JP5852496B2 - キャニスタの配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロアパネルの下方に配置されるキャニスタの配置構造に関する。
従来、燃料タンク内で蒸発した燃料を吸着するキャニスタをフロアパネルの下方へ配置したものとしては、例えば、特許文献1に開示された車両のキャニスタの配置構造が知られている。
特許文献1に記載のキャニスタの配置構造は、フロアパネルの下方において、車体後部の車幅方向両側に配置された一対のリヤサイドメンバに架設された第2サブフレーム(後部フレーム)と、この第2サブフレームの前方に配置された燃料タンクとの間に、キャニスタを介在させている。キャニスタは、サブフレーム(前部フレーム)の上方に配置して、キャニスタの上部をクロスメンバに取り付け、キャニスタの前側が燃料タンクの後壁の高さに収まるように配置されている。キャニスタは、このように配置することによって、後方からの後面衝突の際に、衝突荷重で押圧されて燃料タンクに当接するように配置されている。
その他、車両のフロアパネルの下方に配置されるものとしては、バッテリユニット(電池パック)がある(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のバッテリユニットは、ハイブリット車両に搭載されるものであって、リヤシート下のフロアパネルの隆起部内の空間に、燃料タンクと共に配置されている。
特許第4691971号公報(図1及び図2) 特許第4225363号公報(図3及び図5)
前記特許文献1に記載されたキャニスタの配置構造は、キャニスタを第2サブフレームと燃料タンクとの間に介在することにより、後部からの後面衝突時に、キャニスタを第2サブフレームと燃料タンクとで衝突荷重から保護している。
しかしながら、フロアパネルの下方には、キャニスタや燃料タンクや車体フレーム以外に、特許文献2に記載のようにバッテリユニットや、その他の部品等が多く配置されている。このため、さらに、効率よく配置することができるキャニスタの配置構造が求められていた。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく発明されたものであり、フロアパネル下の配置空間が狭くても効率よく配置することができるキャニスタの配置構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るキャニスタの配置構造は、フロアパネルの下方に配置され、燃料タンク内で蒸発した燃料を吸着するキャニスタの配置構造であって、車幅方向に延びる前後のクロスメンバと、前記前後のクロスメンバの左右の端部に前後方向に向けて配置された左右一対のサイドメンバと、を略井桁形状に連結してなるサブフレームを有し、前記フロアパネルの下方には、当該フロアパネルと、前記燃料タンク及び前記キャニスタの少なくとも一部と間に車幅方向に向けて逆凹部状空間が形成され、前記燃料タンクの上面には、車両後方側に向かって傾斜した傾斜面が形成され、前記キャニスタは、前部が、前記傾斜面に沿って配置され、後部が、前記前後のクロスメンバ間に収まるように配置されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、本発明に係るキャニスタの配置構造は、キャニスタの後部が、サブフレームの前後のクロスメンバ間に収まるように配置され、キャニスタの前部が、燃料タンクの傾斜面に沿って配置されると共に、フロアパネルの下方に形成された逆凹部状空間に配置されていることによって、フロアパネルの下方の逆凹部状空間が狭くても、キャニスタを効率よくレイアウトすることができる。
また、キャニスタは、後部が前後のクロスメンバ間に収まるように配置されていることにより、後面衝突時に、クロスメンバによって衝突荷重から保護することができる。
また、前記燃料タンクの上面の前記キャニスタの前端部の直前には、車幅方向に延びる隆起部が形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、燃料タンクの上面のキャニスタの前端部の直前は、車幅方向に延びる隆起部が形成され、その隆起部の後側にキャニスタを配置することによって、後面衝突の際に、キャニスタを前方向に押圧する衝突荷重が作用されたときに、キャニスタが燃料タンクの隆起部に当接されるため、キャニスタを隆起部で弾性的に支持することができる。
また、前記燃料タンクの前方には、バッテリユニットが配置されていることが好ましい。
かかる構成によれば、キャニスタの配置構造は、フロアパネルの下方において、燃料タンクの前方にバッテリユニットが配置されている場合であっても、キャニスタの配置が規制されることなくレイアウトすることができる。
本発明に係るキャニスタの配置構造によれば、フロアパネル下の配置空間が狭くても効率よく配置することができる。
本発明の実施形態に係るキャニスタの配置構造を示す車両後部のフロアパネル下の配置状態を示す要部下面図である。 本発明の実施形態に係るキャニスタの配置構造を示す車両後部のフロアパネル下の配置状態を示す要部縦断面図である。 本発明の実施形態に係るキャニスタの配置構造を示す要部斜視図である。 本発明の実施形態に係るキャニスタの配置構造を示す車両後部のフロアパネル下の配置状態を示す要部拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るキャニスタの配置構造の変形例を示す図であり、キャニスタの配置状態を示す要部縦断面図である。
図1〜図4を参照して、本発明の実施形態に係るキャニスタの配置構造の一例を説明する。まず、キャニスタ2の配置構造を説明する前に、キャニスタ2が搭載される車両Aを説明する。
≪車両の構成≫
図1に示すように、車両Aは、例えば、客室R(図2参照)の後方に荷室L(図2参照)を有する乗用車タイプの自動車であり、客室Rの前方等に配置されたパワーユニット(図示省略)を動力源として走行する。車両Aは、フロアパネル11等のパネル材やサイドフレーム12等の骨格フレーム材からなる車体1と、車体後部のフロアパネル11の下方に配置され、サイドフレーム12、サブフレーム16等に連結された懸架部材(図示省略)と、フロアパネル11の下方に設けられた燃料タンクTと、この燃料タンクTの後方に配置されたキャニスタ2と、燃料タンクT及びキャニスタ2等に配置される燃料配管Pと、キャニスタ2の下方に配置されたサブフレーム16と、バッテリユニットBと、排気ガスを排気するマフラー4と、マフラー4に接続された排気管41等を備えている。
<パワーユニットの構成>
不図示のパワーユニットは、燃料タンクT内の燃料が供給されて駆動する原動機であればよく、例えば、ハイブリッドエンジンである。パワーユニットは、そのほかガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、エタノールエンジン等であっても構わない。
≪車体の構成≫
図1及び図2に示すように、車体1は、パワーユニット(図示省略)、燃料タンクT、キャニスタ2等が固定される車両Aの骨格部材等であり、例えば、フロアパネル11(図1参照)、サイドフレーム12、第1クロスメンバ13、第2クロスメンバ14、第3クロスメンバ15、サブフレーム16等のフレーム部材及びパネル部材からなる。
<フロアパネルの構成>
図2に示すフロアパネル11は、車両Aの床面を形成するための部材であり、鋼板等の金属製平板部材からなる。フロアパネル11には、このフロアパネル11と燃料タンクT及びキャニスタ2の少なくとも一部との間に車幅方向に向けて形成された逆凹部状空間11aと、この逆凹部状空間11aの上面前側に形成された座席設置部11bと、が形成されている。
逆凹部状空間11aは、客室R側に向けて突出形成されたフロアパネル11の下側空間である。座席設置部11bは、後部座席(図示省略)が配置される部位である。
<サイドフレームの構成>
図1に示すように、サイドフレーム12は、車体1の前後方向に延設される左右一対の骨格部材であり、燃料タンクT及びキャニスタ2の左右外側に配置されている。
<第1クロスメンバ、第2クロスメンバ及び第3クロスメンバの構成>
図2に示すように、第1クロスメンバ13、第2クロスメンバ14及び第3クロスメンバ15は、左右のサイドフレーム12(図1参照)に直交するように架設される複数の骨格部材であり、少なくとも燃料タンクTの上部及び前部と、バッテリユニットBの前後とに設置されている。
図2に示すように、第1クロスメンバ13は、燃料タンクTの上部のフロアパネル11の上面に接合されて、車幅方向に向けて延設された縦断面視してハット形状の鋼材からなる。
第2クロスメンバ14は、燃料タンクTとバッテリユニットBとの間のフロアパネル11の下面に接合されて、車幅方向に向けて延設された縦断面視してハット形状の鋼材からなる。
第3クロスメンバ15は、バッテリユニットBの前側のフロアパネル11の下面に接合されて、車幅方向に延設された鋼材からなる。
<サブフレームの構成>
図1に示すように、サブフレーム16は、懸架部材(図示省略)を支持するサスペンションメンバとも呼ばれる骨格であり、左右のサイドフレーム12にマウント部材17によって弾性的に支持されている。サブフレーム16は、適宜な所定間隔を介して車幅方向に向けて延設された2本のクロスメンバ部16a,16b(クロスメンバ)と、この2本のクロスメンバ部16a,16bの左右端部に接合され前後方向に向けて延設されたブーメラン形状のサイドメンバ部16c,16d(サイドメンバ)と、前後のクロスメンバ部16a,16bの左右の端部と左右一対のサイドメンバ部16c,16dを略井桁形状(略枠形状)に連結してなる枠状部16eと、を有している。
前側のクロスメンバ部16aは、燃料タンクTの後側に燃料タンクTに沿って配置された角パイプからなり、キャニスタ2の中央部の下側(図2及び図4参照)に適宜な間隔を介して配置されている。前側のクロスメンバ部16aは、サイドメンバ部16c,16d間に架設されている。
図1に示すように、後側のクロスメンバ部16bは、前側のクロスメンバ部16aに適宜な間隔を介して平行に配置された縦断面視して略ハット形状のフレーム部材(図3参照)からなり、荷室Lの床下に設けられた収納ボックスLaの前端部下側に設置されている。後側のクロスメンバ部16bは、サイドメンバ部16c,16d間に架設されている。後側のクロスメンバ部16bは、下面視して中央部の前後方向の幅が狭く、この中央部から左右端部方向に亘って徐々に前後方向の幅が広くなるように形成されている。
左右のサイドメンバ部16c,16dは、前後端部側が左右方向に向けて湾曲して形成された左右一対の管状鋼材からなり、前端部及び後端部にそれぞれサイドフレーム12に連結するためのマウント部材17が設けられている。
前記したように、枠状部16eは、車幅方向に平行の延びるクロスメンバ部16a,16bと、前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ部16c,16dと、を連結して略井桁形状に形成したことによって、衝突荷重に対する強度が向上された骨格を形成している。この枠状部16eの上にキャニスタ2の後部2b側の半分が配置されている。
≪燃料タンクの構成≫
図4に示すように、燃料タンクTは、ガソリン、軽油、アルコール等の液体の自動車用燃料を貯留するための合成樹脂製または金属製の中空状の容器であり、不図示のタンクバンドによって第2クロスメンバ14、クロスメンバ部16b等の車体1に保持されている。燃料タンクTは、側面視して、フロアパネル11の下方の逆凹部状空間11a及び第1クロスメンバ13の下側から座席設置部11b及び第2クロスメンバ14の下方に亘って配置されると共に、前記サブフレーム16のクロスメンバ部16aの前側に配置されている。
燃料タンクTの上面Taには、車両後方側に向かって斜めに下降して形成された傾斜面Tbと、車両前方側に向かって斜めに下降して形成された傾斜面Tcと、傾斜面Tbと傾斜面Tcとの間から上方向に向かって膨らんだ形状の隆起部Tdとが形成されている。また、燃料タンクTの上面Taには、前側の傾斜面Tcに設けられたポンプモジュールMと、液体燃料配管P2(図1参照)及び蒸発燃料配管(図示省略)を燃料タンクTの上面Ta等に固定するためのクランプ(図示省略)と、が設けられている。
図4に示すように、燃料タンクTの上面Taは、側面視して全体がフロアパネル11のほぼ逆凹部状空間11aの形状に沿うように形成されている。
後側の傾斜面Tbには、この傾斜面Tbから僅かな空間を介してキャニスタ2の前部2aを浮かした状態に、キャニスタ2の左右両端部を保持するキャニスタ固定ブラケット21,22(図3参照)が設置されている。このため、キャニスタ2は、その傾斜面Tbに沿って斜めの状態に配置されている。
前側の傾斜面Tbは、側面視して隆起部Tdを間に介して後側の傾斜面Tbの前後対称位置に形成されている。
隆起部Tdは、燃料タンクTの上面Taに配置されるキャニスタ2の前端部2cの直前部位から車幅方向に延びるように形成されている。
ポンプモジュールMは、それぞれ不図示の燃料内の異物除去用のサクションフィルタと、燃料を液体燃料配管P2(図1参照)からパワーユニットに送るための燃料ポンプと、燃料タンクT内の燃料液面を検出する燃料液面計と、種々のバルブと、を備えている。ポンプモジュールMは、それらの機器をユニットケースに収納して、燃料タンクT内の上部に設置されている。
≪キャニスタの構成≫
図4に示すように、キャニスタ2は、燃料タンクT内で蒸発した燃料を吸着することにより、蒸発燃料が大気中に放出されるのを抑止すると共に、パージ時に、その貯えた蒸発燃料をパワーユニットの吸気負圧で吸入した大気によって脱離させて、インテークマニホールド(図示省略)に供給するための装置である。キャニスタ2は、前部2aが、フロアパネル11の下方の逆凹部状空間11aと傾斜面Tbとの間に、隆起部Tdの後側側面及び傾斜面Tbに沿って配置され、後部2bが、前後のクロスメンバ部16a,16b間に収まるように配置されている。つまり、図3に示すように、キャニスタ2の後部2bは、矩形の略井桁形状に形成された頑丈なサブフレーム16の枠状部16eに入り込んだ状態に配置されている。
キャニスタ2は、燃料タンクTへの給油時に、燃料タンクT内の上部空間の蒸発燃料が送り込まれて一次的に吸着される吸着剤(図示省略)と、パージ時に取り入れる大気に含まれている塵埃を除去するためのドレンフィルタ(図示省略)と、蒸発燃料配管(図示省略)と、不図示のパイプと、燃料配管系の内圧を検出する内圧センサ(図示省略)と、を備えている。
前記したキャニスタ固定ブラケット21,22は、キャニスタ2を燃料タンクTに固定するため固定部材であり、一端側が、キャニスタ2の前部2aの左右両端部に締結され、他端側が、燃料タンクTに固定された金属製平板材からなる。
≪燃料配管の構成≫
図1に示すように、燃料配管Pは、燃料タンクT及びキャニスタ2等に配置されるパイプであり、液体燃料を燃料タンクTに供給する燃料供給配管P1と、燃料タンクTから液体燃料を原動機に送るための液体燃料配管P2と、キャニスタ2から蒸発燃料を原動機に送るための蒸発燃料配管(図示省略)と、を備えて構成されている。
燃料供給配管P1は、給油口から液体燃料を燃料タンクTの供給するための配管であって、フィラパイプ及びフィラネックチューブからなる。
液体燃料配管P2は、液体燃料を送るための配管であり、一端がポンプモジュールMに接続され、他端が不図示のインジェクタを介在してパワーユニットに接続されている。
蒸発燃料配管(図示省略)は、液体燃料が気化された蒸気状の燃料蒸気を送るための配管であり、一端がキャニスタ2に接続され、他端が不図示のインテークマニホールド等を介してパワーユニットに接続されている。
≪バッテリユニットの構成≫
図1及び図2に示すように、バッテリユニットBは、不図示のパワーユニット等に電力を供給する蓄電池であり、フロアパネル11下の燃料タンクTの前方にブラケット(図示省略)等によって設置されている。このバッテリユニットBは、燃料タンクTに沿って配置された横長形状のものからなる。
≪マフラー及び排気管の構成≫
図1に示すように、マフラー4及び排気管41は、パワーユニットから排気された排気ガスを車体後方へ送ると共に、エンジン音を消音するための部材である。排気管41は、前方から後方に亘って燃料タンクT及びサブフレーム16のサイドメンバ部16dを避けるように左右に湾曲させて配置されている。
≪作用≫
次に、図1〜図4を参照しながら本発明の実施形態に係るキャニスタの配置構造の作用を説明する。
図2に示すように、キャニスタ2は、前部2aが、燃料タンクTの傾斜面Tb上に沿うようにして配置されてキャニスタ固定ブラケット21,22(図3参照)で燃料タンクTに固定されると共に、フロアパネル11下の逆凹部状空間11a内に配置され、後部2bが、前後のクロスメンバ部16a,16b間に収まるように配置されている。
このため、キャニスタ2の前部2aは、後面衝突した際に、衝突荷重によって変形することで衝突荷重を吸収することが可能な燃料タンクTの傾斜面Tbに載置するように設置されているので、衝撃が緩衝されるように前部2aを入れ込むようにして設置することができる。また、キャニスタ2の前部2aは、逆凹部状空間11a内に配置されていることによって、フロアパネル11下の狭い空間を有効利用した状態に効率よく配置することができる。
また、キャニスタ2の前端部2cの直前には、車幅方向に延びる隆起部Tdと傾斜面Tbが形成されているので、後面衝突の際に、キャニスタ2を前方向に押圧する衝突荷重が作用されると、キャニスタ2が燃料タンクTの隆起部Td及び傾斜面Tbに乗り上げるようにして当接するため、隆起部Td及び傾斜面Tbによってキャニスタ2を弾性的に支持することができる。
このように配置されたキャニスタ2は、燃料タンクTの前方に、バッテリユニットBが配置されているような種々の部品が配置される狭いフロアパネル11下の場所であっても、キャニスタ2の配置が規制されることなくレイアウトすることができる。
また、キャニスタ2の後部2bは、骨格部材であるサブフレーム16のクロスメンバ部16a,16b間と、左右のサイドフレーム12間とに配置したことによって、後面衝突時及び側面衝突時に、衝突荷重がキャニスタ2に直接負荷されるのを防止して衝突荷重から保護することができる。さらに、キャニスタ2の後部2bの後方には、収納ボックスLaが設置されていることにより、後面衝突の際に、この収納ボックスLaが座屈変形することで衝突荷重を吸収するので、衝突荷重から保護することができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図5は、本発明の実施形態に係るキャニスタの配置構造の変形例を示す図であり、キャニスタの配置状態を示す要部縦断面図である。
図5に示すように、燃料タンクTAの後側の傾斜面TAbは、クリップ6を介在して燃料配管Pを設置するための凹部TAeを形成して、傾斜面TAbに燃料配管Pを配置し、その上にキャニスタ2を配置するようにしても構わない。
この場合、クリップ6は、燃料配管Pを保持する側面視してU字形状の弾性部材に、その燃料配管Pを係止する係止爪6aを有する樹脂製部材からなり、凹部TAe内に固定されている。
このようにすれば、燃料配管Pは、凹部TAe内のクリップ6に係合させることにより、傾斜面TAbから窪んだ位置に配置されるので、燃料配管Pの上にキャニスタ2を重ねるように設置しても潰れることがないので、効率よく設置することができる。
[その他の変形例]
例えば、キャニスタ固定ブラケット21,22は、キャニスタ2を燃料タンクTの後側に固定するものであればよく、サブフレーム16にボルト締めして固定するものであっても構わない。
1 車体
2 キャニスタ
2a 前部
2b 後部
2c 前端部
6 クリップ
11 フロアパネル
11a 逆凹部状空間
12 サイドフレーム
13 第1クロスメンバ
14 第2クロスメンバ
15 第3クロスメンバ
16 サブフレーム
16a,16b クロスメンバ部(クロスメンバ)
16c,16d サイドメンバ部(サイドメンバ)
16e 枠状部
A 車両
B バッテリユニット
T,TA 燃料タンク
Ta 上面
TAe 凹部
Tb,TAb 傾斜面
Td,TAd 隆起部

Claims (3)

  1. フロアパネルの下方に配置され、燃料タンク内で蒸発した燃料を吸着するキャニスタの配置構造であって、
    車幅方向に延びる前後のクロスメンバと、
    前記前後のクロスメンバの左右の端部に前後方向に向けて配置された左右一対のサイドメンバと、を略井桁形状に連結してなるサブフレームを有し、
    前記フロアパネルの下方には、当該フロアパネルと、前記燃料タンク及び前記キャニスタの少なくとも一部と間に車幅方向に向けて逆凹部状空間が形成され、
    前記燃料タンクの上面には、車両後方側に向かって傾斜した傾斜面が形成され、
    前記キャニスタは、前部が、前記傾斜面に沿って配置され、後部が、前記前後のクロスメンバ間に収まるように配置されていることを特徴とするキャニスタの配置構造。
  2. 前記燃料タンクの上面の前記キャニスタの前端部の直前には、車幅方向に延びる隆起部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャニスタの配置構造。
  3. 前記燃料タンクの前方には、バッテリユニットが配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャニスタの配置構造。
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