JP5853558B2 - 重合性液晶組成物および光学異方体 - Google Patents
重合性液晶組成物および光学異方体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5853558B2 JP5853558B2 JP2011220345A JP2011220345A JP5853558B2 JP 5853558 B2 JP5853558 B2 JP 5853558B2 JP 2011220345 A JP2011220345 A JP 2011220345A JP 2011220345 A JP2011220345 A JP 2011220345A JP 5853558 B2 JP5853558 B2 JP 5853558B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- independently
- liquid crystal
- methyl
- hydrogen
- fluorine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Substances (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
W12は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり;
X1は独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり;
Y1は独立して炭素数1〜20のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよい。
式(2−1)において、
X2Aは独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり;
W21Aは独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはエチルであり;
W22Aは独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノまたは炭素数1〜7のアルキルまたはアルコキシであり;
n2Aは独立して2〜10の整数であり;
Z21Aは独立して単結合、−CH2CH2−であり;
式(2−2)において、
X2Bは独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり;
W21Bは独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはエチルであり;
Z23Bは独立して単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−CONH−、−NHCO−、−(CH2)4−、−CH2CH2−または−C≡C−であり;
Z22Bは独立して単結合または−O−であり;
A21Bは独立して1,4−シクロへキシレン、1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、ピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイルまたはテトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり、この1,3−フェニレンおよび1,4−フェニレンにおいて任意の水素は、フッ素、塩素、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、ヒドロキシ、ホルミル、アセトキシ、アセチル、トリフルオロアセチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルで置き換えられてもよく;
Y2Bは独立して炭素数2〜20のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよい。
環を構成する炭素との結合位置が明確でない置換基は、その結合位置が化学的に問題のない範囲内で自由であることを意味する。本発明の重合性基を有する光学活性化合物を、重合性光学活性化合物、光学活性化合物あるいは単に化合物と称することがある。重合性液晶組成物も同様に、液晶組成物あるいは単に組成物と称することがある。化合物が重合性基を1つ有する場合を、単官能性と呼ぶことがある。また、化合物が重合性基を複数有する場合は、多官能性、あるいは重合性基の数に対応した呼称で呼ぶことがある。本発明における大きな屈折率異方性(Δn)は、0.20以上のものとする。
W11が独立して水素、メチルまたはエチルであり;
W12が独立して水素、フッ素、塩素、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり;
X1が独立して水素またはメチルであり;
Y1が独立して炭素数1〜12のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく;
項[1]に記載の式(2−1)において、
X2Aが独立して水素またはメチルであり;
W21Aが独立して水素、メチルまたはエチルであり;
W22Aが独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり;
n2Aが独立して2〜10の整数であり;
Z21Aが独立して単結合、−CH2CH2−であり;
項[1]に記載の式(2−2)において、
X2Bが独立して水素またはメチルであり;
W21Bが独立して水素、メチルまたはエチルであり;
Z23Bが独立して単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−(CH2)4−、−CH2CH2−または−C≡C−であり;
Z22Bが独立して単結合または−O−であり;
A21Bが独立して1,4−シクロへキシレン、1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、ナフタレン−2,6−ジイルまたはテトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり、この1,3−フェニレンおよび1,4−フェニレンにおいて任意の水素は、フッ素、塩素、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルで置き換えられてもよく;
Y2Bが独立して炭素数2〜10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよい、
項[1]に記載の重合性液晶組成物。
W11が独立して水素またはメチルであり;
W12が独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはメトキシであり;
X1が独立して水素またはメチルであり;
Y1が独立して炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく;
項[1]に記載の式(2−1)において、
X2Aが独立して水素またはメチルであり;
W21Aが独立して水素またはメチルであり;
W22Aが独立して水素、フッ素、メチルまたはメトキシであり;
n2Aが独立して2〜10の整数であり;
Z21Aが独立して単結合、−CH2CH2−であり;
項[1]に記載の式(2−2)において、
X2Bが独立して水素またはメチルであり;
W21Bが独立して水素またはメチルであり;
Z23Bが独立して単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−CH2CH2−または−C≡C−であり;
Z22Bが独立して単結合または−O−であり;
A21Bが独立して1,4−シクロへキシレン、1,4−フェニレン、1,3−フェニレンであり、この1,3−フェニレンおよび1,4−フェニレンにおいて任意の水素は、フッ素、メチル、メトキシまたはトリフルオロメチルで置き換えられてもよく;
Y2Bが独立して炭素数2〜10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよい、
項[1]に記載の重合性液晶組成物。
X4は水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり;
R4はシアノ、−OCF3、炭素数1〜10のアルキルまたは炭素数1〜10のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
環A 41 は1,4−フェニレンまたは1,4−シクロヘキシレンであり;
W41は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノまたは炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、ただし、環A 41 が1,4−シクロヘキシレンのとき、W 41 は水素であり;
Z41は単結合、−O−、−COO−、−OCO−または−OCOO−であり;
Z42は単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−または−C≡C−であり;
n41は2〜10の整数であり;
n42は1〜2の整数である。
X4が水素またはメチルであり;
R4がシアノ、−OCF3、炭素数1〜10のアルキルまたは炭素数1〜10のアルコキシであり;
環A 41 は1,4−フェニレンまたは1,4−シクロヘキシレンであり;
W41が独立して水素、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、ただし、環A 41 が1,4−シクロヘキシレンのとき、W 41 は水素であり;
Z41が単結合、−O−、−COO−、−OCO−または−OCOO−であり;
Z42が単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−または−C≡C−であり;
n41が2〜10の整数であり;
n42が1〜2の整数である、
項[4]に記載の重合性液晶組成物。
X4が水素またはメチルであり;
R4がシアノ、−OCF3、炭素数1〜10のアルキルまたは炭素数1〜10のアルコキシであり;
環A 41 は1,4−フェニレンまたは1,4−シクロヘキシレンであり;
W41が独立して水素、フッ素、メチルまたはメトキシであり、このメチルおよびメトキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、ただし、環A 41 が1,4−シクロヘキシレンのとき、W 41 は水素であり;
Z41が単結合、−O−、−COO−、−OCO−または−OCOO−であり;
Z42が単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−CH2CH2−COO−または−C≡C−であり;
n41が2〜10の整数であり;
n42が1〜2の整数である、
項[4]に記載の重合性液晶組成物。
式(3)において、
X3は独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり;
W31は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
rは0〜4の整数であり;
W32は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
n31は独立して2〜10の整数であり;
n32は1〜3の整数であり;
Z31は独立して単結合、−O−、−CO−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−、−OCO-CH=CH-COO−または−OCOO−であり;
Z32は独立して単結合、−CH2CH2−または−CH=CH−である。
X3が独立して水素またはメチルであり;
W31が独立して水素、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
rが0〜2の整数であり;
W32が独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
n31が独立して2〜10の整数であり;
n32が1〜3の整数であり;
Z31が独立して単結合、−O−、−CO−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−、−OCO-CH=CH-COO−または−OCOO−であり;
Z32が独立して単結合、−CH2CH2−または−CH=CH−である、
項[7]に記載の重合性液晶組成物。
X3が独立して水素またはメチルであり;
W31が独立して水素、フッ素、シアノ、メチルまたはメトキシであり、このメチルおよびメトキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
rが0〜2の整数であり;
W32が独立して水素、フッ素、シアノ、メチルまたはメトキシであり、このメチルおよびメトキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
n31が独立して2〜10の整数であり;
n32が1〜3の整数であり;
Z31が独立して単結合、−O−、−CO−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−、−OCO-CH=CH-COO−または−OCOO−であり;
Z32が独立して単結合、−CH2CH2−または−CH=CH−である、
項[7]に記載の重合性液晶組成物。
W11は独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはエチルであり、好ましくは水素、メチルまたはエチルであり、より好ましくは水素またはメチルである。
W12は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7アルコキシであり、好ましくは水素、フッ素、塩素、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、より好ましくは水素、フッ素、塩素、メチルまたはメトキシである。
X1は独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり、好ましくは水素またはメチルである。
Y1は独立して炭素数1〜20のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよい。好ましくは炭素数1〜12のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよい。より好ましくは、炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよい。
X2Aは独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり、好ましくは水素またはメチルである。
W21Aは独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはエチルであり、好ましくは水素、メチルまたはエチルであり、より好ましくは水素またはメチルである。
W22Aは独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシである。好ましくは水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、より好ましくは水素、フッ素、メチルまたはメトキシである。
n2Aは独立して2〜10の整数である。
Z21Aは独立して単結合、−CH2CH2−である。
X2Bは独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり、好ましくは水素またはメチルである。
W21Bは独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはエチルであり、好ましくは水素、メチルまたはエチルであり、より好ましくは水素またはメチルである。
Z23Bは独立して単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−CONH−、−NHCO−、−(CH2)4−、−CH2CH2−または−C≡C−である。好ましくは単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−(CH2)4−、−CH2CH2−または−C≡C−である。より好ましくは単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−CH2CH2−または−C≡C−である。
Z22Bは独立して単結合または−O−である。
X4は水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり、好ましくは水素またはメチルである。
R4はシアノ、−OCF3、炭素数1〜10のアルキルまたは炭素数1〜10のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。好ましくはシアノ、−OCF3、炭素数1〜10のアルキルまたは炭素数1〜10のアルコキシである。
環A 41 は1,4−フェニレンまたは1,4−シクロヘキシレンである。
W41は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。好ましくは水素、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。より好ましくは水素、フッ素、メチルまたはメトキシであり、このメチルおよびメトキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。ただし、環A 41 が1,4−シクロヘキシレンのとき、W 41 は水素である。
Z41は単結合、−O−、−COO−、−OCO−、または−OCOO−である。
Z42は単結合、-COO-、-OCO-、-CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−または−C≡C−である。
n41は2〜10の整数である。
n42は1〜2の整数である。
X3は独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり、好ましくは水素またはメチルである。
W31は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7アルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。好ましくは水素、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。より好ましくは、水素、フッ素、シアノ、メチルまたはメトキシであり、このメチルおよびメトキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。
rは0〜4の整数であり、好ましくは0〜2の整数である。
W32は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり、このアルキルまたはアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。好ましくは水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。より好ましくは水素、フッ素、シアノ、メチルまたはメトキシであり、このメチルおよびメトキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。
n31は独立して2〜10の整数である。
n32は独立して1〜3の整数である。
Z31は独立して単結合、−O−、−CO−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−、−OCO-CH=CH-COO−または−OCOO−である。
Z32は独立して単結合、−CH2CH2−または−CH=CH−である。
化合物(1)はフルオレン環を中心とする特定構造の骨格と2つの重合性基を有する。この化合物は液晶性を示し、この重合性液晶化合物の重合体は三次元構造になるので、1つの重合性基を有する化合物に比較して硬い重合体となる。また、不飽和結合部位のシンナメート部位を有するため比較的大きな光学異方性を示す。
(A)成分の好ましい割合は、(A)成分〜(D)成分の合計重量を基準として1〜99重量%である。より好ましい割合は3〜95重量%である。さらに好ましい割合は5〜90重量%である。
ホモジニアス配向を形成する場合は、
(A)成分、(B)成分および(C)成分の組み合わせ、
(A)成分、(B)成分、(C)成分、および(D)成分の組み合わせが好ましい。
配向均一性や塗布均一性を調整する場合には、非イオン性界面活性剤と組み合わせてもよい。支持基材との密着性を向上させる場合には、シランカップリング剤と組み合わせてもよい。また、それぞれの組み合わせについて、その他の重合性化合物をさらに組み合わせてもよい。
シリコーン系の非イオン性界面活性剤の例は、未変性シリコーンあるいは変性シリコーンを主成分とした共栄社化学(株)製のポリフローATF―2、グラノール100、グラノール115、グラノール400、グラノール410、グラノール435、グラノール440、グラノール450、グラノールB−1484、ポリフローKL−250、ポリフローKL−260、ポリフローKL−270、ポリフローKL−280、BYK−300、BYK−302、BYK−306、BYK−307、BYK−310、BYK−315、BYK−320、BYK−322、BYK−323、BYK−325、BYK−330、BYK−331、BYK−333、BYK−337、BYK−341、BYK−342、BYK−344、BYK−345、BYK−346、BYK−347、BYK−348、BYK−370、BYK−375、BYK−377、BYK−378、BYK−3500、BYK−3510、およびBYK−3570である。
上記の界面活性剤は、単独で使用してもよく、2つ以上を混合して使用してもよい。
p−メトキシフェニル−2,4−ビス(トリクロロメチル)トリアジン、2−(p−ブトキシスチリル)−5−トリクロロメチル−1,3,4−オキサジアゾール、9−フェニルアクリジン、9,10−ベンズフェナジン、ベンゾフェノン/ミヒラーズケトン混合物、ヘキサアリールビイミダゾール/メルカプトベンズイミダゾール混合物、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン、2,4−ジエチルキサントン/p−ジメチルアミノ安息香酸メチル混合物、ベンゾフェノン/メチルトリエタノールアミン混合物である。
化合物(3)の好ましい例は、化合物(3−4−1)〜(3−4−6)、化合物(3−5−1)〜(3−5−6)、化合物(3−6−1)〜(3−11−4)である。また、化合物(3)で表される化合物を複数組み合わせて使用してもよい。
<重合条件>
窒素雰囲気下において、室温で250Wの超高圧水銀灯を用いて30mW/cm2(365nm)の強度の光を30秒間照射した。
<ホモジニアス配向の評価>
(1)ラビング処理済み配向膜付きガラス基板の作成
厚さ1.1mmのガラス基板に、低プレチルト角(水平配向モード)用ポリアミック酸(リクソンアライナー:PIA−5370 JNC(株)製)をスピンコートし、溶媒を80℃のホットプレート上で乾燥後、230℃で30分間オーブンで焼成したものをレーヨン布を利用してラビング処理した。
(2)液晶配向均一性の確認
液晶フィルム付基板をクロスニコルに配置した2枚の偏光板の間に入れ、このフィルムを暗視野の状態にしたときの、光抜け(微細な光の透過)の有無を観察した。光抜けは、液晶の配向に欠陥がある場合に発生する。光抜けがないとき、配向が均一であると判断した。
<ホメオトロピック配向の評価>
上記記載の配向膜付基板をラビング処理なしでそのまま用いた。
クロスニコルに配置した2枚の偏光板内に得られた液晶フィルム付基板を挟持して、基板を正面から観察すると暗視野であり、上下左右の方向から観察すると明視野であることが確認されたならば、液晶骨格の配向ベクトルがガラス基板に対して垂直であることを示す為、ホメオトロピック配向であると判断した。ホメオトロピック配向の均一性は、2枚の偏光板をクロスニコルの状態にし、その間に液晶フィルム付基板を入れ、正面から観察した場合に、液晶の配向欠陥由来の光りぬけが目視で確認されないとき(暗視野)を均一配向の状態とした。
シンテック(株)製のOPTIPRO偏光解析装置を用い、液晶フィルム付基板に波長が550nmの光を照射した。この光の入射角度をフィルム面に対して90度から減少させながらレタデーションを測定し、配向形態を確認した。照射を傾ける方向は、ラビングの方向(液晶分子の長軸方向)に一致させた。垂直方向からのレタデーションが最大であるとき、配向はホモジニアスであると判断した。ホモジニアス配向では、液晶分子の配向ベクトルが支持基板と平行である。一方、垂直方向からのレタデーションが最小であるとき、配向はホメオトロピックであると判断した。ホメオトロピック配向では、液晶分子の配向ベクトルが支持基板と垂直である。
レタデーション(retardation;位相遅れ)はΔn×dで表される。記号Δnは屈折率異方性であり、記号dは重合体フィルムの厚さ(膜厚)である。
液晶フィルム付きガラス基板の液晶フィルムの層を削りだして、その段差を微細形状測定装置(KLA TENCOR(株)製 アルファステップIQ)を用いて測定した。
<光学異方性(Δn)の評価>
ホモジニアス配向を有する液晶フィルムについて求めたレタデーションと膜厚値から、レタデーション/膜厚として算出した。
trans−p−クマル酸2470mmolおよび濃硫酸10mLをメタノール1200mLに加え、加熱還流下5時間撹拌した。減圧下で溶剤を留去した。得られた残渣を氷水へ注ぎ込み、酢酸エチルを加え抽出した。有機層を飽和重曹水、次いで水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶剤を留去した。残渣をエタノールで再結晶することにより、化合物(ex−1)2157mmolを得た。
化合物(ex−1)561mmol、水酸化ナトリウム617mmolおよびヨウ化ナトリウム56mmolを、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)1000mLに加え、窒素雰囲気下60℃で撹拌した。そこへ、6−クロロヘキサノール617mmolを滴下した。滴下後、80℃で8時間撹拌した。反応液に酢酸エチルおよび水を加え抽出した。得られた有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶剤を留去した。得られた残渣、水酸化ナトリウム617mmolを水500mlおよびメタノール500mlの混合溶液に加え、加熱還流下3時間攪拌した。減圧下で溶剤を留去し、得られた残渣を3N塩酸へ注ぎ込み再沈殿化した。結晶をろ別し、エタノールで再結晶することにより、化合物(ex−2)356mmolを得た。
化合物(ex−2)290mmol、ジメチルアニリン551mmolをトルエン400mLに加え、室温で窒素雰囲気下撹拌した。そこへ、アクリル酸クロライド348mmolを滴下した。滴下後、50℃で4時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ込み、酢酸エチルを加え抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶剤を留去した。得られた残渣をトルエンで再結晶することにより、化合物(ex−3)118mmolを得た。
化合物(ex−3)63mmol、9−メチル−2,7−ジヒドロキシフルオレン31mmolおよび4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)13mmolを、ジクロロメタン200mlに加え、窒素雰囲気下で撹拌した。そこへ、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)66mmolのジクロロメタン溶液30mLを滴下した。滴下後、室温で8時間撹拌した。析出した沈殿物を濾別し、有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶剤を留去し、残査をカラムクロマトグラフィーで精製し、エタノールで再結晶することにより、上記化合物(1−1−3)20mmolを得た。得られた化合物(1−1−3)の相転移温度は以下の通りである。
相転移温度:C 74 N 250 < I
1H−NMR(CDCl3;δppm):7.85(d,2H),7.73(d,2H),7.31(s,2H),7.16(d,2H),6.93(d,4H),6.53(d,2H),6.41(d,2H),6.16−6.09(m,2H),5.83(d,2H),4.18(t,4H),4.01(t,2H),1.87−1.80(m,4H),1.76−1.69(m,4H),1.70(m,2H),1.57−1.43(m,11H).
化合物(2−2−1−2)および化合物(2−2−26−2)は国際公開2008/136265号パンフレットに記載の方法に従って合成した。
メチルヒドロキノン322mmol、4−ヒドロキシ安息香酸644mmol、ホウ酸10mmolおよび濃硫酸1mLを、トルエン400mLに加え、Dean-Starkを用い加熱還流下脱水しながら8時間攪拌した。結晶をろ別し、エタノールで再結晶することにより、化合物(ex−4)280mmolを得た。
化合物(ex−4)16mmolおよびトリエチルアミン113mmolを、アセトン40mlに加え、窒素雰囲気下5℃で冷却撹拌した。そこへ、フマル酸クロリド65mmolのトルエン溶液50mLを滴下した。滴下後、室温で1時間撹拌した。そこへさらに、4−ヒドロキシブチルアクリレート79mmolのトルエン溶液20mLを滴下した。滴下後、室温で2時間撹拌した。反応液に2N塩酸水を加え有機層を抽出した。有機層を飽和重曹水、次いで水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶剤を留去した。残査をカラムクロマトグラフィーで精製し、エタノールで再結晶することにより、上記化合物(3−7−2)6mmolを得た。得られた化合物(A)の相転移温度は以下の通りである。
相転移温度:C 84 N 250 < I
1H−NMR(CDCl3;δppm):8.30(d,2H),8.28(d,2H),7.34(d,2H),7.33(d,2H),7.21(d,1H),7.16(d,1H),7.13−7.10(m,1H),7.09(d,4H),6.43(d,2H),6.18−6.10(m,2H),5.87(d,2H),4.31(t,4H),4.23(t,4H),2.27(s,3H),1.89−1.78(m,8H).
化合物(3−10−2)および化合物(3−11−2)は特開2006−225607号公報および特開2007−16213号公報に記載の方法に準拠して合成した。
化合物(4−1−2)はMacromolecules, 3938-3943,(23),1990.に記載の方法で合成した。
化合物(4−4−1)および化合物(4−4−2)はMakromol. Chem. 183, 2311-2321,(1982) に記載の方法で合成した。
[実施例1]
化合物(1−1−3):化合物(2−1−A4):化合物(4−1−2)=35:30:35の重量比でこれらの化合物を混合した。この組成物をMIX1とする。このMIX1に重量比0.06の重合開始剤イルガキュアーOxe01(BASFジャパン製)、および重量比0.01のフッ素系の非イオン性界面活性剤FTX−218((株)ネオス製)を添加した。この組成物にトルエン/2−プロパノール=9/1(重量比)を加えて、MIX1が16重量%である重合性液晶組成物(1)とした。
[比較例1]
化合物(3−4−3):化合物(4−1−2):化合物(β)=40:35:25の重量比でこれらの化合物を混合したこと以外は実施例1と同様にして化合物を混合した。この組成物をMIX2とする。このMIX2を用いたこと以外は実施例1と同様にして重合性液晶組成物(2)を調製し、液晶フィルムを形成したところ、実施例1と同様なホモジニアス配向が得られたが、実施例1と同様にしてΔnを算出したところ0.15であり、大きな屈折率異方性にならなかった。
[実施例2]
[比較例2]
比較例1記載のMIX2を用いたこと以外は実施例2に記載の方法と同様にして、重合性液晶組成物(4)を調整して液晶フィルムを得た。得られた液晶フィルム付基板をクロスニコルに配置した2枚の偏光板の間に入れ、基板を暗視野の状態にしたところ光抜けがないことを確認し、配向が均一であると判断した。この液晶フィルム付基板のレタデーションを測定したところ、図2のような結果であり、垂直方向からのレタデーションが最小であったので配向はホメオトロピックであると判断した。また、フィルム面に対して45度のレタデーション測定値は37nmであり、膜厚は約1.6μmであった。このことから、化合物(1)および(2)を利用すると、ホメオトロピック配向した液晶フィルムのレタデーションは大きく得られることが分かる。
[実施例3]
[実施例4]
[実施例5]
[実施例6]
[実施例7]
[実施例8]
[実施例9]
[実施例10]
[実施例11]
[実施例12]
[実施例13]
[実施例14]
[実施例15]
[実施例16]
[実施例17]
[実施例18]
[実施例19]
Claims (5)
- 式(1)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物である(A)成分、式(2−1)〜(2−2)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物である(B)成分、および式(3)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物である(C)成分を含有し、(A)成分〜(C)成分の合計重量を基準とする割合で、(A)成分が1〜99重量%であり、(B)成分が1〜99重量%であり、(C)成分が1〜98重量%である重合性液晶組成物。
式(1)において、W11は独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはエチルであり;
W12は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり;
X1は独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり;
Y1は独立して炭素数1〜20のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよい。
式(2−1)において、
X2Aは独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり;
W21Aは独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはエチルであり;
W22Aは独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノまたは炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり;
n2Aは独立して2〜10の整数であり;
Z21Aは独立して単結合、−CH2CH2−であり;
式(2−2)において、
X2Bは独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり;
W21Bは独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはエチルであり;
Z23Bは独立して単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−CONH−、−NHCO−、−(CH2)4−、−CH2CH2−または−C≡C−であり;
Z22Bは独立して単結合または−O−であり;
A21は独立して1,4−シクロへキシレン、1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、ピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイルまたはテトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり、この1,3−フェニレンおよび1,4−フェニレンにおいて任意の水素は、フッ素、塩素、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、ヒドロキシ、ホルミル、アセトキシ、アセチル、トリフルオロアセチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルで置き換えられてもよく;
Y2Bは独立して炭素数2〜20のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよい。
式(3)において、
X3は独立して水素、メチルまたはトリフルオロメチルであり;
W31は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
rは0〜4の整数であり;
W32は独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜7のアルキルまたは炭素数1〜7のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
n31は独立して2〜10の整数であり;
n32は1〜3の整数であり;
Z31は独立して単結合、−O−、−CO−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−、−OCO-CH=CH-COO−または−OCOO−であり;
Z32は独立して単結合、−CH2CH2−または−CH=CH−である。 - 請求項1に記載の式(1)において、
W11が独立して水素、メチルまたはエチルであり;
W12が独立して水素、フッ素、塩素、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり;
X1が独立して水素またはメチルであり;
Y1が独立して炭素数1〜12のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく;
請求項1に記載の式(2−1)において、
X2Aが独立して水素またはメチルであり;
W21Aが独立して水素、メチルまたはエチルであり;
W22Aが独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり;
n2Aが独立して2〜10の整数であり;
Z21Aが独立して単結合、−CH2CH2−であり;
請求項1に記載の式(2−2)において、
X2Bが独立して水素またはメチルであり;
W21Bが独立して水素、メチルまたはエチルであり;
Z23Bが独立して単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−(CH2)4−、−CH2CH2−または−C≡C−であり;
Z22Bが独立して単結合または−O−であり;
A21が独立して1,4−シクロへキシレン、1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、ナフタレン−2,6−ジイルまたはテトラヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり、この1,3−フェニレンおよび1,4−フェニレンにおいて任意の水素は、フッ素、塩素、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルで置き換えられてもよく;
Y2Bが独立して炭素数2〜10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素または塩素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、
請求項1に記載の式(3)において、
X3が独立して水素またはメチルであり;
W31が独立して水素、フッ素、塩素、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
rが0〜2の整数であり;
W32が独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、炭素数1〜3のアルキルまたは炭素数1〜3のアルコキシであり、このアルキルおよびアルコキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
n31が独立して2〜10の整数であり;
n32が1〜3の整数であり;
Z31が独立して単結合、−O−、−CO−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−、−OCO-CH=CH-COO−または−OCOO−であり;
Z32が独立して単結合、−CH2CH2−または−CH=CH−であり、
(A)成分〜(C)成分の合計重量を基準とする割合で、(A)成分が3〜95重量%であり、(B)成分が3〜95重量%であり、(C)成分が1〜94重量%である、請求項1に記載の重合性液晶組成物。 - 請求項1に記載の式(1)において、
W11が独立して水素またはメチルであり;
W12が独立して水素、フッ素、塩素、メチルまたはメトキシであり;
X1が独立して水素またはメチルであり;
Y1が独立して炭素数1〜10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく;
請求項1に記載の式(2−1)において、
X2Aが独立して水素またはメチルであり;
W21Aが独立して水素またはメチルであり;
W22Aが独立して水素、フッ素、メチルまたはメトキシであり;
n2Aが独立して2〜10の整数であり;
Z21Aが独立して単結合、−CH2CH2−であり;
請求項1に記載の式(2−2)において、
X2Bが独立して水素またはメチルであり;
W21Bが独立して水素またはメチルであり;
Z23Bが独立して単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH2CH2−COO−、−OCO−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−CH2CH2−または−C≡C−であり;
Z22Bが独立して単結合または−O−であり;
A21が独立して1,4−シクロへキシレン、1,4−フェニレンまたは1,3−フェニレンであり、この1,3−フェニレンおよび1,4−フェニレンにおいて任意の水素は、フッ素、メチル、メトキシまたはトリフルオロメチルで置き換えられてもよく;
Y2Bが独立して炭素数2〜10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−COO−、−OCO−、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、
請求項1に記載の式(3)において、
X3が独立して水素またはメチルであり;
W31が独立して水素、フッ素、シアノ、メチルまたはメトキシであり、このメチルおよびメトキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
rが0〜2の整数であり;
W32が独立して水素、フッ素、シアノ、メチルまたはメトキシであり、このメチルおよびメトキシにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;
n31が独立して2〜10の整数であり;
n32が1〜3の整数であり;
Z31が独立して単結合、−O−、−CO−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−、−OCO-CH=CH-COO−または−OCOO−であり;
Z32が独立して単結合、−CH2CH2−または−CH=CH−であり、(A)成分〜(C)成分の合計重量を基準とする割合で、(A)成分が5〜90重量%であり、(B)成分が5〜90重量%であり、(C)成分が1〜90重量%である、請求項1に記載の重合性液晶組成物。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の重合性液晶組成物の少なくとも1つを重合させて得られる光学異方体。
- 請求項4に記載の光学異方体を有する液晶表示素子。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011220345A JP5853558B2 (ja) | 2011-01-31 | 2011-10-04 | 重合性液晶組成物および光学異方体 |
TW100143031A TWI531640B (zh) | 2011-01-31 | 2011-11-24 | 聚合性液晶組成物及光學異向性體 |
KR1020120008993A KR101855525B1 (ko) | 2011-01-31 | 2012-01-30 | 중합성 액정 조성물 및 광학 이방체 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011018117 | 2011-01-31 | ||
JP2011018117 | 2011-01-31 | ||
JP2011220345A JP5853558B2 (ja) | 2011-01-31 | 2011-10-04 | 重合性液晶組成物および光学異方体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015197448A Division JP6015988B2 (ja) | 2011-01-31 | 2015-10-05 | 重合性液晶組成物および光学異方体 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012177087A JP2012177087A (ja) | 2012-09-13 |
JP2012177087A5 JP2012177087A5 (ja) | 2014-06-05 |
JP5853558B2 true JP5853558B2 (ja) | 2016-02-09 |
Family
ID=46979150
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011220345A Expired - Fee Related JP5853558B2 (ja) | 2011-01-31 | 2011-10-04 | 重合性液晶組成物および光学異方体 |
JP2015197448A Expired - Fee Related JP6015988B2 (ja) | 2011-01-31 | 2015-10-05 | 重合性液晶組成物および光学異方体 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015197448A Expired - Fee Related JP6015988B2 (ja) | 2011-01-31 | 2015-10-05 | 重合性液晶組成物および光学異方体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP5853558B2 (ja) |
TW (1) | TWI531640B (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6447495B2 (ja) * | 2013-04-11 | 2019-01-09 | 住友化学株式会社 | 光学異方層形成用組成物 |
JP6464574B2 (ja) * | 2013-07-29 | 2019-02-06 | Jnc株式会社 | 重合性液晶組成物および光学異方体 |
KR102116422B1 (ko) | 2013-09-11 | 2020-06-01 | 삼성디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치 및 이의 제조 방법 |
JP6638181B2 (ja) | 2013-10-31 | 2020-01-29 | Jnc株式会社 | 重合性液晶組成物およびツイスト配向を有する光学異方体 |
JP2015135474A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-27 | Jnc株式会社 | 赤外線反射膜および積層体 |
CN106471076B (zh) * | 2014-07-04 | 2019-01-22 | 富士胶片株式会社 | 光学功能性层制作用组合物、包含光学功能性层的光学薄膜的制造方法及光学薄膜 |
JP6733328B2 (ja) * | 2015-06-17 | 2020-07-29 | Jnc株式会社 | 重合性液晶組成物及び光学異方体 |
WO2017148567A1 (en) * | 2016-03-01 | 2017-09-08 | Merck Patent Gmbh | Polymerisable liquid crystal material and polymerised liquid crystal film |
KR101808104B1 (ko) * | 2016-05-25 | 2018-01-18 | 두산중공업 주식회사 | 드럼 핸들링 지그 |
JP6750336B2 (ja) * | 2016-06-17 | 2020-09-02 | Jnc株式会社 | 重合性液晶組成物及び光学異方体 |
JP6891731B2 (ja) * | 2016-09-01 | 2021-06-18 | Jnc株式会社 | 重合性液晶化合物、重合性液晶組成物および液晶重合体 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4036076B2 (ja) * | 2001-12-12 | 2008-01-23 | チッソ株式会社 | 液晶性フルオレン誘導体およびその重合体 |
JP4561218B2 (ja) * | 2003-07-30 | 2010-10-13 | チッソ株式会社 | 光硬化性フルオレン誘導体およびそれらを含む組成物 |
WO2008136265A1 (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Chisso Corporation | 重合性の液晶性化合物、液晶組成物および重合体 |
JP5454084B2 (ja) * | 2008-12-16 | 2014-03-26 | Jnc株式会社 | 重合性液晶組成物およびホメオトロピック配向液晶フィルム |
JP5556069B2 (ja) * | 2009-07-03 | 2014-07-23 | Jnc株式会社 | 重合性液晶化合物、組成物および重合体 |
-
2011
- 2011-10-04 JP JP2011220345A patent/JP5853558B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-11-24 TW TW100143031A patent/TWI531640B/zh not_active IP Right Cessation
-
2015
- 2015-10-05 JP JP2015197448A patent/JP6015988B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6015988B2 (ja) | 2016-10-26 |
JP2012177087A (ja) | 2012-09-13 |
TW201231627A (en) | 2012-08-01 |
TWI531640B (zh) | 2016-05-01 |
JP2016074896A (ja) | 2016-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6015988B2 (ja) | 重合性液晶組成物および光学異方体 | |
JP6665581B2 (ja) | 重合性液晶組成物及び光学異方性フィルム | |
JP5987623B2 (ja) | 重合性液晶組成物および光学異方性フィルム | |
JP6648438B2 (ja) | 液晶性化合物、液晶組成物およびその重合体 | |
JP6597244B2 (ja) | 液晶性化合物、液晶組成物およびその重合体 | |
JP5493689B2 (ja) | 重合性液晶組成物およびホモジニアス配向液晶フィルム | |
JP5321298B2 (ja) | 重合性液晶組成物およびそれを用いた光学異方性フィルム | |
JP6787110B2 (ja) | 重合性液晶化合物、重合性液晶組成物、その液晶重合体および液晶重合体の製造方法 | |
JP6497241B2 (ja) | 重合性液晶化合物、組成物およびその重合体 | |
JP5454084B2 (ja) | 重合性液晶組成物およびホメオトロピック配向液晶フィルム | |
JP5526793B2 (ja) | 重合性液晶化合物、重合性液晶組成物およびその重合体 | |
US9540567B2 (en) | Polymerizable liquid crystal composition and optically anisotropic body | |
JP6729106B2 (ja) | 重合性液晶化合物、組成物およびその重合体 | |
JP6107441B2 (ja) | 液晶化合物、液晶組成物およびその重合体 | |
JP6369240B2 (ja) | ピロールまたはチオフェン骨格を有する液晶化合物、液晶組成物およびその重合体 | |
JP6733328B2 (ja) | 重合性液晶組成物及び光学異方体 | |
KR101855525B1 (ko) | 중합성 액정 조성물 및 광학 이방체 | |
JP2019206677A (ja) | 重合性液晶化合物、組成物およびその重合体 | |
JP2017146575A (ja) | 重合性液晶組成物及び光学異方体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140418 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150331 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150520 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20151006 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151006 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20151013 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5853558 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |