JP5843409B2 - タンパク質含有レジン系組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
歯を喪失しないためにも,日頃からのプラークコントロールおよび歯科医師による専門的なケア、つまり歯周治療が必要となる。
歯周治療としては、スケーリング・ルートプレーニング及び歯肉掻爬を行うことにより歯肉縁下に存在している細菌バイオフィルムや歯面に沈着しているプラーク及び歯石そして歯肉病変部を除去することなどが基本となる。
この閉鎖性掻爬は全て歯肉縁下で治療が行われることから、汚染部位を直視できないため、完全な汚染箇所の除去が達成されず、残存した細菌バイオフィルムやプラーク及び歯石が再び歯周病を引き起こす原因になる可能性がある(非特許文献1、2、3参照)。また、歯肉病変部が実際に全て除去されたかどうかを臨床的に決定する方法が現時点では無いことから、汚染部位を直視せずに完全に歯をプレーニングするのは極めて困難であり、術者の技術的要素が重要になる。
この開放性掻爬は歯肉切開・歯肉縫合など歯周外科処置を含むため、術者の技術的要素が関係するだけでなく、閉鎖性掻爬と比較して開放性掻爬の方が歯肉収縮と術後の骨の吸収が著しい場合がある。
開放性掻爬に付随して、細菌バイオフィルムや歯面に沈着しているプラーク及び歯石の除去と歯周組織の再生を促す再生療法が用いられる場合がある。その一つとして組織誘導再生法(Guided Tissue Regeneration、以下GTR法)が挙げられる。
GTR法とは、歯肉掻爬により歯肉病変部を完全に除去し、歯と歯肉との間にテフロン(登録商標)シートなどのシートを挿入し、歯肉をシート上に置き縫合することによりシート下に歯槽骨を含む歯周組織が再生するという治療方法である。
以上のことより、歯周病は放置すればするほど治療に莫大な時間と労力が掛かるため、歯周病罹患初期段階での歯周病の治療と再発防止が重要となる。
これらの歯周病治療材は、すでに崩壊・喪失した歯周組織に対して適用する治療材であるため、歯周病罹患初期段階における歯周病の治療と再発防止を目的として使用することができない。
従って、歯周病罹患初期段階で患部に適用でき、早期に歯周病を治療するだけでなく、歯周病の再発を防止することが望まれていた。
本発明におけるレジン系組成物は、レジン系組成物中及び表面にタンパク質が含有したレジン材料である。
本発明におけるレジン系組成物を歯周病罹患部に適用すると、レジン系組成物に含有される歯周組織の再生・接着を誘導するタンパク質が歯周組織の再生を誘導すると同時に歯との接着を達成するので、それ以上の歯周病の進行を阻止し、且つ歯周病の再発を防止する。
本発明のレジン系組成物に配合される(A)成分は、分子内に酸性基を有する単官能(メタ)アクリレート化合物である。この(A)成分は、具体的に、4−(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメリット酸および/またはその酸無水物である。
本発明のレジン系組成物に配合される(B)成分は、分子内に1つの重合性基を有し、酸性基を有しない(メタ)アクリレート化合物である。このような(B)成分として使用できる化合物は、メチル(メタ)アクリレ−ト、エチル(メタ)アクリレ−ト、n−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレ−トのアルキル(メタ)アクリレ−トである。これら(B)成分の単量体は単独であるいは2種以上併用して重合に用いられる。
上記(B)分子内に1つの重合性基を有し、酸性基を有しない(メタ)アクリレート化合物は、(A)分子内に酸性基を有する単官能(メタ)アクリレート化合物、(B)分子内に1つの重合性基を有し、酸性基を有しない(メタ)アクリレート化合物および(E)重合開始剤の合計100重量%に対して、好ましくは30〜84重量%、より好ましくは50〜82重量%、更に好ましくは60〜80重量%の範囲で使用される。本発明で使用される(B)分子内に1つの重合性基を有し、酸性基を有しない(メタ)アクリレート化合物は、本発明のレジン系組成物の有する優れた特性を発現させるための基礎となるモノマーであり、上記範囲内で使用することによって本発明のレジン系組成物の物性に関する基礎的特性が確立する。
本発明のレジン系組成物に配合される(C)成分は、ポリ((メタ)アクリレート)粒子からなる充填材である。このポリマー粒子を形成するモノマーとしては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどのシクロアルキル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートなど芳香族(メタ)アクリレートなどのような(メタ)アクリレート系モノマーを挙げることができる。また、本発明の(メタ)アクリレート重合体は、必要に応じて少量の架橋性モノマーを共重合させたものとすることができる。架橋性モノマーとして、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタジエンなどの多官能モノマーを挙げることができる。
また、(C)成分中には、少量ならば(メタ)アクリレート系成分以外の単量体や重合体が、共重合や混合していてもよい。(メタ)アクリレート系成分以外の成分としては、スチレン、ブタジエンなどのビニル化合物等が挙げられる。前記(メタ)アクリレート系成分以外の成分は、好ましくは50重量%以下、より好ましくは40重量%以下、更に好ましくは30重量%以下の範囲で使用される。
本発明において、歯科用組成物の皮膜厚さを低減しおよび修復効果を向上させるためには、上記充填材(C)の粒子の平均粒子径は、0.001〜60μmの範囲内にあることが好ましく、さらに、0.01〜50μmの範囲内にあることが特に好ましい。なお、前記平均粒子径はレーザー回折/散乱式粒度分布装置による。
前記数値範囲の下限値を下回るとレジン系組成物が硬化するまでの時間が長くなり、操作性などに悪影響を与えることとなり、一方、上限値を上回ると(A)分子内に酸性基を有する単官能(メタ)アクリレート化合物、(B)分子内に1つの重合性基を有し、酸性基を有しない(メタ)アクリレート化合物および(E)重合開始剤との馴染みが悪くなり、所望する物性のレジン系組成物硬化体が得られなくなり、何れも好ましくない。
本発明のレジン系組成物に配合される(D)成分は、牛血清アルブミンまたは歯周組織、特に歯との間で上皮性付着及び結合組織性付着に関与している細胞の再生・接着を誘導するタンパク質である。生体由来のタンパク質であるか人工的に精製されたタンパク質であるかは特に限定されない。このタンパク質は単体又は2種類以上組み合わせてもかまわない。牛血清アルブミン以外の(D)成分としては、具体的には、グロースファクター(成長因子)、骨誘導タンパク、細胞接着分子などが挙げられるが、これらに限定されない。
グロースファクターとしては、例えば上皮成長因子(Epidermal Growth Factor)、線維芽細胞成長因子(Fibroblast Growth Factor)およびインスリン様成長因子(Insulin−like Growth Factor)などを挙げることができる。
骨誘導タンパクとしては、例えば骨形成タンパク質(Bone Morphogenetic Protein)に代表されるBMPファミリーなどを挙げることができる。
細胞接着分子としては、例えばカドヘリン、インテグリン、フィブロネクチン、ラミニンなどを挙げることができる。
本発明のレジン系組成物に配合される(E)成分の重合開始剤としては、例えば有機ホウ素化合物、有機過酸化物、無機化酸化物を挙げることができる。有機ホウ素化合物としては、例えばトリエチルホウ素、トリ(n−プロピル)ホウ素、トリイソプロピルホウ素、トリ(n−ブチル)ホウ素、トリ(s−ブチル)ホウ素、トリイソブチルホウ素、トリペンチルホウ素、トリヘキシルホウ素、トリオクチルホウ素、トリデシルホウ素、トリドデシルホウ素、トリシクロペンチルホウ素、トリシクロヘキシルホウ素、ブチルジシクロヘキシルボランなどのトリアルキルホウ素;ブトキシジブチルホウ素などのアルコキシアルキルホウ素;ジイソアミルボラン、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナンなどのジアルキルボラン;テトラフェニルホウ素ナトリウム、テトラフェニルホウ素トリエタノールアミン塩、テトラフェニルホウ素ジメチル−p−トルイジン塩、テトラフェニルホウ素ジメチルアミノ安息香酸エチルなどのアリールボレート化合物;部分酸化トリブチルホウ素などの部分酸化トリアルキルホウ素などを挙げることができる。なお、トリアルキルホウ素とそれより誘導される部分酸化トリアルキルホウ素などを併せてトリアルキルホウ素化合物という。
無機過酸化物としては、例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、塩素酸カリウム、臭素酸カリウムおよび過リン酸カリウムなどを挙げることができる。酸化還元性金属化合物としては、例えば銅、鉄、コバルトなど遷移金属の硝酸塩、塩化塩、アセチルアセト塩などを挙げることができる。
これらの中では、トリブチルホウ素あるいは部分酸化トリブチルホウ素を用いることが好ましく、さらに最も好ましい有機ホウ素化合物は部分酸化トリブチルホウ素である。これらの(E)成分は単独であるいは2種以上組み合わせで使用することができる。
これらの中ではd,l−カンファキノン、カンファキノン−10−カルボン酸、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイドが特に好ましい。これら光重合開始剤は単独であるいは組み合わせて使用することができる。
前記数値範囲の下限値を下回るとレジン系組成物が硬化することなく重合が終了してしまい所望する物性を得ることができなくなり、一方、上限値を上回ると重合に関与できなかった重合開始剤がレジン系組成物硬化体の物性に影響を及ぼし、基礎的特性が損なわれるおそれがあり、何れも好ましくない。
本発明のレジン系組成物には、所望により(F)成分の安定剤を使用することができる。(F)成分としては、例えば2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノンのような紫外線吸収剤、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、2,5−ジターシャリーブチル−4−メチルフェノール等の重合禁止剤、変色防止剤、抗菌材、着色顔料、その他の従来公知の添加剤等の成分を、必要に応じて任意に添加できる。
本発明のレジン系組成物には所望により(G)成分の多官能(メタ)アクリレート化合物を使用することができる。(G)成分としては、グリセロールジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパンなどのブタントリオールのジ(メタ)アクリレート;メソ−エリスリトールなどのブタンテトラオールのジ(メタ)アクリレートまたはトリ(メタ)アクリレート;ペンタントリオールのジ(メタ) アクリレート;テトラメチロールメタンなどのペンタンテトラオールのジ(メタ)アクリレートまたはトリ(メタ)アクリレート;キシリトール及びその異性体の水酸基を1〜2個有する多官能(メタ)アクリレート;ヘキサントリオールのジ(メタ)アクリレート;ヘキサンテトラオールのジ(メタ)アクリレートまたはトリ(メタ)アクリレート;ヘキサンペンタオールの水酸基を1〜2個有する多官能(メタ)アクリレート;ヘキサンヘキサオールの水酸基を1〜2個有する多官能(メタ)アクリレート;あるいは下記式(1)
なお、多官能(メタ)アクリレート化合物である(G)成分は通常、酸性基を有しないものとするのが好ましい。
本発明のレジン系組成物には、所望により、(H)成分の無機フィラーまたは無機有機複合フィラーを使用することができる。無機フィラーの例としては、ジルコニウム酸化物、ビスマス酸化物、チタン酸化物、酸化亜鉛および酸化アルミニウム粒子などの金属酸化物粉末、炭酸カルシウム、炭酸ビスマス、リン酸ジルコニウムおよび硫酸バリウムなどの金属塩粉末、シリカガラス、アルミニウム含有ガラス、バリウム含有ガラス、ストロンチウム含有ガラスおよびジルコニウムシリケートガラスなどのガラスフィラー、銀徐放性を有するフィラー、フッ素徐放性を有するフィラーなどを挙げることができる。これら無機フィラーは単独であるいは組み合わせて使用することができる。
また、無機フィラーと樹脂間に強固な結合を得るには、シラン処理、ポリマーコートなどの表面処理を施した無機フィラーを使用することが好ましい。無機有機複合フィラーとしては、例えばTMPTフィラー(トリメチロールプロパンメタアクリレートとシリカフィラーを混和、重合させた後に粉砕したもの)などが使用できる。
これらの無機フィラーおよび無機有機複合フィラーは、単独であるいは組み合わせて使用することができる。
本発明の歯科用組成物には所望により(I)成分色素および/または顔料を添加してもよい。かかる色素および/または顔料としては、例えばフロキシンBK、アシッドレッド、ファストアシッドマゼンダ、フロキシンB 、ファストグリーンFCF、ローダミンB、塩基性フクシン、酸性フクシン、エオシン、エチスロシン、サフラニン、ローズベンガル、ベーメル、ゲンチアナ紫、銅クロロフィルソーダ、ラッカイン酸、フルオレセインナトリウム、コチニールおよびシソシン、タルク、チタンホワイトなどを挙げることができる。これらの色素および顔料は単独であるいは2種以上組み合わせて使用することができる。
タンパク質添加水溶液の製造
蒸留水50gにウシ血清アルブミン(Sigma社製 (D)成分に相当 以下、BSA)0.01gを投入後、一晩放置させることでタンパク質添加水溶液を得た。
タンパク質添加ポリ((メタ)アクリレート)粒子の製造
上記タンパク質添加水溶液50gに、スーパーボンドクリア粉剤(サンメディカル(株)製 (C)成分に相当、PMMA重量平均分子量40〜50万 平均粒径40μm)3gを投入後、タンパク質含有水溶液とスーパーボンドクリア粉剤とを馴染ませることを目的として一晩撹拌させた。撹拌後、ロータリーエバポレーター(Auto Jack NAJ−100 Tokyo Rikakikai Co.,Ltd)にて圧力100〜160Torr、ウォーターバス温度40℃、Speed Controller6〜8メモリで蒸留水を揮発させ、1.5時間後、蒸留水が乾燥したことを目視により確認した。さらに完全乾燥させるため40℃、自然対流式のオーブンにて12時間乾燥させた。完全乾燥後、280メッシュの篩いで篩うことでタンパク質添加ポリ((メタ)アクリレート)粒子を得た。
タンパク質含有レジン系組成物硬化体の調製
混合皿にスーパーボンドモノマー液(サンメディカル(株)製 (A)成分および(B)成分に相当、(A)成分および(B)成分の合計100重量%に対して(A)成分:95重量%、(B)成分:5重量%)を約0.09gとり、スーパーボンドキャタリスト(サンメディカル(株)製 (E)成分に相当、(A)成分および(B)成分の合計100重量%に対して(E)成分:7.2重量%)約0.007gを滴下し、製造例で製造したタンパク質添加ポリ((メタ)アクリレート)粒子0.08gと混合させたものを硝子板上にのせ、その上に透明フィルムと硝子板をのせて1日以上圧接した。
タンパク質未含有レジン系組成物硬化体の調製
混合皿にスーパーボンドモノマー液(サンメディカル(株)製 (A)成分および(B)成分に相当)を約0.09gとり、スーパーボンドキャタリスト(サンメディカル(株)製(E)成分に相当)約0.007gを滴下し、スーパーボンドクリア粉剤(サンメディカル(株)製 (C)成分に相当)0.08gと混合させたものを硝子板上にのせ、その上に透明フィルムと硝子板をのせて1日以上圧接した。
レジン系組成物硬化体表面におけるタンパク質の有無確認
調製した各種レジン系組成物硬化体について、免疫染色によりタンパク質の存在有無を評価した。
免疫染色は、
a)調製した各種試料片をリン酸緩衝液(以下、PBS)にて5分間3回洗浄。
b)洗浄後の試料片に第一抗体としてPBSにて50倍希釈したBSA抗体(sc−50711 Santa Cruz Biotechnology社製)を滴下後、4℃で1日放置。
c)放置後の試料片をPBSにて5分3回洗浄。
d)洗浄後の試料片に第二抗体としてHistofine Simple Stain MAX PO(Nichirei社製)を滴下後、30分間室温に放置。
e)放置後の試料片に発色を目的として0.01%の過酸化水素含有の3,3’−diaminobenzidine tetrahydrochloride(和光純薬工業(株)製)溶液を滴下後、5分間室温放置。
f)放置後の試料片について発色を止める目的で精製水により洗浄。
の手順で行い、光学顕微鏡にて試料片表面上のタンパク質の有無を観察した。
実施例により製造されたタンパク質添加ポリ((メタ)アクリレート)粒子を使用したレジン系組成物硬化体には、図1の黒矢印で見られるような発色が試料片全体に観察できた。対して比較例により調製されたレジン系組成物硬化体には、図2の様に図1で見られた発色が試料片全体に観察できなかった。
以上のことから、タンパク質を含有させたレジン系組成物硬化体表面には確かにタンパク質が存在し、且つ存在しているタンパク質が失活していないことが分かった。
このレジン系組成物硬化体表面に存在するタンパク質が、歯肉との接着を達成すると同時にレジン系組成物硬化体中のレジン成分が歯との接着を達成することで、初期段階における歯周病の治療と再発防止が期待できる。
Claims (7)
- (A)4−(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメリット酸および/またはその酸無水物である、酸性基を有する単官能(メタ)アクリレート化合物、
(B)メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレートおよびn−ブチル(メタ)アクリレートよりなる群から選ばれる分子内に1つの重合性基を有し、酸性基を有しない(メタ)アクリレート化合物、
(C)タンパク質(D)がコーティング乃至担持された、0.001〜100μmのポリ((メタ)アクリレート)粒子からなる充填材、ここで上記タンパク質(D)は、牛血清アルブミンまたは歯周組織の再生・接着を誘導するタンパク質であり、
および
(E)重合開始剤、
を混合して、硬化により表面にタンパク質が存在する硬化体を生成するレジン系組成物の製造方法。 - レジン系組成物が更に(F)安定剤を含む請求項1に記載の製造方法。
- レジン系組成物が更に(G)多官能(メタ)アクリレート化合物を含む請求項1または2に記載の製造方法。
- レジン系組成物が更に(H)無機フィラーあるいは無機有機複合化フィラーを含む請求項1乃至3のいずれかに記載の製造方法。
- レジン系組成物が更に(I)色素および/または顔料を含む請求項1乃至4のいずれかに記載の製造方法。
- 上記重合開始剤(E)が、トリアルキルホウ素化合物である請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法。
- 上記重合開始剤(E)が、トリブチルホウ素および/またはその部分酸化物である請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法。
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