JP5852805B2 - 表紙とそれを用いたノート並びに書籍 - Google Patents

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本発明は、写真やメモ等のシート状のものを入れることができる表紙と、この表紙を用いたノート、書籍とに関する。
写真やメモ等のシート状のものを入れることができる表紙として、実用新案登録第3038577号に係る『システム手帳の表紙』がある。
この『システム手帳の表紙』は、『表紙と裏表紙を、無色又は有色透明な軟質合成樹脂板により形成すると共に、前記表紙と裏表紙の裏面に、当該表紙、裏表紙の大きさに見合った大きさの写真等のシート材を表紙又は裏表紙の表面から見えるように収納するための収納部を形成した』ものである。
従って、この『システム手帳の表紙』によれば、収納部に使用者の好みの写真等を入れることで、表紙デザインを使用者の趣味や好み知等に応じて随意に形成することができる。
実用新案登録第3038577号
しかしながら、あくまで『システム手帳の表紙』であって、一般のノートや書籍の表紙として使用することはできない。
ノートや書籍の表紙として使用するとなると、表紙とその中身である中本との結合する工程で問題が生じるためである。この表紙では、2枚のシートを重ね合わせ、上部辺のみのを開口し、残りの三辺の周縁をヒートシール等で貼着することで構成している。ヒートシール等で貼着された部分は、他の部分より盛り上がる。
一般に表紙を中本と結合する際には、フィーダーと呼ばれる表紙送出装置で表紙を、中本側に1枚ずつ供給する。この表紙送出装置では、表紙の背表紙部分の下端を吸着して1枚ずつ送り出すため、この部分が盛り上がっていると確実な吸着ができなくなる。
従って、上述した『システム手帳の表紙』のような構成の表紙は、中本と表紙とを自動的、連続的に結合する通常のノートや書籍の工程には適用できないことになる。
また、通常のノートや書籍では、表紙の背表紙部分は、中本の背表紙部分に接着される。このため、表紙の背表紙部分の下端が盛り上がっていると、その部分の接着が不十分になり、表紙と中本との接着の強度が低下するという問題点もある。
さらに、この『システム手帳の表紙』では、収納部に写真等を入れるために外側のシートを大きく開けると、外側のシートの背表紙の下端に相当する部分に美しくないしわが入って変形する。この変形は、外側のシートの背表紙の下端に相当する部分がより下側にずれようとしているにも関わらず、その部分もヒートシール等で内側のシートに貼着されているので、その部分の変形が他の部分にも波及するために生じる。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたもので、スペースにシート状のものを入れることができ、一般的な表紙送出装置で送り出すことができ、しかもスペースを開けたときに美しくないしわが入ることがない表紙と、この表紙を用いたノート、書籍とを提供することを目的としている。
本発明に係る表紙は、合成樹脂製の外シートと内シートとを重ね合わせ、両シートの縁部を閉じてなる表紙であって、前記外シートと内シートとの少なくとも一縁部は閉じられておらず外シートと内シートとの間に外部と連通したスペースが形成されており、少なくとも外シートは無色又は有色透明であり、前記外シートと内シートとの縁部のうち、上縁部と、背表紙の下端に相当する部分とがが閉じられておらず、前記外シートと内シートとでは、内シートの方が薄い。
また、本発明に係るノート並びに書籍は、前記表紙と、この表紙の背表紙に接着される中本とを備えており、表紙に中本を接着する接着剤には透光性を有するものが使用されている。
本発明に係る表紙は、合成樹脂製の外シートと内シートとを重ね合わせ、両シートの縁部を閉じてなる表紙であって、前記外シートと内シートとの少なくとも一縁部は閉じられておらず外シートと内シートとの間に外部と連通したスペースが形成されており、少なくとも外シートは無色又は有色透明であるから、スペースに写真等のシート状のものを入れにることができる。しかも、その写真等のシート状のものを外部から視認することができる。
しかも、外シートと内シートとの縁部のうち、上縁部と、背表紙の下端に相当する部分とが閉じられていないので、外シートを外側に引っ張ってスペースを開けた場合、背表紙の下端に相当する部分に美しくないしわが入られない。
さらに、外シートと内シートとでは、内シートの方が薄いものとすると、外シートを引っ張ってスペースを開ける際の内シートの変形がよりスムーズになる。
本発明の実施の形態に係る表紙の概略的斜視図である。 本発明の実施の形態に係る表紙を用いたノートの表紙を開いた状態を示す概略的斜視図である。 本発明の実施の形態に係る表紙を用いたノートの背表紙部分の変形を示す要部の概略的斜視図である。
本発明の実施の形態に係る表紙100は、合成樹脂製の外シート110と内シート120とを重ね合わせ、両シート110、120の縁部を閉じてなる表紙であって、前記外シート110と内シート120との縁部のうち、上縁部140と、背表紙150の下端に相当する部分160とがが閉じられておらず、外シート110と内シート120との間に外部と連通したスペース130が形成されており、外シート110及び内シート120は無色透明である。
外シート110と内シート120とは、同じ大きさ、サイズに設定されている。例えば、この表紙100が、A5版のノート500に使用されるものであれば、A4版のサイズに背表紙150に相当するサイズだけ大きく設定されている。
かかる外シート110と内シート120とは、例えば、軟質の製合成樹脂であるポリプロピレンから構成される。外シート110と内シート120と重ね合わせて、図1に示すように縁部のうち、表紙100として使用した場合、上縁部140に相当する一方の長辺側の縁部と、他方の長辺側の縁部のうち背表紙150の下端に相当する部分160(他方の長辺側の縁部の中点とその前後)と以外の縁部が高周波溶着等の適宜な手段によって閉じられている。
従って、外シート110と内シート120との間には、上縁部140を介して外部と連通したスペース130が形成されることになる。このスペース130には、写真やメモ等のシート状のもの600を入れることができる(図2参照)。
外シート110には0.3mm厚のポリプロピレンシートが、内シート120にはそれより薄い0.2mm厚のポリプロピレンシートが使用される。このように、両シート110、120で厚さが異なり、しかも内シート120の方が薄いのは、前記スペース130へのシート状のもの600を出し入れのし易さに関連している。スペース130にシート状のもの600を出し入れする際は、表紙100を構成している外シート110をより外側に向かって引っ張るのであるが、その際の変形量は外シート110より内シート120の方が大きくなる(図2参照)。このため、内シート120の方が薄いとその変形がよりスムーズになる。
また、内シート120の内側面121、すなわち中本200の背表紙部分が接着される前記内シート120の内側面121は、他の面である外側面122より粗面に構成されている。内シート120の内側面121が外側面122より粗面に構成されているのは、中本200の背表紙部分210を接着し易くするためである。なお、内側面121を粗面にする方法には、例えば、コロナ放電を行ういわゆるコロナ処理等がある。
このように構成された表紙100を用いたノート500は、図2に示すように、この表紙100と、この表紙100の背表紙150に接着される中本200とを備えており、表紙100に中本200を接着する接着剤には透光性を有するポリウレタン系接着剤が使用されている。
ポリウレタン系接着剤は、硬化した後に再溶融することがないので、高温になる炎天下の車両中に放置して問題は生じない。なお、表紙と中本との接着に従来から使用されていたエチレン酢酸ビニル系ホットメルト接着剤では、45℃程度で再溶解するという問題点があり、炎天下の車両中での問題が発生していた。また、エチレン酢酸ビニル系ホットメルト接着剤では、合成樹脂は接着できない。
なお、このポリウレタン系接着剤は、中本200の背表紙部分210に薄く、0.1〜0.4mm程度塗布される。
中本200は、複数の折り丁が積層されて構成されており、各折り丁の背表紙側は異なる色彩で彩色が施されている。
このように構成された中本200を透光性を有するポリウレタン系接着剤で表紙100の背表紙150(より正確には、表紙100を構成する内シート120の外側面122の中央部分)に接着すると、表紙100の背表紙150を介して、中本200の背表紙部分210の色彩を視認することができる。
中本200の背表紙部分210を単なる色彩での彩色ではなく、複数の折り丁が積層された状態で背表紙部分210に文字や図形が現れるようにしてもよい。
この中本200の背表紙部分210は、ノート500を本箱等に立てて収納した場合に唯一見える部分になるので、この部分に文字や図形が現れるようにしておくと目印になる。
また、ノート500ではなく、書籍であれば、中本200の背表紙部分210にタイトルや作者名を印刷しておけばよい。
このように構成されたノート500は、表紙100の上縁部140を開いてスペース130に写真等のシート状のもの600を入れることができる。この際、図2に示すように、表紙100の外シート110の上縁部140を広げると、表紙100を構成する外シート110の背表紙150の下端とその両側は閉じられていないので、図3に示すように、外シート110の背表紙150の下端160とその両側は、内シート120に波及することなく下側に向かってずれるように変形する。このため、外シート110をより外側に向かって開いても表紙100の背表紙150にしわが入って変形することはない。
かかるノート500であると、使用者の好みに応じた写真やイラスト、メモ等を表紙のスペース130に入れることができるので、簡単に使用者の好みに応じた外観のノート500とすることができる。
なお、上述の説明では、ノート500を例に挙げたが、通常の書籍であっても同様であることはいうまでもない。
また、上述の説明では、表紙100を構成する外シート110及び内シート120はポリプロピレンシートで形成するとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、合成樹脂製であればよいし、外シート110と内シート120とで素材を異なるものとしてもよい。例えば、外シート110と内シート120の両方又は一方をポリエチレンテレフタレート樹脂(PET樹脂)や酢酸ビニルで形成してよい。
さらに、外シート110及び内シート120は無色透明であるとしたが、有色透明であってもよいし、内シート120は不透明であってもよい。スペース130に入れたシート状のもの600が外側から視認することができることが重要な点である。
また、内シート120に横向きの略U字形所の切れ込みをいれ、この切れ込みによって分離される部分をブックマークとして使用することも可能である。
さらに、内シート120に横一の切れ込みを入れ、この切れ込みにペンを差し込むことができるペンホルダーとしてもよい。
また、スペース130に入れられる写真やメモ等のシート状のもの600は、表紙100の全面(表表紙、裏表紙及び背表紙150)にまたがるブックカバー的なものであってもよい。
100 表紙
110 外シート
120 内シート
130 スペース
140 上縁部
150 背表紙
160 (背表紙)の下端

Claims (5)

  1. 合成樹脂製の外シートと内シートとを重ね合わせ、両シートの縁部を閉じてなる表紙であって、前記外シートと内シートとの少なくとも一縁部は閉じられておらず外シートと内シートとの間に外部と連通したスペースが形成されており、少なくとも外シートは無色又は有色透明であり、前記外シートと内シートとの縁部のうち、上縁部と、背表紙の下端に相当する部分とがが閉じられておらず、前記外シートと内シートとでは、内シートの方が薄いことを特徴とする表紙。
  2. 中本の背表紙部分が接着される前記内シートの内側面は、他の面である外側面より粗面であることを特徴とする請求項1記載の表紙。
  3. 請求項1又は2記載の表紙と、この表紙の背表紙部分に接着される中本とを具備しており、表紙に中本を接着する接着剤には透光性を有するものが使用されていることを特徴とするノート並びに書籍。
  4. 前記接着剤は、ポリウレタン系接着剤であることを特徴とする請求項3記載のノート並びに書籍。
  5. 前記中本の背表紙部分には、文字、図形が描かれたり、彩色が施されていることを特徴とする請求項4記載のノート並びに書籍。
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