JP5846162B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機、特に、フラップがスイングする空気調和機に関する。
従来の空気調和機には、フラップによって風向を変更する機能、特にフラップをスイングさせる機能を持つものがある。そして、フラップをスイングさせる機能を持つ空気調和機の中には、例えば前方、後方、広角などの複数の設定状態の中からフラップのスイング範囲を選択できるものがある。従来、このようなスイング範囲の設定には、スイングを行わせるか否かを設定するためのスイングのオン・オフを切り換える操作ボタンとは別に、スイング範囲を設定するための操作ボタンが必要であった。このようなスイング範囲の設定のための専用の操作ボタンを省きたいときには、他の操作ボタンと兼用することが考えられる。例えば特許文献1(特開平8−100942号公報)には、風向制御装置を備える空気調和機において、他の操作に用いられるリモートコントローラの複数の操作ボタンを3つの吹出しモード(風向モード)の切り換えに兼用する技術が開示されている。具体的には、通常状態から点検試運転ボタンを数秒間押し続けて現地設定状態に切換え、この状態から温度設定ボタンの操作及びタイマ時間設定ボタンの操作により3つの吹出しモードのうちの1つを選択し、さらに予約ボタンを押してその吹出しモードを確定し、更に点検試運転ボタンを押して通常状態に復帰させる構成が記載されている。
しかし、特許文献1に記載されている技術をフラップのスイング範囲の設定の切り換えに用いる場合、操作ボタンを兼用するために、操作ボタン自身の設定の切換が必要になる。そのため、特許文献1に記載されている技術を用いてフラップのスイング範囲を設定しようとすると、操作ボタンの操作が複雑になって空気調和機の操作性が損なわれてしまい、スイング範囲の設定が面倒になる。
本発明の課題は、スイング範囲の設定が可能な空気調和機において、スイング範囲設定のための専用の操作ボタンを設けることなくスイング範囲の設定を可能とすると共に、スイング範囲の設定において空気調和機の良好な操作性を確保することである。
本発明の第1観点に係る空気調和機は、風向を制御するためのフラップを有し、フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更が可能な送風部と、送風部の操作のための一つの操作ボタンとを備え、送風部は、一つの操作ボタンの複数の押さえ方のうちの第1の押さえ方でフラップのスイングのオン・オフの設定を切り換え、第2の押さえ方でフラップのスイング範囲の設定を切り換え、フラップのスイング中に一つの操作ボタンでフラップのスイング範囲の変更とフラップのスイングのオフを指示可能に構成されている、ものである。
本発明の第2観点に係る空気調和機は、風向を制御するためのフラップを有し、フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更が可能な送風部と、送風部の操作のための一つの操作ボタンとを備え、送風部は、一つの操作ボタンの複数の押さえ方のうちの第1の押さえ方でフラップのスイングのオン・オフの設定を切り換え、第2の押さえ方でフラップのスイング範囲の設定を切り換え、フラップのスイングがオフした状態のときに、一つの操作ボタンでフラップのスイング範囲の変更とフラップのスイングのオンを指示可能に構成されている、ものである。
本発明の第9観点に係る空気調和機は、風向を制御するためのフラップを有し、前記フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更が可能な送風部と、前記送風部の操作のための一つの操作ボタンとを備え、前記送風部は、前記一つの操作ボタンの複数の押さえ方のうちの第1の押さえ方で前記フラップのスイングのオン・オフの設定を切り換え、第2の押さえ方で前記フラップのスイング範囲の設定を切り換え、前記一つの操作ボタンが押されている状態が第1設定時間以内の場合の押さえ方を短押し、前記第1設定時間より長い時間前記一つの操作ボタンが押されている状態が続く場合の押さえ方を長押しとして、前記短押し及び前記長押しを前記第1の押さえ方及び前記第2の押さえ方の一方と他方に用いて前記フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更を行う、ものである。
第1観点、第2観点又は第9観点の空気調和機においては、一つの操作ボタンでスイングのオン・オフの設定とスイング範囲の変更を行えるので、スイング範囲設定のための専用の操作ボタンを設けなくても済む。また、一つの操作ボタンの押さえ方を変えるだけでスイング範囲の設定を変更できるので操作が簡単である。
本発明の第3観点に係る空気調和機は、第1観点の空気調和機において、送風部は、一つの操作ボタンが押されている状態が第1設定時間以内の場合の押さえ方を短押し、第1設定時間より長い時間一つの操作ボタンが押されている状態が続く場合の押さえ方を長押しとして、短押し及び長押しを第1の押さえ方及び第2の押さえ方の一方と他方に用いてフラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更を行う、ように構成されている。
第3観点の空気調和機においては、操作ボタンを押さえ続けている時間を変えるだけで、スイングのオンに続けてスイング範囲の設定の変更ができる。
本発明の第4観点に係る空気調和機は、第2観点の空気調和機において、送風部は、短押しを第1の押さえ方とし、長押しを第2の押さえ方としてフラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更を行う、ように構成されている。
第4観点の空気調和機においては、短押しでスイングのオン・オフの設定が切り換えられるので、オン・オフの切り換え時間を短くできる。
本発明の第5観点に係る空気調和機は、第4観点の空気調和機において、送風部は、フラップのスイングのオン状態からスイングのオフ状態になったタイミングでフラップを停止させる、ように構成されている。
第5観点の空気調和機においては、スイング動作中のフラップが所望の停止位置に来たと判断して操作ボタンを短押ししてからフラップを停止するまでのタイムラグを小さくすることができる。
本発明の第6観点に係る空気調和機は、第3観点から第5観点のいずれかの空気調和機において、送風部は、一つの操作ボタンが押されている状態が第1設定時間よりも長い第2設定時間を超えてさらに一つの操作ボタンが押されている状態が続くときに、一つの操作ボタンが押されている時間に応じて長押しによる設定変更を複数回繰り返してフラップのスイング範囲の設定を複数回切り換える、ように構成されている。
第6観点の空気調和機においては、操作ボタンを押さえ続けているという簡単な操作だけでスイング範囲の設定を何度も切り換えられる。
本発明の第7観点に係る空気調和機は、第6観点の空気調和機において、送風部は、一つの操作ボタンで切換可能なスイング範囲の設定がn通りあるときには(ただし、nは2以上の整数)、長押しによる切換回数がn回まではスイング範囲の設定を順に切り換え、(n+1)回になったときには最初に戻って、その後さらにスイング範囲の設定を順に切り換える、ように構成されている。
第7観点の空気調和機においては、誤操作によって所望のスイング範囲の設定を過ごしてしまっても、操作ボタンを押さえ続けているだけで再度所望のスイング範囲の設定が可能になる。
本発明の第8観点に係る空気調和機は、第1観点から第7観点のいずれかの空気調和機において、フラップのオン・オフの設定及びスイング範囲の切り換えに応じて、スイングのオン・オフの設定状態及びスイング範囲の設定状態の表示内容の変更を行う表示部をさらに備える、ものである。
第8観点の空気調和機においては、表示部の表示を使ってオン・オフの設定状態とスイング範囲の設定状態を視覚的に確認しながら操作ボタンの操作を行うことができる。
本発明の第1観点、第2観点又は第9観点に係る空気調和機では、スイング範囲設定のための専用の操作ボタンを設けることなく、スイング範囲の設定において空気調和機の良好な操作性を確保することができる。
本発明の第3観点に係る空気調和機では、スイングのオン・オフとスイング範囲の切り換えが容易になる。
本発明の第4観点に係る空気調和機では、オン・オフの設定切り換えのための待ち時間が短くなって使い勝手が良くなる。
本発明の第5観点に係る空気調和機では、フラップを所望の停止位置で停止させ易くなる。
本発明の第6観点に係る空気調和機では、操作ボタンを押さえ続けているだけで何度もスイング範囲が切り換えられ、スイング範囲の切換が容易になる。
本発明の第7観点に係る空気調和機では、操作ボタンを押さえ続けているだけで再度所望のスイング範囲の設定が可能になり、スイング範囲の切換が容易になる。
本発明の第8観点に係る空気調和機では、表示部への表示によって操作ボタンの誤操作を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る空気清浄機の斜視図。 図1の空気清浄機の分解斜視図。 図1の空気清浄機のI−I線断面図。 図1の空気清浄機の操作パネルユニットを説明するための拡大斜視図。 図1の空気清浄機の制御系統を説明するためのブロック図。 (a)「まえ」スイングを説明するための模式図、(b)「うしろ」スイングを説明するための模式図、(c)「広角」スイングを説明するための模式図。 スイング設定用操作ボタンによる設定動作の一例を示すフローチャート。 (a)スイングオフ時のスイング範囲の表示内容の切り換えを示す模式図、(b)「うしろ」スイングモード時のオンへの表示内容の切り換えを示す模式図、(c)「まえ」スイングモード時のオンへの表示内容の切り換えを示す模式図、(d)「広角」スイングモード時のオンへの表示内容の切り換えを示す模式図。 (a)スイングオン時のスイング範囲の表示内容の切り換えを示す模式図、(b)「うしろ」スイングモード時のオフへの表示内容の切り換えを示す模式図、(c)「まえ」スイングモード時のオンへの表示内容の切り換えを示す模式図、(d)「広角」スイングモード時のオフへの表示内容の切り換えを示す模式図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る空気調和機として除湿機能と加湿機能とを備える空気清浄機を例に挙げて説明する。以下の説明において、上、下、左、右、正面(前)、背面(後)といった方向を示す語句を用いているが、これらの方向は、特にことわりのない限り、図1に示す方向を意味する。
(1)空気清浄機の外観
図1は、空気清浄機の正面に向かって右斜め上から見た斜視図である。つまり、この斜視図に記載されている空気清浄機1は、空気清浄機1を基準として、左正面上方から見られていることになる。図1に示されているように、空気清浄機1は、本体ケーシング10と操作パネルユニット20とを備えている。この空気清浄機1は、本体ケーシング10の脚部13を床面に置いて設置される床置きタイプである。
本体ケーシング10には、吸込口11と吹出口12が設けられている。吸込口11には、本体ケーシング10の左側面に設けられている左側方吸込口11aと、本体ケーシング10の右側面に設けられている右側方吸込口11bとがある。
本体ケーシング10は、上部の略中央で左右に延びる稜線14を挟んで上部が正面側と背面側に向かって傾斜しており、上部正面側の傾斜面10rに操作パネルユニット20が設けられている。一方、本体ケーシング10の上部背面側の傾斜部10sに吹出口12が設けられている。
空気清浄機1は、吸込口11から吸込んだ室内空気を調和して吹出口12から吹出す空気調和機である。この空気清浄機1には、例えば空気清浄モード、除湿モード及び加湿モードの運転モードが設定されており、操作パネルユニット20の操作によって運転モードが切り換えられる。
(2)空気清浄機の内部構成
図2は、空気清浄機1の分解斜視図である。図3は、図1におけるI−I線断面図である。図2に示されているように、本体ケーシング10は、前面パネル10a、背面パネル10b及び底フレーム10cを含んでいる。空気清浄機1は、これら前面パネル10a、背面パネル10b及び底フレーム10cに囲まれた空間内に、放電ユニット31、ストリーマ放電ユニット32、フィルタユニット40、前フレーム55、除湿フレーム56、冷凍サイクルユニット60、加湿ユニット70、ファンユニット80及び電装品ユニット90を備えている。
2つの放電ユニット31は、それぞれ左側方吸込口11a及び右側方吸込口11bに設けられている。これらの放電ユニット31の内部においては、正極と負極電極間に発生する電位差によってコロナ放電を生じさせることができる。左側方吸込口11a及び右側方吸込口11bから取り込まれた空気は、放電ユニット31を通過する。
前フレーム55がフィルタユニット40を前面パネル10aの背面側に収容しており、左側方吸込口11a及び右側方吸込口11bから取り込まれて放電ユニット31を通過した空気は、フィルタユニット40に導かれるように構成されている。図2に示されているフィルタユニット40は、例えば、前から順に配置されるプレフィルタと集塵フィルタと脱臭フィルタとで構成される。このように構成されたときには、まず、プレフィルタによって大きな塵埃が取り除かれる。次に、集塵フィルタによって、放電ユニット31により帯電した微細な塵埃が取り除かれる。集塵フィルタを通過した空気が最後に活性炭などを含む脱臭フィルタを通過し、脱臭フィルタを通過する際にホルムアルデヒドや臭い成分などが分解され、或いは吸着される。
前フレーム55の後部には除湿フレーム56が設けられており、前フレーム55と除湿フレーム56との間に冷凍サイクルユニット60が配置されている。冷凍サイクルユニット60は、圧縮機61、凝縮器62、減圧機構(図示せず)及び蒸発器63を順に冷媒が循環するように接続された冷媒回路を備えている。冷凍サイクルユニット60は、除湿運転時に冷媒回路において行われる冷凍サイクルによって、蒸発器63を用いて空気を露点以下に冷やし、蒸発器63で結露した水分を除去することで除湿が行えるように構成されている。また、冷凍サイクルユニット60は、蒸発器63で結露した水分を溜めるための除湿タンク65も備えている。
除湿フレーム56の背面側に後フレーム57が設けられて除湿フレーム56と後フレーム57の間には加湿ユニット70が収容され、フィルタユニット40と冷凍サイクルユニット60を通過した空気が加湿ユニット70に導かれるように構成されている。図2に示されているように、加湿ユニット70は、加湿ロータ71、貯留ケース72及び水タンク73を備えている。加湿運転時には、加湿ロータ71の気化フィルタから水が気化することで加湿が行われる。加湿ロータ71の気化フィルタへの水の供給は、水タンク73から供給される水がいったん貯留ケース72に溜められ、貯留ケース72から行われる。
除湿フレーム56の背面側には後フレーム57が設けられており、ファンユニット80は、後フレーム57と背面パネル10bとの間に収容されている。ファンユニット80は、吹出口12から吹出させる気流を発生し、吸込口11から吸い込まれてフィルタユニット40、冷凍サイクルユニット60及び加湿ユニット70を順に通過する空気の流れをつくる。
ファンユニット80は、主に、ファンロータ81と、ファンロータ81を収容するスクロールケーシング83と、ファンロータ81を回転させるファンモータ85とフラップ86とからなるシロッコファンである。ファンロータ81は、回転軸の前方延長上にある後フレーム57のファンベルマウス57aから空気を吸い込み、径方向つまり吹出口12が配置されている上方に向かって空気を吹き出す。このファンユニット80は、ファンモータ85の回転速度を切り替えることで風量を切り換えられる。
スクロールケーシング83の上部には、吹出口12に面して開口部80aが形成されており、開口部80aがファンユニット80の吹出口として機能する。このファンユニット80の開口部80aの上方には、フラップ86が配置されている。フラップ86が閉じた状態では、吹出口12がフラップ86で覆われている。フラップ86は、フラップ用モータM15(図5参照)により駆動され開閉動作及びスイング動作を行う。
(3)操作パネルユニット
図2に示されているように、操作パネルユニット20は、プリント配線基板21と操作パネルカバー22と操作表示蓋23とを備えている。プリント配線基板21、操作パネルカバー22及び操作表示蓋23は、順に上へと重ねられている。最上部にある操作表示蓋23は操作パネルカバー22を覆う部材である。操作パネルユニット20の操作を行うときには、操作表示蓋23を開けて、操作パネルカバー22を露出させる。操作表示蓋23には表示用窓23aがあって、操作パネルカバー22の表示が表示用窓23aを通して見られるようになっている。
図4は、操作表示蓋23と操作パネルカバー22の外観を示す拡大斜視図である。図4には操作表示蓋23が開いている状態が示されている。操作パネルカバー22は、プリント配線基板21を覆う部材であり、操作表示部22a及び各種運転スイッチ22b等が設けられている。プリント配線基板21には、各種運転スイッチ22b及び操作表示部22a等に係わる信号処理を行うための電気部品が実装されている。例えば、操作表示部22aには、液晶表示装置を用いた表示が行われるため、プリント配線基板21には液晶表示装置が実装されている。図4に示されている操作表示部22aの表示例は、現在の湿度が55%であり、湿度が高めに設定され、スイングが停止され、風量が強風に設定されている状態を示している。
操作パネルカバー22には、特に、フラップ86のスイングに関する入力を行うために、専用のスイング設定用ボタン22baが1つだけ設けられている。そして、操作パネルカバー22の上面に、「モード選択(長押し)」の表示がなされており、操作者にスイング設定用ボタン22baの押し方が説明されている。
(4)コントローラ
図5は、コントローラについて説明するためのブロック図である。コントローラ91は、電装品ユニット90に設けられている。コントローラ91は、例えばRAM、ROM及びCPUなどを含むマイクロコンピュータで構成され、インターフェース99を介して接続された空気清浄機1の各部の動作を制御する。
コントローラ91には、インターフェース99を介して、操作表示部22a、運転スイッチ22b、スピーカ24、フラップ用モータM15、ファンモータ85、圧縮機61、加湿ユニット70及び電源部100などが接続されている。コントローラ91は、運転スイッチ22bを用いて入力されたユーザの指令に基づいて、これらの機器の制御を実行する。
このコントローラ91は、記憶部92、ファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95、放電制御部96、表示制御部97及びタイマ98などを備えて構成されている。記憶部92は、各運転モードに応じた制御プログラムを保持している。また、記憶部92は、運転スイッチ22bを用いて入力されたユーザの指令を保持する。ファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95、放電制御部96及び表示制御部97は、記憶部92が保持するユーザの指令を読み取り、ユーザの指令に応じた制御プログラムを記憶部92から取得する。そして、ファン制御部93は、取得した制御プログラムに応じてファンモータ85及びフラップ用モータM15を制御する。圧縮機制御部94は、取得した制御プログラムに応じて圧縮機61を制御する。圧縮機制御部94による圧縮機61の制御は、主に、圧縮機61に内蔵されている圧縮機モータ(図示せず)の回転数を制御することによって行われる。加湿制御部95は、取得した制御プログラムに応じて加湿ユニット70を制御する。加湿制御部95による加湿ユニット70の制御は、主に、加湿ユニット70の加湿ロータ71を回転させる加湿ユニットモータ(図示せず)の動作を制御することによって行われる。放電制御部96は、電源部100からの放電用電力の供給を制御する。電源部100からは、放電ユニット31及びストリーマ放電ユニット32に放電用電力が供給される。この放電用電力の供給のオン・オフを制御することにより、放電ユニット31及びストリーマ放電ユニット32の放電が制御される。そして、コントローラ91の表示制御部97は、各制御において必要に応じて、操作表示部22a及びスピーカ24を使ってユーザに情報を伝達する。
(5)スイングモード
図6(a)、図6(b)及び図6(c)には、「まえ」スイング、「うしろ」スイング及び「広角」スイングの各スイングモードにおけるフラップ86のスイング範囲が模式的に示されている。図6(a)に示されている「まえ」スイングのスイングモードでは、フラップ86の配置位置から前方にあるスイング範囲Ar1でフラップ86がスイングする。図6(b)に示されている「うしろ」スイングのスイングモードでは、フラップ86の配置位置から後方にあるスイング範囲Ar2でフラップ86がスイングする。図6(c)に示されている「広角」スイングのスイングモードでは、「まえ」スイングのスイング範囲Ar1と「うしろ」スイングのスイング範囲Ar2を含む広いスイング範囲Ar3でフラップ86がスイングする。
(6)スイング設定用ボタンによる入力
スイング設定用ボタンによる入力について図を用いて説明する。図7には、スイング設定用ボタンによるスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の設定に関する動作が説明されている。図8(a)から図9(d)までには、操作表示部22aに表示される表示内容の切り換りが説明されている。
まず、図4に「スイング」と表示されているスイング設定用ボタン22baの押さえ方に関して、図5に示されているコントローラ91がどのように識別しているかを図7のフローチャートで説明する。スイング設定用ボタン22baは、図5の運転スイッチ22bに属するものである。コントローラ91は、スイング設定用ボタン22baが押される時間によって「短押し」と「長押し」を識別して、スイングに関する設定の切換を行うように構成されている。
まず、図4に「スイング」と表示されているスイング設定用ボタン22baが押されると、図7のステップS1においては、図5に示されているコントローラ91でスイング設定用ボタン22baが押されたと判断されて、ステップS2に進む。コントローラ91は、タイマ98をスタートさせ(ステップS2)、スイング設定用ボタン22baの操作が終了するまでに押し続けられた時間が2秒を超えたか否かを判断する(ステップS3)。
スイング設定用ボタン22baを押し続けられた時間が2秒までであれば、つまり設定用ボタンの操作が2秒を経過せずに終了すると「短押し」と判断される。ここでスイング設定用ボタン22baの操作の終了とは、要するにスイング設定用ボタン22baから操作者の指が離れたことを意味する。2秒以内にスイング設定用ボタン22baの操作が終了したときには、コントローラ91が「短押し」の入力が1回あったものと判断して、ステップS5に進み、フラップ86のスイングのオン・オフの設定を切り換える。コントローラ91は、ファン制御部93によって、「短押し」の入力前がオン状態であればオフに切り換え、入力前がオフ状態であればオンに切り換える。このオン・オフの設定の切り換えの情報については、ステップS6において、コントローラ91が表示制御部97によって操作表示部22a及びスピーカ24を用いてユーザに報知する。具体的には、切り換えのタイミングでスピーカ24によってビープ音を発生させ、操作表示部22aに表示されているスイングのオン・オフの表示内容を変更する。
スイング設定用ボタン22baを押し続けられた時間が2秒を超えると、ステップS7に進み、コントローラ91は「長押し」が1回入力されたものと判断する。コントローラ91は、「長押し」が1回入力されたので、ファン制御部93によってスイング範囲の設定を切り換える。そして、ステップS8においては、スイング範囲の表示内容が変更され、ビープ音の発生が行われる。このスイング範囲の設定の切り換えの情報については、ステップS8において、コントローラ91が表示制御部97によって操作表示部22a及びスピーカ24を用いてユーザに報知する。具体的には、スイング範囲の設定の切り換えのタイミングでスピーカ24によってビープ音を発生させ、操作表示部22aに表示されているスイング範囲の表示内容を変更する。
ステップS8の時点では、さらにスイング設定用ボタン22baを押し続けられてスイング範囲の設定変更が行われる可能性があるため、ステップS9とステップS10において前回の「長押し」から0.8秒を超えてスイング設定用ボタン22baが押し続けられたか否かを判断する。前回の「長押し」から0.8秒を超えずにスイング設定用ボタン22baからユーザの指が離れたときには、そのままスイング設定用ボタン22baによる設定を終了する。しかし、スイング設定用ボタン22baが押し続けられる限り、ステップS7からステップS9までのループが繰り返され、何度も繰り返し「長押し」の入力があったとコントローラ91において判断される。
(7)スイングの設定の変更
図8(a)には、スイングがオフ状態におけるスイング範囲の変更の様子が示されている。スイングがオフ状態であるから、操作表示部22aには、「停止」の前の三角印が表示されている。図8(a)から図9(d)において、太字は操作表示部22aで表示されている状態であることを示しており、細い斜体字は操作表示部22aでは表示されていない内容を示している。また、塗りつぶされた三角印は三角印が点灯してその設定が選択されている状態を示しており、白抜きの三角印は三角印が消えてその設定が選択されていない状態を示している。
図8(a)に示されている表示内容の変更は、スイングの設定がオフ状態のときに、図7のステップS7からステップS9を繰り返している場合に対応している。ステップS3からステップS7に進んで「長押し」が1回入力されたとコントローラ91で認識される前が、スイングの設定がオフ状態で且つ「うしろ」スイングのスイングモードであったものとする。この状態でステップS7において「長押し」の入力が1回あったとコントローラ91が認識すると、スイングの設定がオフ状態のまま「まえ」スイングのスイングモードに切り換えられる。そして、この状態に関する情報は操作表示部22aに表示されるとともに記憶部92に記憶される。次に、ステップS9を経て再びステップS7に戻ると、スイングの設定がオフ状態のまま「広角」スイングのスイングモードに切り換えられる。そして、この状態に関する情報は操作表示部22aに表示されるとともに記憶部92に記憶される。次に、ステップS9を経て三度ステップS7に戻ると、スイングの設定がオフ状態のまま「うしろ」スイングのスイングモードに切り換えられる。そして、この状態に関する情報は操作表示部22aに表示されるとともに記憶部92に記憶される。
この空気清浄機1が持っているスイング範囲の設定のモードは3通りであるため、スイング範囲の設定のモードが4回切り換ると、オフ状態を保ったまま、上述のようにまた最初から順にスイング範囲の設定が切り換えられる。
図8(b)に示されている表示内容の変更は、スイングの設定がオフ状態で且つ「うしろ」スイングのスイングモードのときに、図7のステップS6に進んだ場合に対応している。この状態でステップS5において「短押し」の入力が1回あったとコントローラ91が認識すると、「うしろ」スイングのスイングモードのままスイングの設定がオン状態に切り換えられる。そして、この状態に関する情報は操作表示部22aに表示されるとともに記憶部92に記憶される。また、コントローラ91は、ファン制御部93によってフラップ用モータM15を制御し、「うしろ」スイングのスイングモードでフラップ86のスイングを行う。
図8(c)に示されている表示内容の変更は、スイングの設定がオフ状態で且つ「まえ」スイングのスイングモードのときに、図7のステップS6に進んだ場合に対応している。この状態でステップS5において「短押し」の入力が1回あったとコントローラ91が認識すると、「まえ」スイングのスイングモードのままスイングの設定がオン状態に切り換えられ、ファン制御部93によるフラップ用モータM15の制御によって「まえ」スイングのスイングモードでフラップ86がスイングする。図8(d)に示されている表示内容の変更は、スイングの設定がオフ状態で且つ「広角」スイングのスイングモードのときに、図7のステップS6に進んだ場合に対応している。この状態でステップS5において「短押し」の入力が1回あったとコントローラ91が認識すると、「広角」スイングのスイングモードのままスイングの設定がオン状態に切り換えられ、ファン制御部93によるフラップ用モータM15の制御によって「広角」スイングのスイングモードでフラップ86がスイングする。
図9(a)には、スイングがオン状態におけるスイング範囲の変更の様子が示されている。スイングがオン状態であるから、操作表示部22aでは、設定されているスイングモードの前の三角印が点灯している。
図9(a)に示されている表示内容の変更は、スイングの設定がオン状態のときに、図7のステップS7からステップS9を繰り返している場合に対応している。ステップS3からステップS7に進んで「長押し」が1回入力されたとコントローラ91で認識される前が、スイングの設定がオン状態で且つ「うしろ」スイングのスイングモードであったものとする。この状態でステップS7において「長押し」の入力が1回あったとコントローラ91が認識すると、スイングの設定がオン状態のまま「まえ」スイングのスイングモードに切り換えられ、ファン制御部93によるフラップ用モータM15の制御によって「まえ」スイングのスイングモードでフラップ86がスイングする。そして、この状態に関する情報は操作表示部22aに表示されるとともに記憶部92に記憶される。次に、ステップS9を経て再びステップS7に戻ると、スイングの設定がオン状態のまま「広角」スイングのスイングモードに切り換えられ、ファン制御部93によるフラップ用モータM15の制御によって「広角」スイングのスイングモードでフラップ86がスイングする。そして、この状態に関する情報は操作表示部22aに表示されるとともに記憶部92に記憶される。次に、ステップS9を経て三度ステップS7に戻ると、スイングの設定がオン状態のまま「うしろ」スイングのスイングモードに切り換えられ、ファン制御部93によるフラップ用モータM15の制御によって「うしろ」スイングのスイングモードでフラップ86がスイングする。そして、この状態に関する情報は操作表示部22aに表示されるとともに記憶部92に記憶される。
この空気清浄機1が持っているスイング範囲の設定のモードは3通りであるため、スイング範囲の設定のモードが4回切り換ると、オン状態を保ったまま、上述のようにまた最初から順にスイング範囲の設定が切り換えられる。
図9(b)に示されている表示内容の変更は、スイングの設定がオン状態で且つ「うしろ」スイングのスイングモードのときに、図7のステップS6に進んだ場合に対応している。この状態でステップS5において「短押し」の入力が1回あったとコントローラ91が認識すると、「うしろ」スイングのスイングモードのままスイングの設定がオフ状態に切り換えられる。そして、この状態に関する情報は操作表示部22aに表示されるとともに記憶部92に記憶される。また、コントローラ91は、ファン制御部93によってフラップ用モータM15を制御し、ステップS5に入るタイミング、すなわちスイング設定用ボタン22baが離されたタイミングでフラップ86を停止させる。
図9(c)に示されている表示内容の変更は、スイングの設定がオン状態で且つ「まえ」スイングのスイングモードのときに、図7のステップS6に進んだ場合に対応している。この状態でステップS5において「短押し」の入力が1回あったとコントローラ91が認識すると、「まえ」スイングのスイングモードのままスイングの設定がオフ状態に切り換えられる。そして、コントローラ91は、ファン制御部93によってフラップ用モータM15を制御し、ステップS5に入るタイミング、すなわちスイング設定用ボタン22baが離されたタイミングでフラップ86を停止させる。このような空気清浄機1の動作は図9(d)の場合も同様である。図9(d)に示されている表示内容の変更は、スイングの設定がオン状態で且つ「広角」スイングのスイングモードのときに、図7のステップS6に進んだ場合に対応している。この状態でステップS5において「短押し」の入力が1回あったとコントローラ91が認識すると、「広角」スイングのスイングモードのままスイングの設定がオフ状態に切り換えられる。
(8)特徴
(8−1)
上述のように、ファンユニット80(送風部の例)のフラップ86についてのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の設定の切り換えは、ともに操作パネルユニット20のスイング設定用ボタン22ba(一つの操作ボタンの例)で行われる。つまり、スイング設定用ボタン22baの押さえ方が「短押し」であればオン・オフの設定が切り換えられ、スイング設定用ボタン22baの押さえ方が「長押し」であればスイング範囲の設定が切り換えられる。上記実施形態では、スイング範囲の設定として、「まえ」スイング、「うしろ」スイング及び「広角」スイングの3つのモードが用意されている。そのため、スイングのオン・オフの設定を行うボタンとは別に、スイング範囲の変更を行うボタンを設けなくて済む。そして、スイング設定用ボタン22baの押さえ方をかえるだけであるため、複雑なボタン操作が不要で、スイング範囲の設定において空気清浄機1(空気調和機の例)の良好な操作性を確保することができる。
上記実施形態では、スイング設定用ボタン22baの押さえ方として、「短押し」と「長押し」を例に挙げて説明しているが、例えばダブルクリックや3回以上のクリックなど所定時間内にボタンが押された回数によって複数の押さえ方が構成されてもよい。また、「短押し」と「長押し」を組み合わせて入力のバリエーションをつくることもでき、例えば、「長押し」でオン・オフの設定を行う状態からスイング範囲の設定を行う状態に切り換えその後の「短押し」でスイング範囲を切り換えるように構成することもできる。これらの場合、インターフェース99を介してスイング設定用ボタン22baに接続されているコントローラ91がスイング設定用ボタン22baの押させ方についての識別を行う。
上記実施形態のように、「短押し」と「長押し」でフラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更を行うと、スイング設定用ボタン22baを押さえ続けている時間を変えるだけで、スイングのオンに続けてスイング範囲の設定の変更ができ、スイングのオン・オフとスイング範囲の設定の切り換えが容易である。
特に、送風部は、「短押し」でスイングのオン・オフの設定が切り換えられるとオン・オフの切り換え時間を短くできるので、オン・オフの設定切り換えのための待ち時間が短くなって使い勝手がよい。
(8−2)
ファンユニット80は、コントローラ91に制御されているフラップ用モータM15によりフラップ86のスイングのオン状態からスイングのオフ状態になったタイミングでフラップ86を停止させる、ように構成されている。そのため、スイング動作中のフラップ86が所望の停止位置に来たと判断してスイング設定用ボタン22baを「短押し」してからコントローラ91のファン制御部93がフラップ用モータM15を停止させてフラップ86を停止するまでのタイムラグを小さくすることができる。その結果、フラップ86を所望の停止位置で停止させ易くなる。
(8−3)
ファンユニット80は、一つのスイング設定用ボタン22baが押されている状態が1秒(第1設定時間の例)よりも長い2秒(第2設定時間の例)を超えてさらスイング設定用ボタン22baが押されている状態が続くと、図7のステップS3からステップS7に進む。そして、スイング設定用ボタン22baが押されている時間が0.8秒の倍数の時間を超える度に図7のステップS7からステップS9を経由するループが繰り返されて、「長押し」による設定変更がその倍数と同じ回数繰り返される。このような設定変更の繰り返しで、フラップ86のスイング範囲の設定がその倍数と同じ回数だけ切り換えられる。例えば、3.7秒間続けてスイング設定用ボタン22baが押されている状態が続くと、2秒経過して1回スイング範囲の設定が切り換えられた後に、さらに1.7秒(0.8×2+0.1)押され続けたことでさらに2回スイング範囲の切り換えが行われる。このようにスイング設定用ボタン22baを押さえ続けているという簡単な操作だけでスイング範囲の設定を何度も切り換えられ、スイング範囲の切換が容易になる。
(8−4)
上記の実施形態では、「まえ」スイング、「うしろ」スイング及び「広角」スイングの3つのスイングモードが設けられている。つまり、ファンユニット80は、スイング設定用ボタン22baで切換可能なスイング範囲の設定が3通りである。そのため、「長押し」による切換回数が3回まではスイング範囲の設定を「まえ」スイング、「うしろ」スイング及び「広角」スイングの順に切り換え、「長押し」による切換回数が4回になったときには最初に戻って、「まえ」スイングその後さらにスイング範囲の設定を「うしろ」スイング及び「広角」スイングの順に切り換える、ように構成されている。その結果、誤操作によって所望のスイング範囲の設定、例えば「まえ」スイングを過ごしてしまっても、スイング設定用ボタン22baを押さえ続けているだけで、再度「まえ」スイングのスイングモードへの切り換えが可能になる。このように、スイング設定用ボタン22baを押さえ続けているだけで再度所望のスイング範囲の設定が可能になることからスイング範囲の切換が容易になる。
(8−5)
操作表示部22a(表示部の例)は、フラップ86のオン・オフの設定及びスイング範囲の切り換えに応じて、図7のステップS6,S8において、スイングのオン・オフの設定状態及びスイング範囲の設定状態の表示内容の変更を行う。上記実施形態では、スイングがオフ状態の時には、「停止」の表示がなされ、スイングがオン状態の時には「停止」の前の三角印が消えて、設定されているスイングモードの前に三角印が点灯する。また、操作表示部22aには、「まえ」スイング、「うしろ」スイング及び「広角」スイングのスイングモードのうちの設定されているスイングモードが表示されるとともにその前の三角印が点灯し、他は非表示となる。そのため、操作表示部22aの表示を使ってオン・オフの設定状態とスイング範囲の設定状態を視覚的に確認しながらスイング設定用ボタン22baの操作を行うことによってスイング設定用ボタン22baの誤操作を防ぐことができる。
(8−6)
スピーカ24は、フラップ86のオン・オフの設定及びスイング範囲の設定の切り換えのタイミング、つまり図7のステップS6,S8でビープ音(警告音の例)を発生させる。例えば設定が切り換わるタイミングで「ピッ、ピッ」という警告音が聞こえるため、オン・オフの設定状態とスイング範囲の設定状態の切り換えのタイミングを聴覚的に確認でき、スイング設定用ボタン22baの誤操作を防ぐことができる。
(9)変形例
(9−1)変形例1A
上記実施形態では、空気調和機として空気清浄機1を例に挙げて説明しているが、空気調和機は送風機能を備えているものであればよい。従って、空気を循環させるサーキュレータや送風機なども空気調和機の概念に含まれる。
(9−2)変形例1B
上記実施形態では、フラップ86が空気調和機の左右方向に延びていて前後方向の風向を制御するいわゆる水平フラップに分類されるものであったが、フラップが前後方向に延びていて左右方向の風向を制御するいわゆる垂直フラップに分類されるものであってもよく、フラップの風向の制御の向きはどのようなものであってもよい。
1 空気清浄機
22a 操作表示部
22ba スイング設定用ボタン
24 スピーカ
80 ファンユニット
86 フラップ
91 コントローラ
特開平8−100942号公報

Claims (9)

  1. 風向を制御するためのフラップ(86)を有し、前記フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更が可能な送風部(80)と、
    前記送風部の操作のための一つの操作ボタン(22ba)と
    を備え、
    前記送風部は、前記一つの操作ボタンの複数の押さえ方のうちの第1の押さえ方で前記フラップのスイングのオン・オフの設定を切り換え、第2の押さえ方で前記フラップのスイング範囲の設定を切り換え、前記フラップのスイング中に前記一つの操作ボタンで前記フラップのスイング範囲の変更と前記フラップのスイングのオフを指示可能に構成されている、空気調和機。
  2. 風向を制御するためのフラップ(86)を有し、前記フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更が可能な送風部(80)と、
    前記送風部の操作のための一つの操作ボタン(22ba)と
    を備え、
    前記送風部は、前記一つの操作ボタンの複数の押さえ方のうちの第1の押さえ方で前記フラップのスイングのオン・オフの設定を切り換え、第2の押さえ方で前記フラップのスイング範囲の設定を切り換え、前記フラップのスイングがオフした状態のときに、前記一つの操作ボタンで前記フラップのスイング範囲の変更と前記フラップのスイングのオンを指示可能に構成されている、空気調和機。
  3. 前記送風部は、前記一つの操作ボタンが押されている状態が第1設定時間以内の場合の押さえ方を短押し、前記第1設定時間より長い時間前記一つの操作ボタンが押されている状態が続く場合の押さえ方を長押しとして、前記短押し及び前記長押しを前記第1の押さえ方及び前記第2の押さえ方の一方と他方に用いて前記フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更を行う、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記送風部は、前記短押しを前記第1の押さえ方とし、前記長押しを前記第2の押さえ方として前記フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更を行う、
    請求項に記載の空気調和機。
  5. 前記送風部は、前記フラップのスイングのオン状態からスイングのオフ状態になったタイミングで前記フラップを停止させる、
    請求項に記載の空気調和機。
  6. 前記送風部は、前記一つの操作ボタンが押されている状態が前記第1設定時間よりも長い第2設定時間を超えてさらに前記一つの操作ボタンが押されている状態が続くときに、前記一つの操作ボタンが押されている時間に応じて前記長押しによる設定変更を複数回繰り返して前記フラップのスイング範囲の設定を複数回切り換える、
    請求項3から5のいずれか一項に記載の空気調和機。
  7. 前記送風部は、前記一つの操作ボタンで切換可能なスイング範囲の設定がn通りあるときには(ただし、nは2以上の整数)、前記長押しによる切換回数がn回まではスイング範囲の設定を順に切り換え、(n+1)回になったときには最初に戻って、その後さらにスイング範囲の設定を順に切り換える、
    請求項に記載の空気調和機。
  8. 前記フラップのオン・オフの設定及びスイング範囲の切り換えに応じて、スイングのオン・オフの設定状態及びスイング範囲の設定状態の表示内容の変更を行う表示部(22a)をさらに備える、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の空気調和機。
  9. 風向を制御するためのフラップ(86)を有し、前記フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更が可能な送風部(80)と、
    前記送風部の操作のための一つの操作ボタン(22ba)と
    を備え、
    前記送風部は、前記一つの操作ボタンの複数の押さえ方のうちの第1の押さえ方で前記フラップのスイングのオン・オフの設定を切り換え、第2の押さえ方で前記フラップのスイング範囲の設定を切り換え、前記一つの操作ボタンが押されている状態が第1設定時間以内の場合の押さえ方を短押し、前記第1設定時間より長い時間前記一つの操作ボタンが押されている状態が続く場合の押さえ方を長押しとして、前記短押し及び前記長押しを前記第1の押さえ方及び前記第2の押さえ方の一方と他方に用いて前記フラップのスイングのオン・オフの設定及びスイング範囲の変更を行う、空気調和機。
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