製のマイクホルダ70と、マイクホルダ70と一体的に結合され、ボディ12に対する取付部を構成するコネクタ72とを備えている。双指向性マイク42の指向軸Lは、マイクユニット40の長手軸に対して垂直方向を向いている。なお、マイクホルダ70は、樹脂製のものに限らず、例えば金属製で構成されていてもよい。マイクホルダ70を金属製で構成する態様によれば、電気的な外来ノイズの影響を少なくすることができる。また、外観上高級感を持たせることができる。
図8は、マイクユニット40を構成するコネクタ72の構成を示した外観図である。図9は、図8に示したコネクタ72の分解斜視図である。
図8及び図9に示すように、コネクタ72は、コネクタ本体74と、位置決めスペーサ76と、位置決めナット78と、ワッシャー80と、固定ナット82と、カバー84とを備え、これらは高い強度が要求されることから金属で構成されている。
コネクタ本体74は、ボディ12のエンド部12aに形成された取付孔48に挿通される円筒状の軸部86と、軸部86の基端側に設けられ、マイクホルダ70が装着されるホルダ装着部88とを備えている。
ホルダ装着部88は、マイクホルダ70の先端部に設けられた先端開口部(不図示)の内径と略同一の外径を有し、その外周面にはマイクホルダ70の周方向の位置決めを行うための凸部102が設けられている。この凸部102は、ホルダ装着部88の外周面の周方向に複数設けられていてもよい。マイクホルダ70の先端開口部の内面には、ホルダ装着部88の外周面の凸部102に対応する形状を有する凹部(不図示)が設けられており、凸部102と凹部とが嵌合するようにマイクホルダ70の先端開口部にホルダ装着部を装着することで、コネクタ本体74に対して双指向性マイク42の指向軸Lが常に一定方向となるようにすることが可能となる。なお、マイクホルダ70をホルダ装着部88に固定するための固定手段としては、凹凸嵌合に限らず、接着やネジ止めなどの固定手段を用いてもよい。
ホルダ装着部88の外周面には、径方向に突出した環状のフランジ部90が設けられている。ホルダ装着部88にマイクホルダ70を装着する際、マイクホルダ70をフランジ部90に当接することにより、マイクホルダ70の基端位置を位置決めすることができる。また、ホルダ装着部88の基端面には、双指向性マイク42と電気的に接続するための電気接続用の接点92a、92bが設けられる。
軸部86は、軸方向の途中位置(中央よりも先端側の位置)に形成された段差部94よりも基端側に設けられた第1の雄ネジ部(大径部)96と、段差部94よりも先端側に設けられ第1の雄ネジ部96よりも外径が小さい第2の雄ネジ部(小径部)98とを備えている。第1の雄ネジ部96は順ネジ及び逆ネジの一方のネジからなり、且つ第2の雄ネジ部98は順ネジ及び逆ネジの他方のネジからなる。本例では、第1の雄ネジ部96は逆ネジからなり、第2の雄ネジ部98は順ネジからなるが、逆ネジと順ネジがそれぞれ逆であってもよい。
第2の雄ネジ部98には、ボディ12の外部から双指向性マイク42の振動板46(すなわち指向軸Lの方向)を確認するための指標となる指標孔100が設けられている。この指標孔100は、固定ナット82を締め付ける際の工具の取り付けにも利用することができる。また、マイクユニット40をボディ12に取り付けた後は、後述するカバー84で覆い隠されるために美観を損ねることもない。なお、指標としては、ボディ12の外部から視認可能なものであればよく、例えばマーカなどであってもよい。
指標孔100は、ホルダ装着部88に設けられる凸部102に対する相対位置関係が一定となる位置に設けられる。例えば図9に示すように、指標孔100と凸部102はコネクタ本体74の周方向の位置が同一位置となるように配置される。これにより、マイクユニット40の組み立て時に双指向性マイク42の指向性が必ず、弦楽器10のボディ12の外部から確認可能な指標100と同じ位置となる。
位置決めスペーサ76は、軸部86が挿通される円筒状の部品であり、位置決めナット78とフランジ部90との間に介在される。位置決めスペーサ76を用いることにより、個々に調整することなく位置決めナット78を所定の指定位置に容易に配置することが可能となる。また、軸方向の長さ(高さ)が異なる複数の位置決めスペーサ76を用意しておくことにより、楽器の種類に応じてマイクユニット40の取付位置(軸方向の位置)を調整することができる。
位置決めナット78は、第1の雄ネジ部96と螺合する第1の雌ネジ部106を有する。また、位置決めナット78の一方の端面(先端面)の周囲部には、固定ナット82側(被取付部材側)に向かって突出して形成され、ボディ12の内面に係合する楔状の係合突起108が設けられている。この係合突起108は、位置決めナット78の周方向に180度対向する位置に2つ設けられているが、これに限らず、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
ワッシャー80は、ボディ12のエンド部12aの取付孔48に挿通された軸部86の突出部分(第2の雄ネジ部98)に挿通され、ボディ12の外面と固定ナット82との間に介在される薄い円板状の部品である。ワッシャー80としては、平ワッシャー、スプリングワッシャー、あるいはこれらを複数組み合わせて用いてもよい。
固定ナット82は、第2の雄ネジ部98と螺合する第2の雌ネジ部110を有する。固定ナット82は、ボディ12の取付孔48に挿通された軸部86の突出部分(第2の雄ネジ部98)にワッシャー80を介在させて螺合されることによって締め付け固定される。
カバー84は、第2の雄ネジ部98と螺合する第3の雌ネジ部112を有する。また、カバー84は、基端側に固定ナット82を内部に収容可能な空間を有する円筒部114を有する。
以上のように構成されるマイクユニット40のコネクタ72をボディ12に対して取り付ける場合には、図9に示すように、コネクタ72の軸部86の先端側から位置決めスペーサ76を介在させて位置決めナット78を第1の雄ネジ部96に螺合した後、ボディ12の内側からエンド部12aに形成された取付孔48に軸部86を挿通する。そして、ボディ12の取付孔48に挿通された軸部86の突出部分にワッシャー80を介在させて固定ナット82を第2の雄ネジ部98に螺合し、位置決めナット78の係合突起108がボディ12の内部にある程度食い込む状態となるまで締め付け固定する。さらに、位置決めナット78の係合突起108がボディ12の内部で食い込んだ状態で固定ナット82が回らないように押えながらコネクタ本体74(軸部86)を締め付け方向に回す。このとき、第1の雄ネジ部96及び第2の雄ネジ部98は順ネジ及び逆ネジのうち互いに異なるネジからなるので、固定ナット82と位置決めナット78とは相対的に近づく方向に移動する。これにより、コネクタ72はボディ12に対して強固に取り付けられる。
そして、軸部86の先端からカバー84を挿入して第2の雄ネジ部98に螺合させることにより、カバー84の円筒部114の内部に固定ナット82が収容される。これにより、カバー84で固定ナット82を覆い隠すことができ、固定ナット82に外力が直接作用することを防ぐことができ、弦楽器10の演奏中に固定ナット82が緩んでしまう事態を未然に防止することができる。また、このカバー84に楽器演奏用のストラップを折りつけることで、弦楽器の演奏を用意にすることができる。
このように本実施形態によれば、コネクタ本体74の軸部86には順ネジ及び逆ネジのうち互いに異なるネジからなる第1の雄ネジ部96及び第2の雄ネジ部98が設けられているので、コネクタ本体74の軸部86を固定ナット82及び位置決めナット78に対して相対的に回転させると固定ナット82と位置決めナット78とは互いに近づく方向に移動し、コネクタ72がボディ12に対して強固に取り付けられる。これにより、被取付部材であるボディ12に対して安定かつ確実に固定することができる。
特に本実施形態においては、位置決めナット78にはボディ12の内面に係合する楔状の係合突起108が設けられ、位置決めナット78がボディ12に対して機械的に固定された状態で締め付け固定されるため、係合突起108が設けられない場合に比べてコネクタ72をボディ12に対して更に強固に取り付けることができる。
なお、本実施形態では、位置決めナット78に係合突起108が設けられた態様を示したが、本発明はこれに限らない。例えば、位置決めナット78の固定ナット82側(ボディ12側)の端面に、位置決めナット78を構成する金属よりも高い摩擦係数を有する高摩擦部材(例えばゴムなど)を設けた態様も採用することができる。この態様によれば、位置決めナット78がボディ12に対して摩擦係合した状態で締め付け固定されるため、金属製のナットを用いる場合に比べてコネクタ72をボディ12に対して強固に取り付けることが可能となる。
なお、本実施形態では、マイクユニット40は、ボディ12のエンド部12a(ネック14側とは反対側の端部)に取り付けた構成を示したが、これに限らず、例えば、ボディ12内部のヒール部12b(ネック14側の端部)に取り付けてもよい。エンド部12aやヒール部12bは、弦楽器10のボディ12の構造上もっとも強度の高い場所であり、マイクユニット40を安定的に固定することができる。また、サウンドホール36とマイクユニット40との間の距離を確保できるので、マイクユニット40によるボディ12内部の共鳴音の集音効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、双指向性マイク42の出力信号は、双指向性マイク42と一体的に構成されたマイクユニット40の出力端子44を通して弦楽器10の外部に導出されるので、ボディ12の内部を通る配線(信号線)が不要となり、ボディ12の内部における不要な振動による雑音を効果的に抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。以下、いくつかの変形例について説明する。
[変形例1]
上述した実施形態では、プリアンプユニット50は、マイクユニット40とは別に構成され、ボディ12の外部に配置される構成としたが、マイクユニット40にプリアンプユニット50を内蔵した構成としてもよい。この場合、プリアンプユニット50を内蔵するマイクユニット40がボディ12の内部に配置される。
また、プリアンプユニット50がマイクユニット40とは別に構成される場合、プリアンプユニット50がボディ12の内部に配置されてもよいことはいうまでもない。
[変形例2]
上述した実施形態では、ボディ12の表板20にサウンドホール36が設けられた弦楽器10に対する適用例について説明したが、弦楽器の種類によっては、例えば図10に示すように、サウンドホール36が、ボディ12の表板20ではなく側板22に設けられているものもある。このような構成を有する弦楽器10において、図11に示すように、双指向性マイク42の指向軸Lが、サウンドホール36の開口する面(すなわち、ボディ12の側板22)に対して平行かつサウンドホール36が形成される方向(双指向性マイク42とサウンドホール36の中心を結ぶ方向)に対して垂直な方向に配置されるようにする。換言すれば、双指向性マイク42のダイアフラム(図11において不図示)はボディ12の表板20に平行に配置され、ダイアフラムを含む平面がサウンドホール36に対して垂直に交差するように配置される。これによって、サウンドホール36からボディ12内に侵入する音に対する感度が低くなり、ハウリングを効果的に抑えることが可能となる。したがって、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
[変形例3]
上述した実施形態では、ウクレレやアコースティックギターなどのように共鳴胴にサウンドホールが1つ設けられる弦楽器に本発明が適用される場合を説明したが、共鳴胴に複数のサウンドホールが設けられる弦楽器、例えばバイオリンやチェロなどにも適用することができる。
10…弦楽器、12…ボディ、14…ネック、16…ヘッド、18…弦、20…表板、36…サウンドホール、40…マイクユニット、42…双指向性マイク、48…取付孔、50…プリアンプユニット、52…外部音響拡声装置、62…ダイアフラム、54…プリアンプ、56…周波数特性補正回路、56…ハウリング抑制回路、60…ノッチフィルタ、62…ノッチ制御部、64…ハウリング検出部、70…マイクホルダ、72…コネクタ、74…コネクタ本体、76…位置決めスペーサ、78…位置決めナット、80…ワッシャー、82…固定ナット、84…カバー、86…軸部、88…ホルダ装着部、90…フランジ部、94…段差部、96…第1の雄ネジ部、98…第2の雄ネジ部、100…指標孔、102…凸部、106…第1の雌ネジ部、108…係合突起、110…第2の雌ネジ部、112…第3の雌ネジ部、114…収容部

Claims (10)

  1. 被取付部材に形成された取付孔にコネクタを取り付けるマイクユニットのコネクタ取付構造であって、
    前記取付孔に挿通される軸部を有し、前記軸部の基端側に順ネジ及び逆ネジの一方のネジからなる第1の雄ネジ部が形成され、且つ前記軸部の先端側に順ネジ及び逆ネジの他方のネジからなる第2の雄ネジ部が形成されるコネクタ本体と、
    前記被取付部材の一方側に設けられ、前記第1の雄ネジ部に螺合する第1の雌ネジ部を有し、前記被取付部材に対して前記コネクタ本体を位置決めする位置決めナットと、
    前記被取付部材の他方側に設けられ、前記第2の雄ネジ部に螺合する第2の雌ネジ部を有し、前記被取付部材に対して前記コネクタ本体を固定する固定ナットと、
    を備えるマイクユニットのコネクタ取付構造。
  2. 前記位置決めナットは、前記被取付部材の一方側の端面に係合する楔状の係合突起を有する請求項1に記載のマイクユニットのコネクタ取付構造。
  3. 前記係合突起は、前記位置決めナットの周方向の異なる位置に複数設けられている請求項2に記載のマイクユニットのコネクタ取付構造。
  4. 前記位置決めナットの前記被取付部材の一方側の端面には、前記位置決めナットよりも高い摩擦係数を有する高摩擦部材が設けられている請求項1に記載のマイクユニットのコネクタ取付構造。
  5. 前記軸部に挿通され、前記位置決めナットの前記被取付部材とは反対側において前記位置決めナットを位置決めする位置決めスペーサを備える請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクユニットのコネクタ取付構造。
  6. 前記コネクタ本体には、前記軸部の周方向の位置を示す指標が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクユニットのコネクタ取付構造。
  7. 前記コネクタ本体には、双指向性マイクを装着する装着部が設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のマイクユニットのコネクタ取付構造。
  8. 中空状に形成されたボディと、前記ボディに形成されたサウンドホールと、前記ボディに一端が取り付けられたネックと、前記ネックの他端に取り付けられたヘッドと、前記ヘッド及び前記ボディの間に張架された弦とを有する弦楽器であって、
    前記ボディの内部に配設され、前記ボディの内部で共鳴する楽音を集音する双指向性マイクと、
    前記ボディに形成された取付孔に取り付けられ、前記双指向性マイクと一体的に設けられたコネクタと、を備え、
    前記コネクタは、
    前記取付孔に挿通される軸部を有し、前記軸部の基端側に順ネジ及び逆ネジの一方のネジからなる第1の雄ネジ部が形成され、且つ前記軸部の先端側に順ネジ及び逆ネジの他方のネジからなる第2の雄ネジ部が形成されるコネクタ本体と、
    前記ボディの内側に設けられ、前記第1の雄ネジ部に螺合する第1の雌ネジ部を有し、前記ボディに対して前記コネクタ本体を位置決めする位置決めナットと、
    前記ボディの他方側に設けられ、前記第2の雄ネジ部に螺合する第2の雌ネジ部を有し、前記ボディに対して前記コネクタ本体を固定する固定ナットと、
    を備える弦楽器。
  9. 前記位置決めナットは、前記ボディの内側の端面に係合する楔状の係合突起を有する請求項8に記載の弦楽器。
  10. 前記係合突起は、前記位置決めナットの周方向の異なる位置に複数設けられている請求項9に記載の弦楽器。
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