JP5009268B2 - 列車長測定機能を有する列車安全制御システム - Google Patents

列車長測定機能を有する列車安全制御システム Download PDF

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本発明は、信号保安装置に使用できるレベルでの安全性を確保した列車長測定機能を有する列車安全制御システムに関するものである。
軌道回路を使用しない車上位置検知方式での無線を用いた列車制御システムでは、列車長の管理が必要である。例えば、間隔制御では後続列車の走行許可位置の設定のため、連動制御ではてっ査鎖錠、進路鎖錠等のため列車長の管理が必要となる。
また、既存の列車安全制御システムにおいても、列車が速度制限区間を抜けたことを確実に検出するためには、列車長の管理が必要である。
なし
しかしながら、これまでは、列車の編成に応じて列車長を簡便に測定することのできる列車長測定装置は存在しない。
本発明は、上記状況に鑑みて、列車の編成に応じて列車長を簡便に測定することができる列車長測定機能を有する列車安全制御システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕列車長測定機能を有する列車安全制御システムにおいて、列車の先頭車両に搭載される検測装置と、この検測装置に接続され、前記列車の周囲に引き回されるように往路と帰路を形成して配線された光ケーブルとを備え、前記検測装置からパルスを送信し、前記検測装置で前記パルスを受信することで伝送遅延時間を算出し列車長を測定することを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の列車長測定機能を有する列車安全制御システムにおいて、前記検測装置から送信されたパルスが前記検測装置で所定時間内に受信されない場合は、列車分離と判断し、制御装置によりブレーキをかけることを特徴とする。
〔3〕列車長測定機能を有する列車安全制御システムにおいて、列車の先頭車両に搭載される第1の検測装置と、前記列車の後尾車両に搭載され、前記第1の検測装置と同期して動作する第2の検測装置と、前記第1の検測装置から前記列車の片側に引き回されるように前記第2の検測装置に配線された第1の光ケーブルと、前記第2の検測装置から前記列車のもう一方の片側に引き回されるように前記第1の検測装置に配線された第2の光ケーブルとを備え、前記第1の検測装置からパルスを送信し、前記第2の検測装置で前記パルスを受信し、又は前記第2の検測装置からパルスを送信し、前記第1の検測装置で前記パルスを受信することで、伝送遅延時間を算出し列車長を測定することを特徴とする。
〔4〕上記〔3〕記載の列車長測定機能を有する列車安全制御システムにおいて、前記第1の検測装置から送信されたパルスが前記第2の検測装置へ所定時間内に受信されない場合は、前記第1の光ケーブル側の列車分離と判断し、又は前記第2の検測装置から送信されたパルスが前記第1の検測装置へ所定時間内に受信されない場合は、前記第2の光ケーブル側の列車分離と判断し、制御装置によりブレーキをかけることを特徴とする。
〔5〕上記〔1〕〜〔4〕の何れか一項に記載の列車長測定機能を有する列車安全制御システムにおいて、各車両の両側に前記光ケーブルを配線し、この光ケーブルの先端と終端に光ケーブル接続器を備え、前記列車の編成を自在にすることを特徴とする。
本発明によれば、列車長測定機能を有する列車安全制御システムであって、列車長を簡便に測定すると共に、列車分離を確実に検出することができる。
本発明の列車長測定機能を有する列車安全制御システムは、列車の先頭車両に搭載される検測装置と、この検測装置に接続され、前記列車の周囲に引き回されるように往路と帰路を形成して配線された光ケーブルとを備え、前記検測装置からパルスを送信し、前記検測装置で前記パルスを受信することで伝送遅延時間を算出し列車長を測定する。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す列車長測定機能を有する列車安全制御システムの平面模式図である。
この図において、1は5両に編成された列車、2はその列車1の先頭車両に配置される検測装置、3〜7は列車1を編成する各車両、8は列車1の周囲に引き回されるように配線された光ケーブル、9は伝送されるパルス、10は光ケーブル接続器である。この光ケーブル8は光ケーブル接続器10によって各車両毎に接続可能にすることで、いかなる編成の列車にも適用することができる。特に、貨物列車のように後部側に検測装置をもたない編成においても、確実に列車長を検出することができる。
このように構成することで、検測装置2から送信されたパルス9が列車1全体に引き回されるように配線された光ケーブル8を1周するのに要する時間で列車長を算出することができる。車両数は、5両,10両等、列車の車両数に応じた伝送遅延時間の閾値をあらかじめ検測装置2の記憶装置のテーブルに設定しておく。
送信されたパルス9が所定時間内において検測装置2で受信されない場合は、列車分離と判断し、検測装置2、もしくは検測装置2の出力結果を基に信号保安装置(図示なし)がブレーキ(図示なし)を動作させることで安全を確保することができる。
図2は本発明の第2実施例を示す列車長測定機能を有する列車安全制御システムの平面模式図である。
この図において、5両で編成された列車21の先頭車両22には第1の検測装置23が、列車21の後尾車両24には第2の検測装置25が搭載されている。この場合、第1の検測装置23と第2の検測装置25は同期して動作させることが前提となる。
また、第1の検測装置23には第2の検測装置25に接続された第1の光ケーブル26が、第2の検測装置25には第1の検測装置23に接続された第2の光ケーブル27が、それぞれ列車21の片側に引き回されるように配線される。第1の検測装置23から送信されるパルス28は第1の光ケーブル26を第2の検測装置25へと伝送され、第2の検測装置25から送信されるパルス28は第2の光ケーブル27を第1の検測装置23へと伝送され、第1の検測装置23と第2の検測装置25を同期させ、その伝送遅延時間を算出することで列車長を測定することができる。なお、29は光ケーブル接続器である。
このシステム構成では、第1の検測装置23から送信されたパルス28が第2の検測装置25で所定時間内に受信されない場合、第1の光ケーブル26側の列車分離と判断し、又は第2の検測装置25から送信されたパルス28が第1の検測装置23へ所定時間内に受信されない場合は、第2の光ケーブル27側の列車分離と判断する。そして、第1の光ケーブル26と第2の光ケーブル27のいずれかの線もしくは両線で列車分離を検出した時に、第1の検測装置23と第2の検測装置25、もしくは検測装置23,25の出力結果を基に信号保安装置(図示なし)がブレーキ(図示なし)を動作させるようにする。
なお、第1の検測装置23と第2の検測装置25の何れかを稼働させることによっても、列車長の測定並びに列車分離の検出が可能である。当然、両検測装置23,25間でのバックアップも可能であり、信頼性も向上する。
本発明では、各車両毎にその両側に光ケーブルが配線されており、この光ケーブルの先端と終端にそれぞれ光ケーブル接続器10,29を備えているので、列車の編成替えで車両を連結する際列車を自在に編成することができる。
なお、このシステムでは、伝送装置を用いないので、併合列車の制御装置が停止している状態でも確実に列車長測定と列車分離の検出を行うことができる。
本発明によれば、貨物列車等、列車長が変わる列車に対しても確実に列車長の測定が可能である。また、貨物列車のように後部側に制御装置をもたない編成においても、確実に列車長を測定することが可能である。
また、本発明によって列車長を把握することにより、てっ査区間、進路鎖錠区間、速度制限区間等を列車が通過したことを確実に検出することができる。
さらに、編成車両間の光ケーブルにおいては伝送装置を用いないので、制御装置の故障の影響を受けることがない。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の列車長測定機能を有する列車安全制御システムは、列車長測定と列車分離の検出が可能なツールとして利用可能である。
本発明の第1実施例を示す列車長測定機能を有する列車安全制御システムの平面模式図である。 本発明の第2実施例を示す列車長測定機能を有する列車安全制御システムの平面模式図である。
符号の説明
1,21 列車
2 検測装置
3〜7 各車両
8 光ケーブル
9,28 パルス
10,29 光ケーブル接続器
22 先頭車両
23 第1の検測装置
24 後尾車両
25 第2の検測装置
26 第1の光ケーブル
27 第2の光ケーブル

Claims (5)

  1. (a)列車の先頭車両に搭載される検測装置と、
    (b)該検測装置に接続され、前記列車の周囲に引き回されるように往路と帰路を形成して配線された光ケーブルとを備え、
    (c)前記検測装置からパルスを送信し、前記検測装置で前記パルスを受信することで伝送遅延時間を算出し列車長を測定することを特徴とする列車長測定機能を有する列車安全制御システム。
  2. 請求項1記載の列車長測定機能を有する列車安全制御システムにおいて、前記検測装置から送信されたパルスが前記検測装置で所定時間内に受信されない場合は、列車分離と判断し、制御装置によりブレーキをかけることを特徴とする列車長測定機能を有する列車安全制御システム。
  3. (a)列車の先頭車両に搭載される第1の検測装置と、
    (b)前記列車の後尾車両に搭載され、前記第1の検測装置と同期して動作する第2の検測装置と、
    (c)前記第1の検測装置から前記列車の片側に引き回されるように前記第2の検測装置に配線された第1の光ケーブルと、
    (d)前記第2の検測装置から前記列車のもう一方の片側に引き回されるように前記第1の検測装置に配線された第2の光ケーブルとを備え、
    (e)前記第1の検測装置からパルスを送信し、前記第2の検測装置で前記パルスを受信し、又は前記第2の検測装置からパルスを送信し、前記第1の検測装置で前記パルスを受信することで、伝送遅延時間を算出し列車長を測定することを特徴とする列車長測定機能を有する列車安全制御システム。
  4. 請求項3記載の列車長測定機能を有する列車安全制御システムにおいて、前記第1の検測装置から送信されたパルスが前記第2の検測装置へ所定時間内に受信されない場合は、前記第1の光ケーブル側の列車分離と判断し、又は前記第2の検測装置から送信されたパルスが前記第1の検測装置へ所定時間内に受信されない場合は、前記第2の光ケーブル側の列車分離と判断し、制御装置によりブレーキをかけることを特徴とする列車長測定機能を有する列車安全制御システム。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の列車長測定機能を有する列車安全制御システムにおいて、各車両の両側に前記光ケーブルを配線し、該光ケーブルの先端と終端に光ケーブル接続器を備え、前記列車の編成を自在にすることを特徴とする列車長測定機能を有する列車安全制御システム。
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