JP5856476B2 - 風量制御システムおよび風量制御方法 - Google Patents
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Description
また、本発明の風量制御方法は、居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量割合を決定する要求風量割合決定ステップと、各吹出口の要求風量割合から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量割合を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定ステップと、この吹出ダンパ開度決定ステップで決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御ステップとを含み、前記吹出ダンパ開度決定ステップは、各吹出口のうち前記要求風量割合が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定ステップと、前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定ステップとからなり、各室内の温度センサの計測値と設定値を用いて変風量ユニットの要求風量を設定し、複数の吹出ダンパによって各被制御エリアにそれぞれ要求された風量を送ることを特徴とするものである。
従来のVAVと吹出口の間に吹出ダンパを設けている空調システムでは、個々の吹出ダンパが独立して制御されるため、中間開度で圧力損失によるファン動力ロスが起こる。これに対して、本発明では、吹出口の要求情報に基づいて、吹出ダンパの中間開度の状態をなるべく開度が大きい状態へ移行するようにしたので、ダクト系統全体の圧力損失が少なくなる。したがって、ファン動力ロスを削減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る風量制御システム(VAVおよび吹出ダンパ空調システム)の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の風量制御システムは、空調機1と、空調機1からの給気を被制御エリア8−1−1〜8−2−3へ供給する給気ダクト4と、被制御エリア8−1−1〜8−2−3へ供給する給気の量を給気吹出口毎に制御する変風量ユニットであるVAVユニット5−1〜5−2と、VAVユニット5−1〜5−2を制御する制御装置であるVAV制御部10−1〜10−2と、被制御エリア8−1−1〜8−2−3へ供給する給気量を給気吹出口毎または複数の吹出口の組毎(すなわち吹出ダンパ毎)に制御する吹出ダンパユニット6−1−1〜6−2−3と、被制御エリア8−1−1〜8−2−3の居住者からの風量設定要求を受ける風量設定器11−1−1〜11−2−3と、空調機1を制御する空調制御装置12とから構成される。なお、風量設定要求は要求風量値で与える場合や、要求風量割合で与える場合などがあるが、以下では説明を容易にするために要求風量値で与える場合を例として説明する。
以上の動作は、従来の風量制御システムと同様である。
給気温度制御部120は、熱交換機2に供給される熱媒の量を制御する(具体的には、冷水弁または温水弁の開度を制御する)ことにより、空調機1が供給する給気の温度を制御する。給気風量制御部121は、空調機1のファン回転数を制御することにより、空調機1が供給する給気の風量を制御する。要求風量合計値算出部122は、要求風量の合計値を算出する。吹出ダンパ制御部123−1〜123−2は、VAV系統毎の吹き出しダンパの開度を制御することにより、各吹出口9−1−1〜9−2−3から吹き出す風量を制御する。
各被制御エリア8−1−1〜8−2−3の居住者は、風量設定器11−1−1〜11−2−3を操作して、自身が欲する温熱環境になるように風量設定を変更する。この操作に応じた風量設定要求は、風量設定器11−1−1〜11−2−3から吹出ダンパ制御部123−1〜123−2へ送信される。
Rj=Qj/Qmax ・・・(1)
Dj=RjDmax ・・・(2)
具体例1では、全ての吹出口9−1−1〜9−1−3の風量設定の階級値をMにした場合を例とする。従来技術では、図5(A)に示すように吹出ダンパ7−1−1〜7−1−3それぞれの開度が70%になり、空調機1が供給する風量は70×3=210m3/hになる。
具体例2では、吹出口9−1−1,9−1−2の風量設定の階級値をL、吹出口9−1−3の風量設定の階級値をMにした場合を例とする。従来技術では、図6(A)に示すように吹出ダンパ7−1−1,7−1−2の開度が40%、吹出ダンパ7−1−3の開度が70%になり、空調機1が供給する風量は40+40+70=150m3/hになる。
Claims (4)
- 給気を送り出すファンを備えた空調機と、
この空調機から供給される給気の系統に設けられた変風量ユニットと、
この変風量ユニットを通して送られる給気の吹出口毎または複数の吹出口の組毎に設けられ、給気の風量を制御する吹出ダンパを備えた複数の吹出ダンパユニットと、
居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量を決定する要求風量決定手段と、
各吹出口の要求風量から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定手段と、
この吹出ダンパ開度決定手段が決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御手段と、
各吹出口の要求風量の合計値を算出する要求風量合計値算出手段と、
前記空調機から供給される給気の風量が前記要求風量の合計値と一致するように前記空調機のファン回転数を制御する給気風量制御手段とを備え、
前記吹出ダンパ開度決定手段は、
各吹出口のうち前記要求風量が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定手段と、
前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定手段とからなることを特徴とする風量制御システム。 - 給気を送り出すファンを備えた空調機と、
この空調機から供給される給気の系統に設けられた変風量ユニットと、
この変風量ユニットを通して送られる給気の吹出口毎または複数の吹出口の組毎に設けられ、給気の風量を制御する吹出ダンパを備えた複数の吹出ダンパユニットと、
居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量割合を決定する要求風量割合決定手段と、
各吹出口の要求風量割合から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量割合を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定手段と、
この吹出ダンパ開度決定手段が決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御手段とを備え、
前記吹出ダンパ開度決定手段は、
各吹出口のうち前記要求風量割合が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定手段と、
前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定手段とからなり、
各室内の温度センサの計測値と設定値を用いて変風量ユニットの要求風量を設定し、複数の吹出ダンパユニットによって各被制御エリアにそれぞれ要求された割合の風量を送ることを特徴とする風量制御システム。 - 居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量を決定する要求風量決定ステップと、
各吹出口の要求風量から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定ステップと、
この吹出ダンパ開度決定ステップで決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御ステップと、
各吹出口の要求風量の合計値を算出する要求風量合計値算出ステップと、
前記空調機から供給される給気の風量が前記要求風量の合計値と一致するように前記空調機のファン回転数を制御する給気風量制御ステップとを含み、
前記吹出ダンパ開度決定ステップは、
各吹出口のうち前記要求風量が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定ステップと、
前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定ステップとからなることを特徴とする風量制御方法。 - 居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量割合を決定する要求風量割合決定ステップと、
各吹出口の要求風量割合から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量割合を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定ステップと、
この吹出ダンパ開度決定ステップで決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御ステップとを含み、
前記吹出ダンパ開度決定ステップは、
各吹出口のうち前記要求風量割合が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定ステップと、
前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定ステップとからなり、
各室内の温度センサの計測値と設定値を用いて変風量ユニットの要求風量を設定し、複数の吹出ダンパによって各被制御エリアにそれぞれ要求された風量を送ることを特徴とする風量制御方法。
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