JP5845375B1 - インプラント、および、インプラントの製造方法 - Google Patents

インプラント、および、インプラントの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ねじ山の先端側表面を曲面である凸面にすることにより、生体に優しいインプラントを提供する。【解決手段】インプラント1は、先端部12と基端部14とを有する細長部材10と、第1ねじ山20A−1と第2ねじ山20A−2を含むねじ山20Aとを具備する。細長部材10は、先端部12よりも基端側に配置され、第1ねじ山20A−1を有する第1ねじ山領域32と、第1ねじ山領域32よりも基端側に配置され、第2ねじ山20A−2を有する第2ねじ山領域34とを含む。第1ねじ山20A−1は、第1凸面220を含む先端側表面22Aと、基端側表面24Aとを含む。また、第2ねじ山20A−2は、外周側表面26Aを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、生体組織に埋め込むインプラント、および、インプラントの製造方法に関する。
生体組織にインプラントを埋め込む場合がある。例えば、歯科用インプラントを生体組織に埋め込むことを想定する。図1には、インプラントが、歯槽骨に固定された様子が記載されている。図1に記載の例では、インプラントの外周面にねじ山が設けられている。
関連する技術として、特許文献1には、歯科用インプラントフィクスチャーが記載されている。特許文献1に記載の歯科用インプラントフィクスチャーでは、載頭円錐状本体に、外径Dが等しくなるように埋入雄ねじ部が螺設されている。また、特許文献1には、埋入雄ねじ部の表面を粗面処理することが記載され、雄ねじ部は角ねじ状であるのが好ましいことが記載されている。
特開2010−188062号公報
本発明の目的は、ねじ山の先端側表面を曲面である凸面にすることにより、生体に優しいインプラントを提供することである。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
いくつかの実施形態のインプラントは、先端部(12)と基端部(14)とを有する細長部材(10)と、前記細長部材(10)の外周面に形成されたねじ山(20A)であって、第1ねじ山(20A−1)と第2ねじ山(20A−2)を含むねじ山(20A)とを具備する。前記細長部材(10)は、前記先端部(12)よりも基端側に配置され、前記第1ねじ山(20A−1)を有する第1ねじ山領域(32)と、第1ねじ山領域(32)よりも基端側に配置され、前記第2ねじ山(20A−2)を有する第2ねじ山領域(34)とを含む。前記第1ねじ山(20A−1)は、曲面である第1凸面(220)を含む先端側表面(22A)と、基端側表面(24A)とを含む。前記第2ねじ山(20A−2)は、外周側表面(26A)を含む。
上記インプラントにおいて、前記第1ねじ山の基端側表面(24A)と前記第1凸面(220)との間には、第1角部(21)が存在してもよい。
上記インプラントにおいて、Nを1以上の自然数とする時、前記ねじ山(20A)は、N条のねじ山を含んでいてもよい。前記第1ねじ山(20A−1)と前記第2ねじ山(20A−2)との境界(29)は、前記第1ねじ山(20A−1)の始端(28)から、前記第1ねじ山(20A−1)に沿って、前記細長部材(10)の長手軸回りに(120/N)度回転した位置と、前記第1ねじ山の始端から、前記第1ねじ山(20A−1)に沿って、前記細長部材(10)の長手軸回りに(720/N)度回転した位置との間にあってもよい。
上記インプラントにおいて、前記第1凸面(220)は、仮想的な環状肩部(16)の表面に対応する面を含んでいてもよい。
上記インプラントにおいて、前記先端部(12)は、曲面である第2凸面(130)を含んでいてもよい。
上記インプラントにおいて、前記先端部(12)および前記第1ねじ山領域(32)には、タップ溝(60)が設けられておらず、前記第2ねじ山領域(32)には、タップ溝(60)が設けられていてもよい。
いくつかの実施形態におけるインプラントの製造方法は、細長部材(10)の先端部(12)と前記細長部材(10)の基端部(14)との間の位置において、前記細長部材(10)に第1凸面(220)を含む環状肩部(16)を形成する工程と、前記環状肩部(16)、および、前記環状肩部(16)より基端側の領域を切削することによりねじ山(20A)を形成する工程とを具備する。
本発明によれば、ねじ山の先端側表面を曲面である凸面にすることにより、生体に優しいインプラントを提供することができる。
図1は、歯槽骨に固定されたインプラントを示す概略断面図である。 図2は、インプラントを模式的に示す2面図(平面図および側面図)である。 図3は、ねじ山を形成する前のインプラントを模式的に示す2面図(平面図および側面図)である。 図4は、インプラントの製造方法を示すフローチャートである。 図5は、インプラントの一部分を拡大して示した概略側面図である。 図6は、第1ねじ山が形成される範囲を模式的に示す図である。 図7は、図5における第1ねじ山のA−A矢視断面図である。 図8は、図5における第2ねじ山のB−B矢視断面図である。 図9は、インプラントの縦断面図である。 図10は、インプラントを模式的に示す2面図(平面図および側面図)である。 図11は、インプラントを模式的に示す2面図(平面図および側面図)である。
以下、添付図面を参照して、実施形態の説明を行う。まず、図2乃至図4を参照して、実施形態の説明を行う。
図2の上側には、インプラント1の平面図が記載され、図2の下側には、インプラント1の側面図が記載されている。また、図3の上側には、ねじ山を形成する前のインプラント1(細長部材10)の平面図が記載され、図3の下側には、ねじ山を形成する前のインプラント1(細長部材10)の側面図が記載されている。
(インプラント)
インプラント1は、細長部材10とねじ山20Aとを備える。細長部材10は、先端部12と、基端部14とを備える。先端部12は、生体組織にインプラント1を埋入する時に、インプラント1の進行方向側(図2におけるX軸正の方向側)に位置する部分である。先端部12は、先端13を含む。基端部14は、先端部12とは反対側(図2におけるX軸負の方向側)に位置する部分である。基端部14は、基端15を含む。なお、X軸は、例えば、細長部材10の長手軸(longitudinal axis)である。図2に記載の例では、X軸は、細長部材10の中心軸と一致している。
ねじ山20Aは、細長部材10の外周面に形成されている。ねじ山20Aは、細長部材10の第1ねじ山領域32と、細長部材10の第2ねじ山領域34とに形成されている。第1ねじ山領域32は、先端部12よりも基端側(X軸負の方向側)に配置され、第2ねじ山領域34は、第1ねじ山領域32よりも基端側(X軸負の方向側)に配置されている。図2に記載の例では、第1ねじ山領域32は、X軸に垂直な面P2と、X軸に垂直な面P3との間の領域であり、第2ねじ山領域34は、X軸に垂直な面P3と、X軸に垂直な面P5との間の領域である。なお、図2に記載の例では、面P5は、細長部材10の基端15をとおる平面である。
第1ねじ山領域32には、ねじ山20Aの一部である第1ねじ山20A−1が形成され、第2ねじ山領域34には、ねじ山20Aの一部である第2ねじ山20A−2が形成されている。図2に記載の例では、第1ねじ山20A−1と第2ねじ山20A−2とは、連続している(面P3を介して連続している)。
第1ねじ山20A−1は、先端側表面22A(X軸正の方向側の表面)と、基端側表面24A(X軸負の方向側の表面)とを備える。先端側表面22Aは、曲面である第1凸面220を含む。図2に記載の例では、斜線によって示された部分が、第1凸面220であり、図3に記載の例では、矢印Fで示される部分が第1凸面220である。例えば、図3において、矢印Fで示される環状肩部16の一部を削って第1ねじ山20A−1を形成することにより、第1ねじ山20A−1の先端側表面22Aに第1凸面220(図2において斜線によって示される部分)が形成されてもよい。この場合、環状肩部16の表面のうち削られなかった表面が、第1ねじ山20A−1の第1凸面220となる。なお、先端側表面22Aに第1凸面220を形成する方法は任意であり、環状肩部16を削る方法以外の方法によって、先端側表面22Aに第1凸面220が形成されてもよい。
第2ねじ山20A−2は、外周側表面26Aを含む。第2ねじ山20A−2は、先端側表面25Aと、基端側表面27Aとを含んでいてもよい。外周側表面26Aは、例えば、直線部分26A−1を含む。図2に記載の例では、外周側表面26Aの断面(X軸をとおる面における断面)が直線部分26A−1である。外周側表面26Aは、例えば、仮想的な円柱の表面に対応する面(仮想的な円柱の表面に一致する面)を含んでいてもよいし、仮想的な円錐の表面に対応する面(仮想的な円錐の表面に一致する面)を含んでいてもよい。外周側表面26Aの法線とX軸とがなす角度は、例えば、75度以上105度以下である。
図2に記載の例では、第1ねじ山20A−1の先端側表面22Aは、第1凸面220を備える。このため、インプラント1の生体組織への挿入時または挿入後に、第1ねじ山20A−1によって生体組織(例えば、粘膜、骨等)が傷つけられるリスクが低減される。また、図2に記載の例では、第2ねじ山20A−2は、外周側表面26Aを含む。このため、インプラント1の生体組織への挿入後に、インプラント1が、外周側表面26Aを介して生体組織に強固に固定される。
(インプラントの製造方法)
図2乃至図4を参照して、実施形態におけるインプラントの製造方法の一例について説明する。図4は、インプラントの製造方法を示すフローチャートである。
第1ステップS1において、先端部12と基端部14とを有する細長部材10が準備される。図3に示されるように、基端部14は、第1部分14Aと第2部分14Bとを含んでいてもよい。第1部分14Aの外周面形状は、例えば、ストレート形状である。換言すれば、第1部分14Aの外周面140Aは、仮想的な円柱の表面に対応する面(仮想的な円柱の表面に一致する面)を含む。また、第2部分14Bの外周面形状は、例えば、先端13に向かって先細りする先細り形状である。先細り形状は、例えば、先細り円錐形状である。第2部分14Bが先細り円錐形状である場合、第2部分14Bの外周面140Bは、仮想的な円錐の表面に対応する面(仮想的な円錐の表面に一致する面)を含む。代替的に、基端部14は、全体がストレート形状であってもよいし、全体が先細り形状であってもよい。ただし、インプラントを生体組織に強固に固定するとの観点からは、基端部14の少なくとも一部は、ストレート形状であることが好ましい。
第2ステップS2において、先端部12と基端部14との間の位置において、細長部材10に第1凸面220を含む環状肩部16(リング状肩部)が形成される。第1凸面220は、例えば、曲線(例えば、円弧)をX軸まわりに仮想的に回転させることにより得られる曲面である。第1凸面220の曲率半径R1は、例えば、0.3mm以上1.5mm以下である。曲率半径が1.5mmより大きいと、第1ねじ山20A−1の長さが過剰となる可能性がある。また、曲率半径が0.3mmより小さいと、第1凸面を有する第1ねじ山20A−1の長さが不十分となる可能性がある。
任意付加的に、第2ステップS2において、先端部12に曲面である第2凸面130が形成されてもよい。代替的に、あるいは、付加的に、第2ステップS2において、第2部分14Bが先細りとなるように外周面140Bを形成するステップが実行されてもよい。環状肩部16を形成するステップと、第2凸面130を形成するステップと、外周面140Bを形成するステップとに関し、各ステップが実行される順番は任意である。例えば、旋盤を用いて、細長部材10を加工することにより、第2凸面130と、環状肩部16と、外周面140Bとが順番に形成されてもよい。
なお、上述の第1ステップS1および第2ステップS2は、図3に示される細長部材10(基端部14と環状肩部16と先端部12とを含む細長部材10)を、型などを用いて一体成形するステップで置換されてもよい。
第3ステップS3において、環状肩部16、および、環状肩部16より基端側の領域(例えば、基端部14の一部領域または全体領域)が切削されることにより、ねじ山20Aが形成される。形成されるねじ山は、1条のねじ山であってもよいし、多条(例えば、2条)のねじ山であってもよい。ねじ山の形成は、例えば、旋盤を用いて実行されてもよい。
第3ステップS3が実行されることにより、図3における環状肩部16は、図2における第1ねじ山領域32となる。そして、環状肩部16の表面が、第1凸面220となる。換言すれば、図2における第1凸面220は、仮想的な環状肩部16の表面に対応する面(仮想的な環状肩部16の表面に一致する面)を含む。
なお、図3における第2部分14Bが先細り形状を有する場合には、当該第2部分14Bにおけるねじ山の外周面形状は、先端13に向かって先細りする先細り形状となる。また、図3における第1部分14Aがストレート形状を有する場合には、当該第1部分14Aにおけるねじ山の外周面形状は、ストレート形状となる。また、図3における先端部12が、第2凸面130を有する場合には、図2における先端部12も、第2凸面130を有することとなる。また、上述の第3ステップS3において形成されるねじ山が多条(例えば、2条)のねじ山である場合には、図2におけるねじ山は、多条(例えば、2条)のねじ山となる。図2に記載の例では、インプラント1は、ねじ山20Aと、ねじ山20Bとを備え、ねじ山20Aと、ねじ山20Bとが、2条のねじ山を構成している。ねじ山20Bは、ねじ山20Aの構成と同様である。また、ねじ山20Bの配置は、例えば、ねじ山20Aの配置に対し、X軸に対して180度回転対称の配置である。
なお、第3ステップS3の後に、細長部材10の表面を粗面化する粗面化処理(例えば、ブラスト処理)が実行されてもよい。
(インプラントの詳細構成)
図5乃至図10を参照して、実施形態におけるインプラント1の詳細構成について説明する。なお、図5乃至図10に記載のインプラント1において、図1乃至図4に記載のインプラント1の構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ図番を付与し、繰り返しの説明を省略する。
図5は、インプラント1の一部分の概略側面図である。図6は、インプラント1をX軸負の方向に向かって見たときの模式図である。図6は、第1ねじ山20A−1が形成される範囲を模式的に示す。
図5には、第1ねじ山20A−1の始端28が記載されている。第1ねじ山20A−1の始端28は、インプラントの先端13よりも基端側(X軸負の方向側)に位置し、インプラントの先端部12よりも基端側に位置する。また、図5には、第1ねじ山20A−1と第2ねじ山20A−2との境界29が記載されている。境界29は、第1ねじ山20A−1の終端であり、かつ、第2ねじ山20A−2の始端である。境界29よりも先端側のねじ山には、第1凸面220が存在し、境界29よりもの基端側のねじ山には、外周側表面26Aが存在する。
境界29の位置は、生体に優しい第1凸面220を備える第1ねじ山20A−1の長さが適切な長さとなるように設定される。図6を参照して、境界29の位置について説明する。図6は、インプラントを長手方向軸に沿って見た時の概念図である。図6には、境界29が、始端28から、第1ねじ山20A−1(ねじ山20A)に沿って、X軸回りにθ度回転した位置にある様子が記載されている。また、図6には、境界29’が、始端28’から、第1ねじ山20B−1(ねじ山20B)に沿って、X軸回りにθ度回転した位置にある様子が記載されている。
図6に記載の例のように、インプラントのねじ山が、2条のねじ山(20A−1、20B−1)を含む場合において、X軸まわりに360度にわたって生体に優しい第1凸面220を配置することを想定する。この場合、角度(2×θ)が、360度となるように、境界29の位置を設定すれば、ちょうど360度にわたって第1凸面220が配置されることとなる。同様に、インプラントのねじ山が、N条(Nは、1以上の自然数)のねじ山を含む場合、角度(N×θ)が、360度となるように、境界の位置を設定すれば、ちょうど360度にわたって第1凸面が配置されることとなる。以上のとおり、境界29の位置は、角度θが、360度/Nとなるように設定されることが好ましい。換言すれば、境界29は、始端28から、第1ねじ山20A−1(ねじ山20A)に沿って、X軸回りに(360/N)度回転した位置にあることが好ましい。この時、360度にわたって第1凸面220が配置されるため、第1ねじ山によって、生体組織が傷つけられるリスクが好適に低減される。
なお、実質的には、角度θは、360度/Nよりも多少大きくてもよいし、360度/Nよりも多少小さくてもよい。例えば、角度θが、180度/N以上、540度/N以下である時も、角度θが、360度/Nに近いため、生体に優しい第1凸面220の機能が効果的に発揮される。また、角度θが、120度/N以上、720度/N以下である時も、生体に優しい第1凸面220の機能は、発揮される。換言すれば、境界29が、始端28から、第1ねじ山20A−1(ねじ山20A)に沿って、X軸回りに(120/N)度回転した位置と、始端28から、第1ねじ山20A−1(ねじ山20A)に沿って、X軸回りに(720/N)度回転した位置との間にある時、生体に優しい第1凸面220の機能は、発揮される。なお、角度θが、120度/Nより小さいと、第1凸面220の配置される範囲が、X軸まわりの1周の1/3より小さくなってしまうため、生体に優しい第1凸面を有する第1ねじ山20A−1の長さが不十分となる可能性がある。また、角度θが、720度/Nより大きいと、第1凸面220の配置される範囲が、X軸まわりの2周より大きくなってしまうため、第1ねじ山20A−1の長さが過剰となる可能性がある。
図5に示されるように、第1ねじ山20A−1の先端側表面22Aは、第1凸面220の他に、削り取られた被切削表面221を備えていてもよい。被切削表面221は、ねじ山とねじ山の間の溝222が形成される際に、環状肩部16が切削刃等により削り取られることによって形成される表面である。
また、図5に示されるように、先端部12の先端13は、平坦面131を備えていてもよい。代替的には、先端部12の先端13は、全体が曲面であってもよい。先端部12は、曲面である第2凸面130を含むのが好ましい。先端部12が第2凸面130を含む場合、インプラント1の生体組織への挿入時または挿入後に、先端13によって生体組織(例えば、粘膜、骨等)が傷つけられるリスクが低減される。第2凸面の曲率半径R2は、例えば、0.3mm以上3mm以下である。先端部12は、第2凸面130よりも基端側に、テーパ表面135を備えていてもよい。テーパ表面135は、仮想的な円錐の表面に対応する面を有する。テーパ表面135のテーパ角φは、例えば、5度以上15度以下である。
図7は、図5における第1ねじ山20A−1のA−A矢視断面図である。A−A矢視断面は、X軸をとおる面における断面である。なお、図7において、A−A矢視断面は、始端28の近傍の断面であり、被切削表面221を通過していない。
第1ねじ山20A−1の第1凸面220の断面(A−A矢視断面)は、曲線223(例えば、円弧)である。また、第1ねじ山20A−1の基端側表面24Aの断面(A−A矢視断面)は、線224(例えば、曲線または直線)である。例えば、第1凸面220の断面(A−A矢視断面)が、曲線223であり、基端側表面24Aの断面(A−A矢視断面)が、直線224であってもよい。
第1凸面220と基端側表面24Aとの間には(換言すれば、曲線223と線224との間には)、第1角部21が存在してもよい。第1角部21の頂点は、尖っていてもよいし、丸みを有していてもよい。インプラント1の表面をブラスト処理する場合、第1角部21の頂点は、丸みを有する可能性が高い。
第1ねじ山20A−1が第1角部21を有する場合、第1ねじ山20A−1が第1角部21を有さない場合と比較して、インプラントを生体組織に円滑にねじ込むことが可能となる。第1角部21の角度α(曲線223と線224との間の角度)は、例えば、0度より大きく90度より小さい。すなわち、第1角部21の角度は、鋭角であってもよい。なお、図7に記載の断面において、第1ねじ山20A−1は、第1角部21以外の角部を有していない。
図8は、図5における第2ねじ山20A−2のB−B矢視断面図である。B−B矢視断面は、X軸をとおる面における断面である。
第2ねじ山20A−2の先端側表面25Aの断面(B−B矢視断面)は、線250(例えば、曲線または直線)である。第2ねじ山20A−2の基端側表面27Aの断面(B−B矢視断面)は、線270(例えば、曲線または直線)である。また、第2ねじ山20A−2の外周側表面26Aの断面(B−B矢視断面)は、線260(例えば、曲線または直線)である。なお、インプラント1を生体組織に強固に固定する観点から、線260は、直線を含むことが好ましい。
図8に記載の例では、先端側表面25Aと外周側表面26Aとの間には(換言すれば、線250と線260との間には)、第2角部261が存在する。第2角部261の頂点は、尖っていてもよいし、多少丸みを有していてもよい。インプラント1の表面をブラスト処理する場合、第2角部261の頂点は、丸みを有する可能性が高い。第2角部261の角度β(線250と線260との間の角度)は、例えば、90度より大きく180度より小さい。すなわち、第2角部261の角度は、鈍角であってもよい。
また、図8に記載の例では、基端側表面27Aと外周側表面26Aとの間には(換言すれば、線270と線260との間には)、第3角部262が存在する。第3角部262の頂点は、尖っていてもよいし、多少丸みを有していてもよい。インプラント1の表面をブラスト処理する場合、第3角部262の頂点は、丸みを有する可能性が高い。第3角部262の角度γ(線270と線260との間の角度)は、例えば、90度より大きく180度より小さい。すなわち、第3角部262の角度は、鈍角であってもよい。なお、図8に記載の断面において、第2ねじ山20A−2は、少なくとも2つの角部(第2角部261、第3角部262)を有している。
図9は、インプラント1の縦断面図(X軸をとおる断面における断面図)である。
図9を参照して、第1ねじ山20A−1は、第1凸面220を含み、先端部12は、第2凸面130を含む。第1凸面220および第2凸面130の存在により、インプラント1の挿入時または挿入後に、生体組織Tが傷つけられるリスクが低減される。図9に記載の例では、先端部12がシャープな角部を備えず、先端側表面22Aが、シャープな角部を備えていない。このため、インプラント1の挿入時または挿入後に、生体組織Tが傷つけられるリスクが更に低減される。
インプラント1の基端部は、外周面形状がストレート形状(非テーパ形状)である第1部分14Aを含む。第1部分14Aがストレート形状であることにより、第1部分14Aが、生体組織(骨)の表層部分に強固に固定される。なお、図9に記載の例では、基端部の角部140が尖っているが、角部140は、多少面取りされていてもよい。
図9を参照すると、インプラント1は、基端側から内部に連通する穴部50が設けられている。穴部50は、X軸に垂直な断面が多角形である操作用凹部51を含む。操作用凹部51には、操作用凹部に相補的な形状部分を有する工具(図示せず)が挿入され、当該工具を回転させることにより、インプラント1が生体組織にねじ込まれる。なお、操作用凹部51に代えて、インプラント1の基端部に、突出部(例えば、X軸の負の方向に向かって突出する凸部)が設けられてもよい。この場合、突出部に相補的な形状部分を有する工具(図示せず)が当該突出部に嵌合され、当該工具を回転させることにより、インプラント1が生体組織にねじ込まれる。また、図9に記載の例では、穴部50は、内周ねじ部52を含む。内周ねじ部52には、インプラント1とは異なる部材(例えば、アバットメント)がねじ込まれ、当該部材が、インプラント1に固定される。なお、インプラント1は、上述の細長部材10と上述のアバットメントとが一体化された、1ピースタイプのインプラントであってもよい。
(インプラントの寸法)
図10を参照して、インプラントの寸法の一例について説明する。インプラント1の全長L1(換言すれば、細長部材10の長手方向長さ)は、例えば、6mm以上16mm以下である。全長L1は、面P1(先端13をとおりX軸に垂直な面)と面P5(基端15をとおりX軸に垂直な面)との間の距離に対応する。
インプラント1の基端部の長さL2は、例えば、4mm以上12mm以下である。インプラント1の先端部12の長さL4は、例えば、1mm以上3mm以下である。また、第1ねじ山領域32の長さL3(すなわち、第1ねじ山領域32のX軸に沿う方向の長さ)は、例えば、0.3mm以上1.5mm以下である。なお、長さL2は、面P5と境界29をとおりX軸に垂直な面P3との間の距離に対応する。長さL4は、ねじ山が存在する断面(X軸に垂直な断面)のうち最も先端側の断面を面P2と定義するとき、面P1と面P2との間の距離に対応する。また、長さL3は、面P2と面P3との間の距離に対応する。
第1部分14Aの長さL5(すなわち、第1部分14AのX軸に沿う方向の長さ)は、例えば、3mm以上9mm以下である。長さL5が3mm以上である場合、第1部分14Aが、生体組織(骨)の表層部分に強固に固定される。
ねじ山20AのリードピッチL6(インプラントをX軸まわりに1回転させた際に、インプラントがX軸方向に沿ってねじ込まれる長さ)は、例えば、1mm以上3mm以下である。また、インプラントの外径L7は、例えば、3mm以上7mm以下である。
実施形態のインプラントは、任意の生体組織(骨組織)に埋め込むことが可能である。実施形態のインプラントは、例えば、歯科用に適用される。インプラントは、例えば、フィクスチャーである。実施形態のインプラントは、歯槽骨の厚さが薄い場合(例えば、歯槽骨の厚さが3mm程度の場合)であっても、当該歯槽骨に好適に固定される。
(実施形態の変形例)
図11は、実施形態の変形例を示す2面図である。図11に記載の例では、インプラント1に、タップ溝60(切欠き凹部)が設けられている。タップ溝60は、少なくとも1つのねじ山を横断するように設けられる。タップ溝60の存在により、インプラントのねじ込みが円滑に行われる。なお、図11に記載の例では、タップ溝60は、先端部12及び第1ねじ山領域32には、設けられておらず、タップ溝60は、第2ねじ山領域32に設けられている。このため、タップ溝60が、先端部12または第1ねじ山領域に設けられる場合と比較して、タップ溝60により生体組織が傷つけられるリスクが低減される。なお、図2乃至図10に記載の例では、インプラント1にタップ溝60が設けられていない。このため、タップ溝60により生体組織が傷つけられるリスクはない。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各図を参照して説明された種々の構成は、技術的矛盾が生じない限り、他の図の構成にも適用可能である。
1 :インプラント
10 :細長部材
12 :先端部
13 :先端
14 :基端部
14A :第1部分
14B :第2部分
15 :基端
16 :環状肩部
20A :ねじ山
20A−1 :第1ねじ山
20A−2 :第2ねじ山
20B :ねじ山
20B−1 :第1ねじ山
21 :第1角部
22A :先端側表面
24A :基端側表面
25A :先端側表面
26A :外周側表面
26A−1 :直線部分
27A :基端側表面
28 :始端
28’ :始端
29 :境界
29’ :境界
32 :第1ねじ山領域
34 :第2ねじ山領域
50 :穴部
51 :操作用凹部
52 :内周ねじ部
60 :タップ溝
130 :第2凸面
131 :平坦面
135 :テーパ表面
140 :角部
140A :外周面
140B :外周面
220 :第1凸面
221 :被切削表面
222 :溝
261 :第2角部
262 :第3角部
T :生体組織

Claims (6)

  1. 先端部と基端部とを有する細長部材と、
    前記細長部材の外周面に形成されたねじ山であって、第1ねじ山と第2ねじ山を含むねじ山と
    を具備し、
    前記細長部材は、
    前記先端部よりも基端側に配置され、前記第1ねじ山を有する第1ねじ山領域と、
    第1ねじ山領域よりも基端側に配置され、前記第2ねじ山を有する第2ねじ山領域と
    を含み、
    前記第1ねじ山は、曲面である第1凸面を含む先端側表面と、基端側表面とを含み
    前記第2ねじ山は、外周側表面を含み、
    Nを1以上の自然数とする時、前記ねじ山は、N条のねじ山を含み、
    前記第1ねじ山と前記第2ねじ山との境界は、前記第1ねじ山の始端から、前記第1ねじ山に沿って、前記細長部材の長手軸回りに(120/N)度回転した位置と、前記第1ねじ山の始端から、前記第1ねじ山に沿って、前記細長部材の長手軸回りに(720/N)度回転した位置との間にある
    インプラント。
  2. 前記第1ねじ山の基端側表面と前記第1凸面との間には、第1角部が存在する
    請求項1に記載のインプラント。
  3. 前記第1凸面は、仮想的な環状肩部の表面に対応する面を含む
    請求項1または2に記載のインプラント。
  4. 前記先端部は、曲面である第2凸面を含む
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のインプラント。
  5. 前記先端部および前記第1ねじ山領域には、タップ溝が設けられておらず、前記第2ねじ山領域には、タップ溝が設けられている
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のインプラント。
  6. インプラントの製造方法であって、
    先端部と基端部とを有する細長部材を準備する工程と、
    前記細長部材の先端部と前記細長部材の基端部との間の位置において、前記細長部材に第1凸面を含む環状肩部を形成する工程と、
    前記環状肩部、および、前記環状肩部より基端側の領域を切削することにより第1ねじ山と第2ねじ山を含むねじ山を形成する工程と
    を具備し、
    前記第1ねじ山は、曲面である前記第1凸面を含む先端側表面と、基端側表面とを含み、
    前記第2ねじ山は、外周側表面を含み、
    Nを1以上の自然数とする時、前記ねじ山は、N条のねじ山を含み、
    前記第1ねじ山と前記第2ねじ山との境界は、前記第1ねじ山の始端から、前記第1ねじ山に沿って、前記細長部材の長手軸回りに(120/N)度回転した位置と、前記第1ねじ山の始端から、前記第1ねじ山に沿って、前記細長部材の長手軸回りに(720/N)度回転した位置との間にある
    インプラントの製造方法。



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