JPH0721908Y2 - 密閉型電動圧縮機の保護回路 - Google Patents

密閉型電動圧縮機の保護回路

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JPH0721908Y2
JPH0721908Y2 JP1987036063U JP3606387U JPH0721908Y2 JP H0721908 Y2 JPH0721908 Y2 JP H0721908Y2 JP 1987036063 U JP1987036063 U JP 1987036063U JP 3606387 U JP3606387 U JP 3606387U JP H0721908 Y2 JPH0721908 Y2 JP H0721908Y2
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electric compressor
hermetic electric
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electromagnetic contactor
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卓穂 平原
泰一 小早川
隆史 山本
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は密閉型電動圧縮機の保護回路に関し、特に構
造を簡略化した密閉型電動圧縮機の保護回路に関するも
のである。
〔従来の技術〕
第3図は従来の密閉型電動圧縮機の保護回路を示す回路
図である。同図において、1は冷媒を圧縮する密閉型電
動圧縮機、2は前記密閉型電動圧縮機1への電源供給を
制御する電磁接触器であって、2aは励磁コイル、2bは接
点である。3は励磁コイル3a,ノーマルオープン(正)
接点3bおよびノーマルクロス(負)接点3cとによって構
成される自己保持回路であって、三相交流電源のW相と
電磁接触器2における励磁コイル2aとの間に接続されて
いる。4は励磁コイル4a,4bと接点4cおよび4dとによっ
て構成された過電流継電器であって、励磁コイル4a,4b
は三相交流電源のU,W相と電磁接触器2のU,W相との間に
直列接続され、接点4cおよび4dは中間線4eを介して電磁
接触器2における励磁コイル2aの一端と三相交流電源の
U相との間に直列接続されている。
次に動作を説明する。密閉型電動圧縮機1に異常な負荷
が加わると、三相交流電源のU,V,Wの各相電流が上昇す
る。ここで、各相電流が増加すると、過電流継電器4の
励磁コイル4a,4bに流れる電流の増加にともなって吸引
力が増加することから、接点4cおよび4dが開放される。
この結果、電磁接触器2の励磁コイル2aは吸引力を失う
ことから、接点2bはバネ力によって押し上げられて開放
状態となる。この結果、密閉型電動圧縮機1への三相交
流電源の供給が断たれて、異常負荷時における電動機の
異常は温度上昇および破損が防止されることになる。ま
た、三相電源の内の一相が欠相した状態で密閉型電動圧
縮機1が起動(欠相起動)されると、残りの二相に大き
な電流が流れることから、過電流継電器4の励磁コイル
4a,4bの何れか一方、あるいはV相の欠相時には、コイ
ル4a,4bの両方の吸引力が増加して、電磁接触器2が開
放となることから、欠相起動による電動機の焼損が保障
されることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の密閉型電動圧縮機の保護回路は以上のように構成
されているので、過電流継電器4には二相分に対応した
二組の励磁コイル4a,4bと接点4c,4dおよび中間結線4eが
必要になることから、コストが上昇するとともに、作業
性が低下する問題点がある。
この考案は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、三相中の一相にのみ過電流継電器を設ける
のみで、従来と同様な過負荷および欠相起動による電動
機の焼損および破損を防止することが出来る密閉型電動
圧縮機の保護回路を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る密閉型電動圧縮機の保護回路は、電磁接
触器の一次側に位置する三相交流電源の一相のみに中性
点付きの過電流継電器を設け、この中性点と別の相に結
線された保護回路中に自己保持回路と電磁接触器の励磁
コイルを直列接続するとともに、前記電磁接触器の励磁
コイルおよび自己保持回路の少なくとも一方を定格電圧
の55%以下では保持動作が行えない構成としたものであ
る。
〔作用〕
この考案における密閉型電動圧縮機の保護回路は、密閉
型電動圧縮機の過負荷運転および保護回路が結線された
2つの相を除く他の一相による欠相時の起動に際して
は、従来と同様に過電流継電器の接点が開放されること
によって保護される。また、保護回路が結線された二相
の何れか一方が欠相した場合には、電磁接触器の励磁コ
イルに印加される電圧が供給電圧の50%となるために、
電磁接触器の接点が吸引されない。このために、接点が
オフ状態となって、欠相起動による電動機の焼損および
破損が未然に防止されることになる。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図において、第3図と同一部分は同記号を用いて示して
ある。同図において、5は1次側の一相(この場合はU
相)のみに設けられた過電流継電器であって、過大電流
による発熱によって接点5aの開閉を行うバイメタル5b
と、可動接点5a側に設けられた中性点5cとによって構成
されている。
ここで、保護回路は過電流継電器5における中性点5cを
基点とし、電磁接触器2の励磁コイル2aと自己保持回路
3を順次直列に接続して終端がW相に接続されている。
また、電磁接触器2の作動保障範囲は定格電圧の56%以
上に設定されており、励磁コイル2aに定格電圧に対して
55%以下の電圧が印加された場合には、接点2bは吸引さ
れずに開放状態のままとなって、密閉型電動圧縮機1に
電力が供給されなくなる。
このように構成された密閉型電動圧縮機の保護回路にお
いて、密閉型電動圧縮機1に異常な高負荷が加わった場
合およびV相が欠相した状態で密閉型電動圧縮機1を起
動させた場合には、過電流継電器5に過大な電流が流れ
てバイメタル5bが反転する。このように、バイメタル5b
が反転すると、U相と保護回路との接続関係が切られる
ことから、励磁コイル2aは吸引力を失って電磁接触器2
の接点2bを開放する。従って、密閉型電動圧縮機1は、
電磁接触器2の開放によって三相交流電源の供給が断た
れることから、過負荷時における焼損および破損が保護
される。
また、U相が欠相した場合には、密閉型電動圧縮機1の
電動機中性点Qを介して定格電圧の半分の電位が過電流
継電器5に生ずるが、電磁接触器2の励磁コイル2aの作
動領域は定格電圧の56%以上であるために、励磁コイル
2aは吸引力を失って電磁接触器2の接点2bは開放とな
る。
W相が欠相した場合には、保護回路とW相の接続点にお
ける電位が定格電圧の略半分となることから、上述の場
合と同様に、電磁接触器2は開放となる。
なお、励磁コイル2aの作動領域は、定格電圧の56%以上
に設定されているので、電源が定格の+10%で供給され
た場合にも、欠相時の保護回路電圧は定格電圧の55%と
なって、上記と同様な保護が行われることになる。
第2図はこの考案による密閉型電動圧縮機の保護回路の
他の事例を示す回路図であって、第1図と同一部分は同
記号を用いて示してある。同図において、6は圧縮機の
一定方向回転を保障するために設けられた逆相防止器で
あって、保護リレー接点6aが過電流継電器5の中性点5c
に接続されている。7は圧縮機の異常な昇温を検出する
温度検知器であって、逆相防止器6の保護リレー接点6b
と電磁接触器2の励磁コル2aとの間に接続されている。
8は圧縮機の吐出圧力が異常に上昇した時に作動する圧
力検知器であって、電磁接触器2の励磁コル2aと自己保
持回路3との間に接続されている。
このように構成された回路において、密閉型電動圧縮機
1が逆回転すると、逆相防止器6が該状態を検出して保
護リレー接点6aと保護リレー接点6b間の導通を開放す
る。すると、励磁コイル2aの励磁が解かれて電磁接触器
2の接点2bが開放されることから、密閉型電動圧縮機1
への電源供給が停止されて保護が行われる。また、逆相
防止器6が逆回転を検出して保護リレー接点6aと保護リ
レー接点6b間の導通を開放すると、自己保持回路3の励
磁コイル3aの励磁が解かれることから、この自己保持回
路3の自己保持動作が開放される。
次に、密閉型電動圧縮機1の吐出圧力が異常になると、
圧力検知器8が動作してその常閉接点8aが開放されるこ
とから、励磁コイル2aおよび励磁コイル3aの励磁が解か
れて、上述した場合と同様に、密閉型電動圧縮機1への
電源供給が停止されて保護が行われると共に、自己保持
回路3の自己保持動作が開放される。
つまり、第2図に示す実施例においては、第1図におい
て説明した密閉型電動圧縮機1に対する過負荷保護と欠
相保護に加えて、逆回転保護および圧縮機の温度および
圧力異常に対する保護が行われることになる。
なお、上記実施例においては、電磁接触器2の励磁コイ
ル2aに対して、定格電圧の50%以下では動作しないよう
に特定化した場合について説明したが、この考案はこれ
に限定されるものではなく、自己保持回路を構成する継
電器の励磁コイルに対して係る条件を付与した場合にも
同様な効果が得られることになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば電磁接触器の一
次側に位置する三相交流電源の一相のみに中性点付きの
過電流継電器を設け、この中性点と別の相に結線された
保護回路中に自己保持回路と電磁接触器の励磁コイルを
直列接続するとともに、前記電磁接触器の励磁コイルお
よび自己保持回路の少なくとも一方を定格電圧の55%以
下では保持動作が行えない構成としたものである。この
結果、密閉型電動圧縮機の過負荷運転および保護回路が
結線された2つの相を除く他の一相による欠相時の起動
に際しては、従来と同様に過電流継電器の接点が開放さ
れることによって保護され、また保護回路が結線された
二相の何れか一方が断線した場合には、電磁接触器の励
磁コイルに印加される電圧が定格電圧の55%以下となる
ために、電磁接触器が作動不能となって欠相起動による
電動機の焼損および破損が未然に防止されることにな
る。更に、過電流継電器は三相電源の一相のみに設けれ
ば良いことから、構造が簡単で安価になると共に、取り
付け配線作業が容易な密閉型電動圧縮機の保護回路が得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による密閉型電動圧縮機の
保護回路を示す回路図、第2図はこの考案による密閉型
電動圧縮機の保護回路の他の実施例を示す回路図、第3
図は従来の密閉型電動圧縮機の保護回路を示す回路図で
ある。 1は密閉型電動圧縮機、2は電磁接触器、2aは励磁コイ
ル、2bは接点、3は自己保持回路、3aは励磁コイル、3
b,3cは接点、5は過電流継電器、5aは接点、5bはバイメ
タル、5cは中性点、6は逆相防止器、6a,6bは保護リレ
ー接点、7は温度検知器、8は圧力検知器。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山本 隆史 静岡県静岡市小鹿3丁目18番1号 三菱電 機株式会社静岡製作所内 (56)参考文献 実開 昭52−130106(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁接触器の1次側に三相交流電源が接続
    され、2次側に三相交流によって駆動される密閉型電動
    圧縮機を有し、前記電磁接触器の1次側のいずれか一相
    に中性点を有する過電流継電器を設け、前記過電流継電
    器の中性点と1次側の他の一相との間に、電磁接触器の
    励磁コイルを接続してなる密閉型電動圧縮機の保護回路
    において、 前記電磁接触器は、卷線の焼損に対する保護が可能な定
    格電圧の少なくとも55%以下では作動しないように設定
    してなることを特徴とする密閉型電動圧縮機の保護回
    路。
JP1987036063U 1987-03-12 1987-03-12 密閉型電動圧縮機の保護回路 Expired - Lifetime JPH0721908Y2 (ja)

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