JP5853865B2 - オットマンを備えた車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、オットマンを備えた車両用シートに関する。詳しくは、シートクッションの前部に足載せとなるオットマンが収納展開可能に配設された車両用シートに関する。
従来、オットマン(足載せ)付きの車両用シートにおいて、オットマンを複数のリンクを用いた回転運動により収納展開動させるようにした構成が知られている(特許文献1)。上記オットマンは、リンク機構を介してシートバックと連結されており、シートバックが後方側に倒し込まれる動きに連動して展開位置まで押し動かされるようになっている。
実開平3−45748号公報
しかし、上記従来技術では、シートバック等のシート本体の姿勢変位状態とオットマンの展開位置状態との連動関係の相対変位はできない構成であった。このためシートバック等のシート本体の所定の姿勢状態でオットマンの展開位置状態を変化させる調整をすることはできなく、使い勝手が悪かった。なお、かかる場合にオットマンの展開位置状態を変化させる対策をするとき、その展開位置状態を変化させることはできても、オットマンを収納位置状態とする際には、オットマンを連動関係で定められた所定の位置状態に戻さなければ収納状態とすることができないと言う不都合が生じるものであった。
また、上記従来技術では、オットマンの展開作動をキャンセルして、オットマンを収納位置状態のままとしてシートバック等のシート本体のみの姿勢状態を変化させることもできなく、使い勝手が悪かった。
而して、本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする主たる課題は、シートバック等のシート本体の姿勢変化とオットマンの収納展開位置の変化を連動させつつ、シート本体の所定の姿勢状態においてオットマンの展開位置を変化調整可能として、オットマンの使い勝手を向上させることにある。
更に、付加的課題として、オットマンの展開作動をキャンセルして、オットマンを収納位置状態のままとしてシートバック等のシート本体のみの姿勢状態を変化させることも可能とすることにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかるオットマンを備えた車両用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートクッションの前部に足載せとなるオットマンが収納展開可能に配設されたオットマンを備えた車両用シートであって、
前記シートクッションの前後方向に配設されるクッションフレームはベースフレームと該ベースフレームに対して前後方向にスライド可能に配設されたスライドフレームから成っており、該スライドフレームの前部位置に前記オットマンを支持する支持フレーム部材が収納位置と展開位置との間を回動可能に軸支されて配設されていると共に、シートバック等のシート本体の姿勢変化に伴う動作変位が該スライドフレームに前後方向の移動として伝達される伝達構成を有しており、
前記ベースフレームと前記オットマンの支持フレーム部材との間にはオットマンの収納展開位置の位置設定に寄与するリンク部材がリンク連結構成で配設されており、該リンク連結構成の少なくとも一つのリンク部材は前記スライドフレームと一体的状態にあるスライド部位と重複する位置関係として配設されており、
該重複する位置関係として配設されたリンク部材とスライド部位は連係ピン部材により連係連結される構成とされており、該連係ピン部材は前記リンク部材とは該リンク部材に形成された長孔形状のガイド孔にスライド移動可能にピン係合連結され、スライド部位とはその連結位置を直線状又は円弧状に変更できる変更可能連結手段により連結されており、前記ガイド孔の軸線と前記変更可能連結手段による変更可能軸線がオットマンの収納位置状態で同じ位置か又は平行となる位置関係にリンク部材とスライド部位が配設されており、
前記変更可能連結手段により設定された連係ピン部材のスライド部位に対する連結位置をスライド部位に対し固定することのできる固定手段が設けられており、連係ピン部材のスライド部位に対する連結位置を変えることによりオットマンの展開位置が変えられることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、シートバック等のシート本体とオットマンとは、ベースフレームとスライドフレームとからなるクッションフレームと、リンク構成部材により連結されて連動作動する構成とされている。このため、シートバック等のシート本体の動きに連動してオットマンは収納位置から展開位置に作動する。
そして、この連動作動構成において、重複する位置関係として配設されるリンク部材と、スライドフレームと一体のスライド部位とは連係ピン部材により連係連結されており、その連係連結は、連係ピン部材がリンク部材とは長孔形状のガイド孔にスライド移動可能にピン係合連結され、スライド部位とは変更可能連結手段によりその連結位置が設定された位置を固定手段により固定される構成をとっている。この構成により連係ピン部材のスライド部位に対する連結位置を変えることができて、連結位置を変更することによりリンク連結構成のリンク比等のリンク連結状態が変えられるため、オットマンを任意の位置に調整することができる。
更に、本発明によれば、上記により任意の展開位置状態に調整されたオットマンを、そのリンク連結構成のリンク連結状態のままで、収納位置状態に戻す作動をすることができる。これはリンク部材に設けられたガイド孔の軸線と変更可能連結手段による変更可能軸線がオットマンの収納位置状態で同じ位置か又は平行となる位置関係となるように配置構成されていることによるものである。すなわち、本発明によれば、オットマンの展開位置をどの位置状態に調整しても、収納位置状態に戻すことがきる。このことは、逆に、任意の位置に調整したオットマンをシートバック等のシート本体との連動作動により収納位置に戻された後、再び、シート本体との連動作動により展開位置状態とするとき先に調整された任意の位置にオットマンは再び戻されるものであり、いわゆるメモリ機能を有する構成とされている。
次に、第2の発明は、上記した第1の発明のオットマンを備えた車両用シートであって、 前記連係ピン部材には前記リンク部材とスライド部位との連係連結を遮断状態とすることのできるキャンセル機構が設定されていることを特徴とする。
上記第2の発明によれば、連係ピン部材にはキャンセル機構が備えられており、連係ピン部材でピン係合連結されるリンク連結構成のリンク部材と、スライドフレームと一体のスライド部位との連結関係を解除することができる。そして、キャンセル機構によりその連係連結が解除された場合には、オットマンの収納展開位置の位置設定に寄与するリンク部材のリンク連結構成が機能しなくなるため、シート本体とオットマンとの連動関係は遮断され、オットマンは作動することなく収納位置状態のままにある。このため、シートバック等のシート本体は単独で姿勢状態を変化させることができる。
上記した本発明によれば、シートバック等のシート本体の姿勢変化とオットマンの収納展開位置の変化を連動させつつ、シート本体の所定の姿勢状態においてオットマンの展開位置を変化調整可能として、オットマンの使い勝手を向上させることができる。特に、オットマンの展開位置を調整した位置状態のままでシート本体と連動させて展開位置から収納位置に作動させることができると共に、再度、収納状態から展開状態に連動作動する際においても先に調整した位置にオットマンを戻すことができる。いわゆるメモリ機能が働いて戻す前と戻した後の展開位置状態を同じ位置とすることができる。
また、連係ピン部材にキャンセル機構が備えられている場合には、オットマンを収納位置状態としたままの状態で、シートバック等のシート本体を単独でその姿勢状態を変化させることができる。
本発明の実施形態のオットマンを備えた車両用シートの外観を示す斜視図である。 シートバックとオットマンとの連動作動機構の模式図を示し、オットマンが収納位置状態にある場合の側面図である。 図2と同様の模式図であり、オットマンが展開位置状態にある場合の側面図である。 図2の模式図における前端部を示し、リンク連結構成によりオットマンの展開位置を調整する場合の作動変化を示す説明図である。 図4と同様に図2の模式図における前端部を示し、オットマンの収納位置状態における作動状態の説明図である。 連係ピン部材をスライド部位に固定するロック機構(固定手段)の構成を説明する説明図である。 遮断用連係ピン部材の外観を示す斜視図である。 遮断用連係ピン部材の作動状態を示す断面図であり、連動作動状態を示す図である。 遮断用連係ピン部材の遮断状態への作動開始時の状態を示す断面図である。 遮断用連係ピン部材の遮断状態への移行時の作動状態を示す断面図である。 遮断用連係ピン部材が遮断状態となった作動状態を示す断面図である。 遮断用連係ピン部材の連動作動状態への移行が遮断状態から連動作動状態へ移行開始作動する状態を示す断面図である。 同遮断状態への移行時の作動状態を示す断面図である。 遮断用連係ピン部材が連動作動状態となった作動状態を示す断面図である。 図2に対応させて示す他の実施形態の側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
図1はオットマン14を備えた車両用シート10の外観斜視図を示し、位置変化状態を実線と仮想線で示す。実線位置状態は通常の着座状態のシート位置状態を示し、仮想線位置状態は安楽姿勢状態を示す。本実施形態の車両用シート10は、3列シートを備える車両の2列目に配設された、いわゆる1人掛け用のキャプテンシートの構成となっており、シート本体12は着座乗員の背凭れとなるシートバック16と、着座部となるシートクッション18とから成っている。上記シートクッション18の前部には、着座乗員が足載せとして使用することのできるオットマン14が配設されている。
このオットマン14は、実線で示すシートバック16が背凭れとして使用される起立した通常の使用位置状態にある時には、シートクッション18の前下部に畳み込まれた収納位置状態となっている。上記オットマン14は、仮想線で示すように、シートバック16を上記通常の使用位置から安楽姿勢となる後傾位置まで倒し込むことにより、この動作に連動して、足載せとして使用可能となる上向きに起こし上げられた展開位置状態に切り替えられるようになっている。そして、本実施形態では、仮想線で示す位置状態で、オットマン14の展開状態のみの位置を任意の位置に変化させる調整をすることができる。そして、位置調整されたオットマン14のどの展開位置状態においても、シートバック16を上記後傾位置から通常の起立した位置へ起し上げられる作動に連動してオットマン14を収納位置状態に戻し作動できるようになっている。オットマン14をこの収納位置に戻した状態から再びシートバック16との連動作動により展開位置状態とするとき、オットマン14は戻す前と同じ展開位置とされるようになっており、いわゆるメモリ機能が働くようになっている。
なお、本実施形態におけるシートバック16とオットマン14との連動作動関係は遮断することができる構成となっており、オットマン14はどの位置状態の展開位置状態にあっても、連動関係が遮断された状態においては収納位置状態とされる。例えば、図1で見て、オットマン14が仮想線で示される位置状態である場合には実線で示される収納位置状態とされる。連動作動が遮断された状態においては、シートバック16はオットマン14とは関係なく個別に作動可能とされて図1に示す仮想線の後傾位置の安楽姿勢位置や実線の通常の起立位置をとることができる。
上述したように本実施形態の車両用シート10は、シートバック16の作動に連動させてオットマン14を収納展開作動させることができると共に、連動させて展開状態としたオットマン14のその位置状態を任意の位置に調整することができ、更に、その調整した位置状態のままシートバック16と連動させて収納位置状態に戻し作動させることができ、更には、いわゆるメモリ機能が働いて、再度オットマンが展開位置に連動して作動されるとき、戻す前の位置と同じ展開位置とされるなど、オットマン14の使い勝手の向上を図ることができる。
以下、上記車両用シート10の各部の構成について詳しく説明する。
図1に示すように、車両用シート10は前述もしたようにシートバック16とシートクッション18から成るシート本体12を有し、シートクッション18の前下部にオットマン14が配設されている。オットマン14は実線で示す収納位置と仮想線で示す展開位置とを取り得るようにシートクッション18に対して回動可能に軸支されて配設されている。シートバック16の上部には着座乗員の頭部を支持するヘッドレスト20が上下方向に昇降移動可能とされて配設されている。
シート本体12の左右両側部には、フロア上から立壁状に起立する横壁22が配設されており、シート本体12は、これら横壁22に連結されて支持されている。なお、車両のフロア上に設置される車両用シート10は、フロアに図示を省略したスライド装置を介して設置されており、前後方向にスライド移動可能とされている。スライド装置は特開2010−221935号公報等の文献に開示された公知のものを用いることができる。なお、上述した両側の各横壁22は、それらの上面部が、着座乗員が肘掛けとして使用することのできるアームレスト22Aとして設定されている。
図1に示すシートバック16のシートクッション18に対する実線位置から仮想線位置への後傾作動は、シートクッション18とシートバック16との連結部に設けられる図示を省略したリクライニング装置により行われる構成となっている。なお、リクライニング装置の基本構造は、特開2011−116303号公報等の文献に開示されたものを用いることができ、その具体的な説明は省略する。
リクライニング装置には、常時、シートバック16を前方向に回動させようとするバネ力が付与されており、その前方向への回動がロック機構によりロックされて、シートバック16の設定位置が保持されるようになっている。リクライニング装置のロック機構は横壁22等の側面箇所に設けられた図示しない解除レバーの引き上げ操作により解除されるようになっている。この解除レバーも、常時、ロック機構をロック状態とする方向にバネ力が付勢されているので、解除レバーの引き上げ操作を解除することによりロック機構をロックしてシートバック16を設定した位置状態に保持する。
次に、シートバック16とオットマン14との連動作動構成を、図2〜図5に基づいて説明する。これら各図の図示状態は車両用シート10を側面視した場合の構成を模式的に示すものである。図2と図5はシートバック16が通常の起立した位置状態でオットマン14が収納位置状態にある連動位置関係を示す。図3はシートバック16が後傾し安楽姿勢状態の位置状態でオットマン14が展開位置状態にある連動位置関係を示す。図4は図3の所定の連動位置常態においてオットマン14の展開位置状態のみを調整する場合の作動状態を示す。
先ず、図2に基づいて説明する。シートクッション18に配設されるクッションフレーム24はベースフレーム24Aとスライドフレーム24Bとから成っている。このベースフレーム24Aとスライドフレーム24Bは着座方向に配設されており、並行に配列されている。スライドフレーム24Bはベースフレーム24Aに対して、図2で見て、前後方向に移動可能に配設されている。このため、ベースプレート24Aに前後方向に長孔形状のガイド孔50が形成されており、スライドフレーム24Bにスライドピン52が一体的に設けられており、スライドピン52がガイド孔50に係合してスライドすることによりスライドフレーム24Bの前後移動を規制して案内するようになっている。
スライドフレーム24Bの後端部(図2で見て右端部)は、シートバック16のサイドフレーム16Aの下端部と回転可能にピン結合48されている。シートバック16のサイドフレーム16Aはベースフレーム24Aの後方部が上方に延設された突設部位24Aaに軸支結合46されており、この軸支結合46箇所を中心としてシートバック16が前後方向に傾動するようになっている。したがって、シートバック16の軸支結合46箇所より上方部が安楽姿勢状態の後方へ傾動するとき、その動きはピン結合48によりスライドフレーム24Bに前方向へのスライド移動として伝えられる。逆に、シートバック16が安楽姿勢状態の後方傾動位置から前方に傾動する動きはスライドフレーム24Bに後方向へのスライド移動として伝えられる。なお、シートバック16の傾動位置をロック機構により固定することのできるロック機構付きリクライニング装置(不図示)はシートバック16のサイドフレーム16Aがシートクッション18のベースフレーム24Aの突設部位24Aaに回動可能に軸支される箇所に装備されている。
スライドフレーム24Bの前端部(図2で見て左端部)は、オットマン14の支持フレーム部材14Aの一端と軸支結合44されており、オットマン14はこの軸支結合44箇所を中心として回動可能とされた状態でシートクッション18の前下部位置に配設された状態とされている。したがって、オットマン14も前述のスライドフレーム24Bの前後移動に伴って一緒に前後移動する。なお、オットマン14は図2に示す下方に垂下した位置状態が収納位置状態であり、シートクッション18の前下部に収納された状態にある。展開状態は図3に示す状態であり、オットマン14の他端部が上方に回動した位置状態である。
ベースフレーム24Aは、図示を省略したスライド装置を介してフロアに対してスライド移動可能に設置されている。このため、本実施形態においては車両用シート全体がフロアに対して前後移動可能とされて設置されている。なお、シートクッション18の座部を構成するバッド部材はスライドフレーム24Bに対して載置されている。このためシートクッション18の上面の着座面はスライドフレーム24Bと一体的状態にあり、スライドフレーム24Bの移動に伴って一緒に前後方向に移動する。したがって、シートバック16の後方への傾動に伴って、スライドフレーム24Bが前方向に移動し、シートクッション18の着座面も前方向に移動する。
ベースフレーム24Aの前端部(図2で見て左端部)位置とオットマン14との間は、リンク連結構成26で連結されている。リンク連結構成26は2本の細長板状のリンク部材28,30がピン結合により連結されている。第1リンク部材28の一端がベースフレーム24Aの前端部にピン結合32により相対回動可能に連結されており、他端が第2リンク部材30の一端と同様にピン結合34により相対回動可能に連結されている。第2リンク部材30の他端はオットマン14の支持フレーム部材14Aの、図2で見て、略中央位置にピン結合36により相対回動可能に連結されている。
スライドフレーム24Bの前端部は、図2で見て、下方に一体的に延設形成されたスライド部位24Baが形成されており、このスライド部位24Baにリンク連結構成26の第1リンク部材28が面合わせ位置状態の重複した位置状態で配設されている。この重複した位置状態で配設されたスライド部位24Baと第1リンク部材28には、それぞれ長孔形状のガイド孔38、40が直線形状で形成されている。そして、それぞれのガイド孔38、40の配設関係は、オットマン14が図2に示される収納位置状態とされるときに、それぞれのガイド孔38,40の軸線X1,X2が一致する配設関係となるように、各部材が配設され、かつ連結されている。なお、スライド部位24Baに形成されるガイド孔40の軸線がX1であり、第1リンク部材28に形成されるガイド孔38の軸線がX2である。図2などに示す模式図の実施形態においては、スライド部位24Baに形成されたガイド孔40に係合して連係ピン部材42がスライド移動できる構成となっているのが本発明でいう変更可能手段である。
上記各ガイド孔38,40には共通の連係ピン部材42が連通して係合している。この連係ピン部材42はそれぞれのガイド孔38,40に対しスライド移動可能とされており、この連係ピン部材42のガイド孔38,40相対的位置関係を変えることによりオットマン14の展開角度を変えることができるものである。なお、連係ピン部材42とスライド部位24Baとの間には、連係ピン部材42のガイド孔40に対する係合位置状態を固定するロック機構60が設けられている。このロック機構60が本発明の固定手段に相当する。
図6はロック機構(固定手段)60を示す。図6の図示状態は、図2に示すオットマンが収納位置状態にある場合に対応させて示したものであるが、図2に示す模式図ではなく具体的構成として図示しているため、連係ピン部材42のスライド部位24Baに対する変更連結可能手段の構成が、図2に示す構成とは異なっている。先ず、この構成について説明すると、図6で見て、上下方向にスライドレール54が直線的形状として配設されている。このガイドレール54はスライド部位24Baに一体的に形成されるか固定されて配設されている。このガイドレール54に、連係ピン部材42と一体的関係にあるスライダー42Bが摺動移動可能に配設されている。スライダー42Bはスライドレール54の両側を挟む形状の構成とされており、スライドレール54に沿って移動可能とされている。なお、ガイドレール54の形状は円弧形状に形成されても良い。この場合にはスライダー42Bもこの円弧形状に沿って摺動移動可能とされる構成として、摺動面が円弧状に形成される。
連係ピン部材42のピン部位42Aは、第1リンク部材28に形成された長孔形状のガイド孔38に係合してスライド移動可能とされている。なお、図6に示す第1リンク部材28の形状は図2に示す第1リンク部材28の形状とは異なっているが、同じ符号を付して示した。同様に、第1リンク部材28の両端のピン結合32,34も同じ符号を付して支援した。この構成における、ガイド孔38の軸線と、変更連結可能手段を構成するスライドレール54の軸線は、オットマン14が収納位置状態にある図6の状態では平行となる位置関係にある。
次に、固定手段を構成するロック機構60を説明する。連係ピン部材42は角度調整リンク62と角度調整ギアプレート64が組み合わされてスライド移動させられるようになっている。角度調整ギアプレート64はピン65によりスライド部位24Baにこの点を中心に回動可能に取付けられている。そして、その左端上部位置でピン63により角度調整リンク62と連結されており角度調整ギアプレート64の回動を連係ピン部材42に伝えるようになっている。このため、角度調整リンク62の他端は連係ピン部材42に連結されている。
角度調整ギアプレート64の下方部には係止歯66が形成されたアーム部67が一体的に形成されている。係止歯66はピン65を中心とした円弧状に形成されている。そして、この係止歯66に対して係止することのできる係止ピン69を有するロックプレート68がスライド部位24Baに結合ピン56により取付けられている。ロックプレート68は結合ピン56を中心として回動可能に取付けられており、この回動により係止ピン69を係止歯66に係止歯66した位置と離脱した位置をとることができるようになっている。
上記の構成によりなるロック機構60の作動を説明する。連係ピン部材42のスライド部位24Baに対する連結位置を変更するときは、先ず、ロックプレート68を回動させて、その係止ピン69の係止歯66への係合状態を外す。すると、角度調整ギアプレート64及び角度調整リンク62、更には連係ピン部材42が動き得る状態となって、連係ピン部材42のスライダ42Bもスライドレール54に沿って動き得るようになり、その位置すなわち連係ピン部材42のスライド部位24Baに対する連結位置を変更することができる。そして、ロックプレート68を逆に回動させて、係止ピン69を係止歯66に係合させることにより連係ピン部材42のスライド部位24Baに対する連結位置はロックされた固定状態とされる。
上記したシートバック16とオットマン14との連動作動構成における連動作動を、図2〜図5に基づいて、次に説明する。
図2の状態は、図1に示す車両用シート10が実線で示す通常の着座姿勢状態にある場合であり、シートバック16が起立した状態にあり、オットマン14がシートクッション18の前下部に収納された収納位置状態にある場合である。この状態では、シートバック16のサイドフレーム16Aはベースフレーム24Aの突設部位24Aaに軸支結合46された状態において起立状態の回動位置状態にあって、サイドフレーム16Aの下端でピン結合48されたスライドフレーム24Bをベースフレーム24Aに対して相対的に後方位置としている。この両者24A、24Bの位置状態では、スライドフレーム24Bに設けられたスライドピン52とベースフレーム24Aに設けられたガイド孔50との係合関係は、スライドピン52がガイド孔50の、図2で見て、後端に係合した状態にある。したがって、本実施形態の構成では、シートバック16はこれ以上の前方への傾動が規制され、安楽姿勢の後方への傾動が許容されている。
スライドフレーム24Bの上記作動位置状態は、その前端で軸支結合44されたオットマン14に伝えられる。オットマン14の位置制御は、オットマン14とベースフレーム24Aの前端部との間に構成されているリンク連結構成26により制御されて行われる。リンク連結構成26の第1リンク部材28は、ベースフレーム24Aの前端部にピン結合32されて回動可能とされている。そして、その回動は、スライドフレーム24Bのスライド部位24Baにロック機構60により固定された連係ピン部材42が、第1リンク部材28に設けられたガイド孔38にその軸線X2方向にスライド移動可能に係合しているため、スライド部位24Baの前後方向の移動に伴って行われる。図2に示される状態では、スライド部位24Baすなわちスライドフレーム24Bが最も後方位置にあるため、第1リンク部材28の他端の下端も最も後方位置にある。この位置状態がピン結合34された第2リンク部材30を介してピン結合36されたオットマン14の支持フレーム部材14Aに伝えられて、オットマン14を収納位置状態としている。
次に、図1に示す実線で示されるシートバック16の起立位置状態から、仮想線で示されるシートバック16が後方へ傾動しオットマン14が上方へ展開した状態の安楽姿勢状態への移動作動は次のようにして行われる。図3は安楽姿勢状態の作動状態を示す。シートバック16の後方への傾動に伴いシートバック16のサイドフレーム16Aは軸支結合46を回動軸として時計廻りに回動し、その下端でピン結合48されたスライドフレーム24Bを前方へスライド移動させる。すなわち、スライドフレーム24Bはベースフレーム24A対して相対的に前方へスライド移動する。この両者24A、24Bの位置状態では、スライドフレーム24Bに設けられたスライドピン52とベースフレーム24Aに設けられたガイド孔50との係合関係は、スライドピン52がガイド孔50の、図3で見て、前端に係合した状態にある。
図3に示されるスライドフレーム24Bの前方への移動に伴いそれと一体形成されたスライド部位24Baも前方へ移動する。これに伴いスライド部位24Baにロック機構60により固定されている連係ピン部材42が第1リンク部材28を、図3で見て、ベースフレーム24Aの前端にピン結合32された箇所を回動軸として時計廻りに回動させ、第1リンク部材28の他端の下端を前方に移動させる。この第1リンク部材28の下端の動きがピン結合34、36された第2リンク部材30を介してオットマン14の支持フレーム部材14Aに伝えられて、オットマン14をスライドフレーム24Bに軸支結合44された箇所を回動軸として時計廻りに回動させ、上方に展開した状態とする。この際、オットマン14の軸支結合44箇所も前方に移動するため、オットマン14自体も前方に移動しながらオットマン14の展開作動が行われる。このオットマン14の展開回動時における第1リンク部材28のピン結合32を回動軸とした回動は、連係ピン部材42の前方移動に伴い連係ピン部材42が第1スライド部材28のガイド孔38内を第1スライド部材28の下端方向にスライド移動して行われる。この様にして、本実施形態では、シートバック16とオットマン14との連動作動が行われて、図2に示す通常の姿勢状態から図3に示す安楽姿勢状態への作動が行われる。なお、図3に示す安楽姿勢状態から図2に示す通常の姿勢状態への作動は上記とは逆の作動により行われるものである。
本実施形態では図3に示すシートバック16の後方へ傾動に伴いオットマン14が連動作動により展開回動した安楽姿勢状態において、シートバック16の姿勢状態を変化させることなくオットマン14の展開角度状態のみを着座者の好みに応じた任意の角度に調整できるようになっている。すなわち、シートバックとオットマンとを連動作動させながら、その連動作動におけるシートバックとオットマンとの相対的位置関係を調整可能としている。その作動を図4により以下に説明する。
オットマン14の図4の実線で示す展開角度位置が予めシートバック16との連動作動により展開回動した位置Y1とする。この位置Y1を破線で示すY2、Y3に回動変化させて位置調整することは、連係ピン部材42のスライド部位24Baに対するロック機構60による固定を解除して、スライド部位24Baに形成されたガイド孔40内を連係ピン部材42がその軸線X1方向にスライド移動することにより可能となっている。今、オットマン14をY2の回動位置に調整するときは、連係ピン部材42をスライド部位24Baの固定から解除してt1の位置からt2の位置にスライド移動させて再びスライド部位24Baに固定する。また、Y3の回動位置に調整するときは、同様にして連係ピン部材42のスライド部位24Baに対する固定位置をガイド孔40のt1の位置からt3の位置に移動させることにより行う。この際、オットマン14の回動位置の変化に伴い、第1リンク部材28のガイド孔38に対する連係ピン部材42の係合位置状態もスライドして変化する。
本実施形態では、上述によりオットマン14のどの回動位置Y1、Y2、Y3の位置状態にあっても、シートバック16との連動作動によりオットマン14を収納位置状態に戻すことができる。そして、その後、収納位置状態から再びシートバック16との連動作動によりオットマン14を展開位置状態とするとき、その展開位置を戻す前と同じ位置とするメモリ機能を果たして行われる。これを図5により説明する。
シートバック16が後方に傾動した安楽姿勢状態から起立した通常の姿勢状態にされるとき、オットマン14は連動作動して展開状態から図5に示される収納状態とされる。この作動は、オットマン14の収納位置状態において、スライド部位24Baに形成されたガイド孔40の軸線X1と、第1リンク部材28に形成されたガイド孔38の軸線X2とが同一位置となるように配設されているため、オットマン14の展開状態でオットマン14の位置が図4で示す予め連動作動で定められたY1位置とは異なるY2位置、またはY3位置のときであっても、その位置状態のままシートバック16の安楽姿勢状態から起立姿勢状態への動きに連動して、オットマン14は図3に示す収納位置状態に回動移動する。このとき、連係ピン部材42のスライド部位24Baのガイド孔40に対する固定位置t1、t2、t3は図4に示す固定位置と図5に示す固定位置とは同じ位置となっている。これは両ガイド孔38と40の軸線X1,X2がその作動上において同一軸線上となる位置関係を有することによる。本実施形態では、その位置関係がオットマン14の収納位置状態とされている。
次に、本実施形態では、シートバック16とオットマン14との連動作動を遮断(キャンセル)できる構成をとることもできる。そして、遮断した時にはオットマン14の展開作動は常にキャンセルされて、常に収納位置状態とする。しかし、シートバック16の通常の起立姿勢状態と後方へ傾動した安楽姿勢状態との間の作動は、図示を省略したリクライニング装置により可能とされている。なお、シートバック16とオットマン14との連動作動の遮断は、例えば、連係ピン部材42をキャンセル機構を備えた構成とすることにより行うことができる。その構成を図7及び図8に示し、以下に説明する。
図7は当該キャンセル機構を備えた遮断用連係ピン部材70の外観斜視図を示し、図8は作動状態を示す。遮断用連係ピン部材70は、図7に示すように、ベース部材72と、第1ピン部材74と、第2ピン部材76とから成っている。ベース部材72と第1ピン部材74とは、図8に良く示されるように、一体に形成されている。第1ピン部材74は円筒形状に形成されており、その円筒部分がスライド部位24Baに形成されたガイド孔40に係合される。
第2ピン部材76は、円形板80の外周にピン82が所定間隔をおいて複数個設けられて構成されている。本実施形態では、ピン82は3個82a,82b,82c形成されており、その突設高さはピン82a,82b,82cの順に低く形成されている。そして、ピン82bが第1リンク部材28に形成されたガイド孔38と係合して配設される。第2ピン部材76は第1ピン部材74の円筒部分の端部に一体的に形成された支持部位74Aに円形板80が支持軸78により回転自在に取付けられており、第1ピン部材74と第2ピン部材76は一体的関係とされて構成されている。
なお、図8に示されるように、第2ピン部材76の円形板80の外周には1個の切欠凹部84が形成されている。一方、第1ピン部材74の円筒内には係止ピン86がばね部材88によりばね付勢されて、前記切欠凹部84に係合して、円形板80の回転を阻止した状態とする。この円形板80の回転が阻止された状態でピン82bが第1リンク部材28のガイド孔38と係合した状態にあるとき、この遮断用連係ピン部材70は上述した連係ピン部材42と同様の連動作動を行う構成となる。
係止ピン86の切欠凹部84への係合は、バネ部材88に取付けられたワイヤー90を引張ることにより係止ピン86は後退移動してその係合を外す。ワイヤー90の操作は車両用シート10への着座乗員が操作できる横壁22等に設けられており、常時は、ばね部材88により係止ピン86が切欠凹部84と係合した状態を維持する配設状態とされている。したがって、ワイヤー90の図示しない操作部を遮断状態位置に操作したときにその係合が外れて、円形板80が回転できる状態となる。
なお、第1ピン部材74と一体形成されたベース部材72は、第1ピン部材74がスライド部位24Baのガイド孔40に係合した状態における位置状態を、スライド部位24Baに面接触させた状態として、その係合状態を規制して安定したものとするものである。
次に、上記構成の遮断用連係ピン部材70の作動状態を、図8〜図14の各図に基づいて説明する。
図8は、シートバック16とオットマン14とが連動作動できる状態を示す。この状態では、上述したように係止ピン86が切欠凹部84に係合した状態にあって、円形板80の回転が阻止(ロック)された状態にあり、ピン82bが第1リンク部材28のガイド孔38と係合して構成関係にある。このため、スライド部位24Baのガイド孔40と第1リンク部材28のガイド孔38に対する遮断用連係ピン部材70の係合は、上述した連係ピン部材42と同様の構成状態を達成し、上述の実施形態と同様にシートバック16とオットマン14とを連動作動させることができる。
この連動状態を遮断状態とするときは、図9に示すように、先ず、ワイヤー90を操作部(不図示)により引張る。これにより係止ピン86の切欠凹部84との係合が外れる。そして、円形板80の回転が可能となる。すなわち、ロック状態が解除される。すると、図10に示すように、オットマン14の自重が作用している第1リンク部材28が、その自重により矢印で示すように、図10で見て下方に移動する。すると、第1リンク部材28のガイド孔30に係合しているピン82bも下方に移動させられ、円形板80を時計廻り方向に回転させる。すると、切欠凹部84との係合から外れた係止ピン86の先端部は、図10に示されるように切欠凹部84の形成位置から外れた円形板80の外周面と対面した状態の位置状態となる。この状態は、図11に示すように円形板80のピン82cが係止ピン86に当接した状態で円形板80の回転が止まる。この円形板80の位置では第1リンク部材28はそのガイド孔38がピン82bから完全に外れることができて、スライド部位と第1リンク部材とは相互に関係なく動作することが可能となる。これによりオットマン14とシートバック16との連動は遮断されて、オットマン14は収納位置状態となり、シートバック16は個別に作動させることができる。
次に、遮断状態から連動状態に戻すときは、図12に示すように、第1リンク部材28を矢印で示す上方へ移動させる。すると、図13に示すように第1リンク部材28の上端部が円形板80のピン82aに当接して、円形板80を矢印で示す反時計廻り方向に回転させる。円形板80の回転によりその切欠凹部84が図14に示すように再び係止ピン86に対面した位置となる。この際、ワイヤー90の不図示の操作部を、予め、連動位置状態としておくことにより係止ピン86はばね部材88のばね付勢力により再び切欠凹部84に係合して、円形板80の回転を阻止したロック状態とする。これにより再び遮断用連係ピン部材70を連通作動状態とする。
次の、他の実施形態を説明する。この他の実施形態を図15に示す。上述の実施形態では、オットマン14と連動作動させるシート本体12の構成要素がシートバック16の場合であった。この他の実施例は、オットマン14をシートクッション18の動作変化と連動作動させるものである。以下、図9に基づき説明する。なお、上述の実施形態と実質的に同じ構成及び作用となる箇所は、これらと同一の符号を付して説明を省略する。
図15は上述の実施形態における図2の状態に対応させて図示したものである。この他の実施形態は、シートクッション18の着座面を形成するシートバッドを取付けるスライドフレーム24Bを電動モータ92により前後方向に移動させて、シートクッション18を前後方向に動作変位させるものである。このシートクッション18の動作変位と連動させて上述の実施形態の場合と同様に、オットマン14を収納状態と展開状態に作動させるものである。
電動モータ92はベースフレーム24A等のシートクッション18のベースとなる構成部材に締着手段94により取付けられている。電動モータ92の作動は送りネジ96によりスライドフレーム24Bに固定されたナット部材98に螺合して伝えられるようになっている。電動モータ92の回転により送りネジ96とナット部材98の螺合位置が変化して、スライドフレーム24Bが前後方向に移動し、これに伴いシートクッション18の姿勢も前後方向に変化する。スライドフレーム24Bの前後方向の動きが上述の実施形態の場合と同様にリンク連結構成26を介してオットマン14に伝えられて、オットマン14が連動作動する。
なお、この他の実施形態では、シートバック16は、上述した実施形態における連動作動状態が遮断された場合と同様に、リクライニング装置により個別に通常の起立姿勢状態と後傾した安楽姿勢状態に動作変化させることが可能な構成となっている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態のほか各種の形態で実施することができるものである。
例えば、本発明の車両用シートは、運転席以外のオットマンを備えたシートには広く適用することができる。
また、図7及び図8に示されるキャンセル機構としての遮断用連係ピン部材は、必要に応じて設定すれば良いものである。キャンセル機構はシートバックとオットマンとの連動を機械的に遮断できる機構であれば良い。
また、オットマンの足が載せられる表面形成部位は、支持フレーム部位に対して移動可能な構成として、着座乗員の身長に応じて調節可能な構成とすることもできる。
10 車両用シート
12 シート本体
14 オットマン
14A 支持フレーム部材
16 シートバック
16A サイドフレーム
18 シートクッション
20 ヘッドレスト
24 クッションフレーム
24A ベースフレーム
24Aa 突設部位
24B スライドフレーム
24Ba スライド部位
26 リンク連結構成
28 第1リンク部材
30 第2リンク部材
32、34、36 ピン結合
38 ガイド孔
40 ガイド孔
42 連係ピン部材
42A ピン部位
42B スライダー
44、46 軸支結合
48 ピン結合
50 ガイド孔
52 スライドピン
54 スライドレール
56 結合ピン
60 ロック機構(固定手段)
62 角度調整リンク
64 角度調整ギアプレート
66 係止歯
67 アーム部
68 ロックプレート
69 係止ピン
70 遮断用連係ピン部材(キャンセル機構)
72 ベース部材
74 第1ピン部材
74A 支持部位
76 第2ピン部材
78 支持軸
80 円形板
82(82a,82b,82c) ピン
84 切欠凹部
86 係止ピン
88 ばね部材
90 ワイヤー
92 電動モータ
94 締着手段
96 送りネジ
98 ナット部材
X1 ガイド孔38の軸線
X2 ガイド孔40の軸線

Claims (2)

  1. シートクッションの前部に足載せとなるオットマンが収納展開可能に配設されたオットマンを備えた車両用シートであって、
    前記シートクッションの前後方向に配設されるクッションフレームはベースフレームと該ベースフレームに対して前後方向にスライド可能に配設されたスライドフレームから成っており、該スライドフレームの前部位置に前記オットマンを支持する支持フレーム部材が収納位置と展開位置との間を回動可能に軸支されて配設されていると共に、シートバック等のシート本体の姿勢変化に伴う動作変位が該スライドフレームに前後方向の移動として伝達される伝達構成を有しており、
    前記ベースフレームと前記オットマンの支持フレーム部材との間にはオットマンの収納展開位置の位置設定に寄与するリンク部材がリンク連結構成で配設されており、該リンク連結構成の少なくとも一つのリンク部材は前記スライドフレームと一体的状態にあるスライド部位と重複する位置関係として配設されており、
    該重複する位置関係として配設されたリンク部材とスライド部位は連係ピン部材により連係連結される構成とされており、該連係ピン部材は前記リンク部材とは該リンク部材に形成された長孔形状のガイド孔にスライド移動可能にピン係合連結され、スライド部位とはその連結位置を直線状又は円弧状に変更できる変更可能連結手段により連結されており、前記ガイド孔の軸線と前記変更可能連結手段による変更可能軸線がオットマンの収納位置状態で同じ位置か又は平行となる位置関係にリンク部材とスライド部位が配設されており、
    前記変更可能連結手段により設定された連係ピン部材のスライド部位に対する連結位置をスライド部位に対し固定することのできる固定手段が設けられており、連係ピン部材のスライド部位に対する連結位置を変えることによりオットマンの展開位置が変えられることを特徴とするオットマンを備えた車両用シート。
  2. 請求項1に記載のオットマンを備えた車両用シートであって、
    前記連係ピン部材には前記リンク部材とスライド部位との連係連結を遮断状態とすることのできるキャンセル機構が設定されていることを特徴とするオットマンを備えた車両用シート。
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