JP5851273B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド踏面部に陸部が配設された空気入りタイヤであって、前記陸部の頂面には、多数の微小凸部が、隣り合うもの同士の間に隙間をあけて配設され、前記微小凸部は、前記頂面に沿う一方向に延在する板状に形成されるとともに、前記頂面に沿いかつ前記一方向に直交する他方向に隙間をあけて配置され、前記微小凸部の高さは、0.1μm以上5μm未満であることを特徴とする。前記微小凸部の幅は、0.1μm以上100μm未満であってもよい。
本発明の参考例に係る空気入りタイヤは、トレッド踏面部に陸部が配設された空気入りタイヤであって、前記陸部の頂面には、多数の微小凹部が、隣り合うもの同士の間に隙間をあけて配設され、前記微小凹部の深さは、0.1μm以上5μm未満であることを特徴とする。
なお、微小凸部の高さ、または微小凹部の深さが、0.1μm未満の場合、走行に伴う摩耗により微小凸部または微小凹部が短期間で消滅するおそれがある。また、微小凸部の高さ、または微小凹部の深さが、5μm以上の場合、陸部の頂面と氷雪路面との距離を短くし難くなり、陸部と氷雪路面とのファンデルワールス力を高めることが困難になるおそれがある。
すなわち、隣り合う微小凸部間のピッチ、または隣り合う微小凹部間のピッチが、0.1μm未満の場合、当該空気入りタイヤの製造過程における加硫後にタイヤがモールドから離型し難くなって微小凸部または微小凹部が損傷し易く、微小凸部または微小凹部を意図した形状に形成しづらくなるため、陸部の頂面と氷雪路面との距離を短くすることが困難になるおそれがある。また、隣り合う微小凸部間のピッチ、または隣り合う微小凹部間のピッチが、1000μm以上の場合、氷雪路面の性状に対してピッチが大きすぎるため、陸部の頂面と氷雪路面との距離を短くすることが困難になるおそれがある。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤを説明する。
図1に示すように、空気入りタイヤ10は、左右一対のビード11間でトロイド状に延びるカーカス12のクラウン部12aにおけるタイヤ径方向Rの外側に、ベルト層13とトレッド部14とがこの順に設けられている。さらに、空気入りタイヤ10には、内部にビード11が埋設された左右一対のビード部15と、トレッド部14におけるタイヤ幅方向Wの両端とビード部15とを連結する左右一対のサイドウォール部16と、が備えられている。そして、空気入りタイヤ10は、図示しないリムに装着され、該リムとの間のタイヤ内腔Aを形成する。なお、空気入りタイヤ10の外表面には、車両への装着方向を明示する図示しないマーク等が配設されている。
サイプ21は、トレッド踏面部17をタイヤ径方向Rの外側から見たタイヤ平面視において、直線状をなしている。またサイプ21は、陸部18をタイヤ幅方向Wに横断しており、サイプ21のタイヤ幅方向Wの両端部は、当該陸部18をタイヤ幅方向Wに区画する一対の周溝19に各別に開口している。さらにサイプ21は、横溝20に非開口となっている。
なお前記一方向D1は、タイヤ周方向Cまたはタイヤ幅方向Wに沿っていてもよく、これらの両方向に傾いていてもよい。さらに前記他方向D2も、タイヤ周方向Cまたはタイヤ幅方向Wに沿っていてもよく、これらの両方向に傾いていてもよい。
なお、微小凸部23の高さHが、0.1μm未満の場合、走行に伴う微小凸部23の摩耗により微小凸部23が短期間で消滅するおそれがある。また、微小凸部23の高さHが、5μm以上の場合、陸部18の頂面22と氷雪路面との距離を短くし難くなり、陸部18と氷雪路面とのファンデルワールス力を高めることが困難になるおそれがある。
すなわち、隣り合う微小凸部23間のピッチPが、0.1μm未満の場合、当該空気入りタイヤ10の製造過程における加硫後にタイヤ10がモールドから離型し難くなって微小凸部23が損傷し易く、微小凸部23を意図した形状に形成しづらくなるため、陸部18の頂面22と氷雪路面との距離を短くすることが困難になるおそれがある。また、隣り合う微小凸部23間のピッチPが、1000μm以上の場合、氷雪路面の性状に対してピッチPが大きすぎるため、陸部18の頂面22と氷雪路面との距離を短くすることが困難になるおそれがある。
さらに微小凸部23は、六角柱状に限られず、六角柱状とは異なる多角柱状であってもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤを説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
なお、微小凹部61の深さDが、0.1μm未満の場合、走行に伴う陸部18の頂面22の摩耗により微小凹部61が短期間で消滅するおそれがある。また、微小凹部61の深さDが、5μm以上の場合、陸部18の頂面22と氷雪路面との距離を短くし難くなり、陸部18と氷雪路面とのファンデルワールス力を高めることが困難になるおそれがある。
すなわち、隣り合う微小凹部61間のピッチPが、0.1μm未満の場合、当該空気入りタイヤ60の製造過程における加硫後にタイヤ60がモールドから離型し難くなって微小凹部61が損傷し易く、微小凹部61を意図した形状に形成しづらくなるため、陸部18の頂面22と氷雪路面との距離を短くすることが困難になるおそれがある。また、隣り合う微小凹部61間のピッチPが、1000μm以上の場合、氷雪路面の性状に対してピッチPが大きすぎるため、陸部18の頂面22と氷雪路面との距離を短くすることが困難になるおそれがある。
例えば図9に示す空気入りタイヤ70のように、微小凹部61は、半球状に窪んでいてもよい。
さらに例えば、図10に示す空気入りタイヤ80のように、微小凹部61は、六角柱状に窪んでいてもよい。図示の例では、微小凹部61は、前記タイヤ平面視において、正六角形状をなしており、前記一方向D1に隣り合う微小凹部61、および前記他方向D2に隣り合う微小凹部61はいずれも、当該微小凹部61の側面部同士が並設されるように配置されている。なお、微小凹部61の内径L3である対角径は、前述のように例えば0.1μm以上100μm未満となっていてもよい。
例えば、前記実施形態では、隣り合う微小凸部23間のピッチP、または隣り合う微小凹部61間のピッチPが、0.1μm以上1000μm未満、好ましくは0.3μm以上100μm未満となっているものとしたが、これに限られない。
実施例1から3の各空気入りタイヤは、第1実施形態に示した空気入りタイヤと同様の構成を共通に採用し、微小凸部の高さを、0.1μm以上5μm未満の範囲内で、下記表1に示すように互いに異ならせた。そして比較例1、2の各空気入りタイヤは、微小凸部の高さを、0.1μm以上5μm未満の範囲外で、下記表1に示すように互いに異ならせた。なお各空気入りタイヤのサイズは、195/65R15とした。
そして、比較例1の空気入りタイヤの平均減速度に基づく評価指標を100とし、各空気入りタイヤの氷雪路面における制動性能について相対的に指数により評価した。
そして、比較例1の空気入りタイヤにおける微小凸部が消滅するまでの期間を100とし、各空気入りタイヤの前記期間について相対的に指数により評価した。
実施例4から6の各空気入りタイヤは、第1実施形態に示した空気入りタイヤと同様の構成を共通に採用し、隣り合う微小凸部間のピッチを、0.1μm以上1000μm未満の範囲内で、下記表2に示すように互いに異ならせた。そして比較例3、4の各空気入りタイヤは、隣り合う微小凸部間のピッチを、0.1μm以上1000μm未満の範囲外で、下記表2に示すように互いに異ならせた。なお各空気入りタイヤのサイズは、195/65R15とした。
実施例7から9の各空気入りタイヤは、第2実施形態に示した空気入りタイヤと同様の構成を共通に採用し、微小凹部の深さを、0.1μm以上5μm未満の範囲内で、下記表3に示すように互いに異ならせた。そして比較例5、6の各空気入りタイヤは、微小凹部の深さを、0.1μm以上5μm未満の範囲外で、下記表3に示すように互いに異ならせた。なお各空気入りタイヤのサイズは、195/65R15とした。
実施例10から12の各空気入りタイヤは、第2実施形態に示した空気入りタイヤと同様の構成を共通に採用し、隣り合う微小凹部間のピッチを、0.1μm以上1000μm未満の範囲内で、下記表4に示すように互いに異ならせた。そして比較例7、8の各空気入りタイヤは、隣り合う微小凹部間のピッチを、0.1μm以上1000μm未満の範囲外で、下記表4に示すように互いに異ならせた。なお各空気入りタイヤのサイズは、195/65R15とした。
17 トレッド踏面部
18 陸部
22 頂面
23 微小凸部
61 微小凹部
D 深さ
H 高さ
P ピッチ
Claims (3)
- トレッド踏面部に陸部が配設された空気入りタイヤであって、
前記陸部の頂面には、多数の微小凸部が、隣り合うもの同士の間に隙間をあけて配設され、
前記微小凸部は、前記頂面に沿う一方向に延在する板状に形成されるとともに、前記頂面に沿いかつ前記一方向に直交する他方向に隙間をあけて配置され、
前記微小凸部の高さは、0.1μm以上5μm未満であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の空気入りタイヤであって、
隣り合う前記微小凸部間のピッチは、0.1μm以上1000μm未満であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 請求項1または2に記載の空気入りタイヤであって、
前記微小凸部の幅は、0.1μm以上100μm未満であることを特徴とする空気入りタイヤ。
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