JP5847057B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
近年、遊技に対する遊技者の参加意識を高めるために、ハンドルとは別に遊技者が操作可能な演出ボタンを配設したものがある。たとえば下記の特許文献1には、予め定めるボタン演出モードにおいて演出ボタンの操作が有効化され、ボタン演出モード中の演出ボタンの操作毎にボタン抽選を行う弾球遊技機が提案されている。特許文献1では、ボタン演出モードの実行期間として予め定める期間が定められている。
この発明は、操作手段を用いた演出の興趣をより一層向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
この構成によれば、操作有効期間における操作手段の操作に関連して追加操作有効期間を付与するか否かの抽選が行われ、この抽選の結果に基づいて追加操作有効期間が付与される。これにより、操作手段を用いた演出の興趣をより一層向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾球遊技機(遊技機)1の斜視図である。以下、弾球遊技機(パチンコ機)1を例に挙げて説明するが、この発明は弾球遊技機に限られず、スロットマシンに代表される回胴式遊技機などの他の遊技機にも適用することができる。
弾球遊技機1は、遊技店内に配列された遊技島への取付け(設置)のための略四角枠状の外枠2と、この外枠2に対し片開き可能に取り付けられた内枠3とを備えている。外枠2の左右一方、たとえば左側のヒンジ4によって、内枠3はヒンジ4の回動軸まわりに回動可能に保持されている。
遊技盤5の盤面には、発射装置から発射された遊技球を、遊技盤5の左側上部に導くための略円弧状のガイドレール14が配設されている。遊技盤5の盤面には、多数本の障害釘16(図2には一部の障害釘16のみを図示)が配設されており、遊技盤5の左側上部からガイドレール14に沿って右斜め上方に向けて放たれた遊技球は、遊技盤5の盤面に沿って多数本の障害釘16の間を通って流下していく。
液晶表示ユニット15の下方には、第1特別図柄始動口18および第2特別図柄始動口28が上下に並べて配設されている。第1および第2特別図柄始動口18,28は、それぞれ、遊技盤5の盤面に沿って流下する遊技球を入球可能に設けられている。
第1または第2特別図柄始動口18,28に遊技球が入ると、予め定める個数(たとえば、第1特別図柄始動口18への遊技球の入球に対しては3球、および第2特別図柄始動口28への遊技球の入球に対しては5球)の賞球が、賞球払出装置50(図3参照)から払い出される。また、第1または第2特別図柄始動口18,28への遊技球の入球に伴って、特別利益状態を実行するか否かを決定するための大当たり抽選(特別利益状態抽選)が実行される。
遊技盤5の右上部におけるガイドレール14の外側領域には、第1特別図柄表示手段22、第2特別図柄表示手段23および普通図柄表示手段26が配設されている。これらの表示手段22,23,26は、遊技盤5の右上部から右下方向に向けて一列にこの順で並んでいる。
また、確率変動遊技中はサポート遊技も併せて実行される。サポート遊技の非実行時、すなわち確率変動遊技の非実行時には、普通図柄ゲート17への遊技球の通過に対する普通図柄表示手段26の図柄変動時間がたとえば27秒間であり、普通図柄抽選の当選確率がたとえば1/100であり、普通図柄抽選の当選時における第2特別図柄始動口28の開放回数(電動チューリップ役物19の拡開回数)がたとえば1回、各開放に要する時間がたとえば0.2秒間である。したがって、弾球遊技機1では、確率変動遊技の非実行時には電動チューリップ役物19はめったに拡開状態にならず、そのため、遊技盤5の盤面を流下する遊技球が、第2特別図柄始動口28にほとんど入球しない。
遊技盤5の盤面に沿って流下する遊技球のうち、第1および第2特別図柄始動口18,28、大入賞口20ならびに普通入賞口25のいずれにも入らなかった遊技球(アウト球)は、遊技盤5の盤面の下部に形成されたアウト口24から機内に回収される。
弾球遊技機1は、遊技の動作制御を司る主制御基板30と、演出制御を司る演出制御基板31と、弾球遊技機1から遊技球を払い出すための払出制御基板32とを備えている。
払出制御基板32は、CPU32A、RAM32B、ROM32C等を含むマイクロコンピュータを備えており、主制御基板30に直接接続されている。払出制御基板32には、賞球払出装置50が制御対象として接続されている。
液晶表示制御基板34はCPU34A、RAM34BおよびROM34Cを含むマイクロコンピュータを備えている。液晶表示制御基板34には液晶表示ユニット15が制御対象として接続されている。
演出インターフェイス基板33には、枠中継基板43を介してスピーカ28および遊技ランプ27が、制御対象としてそれぞれ接続されている。また、演出インターフェイス基板33には演出ボタン11が接続されている。演出ボタン11が押操作されたときには、演出ボタン11から操作入力信号が、演出インターフェイス基板33を介して演出制御基板31に入力されるようになっている。
演出制御基板31は、CPU31Aおよびメモリ31Bを含むマイクロコンピュータを備えている。
また、メモリ31Bは、演出実行のためのデータを記憶するためのデータ記憶部(図示しない)や、演出実行のための抽選テーブル(図示しない)などを備えている。データ記憶部には、液晶表示ユニット15の演出図柄の画像データや、背景画像データ、キャラクタの画像データ、音声出力用の音声データなどが記憶されている。
演出制御基板31には、主制御基板30から出力された制御指令信号が演出インターフェイス基板33のバッファ回路52を介して入力されるようになっている。演出制御基板31は、主制御基板30から送出される制御指令信号に含まれる変動パターン指令信号に基づいて具体的な演出内容を決定する。この演出内容は、液晶表示ユニット15への表示画像などの表示内容に限られず、ランプ類(遊技ランプ27を含む。)の点灯や点滅によるランプ演出の内容や、スピーカ28からの音声出力などの音声内容を含む。
演出制御基板31には、演出ボタン11からの操作入力信号が、演出インターフェイス基板33のバッファ回路54を介して入力されるようになっている。
図5は、液晶表示ユニット15におけるボタン演出モード中の表示画面を示す図である。図4および図5を参照しつつ、ボタン演出モードについて説明する。
進行度合い表示部55は、いわゆるレベルメータによって構成されており、たとえば点灯表示/消灯表示可能な複数個(たとえば10個)の表示部分56を上方に積層することにより構成されている。進行度合い表示部55では、最下方の表示部分56から順に上方に向けて点灯可能であり、ボタン演出モードの進行度合いは、点灯する表示部分56の個数によって表されるようになっている。そのため、進行度合い表示部55は、ボタン演出モードの進行度合いを複数段階(たとえば、段階「0」〜段階「10」までの11段階)に表示可能である。
段階記憶部46は、ボタン演出モードの進行度合い(たとえば、段階「0」〜段階「10」までの11段階)を記憶している。段階記憶部46に記憶されているボタン演出モードの進行度合いに基づいて、液晶表示ユニット15における進行度合い表示部55(後述する。図14D参照)が表示される。したがって、段階記憶部46に記憶されている進行度合いがたとえば段階「3」であるときは、進行度合い表示部55の表示は段階「3」である。このとき、進行度合い表示部55では一番下の表示部分56、下から2番目の表示部分56および下から3番目の表示部分56が点灯される。また、段階記憶部46に記憶されている進行度合いがたとえば段階「8」であるときは、進行度合い表示部55の表示は段階「8」である。このとき、進行度合い表示部55では、一番上の表示部分56および上から2番目の表示部分56を除く全ての表示部分56が点灯される。
その他、演出制御基板31には、外付けのボタン抽選用乱数カウンタ47、残有効期間タイマ49、経過期間タイマ48Cなどが設けられている。ボタン抽選用乱数カウンタ47は、たとえば「0」から「99」のボタン抽選用乱数をランダムに発生している。CPU31Aはボタン抽選用乱数カウンタ47が発生するボタン抽選用乱数を取得することができるようになっている。
経過期間タイマ48Cは、ボタン演出モードの開始時点からの経過期間を計時するためのものである。経過期間タイマ48Cはたとえば加算型のタイマである。ボタン演出モードの開始に伴って経過期間タイマ48Cの値が加算される。
図6は、ボタン抽選テーブル45の内容を示す図である。
演出制御基板31では、ボタン演出モードの残実行期間を延長するか否かを決定するための延長決定抽選が実行される。この延長決定抽選に当選すると、ボタン演出モードの残有効期間および総有効期間がそれぞれ予め定める期間(たとえば1.0秒間(sec))だけ延長される。
また、ボタン抽選テーブル45では、ボタン演出モードの進行度合いが段階「9」である場合のボタン当選確率が段階「0」〜段階「8」である場合よりも著しく低くなるように、当選用数値が定められている。
システムリセット処理の実行は、電源が投入され、主制御基板30に対し電源基板(図示しない)からのシステムリセット信号が入力されることに基づいて開始される。システムリセット処理が実行される場合として、停電状態からの復旧時のようにRAMクリアされずに電源が通電状態になる場合や、遊技店の開店時のようにRAMクリアが実行されつつ電源が通電状態になる場合を挙げることができる。
また、電源投入に伴い、電源投入状態を示す電圧レベル(たとえばオン状態)の電圧降下信号が主制御基板30に入力される。電圧降下信号が電源投入状態を示す電圧レベルであると、CPU30Aはその後、払出制御基板32が正常に立ち上がったことを示す電源投入時指令信号が払出制御基板32から入力されるか否かを監視する(図7に示す払出制御確認)。
メイン処理の無限ループ中は、4msec毎に、マスク可能なタイマ割込処理が実行される。より詳しくは、CPU30Aでは、当該CPU30Aが割込許可状態にあることを条件に、4msec毎にメイン処理が中断され、タイマ割込処理が実行される。
次いで、入力管理処理が実行される(ステップS3)。入力管理処理は、弾球遊技機1に設けられた各種センサの検出出力の内容(たとえば、各種検出センサがオンオフ信号を出力する場合にはオン状態かオフ状態か)を記憶したり、その信号に基づくデータを定期的に更新したりする処理である。各種センサとして、たとえば特別図柄始動口入球センサ36,37、普通ゲート通過センサ38、大入賞口入球センサ39、普通入賞口入球センサ40等を例示することができる。
次いで、賞球払出装置50に遊技球を供給するための球供給機構(図示しない)に対する遊技球の補給停止の有無や遊技球の詰まりの有無を判定するエラー管理処理が行われる(ステップS5)。このエラー管理処理では、弾球遊技機1内部の異常発生の有無も判定される。
次いで、普通図柄管理処理が行われる(ステップS7)。この普通図柄管理処理では、電動チューリップ役物19を拡開動作させるか否かを判定する普通図柄判定処理(前述の普通図柄抽選と同等)が実行される。より詳しくはステップS4のタイマ割込内乱数管理処理によって更新された普通図柄判定用乱数カウンタ(図示しない)から取得された普通図柄判定用乱数の値を普通図柄当たり数値と対比する。
次いで、特別図柄管理処理が行われる(ステップS9)。この特別図柄管理処理では、特別利益状態を実行させるか否かを判定する大当たり判定処理が実行される。より詳しくはステップS4のタイマ割込内乱数管理処理によって更新された大当たり判定用乱数カウンタ(図示しない)から取得した大当たり判定用乱数の値を大当たり数値と対比する。
次いで、主制御基板30で管理する所定のランプに点灯や消灯を行うランプ管理処理が実行される(ステップS11)。
図9は、ステップS9の特別図柄管理処理の流れを示すフローチャートである。
第1保留記憶エリアに保留用として記憶されている始動記憶の数が保留球数上限(保留球数MAX。たとえば4つ。)未満である状態で、第1特別図柄始動口18に遊技球が入球する(特図1始動口に入賞する)と(ステップS41でYES、かつステップS42でNO)、第1特別図柄保留球数カウンタの値(特別図柄1動作保留球数の値)がインクリメント(+1)されるとともに(ステップS43)、その入球に応じて取得された始動記憶が第1保留記憶エリアに記憶される(ステップS44)。
図11は第2始動口チェック処理の流れを示すフローチャートである。RAM30Bには、第2保留記憶エリア(図示しない)が設けられている。第2保留記憶エリアには、始動記憶最大でたとえば5つまで記憶可能であり、そのうちの1つは第2特別図柄表示手段23の図柄変動の実行用として、残りの4つは第2特別図柄表示手段23の図柄変動動作の保留用として記憶する。第2保留記憶エリアに保留用として記憶されている始動記憶の個数は、RAM30Bに設けられた第2特別図柄保留球数カウンタ(図示しない)に記憶されている。
第2保留記憶エリアに保留用として記憶されている始動記憶の数が保留球数上限(保留球数MAX。たとえば4つ。)未満である状態で、第2特別図柄始動口28に遊技球が入球する(特別図柄2始動口に入賞する)と(ステップS51でYES、かつステップS52でNO)、第2特別図柄保留球数カウンタの値(特別図柄2動作保留球数の値)がインクリメント(+1)されるとともに(ステップS53)、その入球に応じて取得された始動記憶が第2保留記憶エリアに記憶される(ステップS54)。
図9を再び参照して、特別図柄管理処理の流れを引き続き説明する。
ステップS21の第1始動口チェック処理およびステップS22の第2始動口チェック処理の実行後、CPU30Aは、RAM30B内に設けられた小当たり中フラグ(図示しない)の値を参照して、弾球遊技機1が小当たり遊技の実行中であるか否かを調べる(ステップS23)。小当たり遊技の非実行である場合には(ステップS23でNO)、次いでCPU30Aは、RAM30B内に設けられた条件装置作動フラグ(図示しない)の値を参照して、弾球遊技機1が特別利益状態の実行中であるか否かを調べる(ステップS24)。
なお、RAM30Bの普通図柄保留記憶エリアに対する普通図柄判定用乱数値の格納に代えて、取得した普通図柄判定用乱数値を予め定める普通図柄当たり数値と比較判定することによる当落の結果自体を格納するようにしてもよいのは言うまでもない。
図12、図13および図14A〜図14Gを参照して、演出抽選処理、とくにボタン演出モードの流れを説明する。
演出ボタン11が操作されると(ステップS113でYES)、演出制御基板31に操作信号が入力される。演出制御基板31への操作信号の入力に応答して、演出制御基板31はボタン抽選を実行する(ステップS114〜S116)。具体的には、演出制御基板31に操作信号が入力されると、CPU31Aはボタン抽選用乱数を取得する(ステップS114)。また、CPU31Aは、演出ボタン11の操作タイミングにおける、残有効期間タイマ49の値および経過期間タイマ48Cの値を取得する(ステップS115)。
ステップS116では、具体的には、CPU31Aは経過期間タイマ48Cの値に基づいて、演出ボタン11の操作タイミングにおける、ボタン演出モード開始からの経過期間の区分け(なお、図6に示す「区間A」、「区間B」および「区間C」)のいずれに該当するかを判別し、判別後の区分けと、残有効期間タイマ49の値とに対応する当選用数値とを比較する。
そして、ボタン抽選用乱数値がボタン当選用数値と一致するときは(ステップS117でYES)、CPU31Aは当選演出を実行するとともに(ステップS118)、メモリ31Bの段階記憶部46の値をインクリメント(+1)し、これにより段階記憶部46に記憶されている進行度合いが1段階昇格する。この進行度合いの昇格は、液晶表示ユニット15における進行度合い表示部55の表示に反映され、進行度合い表示部55に表示される進行度合いが1段階昇格する。この実施形態では、ステップS118の当選演出の実行として、進行度合い表示部55の進行度合いの昇格と、この進行度合い表示部55における昇格に併せてスピーカ28から出力される当たり用の音声とが挙げられる。
ボタン演出モード中におけるボタン抽選の当選回数が10回に達したとき、すなわちメモリ31Bの段階記憶部46の値が段階「10」に到達したときには(ステップS119でYES)、進行度合い表示部55の一番上の表示部分56(図5参照。「成功」と記載された表示部分56。)が点灯する。このとき、液晶表示ユニット15の表示が、図14Dや図14Eに示す画面から図14Fに示す画面、たとえば「成功!」というメッセージが描かれた画面(図14F参照)に切り換わる。その後、液晶表示ユニット15では、スーパーリーチA(特別演出)が実行される。
演出制御基板131は、前述の演出制御基板31に代えて備えられるものであり、ボタン抽選テーブル45に代えてボタン抽選テーブル145,145Bを備える点以外は、前述の演出制御基板31と同等の構成を有するものである。
ボタン抽選テーブル145A,145Bは、複数のボタン抽選テーブル145A,145Bを備えている。以下では、ボタン抽選テーブル145A,145Bが、当選時のボタン抽選テーブル145A(図15A参照)およびはずれ時のボタン抽選テーブル145B(図15B参照)の2つを備えている場合を例に挙げて説明するが、ボタン抽選テーブル145A,145Bに含まれる抽選テーブルは3つ以上であってもよいのは言うまでもない。
また、図15Bに示すように、はずれ時のボタン抽選テーブル145Bでは、ボタン演出モードの進行度合いが段階「0」〜段階「8」である場合において「区間A」にあるときは、ボタン抽選の当選確率(選択確率)はたとえば20%であり、期間延長の選択確率はたとえば5%であり、はずれがたとえば75%である。また、ボタン演出モードの進行度合いが段階「0」〜段階「8」である場合において「区間B」にあるときは、ボタン抽選の当選確率(選択確率)はたとえば40%であり、期間延長の選択確率はたとえば5%であり、はずれがたとえば55%である。さらに、ボタン演出モードの進行度合いが段階「0」〜段階「8」である場合において「区間C」にあるときは、ボタン抽選の当選確率(選択確率)はたとえば50%であり、期間延長の選択確率はたとえば1%であり、はずれがたとえば49%である。
演出制御基板31に操作ボタン11からの操作信号が入力されると、これら第1および第2ボタン抽選が実行される。第2ボタン抽選では、第1ボタン抽選で用いられる抽選テーブルが当選時のボタン抽選テーブル145A(図15A参照)であるのか否かを決定するための抽選テーブル決定抽選が実行される。そして、第1ボタン抽選では、第2ボタン抽選の結果に応じたボタン抽選テーブル145A,145Bが参照されつつ抽選が実行される。
たとえば、ボタン抽選テーブル45,145A,145Bにおいて、ボタン当選用数値と延長当選用数値とが完全に異なっておらず、一部重複していてもよい。この場合、ボタン抽選と延長決定抽選との双方に同時に当選することが可能になる。
また、前述の各実施形態では、初期の総有効期間からの延長可能な期間を、最大でたとえば3.0秒(sec)とした。この場合に、1回の期間延長当たりの延長期間がたとえば1.0秒(sec)であると、前記の延長可能な期間は、期間延長を3回行える期間に相当する。しかし、1回の期間延長当たりの延長期間を、前記の延長可能な期間と同程度の期間にすることもできる。この場合、各ボタン演出モード中に期間延長は1回しか実行できず、期間延長が1回実行されればその後の期間延長は中止されるようになる。
また、ボタン演出モードの進行度合いに応じて、期間延長の選択割合を異ならせてもよい。この場合たとえば、残有効期間が少なくなるのに従って、期間延長の選択割合が高くなるようにされていてもよい。具体的には、ボタン抽選テーブル45,145A,145Bにおいて、「区間B」における期間延長の選択割合が、「区間A」における期間延長の選択割合よりも高くなるように、その内容を設定することができる。
また、たとえば、ボタン抽選テーブル45,145A,145Bでは、演出ボタン11の操作間隔を3段階に区分けしていたが、演出ボタン11の操作間隔の区分けは2段階であってもよいし、4段階以上であってもよい。
また、ボタン抽選に併せて、ボタン演出モードの進行度合いを戻すための降格抽選を実行することもできる。この場合、たとえば段階記憶部46に記憶されている段階が「3」である場合に、ボタン抽選に当選すると段階「4」に1段階昇格するが、これに代えてボタン抽選と同時に行われる降格抽選に当選すると段階「2」に1段階降格する。
また、ボタン演出モードの進行度合いを無段階(多段階)で表示するものであってもよい。この場合、段階記憶部46に記憶されているボタン演出モードの進行度合いも無段階(多段階)である。
また、ボタン演出モードの進行度合いを表示するための表示部(たとえば進行度合い表示部55)や、残有効期間を表示するための表示部を、遊技盤5に液晶表示手段とは別に設けられた表示器に表示するものであってもよい。また、ボタン演出モードの進行度合いや残有効期間を、遊技盤5の遊技ランプや遊技ランプ27による発光演出により報知するようにしてもよい。さらに、ボタン演出モードの進行度合いや残有効期間を、スピーカ28から音声出力させるようにしてもよい。また、ボタン演出モードの進行度合いや残有効期間の報知を、表示器(液晶表示ユニット15を含む。)による表示、遊技ランプ(遊技ランプ27を含む。)による点灯、およびスピーカ28による音声出力のうち、2種類以上を組み合わせて実行するようにしてもよい。
また、特別演出として、前述の各実施形態では所定のスーパーリーチの実行を例に挙げて説明したが、特別演出として他のリーチや予告の実行を採用することもできる。その他、大当たり成立後における確率変動大当たりに昇格する昇格演出、大当たり成立時の大当たり演出、確率変動大当たり遊技を確定する確率変動大当たり確定演出、ラウンド数の多い大当たり遊技を確定する高ラウンド大当たり確定演出などを特別演出として採用することができる。
また、操作手段の一例として演出ボタン11を挙げたが、外部から操作可能であれば、他のボタンや他のスイッチなどであってもよいし、たとえば、ハンドル操作の回動であってもよい。
また、前述の説明では、第1および第2特別図柄始動口18,28を集約して配設した構成を例に挙げたが、第1および第2特別図柄始動口18,28が、遊技盤5上における互いに離間した位置に配設されていてもよい。また、第1および第2特別図柄始動口18,28の2つを設ける構成に限られず、特別図柄始動口18,28として1つを設けるものであってもよい。
11 演出ボタン(操作手段)
31A CPU
45 ボタン抽選テーブル
49 残有効期間タイマ
61 残期間表示部
145A ボタン抽選テーブル
145B ボタン抽選テーブル
Claims (1)
- 所定の条件の成立を契機に一回の遊技を開始する遊技機であって、
遊技者が操作可能な操作手段と、
前記操作手段の操作有効期間を管理するための期間管理手段と、
前記操作有効期間における前記操作手段の操作に関連して、前記操作有効期間と同一回の遊技に含まれる新たな操作有効期間である追加操作有効期間を付与するか否かの抽選を行い、該抽選結果に基づいて該追加操作有効期間を付与する追加有効期間付与手段とを含む、遊技機。
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