JP5857240B2 - 電力供給回路 - Google Patents

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    • F25B49/005Arrangement or mounting of control or safety devices of safety devices

Description

本発明は、過電流保護装置を備えた電力供給回路に関する。
従来、冷蔵庫、小型エアコン等の冷却機器に用いられる電動圧縮機をその過電流状態から保護するため、電動圧縮機の本体ケースに密着して取り付けられ、温度を感知し且つ電動圧縮機の電動機に流れる過電流に応じて発熱するヒータの熱にて動作するバイメタルを利用して、電動圧縮機の電動機と電源との間に直列に接続されたスイッチ接片を開閉する過電流保護装置が設けられている。この場合、電動圧縮機の本体ケースの異常温度、または過電流状態におけるヒータの発熱によってバイメタルの動作温度に達すると、バイメタルが正反転しそれによってスイッチ接片が開き、電動圧縮機の電動機への通電を遮断すると共に、ヒータへの通電も断たれる。そして、自然冷却によってバイメタルの復帰温度に冷却されると、バイメタルが逆反転(復帰反転)してスイッチ接片が閉じ、電動圧縮機の電動機への通電とヒータへの通電が再開される。
このようにバイメタルの反転動作によって電動圧縮機の電動機の焼損を防止するが、電動圧縮機の過負荷状態やロック状態が継続している場合には、バイメタルの反転・逆反転が繰り返され、それに伴ってスイッチ接片が開閉され、この開閉回数が長期に亘って行なわれると、バイメタルの正反転・逆反転の寿命が尽きて、バイメタルがスイッチ接片を開くことができず、スイッチ接片が溶着して電動圧縮機の電動機が過電流状態のままとなり、この電動機が焼損する状態となる。
このような問題を解決するために、電動圧縮機の電動機への通電回路を開閉する接点を有する接続接片を、通常の過電流状態では第1の過電流リレー(第1のバイメタル接片)の反転によって開き、電動機への通電回路を遮断する。そして、第1の過電流リレーの寿命が尽き反転動作をしなくなったときは、電動圧縮機の電動機へ過電流が流れたままとなるが、それにより生じる高温によって、第2の過電流リレー(第2のバイメタル接片)が反転して前記接続接片を開いて電動圧縮機の電動機への通電回路を開く。この第2の過電流リレーの復帰温度は、−50℃のように通常環境下では復帰しない温度に設定されたものであり、一度動作すると電動圧縮機の電動機への通電が遮断するようにして、電動機の焼損を防止する、所謂、フェールセーフ機能を持つ技術がある(例えば、特許文献1)。
特開平07−201262号公報
ところで、上記過電流保護装置を備えた電力供給回路では、通常環境下では復帰しない第2の過電流リレーが動作して負荷機器である電動機への通電回路を遮断することで、過電流状態を防いで電動機の焼損を防止できるが、電動機への通電回路を遮断しても装置の電源は生きているため、何らかの要因(例えば、異物等が接触する等)によって、第2の過電流リレーが復帰されてしまうと、電動機への通電が行われて電動機が焼損する虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、通常環境下では復帰しない第2の過電流リレーを備えた電力供給回路において、第2の過電流リレーが復帰されたとしても負荷機器の破損を防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、電力で駆動される負荷機器と制御コイルへの通電によって開閉が切り替えられる電磁開閉器との間に前記負荷機器と直列に接続される過電流保護装置を備えた電力供給回路において、前記過電流保護装置は、所定の負荷で動作して前記負荷機器への電力の供給を遮断し、負荷が減少すると自己復帰する第1の過電流リレーと、当該第1の過電流リレーと直列に接続され、前記第1の過電流リレーよりも遅く動作して前記負荷機器への電力の供給を遮断し、手動で復帰されるバイメタル式の第2の過電流リレーとを有し、前記第2の過電流リレーのバイメタル接片と前記電磁開閉器の前記制御コイルの一端とを接続したことを特徴とする。
また、上記構成において、前記電磁開閉器は、前記制御コイルに電流が供給されていない際に開く常開接点と、前記制御コイルに電流が供給されていない際に閉じる常閉接点とを有し、前記常開接点は直列回路によって前記負荷機器に直列に接続され、前記常閉接点は、前記直列回路に対して並列に接続されるとともに、スイッチのオン操作によって電源から前記制御コイルに電流が供給された後に開く電源スイッチに接続されている構成としても良い。
また、前記第1の過電流リレーと前記制御コイルとは、前記第2の過電流リレーから分岐して並列に接続される構成としても良い。
さらに、前記第1の過電流リレー及び前記第2の過電流リレーは、前記負荷機器の近傍に取り付けられ、前記負荷機器の発熱によって動作する構成としても良い。
本発明によれば、第2の過電流リレーが何らかの要因で復帰されたとしても負荷機器の破損を防止できる。
本発明の実施の形態に係る電力供給回路を示す回路図である。 電動圧縮機の構成を示す概略図である。 第1の過電流リレー及び第2の過電流リレーの外観を示す側面図である。 電源スイッチがオンにされた後の電力供給回路を示す図である。 第2の過電流リレーが動作した状態の電力供給回路を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電力供給回路について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電力供給回路を示す回路図である。
電力供給回路1は、冷蔵庫、小型エアコン等の冷却機器に用いられる電動圧縮機10(図2)の電動機21(負荷機器)を駆動する回路である。電力供給回路1は、交流式の電動機21と、交流の電源11と、電源11と電動機21との間に接続される電磁開閉器14と、電動機21と電磁開閉器14との間に接続される過電流保護装置30と、を備えている。過電流保護装置30は、所定の負荷で動作して電動機21への電力供給を遮断する第1の過電流リレー31、及び、第1の過電流リレーよりも遅く動作して電動機21への電力供給を遮断する第2の過電流リレー32を有している。
電動機21、電源11、第1の過電流リレー31及び第2の過電流リレー32は直列に接続されて主回路15(直列回路)を構成している。第1の過電流リレー31、第2の過電流リレー32及び電磁開閉器14は、不図示の電装箱内に配置される。
電磁開閉器14は、第1のa接点14A(常開接点)と、第2のa接点14B(常開接点)と、b接点14C(常閉接点)と、第1のa接点14A、第2のa接点14B及びb接点14Cを切り替える制御コイル14Dとを備える。すなわち、制御コイル14Dに電流が供給されていない場合、第1のa接点14A及び第2のa接点14Bは開放され、b接点14Cは閉じている。制御コイル14Dに電流が供給されている場合、第1のa接点14A及び第2のa接点14Bは閉じられ、b接点14Cは開放する。
第1のa接点14Aは、電源11の一方の端子11Aと第1の過電流リレー31との間に接続されている。第2のa接点14Bは、電源11の他方の端子11Bと電動機21との間に接続されている。
b接点14Cは、主回路15に対して並列に接続されており、その一端は電動機21と第2のa接点14Bとの間に接続され、他端は電源11の他方の端子11Bに接続されている。b接点14Cと電源11の他方の端子11Bとの間には、電源スイッチ16が接続されている。ここで、電源スイッチ16は押しボタン式のスイッチであり、押圧操作により閉じられてオンとなり、制御コイル14Dに通電された後に自動的に開いてオフとなるように構成されている。
制御コイル14Dは、主回路15に対して並列に接続されており、その一端14D1(制御コイルの一端)は第2の過電流リレー32に接続されており、他端14D2は電源11の一方の端子11Aに接続されている。
図2は、電動圧縮機10の構成を示す概略図である。
電動圧縮機10は、密閉ケースを構成する本体ケース20内に、電動機21と冷媒圧縮機部22が収納され、冷媒圧縮機部22が電動機21によって駆動されることにより冷媒を圧縮する周知のものである。
第1の過電流リレー31は、合成樹脂製の耐熱絶縁ケース31Kに、所定の負荷で動作する第1のバイメタル接片31Aと、第1のバイメタル接片31Aを加熱する電気ヒータ31Bとを収納して構成されている。
第2の過電流リレー32は、合成樹脂製の耐熱絶縁ケース32Kに、第1の過電流リレーの後に動作する第2のバイメタル接片32A(バイメタル接片)と、第2のバイメタル接片32Aを加熱する電気ヒータ32Bとを収納して構成されている。
図3は、第1の過電流リレー31及び第2の過電流リレー32の外観を示す側面図である。
第1の過電流リレー31は、図3に示すように、一面(図3の下側面)が開口31K1である有底円筒形状をなす合成樹脂製の耐熱絶縁ケース31Kを主体とし、耐熱絶縁ケース31Kの底壁(図3の上側壁)31K2の中央部にナット31Dで固定された支持軸31Cに、耐熱絶縁ケース31Kの内面から離れた状態で第1のバイメタル接片31A(図1)が支持されている。第1のバイメタル接片31Aは、円形状のバイメタル板の左右両側の突出部に可動側接点31Eを備えている。耐熱絶縁ケース31Kの底壁(図3の上側壁)31K2には、2個の外部端子A、Bが取り付けられ、この外部端子A、Bが耐熱絶縁ケース31Kの内側に露出している。
底壁(図3の上側壁)31K2の内側には端子Cが設けられ、外部端子Aの耐熱絶縁ケース31Kの内側端と端子Cとは、第1のバイメタル接片31Aの可動側接点31Eにそれぞれ対応した固定接点31Gを形成し、端子Bの耐熱絶縁ケース31Kの内側端には電気ヒータ31Bの一端が接続され、端子Cに電気ヒータ31Bの他端が接続されている。過電流状態でない通常状態では、第1のバイメタル接片31Aは、図1に実線で示すように、左右の可動側接点31Eが左右の固定接点31Gに当接した状態である。所定の電気抵抗を有する電気ヒータ31Bは、第1のバイメタル接片31Aと熱結合関係になるように、第1のバイメタル接片31Aの近傍に配置されている。
第1のバイメタル接片31Aは、熱による所定の負荷で動作し、負荷が減少すると自己復帰する。具体的には、第1のバイメタル接片31Aは、電気ヒータ31Bによって所定の動作温度T1(一例として120℃)で所定の動作時間t1(一例として10秒)加熱されることで動作して電動機21への電力供給回路を遮断し、温度が所定の復帰温度(一例として100℃)まで下がると自己復帰するように構成されている。
第2の過電流リレー32は、構造的には一部の構成を除き第1の過電流リレー31と同様の構成である。このため図3では、第1の過電流リレー31と同様部分を括弧内の符号で示している。即ち、第2の過電流リレー32は、図3に示すように、一面(図3の下側面)が開口32K1である有底円筒形状をなす合成樹脂製の耐熱絶縁ケース32Kを主体とし、この耐熱絶縁ケース32Kの底壁(図3の上側壁)32K2の中央部にナット32Dで固定された支持軸32Cに、耐熱絶縁ケース32Kの内面から離れた状態で第2のバイメタル接片32A(図1)が支持されている。第2のバイメタル接片32Aは、円形状のバイメタル板の左右両側の突出部に可動側接点32Eを備えている。耐熱絶縁ケース32Kの底壁(図3の上側壁)32K2には、2個の外部端子A、Bが取り付けられ、この外部端子A、Bが耐熱絶縁ケース32Kの内側に露出している。
第2のバイメタル接片32Aは、支持軸32Cから延びる配線33によって制御コイル14Dの一端14D1に接続されている。
底壁(図3の上側壁)32K2の内側には端子Cが設けられ、外部端子Aの耐熱絶縁ケース32Kの内側端と端子Cとは、第2のバイメタル接片32Aの可動側接点32Eにそれぞれ対応した固定接点32Gを形成し、端子Bの耐熱絶縁ケース32Kの内側端には電気ヒータ32Bの一端が接続され、端子Cに電気ヒータ32Bの他端が接続されている。過電流状態でない通常状態では、第2のバイメタル接片32Aは、図1に実線で示すように、左右の可動側接点32Eが左右の固定接点32Gに当接した状態である。所定の電気抵抗を有する電気ヒータ32Bは、第2のバイメタル接片32Aと熱結合関係になるように、第2のバイメタル接片32Aの近傍に配置されている。
第2のバイメタル接片32Aは、熱による負荷によって第1のバイメタル接片31Aよりも遅く動作し、その後、手動で復帰される。具体的には、第2のバイメタル接片32Aは、電気ヒータ32Bによって所定の動作温度T2(一例として120°)で所定の動作時間t2(一例として20秒)加熱されることで動作して電動機21への電力供給回路を遮断し、その後、サービスマン等によって手動で復帰される。第2のバイメタル接片32Aは、電動圧縮機10が通常環境において使用される温度状況で生じる低温よりも十分低い零下の温度(一例として−50℃)で自己復帰するものであり、サービスマンが液体窒素等で冷却することで手動復帰される。ここでは、第2のバイメタル接片32Aは、電動圧縮機10の通常の使用環境で自己復帰しないものであれば良く、手動復帰は、押しボタン等によって第2のバイメタル接片32Aを押圧して復帰させる方法、サービスマンによって第2のバイメタル接片32Aを交換する方法、及び、液体窒素等で冷却して自己復帰させる方法を含んでいる。
第2のバイメタル接片32Aが反転して可動側接点32Eが固定接点32Gから離れる動作温度T2(120℃)は、第1のバイメタル接片31Aが反転して可動側接点31Eが固定接点31Gから離れる動作温度T1(120℃)と同じ温度に設定してあるが、第2のバイメタル接片32Aの動作時間t2(20秒)は第1のバイメタル接片31Aの動作時間t1(10秒)よりも長く設定されており、第1のバイメタル接片31Aが反転動作する前に第2のバイメタル接片32Aが反転動作することはない。すなわち、第2のバイメタル接片32Aは、所定の負荷で動作する第1のバイメタル接片31Aよりも時期的に遅く動作するように設定されている。
第1のバイメタル接片31Aが動作する所定の負荷は、第2のバイメタル接片32Aが第1のバイメタル接片31Aよりも遅く動作するように設定される。
ここで、第1のバイメタル接片31A及び第2のバイメタル接片32Aを動作させる負荷は、主回路15を流れる電流によって発熱する電気ヒータ31B,32Bの熱である。第1のバイメタル接片31A及び第2のバイメタル接片32Aは動作温度T1,T2が同じであるが、第2のバイメタル接片32Aの動作時間t2を動作時間t1よりも大きく設定し、第2のバイメタル接片32Aを、第1のバイメタル接片31Aよりも大きな熱を受けなければ動作しないように構成することで、第2のバイメタル接片32Aが遅く動作するように設定構成されている。しかし、他の構成によって第2のバイメタル接片32Aが第1のバイメタル接片31Aよりも遅く動作するようにしても良い。例えば、動作温度T2を動作温度T1よりも大きく設定したり、電気ヒータ31B,32Bの発熱量を異ならせたりすることで、第2のバイメタル接片32Aが第1のバイメタル接片31Aよりも遅く動作する構成としても良い。
上記の構成の第1の過電流リレー31及び第2の過電流リレー32は、第1の過電流リレー31と第2の過電流リレー32との直列回路が、電動圧縮機10の電動機21と直列に接続される。第1の過電流リレー31の可動側接点31Eが固定接点31Gに当接した状態で、第1のバイメタル接片31Aと電気ヒータ31Bとが第1の直列回路を形成する。また、第2の過電流リレー32の可動側接点32Eが固定接点32Gに当接した状態で、第2のバイメタル接片32Aと電気ヒータ32Bとが第2の直列回路を形成する。この第1、第2の両直列回路は直列接続されて、電動機21と直列に接続される。
図1に示すように、第1の過電流リレー31は、その外部端子Aに第1のa接点14Aが接続され、端子Bに第2の過電流リレー32の外部端子Aが接続される。そして、可動側接点31Eが固定接点31Gに当接した第1のバイメタル接片31Aと電気ヒータ31Bとが第1の直列回路を形成する。
第2の過電流リレー32は、可動側接点32Eが固定接点32Gに当接した第2のバイメタル接片32Aと電気ヒータ32Bが第2の直列回路を形成し、端子Bが電動機21の一端に接続される。これによって、前記第1、第2の両直列回路は直列接続されて、電動機21と直列回路を形成する。
ここで、電力供給回路1の動作を説明する。
図4は、電源スイッチ16がオンにされた後の電力供給回路1を示す図である。図5は、第2の過電流リレー32が動作した状態の電力供給回路1を示す図である。
図1において、電源スイッチ16がオンにされて閉じられると、電磁開閉器14のb接点14Cを経由して電流が流れ、第2の過電流リレー32から配線33を介して制御コイル14Dに電流が供給され、これにより、図4に示すように、第1のa接点14A及び第2のa接点14Bは閉じられ、b接点14Cは開かれ、電源スイッチ16は、制御コイル14Dの通電直後に自動的に開かれる。これにより、主回路15に電流が流れ、電動圧縮機10が運転される。
電動圧縮機10の通常の運転時には、電動機21を流れる電流は設定値以下のため、電気ヒータ31Bからの発熱量は第1のバイメタル接片31Aを図1の破線のように反転するほど多くなく、また、電気ヒータ32Bからの発熱量は第2のバイメタル接片32Aを図1の破線のように反転するほど多くない。このため、可動側接点31Eが固定接点31Gに当接し、可動側接点32Eが固定接点32Gに当接した状態を維持して、電動機21は電源11から電力を供給されている状態であり、電動圧縮機10は通常の運転状態を継続する。
しかし、電動圧縮機10が過負荷状態になったとき、または起動不良やロック状態になると、設定値以上の過電流が流れることにより、電気ヒータ31B、32Bの発熱量が増え、第1及び第2のバイメタル接片31A、32Aの受熱量が増える。これによって、先ず第1のバイメタル接片31Aの動作温度T1(120℃)またはそれ以上に電気ヒータ31Bによって熱せられた状態で、第1のバイメタル接片31Aの動作時間t1(10秒)が経過することにより、第1のバイメタル接片31Aが図1の破線のように反転し、可動側接点31Eが固定接点31Gから離れ、電動機21への電源供給回路を遮断する。第2のバイメタル接片32Aの反転動作に至るまでの動作時間t2は、動作時間t1に比して相当長い時間(20秒)に設定しているため、第2のバイメタル接片32Aは反転動作せず、可動側接点32Eが固定接点32Gに当接したままである。
このように電動圧縮機10の運転停止により、電気ヒータ31Bの通電もなくなり、自然冷却によって、動作温度T1よりも低く0℃よりも高い復帰温度(100℃)になると、第1のバイメタル接片31Aは図1の実線のように逆反転(自己復帰)動作して、再び可動側接点31Eが固定接点31Gに当接し、再び電動機21が起動して電動圧縮機10が運転状態に復帰する。この復帰したとき、電動圧縮機10の過負荷状態、または起動不良やロック状態が解消していれば、電動機21を流れる電流は設定値以下のため、上記のように電動圧縮機10は通常の運転状態を継続する。しかし、復帰したときに、電動圧縮機10の過負荷状態、または起動不良やロック状態が解消していなければ、再び第1のバイメタル接片31Aの動作温度T1またはそれ以上に熱せられた状態で、第1のバイメタル接片31Aの動作時間t1が経過することにより、第1のバイメタル接片31Aが図1の破線のように反転し、可動側接点31Eが固定接点31Gから離れ、電動機21への電源供給回路を遮断する。このようにして、電動圧縮機10を過負荷状態、または起動不良やロック状態によって生じる焼損から保護する。
しかし、このような第1のバイメタル接片31Aの反転及び復帰による固定接点31Gに対する可動側接点31Eの開閉が長期に亘って行なわれることで、固定接点31Gに対する可動側接点31Eの開閉回数が多くなって、第1のバイメタル接片31Aの正反転・逆反転の寿命が尽き、固定接点31Gに対し可動側接点31Eが開くことができず、図5に示すように可動側接点31Eが固定接点31Gに溶着した場合には、電動圧縮機10の電動機21が過電流状態のままとなり、これが継続すれば、電動機21が焼損する状態となる。
このように、可動側接点31Eが固定接点31Gに溶着した場合には、電気ヒータ32Bへの通電が継続されるため、電気ヒータ32Bの発熱量が増え、第2のバイメタル接片32Aの受熱量が増える。そして、第2のバイメタル接片32Aが動作温度T2(120℃)またはそれ以上に熱せられた状態で、第2のバイメタル接片32Aの動作時間t2(20秒)が経過することにより、第2のバイメタル接片32Aが図5のように反転し、可動側接点32Eが固定接点32Gから離れ、電動機21への電源供給回路が遮断されるとともに、配線33を介した制御コイル14Dへの回路が遮断される。その結果、電動機21への電源供給回路が遮断されて電動機21の焼損が防止されるとともに、第1のa接点14A及び第2のa接点14Bは開かれ、電磁開閉器14においても電動機21への電源供給回路が遮断される。また、b接点14Cは閉じられるが、電源スイッチ16がオフとなっているため、電動機21に通電されることは無い。
本実施の形態では、第2の過電流リレー32の第2のバイメタル接片32Aを支持軸32Cから延びる配線33によって電磁開閉器14の制御コイル14Dに接続し、第2のバイメタル接片32Aの動作に連動して、電源11と電動機21とを接続する電磁開閉器14を遮断するように構成したため、図3の状態で異物の接触等の要因によって第2のバイメタル接片32Aが復帰されたとしても、電動機21に電力が供給されることを防止でき、電動機21の燃損を確実に防止できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、電源11は、制御コイル14Dへの通電によって開閉が切り替えられる電磁開閉器14を介して電動機21に接続され、過電流保護装置30は、所定の負荷、すなわち動作温度T1(120℃)で動作時間t2(10秒)だけ加熱されることで動作して電動機21への電力供給を遮断し、負荷が減少すると自己復帰する第1の過電流リレー31と、第1の過電流リレー31と直列に接続され、動作温度T2(120℃)で動作時間t2(20秒)だけ加熱されることによって第1の過電流リレー31よりも遅く動作して電動機21への電力供給を遮断し、手動で復帰される第2の過電流リレー32とを有し、第2の過電流リレー32の第2のバイメタル接片32Aと電磁開閉器14の制御コイル14Dの一端14D1とを接続したため、第2の過電流リレー32が動作すると制御コイル14Dへの電力の供給が断たれる。これにより、電源11と電動機21とを接続する回路を遮断できるため、第2の過電流リレー32の第2のバイメタル接片32Aが何らかの要因で復帰されたとしても電動機21の破損を防止することができる。
また、電磁開閉器14は、制御コイル14Dに電流が供給されていない際に開く第1のa接点14A及び第2のa接点14Bと、制御コイル14Dに電流が供給されていない際に閉じるb接点14Cとを有し、第1のa接点14A及び第2のa接点14Bは主回路15によって電動機21に直列に接続され、b接点14Cは、主回路15に対して並列に接続されるとともに、オン操作によって電源11から制御コイル14Dに電流が供給された後に開く電源スイッチ16に接続されているため、電源スイッチ16をオンにして制御コイル14Dに電流を供給することで、第1のa接点14A及び第2のa接点14Bを閉じて電動機21に電流を供給できるとともに、第2の過電流リレー32が動作して制御コイル14Dに電流が供給されなくなった際には、第1のa接点14A及び第2のa接点14Bを開いて電動機21の電力供給回路を遮断でき、第2の過電流リレー32が何らかの要因で復帰されたとしても電動機21に電力が供給されない。また、電源スイッチ16は、制御コイル14Dに電流が供給された後に開くため、第2の過電流リレー32が何らかの要因で復帰されたとしても、b接点14Cから電動機21に電力が供給されない。
また、第1の過電流リレー31と制御コイル14Dとは、第2の過電流リレー32から分岐して並列に接続されるため、第1の過電流リレー31が動作した場合に制御コイル14Dへの電力の供給が断たれることがない。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
上記実施の形態では、電動圧縮機10の電動機21を負荷機器として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、電力で駆動されるあらゆる負荷機器に適用可能である。
また、上記実施の形態においては、第1の過電流リレー31及び第2の過電流リレー32は、不図示の電装箱内に配置されるものとして説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、第1の過電流リレー31及び第2の過電流リレー32は、電動圧縮機10に配置されても良い。この場合について、変形例として説明する。
[変形例]
この変形例において、上記実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
図2に2点鎖線で示すように、上記実施の形態の第1の過電流リレー31及び第2の過電流リレー32と同様に構成される第1の過電流リレー131及び第2の過電流リレー132は、電動圧縮機10の本体ケース20の上面に取り付けれ、カバー60で覆われている。これら第1の過電流リレー131及び第2の過電流リレー132は、電気ヒータ31B,32Bの熱に加えて、電動機21の発熱によっても加熱される。この構成では、電気ヒータ31B,32Bの容量を小さく設定できる。なお、第1の過電流リレー131及び第2の過電流リレー132は、本体ケース20の表面等の電動機21の発熱を感知できる場所に配置されれば良く、例えば、本体ケース20の側面に取り付けられても良い。
また、この変形例の構成において第1の過電流リレー131及び第2の過電流リレー132に電気ヒータ31B,32Bを設けずに、電動機21の発熱によって第1の過電流リレー131及び第2の過電流リレー132が動作する構成としても良い。ここでは、第1の過電流リレー131及び第2の過電流リレー132が動作する負荷の大きさ(熱量)は、電動機21に過電流が発生していると見なされる大きさに設定されている。
この構成によれば、第1の過電流リレー131及び第2の過電流リレー132は、電動機21の近傍の本体ケース20に取り付けられ、電動機21の発熱のみによって動作するため、第1の過電流リレー131及び第2の過電流リレー132を加熱するヒータ等が不要となり、構造を簡単にできる。
1 電力供給回路
11 電源
14 電磁開閉器
14A 第1のa接点(常開接点)
14B 第2のa接点(常開接点)
14C b接点(常閉接点)
14D 制御コイル
15 主回路(直列回路)
16 電源スイッチ
21 電動機(負荷機器)
30 過電流保護装置
31,131 第1の過電流リレー
32,132 第2の過電流リレー
32A 第2のバイメタル接片(バイメタル接片)
14D1 一端(制御コイルの一端)

Claims (4)

  1. 電力で駆動される負荷機器と制御コイルへの通電によって開閉が切り替えられる電磁開閉器との間に前記負荷機器と直列に接続される過電流保護装置を備えた電力供給回路において、
    前記過電流保護装置は、所定の負荷で動作して前記負荷機器への電力の供給を遮断し、負荷が減少すると自己復帰する第1の過電流リレーと、当該第1の過電流リレーと直列に接続され、前記第1の過電流リレーよりも遅く動作して前記負荷機器への電力の供給を遮断し、手動で復帰されるバイメタル式の第2の過電流リレーとを有し、
    前記第2の過電流リレーのバイメタル接片と前記電磁開閉器の前記制御コイルの一端とを接続したことを特徴とする電力供給回路。
  2. 前記電磁開閉器は、前記制御コイルに電流が供給されていない際に開く常開接点と、前記制御コイルに電流が供給されていない際に閉じる常閉接点とを有し、前記常開接点は直列回路によって前記負荷機器に直列に接続され、前記常閉接点は、前記直列回路に対して並列に接続されるとともに、スイッチのオン操作によって電源から前記制御コイルに電流が供給された後に開く電源スイッチに接続されていることを特徴とする請求項1記載の電力供給回路。
  3. 前記第1の過電流リレーと前記制御コイルとは、前記第2の過電流リレーから分岐して並列に接続されることを特徴とする請求項1または2記載の電力供給回路。
  4. 前記第1の過電流リレー及び前記第2の過電流リレーは、前記負荷機器の近傍に取り付けられ、前記負荷機器の発熱によって動作することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電力供給回路。
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