JP5844769B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、固定子に三相コイルが巻付けられ、コイル同士の間に相間を絶縁する相間絶縁紙が挟まれている回転電機に関する。
固定子に三相コイルが巻付けられた回転電機では、三相コイルの相間を絶縁するため、U相コイルとV相コイルの間及びV相コイルとW相コイルの間に、絶縁部材が各々挿入される。このような絶縁部材として、紙で三相コイルの相間を絶縁する各種の相間絶縁紙が提案されている(例えば、特許文献1(図7)参照。)。
この特許文献1の技術を図面に基づいて以下に説明する。
図11に示すように、相間絶縁紙100は、2枚の平面状の絶縁紙101、102が糸によって繋がれている。この相間絶縁紙100を用いた回転電機103の製造方法は、U相の第1コイル104を固定子のコア105に挿入し、第1コイル104のコア105から突出した部分を覆うように相間絶縁紙100をセットする。V相の第2コイル106をコア105に挿入し、第2コイル106のコア105から突出した部分を覆うように別の相間絶縁紙をセットし、さらにW相の第3コイルをコア105に挿入する。平面状の絶縁紙101、102が、第1コイル104と第2コイル106との間に挟まれることで、第1コイル104と第2コイル106との間は絶縁される。
第1コイル104、第2コイル106及び第3コイルは、コア105の下端部から内径側に持ち上げられるようにして挿入される。しかし、絶縁紙101、102は平面状に形成されているため、既にセットされた絶縁紙101、102がコア105のスロットを覆い、次のコイルが挿入し難くなる。無理にコイルを挿入すると、絶縁紙101、102がコイルによってスロット内に引き込まれる虞がある。対策として、治具又は別部品により絶縁紙101、102がコア105のスロットを覆わないように抑える方法もあるが、手間が掛かる。すなわち、コイル挿入時に、相間絶縁紙によりスロットが覆われることを防止できる回転電機が求められている。
実開昭59−185948号公報
本発明は、コイル挿入時に、相間絶縁紙によりスロットが覆われることを防止できる回転電機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ケーシングに固定子が設けられ、この固定子内に回転子が配置されてなり、前記固定子に三相コイルが巻付けられ、コイル同士の間に相間を絶縁する相間絶縁紙が挟まれている回転電機において、第1の交流電流が流れる第1コイルと、前記第1の交流電流に対し位相差を持った第2の交流電流が流れる第2コイルとの間に、第1の相間絶縁紙が挟まれ、前記第2コイルと、前記第2の交流電流に対し位相差を持った第3の交流電流が流れる第3コイルとの間に、第2の相間絶縁紙が挟まれ、前記第1の相間絶縁紙は、前記固定子のコアの端部から突出して設けられ前記第1コイルと前記第2コイルとの間を絶縁する第1平面部と、この第1平面部に設けられ前記第1コイルのうちで前記コアのスロット内径側に突出した第1コイル突出部を覆う第1凸部と、この第1凸部に設けられその一部分を折る第1山折り線とを有することを特徴とする。
また、請求項に係る発明では、第1の相間絶縁紙は、第1凸部に隣接して設けられ第1コイル突出部から更に外方に延ばした第1コイルエンド部を覆う円弧部と、この円弧部の中央近傍を縦に通過して設けられ第2コイルを挿入するスロットを覆わないように第1平面部を折る第1谷折り線と、を有することを特徴とする。
請求項に係る発明では、第2の相間絶縁紙は、固定子のコアの端部から突出して設けられ第2コイルと第3コイルとの間を絶縁する第2平面部と、この第2平面部に設けられ第3コイルを挿入するスロットを覆わないように第2平面部を折る第2山折り線と、を有することを特徴とする。
請求項に係る発明では、第2山折り線は、回転子の軸方向に対して傾斜して設けられている。
請求項1に係る発明では、第1の相間絶縁紙は、第1コイルと第2コイルとの間を絶縁する第1平面部と、この第1平面部に設けられ第1コイルのうちでコアのスロット内径側に突出した第1コイル突出部を覆う第1凸部とを有する。第1凸部は、第1山折り線により、その一部分が内側に折れる。第1凸部の一部分が折れるので、第1の相間絶縁紙を固定子にセットしても、第1凸部を第1コイルが挿入されたスロット側に位置するように保持する。結果、第2コイルを挿入するスロットが、第1の相間絶縁紙により覆われることを防止でき、第2コイルの挿入による第1の相間絶縁紙の引き込まれを防止できる。
加えて、第1凸部に第1山折り線を設けるだけであるので、スロットに第2コイル挿入する際、治具を使用したり、別部品を設ける必要がなく、製造コストを低減することができる。
また、請求項に係る発明では、第1の相間絶縁紙は、円弧部の中央近傍を縦に通過して設けられ第2コイルを挿入するスロットを覆わないように第1平面部を折る第1谷折り線を有する。第1平面部の円弧部は、第1谷折り線により、窪むように折れる。第1平面部は、装着された第1コイルの形状に沿った形状になり膨らまないので、第2コイルを挿入するスロットを覆わないようにできる。
加えて、第1の相間絶縁紙が装着された第1コイルの形状に沿った形状になることで、第2コイルの挿入の邪魔がなくなり、第2コイルの装着性を向上させることができる。
請求項に係る発明では、第2の相間絶縁紙は、第2平面部に第3コイルを挿入するスロットを覆わないように第2平面部を折る第2山折り線を有する。第2の相間絶縁紙は、第2山折り線により折れて、第3コイルを挿入するスロットにはみ出ない。結果、第3コイルを挿入するスロットが、第2の相間絶縁紙により覆われないようにでき、第3コイルの挿入による第2の相間絶縁紙の引き込まれを防止できる。
請求項に係る発明では、第2山折り線は、回転子の軸方向に対して傾斜して設けられている。第2平面部は、装着された第2コイルの形状に沿った形状に折れるので、第3コイルの挿入の邪魔がなくなり、第3コイルの装着性を向上させることができる。
本発明に係る第1の相間絶縁紙の平面図である。 第1の相間絶縁紙の斜視図である。 本発明に係る第2の相間絶縁紙の平面図である。 第2の相間絶縁紙の斜視図である。 第1の相間絶縁紙を固定子に取り付けるまでの作用を説明する図である。 第1の相間絶縁紙を取り付けた状態の平面図である。 図6の7矢視図である。 第2の相間絶縁紙を固定子に取り付けるまでの作用を説明する図である。 第2の相間絶縁紙を取り付けた状態の平面図である。 回転電機の断面図である。 従来の技術の基本原理を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、以下では、第1コイルはU相コイル、第2コイルはV相コイル、第3コイルはW相コイル、第1の交流電流はU相電流、第2の交流電流はV相電流、第3の交流電流はW相電流として説明する。
先ず、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、第1の相間絶縁紙10は、第1左側11の高さ方向中間部を紙の内側へ凹むように切取ってなる第1左側凹み12と、第1右側13の高さ方向中間部を紙の内側へ凹むように切取ってなる第1右側凹み14と、第1中央15を周状に切取ってなる第1中央開口16とを有する。
第1の相間絶縁紙10は、第1左側凹み12、第1右側凹み14、第1中央開口16が設けられることで、上側の第1平面部17と、下側の第1平面部18と、上側の第1平面部17と下側の第1平面部18とを連結する第1左連結部19及び第1右連結部21とを有する。
上側の第1平面部17は、図横長に形成されており、右下部に第1中央開口16に向けて突出する上側の第1凸部22と、この上側の第1凸部22に隣接して設けられ上に窪む上側の円弧部23と、上側の第1凸部22に基端部24から先端中央部25にかけて斜めに形成されその一部を山折りする上側の第1山折り線26と、上側の第1平面部17に円弧部23の中央近傍を通過するように縦に形成されその一部を谷折りする上側の第1谷折り線27とを有する。
下側の第1平面部18は、図横長に形成されており、右上部に第1中央開口16に向けて突出する下側の第1凸部31と、この下側の第1凸部31に隣接して設けられ下に窪む下側の円弧部32と、下側の第1凸部31に基端部33から先端中央部34にかけて斜めに形成されその一部を山折りする下側の第1山折り線35と、下側の第1平面部18に円弧部32の中央近傍を通過するように縦に形成されその一部を谷折りする下側の第1谷折り線36とを有する。
第1左連結部19及び第1右連結部21は直線状に形成され、それらの幅は後述する固定紙のスロットに嵌るように設定されている。第1左連結部19の上側根本に第1左上円弧部41が設けられ、第1左連結部19の下側根本に第1左下円弧部42が設けられ、第1右連結部21の上根本に第1右上円弧部43が設けられ、第1右連結部21の下根本に第1右下円弧部44が設けられ、第1左連結部19と上側の円弧部23との間に上接続円弧部45が設けられ、第1左連結部19と下側の円弧部32との間に下接続円弧部46が設けられる。
つまり、第1の相間絶縁紙10は、上記で説明した第1左上円弧部41、第1左下円弧部42、第1右上円弧部43、第1右下円弧部44、上接続円弧部45、下接続円弧部46、基端部24、33が円弧形状に形成されるので、第1の相間絶縁紙10を曲げる必要があっても、第1の相間絶縁紙10は破れ難くなる。
次に第1の相間絶縁紙が折られた状態について説明する。
図2に示すように、上側の第1平面部17は、上側の第1谷折り線27によって谷折りにされる。下側の第1平面部18は、下側の第1谷折り線36によって谷折りされる。上側の第1谷折り線27の延長線上に下側の第1谷折り線36が位置する。このため、上側の第1平面部17及び下側の第1平面部18は、上側の第1谷折り線27及び下側の第1谷折り線36によって同時に折ることができ、立体形状の形成が容易である。
また、上側の第1凸部22は、上側の第1山折り線26によって山折りにされる。下側の第1凸部31は、下側の第1山折り線35によって山折りにされる。上側の第1凸部22及び下側の第1凸部31は、第1平面部17、18全体に比較して面積の小さい部分であり、その一部分を折るだけであるので、容易に折ることができる。
次に第2の相間絶縁紙について説明する。
図3に示すように、第2の相間絶縁紙50は、第2左側51の高さ方向中間部を紙の内側へ凹むように切取ってなる第2左側凹み52と、第2右側53の高さ方向中間部を紙の内側へ凹むように切取ってなる第2右側凹み54と、第2中央55を周状に切取ってなる第2中央開口56とを有する。
第2の相間絶縁紙50は、第2左側凹み52、第2右側凹み54、第2中央開口56が設けられることで、上側の第2平面部57と、下側の第2平面部58と、上側の第2平面部57と下側の第2平面部58とを連結する第2左連結部59及び第2右連結部61とを有する。
上側の第2平面部57は、図横長に形成されており、中央下部に第2中央開口56に向けて突出する上側の第2凸部62と、上側の第2凸部62の頂部63を斜めに通過するように形成され上側の第2平面部57を山折りする上側の第2山折り線64とを有する。
下側の第2平面部58は、図横長に形成されており、中央下部に第2中央開口56に向けて突出する下側の第2凸部65と、下側の第2凸部65の頂部66を斜めに通過するように形成され下側の第2平面部58を山折りする下側の第2山折り線67とを有する。
第2左連結部59及び第2右連結部61は直線状に形成され、それらの幅は後述する固定紙のスロットに嵌るように設定されている。第2左連結部59の上側根本に第2左上円弧部71が設けられ、第2左連結部59の下側根本に第2左下円弧部72が設けられ、第2右連結部61の上根本に第2右上円弧部73が設けられ、第2右連結部61の下根本に第2右下円弧部74が設けられる。
上側の第2凸部62の両側の基端部75、76は円弧形状に形成され、下側の第2凸部65の両側の基端部77、78は円弧形状に形成される。すなわち、第2の相間絶縁紙50は、上記で説明した第2左上円弧部71、第2左下円弧部72、第2右上円弧部73、第2右下円弧部74、基端部75、76、77、78が円弧形状に形成されるので、第2の相間絶縁紙50を曲げる必要があっても、第2の相間絶縁紙50は破れ難くなる。
次に第2の相間絶縁紙が折られた状態について説明する。
図4に示すように、上側の第2平面部57は、上側の第2山折り線64によって山折りにされる。下側の第2平面部58は、下側の第2山折り線67によって山折りされる。上側の第2山折り線64に対して下側の第2山折り線67は対称に形成されるので、上側の第2平面部57及び下側の第2平面部58を容易に折ることができる。
以上に述べた第1の相間絶縁紙10の作用を次ぎに述べる。
図5に示すように、回転電機80は三相交流機であり、環状に形成された固定子81の内側に複数のコア82が設けられ、これらのコア82の間にコイルを挿入するスロットが形成される。
固定子81に複数の第1コイル83(以下、U相コイル83という)が巻き付けられている。第1の相間絶縁紙10を固定子81に取付けるために、第1の相間絶縁紙10の第1左連結部19を矢印(1)のようにV相用スロット84に挿入し、第1右連結部21を矢印(2)のようにV相用スロット85に挿入する。
U相コイル83は、第1平面部17によって覆われる。具体的には、U相コイル83のうち、コア81のU相用スロット86、87内径側に突出した第1コイル突出部88は、第1凸部22に覆われ、第1コイル突出部88から外方に延ばされた第1コイルエンド部89は、円弧部23に覆われる。
図6(a)は比較例の固定子200を示す平面図であり、固定子200のU相用スロット201、202に、U相コイル203が挿入されている。U相コイル203は、第1の相間絶縁紙204によって覆われる。第1の相間絶縁紙204には、山折り線も谷折り線も形成されていない。第1の相間絶縁紙204の第1凸部205は、U相コイル203を覆うものの、コア206も覆い、V相用スロット207にまではみ出ている。このため、次のV相コイルをV相用スロット207に挿入する際、はみ出た第1凸部205が邪魔になる。さらには、V相コイルの挿入時に、第1凸部205がV相用スロット207に引き込まれる虞が生じる。対策として、第1凸部205を抑える必要が生じる。
図6(b)は実施例の固定子81を示す平面図であり、U相コイル83は、第1の相間絶縁紙10により覆われている。第1凸部22は、U相コイル83を覆うが、第1山折り線26によりその一部が折られているので、U相用スロット87に折られた部分が収納される。このため、次のV相用スロット85は覆われず、このままの状態でV相用コイルをV相用スロット85に挿入できる。
図7(a)は比較例の固定子200を内径側から見た図であり、第1の相間絶縁紙204の第1凸部205が、コア206のカフス上に乗り上げ、V相用スロット207へのV相コイル挿入の邪魔になる。また、第1の相間絶縁紙204は、全体的に膨らむ態様になり、セットした状態が好ましくない。
図7(b)は実施例の固定子81を内径側から見た図であり、第1の相間絶縁紙10の22では、第1凸部22の第1山折り線26により折れた折れ面28がU相スロット87内に収まっている。第1凸部22は、コア82のカフス上に乗り上げることがなく、V相用スロット85へのV相コイルの挿入が容易になる。また、第1の相間絶縁紙10は、第1谷折り線27により下方に窪むような態様になり、セット性が良好になる。
次に第2の相間絶縁紙50の作用を説明する。
図8に示すように、固定子81に複数の第2コイル91(以下、V相コイル91という)が巻き付けられている。第2の相間絶縁紙50を固定子81に取付けるために、第2の相間絶縁紙50の第2左連結部59を矢印(3)のようにW相用スロット92に挿入し、第2右連結部61を矢印(4)のようにW相用スロット93に挿入する。
V相コイル91は、第2平面部57によって覆われる。具体的には、V相コイル91のうち、コア81のV相用スロット84、85内径側に突出した部分は、第2凸部62に覆われ、突出した部分から外方に延ばされたコイルエンドの部分は、第2平面部57に覆われる。
図9(a)は比較例の固定子200を示す平面図であり、固定子200のV相用スロットに、V相コイル208が挿入されている。V相コイル208は、第2の相間絶縁紙209によって覆われる。第2の相間絶縁紙209には、山折り線が形成されていない。第2の相間絶縁紙209は、V相コイル208を覆うものの、全体的に膨らむ態様になる。このため、コア206からはみ出し、セットした状態が好ましくない。
図9(b)は実施例の固定子81を示す平面図であり、V相コイル91は、第2の相間絶縁紙50により覆われている。第2凸部26は、V相コイル91を覆うが、第2山折り線67により折られているので、膨らんだ態様にならない。このため、第2の相間絶縁紙50は、V相コイル91を覆うと共にセット性が良好になる。
次にW相コイルまで挿入された回転電機80について説明する。
図10に示すように、回転電機80は、最も外側に配置されているケーシング95と、このケーシング95に設けられている固定子81と、この固定子81内に回転可能に設けられている回転子96とからなる。
加えて、固定子81に、6組のU相コイル83、6組のV相コイル91、6組の第3コイル93(以下、W相コイル93という)が巻付けられている。さらに、U相コイル83とV相コイル91の間に、第1の相間絶縁紙10が挟まれ、V相コイル91とW相コイル93の間に、第2の相間絶縁紙50が挟まれている。1つの固定子81に、第1の相間絶縁紙10が6枚、第2の相間絶縁紙50が6枚取付けられている。第2の相間絶縁紙50をセットした状態において、第2山折り線(図3、符号64)は、回転子96の軸方向に対して傾斜した態様になる。
なお、実施例では、各コイルの組数を6組、各相間絶縁紙の枚数を6枚としたが、各コイルの組数及び各相間絶縁紙の枚数は任意に決めて差し支えない。
第2の相間絶縁紙50は、V相コイル91のうちで固定子81から外方に突出したV相コイル突出部を覆う第2凸部(図4、符号62)を有する。すなわち、第2の相間絶縁紙50は、平面形状に第2山折り線(図4、符号67)を設けただけであるため、製作が容易である。容易に製作できると、第2の相間絶縁紙50の製作に掛かるコストが安くなる。安価な第1の相間絶縁紙10に加えて、安価な第2の相間絶縁紙50を用いることにより、回転電機80に掛かるコストを低減することができる。
尚、第1の相間絶縁紙10及び第2の相間絶縁紙50は、コイルの分布巻きに用いることが好適であるが、分布巻きの他に、波巻きや重ね巻き等にも適用可能である。また、本発明に係る回転電機は、実施の形態では三相誘導電動機に適用したが、三相交流を用いる他の形式の電動機や発電機にも適用可能である。
本発明の回転電機は、四輪車などの車両に好適である。
10…第1の相間絶縁紙、17、18…第1平面部、22、31…第1凸部、23、32…円弧部、26、35…第1山折り線、27、36…第1谷折り線、50…第2の相間絶縁紙、57、58…第2平面部、64、67…第2山折り線、80…回転電機、81…固定子、82…コア、83…第1コイル(U相コイル)、84、85…V相用スロット、86、87…U相用スロット、88…第1コイル突出部、89…第1コイルエンド部、91…第2コイル(V相コイル)、92、93…W相用スロット、94…第3コイル(W相コイル)、95…ケーシング、96…回転子。

Claims (3)

  1. ケーシングに固定子が設けられ、この固定子内に回転子が配置されてなり、
    前記固定子に三相コイルが巻付けられ、コイル同士の間に相間を絶縁する相間絶縁紙が挟まれている回転電機において、
    第1の交流電流が流れる第1コイルと、前記第1の交流電流に対し位相差を持った第2の交流電流が流れる第2コイルとの間に、第1の相間絶縁紙が挟まれ、
    前記第2コイルと、前記第2の交流電流に対し位相差を持った第3の交流電流が流れる第3コイルとの間に、第2の相間絶縁紙が挟まれ、
    前記第1の相間絶縁紙は、前記固定子のコアの端部から突出して設けられ前記第1コイルと前記第2コイルとの間を絶縁する第1平面部と、この第1平面部に設けられ前記第1コイルのうちで前記コアのスロット内径側に突出した第1コイル突出部を覆う第1凸部と、この第1凸部に設けられその一部分を折る第1山折り線と
    前記第1凸部に隣接して設けられ前記第1コイル突出部から更に外方に延ばした第1コイルエンド部を覆う円弧部と、
    この円弧部の中央近傍を縦に通過して設けられ前記第2コイルを挿入するスロットを覆わないように前記第1平面部を折る第1谷折り線と、を有することを特徴とする回転電機。
  2. 前記第2の相間絶縁紙は、前記固定子のコアの端部から突出して設けられ前記第2コイルと前記第3コイルとの間を絶縁する第2平面部と、この第2平面部に設けられ前記第3コイルを挿入するスロットを覆わないように前記第2平面部を折る第2山折り線と、を有することを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 前記第2山折り線は、前記回転子の軸方向に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項記載の回転電機。
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