JP5856476B2 - 風量制御システムおよび風量制御方法 - Google Patents

風量制御システムおよび風量制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5856476B2
JP5856476B2 JP2011287647A JP2011287647A JP5856476B2 JP 5856476 B2 JP5856476 B2 JP 5856476B2 JP 2011287647 A JP2011287647 A JP 2011287647A JP 2011287647 A JP2011287647 A JP 2011287647A JP 5856476 B2 JP5856476 B2 JP 5856476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
air volume
opening
outlet
blowing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011287647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013137140A (ja
Inventor
和也 原山
和也 原山
裕志 村田
裕志 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2011287647A priority Critical patent/JP5856476B2/ja
Publication of JP2013137140A publication Critical patent/JP2013137140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5856476B2 publication Critical patent/JP5856476B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、空調機から複数の給気吹出口に供給される給気の風量を吹出口毎に制御する風量制御システムおよび風量制御方法に関するものである。
VAV(Variable Air Volume)空調システムを利用して吹出口毎または複数の吹出口の組毎で環境の変更要求に応じる場合に、VAVと吹出口の間に複数の吹出ダンパを設けて、各ゾーンの吹出ダンパ開度を環境変更要求の度合いに応じて変更するようにしている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−127636号公報
VAVと吹出口の間に吹出ダンパを設けている空調システムでは、個々の吹出ダンパが連携することなく独立して制御されているため、各吹出ダンパがどれも吹出ダンパ開度の下限より大きく上限より小さい開度(以下、中間開度)になる要求を受けた場合、圧力損失によるファン動力ロスが起こるという問題点があった。
圧力損失によるファン動力ロスの増加を図7(A)、図7(B)を参照して説明する。図7(A)は吹出ダンパの開度が上限開度に設定されている場合の風量と静圧の関係を示している。図7(A)における曲線100は吹出ダンパ上限開度を示し、曲線101は吹出ダンパ上限開度で風量Qを流す場合のファン回転数を示し、102は吹出ダンパ上限開度で風量Qを流す場合の運転点を示している。また、103は静圧と風量の積を示しており、吹出ダンパ上限開度で風量Qを流す場合のファン消費電力量に相当する値を示している。
図7(B)は吹出ダンパの開度が中間開度に設定されている場合の風量と静圧の関係を示している。図7(B)における曲線104は吹出ダンパ中間開度を示し、曲線105は吹出ダンパ中間開度で風量Qを流す場合のファン回転数を示し、106は吹出ダンパ中間開度で風量Qを流す場合の運転点を示している。また、107は吹出ダンパ中間開度で風量Qを流す場合のファン消費電力量に相当する値を示している。
吹出ダンパの開度が上限開度である図7(A)の場合と吹出ダンパの開度が中間開度である図7(B)の場合とを比較すると明らかなように、同じ風量Qを流したい場合であっても、吹出ダンパが中間開度の方がファン回転数がより多くなるため、静圧と風量の積に比例するファン消費電力量が増大する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ゾーン毎にどのような居住者の風量設定要求の組み合わせであっても圧力損失によるファン動力ロスを最小限に抑えることができる風量制御システムおよび風量制御方法を提供することを目的とする。
本発明の風量制御システムは、給気を送り出すファンを備えた空調機と、この空調機から供給される給気の系統に設けられた変風量ユニットと、この変風量ユニットを通して送られる給気の吹出口毎または複数の吹出口の組毎に設けられ、給気の風量を制御する吹出ダンパを備えた複数の吹出ダンパユニットと、居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量を決定する要求風量決定手段と、各吹出口の要求風量から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定手段と、この吹出ダンパ開度決定手段が決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御手段と、各吹出口の要求風量の合計値を算出する要求風量合計値算出手段と、前記空調機から供給される給気の風量が前記要求風量の合計値と一致するように前記空調機のファン回転数を制御する給気風量制御手段とを備え、前記吹出ダンパ開度決定手段は、各吹出口のうち前記要求風量が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定手段と、前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定手段とからなることを特徴とするものである。
また、本発明の風量制御システムは、給気を送り出すファンを備えた空調機と、この空調機から供給される給気の系統に設けられた変風量ユニットと、この変風量ユニットを通して送られる給気の吹出口毎または複数の吹出口の組毎に設けられ、給気の風量を制御する吹出ダンパを備えた複数の吹出ダンパユニットと、居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量割合を決定する要求風量割合決定手段と、各吹出口の要求風量割合から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量割合を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定手段と、この吹出ダンパ開度決定手段が決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御手段とを備え、前記吹出ダンパ開度決定手段は、各吹出口のうち前記要求風量割合が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定手段と、前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定手段とからなり、各室内の温度センサの計測値と設定値を用いて変風量ユニットの要求風量を設定し、複数の吹出ダンパユニットによって各被制御エリアにそれぞれ要求された割合の風量を送ることを特徴とするものである。
また、本発明の風量制御方法は、居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量を決定する要求風量決定ステップと、各吹出口の要求風量から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定ステップと、この吹出ダンパ開度決定ステップで決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御ステップと、各吹出口の要求風量の合計値を算出する要求風量合計値算出ステップと、前記空調機から供給される給気の風量が前記要求風量の合計値と一致するように前記空調機のファン回転数を制御する給気風量制御ステップとを含み、前記吹出ダンパ開度決定ステップは、各吹出口のうち前記要求風量が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定ステップと、前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定ステップとからなることを特徴とするものである。
また、本発明の風量制御方法は、居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量割合を決定する要求風量割合決定ステップと、各吹出口の要求風量割合から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量割合を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定ステップと、この吹出ダンパ開度決定ステップで決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御ステップとを含み、前記吹出ダンパ開度決定ステップは、各吹出口のうち前記要求風量割合が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定ステップと、前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定ステップとからなり、各室内の温度センサの計測値と設定値を用いて変風量ユニットの要求風量を設定し、複数の吹出ダンパによって各被制御エリアにそれぞれ要求された風量を送ることを特徴とするものである。
本発明によれば、従来技術のように各吹出口の要求風量から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定するようにしたことにより、吹出ダンパの中間開度の状態を極力開度が大きい状態へ移行させることができるので、どのような風量設定要求の組み合わせであっても、ダクト系統全体の圧力損失を少なくして、ファン動力ロスを最小限に抑えることができ、省エネルギーを実現することができる。
本発明の実施の形態に係る風量制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る風量制御システムの吹出ダンパ制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る風量制御システムの空調制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る風量制御システムにおいて居住者から風量設定要求があったときの動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る風量制御システムにおいて各吹出口の要求風量割合が同じ場合の効果を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る風量制御システムにおいて各吹出口の要求風量割合が異なる場合の効果を説明する図である。 圧力損失によるファン動力ロスの増加を説明する図である。
[発明の原理]
従来のVAVと吹出口の間に吹出ダンパを設けている空調システムでは、個々の吹出ダンパが独立して制御されるため、中間開度で圧力損失によるファン動力ロスが起こる。これに対して、本発明では、吹出口の要求情報に基づいて、吹出ダンパの中間開度の状態をなるべく開度が大きい状態へ移行するようにしたので、ダクト系統全体の圧力損失が少なくなる。したがって、ファン動力ロスを削減することができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る風量制御システム(VAVおよび吹出ダンパ空調システム)の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の風量制御システムは、空調機1と、空調機1からの給気を被制御エリア8−1−1〜8−2−3へ供給する給気ダクト4と、被制御エリア8−1−1〜8−2−3へ供給する給気の量を給気吹出口毎に制御する変風量ユニットであるVAVユニット5−1〜5−2と、VAVユニット5−1〜5−2を制御する制御装置であるVAV制御部10−1〜10−2と、被制御エリア8−1−1〜8−2−3へ供給する給気量を給気吹出口毎または複数の吹出口の組毎(すなわち吹出ダンパ毎)に制御する吹出ダンパユニット6−1−1〜6−2−3と、被制御エリア8−1−1〜8−2−3の居住者からの風量設定要求を受ける風量設定器11−1−1〜11−2−3と、空調機1を制御する空調制御装置12とから構成される。なお、風量設定要求は要求風量値で与える場合や、要求風量割合で与える場合などがあるが、以下では説明を容易にするために要求風量値で与える場合を例として説明する。
空調機1は、熱交換機2と可変風量のファン3とを有し、熱交換機2によって冷却または加熱した給気をファン3によって被制御エリア8−1−1〜8−2−3に送る。VAVユニット5−1〜5−2とVAV制御部10−1〜10−2と吹出ダンパ制御部123−1〜123−2とは、給気のVAV系統毎に設けられる。吹出ダンパユニット6−1−1〜6−2−3は、給気の吹出口9−1−1〜9−2−3毎に設けられる。吹出ダンパユニット6−1−1〜6−2−3内には、それぞれ吹出ダンパ7−1−1〜7−2−3が設けられており、吹出ダンパユニット6−1−1〜6−2−3を通過する給気の量を制御できるようになっている。
熱交換機2によって冷却または加熱された空気は、ファン3によって送り出される。ファン3によって送り出された空気(給気)は、給気ダクト4を介して各被制御エリア8−1−1〜8−2−3の吹出ダンパユニット6−1−1〜6−2−3へ供給され、吹出ダンパユニット6−1−1〜6−2−3を通過して各被制御エリア8−1−1〜8−2−3へ供給されるようになっている。
空調制御装置12は、システム全体の要求風量の合計値を算出し、この要求風量の合計値に応じたファン回転数を求め、この求めたファン回転数となるように空調機1を制御する。また、空調制御装置12は、VAVユニット5−1〜5−2毎に設置された図示しない温度センサによって計測された給気温度計測値が給気温度設定値と一致するように、熱交換機2に供給される熱媒(冷水または温水)の量を制御する。
以上の動作は、従来の風量制御システムと同様である。
次に、本実施の形態の特徴について説明する。図2は吹出ダンパ制御部123−1の構成を示すブロック図である。吹出ダンパ制御部123−1は、要求風量決定部1230と、風量設定−要求風量記憶部1231と、第1の吹出ダンパ開度決定部1232と、第2の吹出ダンパ開度決定部1233と、吹出ダンパ開度通知部1234と、吹出ダンパ制御部1235と、要求風量通知部1236とを有する。
要求風量決定部1230は、各吹出口9−1−1〜9−1−3の要求風量を決定する。第1の吹出ダンパ開度決定部1232は、各吹出口9−1−1〜9−1−3のうち要求風量が最大の吹出口に設けられた吹出ダンパを選定し、この吹出ダンパの開度を決定する。第2の吹出ダンパ開度決定部1233は、残りの吹出ダンパの開度を決定する。吹出ダンパ開度通知部1234は、第1の吹出ダンパ開度決定部1232および第2の吹出ダンパ開度決定部1233が決定した吹出ダンパ開度をダンパ制御部1235に通知する。吹出ダンパ制御部1235は、吹出口9−1−1〜9−1−3の吹出ダンパ7−1−1〜7−1−3を制御する。要求風量通知部1236は、要求風量決定部1230が決定した各吹出口9−1−1〜9−1−3の要求風量の値を空調制御装置12に通知する。
吹出ダンパ制御部123−2の構成は吹出ダンパ制御部123−1と同様である。
図3は空調制御装置12の構成を示すブロック図である。空調制御装置12は、給気温度制御部120と、給気風量制御部121と、要求風量合計値算出部122と、吹出ダンパ制御部123−1〜123−2とを有する。
給気温度制御部120は、熱交換機2に供給される熱媒の量を制御する(具体的には、冷水弁または温水弁の開度を制御する)ことにより、空調機1が供給する給気の温度を制御する。給気風量制御部121は、空調機1のファン回転数を制御することにより、空調機1が供給する給気の風量を制御する。要求風量合計値算出部122は、要求風量の合計値を算出する。吹出ダンパ制御部123−1〜123−2は、VAV系統毎の吹き出しダンパの開度を制御することにより、各吹出口9−1−1〜9−2−3から吹き出す風量を制御する。
次に、居住者から風量設定要求があったときの風量制御システムの動作を図4を用いて説明する。
各被制御エリア8−1−1〜8−2−3の居住者は、風量設定器11−1−1〜11−2−3を操作して、自身が欲する温熱環境になるように風量設定を変更する。この操作に応じた風量設定要求は、風量設定器11−1−1〜11−2−3から吹出ダンパ制御部123−1〜123−2へ送信される。
吹出ダンパ制御部123−1の要求風量決定部1230は、風量設定器11−1−1〜11−2−3からの風量設定要求を受けると(図4ステップS1においてYES)、この風量設定要求に応じて各吹出口9−1−1〜9−2−3の要求風量Qを決定する(ステップS2)。風量設定−要求風量記憶部1231には、予め風量設定の階級値と実際の要求風量値とが対応付けられてテーブルの形式で登録されている。本実施の形態では、風量設定の階級値をH(大),M(中),L(小)の3値とする。要求風量決定部1230は、風量設定要求が示す階級値に対応する要求風量Qの値を風量設定−要求風量記憶部1231から取得することにより、要求風量Qを決定する(ステップS2)。要求風量決定部1230は、このような要求風量Qの決定処理を吹出口毎または複数の吹出口の組毎(すなわち吹出ダンパ毎)に行う。風量設定の変更を指示する風量設定要求が発生していない吹出口については、現在の要求風量Qを維持する。
次に、VAV5−1の各被制御エリア側に接続された系統について、吹出ダンパ制御部123−1の第1の吹出ダンパ開度決定部1232は、各吹出口9−1−1〜9−1−3のうち要求風量Qが最大の吹出口9−1−iに設けられた吹出ダンパ7−1−i(iは1〜3)を選定し(ステップS3)、この吹出ダンパ7−1−iの開度Diを決定する(ステップS4)。吹出口9−1−iの要求風量Qを最大要求風量Qmaxとする。第1の吹出ダンパ開度決定部1232は、ステップS3で選定した吹出ダンパ7−1−iの開度Diを予め規定された上限開度Dmax(例えば100%)にする(ステップS4)。
一方、吹出ダンパ制御部123−1の第2の吹出ダンパ開度決定部1233は、第1の吹出ダンパ開度決定部1232が選定した吹出ダンパ7−1−i以外の吹出ダンパ7−1−j(jは1〜3で、i≠j)について、この吹出ダンパ7−1−jが設けられている吹出口9−1−jの要求風量Qjと前記最大要求風量Qmaxとの比である倍率Rjを次式のように算出する(ステップS5)。
j=Qj/Qmax ・・・(1)
第2の吹出ダンパ開度決定部1233は、式(1)の算出を吹出ダンパ7−1−i以外の吹出ダンパ毎に行う。そして、第2の吹出ダンパ開度決定部1233は、予め規定された上限開度DmaxとステップS5で算出した吹出ダンパ7−1−jの倍率Rjとの積から、吹出ダンパ7−1−jの開度Djを算出する(ステップS6)。
j=Rjmax ・・・(2)
第2の吹出ダンパ開度決定部1233は、式(2)の算出を吹出ダンパ7−1−i以外の吹出ダンパ毎に行う。吹出ダンパ制御部123−1の吹出ダンパ制御部1235は、第1の吹出ダンパ開度決定部1232および第2の吹出ダンパ開度決定部1233が決定した吹出ダンパ開度Di,Djを用いて、吹出ダンパ7−1−1〜7−1−3それぞれの開度になるように吹出ダンパを制御する(ステップS7)。
吹出ダンパ制御部123−2の動作は吹出ダンパ制御部123−1と同様である。
一方、空調制御装置12側の動作について説明すると、要求風量決定部1230がステップS2で決定した各吹出口9−1−1〜9−1−3の要求風量Qの値は、要求風量通知部1236によって、空調制御装置12の要求風量合計値算出部122に通知され、要求風量合計値算出部122は、システム全体の総要求風量、すなわち各吹出口9−1−1〜9−2−3の要求風量Qの合計値QAHUを算出する(ステップS8)。
空調制御装置12の給気風量制御部121は、要求風量合計値算出部122が算出した要求風量Qの合計値QAHUに応じたインバータ出力値を算出し(ステップS9)、このインバータ出力値を空調機1のファン3のモータに与えることにより、空調機1のファン回転数を制御する(ステップS10)。こうして、要求風量Qの合計値QAHUが確保できるように、給気の風量が制御される。
以上の構成により、本実施の形態では、ファン回転数は、おおむね従来技術で求まるファン回転数を倍率Rjの平均値で除した数値になる。したがって、従来技術よりも圧力損失を軽減した吹出ダンパ開度パターンとファン回転数で風量制御が可能となる。
以下、具体例として2例挙げる。ここでは、表1に示すように、吹出口の風量設定の階級値がHのときは要求風量が100m3/h、風量設定の階級値がMのときは要求風量が70m3/h、風量設定の階級値がLのときは要求風量が40m3/hとする。つまり、表1に相当する内容が風量設定−要求風量記憶部91に記憶されていることになる。
Figure 0005856476
また、従来技術の場合には、要求風量が決まると吹出ダンパ開度も決まる。階級値がHのときは吹出ダンパ開度が100%、階級値がMのときは吹出ダンパ開度が70%、階級値がLのときは吹出ダンパ開度が40%であるとする。
[具体例1]
具体例1では、全ての吹出口9−1−1〜9−1−3の風量設定の階級値をMにした場合を例とする。従来技術では、図5(A)に示すように吹出ダンパ7−1−1〜7−1−3それぞれの開度が70%になり、空調機1が供給する風量は70×3=210m3/hになる。
一方、本実施の形態では、吹出口9−1−1〜9−1−3の全ての要求風量が最大の吹出口となるため、図5(B)に示すように吹出口9−1−1〜9−1−3の吹出ダンパ7−1−1〜7−1−3の全てが上限開度(例えば100%)となる。したがって、従来技術の場合と比較して吹出ダンパ開度が大きくなるため、圧力の損失が少なくなり、ファン回転数が少なくなることで、省エネルギーを実現できる。
[具体例2]
具体例2では、吹出口9−1−1,9−1−2の風量設定の階級値をL、吹出口9−1−3の風量設定の階級値をMにした場合を例とする。従来技術では、図6(A)に示すように吹出ダンパ7−1−1,7−1−2の開度が40%、吹出ダンパ7−1−3の開度が70%になり、空調機1が供給する風量は40+40+70=150m3/hになる。
一方、本実施の形態では、吹出口9−1−3の要求風量が最大の吹出口となるため、図6(B)に示すように吹出口9−1−3の吹出ダンパ7−1−3が上限開度(例えば100%)となる。各吹出口9−1−1〜9−1−3の要求風量から、吹出ダンパ7−1−1の倍率R1は、吹出ダンパ7−1−1の要求風量と吹出ダンパ7−1−3の要求風量との比として0.57(=40m3/h/70m3/h)と求められる。同様に、吹出ダンパ7−1−2の倍率R2も0.57と求められる。要求風量が最大となる吹出口9−1−3の吹出ダンパ7−1−3の開度が100%であるので、吹出ダンパ7−1−1,7−1−2の開度は57%(=100%×0.57)となる。本実施の形態では、要求風量の合計値は従来技術の場合と同様に150m3/hであるものの、従来技術の場合と比較して吹出ダンパ開度が全体的に大きくなるため、圧力の損失が少なくなり、その結果ファン回転数を少なくすることができる。
ここでは、風量設定器11−1−1〜11−2−3で設定した風量設定を表1のリストによって各吹出ダンパ7−1−1〜7−2−3の要求風量値に変換したが、要求風量値ではなく、要求風量割合に変換してもよい。この場合、各吹出ダンパ制御部123−1〜123−2に要求風量決定部1230の代わりに、要求風量割合決定部を設ければよい。第1の吹出ダンパ開度決定部1232と第2の吹出ダンパ開度決定部1233とは、要求風量Qの代わりに要求風量割合を用い、最大要求風量Qmaxの代わりに最大要求風量割合を用いて、各吹出ダンパ7−1−1〜7−2−3の開度を決定すればよい。各被制御エリア8−1−1〜8−2−3への風量の制御は各VAV5−1〜5−2に設置されている温度センサにより行われる。吹出ダンパユニット6−1−1〜6−2−3ではVAV5−1〜5−2で制御された風量の分配すべき比率毎の開度状態となるが、その場合最大となっている要求風量割合の吹出ダンパ7−1−i(iは1〜3)が上限開度となるように制御する。以上のVAV動作は、従来の風量制御システムと同様である。
なお、本実施の形態の吹出ダンパ制御部123−1〜123−2と空調制御装置12の各々は、CPU、記憶装置および外部とのインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。各装置のCPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、空調機と変風量ユニットと、複数の吹出ダンパユニットとを備えた風量制御システムに適用することができる。
1…空調機、2…熱交換機、3…ファン、4…給気ダクト、5−1〜5−2…VAVユニット、6−1−1〜6−2−3…吹出ダンパユニット、7−1−1〜7−2−3…吹出ダンパ、8−1−1〜8−2−3…被制御エリア、9−1−1〜9−2−3…吹出口、10−1〜10−2…VAV制御部、11−1−1〜11−2−3…風量設定器、12…空調制御装置、1230…要求風量決定部、1231…風量設定−要求風量記憶部、1232…第1の吹出ダンパ開度決定部、1233…第2の吹出ダンパ開度決定部、1234…吹出ダンパ開度通知部、1235…吹出ダンパ制御部、1236…要求風量通知部、120…給気温度制御部、121…給気風量制御部、122…要求風量合計値算出部、123−1〜123−2…吹出ダンパ制御部。

Claims (4)

  1. 給気を送り出すファンを備えた空調機と、
    この空調機から供給される給気の系統に設けられた変風量ユニットと、
    この変風量ユニットを通して送られる給気の吹出口毎または複数の吹出口の組毎に設けられ、給気の風量を制御する吹出ダンパを備えた複数の吹出ダンパユニットと、
    居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量を決定する要求風量決定手段と、
    各吹出口の要求風量から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定手段と、
    この吹出ダンパ開度決定手段が決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御手段と
    各吹出口の要求風量の合計値を算出する要求風量合計値算出手段と、
    前記空調機から供給される給気の風量が前記要求風量の合計値と一致するように前記空調機のファン回転数を制御する給気風量制御手段とを備え、
    前記吹出ダンパ開度決定手段は、
    各吹出口のうち前記要求風量が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定手段と、
    前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定手段とからなることを特徴とする風量制御システム。
  2. 給気を送り出すファンを備えた空調機と、
    この空調機から供給される給気の系統に設けられた変風量ユニットと、
    この変風量ユニットを通して送られる給気の吹出口毎または複数の吹出口の組毎に設けられ、給気の風量を制御する吹出ダンパを備えた複数の吹出ダンパユニットと、
    居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量割合を決定する要求風量割合決定手段と、
    各吹出口の要求風量割合から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量割合を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定手段と、
    この吹出ダンパ開度決定手段が決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御手段とを備え、
    前記吹出ダンパ開度決定手段は、
    各吹出口のうち前記要求風量割合が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定手段と、
    前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定手段とからなり、
    各室内の温度センサの計測値と設定値を用いて変風量ユニットの要求風量を設定し、複数の吹出ダンパユニットによって各被制御エリアにそれぞれ要求された割合の風量を送ることを特徴とする風量制御システム。
  3. 居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量を決定する要求風量決定ステップと、
    各吹出口の要求風量から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定ステップと、
    この吹出ダンパ開度決定ステップで決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御ステップと
    各吹出口の要求風量の合計値を算出する要求風量合計値算出ステップと、
    前記空調機から供給される給気の風量が前記要求風量の合計値と一致するように前記空調機のファン回転数を制御する給気風量制御ステップとを含み、
    前記吹出ダンパ開度決定ステップは、
    各吹出口のうち前記要求風量が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定ステップと、
    前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定ステップとからなることを特徴とする風量制御方法。
  4. 居住者からの風量設定要求に応じて給気の各吹出口の要求風量割合を決定する要求風量割合決定ステップと、
    各吹出口の要求風量割合から各吹出口の吹出ダンパの開度を独立に決定する場合よりも、開度が予め規定された上限開度の方に近づくように、各吹出口の要求風量割合を網羅的に考慮して各吹出口の吹出ダンパの開度を決定する吹出ダンパ開度決定ステップと、
    この吹出ダンパ開度決定ステップで決定した開度になるように各吹出口の吹出ダンパを制御する吹出ダンパ制御ステップとを含み、
    前記吹出ダンパ開度決定ステップは、
    各吹出口のうち前記要求風量割合が最大の吹出口に設けられた第1の吹出ダンパを選定し、この第1の吹出ダンパの開度を前記上限開度とする第1の吹出ダンパ開度決定ステップと、
    前記第1の吹出ダンパ以外の第2の吹出ダンパについて、この第2の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合と前記第1の吹出ダンパが設けられている吹出口の要求風量割合との比を算出し、この比と前記上限開度との積から、前記第2の吹出ダンパの開度を算出する第2の吹出ダンパ開度決定ステップとからなり、
    各室内の温度センサの計測値と設定値を用いて変風量ユニットの要求風量を設定し、複数の吹出ダンパによって各被制御エリアにそれぞれ要求された風量を送ることを特徴とする風量制御方法。
JP2011287647A 2011-12-28 2011-12-28 風量制御システムおよび風量制御方法 Expired - Fee Related JP5856476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011287647A JP5856476B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 風量制御システムおよび風量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011287647A JP5856476B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 風量制御システムおよび風量制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013137140A JP2013137140A (ja) 2013-07-11
JP5856476B2 true JP5856476B2 (ja) 2016-02-09

Family

ID=48913001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011287647A Expired - Fee Related JP5856476B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 風量制御システムおよび風量制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5856476B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6239424B2 (ja) * 2014-03-28 2017-11-29 三機工業株式会社 Vav空調システムの制御方法
CN106642607A (zh) * 2015-11-02 2017-05-10 成都捷本科技有限公司 一种对开多页调节风阀的线性控制方法
CN110567123B (zh) * 2019-09-16 2020-11-10 珠海格力电器股份有限公司 风阀与温控器配对方法、装置、区域控制系统及空调机组

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61205747A (ja) * 1985-03-11 1986-09-11 Kajima Corp 送風量分配装置及び方法
JP2536234B2 (ja) * 1990-05-14 1996-09-18 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2002357356A (ja) * 2001-06-04 2002-12-13 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 空調制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013137140A (ja) 2013-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5629189B2 (ja) 制御装置および方法
JP2012154596A (ja) 空調制御装置および方法
JP2011094899A (ja) 空調システム及び空調方法
JP2013011427A (ja) サーバ室管理用の空調システムおよび空調制御方法
JP5856476B2 (ja) 風量制御システムおよび風量制御方法
JP5371583B2 (ja) 空調機
AU2019440929B2 (en) Air conditioning system
JP5324204B2 (ja) サーバ室等の空調システム
JP4567924B2 (ja) 制御システム
JP5451566B2 (ja) 空調制御装置、空調制御システムおよび空調制御方法
JP5486425B2 (ja) 水熱源ヒートポンプユニット配管システム
JP4929198B2 (ja) 床吹出し空調方法および空調システム
AU2020259880B2 (en) Air conditioning system
JP5140705B2 (ja) 床吹出し空調設備の制御システム及びその制御方法並びに制御プログラム
JP2019049387A (ja) 空調システム
JP5526716B2 (ja) 空調システム
JP6860106B2 (ja) 空気調和システム
JP4989256B2 (ja) 空調設備と熱源設備の制御装置及びその制御方法、空調システム及びその制御方法。
JPH0842909A (ja) 空調システム
JP3087486B2 (ja) 空調システム
JPH08200782A (ja) 換気空調装置
JP4594146B2 (ja) 空調システムの変風量最適制御方法
JP2011052879A (ja) 空調システム及びその制御方法
JP3300964B2 (ja) Vav制御システム
JP4498041B2 (ja) 空調システムの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5856476

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees