JP5840118B2 - 昇降機故障対応支援装置 - Google Patents

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本発明は、昇降機の故障又は事故の対応を支援する昇降機故障対応支援装置に関する。
ビルに設置されている昇降機の保全作業は、契約している昇降機保守会社に委託して行われ、この保守会社は専門の作業員を顧客ビルへ定期的に巡回させ、管理対象の昇降機の点検、修理、及び整備等のサービスを提供している。そして、このような昇降機の巡回保全作業に際して、作業現場間の距離が遠い場合や重量物の運搬が必要な場合には、業務用車両であるサービスカーが広く活用されている。
一方、保守契約されている昇降機に故障又は事故が発生した場合には、保守会社は、昇降機の故障又は事故に素早く対応させるために故障又は事故が発生した昇降機の近隣で作業している作業員に連絡して出動させるようにしている。従って、保守会社は、故障又は事故が発生した昇降機の近隣にいる作業員の位置情報及び業務用車両の位置情報を把握し、当該昇降機が設置されている顧客ビルへ出動させるのに最適な作業員を選任する必要がある。
そこで、このような作用員の選任に役立つ従来技術の1つとして、営業所等の保守会社に設置された端末装置と、エレベータ保全作業に出動する作業員が携帯するメッセージ表示型ポケットベルと、衛星からの電波に基づいて特定される現在位置の情報等を保守会社の端末装置に自動的に送信する無線機を搭載した業務用車両とを備え、作業員がこの業務用車両を利用して故障した昇降機が設置されている顧客ビルへ移動するまでの所要時間を把握できるエレベータの保全作業支援システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−310757号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術のエレベータの保全作業支援システムで把握した所要時間から現場へ出動させる作業員を特定しても、この作業員が作業中か否か、すなわち昇降機の故障又は事故に対応可能であるか否かを判断することができなければ、作業員を現場へ直ちに出動させることができない。
ここで、従来技術のエレベータの保全作業支援システムには、業務用車両を利用している作業員が業務用車両の端末装置に、現在作業中であるのか、あるいは移動中であるのかを示す現在の作業状況の情報を入力することにより、その情報が業務用車両の位置情報と共に保守会社の端末装置に送信されるようになっているが、仮に作業員が現在の作業状況の情報を入力し忘れた場合には、その情報が端末装置に出力されないので、昇降機の故障又は事故に対応可能である作業員の特定に時間を要することが懸念されている。
また、従来技術のエレベータの保全作業支援システムは、上述したように作業員が昇降機の故障又は事故に対応可能であるか否かを判断するのに、各顧客ビルを巡回している作業員が顧客ビルの保全作業毎に現在の作業状況の情報を業務用車両の端末装置に入力する作業を必要とするので、この入力作業が煩雑となっており、保全作業の効率が低下する虞がある。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、昇降機の故障又は事故に対応可能な作業員を容易に判別することができる昇降機故障対応支援装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の昇降機故障対応支援装置は、昇降機の保全作業を行う作業員に携帯され、この作業員の位置情報をGPSによって取得して発信する作業員用GPS端末と、前記作業員が使用する車両に設けられ、前記車両の位置情報をGPSによって取得して発信する車両用GPS端末とを備え、これらの作業員用GPS端末及び車両用GPS端末を用いて前記昇降機の故障又は事故の対応を支援する昇降機故障対応支援装置において、前記作業員用GPS端末によって取得された前記作業員の位置情報と前記車両用GPS端末によって取得された前記車両の位置情報を比較し、前記作業員と前記車両との距離が所定値以内であれば、当該作業員が前記昇降機の故障又は事故に対応可能であると判定する位置情報比較部と、この位置情報比較部によって前記昇降機の故障又は事故に対応可能であると判定された前記作業員の位置情報を出力する位置情報出力部とを備えたことを特徴としている。
本発明の昇降機故障対応支援装置によれば、昇降機の故障又は事故に対応できる作業員を容易に判別することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る昇降機故障対応支援装置の一実施形態の構成を示す図である。 本実施形態の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る昇降機故障対応支援装置を実施するための形態を図に基づいて説明する。
本発明に係る昇降機故障対応支援装置の一実施形態は、例えば図1に示すようにビル1に設置された昇降機(図示せず)と、昇降機を公衆回線網・無線通信網40を介して遠隔的に監視する監視センター10とを備えた監視システムに適用される。
本実施形態は、昇降機の保全作業を行う作業員30に携帯され、この作業員30の位置情報をGPSによって取得して発信する作業員用GPS端末31と、作業員30が使用する車両、例えばサービスカー20に設けられ、このサービスカー20の位置情報をGPSによって取得して発信する車両用GPS端末21とを備えている。なお、作業員用GPS端末31は、例えば固有の携帯電話番号が付され、音声で通話することが可能な携帯電話機能を有している。
監視センター10は、例えば公衆回線網・無線通信網40に接続されている通信装置12と、後述するように通信装置12から受信した情報に基づいて昇降機の故障又は事故の対応を支援するのに必要な処理を行う処理装置11とを備えている。通信装置12は、例えば処理装置11の指令を受けて管轄地域のサービス拠点の作業員用GPS端末31によって取得された作業員30の位置情報及び車両用GPS端末21によって取得されたサービスカー20の位置情報を定期的に読み出す機能を有している。
処理装置11は、例えば通信装置12によって読み出され、作業員用GPS端末31によって取得された作業員30の位置情報と車両用GPS端末21によって取得されたサービスカー20の位置情報を比較する位置情報比較部11Bと、この位置情報比較部11Bによって比較された結果を含む情報を記憶する記憶部11Aとを有している。
ここで、作業員30はサービスカー20に乗車して保守作業が行われる予定の昇降機が設置されたビル1へ移動した後、サービスカー20から降車してビル1内の昇降機の保守作業を行う。そして、昇降機の保守作業が終了すると、作業員30はサービスカー20に再び乗車して他の現場へ移動することになる。
そのため、作業員30とサービスカー20との距離が所定値以内、例えば3m以内であれば、作業員30がサービスカー20に乗車中であるか、サービスカー20から降車して間もないか、及び昇降機の保全作業が終了してサービスカー20に乗車しようとしているかのいずれかの場合であり、作業員30がビル1の昇降機の保全作業を行っていないと考えられるので、他の現場へ出動可能であると推定できる。
一方、作業員30とサービスカー20との距離が3m以内でなければ、作業員30がサービスカー20に乗車しておらず、作業員30がビル1の昇降機の保全作業を行っていると考えられるので、他の現場へ出動可能でないと推定できる。
そこで、処理装置11の位置情報比較部11Bは、例えば両位置情報を比較した結果、作業員30とサービスカー20との距離が所定値以内、例えば3m以内であれば、当該作業員30が昇降機の故障又は事故に対応可能であると判定し、作業員用GPS端末31によって取得された作業員30の位置情報及び作業員用GPS端末31の携帯電話番号を記憶部11Aに記憶するようにしている。
また、位置情報比較部11Bは、例えば両位置情報を比較した結果、作業員30とサービスカー20との距離が3m以内でなければ、当該作業員30が昇降機の故障又は事故に対応可能でないと判定し、作業員用GPS端末31によって取得された作業員30の位置情報及び作業員用GPS端末31の携帯電話番号を記憶部11Aに記憶するようにしている。
監視センター10は、例えば処理装置11及び通信装置12の他に、管轄地域の保全契約をしている昇降機の位置情報を格納した昇降機位置情報記憶装置13と、管制員(図示せず)が操作する操作卓14とを備えており、これらの昇降機位置情報記憶装置13及び操作卓14は処理装置11に接続されている。
この操作卓14は、例えば処理装置11の位置情報比較部11Bによって昇降機の故障又は事故に対応可能である(以下、便宜的に他現場出動可と呼ぶ)と判定された作業員30の位置情報を出力する位置情報出力部14Bを備えている。この位置情報出力部14Bは、例えば昇降機の故障又は事故の程度等に応じて、処理装置11の位置情報比較部11Bによって昇降機の故障又は事故に対応可能でない(以下、便宜的に他現場出動不可と呼ぶ)と判定された作業員30を含む全作業員30の位置情報を出力するようにしている。なお、位置情報出力部14Bは、例えば作業員30の位置情報の出力によって当該作業員30の位置情報を表示する表示画面を有している。
また、操作卓14は、例えば管制員が電話等の連絡装置(図示せず)で昇降機に故障又は事故が発生した旨の連絡を受けると、管制員が当該昇降機の情報を入力する昇降機情報入力部14Aを備えている。一方、処理装置11は、例えば操作卓14の昇降機情報入力部14Aによって入力された情報から故障又は事故が発生した昇降機の位置情報を取得する昇降機位置情報取得部11Cを備えている。
また、操作卓14の位置情報出力部14Bは、例えば処理装置11の位置情報比較部11Bによって他現場出動可と判定された作業員30の位置情報を、昇降機位置情報取得部11Cによって取得された故障又は事故が発生した昇降機の位置情報に関連付けて出力するようにしている。
具体的には、操作卓14の昇降機情報入力部14Aによって入力された昇降機の情報が処理装置11に送信され、昇降機位置情報取得部11Cに入力されると、この昇降機位置情報取得部11Cは、入力された昇降機の情報を昇降機位置情報記憶装置13に送信し、この昇降機位置情報記憶装置13から当該昇降機の位置情報を取得するようにしている。
そして、昇降機位置情報取得部11Cは昇降機位置情報記憶装置13から取得した昇降機の位置情報を操作卓14に送信すると、操作卓14の位置情報出力部14Bは、受信した昇降機の位置情報を出力することにより、当該昇降機の位置情報を表示画面に表示するようにしている。
同時に、位置情報出力部14Bは、記憶部11Aに記憶された作業員30の位置情報のうち当該昇降機の位置から所定の範囲内、例えば1km以内にある他現場出動可と判定された作業員30の位置情報及び作業員用GPS端末31の携帯電話番号を表示画面に表示するようにしている。
このとき、操作卓14の表示画面に表示される表示方法は、例えば当該昇降機の位置情報、該当する作業員30の位置情報、及び作業員用GPS端末31の携帯電話番号をリスト表示する方法、及び地図を表示してこの地図の中心に当該昇降機の位置を表示すると共に、この昇降機の位置から所定の範囲を示す同心円上に該当する作業員30の位置を表示する方法があるが、本実施形態に係る操作卓14の表示画面には、例えば当該昇降機の位置から所定の範囲内を1km以内及び3km以内の段階に分け、該当する作業員30の位置と作業員用GPS端末31の携帯電話番号が表示されるようになっている。
次に、本実施形態の動作を図2に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図2は本実施形態の動作を説明するフローチャートである。
図2に示すように、まず監視センター10の処理装置11は、通信装置12に公衆回線網・無線通信網40へアクセスさせることにより、管轄地域のサービス拠点における車両用GPS端末21から受信したサービスカー20の位置情報を取得する(ステップ(以下、Sと記す)101)。
次に、処理装置11は、通信装置12に公衆回線網・無線通信網40へアクセスさせることにより、管轄地域のサービス拠点における作業員用GPS端末31から受信した作業員30の位置情報を取得する(S102)。
その後、処理装置11の位置情報比較部11Bは、手順S101において取得したサービスカー20の位置情報と手順S102において取得した作業員30の位置情報を比較し、サービスカー20と作業員30との距離が3m以内かどうかを判断する(S104)。
このとき、位置情報比較部11Bは、サービスカー20と作業員30との距離が3m以内であると判断すると、作業員30がサービスカー20に乗車中であるか、サービスカー20から降車して間もないか、及び昇降機の保全作業が終了してサービスカー20に乗車しようとしているかのいずれかの場合であると認定して当該作業員30が他現場出動可であると判定し(S105)、当該作業員30の位置情報及び作業員用GPS端末31の携帯電話番号を記憶部11Aに記憶する(S107)。
一方、手順S104において位置情報比較部11Bは、サービスカー20と作業員30との距離が3m以内でないと判断すると、作業員30がサービスカー20に乗車しておらず、作業員30がビル1の昇降機の保全作業を行っていると認定して当該作業員30が他現場出動不可であると判定し(S106)、当該作業員30の位置情報及び作業員用GPS端末31の携帯電話番号を記憶部11Aに記憶する(S107)。
次に、監視センター10の管制員は、例えば電話等の連絡装置で昇降機に故障が発生した旨の連絡を受けると、通常、管理番号又は顧客番号と呼ばれている保守契約昇降機毎に個別の昇降機の情報のうち故障が発生した昇降機の情報、及びその故障の内容を操作卓14の昇降機情報入力部14Aで入力する。
そして、処理装置11は、昇降機情報入力部14Aで入力された昇降機の情報、すなわち故障が発生した昇降機の管理番号又は顧客番号の入力の有無を確認する(S108)。このとき、故障が発生した昇降機の管理番号又は顧客番号の入力がなければ、手順S101の動作に戻り、上述した手順S101〜S108の動作を繰返し実行する。
一方、手順S108において故障が発生した昇降機の管理番号又は顧客番号の入力があれば、処理装置11の昇降機位置情報取得部11Cは、手順S108において確認した故障が発生した昇降機の情報に基づいて、昇降機位置情報記憶装置13から故障が発生した昇降機の位置情報を取得する(S109)。
次に、昇降機位置情報取得部11Cは昇降機位置情報記憶装置13から取得した昇降機の位置情報を操作卓14に送信し、操作卓14の位置情報出力部14Bは受信した昇降機の位置情報を出力する。これにより、故障が発生した昇降機の位置情報が表示画面に表示される(S110)。
監視センター10の管制員は、当該昇降機の故障の内容が緊急又は重大な故障であるかどうかを判断する(S111)。このとき、管制員は、当該昇降機の故障の内容が緊急又は重大であると判断した場合には、操作卓14を操作することにより、手順S107において処理装置11の記憶部11Aに記憶した他現場出動可と判定された作業員30及び他現場出動不可と判定された作業員30の全作業員30の位置情報を操作卓14の位置情報出力部14Bに出力して表示画面に表示する(S116)。
一方、手順S111において管制員は、当該昇降機の故障の内容が緊急又は重大でないと判断した場合には、手順S107において処理装置11の記憶部11Aに記憶した他現場出動可と判定された作業員30が故障が発生した昇降機から1km以内にいるかどうかを確認する(S112)。
このとき、管制員は、他現場出動可と判定された作業員30が故障が発生した昇降機から1km以内にいることを確認すると、当該昇降機から1km以内にいる作業員30のうち手順S107において処理装置11の記憶部11Aに記憶した他現場出動可と判定された作業員30の位置情報を操作卓14の位置情報出力部14Bに出力して表示画面に表示する(S113)。
一方、手順S112において管制員は、他現場出動可と判定された作業員30が故障が発生した昇降機から1km以内にいないことを確認すると、手順S107において処理装置11の記憶部11Aに記憶した他現場出動可と判定された作業員30が故障が発生した昇降機から3km以内にいるかどうかを確認する(S114)。
このとき、管制員は、他現場出動可と判定された作業員30が故障が発生した昇降機から3km以内にいることを確認すると、当該昇降機から3km以内にいる作業員30のうち手順S107において処理装置11の記憶部11Aに記憶した他現場出動可と判定された作業員30の位置情報を操作卓14の位置情報出力部14Bに出力して表示画面に表示する(S115)。
一方、手順S114において管制員は、他現場出動可と判定された作業員30が故障が発生した昇降機から3km以内にいないことを確認すると、操作卓14を操作することにより、手順S107において処理装置11の記憶部11Aに記憶した他現場出動可と判定された作業員30及び他現場出動不可と判定された作業員30の全作業員30の位置情報を操作卓14の位置情報出力部14Bに出力して表示画面に表示する(S116)。
そして、手順S113、手順S115、及び手順S116の動作が行われると、管制員は、表示画面に表示された作業員30のうち現場へ出動させる作業員を選択し、選択した作業員30の作業員用GPS端末31に電話をかけることにより、作業員30に故障が発生した昇降機が設置されているビル1へ出動する旨の指示を行い(S117)、本実施形態の動作を終了する。
このように構成した本実施形態によれば、処理装置11の位置情報比較部11Bが作業員30の位置情報とサービスカー20の位置情報を比較して作業員30とサービスカー20との距離から作業員30が作業中か否か、すなわち他現場出動可又は他現場出動不可であるかを判定し、操作卓14の位置情報出力部14Bによって表示画面に表示するようにしているので、監視センター10の管制員は作業員30の現在の作業状況を表示画面で確実に把握することができる。
しかも、処理装置11の位置情報比較部11Bによって比較される上述の作業員30の位置情報とサービスカー20の位置情報は、作業員30が携帯する作業員用GPS端末31とサービスカー20に搭載された車両用GPS端末21から定期的に取得されるので、作業員30は、昇降機の保守作業を行うためにビル1を巡回する間、作業員用GPS端末31を携帯するだけで済み、保守作業の効率性を向上させることができる。このように、昇降機の故障又は事故に対応可能な作業員30を容易に判別できるので、昇降機の故障又は事故に対して迅速な対応を図ることができる。
また、本実施形態は、管制員が操作卓14の昇降機情報入力部14Aで故障又は事故が発生した昇降機の情報を入力することにより、位置情報出力部14Bの表示画面に当該昇降機の位置から1km以内及び3km以内に段階的に分けて他現場出動可と判定された作業員30の位置と作業員用GPS端末31の携帯電話番号を表示することができる。そのため、管制員は、他現場出動可と判定された作業員30の中から実際に現場へ出動させるのに最適な作業員30を的確に選択すると共に、選択した作業員30に現場へ出動させる指示を速やかに行うことができ、高い利便性を確保することができる。
なお、上述した本実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
また、本実施形態は、管制員が電話等の連絡装置で昇降機に故障又は事故が発生した旨の連絡を受け、操作卓14の昇降機情報入力部14Aで当該昇降機の情報を入力した場合について説明したが、この場合に限らず、例えば監視センター10の処理装置11が通信装置12を介して昇降機に故障又は事故が発生した旨の連絡を受け、当該昇降機の情報を自動的に入力しても良い。
10 監視センター
11 処理装置
11A 記憶部
11B 位置情報比較部
11C 昇降機位置情報取得部
13 昇降機位置情報記憶装置
14 操作卓
14A 昇降機情報入力部
14B 位置情報出力部
21 車両用GPS端末
31 作業員用GPS端末

Claims (2)

  1. 昇降機の保全作業を行う作業員に携帯され、この作業員の位置情報をGPSによって取得して発信する作業員用GPS端末と、前記作業員が使用する車両に設けられ、前記車両の位置情報をGPSによって取得して発信する車両用GPS端末とを備え、これらの作業員用GPS端末及び車両用GPS端末を用いて前記昇降機の故障又は事故の対応を支援する昇降機故障対応支援装置において、
    前記作業員用GPS端末によって取得された前記作業員の位置情報と前記車両用GPS端末によって取得された前記車両の位置情報を比較し、前記作業員と前記車両との距離が所定値以内であれば、当該作業員が前記昇降機の故障又は事故に対応可能であると判定する位置情報比較部と、
    この位置情報比較部によって前記昇降機の故障又は事故に対応可能であると判定された前記作業員の位置情報を出力する位置情報出力部とを備えたことを特徴とする昇降機故障対応支援装置。
  2. 請求項1に記載の昇降機故障対応支援装置において、
    前記昇降機の情報を入力する昇降機情報入力部と、
    この昇降機情報入力部によって入力された情報から故障又は事故が発生した前記昇降機の位置情報を取得する昇降機位置情報取得部とを備え、
    前記位置情報出力部は、前記位置情報比較部によって前記昇降機の故障又は事故に対応可能であると判定された前記作業員の位置情報を、前記昇降機位置情報取得部によって取得された故障又は事故が発生した前記昇降機の位置情報に関連付けて出力することを特徴とする昇降機故障対応支援装置。
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