JP5856527B2 - 速度検出装置 - Google Patents

速度検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5856527B2
JP5856527B2 JP2012083036A JP2012083036A JP5856527B2 JP 5856527 B2 JP5856527 B2 JP 5856527B2 JP 2012083036 A JP2012083036 A JP 2012083036A JP 2012083036 A JP2012083036 A JP 2012083036A JP 5856527 B2 JP5856527 B2 JP 5856527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
train
speed generator
unit
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012083036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013213686A (ja
Inventor
慶一 齋藤
慶一 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP2012083036A priority Critical patent/JP5856527B2/ja
Priority to PCT/JP2013/057686 priority patent/WO2013146428A1/ja
Priority to CN201380017853.XA priority patent/CN104220880B/zh
Priority to BR112014023440-0A priority patent/BR112014023440A2/pt
Priority to KR1020147028438A priority patent/KR101868999B1/ko
Publication of JP2013213686A publication Critical patent/JP2013213686A/ja
Priority to IN8755DEN2014 priority patent/IN2014DN08755A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5856527B2 publication Critical patent/JP5856527B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/42Devices characterised by the use of electric or magnetic means
    • G01P3/44Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
    • G01P3/48Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage
    • G01P3/481Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage of pulse signals
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61KAUXILIARY EQUIPMENT SPECIALLY ADAPTED FOR RAILWAYS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B61K9/00Railway vehicle profile gauges; Detecting or indicating overheating of components; Apparatus on locomotives or cars to indicate bad track sections; General design of track recording vehicles

Description

本発明は、速度発電機を備え列車の速度を検出する速度検出装置に関する。
従来、この種の速度検出装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載された速度検出装置は、列車の車軸に接続される速度発電機の出力信号と予め計測された車輪径に基づき列車の速度を検出するように構成されている。
この種の速度検出装置によって検出された列車速度の情報は、例えば、所定の列車制御を行う列車制御装置等に入力されて、列車の制御用等に用いられている。例えば、特許文献2に記載されている列車制御装置においては、速度検出装置からの列車速度に基づいて所定の基準位置からの列車の走行距離を算出し、その算出された走行距離により列車の位置を検知して、列車間隔が効率的になるように制御している。そして、この列車制御装置は、列車に設けられた車上子が地上に設けられた地上子と対向して結合したときに、その地上子から得られる列車の位置情報と、速度検出装置からの列車速度に基づいて得られる列車位置とを比較して、例えば車輪径等に起因する速度検出誤差を補正するように構成されている。
特開2003−315354号公報 特開2008−126721号公報
ところで、この種の速度発電機を用いた速度検出装置によって検出される列車速度の情報は、例えば列車制御装置等に入力されて列車の制御用等に利用されるため、速度発電機の故障を検出する必要がある。
しかしながら、従来の特許文献2に記載の列車制御装置においては、検出した列車速度によって定まる列車位置と、地上子から得られる列車の位置情報とを比較し、その差が大きいとき、速度発電機は故障していると考えられるが、地上子と車上子間の通信不良が発生する場合、地上子から列車の位置情報が得られず、速度発電機の故障を検出できない可能性がある。
本発明は上記課題に着目してなされたものであり、速度発電機の故障を確実に検出可能な速度検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による速度検出装置は、速度発電機の出力信号に基づき列車速度を検出する速度検出装置において、車上に搭載され前記速度発電機からの出力信号に基づき計測した列車の走行距離と、前記速度発電機とは別の手段で計測した列車の走行距離と、地上子から得られる次の所定の地上子までの距離情報との比較結果によって、前記速度発電機の故障の有無を判定することを特徴とする。
本発明の速度検出装置によれば、速度発電機からの出力信号に基づき計測した列車の走行距離と、前記速度発電機とは別の手段で計測した列車の走行距離と、地上子からの距離情報との比較によって速度発電機の故障の有無を判定する構成であるため、通信不良等により地上子から情報が得られない場合は、速度発電機からの出力信号に基づき計測した列車の走行距離と速度発電機とは別の手段で計測した列車の走行距離との比較をして、速度発電機の故障の有無を判定することができる。このようにして、速度発電機の故障を確実に検出可能な速度検出装置を提供することができる。
本発明に係る速度検出装置の一実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態の車上装置のブロック図である。 速度発電機の出力信号の波形例を示す図である。 速度発電機の出力信号の別の波形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の速度検出装置の一実施形態の概略構成図を示す。
図1において、本実施形態の速度検出装置は、速度発電機1aの出力信号に基づき列車速度を検出するものであり、車上に搭載され速度発電機1aからの出力信号に基づき列車の走行距離を計測する速度発電機式計測部1と、速度発電機式計測部1とは別に車上に搭載され速度発電機1aからの出力信号とは別の信号に基づき列車の走行距離を計測する予備計測部としてのドップラー計測器2及びGPS計測器3と、列車に搭載した車上装置10と、地上側に設けられる地上装置20と、を備えて構成されている。
前記速度発電機式計測部1は、車上に搭載され、速度発電機1aからの出力信号に基づき列車の走行距離を計測するものであり、図2に示すように、例えば、速度発電機1aとTG演算部1bとを備えて構成されている。
前記速度発電機1aは、列車の車軸に接続され、例えば車軸が1回転する毎に所定数Zのパルス信号を発生する一般的なタコジェネレータであり、発生したパルス信号をTG演算部1bに出力するように構成されている。速度発電機1aは、例えば、図3に示すように、車軸が1回転する毎に3個のパルス信号を発生するように設定されている。なお、1回転毎のパルス数は、3個に限らないことは言うまでもなく、任意に設定できる。
前記TG演算部1bは、速度発電機1aからのパルス信号に基づき走行距離を演算するものである。TG演算部1bは、例えば、所定のサンプリング時間Tにおいて、速度発電機1aからのパルス信号のパルス数をカウントし、このカウント数M(図3においては、M=9)と、予め設定された列車の車輪径Dと、車軸1回転当りの予め設定されたパルス信号発生数Zとに基づき、列車の速度を下式(1)により算出し、この算出された列車速度Vtgとパルス信号のサンプリング時間Tによって列車の走行距離を下式(2)により算出するように構成されている。なお、サンプリング時間T内の走行距離Ltgは、列車速度Vtgによらず、下式(3)により算出してもよい。TG演算部1bにより算出された走行距離Ltgは、図2に示すように、車上装置10の後述する到達判定部11及び故障判定部12に出力される。
Vtg=π×D×M/(Z×T) (1)
Ltg=Vtg×T (2)
Ltg=π×D×M/Z (3)
前記ドップラー計測器2と前記GPS計測器3は、速度発電機式計測部1とは別に車上に搭載され、列車の走行距離をそれぞれ計測するものである。このように、本実施形態において、予備計測部は、異なる複数の計測器2,3からなる。
ドップラー計測器2は、列車の底面等に設けられ、線路(レール軌道)に向かって電波を送信し、その反射波を受信することで、列車と線路間の相対的な移動により生じるドップラー効果を利用して列車の速度を計測すると共に、列車の走行距離を計測するように構成されている。ドップラー計測器2は、例えば、図2に示すように、所定の電波を送受信し受信信号を出力するドップラーセンサー2aと、このドップラーセンサー2aからの出力信号に基づいて列車の速度を算出し、この算出した速度Vdpによって列車の走行距離を算出するDP演算部2bとを備えて構成されている。DP演算部2bにより算出された走行距離Ldpは、図2に示すように、到達判定部11及び故障判定部12に出力される。
GPS計測器3は、図示省略するが、一般的なGPS受信機と、このGPS受信機によって得られる列車の位置情報に基づき、列車の走行距離を計測するように構成されている。このGPS計測器3により計測された走行距離Lgpsは、図2に示すように、到達判定部11及び故障判定部12に出力される。
前記車上装置10は、図2に示すように、故障判定部11と到達判定部12とを備えて構成されている。車上装置10は、速度発電機式計測部1とドップラー計測器2とGPS計測器3が接続されると共に、列車の先頭下部等に設けられる車上子Tが接続されている。車上子Tは、地上の所定位置に設けられる地上子(後述のP0、P1等)と電磁結合して、地上装置20からの距離情報を受信するように構成されている。距離情報を車上子Tに送信する所定の地上子としては、後述するように、各駅の先頭側に配置された地上子P0,P1等が予め設定されている。
前記到達判定部11は、列車が次の所定の地上子に到達したか否かを判定するものである。到達判定部11は、例えば、地上子からの距離情報に基づいて到達判定を行うと共に、予め設定された地上子の位置情報に基づいて到達判定を行うようにも構成する。これにより、地上子と車上子間の通信不良が発生した場合であっても、地上子の位置情報に基づいて到達判定可能にする。到達判定部11における上記地上子からの距離情報に基づく到達判定は、具体的には、図1に示すように、地上子P0(駅1の先頭側)から、次の地上子P1(次の駅2の先頭側の地上子)までの距離情報Lp0を取得すると共に、地上子P0を基準とした列車の走行距離を計測するようにドップラー計測器2及びGPS計測器3(予備計測部)に指令し、ドップラー計測器2からの走行距離Ldp及びGPS計測器3からの走行距離Lgpsの値の少なくとも一方が地上子P0から得られた走行距離Lp0と一致したときに、列車が次の地上子P1に到達したと判定するように構成されている。また、到達判定部11における所定の地上子の位置情報に基づく到達判定は、具体的には、予め所定の地上子の位置情報が記憶されており、その位置情報と例えばGPS計測器3から得られる列車の位置情報とが一致したときに、列車が次の地上子P1に到達したと判定するようにも構成されている。
前記故障判定部12は、速度発電機式計測部1の計測結果(Ltg)と、ドップラー計測器2の計測結果(Ldp)と、GPS計測器3の計測結果(Lgps)と、地上子P0から得られる次の所定の地上子P1までの距離情報Lp0との比較結果によって、速度発電機1aの故障の有無を判定するように構成されている。
また、故障判定部12は、速度発電機1aに故障有りと判定したとき、列車の運転台モニタ4へ警報表示信号を出力するように構成する。これにより、列車の運転手に速度発電機1aの故障を知らせる。なお、故障判定部12は、速度発電機1aに故障有りと判定したとき、例えば車上子T及び地上子等を介して地上装置20へ警報表示信号を出力することもできる。これにより、地上装置20は、警報表示信号を受信すると地上側のモニタに警報表示する。
前記地上装置20は、例えば、図2に示すように、駅毎に設置されており、車上側へ地上子P0を介して、次の駅2の先頭側の地上子等の、次の所定の地上子P1までの距離情報Lp0を送信するように構成されている。また、地上装置20は、車上側からの警報表示信号を受信したとき、列車の制御指令を車上側へ送信するように構成されている。この制御指令は、例えば、運転台モニタ4に“出発できません”と表示させる制御指令でもよいし、常用ブレーキNBを作動させる制御指令でもよい。
次に、本実施形態の速度検出装置における速度発電機の故障検出の動作を図2及び図4に基づいて説明する。なお、駅1において、地上子P0を介して次の地上子P1までの距離情報Lp0を正常に取得すると共に、列車が停車中等に速度発電機1aにフォーク折れが発生し、この状態で列車が駅2に到達する場合と、駅1において、地上子P0と車上子T間の通信不良等により距離情報Lp0が得られず、速度発電機1aにフォーク折れが発生し、この状態で列車が駅2に到達する場合に分けて説明する。また、速度発電機式計測部1(速度発電機1a)、ドップラー計測器2及びGPS計測器3は、同時に故障しないものとする。
まず、駅1において地上子P0から距離情報Lp0が得られる場合について説明する。
駅1において、地上装置20は、地上子P0を介して、次の駅2の先頭側の地上子P1までの距離情報Lp0を送信する。そして、列車が駅1に到着すると、車上装置10は、車上子Tが地上子P0と対向して正常に電磁結合し、車上子Tを介して次の駅2の先頭側の地上子P1までの距離情報Lp0を取得し、到達判定部11と故障判定部12に距離情報Lp0を出力する。
ここで、到達判定部11は、図示省略する一つ前(図2においては、左側)の駅等における距離情報送信用の地上子Pから既に得られている地上子P0までの距離情報Lpと、その地上子Pを基準としてドップラー計測器2及びGPS計測器3により計測された走行距離Ldp及び走行距離Lgpsの少なくとも一方が地上子Pから得られている距離情報と一致したときに、列車が地上子P0に到達したと判定し、地上子P0を基準とした列車の走行距離を計測するようにドップラー計測器2及びGPS計測器3に指令する。このとき、到達判定部11は、予め設定された地上子P0の位置情報とGPS計測器3から得られる列車の位置情報とが一致するか否かのモニタリングも行っている。
そして、駅1において、故障判定部12は、到達判定部11が地上子P0に到達したと判定したときに、既に地上子Pから得られている距離情報Lpと速度発電機式計測部1の計測結果(Ltg)とを比較し、Lp0とLtgとの誤差が予め定める第1閾値を以下であると判定し、例えば、運転台モニタ4及び地上装置20のモニタへ速度発電機1aは正常であることを示す表示信号を出力する。
列車が駅2へ向けて出発すると、ドップラー計測器2及びGPS計測器3は、到達判定部11からの指令に基づき、それぞれ地上子P0を基準とした列車の走行距離を計測する。一方、駅1においてフォーク折れが発生した速度発電機1aは、列車が駅1から駅2へ向けて走行中に、図4に示すように、1回転当りのパルス数が正常時(図3参照)より少ないパルス信号をTG演算部1bへ出力する。そして、到達判定部11は、ドップラー計測器2からの走行距離Ldp及びGPS計測器3からの走行距離Lgpsの少なくとも一方が地上子P0から得られた走行距離Lp0と一致したときに、列車が次の地上子P1に到達したと判定する。
そして、故障判定部12は、到達判定部11が地上子P1に到達したと判定したときに、既に、地上子P0から得られている距離情報Lp0と速度発電機式計測部1の計測結果(Ltg)とを比較し、Lp0とLtgとの誤差が予め定める第1閾値を超えていることを検知し、速度発電機1aに故障有りと判定し、列車の運転台モニタ4及び地上装置20のモニタへ警報表示信号を出力する。
次に、駅1において地上子P0から距離情報Lp0が得られない場合について説明する。なお、駅1における到達判定及び故障判定については、上記距離情報が得られる場合と同じであるため説明を簡略化する。
車上装置10は、列車が駅1に到着時、車上子Tと地上子P0間の通信不良により、地上子P0から次の地上子P1までの距離情報Lp0の取得に失敗する。
ここで、駅1において、到達判定部11は、列車が地上子P0に到達したと判定し、地上子P0を基準とした列車の走行距離を計測するようにドップラー計測器2及びGPS計測器3に指令する。その後、列車は駅2へ向けて出発する。そして、ドップラー計測器2及びGPS計測器3は、それぞれ列車の走行距離の計測を開始する。一方、フォーク折れが発生した速度発電機1aは、正常時より少ないパルス数のパルス信号をTG演算部1bへ出力する。そして、到達判定部11は、GPS計測器3から得られる列車の位置情報が予め設定された地上子P1の位置情報と一致したときに、列車が次の地上子P1に到達したと判定する。
そして、故障判定部12は、到達判定部11が地上子P1に到達したと判定したときに、例えば、LtgとLdpとの誤差、LtgとLgpsとの誤差の少なくとも一方が予め定める第1閾値を超えた場合に、速度発電機1aに故障有りと判定し、運転台モニタ4及び地上装置20のモニタへ警報表示信号を出力する。
かかる本実施形態の速度検出装置によれば、速度発電機1aからの列車速度に基づき列車の走行距離を計測する速度発電機式計測部1の計測結果と地上子からの距離情報との比較だけではなく、速度発電機式計測部1の計測結果と予備計測部(ドップラー計測器2、GPS計測器3)の計測結果との比較によっても速度発電機1aの故障の有無を判定する構成であるため、通信不良等により地上子から情報が得られない場合は、速度発電機式計測部1の計測結果と、予備計測部としてのドップラー計測器2及びGPS計測器3の計測結果との比較をして、速度発電機1aの故障の有無を判定することができる。このようにして、速度発電機1aの故障を確実に検出可能な速度検出装置を提供することができる。
地上子P0から距離情報Lp0が得られていない場合の、故障判定部12の故障判定の方法としては、速度発電機式計測部1の計測結果Ltgとドップラー計測器2の計測結果Ldpの比較と、速度発電機式計測部1の計測結果LtgとGPS計測器3の計測結果Lgpsの比較を行い、それぞれの誤差の少なくとも一方が第1閾値を超えた場合に、速度発電機1aに故障有りと判定する構成に限らず、例えば、LtgとLdpの比較と、LtgとLgpsの比較と、LdpとLgpsの比較とを行い、LtgとLdpの誤差ΔL1と、LtgとLgpsの誤差ΔL2とがいずれも第1閾値を超え、かつ、LdpとLgpsの誤差ΔL3が第1閾値以下の場合に、故障有りと判定するようにしてもよいし、LtgとLdpの比較、又は、LtgとLgpsの比較の予め定めるいずれか一方の比較を行い、その誤差が第1閾値を越えた場合に、故障有りと判定するように構成してもよい。
また、地上子P0から距離情報Lp0が得られている場合の、故障判定部12の故障判定の方法としては、速度発電機式計測部1の計測結果Ltgと地上子P0からの距離情報Lp0の比較を行い、その誤差が予め定める第1閾値を超えた場合に、故障有りと判定する構成に限らず、速度発電機式計測部1の計測結果Ltgと地上子P0からの距離情報Lp0の比較に加え、速度発電機式計測部1の計測結果Ltgとドップラー計測器2の計測結果Ldpの比較及び速度発電機式計測部1の計測結果LtgとGPS計測器3の計測結果Lgpsの比較を行い、いずれかの誤差が第1閾値を越えた場合に、故障有りと判定するように構成してもよいし、LtgとLp0の比較とに加え、LtgとLdpの比較、又は、LtgとLgpsの比較の予め定めるいずれか一方の比較を行い、その誤差が第1閾値を越えた場合に、故障有りと判定するように構成してもよい。
また、故障判定部12は、速度発電機1aの故障判定に限らず、ドップラー計測器2とGPS計測器3の故障も判定可能に構成してもよい。例えば、故障判定部12は、速度発電機式計測部1の計測結果Ltgとドップラー計測器2の計測結果Ldpの誤差ΔL1と、速度発電機式計測部1の計測結果LtgとGPS計測器3の計測結果Lgpsの誤差ΔL2と、ドップラー計測器2の計測結果LdpとGPS計測器3の計測結果Lgpsの誤差ΔL3を算出し、ΔL1が第1閾値未満であり、かつ、ΔL2及びΔL3が第1閾値以上であるとき、GPS計測器3は故障していると判定し、ΔL2が第1閾値未満であり、かつ、ΔL1及びΔL3が第1閾値以上であるとき、ドップラー計測器2は故障していると判定する。
なお、図1において、地上子は、図の簡略化のため、各駅の例えば先頭側のみを示したが、言うまでもなく、駅間や駅に沿って複数設置されている。本実施形態においては、車上子Tへ距離情報を出力する地上子は、各駅の先頭側の場合で説明したが、これに限らず、複数設置されている地上子の中から、任意に設定することができる。
そして、
本実施形態においては、予備計測部は、ドップラー計測器2とGPS計測器3からなる場合で説明したが、これに限らず他の計測方式の計測器を用いてもよい。また、予備計測部は、異なる複数の計測器(ドップラー計測器2、GPS計測器3等)からなる場合に限らず、同種の計測器を複数設けてもよいし、計測器は1つであってもよい。同種の計測器を複数設ける場合や計測器を1つ設ける場合、その計測器は、例えば、ドップラー計測器でもよいし、GPS計測器でもよいし、他の計測方式の計測器でもよい。
また、本実施形態においては、故障判定部12は、速度発電機1aに故障有りと判定したとき、常に警報表示信号を出力する場合で説明したが、これに限らず、速度発電機1aの故障度合いに応じて、警報表示信号を出力するように構成してもよい。故障判定部12は、例えば、予め第1閾値より大きな所定の第2閾値を設定し、速度発電機式計測部1の計測結果Ltgとドップラー計測器2の計測結果Ldpとの誤差ΔL1の大きさと、速度発電機式計測部1の計測結果LtgとGPS計測器3の計測結果Lgpsとの誤差ΔL2の大きさをそれぞれ故障度合いとし、その故障度合いの少なくとも一方が予め定める第2閾値を超える場合に、警報表示信号を出力するようにしてもよい。これにより、故障判定部12により故障有りと判定された場合であって、故障度合いが第2閾値以下である場合を軽微な故障とし、この軽故障時においては、警報表示信号を出力しないようにすることができる。また、これに限らず、速度発電機1aの故障回数を故障度合いとし、例えば、3回連続して故障が検出された場合、警報表示信号を出力するようにしてもよいし、故障度合いを故障の回数及び誤差等の組み合わせとしてもよい。また、列車の運転台モニタ4や地上装置20のモニタへの警報表示には、例えば、速度発電機の速度が、実際の速度よりも高めか低めかの表示を含むようにするようにしてもよい。
なお、本実施形態では、車上に搭載され前記速度発電機からの出力信号に基づき列車の走行距離を計測する速度発電機式計測部と、前記速度発電機式計測部とは別に車上に搭載され、速度発電機からの出力信号とは別の信号に基づき、列車の走行距離を計測する予備計測部と、前記列車が前記次の所定の地上子に到達したか否かを判定する到達判定部と、前記到達判定部が前記次の所定の地上子に到達したと判定したときに、前記地上子から前記距離情報が得られていない場合、前記速度発電機式計測部の計測結果と、前記予備計測部の計測結果との比較結果によって、前記速度発電機の故障の有無を判定する故障判定部と、を備える構成としたが、この構成に限るものではなく、本発明は、速度発電機の出力信号に基づき列車速度を検出する速度検出装置において、車上に搭載され前記速度発電機からの出力信号に基づき計測した列車の走行距離と、速度発電機とは別の手段で計測した列車の走行距離と、地上子から得られる次の所定の地上子までの距離情報との比較結果によって、前記速度発電機の故障の有無を判定する構成であればよい。
1 速度発電機式計測部
1a 速度発電機
2,3 予備計測部(ドップラー計測器、GPS計測器)
4 運転台モニタ
10 車上装置
11 到達判定部
12 故障判定部
20 地上装置
P0,P1 地上子
T 車上子

Claims (7)

  1. 速度発電機の出力信号に基づき列車速度を検出する速度検出装置において、
    車上に搭載され前記速度発電機からの出力信号に基づき計測した列車の走行距離と、前記速度発電機とは別の手段で計測した列車の走行距離と、地上子から得られる次の所定の地上子までの距離情報との比較結果によって、前記速度発電機の故障の有無を判定する速度検出装置。
  2. 前記車上に搭載され前記速度発電機からの出力信号に基づき列車の走行距離を計測する速度発電機式計測部と、
    前記速度発電機式計測部とは別に車上に搭載され、前記速度発電機からの出力信号とは別の信号に基づき、列車の走行距離を計測する予備計測部と、
    前記速度発電機式計測部の計測結果と、前記予備計測部の計測結果と、前記地上子から得られる前記距離情報との比較結果によって、前記速度発電機の故障の有無を判定する故障判定部と、
    前記列車が前記次の所定の地上子に到達したか否かを判定する到達判定部と、
    を備え、
    前記故障判定部は、前記到達判定部が前記次の所定の地上子に到達したと判定したときに、前記地上子から前記距離情報が得られていない場合、前記速度発電機式計測部の計測結果と、前記予備計測部の計測結果との比較結果によって、前記速度発電機の故障の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の速度検出装置。
  3. 前記故障判定部は、前記速度発電機に故障有りと判定したとき、前記列車の運転台モニタへ警報表示信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の速度検出装置。
  4. 前記故障判定部は、前記速度発電機に故障有りと判定したとき、地上装置へ警報表示信号を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の速度検出装置。
  5. 前記地上装置は、前記警報表示信号を受信したとき、前記列車の制御指令を車上側へ送信することを特徴とする請求項4に記載の速度検出装置。
  6. 前記故障判定部は、前記速度発電機の故障の度合いに応じて、前記警報表示信号を出力することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の速度検出装置。
  7. 前記警報表示には、前記速度発電機の速度が高めか低めかの表示が含まれることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1つに記載の速度検出装置。
JP2012083036A 2012-03-30 2012-03-30 速度検出装置 Active JP5856527B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083036A JP5856527B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 速度検出装置
PCT/JP2013/057686 WO2013146428A1 (ja) 2012-03-30 2013-03-18 速度検出装置
CN201380017853.XA CN104220880B (zh) 2012-03-30 2013-03-18 速度检测装置
BR112014023440-0A BR112014023440A2 (pt) 2012-03-30 2013-03-18 Dispositivo medidor de velocidade
KR1020147028438A KR101868999B1 (ko) 2012-03-30 2013-03-18 속도 검출 장치
IN8755DEN2014 IN2014DN08755A (ja) 2012-03-30 2014-10-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083036A JP5856527B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 速度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013213686A JP2013213686A (ja) 2013-10-17
JP5856527B2 true JP5856527B2 (ja) 2016-02-09

Family

ID=49259689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012083036A Active JP5856527B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 速度検出装置

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5856527B2 (ja)
KR (1) KR101868999B1 (ja)
BR (1) BR112014023440A2 (ja)
IN (1) IN2014DN08755A (ja)
WO (1) WO2013146428A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2546087A (en) 2016-01-07 2017-07-12 Skf Ab Railway condition monitoring sensor device and method for monitoring the condition of a railway bearing
JP6535619B2 (ja) * 2016-03-07 2019-06-26 株式会社日立製作所 列車制御システム
WO2017195312A1 (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社京三製作所 車上装置及び列車占有範囲算出方法
WO2021215212A1 (ja) * 2020-04-20 2021-10-28 株式会社日立製作所 列車速度制御システム及び列車速度制御方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157957A (ja) * 1984-01-27 1985-08-19 財団法人鉄道総合技術研究所 振子台車制御装置
JPH02293667A (ja) * 1989-05-08 1990-12-04 Hitachi Ltd 列車速度検出方式
JP2771048B2 (ja) * 1991-05-20 1998-07-02 東海旅客鉄道株式会社 編成列車における速度発電機系の状態表示装置
KR100288748B1 (ko) * 1999-03-03 2001-04-16 구자영 철도차량의 모니터링 시스템 및 방법
JP4374559B2 (ja) * 2000-03-30 2009-12-02 西日本旅客鉄道株式会社 自動列車制御装置
JP3598279B2 (ja) * 2001-07-16 2004-12-08 東海旅客鉄道株式会社 位置検知システム
KR100483813B1 (ko) * 2001-12-26 2005-04-20 한국철도기술연구원 전동차의 자동열차운전시스템 및 이 시스템을 이용한자동열차운전 구현방법
JP2003315354A (ja) 2002-04-18 2003-11-06 Nippon Signal Co Ltd:The 速度検出装置
KR100740577B1 (ko) * 2005-11-22 2007-07-18 한국철도기술연구원 전동차의 자동열차운전시스템 및 이 시스템을 이용한자동열차운전 구현방법
JP4818885B2 (ja) 2006-11-17 2011-11-16 日本信号株式会社 列車制御装置
JP5416475B2 (ja) * 2009-05-12 2014-02-12 日本信号株式会社 地上装置、及び、列車制御装置
KR101061230B1 (ko) * 2010-02-17 2011-08-31 김효상 Ats 지상자를 이용한 atp 속도제한 커브 추종 시스템 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN104220880A (zh) 2014-12-17
KR101868999B1 (ko) 2018-06-20
KR20140143180A (ko) 2014-12-15
BR112014023440A2 (pt) 2021-06-01
JP2013213686A (ja) 2013-10-17
IN2014DN08755A (ja) 2015-05-22
WO2013146428A1 (ja) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017067151A1 (zh) 用于交通工具的故障预警方法及系统
US8812227B2 (en) Collision avoidance system for rail line vehicles
JP5856527B2 (ja) 速度検出装置
JP5806207B2 (ja) 可動機械用の位置監視システム
CN103192853A (zh) 基于网络分布式冗余架构的列车测速定位的方法及系统
US20190077431A1 (en) On-board system and train occupancy range calculation method
US11124212B2 (en) Method for operating a positioning device, and positioning device
WO2015042223A1 (en) System and method for identifying damaged sections of a route
US7716010B2 (en) System, method and kit for measuring a distance within a railroad system
JP6535619B2 (ja) 列車制御システム
US11230306B2 (en) System and method for vehicle control based on detected wheel condition
US11520025B2 (en) Method for checking a distance measuring device having an ultrasonic sensor
CN105823446A (zh) 一种在役轨道交通隧道围岩沉降变形声波监测装置及方法
EP2873585A1 (en) A method and a system for monitoring the operability of a balise
JP6618640B2 (ja) レール破断検知装置及びレール破断検知システム
KR101469708B1 (ko) 자동차 급발진 및 주행 상태 통합 관리 블랙박스 시스템
US20160159379A1 (en) Data communication system for locomotive consist
KR20160013682A (ko) 타이어의 결함 검출 장치 및 방법
KR101008375B1 (ko) 차량의 차속 검출 제어 방법 및 그 장치
KR101858301B1 (ko) 열차속도 검출장치
CN108445472A (zh) 一种超声波传感器无法正常探测障碍物的故障检测方法
CN104220880B (zh) 速度检测装置
EP3498569A1 (en) Train control system
JP5009268B2 (ja) 列車長測定機能を有する列車安全制御システム
JPWO2018066020A1 (ja) 車上装置及び非常ブレーキ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140527

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150330

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5856527

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150