JP5850245B2 - 光スキャナ - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ等の光を走査する光スキャナに関する。
従来、揺動するミラーによりレーザ光などの光を走査する光スキャナが知られている。光スキャナの例として、捩れ梁部で揺動可能に支持されたミラー部が、圧電素子などの駆動部によって揺動されるものが挙げられる。例えば、特許文献1には、導電性材料であるステンレスにより形成される構造体を有する光スキャナの例が開示される。特許文献1の光スキャナでは、圧電素子からなる一対の駆動部が、構造体上の位置であってミラー部を挟んだ両側に各々設けられる。構造体は、台座上に設置される。
特開2011−27881号公報
光スキャナでは、ミラー部を揺動するために、ミラー部を含む構造体に対して振動が印加される。この振動によって、捩れ梁部は捩れ振動する。しかし、捩れ梁部だけでなく、構造体自体も振動する。構造体自体の振動は、構造体と台座及び駆動部との接触により、光スキャナの駆動時に異音が発生するという問題を生じる。仮に光スキャナの駆動周波数が、人間の可聴域の音の周波数の範囲内であった場合、この異音が聞こえるため、使用者が不快に感じる可能性がある。また、本来ミラー部を揺動するための駆動力が異音の発生に使われるため、駆動効率の低下、具体例としては、ミラー部の所望の振幅を得るために必要な駆動電圧が上昇する。そのため、ミラー部が揺動される際に、構造体の振動は抑制されるのが望ましい。
本発明は、ミラー部が揺動される際に、構造体の振動を抑制することが可能な光スキャナを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一側面は、入射した光を反射する反射面を有し、第1軸線を中心として揺動可能に構成されるミラー部と、前記ミラー部の両端から、前記第1軸線に平行に延出する一対の捩れ梁部と、前記一対の捩れ梁部の端部に連結され、前記ミラー部から離間する方向に延出する本体部と、を有する平板状の構造体と、前記構造体の一部が固定される台座と、前記本体部に設けられ、駆動電圧が印加されることで前記構造体を加振し、前記ミラー部分を前記第1軸線回りに揺動させることが可能な駆動部とを備え、前記本体部は、前記一対の捩れ梁部の延長線上において、前記台座に対して固定される一対の第1被固定部分と、前記一対の第1被固定部分から、前記第1軸線に直交し且つ前記ミラー部の中心を通る第2軸線の方向に離間し、前記台座に対して固定される一対の第2被固定部分と、前記第2軸線の方向における前記本体部の端部において、前記台座に対して固定される第3被固定部分とを含み、前記第2軸線の方向において、前記第3被固定部分と前記駆動部との間には、前記第1軸線の方向に伸長する一対の貫通孔が形成され、前記本体部は、前記第1軸線の方向において前記一対の貫通孔の間に設けられ、前記第2軸線に対して線対称に前記第3被固定部分に対して接続される延出部分を含み、前記駆動部は、前記延出部分に対して前記第1軸線の方向において重複する位置に配置される、ことを特徴とする光スキャナである。
本体部が、第1被固定部分と、第2被固定部分と、第3被固定部分とにおいて、台座に対して固定される。これらの固定部分は、台座に対して固定されるため、ミラー部が揺動される場合であってもほとんど振動しない。第3被固定部分には、一対の貫通孔の間に設けられる延出部分が接続される。換言すれば、延出部分は、本体部の駆動部が設けられる位置と、第3被固定部分とを橋渡しする。延出部分によって、本体部の駆動部が設けられる位置と第3被固定部分とが橋渡しされるため、ミラー部が揺動される際に、構造体の本体部における変位が抑制される。その結果、ミラー部が揺動される際に、構造体の本体部における振動量を抑制することが可能となる。また、延出部分は、第2軸線に対して線対称な形状を有する。そのため、ミラー部が揺動される際に、延出部は、構造体に対して第1軸線方向に対して非対称な拘束を与えない。従って、延出部が設けられても、ミラー部の揺動方向は変化しない。
また、前記延出部分は、前記第2軸線上に配置されてもよい。
また、前記本体部は、前記第1軸線の方向において、前記第1被固定部分及び前記第2被固定部分と前記駆動部との間には、前記第2軸線の方向に伸長する第2貫通孔が形成され、前記第2軸線の方向における前記第2貫通孔の一端に隣接して設けられ、前記第1被固定部分に対して接続される第1橋渡し部分と、前記第2軸線の方向における前記第2貫通孔の他端に隣接して設けられ、前記第2被固定部分に対して接続される第2橋渡し部分と、を含み、前記延出部分は、前記第2軸線の方向において、前記第2橋渡し部分より、
前記本体部の端部に近い位置に形成されており、前記本体部は、前記一対の捩れ梁部の端部に連結され、前記第1軸線に交差する方向の両側に延出してもよい。
例えば、本体部がミラー部から離間する方向として第2軸線の方向の一方に延出する場合、即ち片持ち型の光スキャナの場合、第2軸線と一致することが可能な延出部分の数は、一本である。そして、本体部が第2軸線の方向の両方に延出する場合、即ち両持ち型の光スキャナの場合、第1軸線の方向において、第2軸線と一致することが可能な延出部分の数は、本体部の片方側にそれぞれ1つずつ、計2つである。従って、本体部の片方側に複数の延出部分が設けられる場合と比較して、最小限の数で本体部の駆動部が設けられる位置と第3被固定部分とが橋渡しされる。最小限の数で橋渡しが行われるため、構造が簡易となる。
また、前記延出部分は、前記第2軸線の方向において、前記第1軸線から前記延出部分までの長さの1/3以上の長さを有してもよい。
本発明者の研究によって、延出部分の第2軸線の方向における長さを調整することで、所望の振幅を得るために必要な駆動電圧が変化することが明らかになった。具体的には、第2軸線の方向において、延出部分の長さが、第1軸線から延出部分までの長さの1/3以上の場合、延出部分が設けられない光スキャナと比較して、駆動電圧の低減が可能となる。
また、前記延出部分は、前記第2軸線の方向において、前記第1軸線から前記延出部分までの長さの1/2以下の長さを有してもよい。
本発明者の研究によって、延出部分の第2軸線の方向における長さを調整することで、構造体の振動量が変化することが明らかになった。この振動量は、延出部分の第2軸線の方向における長さが長すぎても増大し、短すぎても増大する。換言すれば、延出部分の第2軸線の方向における長さには、構造体の振動量の極小化が可能な範囲が存在する。具体的には、第2軸線の方向において、延出部分の長さが、第1軸線から延出部分までの長さの、1/3以上且つ1/2以下である場合、振動量が極小となる。
また、前記延出部分は、前記延出部分の前記第2軸線の方向における長さをb、前記延出部分の前記第1軸線の方向における長さをcと表記した場合、b/c 0.4 の値が2以上4以下となる形状に構成されてもよい。
これによれば、後記する図5に示されるように、延出部分が設けられない場合と比較して、構造体の本体部における振動量が、約半分以下に低減される。さらに、所望の振幅を得るために必要な駆動電圧も、延出部分が設けられない場合よりも小さくなる。
また、前記延出部分は、b/c 0.4 の値が3となる形状に構成されてもよい。
これによれば、後記する図5に示されるように、構造体の本体部における振動量が最小となる光スキャナが得られる。
本発明によれば、ミラー部が揺動される際に、構造体の本体部における振動を抑制することが可能な光スキャナが得られる。
実施形態に係る光スキャナ100の斜視図。 (A)実施形態に係る光スキャナ100の平面図、(B)光スキャナ100のA−A断面図。 延出部分116の形状を変化させた場合の、本体部113の最大振動量の変化を説明する図。 延出部分116の形状を変化させた場合の、駆動電圧の変化を説明する図。 (A)延出部分116の長さbを長さcに基づいて規格化した場合の、本体部113の最大振動量の変化を説明する図、(B)延出部分116の長さを長さcに基づいて規格化した場合の、駆動電圧の変化を説明する図。 比較例に係る光スキャナ200の斜視図。 比較例に係る光スキャナ200の平面図。 追加橋渡し217の位置を変化させた場合の、本体部213の最大振動量の変化を説明する図。 追加橋渡し217の位置を変化させた場合の、駆動電圧の変化を説明する図。 変形例に係る光スキャナ300の平面図。 変形例に係る光スキャナ400の平面図。
<実施形態>
以下、本発明の一側面を反映した実施形態について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。例えば、以下に説明する各構成において、所定の構成を省略し、または他の構成などに置換してもよい。また、他の構成を含むようにしてもよい。
[光スキャナ100の構成]
図1及び図2に示されるように、光スキャナ100は、構造体110と、構造体110が固定される台座120とを有する。揺動部111及びミラー部材130は、駆動部140によって、第1軸線laを中心軸として揺動する。この揺動によって、ミラー部材130に入射した光は走査される。
構造体110は、前後方向に平行な一対の短辺と、左右方向に平行な一対の長辺とから構成される、平面視矩形の板状構造である。なお、前後方向は第1軸線laに平行である。構造体110は、揺動部111、一対の捩れ梁部112、及び本体部113を有する。本体部113の一方の面(例えば、上面)には、駆動部140が設けられる。本実施形態では、駆動部140は、第1軸線laに対して線対称となるように、一対設けられる。構造体110は、ステンレスやチタンなどの金属材料によって構成される。但し、構造体110は、シリコンなどの半導体材料によって形成されてもよい。なお、構造体110は、図1において、前後左右面に平行である。また、構造体110の前後方向、左右方向、上下方向のサイズは、例えば、それぞれ20mm、30mm、0.1mm程度である。
一対の捩れ梁部112の一端は、揺動部111の前後方向の端部に連結される。一対の捩れ梁部112は、揺動部111との連結位置から、第1軸線laに平行に、前後方向に延出する。第1軸線laは、捩れ梁部112の中心を通る。即ち、揺動部111は、捩れ梁部112によって、第1軸線la回りに揺動可能に弾性的に支持される。つまり、捩れ梁部112は、揺動部111を第1軸線la回りに揺動可能に支持するトーションバーとしての役割を持っている。
本体部113は、一対の捩れ梁部112の他端に連結される。本体部113は、捩れ梁部112との連結位置から、揺動部111から離間し且つ第1軸線laに交差する方向に
延出する。本実施形態では、本体部113は、捩れ梁部112との連結部分から、左右方向の両側へと延出する。
本体部113には、4つの貫通孔X、2つの貫通孔Y、及び4つの貫通孔Zが形成される。貫通孔Xは、前後方向において一対の捩れ梁部112の他端よりもミラー部材130から離間した位置に設けられる。具体的には、貫通孔Xは、本体部113の前後方向の両端に、第1軸線laに対して線対称に配置される。貫通孔Xは矩形に構成され、その長手方向は左右方向に平行である。貫通孔Xは、第1軸線laに直交し且つ揺動部111の中心を通過する第2軸線lbに対しても、線対称に配置される。貫通孔Yは、本体部113の中心に形成される。貫通孔Yの長手方向は、前後方向に沿う。貫通孔Yによって、揺動部111及び捩れ梁部112が本体部113に対して規定される。貫通孔Yは、第1軸線laに対して線対称に配置される。貫通孔Zは、本体部113の左右方向の端部と、駆動部114との間に、第2軸線lbに対して線対称に配置される。貫通孔Zは、第1軸線laの方向、即ち前後方向に伸長する。貫通孔Zは、第1軸線laに対しても線対称に配置される。
本体部113は、2つの中心橋渡し部分114と、4つの端部橋渡し部分115と、2つの延出部分116とを有する。中心橋渡し部分114は、第1軸線laを含み、前後方向に伸長する。即ち、中心橋渡し部分114は、一対の捩れ梁部112と同一直線状に形成される。中心橋渡し部分114は、左右方向において、貫通孔Xの間に位置する。端部橋渡し部分115は、本体部113の前後方向の端部に、第1軸線laに対して線対称に設けられる。端部橋渡し部分115は、左右方向において、貫通孔Xと貫通孔Zとの間に設けられる。延出部分116は、前後方向において、貫通孔Zの間に設けられる。延出部分116は、左右方向において、第1軸線laに対して線対称に配置される。延出部分116は、前後方向において、第2軸線lbに対して線対称に配置される。延出部分116は、前後方向において第2軸線lbに対して線対称に配置されているため、構造体113に対して前後方向に対して非対称な拘束を与えない。従って、延出部分116が設けられても、揺動部111の揺動方向は変化しない。また、本実施形態において、延出部分116は、前後方向において、第2軸線lbと一致する。換言すれば、第2軸線lbは、延出部分116に含まれる。なお、延出部分116と第2軸線lbとが、上下方向に離間されていてもよい。本体部113は左右方向の両方に延出するので、第2軸線lbと一致することが可能な延出部分116の数は、本体部113の片方側にそれぞれ1つずつ、計2つである。従って、本体部113の片方側に複数の延出部分116が設けられる場合と比較して、最小限の数で本体部113の駆動部140が設けられる位置と第3被固定部分116aとが橋渡しされる。最小限の数で橋渡しが行われるため、構造が簡易となる。
本体部113の上面には、駆動部140が設けられる。駆動部140は、本体部113の前後方向における中間位置であって、左右方向において第1軸線laに対して線対称となるように、一対設けられる。但し、これ以外の位置に駆動部140が設けられても差し支えない。例えば、本体部113の上下両面に駆動部140が設けられてもよい。駆動部140は、例えば、厚さ30μm〜100μmの平板状に成形されたチタン酸ジルコン酸鉛などの圧電材料の両面に対して、電極層として金や白金等を0.2μm〜0.6μm積層することで形成される。駆動部140と本体部113とは、導電性接着剤で接着される。そして、駆動部140の上面に、ワイヤボンディングなどで金などの金属細線(非図示)が接続される。
揺動部111の上面には、レーザ等の光を反射するミラー部材130が固定される。換言すれば、揺動部111とミラー部材130とによって、ミラー部が構成される。平面視矩形のミラー部材130は、例えば、サファイヤやダイヤモンドなどの可視光に対して透過性を有する誘電体によって、揺動部111と別体に構成される。ミラー部材130の上
面又は下面には、レーザ等の光を反射するために、スパッタリングや蒸着などの方法でアルミニウムや銀などの金属薄膜が成膜される。揺動部111とミラー部材130との固定は、例えばエポキシ系、フェノール系、シリコン系などの熱硬化性接着剤によって行われる。揺動部111及びミラー部材130は、第1軸線laに対して線対称に設けられる。なお、別体のミラー部材130を用いずに、研磨や反射膜の成膜などの鏡面加工が揺動部111の上面に対して施されてもよい。この場合、揺動部111の上面に反射面が設けられ、揺動部111自身がミラー部として機能する。
台座120は、矩形に形成された板状部材である。台座120の長辺は、左右方向に平行である。台座120の短辺は、前後方向に平行である。台座120の中央には、長手方向が左右方向に沿う矩形の貫通孔が設けられる。本体部113の前後左右方向の端部は、台座120と上下方向において重なる。台座120の上下方向の厚みは、構造体110の上下方向の厚みに比べて十分に大きく、例えば2mm程度である。そのため、構造体110が揺動しても、台座120は殆ど変形しない。台座120は、例えば、ステンレス等の金属材料によって構成される。
構造体110と台座120とは、両者の上下方向において重なる部分で固定される。本実施形態では、本体部113の前後左右方向の端部に存在する第1被固定部分114aと、第2被固定部分115aと、第3被固定部分116aとにおいて、少なくとも構造体110と台座120とが固定される。この固定は、例えば、エポキシ系、アクリル系、シリコン系等の合成樹脂材料に金属フィラーなどの導電材を含有する導電性接着剤によって行われる。あるいは、この固定は、レーザなどを用いた溶接によって行われる。構造体110と台座120とが金属材料で構成されるため、台座120を介して駆動部140の下面に電気的に接続することが可能となる。
第1被固定部分114aは、一対の捩れ梁部112の延長線上に存在する。具体的には、第1被固定部分114aは、第1軸線la上であって、中心橋渡し部分114よりもミラー部材130から離間した本体部113の領域である。第1被固定部分114aは、第2軸線lbに対して線対称に一対設けられる。
第2被固定部分115aは、一対の第1被固定部分114aから、左右方向に離間した位置に存在する。具体的には、一対の第2被固定部分115aは、前後方向において、端部橋渡し部分115の延長線上、且つ端部橋渡し部分115よりも第2軸線lbから離間した位置に存在する。第2被固定部分115aは、第2軸線lbに対して線対称に一対設けられる。一対の第2被固定部分115aは、さらに、第1軸線laに対して線対称に、一対設けられる。即ち、第2被固定部分115aは、4つ設けられる。
第3被固定部分116aは、左右方向における本体部113の端部に存在する。具体的には、第3被固定部分116aは、左右方向において、延出部分116の延長線上、且つ延出部分116よりも第1軸線laから離間した位置に存在する。第3被固定部分116aは、第1軸線laに対して線対称に、一対設けられる。なお、構造体110と台座120とは、前記した第1被固定部分114a、第2被固定部分115a、及び第3被固定部分116a以外の領域であって、本体部113と台座120との上下方向における重複部分においてさらに固定されても差し支えない。
[光スキャナ100の駆動]
構造体110及び台座120は金属材料で形成されるので、台座120と、駆動部140の上面に接続された金属細線との間に電圧を印加することで、駆動部140に対して電圧が印加される。駆動部140に対して電圧が印加されることで、駆動部140は変形する。駆動部140の変形によって、本体部113は加振される。右側に設けられる駆動部
140と左側に設けられる駆動部140とには、逆位相となるように駆動信号が周期的にそれぞれ印加される。この駆動信号の周波数が、光スキャナ100の共振駆動に必要な周波数に相当する場合、駆動部140の変形に伴い、本体部113に板波が励起される。この板波が、本体部113及び捩れ梁部112を介して揺動部111に伝達されることで、揺動部111は、所定の共振周波数において第1軸線la回りに揺動する。ここで、構造体110は、第1被固定部分114a、第2被固定部分115a、及び第3被固定部分116aにおいて、台座120に固定される。本体部113は、台座120によって宙に浮いた状態となっている。そのため、光スキャナ100の駆動時に、本体部113は上下方向に変位する。捩れ梁部112は、本体部113の振動の節となる位置に設けられるので、本体部113が上下方向に変位しても、捩れ梁部112は、上下方向への変位が抑制される。なお、駆動信号の周波数は、光スキャナ100の共振周波数に厳密に一致しなくても差し支えない。光スキャナ100のQ値や周波数特性の線形性に応じて、駆動信号の周波数は、光スキャナ100の共振周波数から適宜オフセットされても差し支えない。
[光スキャナ100の作成]
光スキャナ100の作成工程を説明する。ここでは、構造体110が金属で構成される場合を例に取り、説明を行う。先ず、構造体110を構成する金属板(例えば、ステンレスやチタンなど)が、構造体110の外形と等しい大きさに分割される。そして、分割された金属板に対して所定の除去加工を行うことで、貫通孔X、貫通孔Y、及び貫通孔Zが形成される。貫通孔X、貫通孔Y、及び貫通孔Zの形成により、構造体110の外形が形成される。所定の除去加工には、例えば、エッチング、プレス加工、放電加工、レーザ加工などが含まれる。一例として、ウェットエッチングが行われる場合、分割された金属板の、貫通孔X、貫通孔Y、及び貫通孔Zを除いた位置に、マスキングのためのレジスト膜が形成される。その後、ウェットエッチングによって構造体110の外形が形成された後に、レジスト膜が除去される。なお、構造体110の外形に比して十分大きな金属板に複数の構造体110の外形が形成された後に、個々の構造体に分割される多数個取りが実行されても差し支えない。
次に、予め圧電材料の両面に電極層を備えた駆動部140が、構造体110に実装される。この実装は、例えば、エポキシ系、アクリル系、シリコン系等の合成樹脂材料に金属フィラーなどの導電材を含有する導電性接着剤を用いて行われる。具体的には、構造体110の本体部113に塗布された導電性接着剤の上に、駆動部140が設置される。駆動部140の設置後、100〜200℃の雰囲気に保たれた加熱炉内に構造体110が30〜60分間装入されることによって、導電性接着剤が硬化する。以上で、駆動部140の実装が完了する。
次に、台座120が作成される。台座120の外形は、構造体110の場合と同様に、台座120の構成材料に対して、エッチングやプレスなどの除去加工を施すことで得られる。
次に、台座120と構造体110とが、第1被固定部分114a、第2被固定部分115a、及び第3被固定部分116aにおいて固定される。この固定は、前記したように、レーザ溶接や導電性の熱硬化接着剤を用いて行われる。従って、構造体110と台座120とは、電気的に接続された状態となる。
最後に、駆動部140と台座120とに対して、信号線が接続される。この信号線は、非図示の交流電源に接続される。光スキャナ100の駆動時には、この信号線を介して駆動部140と台座120との間に駆動信号が供給される。以上で、光スキャナ100の作成工程が終了する。
[延出部分116による効果]
図3を用いて、延出部分116による、本体部113の最大振動量の低減を説明する。図3の縦軸に示される最大振動量は、駆動時において本体部113の上下方向における変位量が最大となる位置における振動量である。変位量が最大となる位置は、例えば、本体部113の駆動部140が設けられる位置である。また、最大振動量は、駆動時のミラー部材130の上下方向における最大振動量で除算することで、百分率にて示される。本実施形態では、長さaを固定し、長さbを変化させることで、本体部113の最大振動量の変化が調べられる。長さaは、図2(A)に示されるように、左右方向における第1軸線laから延出部分116までの本体部113の長さである。長さbは、図2(A)に示されるように、左右方向における延出部分116の長さである。図3の横軸は、長さbを長さaで除した値にて示される。なお、本実施形態では、延出部分116の前後方向における長さc(図2(A)参照)も変化させ、本体部113の最大振動量の変化が調べられる。長さcは、同様に長さaにて除算される。c/a=0.118のデータは、中抜き四角と実線とで示される。c/a=0.235のデータは、中抜き三角と点線とで示される。c/a=0.353のデータは、十字と一点鎖線とで示される。なお、図3には、比較のために、長さcが「0」、即ち延出部分116が存在しない場合のデータも、中抜き丸で示される。また、図3に示される値は、光スキャナ100の形状や材質などのパラメータに基づき、延出部分116の形状を変化させることで行われたシミュレーションによって得られた値である。
図3に示されるように、延出部分116が設けられることによって、延出部分116が存在しない場合よりも、延出部分116の形状に関わらず最大振動量が低減される。厳密に言えば、c/aの値によって、最大振動量が最小となるb/aの値は若干異なる。しかし、概して言えば、最大振動量は、b/aの値が0.3以下の場合、b/aの値が大きくなるに従い低下する。最大振動量は、b/aの値がおよそ0.3〜0.5の場合、換言すれば、長さbが長さaのおよそ1/3〜1/2の場合、最小となる。そして、最大振動量は、b/aの値が0.5以上の場合、b/aの値が大きくなるに従い増加する。即ち、b/aの値をおよそ0.3〜0.5と設定することによって、最大振動量を最小にできる。
図4を用いて、延出部分116による、駆動電圧の低減を説明する。図4の横軸は、図3と同様に、b/aの値を示す。図4の縦軸は、あるb/aの値において、所望の揺動部111の振幅を得るために必要な駆動電圧の値を示す。なお、この駆動電圧の値は、延出部分116が存在しない場合の光スキャナ100において、所望の振幅を得るために必要な駆動電圧の値で除算した駆動電圧比にて示される。所望の振幅を得るために必要な駆動電圧が小さいほど、光スキャナ100の消費電力が少ないといえる。なお、図4においても、図3と同様に、長さc(図2(A)参照)も変化させ、駆動電圧比が調べられる。c/a=0.118のデータは、中抜き四角と実線とで示される。c/a=0.235のデータは、中抜き三角と点線とで示される。c/a=0.353のデータは、十字と一点鎖線とで示される。なお、図4には、比較のために、長さcが「0」、即ち延出部分116が存在しない場合のデータも、中抜き丸で示される。また、図4に示される値は、光スキャナ100の形状や材質などのパラメータに基づき、延出部分116の形状を変化させることで行われたシミュレーションによって得られた値である。
図4において、駆動電圧比は、b/aの値が大きくなるに従い減少する。厳密に言えば、c/aの値によって、同じb/aの値に対して駆動電圧比は若干異なる。しかし、概して言えば、b/aの値の増大に応じた駆動電圧比の単調増加傾向は、c/aの値に関わらず確認された。また、b/aの値がおよそ0.3以上の場合、換言すれば、長さbが長さaのおよそ1/3以上の場合、駆動電圧比が1より小さくなる。即ち、長さbを長さaのおよそ1/3以上に設定することで、延出部分116が設けられない場合と比較して、駆動電圧を低減することが可能となる。
図3及び図4に示されるように、c/aの値は、b/aの値と本体部113の最大振動量及び駆動電圧比との間における傾向には影響しない。例えば、図3において、最大振動量は、c/aの値に関わらず、b/aの値の増加に伴い、一旦減少した後に増加に転ずる。また、図4において、駆動電圧比は、c/aの値に関わらず、b/aの値の増加に伴い減少する。しかし、図3及び図4において、c/aの値が異なる場合、同じb/aの値であっても、最大振動量及び駆動電圧比の値は異なる。ここでは、図5を用いて、c/aの値が最大振動量及び駆動電圧比に与える影響を説明する。
図5(A)の縦軸は、図3と同様に、本体部113の最大振動量を示す。図5(B)の横軸は、長さbを、長さcの0.4乗で除算した値を示す。図5(A)には、c/a=0.118、c/a=0.235、及びc/a=0.353の場合のデータが、図3と同じシンボルを用いて示される。図5(B)の縦軸は、図4と同様に、駆動電圧比を示す。図5(B)の横軸は、図5(A)と同様に、長さbを、長さcの0.4乗で除算した値を示す。図5(A)には、c/a=0.118、c/a=0.235、及びc/a=0.353の場合のデータが、図4と同じシンボルを用いて示される。
長さbを長さcの0.4乗で除算した値に対して、最大振動量及び駆動電圧比の振る舞いは、c/aの値に関わらずほぼ同一となる。具体的には、図5(A)に示されるように、長さbを長さcの0.4乗で除算した場合、c/aの値が異なっても、b/c 0.4 の値と最大振動量との関係は一致する。そして、b/c 0.4 の値が2以上4以下の場合、最大振動量が、延出部分116が設けられない場合と比較して、約半分以下に低減される。そして、b/c 0.4 の値が約3の場合に、最大振動量が最小になる。また、図5(B)に示されるように、c/aの値が異なっても、b/c 0.4 の値と駆動電圧比との関係は一致する。b/c 0.4 の値が2以上であれば、駆動電圧比は、1よりも小さくなる。長さcの乗数である「0.4」の値の物理的意味の解釈は、まだ明らかではない。しかし、結果として、(1)b/c 0.4 の値に対して、最大振動量及び駆動電圧比の振る舞いがc/aの値に関わらずほぼ同一となること、(2)b/c 0.4 の値が2以上4以下の場合、最大振動量が、延出部分116が設けられない場合と比較して、約半分以下に低減されること、(3)b/c 0.4 の値が「3」の場合、最大振動量が最小になること、という、新たな知見が得られた。
<比較例>
[光スキャナ200の構成]
比較例として、延出部分が設けられない光スキャナ200の例を示す。光スキャナ200は、光スキャナ100と比較して、構造体210の形状において相違する。光スキャナ200において、光スキャナ100と同一の構成に対しては、同一の番号を付与することで説明が省略される。
図6及び図7に示されるように、光スキャナ200は、構造体210と、台座120とを有する。構造体210の本体部213が、構造体110の本体部113と異なる。具体的には、本体部213は、本体部113(図1及び図2)と比較して、(1)追加橋渡し部分217を有する、(2)延出部分が存在しない、点において相違する。追加橋渡し部分217は、左右方向において第1軸線laから離間する。追加橋渡し部分217は、貫通孔Xを前後方向に橋渡しする。追加橋渡し部分217は、第1軸線laに対して線対称となるように、中心橋渡し部分114の左右両側に一対設けられる。また、一対の追加橋渡し部分217は、第2軸線lbに対しても線対称に一対設けられる。即ち、構造体210には、4つの追加橋渡し部分217が含まれる。なお、前後方向において、第2軸線lbから離間する方向の追加橋渡し部分217の延長線上には、台座120に対して固定される第4被固定部217aが設けられる。
[追加橋渡し部分217による効果]
追加橋渡し部分217の配置される位置が、光スキャナ200の最大振動量及び駆動電圧に与える影響を、図8及び図9を用いて説明する。なお、図7に示されるように、左右方向における追加橋渡し部分217の中心第1軸線laとの距離は、距離dと表記される。
図8の横軸は、距離dを、第1軸線laから貫通孔Zまでの距離a(図7参照)で除算した値を示す。図8の縦軸は、図3と同様に、本体部213の最大振動量を示す。なお、参考のため、光スキャナ200の構成において、追加橋渡し部分217が設けられない場合のデータも、図8には示される。図8より明らかに、追加橋渡し部分217が設けられない場合と比較して、追加橋渡し部分217が設けられることで、最大振動量は低減される。
図9の横軸は、図8と同様に、距離dを距離aで除算した値を示す。図9の縦軸は、図4と同様に、駆動電圧比を示す。図9から明らかに、追加橋渡し部分217が設けられない場合と比較して、追加橋渡し部分217が設けられることで、駆動電圧比は増加する。また、追加橋渡し部分217の形状に関わらず、駆動電圧比は常に1以上となる。より具体的には、追加橋渡し部分217が設けられない場合と比較して、光スキャナ200における所望の振幅を得るための駆動電圧は、最小でもおよそ1.5倍、最大で3.5倍程度に上昇する。
比較例である光スキャナ200において、追加橋渡し部分217が設けられることで、最大振動量の低減が確認された。しかし、駆動電圧を低く抑えるという観点からは、光スキャナ100が、光スキャナ200よりも好ましい。
本発明は、今までに述べた実施形態に限定されることは無く、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形・変更が可能である。以下にその一例を述べる。
前記した実施形態では、延出部分116は、第2軸線lbを含んで設けられる。しかし、延出部分は、第2軸線lbに対して線対称に配置されればよい。従って、延出部分116の形状は、前記した実施形態に限定されない。図10を用いて、延出部分116の他の形態の例を説明する。
図10に示す光スキャナ300は、延出部分316と第3被固定部分316aとの形状において、光スキャナ100と相違する。光スキャナ300において、光スキャナ100と同一の構成に対しては、同一の番号を付与することで説明が省略される。
延出部分316は、前後方向において、第2軸線lbに対して線対称に配置される。延出部分316は、第2軸線lbから前後方向に離間して、一対設けられる。そして、一対の延出部分316は、左右方向において第1軸線laに対して線対称となるように、一対設けられる。従って、延出部分316は、4つ設けられる。被固定部分316aは、左右方向における延出部分316の延長線上であって、延出部分316よりも揺動部111から離間した位置に設けられる。この被固定部分316aにおいて、構造体310と台座120とが固定される。
光スキャナ300のような形状であっても、延出部分316が設けられているため、本体部313における振動を抑制するという効果が得られる。即ち、光スキャナ300の本発明の範囲に含まれる。また、延出部分316は、前後方向において第2軸線lbに対して線対称に配置されているため、構造体313に対して前後方向に対して非対称な拘束を
与えない。そのため、延出部分316が設けられても、揺動部111の揺動方向は変化しない。
前記した実施形態では、本体部113は、捩れ梁部112との連結部分から、左右方向の両側へと延出する。換言すれば、捩れ梁部112は、本体部113によって左右方向において両持支持されている。しかし、本体部の形状は、前記した実施形態に限定されない。図11を用いて、本体部の形状の他の例を説明する。
図11に示す光スキャナ400は、本体部413の形状において、光スキャナ100と相違する。光スキャナ400において、光スキャナ100と同一の構成に対しては、同一の番号を付与することで説明が省略される。本体部413は、捩れ梁部112との連結部分から、右方向へのみ延出する。換言すれば、捩れ梁部112は、本体部413によって左右方向において片持支持される。光スキャナ400において、駆動部140、貫通孔Z、延出部分116及び第3被固定部分116aは、第2軸線lbに対しては線対称であるものの、第1軸線laに対しては非対称となる。このような形態の光スキャナ400も、本発明の範囲に含まれる。
前記した実施形態において、台座120は、矩形に形成された板状部材であった。しかし、台座はこの形状に限定されない。第1被固定部分114aと、第2被固定部分115aと、第3被固定部分116aとにおいて、構造体110と台座120とが固定可能な形状であれば、台座120はどのような形状であってもよい。
前記した実施形態において、光スキャナは、共振周波数にて駆動される。しかし、本発明は、共振駆動されない光スキャナに対しても適用可能である。なぜならば、共振駆動されない光スキャナであっても、駆動のために構造体に対して振動が印加されるので、構造体の振動という問題は同様に発生するためである。
前記した実施形態では、駆動部140として圧電材料が利用される。しかし、磁石とコイルパターンとの組み合わせによる電磁駆動方式や、極板間に働く静電気力による静電駆動方式など、他の駆動方式を採用した光スキャナであっても、本発明の範囲に含まれる。
100,200,300,400 光スキャナ
110,210,310,410 構造体
111 揺動部
112 捩れ梁部
113,213,313,413 本体部
114 中心橋渡し部分
114a 第1被固定部分
115 端部橋渡し部分
115a 第2被固定部分
116,316 延出部分
116a,316a 第3被固定部分
120 台座
130 ミラー部材
140 駆動部
217 追加橋渡し部分
217a 第4被固定部

Claims (7)

  1. 入射した光を反射する反射面を有し、第1軸線を中心として揺動可能に構成されるミラー部と、
    前記ミラー部の両端から、前記第1軸線に平行に延出する一対の捩れ梁部と、
    前記一対の捩れ梁部の端部に連結され、前記第1軸線に交差する方向に延出する本体部と、
    を有する平板状の構造体と、
    前記構造体の一部が固定される台座と、
    前記本体部に設けられ、駆動電圧が印加されることで前記構造体を加振し、前記ミラー部分を前記第1軸線回りに揺動させることが可能な駆動部とを備え、
    前記本体部は、
    前記一対の捩れ梁部の延長線上において、前記台座に対して固定される一対の第1被固定部分と、
    前記一対の第1被固定部分から、前記第1軸線に直交し且つ前記ミラー部の中心を通る第2軸線の方向に離間し、前記台座に対して固定される一対の第2被固定部分と、
    前記第2軸線の方向における前記本体部の端部において、前記台座に対して固定される第3被固定部分とを含み、
    前記第2軸線の方向において、前記第3被固定部分と前記駆動部との間には、前記第1軸線の方向に伸長する一対の第1貫通孔が形成され、
    前記本体部は、前記第1軸線の方向において前記一対の第1貫通孔の間に設けられ、前記第2軸線に対して線対称に前記第3被固定部分に対して接続される延出部分を含み、
    前記駆動部は、前記延出部分に対して前記第1軸線の方向において重複する位置に配置される
    ことを特徴とする光スキャナ。
  2. 前記延出部分は、前記第2軸線上に配置されている
    請求項1に記載の光スキャナ。
  3. 前記本体部は、
    前記第1軸線の方向において、前記第1被固定部分及び前記第2被固定部分と前記駆動部との間には、前記第2軸線の方向に伸長する第2貫通孔が形成され、
    前記第2軸線の方向における前記第2貫通孔の一端に隣接して設けられ、前記第1被固定部分に対して接続される第1橋渡し部分と、前記第2軸線の方向における前記第2貫通
    孔の他端に隣接して設けられ、前記第2被固定部分に対して接続される第2橋渡し部分と、を含み、
    前記延出部分は、前記第2軸線の方向において、前記第2橋渡し部分より、前記本体部の端部に近い位置に形成されており、
    前記本体部は、前記一対の捩れ梁部の端部に連結され、前記第1軸線に交差する方向の両側に延出する、
    請求項2に記載の光スキャナ。
  4. 前記延出部分は、前記第2軸線の方向において、前記第1軸線から前記延出部分までの長さの1/3以上の長さを有する、
    請求項3に記載の光スキャナ。
  5. 前記延出部分は、前記第2軸線の方向において、前記第1軸線から前記延出部分までの長さの1/2以下の長さを有する、
    請求項4に記載の光スキャナ。
  6. 前記延出部分は、
    前記延出部分の前記第2軸線の方向における長さをb、前記延出部分の前記第1軸線の方向における長さをcと表記した場合、b/c 0.4 の値が2以上4以下となる形状に構成される、
    請求項3〜5の何れか1項に記載の光スキャナ。
  7. 前記延出部分は、b/c 0.4 の値が3となる形状に構成される、
    請求項6に記載の光スキャナ。
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