JP5851879B2 - 電力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力制御装置に関する。
蓄電システムは、再生エネルギー等の変動電力の平滑化(安定化)や、余剰電力を蓄電して電力不足時に放電する余剰電力ピークシフトなど様々な用途に用いられている。特に、近年のメガソーラや大規模ウインドファームといったメガワット級の設備用に、大容量の蓄電システムのニーズが高まっている。
ここで、蓄電システムは、一般にある出力単位(例えば500キロワット単位)で設計されている。そして、大容量のニーズに対しては、同型の蓄電システムを並列に複数並べて大容量の蓄電システムを構成するといった設計および運用が行われている。
このように蓄電システムを並列に並べる構成に関連して、特許文献1には、複数の二次電池が接続される列電池と、該列電池に対応して設けられた電力変換器と、該電力変換器を制御する制御手段とを備え、各該電力変換器を介して前記列電池が並列に接続される電力貯蔵装置(列電池と電力変換器との組み合わせが、並列に並べられた蓄電システムに相当する)において、列電池間のバランスを保つ電圧均等化装置が開示されている。
この電圧均等化装置では、まず、判定部が、各列電池の充放電状態に関する列電池情報を取得し、該列電池情報に基づいて電圧調整を行うか否かを該列電池毎に判定する。そして、電力調整部は、電圧調整を行うと判定された列電池毎に、充放電状態を調整するオフセット指令を生成し、該オフセット指令を列電池に対応する電力変換器の制御手段に出力する。
これにより、列電池間の充電状態を均等化することができる。
特開2010−141970号公報
蓄電システムは電力を扱うシステムであり、電力を有効活用できることが好ましい。例えば、特許文献1に記載の電力貯蔵装置が、列電池間の充電状態の均等化に加えて、受給した電力を効果的に蓄え、蓄えた電力を効果的に供給できる制御を行えれば、省エネルギーの観点から一層好ましい電力貯蔵装置となる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、電力の有効活用を図ることのできる電力制御装置を提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による電力制御装置は、組電池に対応して設けられた複数の電力変換器を制御する電力制御装置であって、電力指令を取得する電力指令取得部と、前記電力指令取得部が取得した電力指令に基づいて、前記電力変換器の稼働台数ごとに、当該稼働台数の前記電力変換器を稼働させた場合の電力有効活用の度合いの指標値を求める指標値取得部と、前記指標値取得部が取得した指標値に基づいて、前記電力変換器の稼働台数を決定する稼働台数決定部と、前記稼働台数決定部が決定した稼働台数に基づいて、稼働させる電力変換器を決定し、当該稼働させる電力変換器に対する個別の電力指令を出力し、停止させる電力変換器に対する停止指令を出力する稼働選択指令部と、前記電力変換器を含むユニットの効率が所定の効率以上となる当該電力変換器の出力の範囲を示す情報を記憶する効率関係情報記憶部と、を具備し、前記指標値取得部は、前記電力変換器の停止台数0台から順に、前記電力有効活用の度合いの指標値として各電力変換器の出力を前記電力変換器の稼働台数ごとに、所定の基準を満たす停止台数まで求め、前記稼働台数決定部は、前記指標値取得部が取得した前記電力変換器の出力と、前記効率関係情報記憶部が記憶する前記情報とに基づいて、前記ユニットの効率が前記所定の効率以上となる稼働台数に決定する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様による電力制御装置は、上述の電力制御装置であって、前記稼働選択指令部は、前記電力変換器に接続されている二次電池の充電率に基づいて、前記稼働させる電力変換器を決定する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様による電力制御装置は、上述の電力制御装置であって、前記稼働選択指令部は、前記電力変換器に接続されている二次電池の電圧に基づいて、前記稼働させる電力変換器を決定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、電力制御装置が、電力の有効活用を図ることができる。
本発明の一実施形態における蓄電システムの装置構成を示す概略構成図である。 同実施形態における電力制御装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における、電力変換器の出力と、当該電力変換器を含むユニットの効率との関係の例を示す説明図である。 同実施形態において、組電池の充電時に、稼働選択指令部が決定する電力変換器の稼働/停止の例を示す説明図である。 同実施形態において、組電池の放電時に、稼働選択指令部が決定する電力変換器の稼働/停止の例を示す説明図である。 同実施形態において、上位制御装置からの電力指令を受けた電力制御装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 同実施形態の変形例における電力制御装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における、電力変換器の出力と、当該電力変換器を含むユニットの損失との関係の例を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における蓄電システムの装置構成を示す概略構成図である。同図において、蓄電システム1は、電力制御装置100と、ユニット300−1〜N(Nは正整数)とを具備する。ユニット300−1〜Nの各々は、電力変換器301と、組電池302とを具備する。
また、電力制御装置100は、情報伝達経路(アナログ/デジタルの区別や、通信等の手段は問わない)にて上位制御装置800と接続されている。電力変換器301は、電力線にて電力系統900に接続されている。
蓄電システム1は、上位制御装置800からの指令に従って、電力系統900からの受電や電力系統900への電力供給を行う。
電力制御装置100は、上位制御装置800からの指令に従って電力変換器301を制御して、電力系統900からの電力を組電池302へ出力(供給)させ、また、組電池302からの電力を電力系統900へ出力させる。
ユニット300−1〜Nの各々は、電力制御装置100の制御に従って、電力系統900からの電力を蓄電し、また、電力系統900に電力を出力する。各ユニットは同様の構成を有しており、1つの電力変換器301と、当該電力変換器301に接続された組電池302とを具備する。
なお、以下では、ユニット300−1〜Nを総称して「ユニット300」と表記する。
電力変換器301は、電力系統900からの交流電力を直流電力に変換し、組電池302の充電電圧に変圧して組電池302に出力する。また、電力変換器301は、組電池302からの直流電力を交流電力に変換し、電力系統900の系統電圧に変圧して電力系統900に出力する。
また、電力変換器301は、ユニット間で同様の効率特性を有する。ここで、電力変換器301の交流有効電力をPinv[W(ワット)](インバータ出力とも称する。ここでは、放電側を正とする)とし、その際の電力変換器301の電力損失をPinvloss[W](ここでは、常に正とする)とすると、電力変換器301の効率ηinv[%]は、例えば式(1)のように示される。
Figure 0005851879
なお、交流有効電力Pinvが0の場合、効率ηinvはマイナス無限大となる。そこで、実用的には、例えばPinvの正、負それぞれの値について、Pinv=0の近傍における実用的な値で算出した効率に基づいて、直線近似等でPinv=0の効率を設定する。
また、電力変換器301効率特性とは、電力変換器301の交流有効電力Pinvと効率ηinvとの関係である。ここで、電力変換器301の交流有効電力Pinvの値について、電力変換器301の交流有効電力の定格値[W]等で規格化した値を用いて%表示するようにしてもよい。
組電池302は、直列接続された二次電池を有して充放電を行う。具体的には、組電池302は、電力変換器301から出力される電力を蓄電し、また、蓄えた電力を電力変換器301に出力する。
また、組電池302は、ユニット間で同様の構成を有し、同様の効率特性を有する。ここで、組電池302の出力電力をPbat[W](ここでは、放電側を正とする)とし、その際の電力変換器301の効率をηbatloss[W](ここでは、常に正とする)とすると、組電池302の効率ηbat[%]は、例えば式(2)のように示される。
Figure 0005851879
また、組電池302の効率特性とは、組電池302の出力電力Pbatと効率ηbatとの関係である。
電力系統900は、交流電力を送電する。
上位制御装置800は、例えば給電指令部に設けられた制御装置であり、電力系統900における電力需給状況に基づいて、蓄電システム1が受給または供給すべき電力を決定する。そして、上位制御装置800は、決定に基づく電力指令を生成して電力制御装置100に送信する。
図2は、電力制御装置100の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、電力制御装置100は、効率関係情報記憶部110と、対上位制御装置通信部(電力指令取得部)120と、指標値取得部130と、稼働台数決定部140と、稼働選択指令部150と、対ユニット通信部160とを具備する。
効率関係情報記憶部110は、電力変換器301を含むユニット300の効率が所定の効率以上となる、当該電力変換器301の出力の範囲を示す情報(以下、「効率関係情報」と称する)を記憶する。
図3は、電力変換器301の出力と、当該電力変換器301を含むユニット300の効率との関係の例を示す説明図である。同図のグラフの横軸はインバータ出力を示し、充電が正の値、放電が負の値となっている。また、縦軸はユニット300のシステム効率を示している。
ここでいうシステム効率は、電力変換器301と組電池302とを含む充放電システムとしてのユニット300の効率であり、電力変換器301の交流有効電力をPinv[W](ここでは、放電側を正とする)とし、その際の電力変換器301の電力損失をPinvloss[W](ここでは、常に正とする)とし、組電池302の電力損失をPbatloss[W](ここでは、常に正とする)とすると、システム効率ηsys[%]は、例えば式(3)のように示される。
Figure 0005851879
また、ユニット300のシステム効率は、電力変換器301の特性や組電池302の特性に基づいて予め(蓄電システム1が充放電を開始する前に)算出可能である。
そして、ユニット300のシステム効率が求まると、ユニット300を所定の効率以上で稼働させるための目標インバータ出力を設定し得る。例えば、図3に示されるように、放電側における閾値αdから100パーセントまでのインバータ出力と、充電側における閾値αcから−100パーセントまでのインバータ出力とを、目標インバータ出力として設定し、効率関係情報記憶部110に記憶させておく。
このように、電力変換器301の出力に基づいて、ユニット300が所定の効率以上で稼働するか否かを判定し得る。従って、電力変換器301の出力は、本発明における、ある台数の電力変換器301を稼働させた場合の電力有効活用の度合いの指標値の一例に該当する。
対上位制御装置通信部120は、上位制御装置800(図1)と通信を行う。特に、対上位制御装置通信部120は、上位制御装置800からの電力指令を受信すると、当該電力指令を指標値取得部130に出力する。
対ユニット通信部160は、ユニット300と通信を行う。特に、対ユニット通信部160は、電力変換器301の各々に対する電力指令(入力または出力すべき電力を示す指令)や停止指令などの指令値を送信する。また、対ユニット通信部160は、組電池302を構成する二次電池の充電率(State Of Charge;SOC)などの状態情報を受信して稼働選択指令部150に出力する。
指標値取得部130は、対上位制御装置通信部120が取得(受信)した電力指令に基づいて、電力変換器301の稼働台数ごとに、当該稼働台数の電力変換器301を稼働させた場合の電力有効活用の度合いの指標値を求める。後述するように、本実施形態では、指標値取得部130は、電力有効活用の度合いの指標値として、電力変換器301の1台当たりの出力を求める。
稼働台数決定部140は、指標値取得部130が取得した指標値に基づいて、電力変換器301の稼働台数を決定する。本実施形態では、指標値取得部130は、指標値として電力変換器301の1台当たりの出力を求めており、稼働台数決定部140は、指標値取得部130が取得した出力が、効率関係情報記憶部110の記憶する範囲に含まれる稼働台数に決定する。図3に示した例では、稼働台数決定部140は、組電池302の放電時においては、インバータ出力がαd〜100%となる稼働台数に決定し、組電池302の充電時においては、インバータ出力がαc〜−100%となる稼働台数に決定する。
なお、一般にはインバータは、出力+100%および−100%近辺における効率が最も高いが、インバータの特性上、+100%および−100%近辺における効率が低下する機種を用いる場合、+100%、−100%に限らず効率の高い出力を設定するようにしてもよい。すなわち、放電時において効率の高いインバータ出力の範囲αd〜αdmax[%]と、充電時において効率の高いインバータ出力の範囲αc〜αcmax[%]とを設定しておき、稼働台数決定部140が、インバータ出力が当該範囲内となる稼働台数に決定するようにしてもよい。
稼働選択指令部150は、稼働台数決定部140が決定した稼働台数に基づいて、稼働させる電力変換器301を決定する。そして、稼働選択指令部150は、当該稼働させる電力変換器301に対する個別の電力指令を生成し、対ユニット通信部160に出力して当該電力変換器301に送信させる。また、稼働選択指令部150は、停止させる電力変換器に対する停止指令を生成し、対ユニット通信部160に出力して当該電力変換器301に送信させる。
その際、稼働選択指令部150は、電力変換器301に接続されている二次電池(組電池302)の充電率に基づいて、稼働させる電力変換器301を決定する。
図4は、組電池302の充電時に、稼働選択指令部150が決定する電力変換器301の稼働/停止の例を示す説明図である。同図の横軸は組電池302の番号を示し、縦軸は、充電率を示している。例えば、稼働台数決定部140が、2台の電力変換器301を停止させる(従って(N−2)台の電力変換器301を稼働させる)ことに決定した場合、稼働選択指令部150は、充電率(State Of Charge;SOC)が高い順に2台の電力変換器301を、停止させる電力変換器301に決定し、他の電力変換器301を、稼働させる電力変換器301に決定する。
図5は、組電池302の放電時に、稼働選択指令部150が決定する電力変換器301の稼働/停止の例を示す説明図である。図4と同様、図5の横軸は組電池302の番号を示し、縦軸は、充電率を示している。例えば、稼働台数決定部140が、2台の電力変換器301を停止させる(従って(N−2)台の電力変換器301を稼働させる)ことに決定した場合、稼働選択指令部150は、充電率が低い順に2台の電力変換器301を、停止させる電力変換器301に決定し、他の電力変換器301を、稼働させる電力変換器301に決定する。
但し、稼働選択指令部150が電力変換器301を選択する基準は、SOCに限らない。例えば、稼働選択指令部150が、電力変換器301に接続されている二次電池(組電池302)の電圧に基づいて、稼働させる電力変換器301を決定するようにしてもよい。
この場合も、図4および図5を参照して説明したSOCの場合と同様、稼働選択指令部150は、組電池302の充電時において、組電池302の電圧が高い順に、停止させる電力変換器301を決定する。また、稼働選択指令部150は、組電池302の放電時において、組電池302の電圧が低い順に、停止させる電力変換器301を決定する。
次に、図6を参照して電力制御装置100の動作について説明する。
図6は、上位制御装置800からの電力指令を受けた電力制御装置100が行う処理の手順を示すフローチャートである。電力制御装置100は、対上位制御装置通信部120が電力指令を受信すると同図の処理を開始する。
同図の処理において、まず、対上位制御装置通信部120が受信した電力指令を指標値取得部130に出力し、指標値取得部130は、電力変換器301の稼働台数をN台、停止台数を0台に初期設定する(ステップS101)。
そして、指標値取得部130は、式(4)に従って電力指令値を頭割りして1台当たりの仮の出力(電力指令値)P*’を算出する(ステップS102)。
Figure 0005851879
ここで、Pall*は、上位制御装置800からの電力指令値を示す。また、Nは電力変換器301の台数を示す。また、Dは電力変換器301の停止台数を示し、初期設定ではD=0となっている。
なお、変数名の「*」は指令値であることを示し、「’」は仮の値であることを示す。
次に、指標値取得部130は、ステップS102で得られた電力指令値P*’にて実行可能か否か、すなわち当該電力指令値P*’が、電力変換器301の最大出力を越えていないかを判定する(ステップS103)。
実行可能(すなわち、電力指令値が最大出力を超えていない)と判定した場合(ステップS103:YES)、指標値取得部130は、停止台数Dと、仮の電力指令値P*’とを稼働台数決定部140に出力し、稼働台数決定部140は、指標値取得部130が取得した電力指令値P*’が、効率関係情報記憶部110の記憶する範囲に含まれるか否かを判定する(ステップS111)。
含まれないと判定した場合(ステップS111:NO)、稼働台数決定部140は、停止台数Dの値を1増加させる(ステップS121)。
その後、ステップS102に戻る。
一方、ステップS111において、電力指令値P*’が、効率関係情報記憶部110の記憶する範囲に含まれると判定した場合(ステップS111:YES)、稼働台数決定部140は、電力変換器301の稼働台数を(N−D)台に決定し、停止台数をD台に決定し、決定した稼働台数および停止台数と、指標値取得部130が取得した電力変換器301の1台あたりの仮の電力指令値P*’とを、稼働選択指令部150に出力する(ステップS131)。
そして、稼働選択指令部150は、図4および図5を参照して説明したように、組電池302の充電率に基づいて、稼働させる電力変換器301を決定する(ステップS132)。
次に、稼働選択指令部150は、式(5)に示すように、仮の電力指令値P*’を電力指令値P*として採用し、稼働させる電力変換器301に対する個別の電力指令に含めて、対ユニット通信部160を介して当該電力変換器301に送信する。
Figure 0005851879
ただし、稼働選択指令部150が、決定する電力変換器301の各々に対する電力指令値は、稼働する電力変換器301毎に異なる値であってもよい。例えば、稼働選択指令部150が、各組電池302の充電率に応じて電力変換器301毎の電力指令値を生成して、充電率を均等化させるようにしてもよい。
また、稼働選択指令部150は、停止させる電力変換器301に対する停止指令を生成し、対ユニット通信部160を介して当該電力変換器301に送信する。
その後、同図の処理を終了する。
一方、ステップS103において、実行不可能(すなわち、電力指令値が最大出力を超えている)と判定した場合(ステップS103:YES)、指標値取得部130は、それまでの実行可能なケースの中で、最も効率が高いケースの結果を元に、電力変化器301の稼働台数を決定する(ステップS141)。
その後、ステップS132に進む。
なお、上位制御装置800からの電力指令値が、電力変換器301がN台(電力変換器301全台)で出力可能な定格電力(最大電力)よりも大きい(超えた)場合、その電力指令値通りには出力できないため、上位制御装置800は、電力変換器301がN台で出力可能な定格電力(最大電力)よりも大きい電力指令値を出力しないことが望ましい。
なお、上位制御装置800からの電力指令値が、電力変換器301がN台で出力可能な定格電力よりも大きい場合、停止台数0のケース(初期設定のステップS101)において、指標値取得部130は、実行不可能と判定する(ステップS103:YES)。この場合、指標値取得部130は、電力変換器301の稼働台数をN台に決定する。そして、電力変換器301は、定格出力(最大出力)で運転する。
なお、図6の例では、停止台数0(稼働台数N)からスタートして検索しているが、電力制御装置100の演算能力が高い場合は、電力変換器301の停止台数を全ケース計算し、電力変換器301を定格電力以内で用いる中で、最も効率が高くなる停止台数(または稼働台数)に決定するような計算フローを用いるようにしてもよい。
以上のように、指標値取得部130は、電力変換器301の稼働台数ごとに、当該稼働台数の電力変換器301を稼働させた場合の電力有効活用の度合いの指標値を求める。そして、稼働台数決定部140は、当該指標値に基づいて、電力変換器301の稼働台数を決定する。
従って、稼働台数決定部140は、電力を有効活用可能な稼働台数に決定することができ、電力の有効活用を図ることができる。
また、効率関係情報記憶部110は、電力変換器301を含むユニット300の効率が所定の効率以上となる当該電力変換器301の出力の範囲を示す情報(効率関係情報)を記憶する。そして、稼働台数決定部140は、効率関係情報記憶部110の記憶する効率関係情報に基づいて、電力変換器301の稼働台数を決定する。
従って、稼働台数決定部140は、指標値取得部230が求めた電力変換器301の1台当たりの出力が所定の範囲内にあるか否かを判定すればよく、電力変換器301から効率への変換などの処理を行う必要が無い。この点で、稼働台数決定部140の負荷を軽減させることができる。
また、稼働選択指令部150は、組電池302の充電率に基づいて、稼働させる電力変換器301を決定する。これにより、組電池302の充電率の均等化を図ることができる。
あるいは、稼働選択指令部150は、組電池302の電圧に基づいて、稼働させる電力変換器301を決定する。この場合も、組電池302の充電率の均等化を図ることができる。
なお、電力制御装置がユニット300の損失に基づいて電力変換器301の台数制御を行うようにしてもよい。
図7は、電力制御装置100の一変形例である電力制御装置200の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、電力制御装置200は、損失関係情報記憶部210と、対上位制御装置通信部120と、指標値取得部230と、稼働台数決定部240と、稼働選択指令部150と、対ユニット通信部160とを具備する。指標値取得部230は、出力取得部231と、損失取得部232とを具備する。
同図において、図2の各部に対応して同様の機能を有する部分には、同一の符号(120、150、160)を付して説明を省略する。
損失関係情報記憶部210は、電力変換器301の出力と、当該電力変換器301を含むユニット300の損失との関係を示す情報(以下、「損失関係情報」と称する)を記憶する。
稼働台数決定部240は、電力変換器301の停止台数(または稼働台数)毎の損失を計算する。そして、稼働台数決定部240は、電力変換器301を定格電力以内で用いる中で、最も損失が小さくなる停止台数(または稼働台数)を決定する。
図8は、電力変換器301の出力と、当該電力変換器301を含むユニット300の損失との関係の例を示す説明図である。同図のグラフの横軸はインバータ出力(電力変換器出力(電力変換器301の出力))を示し、充電が負の値、放電が正の値となっている。また、縦軸はユニット300の損失を示している。
ここでいうユニット300の損失は、ユニット300内の電力損失の総和である。かかる電力損失は、電力を交流から直流あるいは直流から交流に変換する際や、電力が抵抗を通過する際などに発生する。また、電力制御装置200を動作させる電力も電力損失に含まれる。
同図の例では、インバータの出力の大きさが大きいほど損失が大きくなっている。このユニット300の損失が小さいほどユニット300への電力を有効活用できたといえる。従って、ユニット300の損失は、本発明における電力有効活用の度合いの指標値の一例に該当する。
また、ユニット300の損失は、電力変換器301の特性や組電池302の特性に基づいて予め(蓄電システム1が充放電を開始する前に)算出可能である。そして、損失関係情報記憶部210は、例えばインバータ出力とユニット300の損失とを対応付けた表形式にて、損失関係情報を記憶しておく。
指標値取得部230は、対上位制御装置通信部120が受信した電力指令に基づいて、電力変換器301の稼働台数ごとに、当該稼働台数の電力変換器301を稼働させた場合の電力有効活用の度合いの指標値を求める。
出力取得部231は、対上位制御装置通信部120が受信した電力指令に基づいて、各電力変換器301の出力を電力変換器301の稼働台数ごとに求める。例えば、図6の場合と同様に、出力取得部231は、全台稼働から順に各稼動台数について、電力変換器301の出力を求める。
損失取得部232は、損失関係情報記憶部210が記憶している損失関係情報において、出力取得部231が取得した出力に対応付けられている損失を読み出すことで、ユニット300の損失を求める。
稼働台数決定部240は、損失取得部232が取得したユニット300の損失が最も小さくなる稼働台数に決定する。
以上のように、損失取得部232は、損失関係情報記憶部210が記憶している損失関係情報と、出力取得部231が取得した出力とに基づいて、ユニット300の損失を求める。そして、稼働台数決定部240は、損失取得部232が求めたユニット300の損失が最も小さくなる稼働台数に決定する。
したがって、電力制御装置200は、ユニット300の損失を抑えて電力の有効活用を図ることができる。
なお、電力制御装置100や電力制御装置200の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 蓄電システム
100、200 電力制御装置
110 効率関係情報記憶部
120 対上位制御装置通信部
130、230 指標値取得部
140、240 稼働台数決定部
150 稼働選択指令部
160 対ユニット通信部
210 損失関係情報記憶部
231 出力取得部
232 損失取得部
300 ユニット
301 電力変換器
302 組電池
800 上位制御装置
900 電力系統

Claims (3)

  1. 組電池に対応して設けられた複数の電力変換器を制御する電力制御装置であって、
    電力指令を取得する電力指令取得部と、
    前記電力指令取得部が取得した電力指令に基づいて、前記電力変換器の稼働台数ごとに、当該稼働台数の前記電力変換器を稼働させた場合の電力有効活用の度合いの指標値を求める指標値取得部と、
    前記指標値取得部が取得した指標値に基づいて、前記電力変換器の稼働台数を決定する稼働台数決定部と、
    前記稼働台数決定部が決定した稼働台数に基づいて、稼働させる電力変換器を決定し、当該稼働させる電力変換器に対する個別の電力指令を出力し、停止させる電力変換器に対する停止指令を出力する稼働選択指令部と、
    前記電力変換器を含むユニットの効率が所定の効率以上となる当該電力変換器の出力の範囲を示す情報を記憶する効率関係情報記憶部と、
    を具備し、
    前記指標値取得部は、前記電力変換器の停止台数0台から順に、前記電力有効活用の度合いの指標値として各電力変換器の出力を前記電力変換器の稼働台数ごとに、所定の基準を満たす停止台数まで求め、
    前記稼働台数決定部は、前記指標値取得部が取得した前記電力変換器の出力と、前記効率関係情報記憶部が記憶する前記情報とに基づいて、前記ユニットの効率が前記所定の効率以上となる稼働台数に決定する、
    ことを特徴とする電力制御装置。
  2. 前記稼働選択指令部は、前記電力変換器に接続されている二次電池の充電率に基づいて、前記稼働させる電力変換器を決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記稼働選択指令部は、前記電力変換器に接続されている二次電池の電圧に基づいて、前記稼働させる電力変換器を決定する、ことを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の電力制御装置。
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