JP2017189071A - 電力変換システム - Google Patents

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Yuji Matsuoka
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【課題】交流側が並列に接続された複数の電力変換回路で構成され、システム全体の損失を低減する電力変換システムを提供することにある。【解決手段】電力変換システム20は、交流側が並列に接続され、直流電力を交流電力に変換するインバータ2a〜2cと、インバータ2a〜2cから出力させる総出力電力Ptに基づいて、損失が少なくなるように複数のインバータ2a〜2cのうち電流出力させるインバータ2a〜2cを決定し、決定した電流出力させるインバータ2a〜2cのそれぞれに対して、総出力電力Ptに基づいて、電流指令値Iar〜Icrを決定し、決定した電流指令値Iar〜Icrに基づいて、決定した電流出力させるインバータ2a〜2cの出力電流Ia〜Icを制御する制御装置10とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換システムに関する。
一般に、交流側が並列に接続された複数のインバータで構成される電力変換システムが知られている。例えば、複数のインバータの総和の出力電力として要求される要求電力値を、インバータの台数で割った値よりも小さい設定値と大きい設定値に分けて複数のインバータを制御することが開示されている(特許文献1参照)。
国際公開第2013/145262号
しかしながら、電力変換回路では、出力と損失の関係は一定ではない。一般的な電力変換回路は、低出力時の方が高出力時よりも損失が大きくなる。したがって、複数の電力変換回路で構成されている場合、全ての電力変換回路から低い出力をさせると、電力変換システムの損失が大きくなることがある。
そこで、本発明の目的は、交流側が並列に接続された複数の電力変換回路で構成され、システム全体の損失を低減する電力変換システムを提供することにある。
本発明の観点に従った電力変換システムは、交流側が並列に接続され、直流電力を交流電力に変換する複数の電力変換回路と、前記複数の電力変換回路から出力させる総電流又は総電力である総出力電気量に基づいて、損失が少なくなるように前記複数の電力変換回路のうち電流出力させる電力変換回路を決定する電力変換回路決定手段と、前記電力変換回路決定手段により決定された前記電流出力させる電力変換回路のそれぞれに対して、前記総出力電気量に基づいて、電流指令値を決定する電流指令値決定手段と、前記電流指令値決定手段により決定された前記電流指令値に基づいて、前記電力変換回路決定手段により決定された前記電流出力させる電力変換回路の出力電流を制御する出力電流制御手段と
を備える。
本発明によれば、交流側が並列に接続された複数の電力変換回路で構成され、システム全体の損失を低減する電力変換システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電力変換システムの構成を示す構成図。 第1の実施形態に係る制御装置の構成を示す構成図。 第1の実施形態に係る制御装置の制御による各インバータの出力電力と総出力電力との関係を示すグラフ図。 第1の実施形態に係る制御装置の制御によるインバータの総出力電力に対する総和の損失を示すグラフ図。 本発明の第2の実施形態に係る電力変換システムの構成を示す構成図。 第2の実施形態に係る制御装置の構成を示す構成図。 第2の実施形態に係る制御装置の制御による各インバータの出力電流と総出力電流との関係を示すグラフ図。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電力変換システム20の構成を示す構成図である。なお、図面における同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。
電力変換システム20は、3つの直流電源1a,1b,1c、3つのインバータ2a,2b,2c、3つの交流フィルタ3a,3b,3c、3つの連系リアクトル4a,4b,4c、3つの交流電流検出器5a,5b,5c、交流電圧検出器6、及び、制御装置10を備える。電力変換システム20は、電力系統9と連系する。
直流電源1a〜1cは、それぞれインバータ2a〜2cに直流電力を供給する。直流電源1a〜1cは、発電機、電池、又は、交流電力を直流電力に変換するコンバータなど、直流電力を供給するものであれば、どのようなものでもよい。また、全てのインバータ2a〜2cに直流電力を供給するように構成されていれば、直流電源の数は、1つ以上あればいくつでもよい。
インバータ2a〜2cは、直流電力を交流電力に変換する電力変換回路を備える。インバータ2a〜2cの交流側は並列に接続される。インバータ2a〜2cは、それぞれ直流電源1a〜1cから供給される直流電力を電力系統9と同期する交流電力に変換する。インバータ2a〜2cからそれぞれ出力される交流電力は、合成されて電力系統9に供給される。したがって、インバータ2a〜2cの総和の出力電力は、電力変換システム20の出力電力となる。ここでは、3つのインバータ2a〜2cで構成される電力変換システム20について説明するが、2つ以上であれば、いくつのインバータで構成されてもよい。また、全てのインバータ2a〜2cは、特に断りのない限り、同一の出力容量であるものとして説明する。
交流フィルタ3a〜3cは、インバータ2a〜2cに対応して設けられる。交流フィルタ3a〜3cは、インバータ2a〜2cの出力側(交流側)に設けられる。交流フィルタ3a〜3cは、リアクトル31及びコンデンサ32で構成される。交流フィルタ3a〜3cは、インバータ2a〜2cから出力される高調波を抑制する。
連系リアクトル4a〜4cは、インバータ2a〜2cに対応して設けられる。連系リアクトル4a〜4cは、それぞれのインバータ2a〜2cとインバータ2a〜2cの交流側が並列に接続される接続点との間に、それぞれ設けられる。なお、連系リアクトル4a〜4cの代わりに連系トランスを設けてもよいし、交流フィルタ3a〜3cのリアクトル31が連系リアクトル4a〜4cの役割を兼ねてもよい。
交流電流検出器5a〜5cは、インバータ2a〜2cの交流側にそれぞれ設けられる。交流電流検出器5a〜5cは、インバータ2a〜2cからそれぞれ出力される交流電流(出力電流)Ia,Ib,Icを検出する。交流電流検出器5a〜5cは、検出した交流電流Ia〜Icを制御装置10に出力する。
交流電圧検出器6は、インバータ2a〜2cの交流側と電力系統9との間に設けられる。交流電圧検出器6は、インバータ2a〜2cから出力される交流電圧(出力電圧)Vsを検出する。交流電圧Vsは、電力系統9の系統電圧Vsでもある。交流電圧検出器6は、検出した交流電圧Vsを制御装置10に出力する。
制御装置10は、交流電流検出器5a〜5cにより検出される交流電流Ia〜Ic、交流電圧検出器6により検出される交流電圧Vs、総電流指令値Itr、及び、電圧指令値Vsrに基づいて、ゲート信号Ga,Gb,Gcを出力して、各インバータ2a〜2cを制御する。
総電流指令値Itrは、インバータ2a〜2cの総和の出力電流Ia〜Icに対する指令値であり、電力変換システム20の出力電流に対する指令値である。電圧指令値Vsrは、電力変換システム20の出力電圧に対する指令値であり、各インバータ2a〜2cの出力電圧に対する指令値である。総電流指令値Itr及び電圧指令値Vsrは、電力系統9への供給が要求される指令値である。総電流指令値Itr及び電圧指令値Vsrは、どこで生成されてもよい。例えば、総電流指令値Itr及び電圧指令値Vsrは、上位制御系から受信してもよいし、制御装置10の内部で生成されてもよいし、制御装置10に予め設定されていてもよい。
図2は、本実施形態に係る制御装置10の構成を示す構成図である。
制御装置10は、総電力指令値演算部11、指令値生成部12、及び、3つのインバータ制御部13a,13b,13cを備える。
総電力指令値演算部11は、入力された総電流指令値Itr及び電圧指令値Vsrに基づいて、総電力指令値Ptrを演算する。総電力指令値Ptrは、インバータ2a〜2cの総和の出力電力Pa〜Pcに対する指令値であり、電力変換システム20の出力電力に対する指令値である。総電力指令値演算部11は、演算した総電力指令値Ptrを指令値生成部12に出力する。総電力指令値Ptrは、電力系統9への供給が要求される電力を示している。
なお、総電力指令値演算部11は、総電力指令値Ptrを求めるために、電圧指令値Vsrの代わりに、交流電圧検出器6により検出される交流電圧Vsを用いてもよいし、予め設定された交流電圧(例えば、電力系統9の定格電圧など)を用いてもよい。また、ここでは、総電力指令値Ptrは、皮相電力とするが、有効電力でもよい。
指令値生成部12には、総電力指令値演算部11により演算される総電力指令値Ptr及び電圧指令値Vsrが入力される。指令値生成部12は、総電力指令値Ptrに基づいて、電流を出力させるインバータ2a〜2cを決定する。電流を出力させるインバータ2a〜2cの台数は、総電力指令値Ptrに対応して、予め決められている。電流を出力させるインバータ2a〜2cの決定方法は、総電力指令値Ptrに対応して、どのインバータ2a〜2cにするかが予め決められていてもよいし、各インバータ2a〜2cに予め決められた優先度に従って決めてもよいし、各インバータ2a〜2cの電流出力している時間が均一になるように決めてもよいし、ランダムに決めてもよい。また、電流を出力させないインバータ2a〜2cについては、電圧の出力も止めてもよいし、ゲートブロックなどにより運転を停止させてもよい。
指令値生成部12は、電流を出力させるインバータ2a〜2cの台数の決定後、この台数分の電流指令値を求める。指令値生成部12は、求めた台数分の電流指令値を各インバータ2a〜2cの電流指令値Iar,Ibr,Icrに割当てる。電流を出力させないインバータ2a〜2cの電流指令値Iar〜Icrは、ゼロにする。指令値生成部12は、決定した電流指令値Iar〜Icrをそれぞれ対応するインバータ2a〜2cを制御するインバータ制御部13a〜13cに出力し、各インバータ制御部13a〜13cに電圧指令値Vsrを出力する。
なお、電流を出力させるインバータ2a〜2cの台数は、同じ総電力指令値Ptrでも、増加している場合と減少している場合で異ならせてもよい。これにより、総電力指令値Ptrの変動により、電流を出力するインバータ2a〜2cの台数が頻繁に変わり、電流の出力と停止を頻繁に繰り返すようなインバータ2a〜2cが出るのを防止することができる。
インバータ制御部13a〜13cには、交流電流検出器5a〜5cにより検出されたインバータ2a〜2cの出力電流Ia〜Ic、及び、指令値生成部12により生成された電流指令値Iar〜Icrがそれぞれ入力され、交流電圧検出器6により検出された交流電圧Vs、及び、指令値生成部12により生成された電圧指令値Vsrが入力される。
各インバータ制御部13a〜13cは、各電流指令値Iar〜Icr、電圧指令値Vsr、各出力電流Ia〜Ic、及び、交流電圧Vsに基づいて、対応するインバータ2a〜02cを制御するためのゲート信号Ga〜Gcをそれぞれ生成する。各インバータ制御部13a〜13cは、生成したゲート信号Ga〜Gcを対応するインバータ2a〜2cに出力する。これにより、各インバータ制御部13a〜13cは、対応するインバータ2a〜2cの出力電流Ia〜Icをそれぞれ電流指令値Iar〜Icrに追従させ、対応するインバータ2a〜2cの出力電圧をそれぞれ交流電圧(系統電圧)Vsと同期させながら電圧指令値Vsrに追従させる。
図3は、本実施形態に係る制御装置10の制御による各インバータ2a〜2cの出力電力Pa〜Pcと総出力電力Pt(電力変換システム20の出力電力)との関係を示すグラフ図である。
ここでは、説明の便宜上、1台で電力(電流)を出力させる場合は、常にインバータ2aを使用し、2台で電流を出力させる場合は、常にインバータ2a,2bを使用するものとする。また、全てのインバータ2a〜2cで出力可能な最大の総出力電力Ptを100%とする。
図3では、総出力電力Ptが少なくなるほど、電流を出力させるインバータ2a〜2cの台数が減るように制御される。また、総出力電力Ptが最も低い区間では、1台のインバータ2aで電流を出力されるように制御される。
具体的には、総出力電力Ptが0%から33%までは、1台のインバータ2aで出力させる。総出力電力Ptが33%から67%までは、2台のインバータ2a,2bで出力させる。このとき、各インバータ2a,2bの出力電力Pa,Pbの分担は2等分にする。総出力電力Ptが67%から100%までは、3台のインバータ2a〜2cで出力させる。このとき、各インバータ2a〜2cの出力電力Pa〜Pcの分担は3等分にする。
ここで、総出力電力Ptを総電力指令値Ptrと置き換えれば、各インバータ2a〜2cの出力電力Pa〜Pcは、指令値生成部12で生成される電流指令値Iar〜Icrに対応する。例えば、総電力指令値Ptrが50%の総出力電力Ptである場合、2台のインバータ2a,2bで出力させ、2台のインバータ2a,2bの電流指令値Iar,Ibrは、それぞれ総電力指令値Ptrの2等分となる。
図4は、本実施形態に係る制御装置10の制御によるインバータ2a〜2cの総出力電力Ptに対する総和の損失を示すグラフ図である。
グラフGtは、制御装置10の制御によるインバータ2a〜2cの総和の損失を示している。即ち、グラフGtは、図3に示すように出力された総出力電力Ptに対する損失を示している。グラフG1は、1台のインバータ2aの出力電力を0%から100%まで変化させたときの1台のインバータ2aの損失を示している。グラフG2は、2台のインバータ2a,2bの出力電力を全て同時に0%から100%まで変化させたときの2台のインバータ2a,2bの総和の損失を示している。グラフG3は、3台のインバータ2a〜2cの出力電力を全て同時に0%から100%まで変化させたときの3台のインバータ2a〜2cの総和の損失を示している。
ここでは、図4のグラフG1に示すように、各インバータ2a〜2cの出力電力と損失の関係は、損失軸に切片を持ち、かつ出力電力に対して非線形で緩やかに損失が増加するものについて示している。これは、一般的なインバータに当てはまるものである。
図4に示すように、総出力電力Ptが67%までは、常に3台のインバータ2a〜2cで出力させるグラフG3に示す損失よりも、制御装置10の制御により出力させるインバータ2a〜2cの台数を変化させるグラフGtに示す損失の方が少ないことが分かる。
次に、電流を出力させるインバータ2a〜2cの台数及び各インバータ2a〜2cの電流指令値Iar〜Icrを総電力指令値Ptrに対応して決定するために、指令値生成部12で予め行う設定方法について説明する。
まず、電力(電流)を出力させるインバータ2a〜2cの台数を固定した場合の総出力電力と損失との関係を台数別に調べる。次に、台数別に求めた総出力電力と損失との関係に基づいて、総出力電力Ptと損失が最も低い台数との関係を調べる。これにより、図4に示すような総出力電力Ptと損失との関係を求めることができる。
このように求めた関係に基づいて、総出力電力Ptを損失が最も低くなる台数の区間で分ける。例えば、3台のインバータ2a〜2cで構成されている場合、損失が最も低くなる台数が1台の区間、2台の区間、及び、3台の区間の3つの区間で総出力電力Ptを分ける。なお、ある台数の区間が2以上あってもよい。このように求めた関係から総出力電力Ptに対応する各インバータ2a〜2cの出力電力Pa〜Pcも決定する。
このようにして求めた総出力電力Ptとインバータ2a〜2cの台数及び出力電力Pa〜Pcとの関係に従うように、指令値生成部12に予め設定をする。このように設定することで、図4のグラフG1に示すような損失の関係に従わないインバータでも、同様に損失を少なくするように制御をすることができる。
なお、複数台のインバータ2a〜2cの総出力電力Ptと損失との関係を調べる場合、各インバータ2a〜2cの出力電力Pa〜Pcを個別に変えて、さらに損失が最も小さくなる出力電力Pa〜Pcの組合せを調べてもよい。これにより、総出力電力Ptを出力するために、損失がさらに小さくなるインバータ2a〜2cの出力電力Pa〜Pcの組合せを見付けることができる。この場合、総出力電力Ptに対応して、出力させるインバータ2a〜2cの台数を求めずに、出力させるインバータ2a〜2cが直接決定されるようにしてもよい。このような方法は、インバータ2a〜2cの性能又は出力容量が個別に異なる場合に適している。
本実施形態によれば、交流側が並列に接続された複数のインバータ2a〜2cで構成される電力変換システム20において、総電力指令値Ptrに対応して、各インバータ2a〜2cの電流指令値Iar〜Icrが別々に異なることを認容する決定をして、各インバータ2a〜2cの出力電流Ia〜Icを制御することで、電力変換システム20の損失を低減することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る電力変換システム20Aの構成を示す構成図である。電力変換システム20Aは、図1に示す第1の実施形態に係る電力変換システム20において、制御装置10を制御装置10Aに代えたものである。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
図6は、本実施形態に係る制御装置10Aの構成を示す構成図である。
制御装置10Aは、図2に示す第1の実施形態に係る制御装置10において、総電力指令値演算部11を取り除き、指令値生成部12を指令値生成部12Aに代えたものである。その他の点は、第1の実施形態に係る制御装置10と同様である。
指令値生成部12Aには、総電流指令値Itr及び電圧指令値Vsrが入力される。本実施形態では、電圧指令値Vsrは、常に一定であるものとする。指令値生成部12Aは、総電流指令値Itrに基づいて、電流を出力させるインバータ2a〜2cを決定し、決定したインバータ2a〜2cの電流指令値Iar〜Icrを生成する。指令値生成部12Aは、総電力指令値Ptrの代わりに総電流指令値Itrを用いる点以外は、第1の実施形態に係る指令値生成部12と同様である。
図7は、本実施形態に係る制御装置10Aの制御による各インバータ2a〜2cの出力電流Ia〜Icと総出力電流Itとの関係を示すグラフ図である。図7に示す出力電流Ia〜Icと総出力電流Itとの関係は、第1の実施形態における図3に示す出力電力Pa〜Pcと総出力電力Ptとの関係において、出力電力Pa〜Pcと総出力電力Ptをそれぞれ一定である電圧指令値Vsrで割ったものである。
図7に示す出力電流Ia〜Icと総出力電流Itとの関係に基づいて、第1の実施形態に係る指令値生成部12と同様に、指令値生成部12Aには、総電流指令値Itrに対応して、電流を出力させるインバータ2a〜2cを決定し、各インバータの電流指令値Iar〜Icrを生成するための設定が予め行われる。
これにより、指令値生成部12Aは、第1の実施形態に係る指令値生成部12において、一定の電圧指令値Vsrを用いた場合と同様の動作をする。
本実施形態によれば、一定の電圧を出力する電力変換システムにおいて、総電流指令値Itrに対応して、電流指令値Iar〜Icrが別々に異なることを認容する決定して制御することで、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1a,1b,1c…直流電源、2a,2b,2c…インバータ、3a,3b,3c…交流フィルタ、4a,4b,4c…連系リアクトル、5a,5b,5c…交流電流検出器、6…交流電圧検出器、9…電力系統、10…制御装置、20…電力変換システム。

Claims (3)

  1. 交流側が並列に接続され、直流電力を交流電力に変換する複数の電力変換回路と、
    前記複数の電力変換回路から出力させる総電流又は総電力である総出力電気量に基づいて、損失が少なくなるように前記複数の電力変換回路のうち電流出力させる電力変換回路を決定する電力変換回路決定手段と、
    前記電力変換回路決定手段により決定された前記電流出力させる電力変換回路のそれぞれに対して、前記総出力電気量に基づいて、電流指令値を決定する電流指令値決定手段と、
    前記電流指令値決定手段により決定された前記電流指令値に基づいて、前記電力変換回路決定手段により決定された前記電流出力させる電力変換回路の出力電流を制御する出力電流制御手段と
    を備えることを特徴とする電力変換システム。
  2. 前記複数の電力変換回路は、全て同一の出力容量であり、
    前記電力変換回路決定手段は、前記電流出力させる電力変換回路の数を、前記総出力電気量が少なくなるほど1つまで減らすように決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換システム。
  3. 交流側が並列に接続され、直流電力を交流電力に変換する複数の電力変換回路を備える電力変換システムの制御方法であって、
    前記複数の電力変換回路から出力させる総電流又は総電力である総出力電気量に基づいて、損失が少なくなるように前記複数の電力変換回路のうち電流出力させる電力変換回路を決定し、
    決定した前記電流出力させる電力変換回路のそれぞれに対して、前記総出力電気量に基づいて、電流指令値を決定し、
    決定した前記電流指令値に基づいて、決定した前記電流出力させる電力変換回路の出力電流を制御すること
    を含むことを特徴とする電力変換システムの制御方法。
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