JP5840088B2 - 端末通信装置および分散制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、産業機械などに組み込まれる制御対象機器をネットワークによって接続し、これらを制御する端末通信装置および分散制御システムに関する。
近年、FA(Factory Automation)システムにおける省配線化を目的とし、ネットワークを介して各種制御対象装置を接続する制御システムが採用されている。特に、産業機械においては、その駆動系を構成する各軸のモータを駆動するドライバや、周辺装置に含まれる入出力デバイスをネットワークにより接続し、これらの制御対象装置を制御する分散制御システムが用いられている。
このような分散制御システムは、全体のシーケンスを統括する中央通信装置と、センサやアクチュエータなどの制御対象装置への入出力制御を実行する複数の端末通信装置によって構成されることが一般的である。これらの中央通信装置と各端末通信装置が、通信回線を介してマルチドロップやデイジーチェーンなどの形態で互いに接続されることで、ネットワークが構成される。
分散制御システムにおいて、このようなネットワークを介して、中央通信装置と端末通信装置とが制御対象装置の制御情報やセンサ入力情報を互いに送受信することにより、制御対象装置の制御を実行する。
このような分散制御システムのネットワークは、マルチドロップによるリング型やバス型の接続形態を用いられることが多く、これらの接続形態は、通信制御が容易で、ネットワークの構築も容易であるという利点を有する。
しかしながら、現在、産業機械の高機能化、高性能化に伴って、産業機械に必要とされる制御対象装置が増加し、システムも大規模化が進んでいる。
このような大規模システムへの分散制御システムの適用に際し、マルチドロップなどのネットワークでは接続形態の制約が大きく、システムの構成が非常に煩雑となってしまう。
このような問題を解消するために、ポイントツーポイント接続によるツリー型のネットワークを構成することで分岐接続を容易とし、ネットワークの接続形態の自由度を向上させることが考えられる。しかしながら、このようなネットワークでは、ネットワークの接続形態(階層)によって通信遅延時間が異なるため、複数の制御対象機器における入出力の同期制御は困難となる。
また、従来の分散制御システムでは、同一ネットワーク上の複数の同期制御のそれぞれに異なる制御周期が要求される場合においても、一番性能の高いものに合わせて一律に通信を行う必要がある。従来の分散制御システムにおいて、これらの異なる制御周期を正確に保証するためにはネットワークに過剰な通信速度が要求されるため、厳密な同期制御の実行が困難となっている。
このような問題に対して、例えば特許文献1に記載の技術が開示されている。特許文献1に記載のフィールド制御システムは、制御処理の遅延を検知して、各フィールド装置のタイムスタンプが付加された測定結果パケットを収集する。そして、このフィールド制御システムは、タイムスタンプに基づいて各フィールド機器間における通信遅延時間を把握する。さらに、フィールド制御システムは、これら通信遅延時間に応じて各フィールド機器の動作スケジュールを調整する。
特開2009−60480号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフィールド制御システムは、通信遅延時間を収集する端末通信装置(ターミネータ)が新たに必要となるという問題がある。さらに、特許文献1に記載のフィールド制御システムは、通信遅延時間を収集する必要があり、そのためのパケットを通常の通信に加えて送信する必要がある。これにより、ネットワークの有する最大通信容量が減少し、ネットワークの通信性能が低下してしまうという問題がある。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は通信遅延時間を予め調査することなく、制御対象装置の同期を可能とすることを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、所定長のデータを、1ビットずつのシリアルデータとして受信すると、該シリアルデータを逐次的に他の端末通信装置へ1ビットずつ送信する即時通信制御部と、前記1ビットずつのシリアルデータを受信すると、該シリアルデータが所定長となるまで、該シリアルデータを蓄積した後、該データに対して処理を行う通常通信制御部と、を切り替え可能とし、他の端末通信装置における同期のタイミングを通知する時刻調整データを少なくとも含む前記所定長のデータである第1のデータを受信した場合には、前記即時通信制御部による処理を行い、前記第1のデータ以外の前記所定長のデータである第2のデータを受信した場合には、前記通常通信制御部による処理を行う端末通信制御部を有することを特徴とする。
本発明によれば、通信遅延時間を予め調査することなく、制御対象装置の同期を可能とすることができる。
本実施形態に係る分散制御システムの構成例を示す図である。 本実施形態に係る端末通信装置の構成例を示す図である。 本実施形態に係る通信処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るパケット構造の例を示す図である。 本実施形態に係る端末通信制御部における処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る通常通信制御の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る即時通信制御の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る通常通信制御による通信の様子を示す図である。 本実施形態に係る即時通信制御による通信の様子を示す図である。 本実施形態に係るそれぞれの同期グループにおける通信状態を示す図である。 1つのグループに着目した場合における通信状態を示す図である。 本実施形態に係る同期グループの設定画面例を示す図である。 本実施形態に係る分散制御システムの実装例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
[分散制御システム]
図1は、本実施形態に係る分散制御システムの構成例を示す図である。
分散制御システム10は、中央通信装置2を有するとともに、制御対象装置4を制御する、複数の端末通信装置1(1a〜1g)を有する。中央通信装置2と、端末通信装置1それぞれとは、通信路5を介して互いに接続されることで、ネットワークが構成されている。なお、端末通信装置1の詳細は後記して説明する。
(中央通信装置)
中央通信装置2は、キーボード・ディスプレイなどの表示・入力装置3が接続されており、中央通信制御部201と、時刻調整部202と、入出力データ記憶部203と、同期番号設定部204と、入力周期設定部205と、出力周期設定部206と、中央時刻管理部207と、制御ソフトウェア実行部208とを有している。
中央通信制御部201は、ネットワークを介して端末通信装置1とのデータの送受信を行う。
時刻調整部202は、ネットワークの通信を介して端末通信装置1により管理される時刻(同期時刻など)の調整を行う。
入出力データ記憶部203には、端末通信装置1に対する入出力制御データが格納されている。
同期番号設定部204は、表示・入力装置3などを介して入力された情報などを基に、端末通信装置1を同期グループ化するための同期番号を設定し、通信回路を介して端末通信装置1に同期グループを設定する。
入力周期設定部205は、表示・入力装置3などを介して入力された情報などを基に、端末通信装置1における制御情報の入力周期の設定を行う。
出力周期設定部206は、表示・入力装置3などを介して入力された情報などを基に、端末通信装置1における制御情報の出力周期の設定を行う。
中央時刻管理部207は、中央通信制御部201におけるデータ送信時刻の管理を行う。
制御ソフトウェア実行部208は、端末通信装置1による制御対象装置4の制御を統括するものである。
また、中央通信装置2は、1つ以上の下流側通信ポート209を有している。
なお、本実施形態では、ネットワークにおいて中央通信装置2側を上流側と称し、端末通信装置1側を下流側と称することとする。
(端末通信装置)
図2は、本実施形態に係る端末通信装置の構成例を示す図である。
端末通信装置1は、制御部である端末通信制御部110と、パケット記憶部121と、同期番号記憶部122と、入力周期記憶部123と、出力周期記憶部124と、端末時刻管理部125と、デバイス制御部126と、一時記憶部127と、1つ以上の上流側通信ポート131と、1つ以上の下流側通信ポート132を有している。
端末通信制御部110は、ネットワークを介して中央通信装置2とのデータの送受信を行い、さらに、所定長のデータであるパケットの種別に応じた処理を行う。
パケット記憶部121は、ネットワークを介して受信したデータと通信制御用データとの組であるパケットを格納している。
同期番号記憶部122には、中央通信装置2で設定される同期番号が格納されている。
入力周期記憶部123には、中央通信装置2で設定される制御情報の入力周期のデータである入力周期データが格納されている。
出力周期記憶部124には、中央通信装置2で設定される制御情報の出力周期のデータである出力周期データが格納されている。
端末時刻管理部125は、時刻のカウントおよび管理を行う。
デバイス制御部126は、受信したパケットに格納されている制御情報に基づいて、自身に接続された制御対象装置4の制御を実行する。例えば、デバイス制御部126は、自身に接続されている制御対象機器の入出力制御を行う。このとき、デバイス制御部126は、端末時刻管理部125によって管理されている時刻を参照し、入力周期記憶部123に格納されている入力周期データに基づいた周期で入力制御データの入力制御を実行する。
さらに、デバイス制御部126は、端末時刻管理部125によって管理されている時刻を参照し、出力周期記憶部124に格納されている出力周期データに基づいた周期で出力制御データの出力制御を実行する。
一時記憶部127には、パケット分のデータとなるまで、シリアルデータとして1ビットずつ受信したデータが蓄積される。ここで、シリアルデータとは、パケットのデータを1ビットずつに分けたものである。
また、端末通信制御部110は、図6で後記する通常通信制御を行う通常通信制御部111と、図7で後記する即時通信制御を行う即時通信制御部112とを有する。
(全体処理)
図3(a)は、本実施形態に係る通信のうち、下流方向への通信処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ここでは、中央通信装置2から端末通信装置1への通信(以下,下流方向と称する)が行われた際の動作について説明する。
まず、中央通信装置2の制御ソフトウェア実行部208は、送信する通信データを生成し、その通信データを通信データの種別毎に設定する(S101)。
このとき、生成される通信データの種別と、その設定先は以下の通りである。
(a1)制御対象装置4への出力制御データは入出力データ記憶部203に格納される。
(a2)時刻調整のための情報であり、端末通信装置1間における同期のタイミングを通知する時刻調整データは時刻調整部202に設定される。
(a3)同期グループを識別する同期番号は同期番号設定部204に設定される。
(a4)制御情報の入力周期を示す入力周期データは入力周期設定部205に設定される。
(a5)制御情報の出力周期を示す出力周期データは出力周期設定部206に設定される。
そして、中央通信装置2の中央通信制御部201は、パケットを生成し(S102)、生成したパケットをシリアルデータとして、つまり、下流側通信ポート209を介して、パケットの情報を1ビットずつネットワークへ送信する(S103)。
このとき、送信されるパケットの種類は以下の通りである。
(b1)入出力データ記憶部203に格納されているデータを基に、生成・送信される出力制御パケット。
(b2)時刻調整部202に設定されている時刻調整データを基に、生成・送信される時刻調整パケット。なお、時刻調整パケットは、端末通信装置1における同期のタイミングで生成・送信される。
(b3)同期番号設定部204に設定されている同期番号を基に、生成・送信される同期番号設定パケット。なお、同期番号設定パケットは、端末通信装置1に同期グループを設定するタイミング(多くは端末通信装置1が起動するタイミング)で生成・送信される。
(b4)入力周期設定部205に設定されている入力周期データを基に、生成・送信される入力周期設定パケット。なお、入力周期設定パケットは、端末通信装置1に入力周期を設定するタイミングで生成・送信される。
(b5)出力周期設定部206に設定されている出力周期データを基に、生成・送信される出力周期設定パケット。なお、出力周期設定パケットは、端末通信装置1に出力周期を設定するタイミングで生成・送信される。
送信された各種パケットを受信した端末通信装置1の端末通信制御部110は、受信したパケットの種別毎にパケット処理を行う(S104)。ステップS104の処理は、後記して説明するがパケット毎の処理の概要は以下のようになる。
(c1)受信したパケットが出力制御パケットである場合、パケットの宛先が自分自身であれば、端末通信制御部110は出力制御パケットに格納されている出力制御データをデバイス制御部126に設定する。パケットの宛先が自分自身でない場合、端末通信制御部110は下流側通信ポート132のすべてから出力制御パケットを他の端末通信装置1へ転送する。
(c2)受信したパケットが時刻調整パケットである場合、パケットの宛先が自分自身であれば、端末通信制御部110は出力制御パケットに格納されている時刻調整データを端末時刻管理部125に設定する。パケットの宛先が自分自身ではない場合、端末通信制御部110は下流側通信ポート132のすべてから時刻調整パケットを他の端末通信装置1へ転送する。
(c3)受信したパケットが同期番号設定パケットである場合、パケットの宛先が自分自身であれば、端末通信制御部110は同期番号設定パケットに格納されている同期番号を同期番号記憶部122に格納する。パケットの宛先が自分自身ではない場合、端末通信制御部110は下流側通信ポート132のすべてから同期番号設定パケットを転送する。
(c4)受信したパケットが入力周期設定パケットの場合、パケットの宛先が自分自身であれば、端末通信制御部110は入力周期設定パケットに格納されている入力周期データを入力周期記憶部123に格納する。パケットの宛先が自分自身でない場合、端末通信制御部110は下流側通信ポート132のすべてから入力周期設定パケットを他の端末通信装置1へ転送する。
(c5)受信したパケットが出力周期設定パケットの場合、パケットの宛先が自分自身であれば、端末通信制御部110は出力周期設定パケットに格納されている出力周期データを出力周期記憶部124に格納する。パケットの宛先が自分自身でない場合、端末通信制御部110は下流側通信ポート132のすべてから出力周期設定パケットを他の端末通信装置1へ転送する。
図3(b)は、本実施形態員係る通信のうち、上流方向への通信処理の手順を示すフローチャートである。
ここでは、端末通信装置1から中央通信装置2への通信(以下,上流方向と称する)が行われた際の動作について説明する。
まず、端末通信装置1のデバイス制御部126が、制御対象装置4から入力制御データを取得すると、取得した入力制御データをデータ本体部405(図4)に格納している入力制御パケットを生成し、端末通信制御部110は、生成した入力制御パケットをシリアルデータとして、上流側通信ポート131からネットワークに送信する(S111)。
下流の端末通信装置1から入力制御パケットを下流側通信ポート132のいずれか1つを介して受信した端末通信装置1の端末通信制御部110は、受信した入力制御パケットをシリアルデータとして、上流側通信ポート131からネットワークに転送する(S112)。
下流側通信ポート209を介して入力制御パケットを受信した中央通信装置2の中央通信制御部201は、受信した入力制御パケットに格納されている入力制御データを入出力データ記憶部203に格納する(S113)。
そして、中央通信装置2の制御ソフトウェア実行部208は、入出力データ記憶部203に格納されている入力制御データを参照することにより、すべての端末通信装置1からの入力制御データを確認する(S114)。
端末通信装置1は、下流方向の通信や、上流方向の通信によって受信したパケットの種類によって、通常通信制御と即時通信制御とを実行する。通常通信制御および即時通信制御の詳細は、後記して説明するが、それらの概要は以下の通りである。
通常通信制御において、端末通信制御部110は上流側通信ポート131を介して受信したパケット、もしくは、下流側通信ポート132を介して受信したパケットを、1パケット分すべて受信してから、パケットの転送を行うものである。ここで、「通常」とは即時通信制御を行っていないことを示している。
それに対し、即時通信制御において、端末通信制御部110は上流側通信ポート131を介して受信したパケット、もしくは、下流側通信ポート132を介して受信したパケットは、シリアルデータとして即時通信制御部112に転送する。つまり、即時通信制御部112は、転送されるシリアルデータを、1パケット蓄積されるのを待たずに、逐次1ビットずつ、ネットワークに転送する。
(パケット構造)
図4は、本実施形態に係るパケット構造の例を示す図である。
パケット400は、先頭から通信切替情報部401、同期番号部402、識別番号部403、パケット種別部404およびデータ本体部405を有している。パケット400は、先頭の通信切替情報部401から図4の矢印方向へ読み込まれていく。
通信切替情報部401は、図6で後記する通常通信制御を行うか、図7で後記する即時通信制御を行うかの情報である通信切替情報を有している。通信切替情報部401は、1ビットで構成されていることが望ましく、例えば通常通信制御が行われるのであれば「0」、即時通信制御が行われるのであれば「1」が格納される。
同期番号部402には、それぞれの端末通信装置1における同期グループ毎に与えられる個別の番号である同期番号が格納されている。
識別番号部403には、ネットワークの通信における中央通信装置2から1つの端末通信装置1への宛先や、1つの端末通信装置1から中央通信装置2への送り元の情報である識別番号が格納されている。
パケット種別部404には、データの種類(入出力制御データや、入力周期データなど)を示すパケットの種別情報(パケット種別情報)が格納されている。
データ本体部405は、データ本体を格納している。
ここで、本実施形態において、パケットは、ネットワークによる通信において通信切替情報部401を先頭とするシリアルデータとして送受信されるものとする。
また、パケット種別部404に格納されるパケット種別情報は、例えば、データ本体部405に格納されているデータ本体が、入出力制御データであれば「10」、入力周期データであれば、「30」など、パケットの種類に対応する情報とする。端末通信制御部110は、このパケット種別情報に基づき、デバイス制御部126や、入力周期記憶部123などにデータ本体部405に格納されているデータ本体を転送する。
なお、通信切替情報部401に格納される通信切替情報は、前記したように1ビットであることが望ましいが、1ビット以外でもよい。
(端末通信制御部の処理)
図5は、本実施形態に係る端末通信制御部における処理の手順を示すフローチャートである。
まず、端末通信制御部110は、他の端末通信装置1や、中央通信装置2からシリアルデータ化されたパケットを1ビット分受信する(シリアルデータの受信:S201)。
図4に示すようにパケットにおける最初の1ビットのデータは通信切替情報であるため、端末通信制御部110は、受信した1ビット分のデータを参照し、通信切替情報が通常通信制御であるか否かを判定する(S202)。
ステップS202の結果、通常通信制御である場合(S202→Yes)、端末通信制御部110は通常通信制御部111へ受信パケットをシリアルデータとして1ビットずつ逐次的に転送し(シリアルデータを通常通信制御部111へ転送:S203)、1パケット分のシリアルデータを通常通信制御部111へすべて転送(すべてのシリアルデータを転送)したか否かを判定する(S204)。
ステップS204の結果、すべて転送していない場合(S204→No)、端末通信制御部110はステップS203へ処理を戻す。
ステップS204の結果、すべて転送している場合(S204→Yes)、端末通信制御部110は処理を終了する。
ステップS202の結果、通常通信制御ではない場合(S202→No)、すなわち、即時通信制御である場合、端末通信制御部110は即時通信制御部112へ受信パケットをシリアルデータとして1ビットずつ転送し(シリアルデータを即時通信制御部112へ転送:S205)、1パケット分のシリアルデータを即時通信制御部112へすべて転送したか否かを判定する(すべてのシリアルデータを転送:S206)。
ステップS206の結果、すべて転送していない場合(S206→No)、端末通信制御部110はステップS205へ処理を戻す。
ステップS206の結果、すべて転送している場合(S206→Yes)、端末通信制御部110は処理を終了する。
(通常通信制御部による処理)
図6は、本実施形態に係る通常通信制御の処理手順を示すフローチャートである。
通常通信制御部111は、図5のステップS203で端末通信制御部110が送信したシリアルデータを1ビットずつ受信し(S301)、受信したシリアルデータを一時記憶部127に蓄積する。
そして、通常通信制御部111は1パケット分(つまり、所定長であるパケット長分)のシリアルデータを受信したか否かを判定する(S302)。
ステップS302の結果、1パケット分のシリアルデータを受信していない場合(S302→No)、通常通信制御部111はステップS301へ処理を戻す。
ステップS302の結果、1パケット分のシリアルデータを受信している場合(S302→Yes)、通常通信制御部111は受信したパケットの同期番号部402(図4)を参照し、同期番号情報における同期番号が自身の同期番号記憶部122に格納されている同期番号と一致するか否かを判定する(S303)。つまり、通常通信制御部111は受信したパケットが自身の属する同期グループ宛であるか否かを判定する。
ステップS303の結果、一致する場合(S303→Yes)、通常通信制御部111は受信したパケットのパケット種別部404(図4)を参照し、パケットのデータ本体部405(図4)のデータを、受信したパケットの種別に対応する記憶部に格納し(S304)、処理を終了する。
このとき、通常通信制御部111は、ステップS304の処理と並行してパケットをパケット記憶部121に格納し(S306)、パケット記憶部121に格納したパケットを上流側通信ポート131、または、下流側通信ポート132を介して、他の端末通信装置1や、中央通信装置2へ送信し(S307)、処理を終了する。
ステップS303の結果、一致しない場合(S303→No)、通常通信制御部111は、受信したパケットの識別番号部403(図4)を参照し、パケットの宛先が自分自身であるか否かを判定する(S305)。
ステップS305の結果、パケットの宛先が自分自身である場合(S305→Yes)、通常通信制御部111はステップS304の処理を行うことによってパケットのデータ本体部405の情報を、受信したパケットの種別に対応する記憶部に格納し(S304)、処理を終了する。
ステップS305の結果、パケットの宛先が自分自身ではない場合(S305→No)、通常通信制御部111は、ステップS306の処理を行うことによって、パケットをパケット記憶部121に格納し、受信したパケットを上流側通信ポート131、または、下流側通信ポート132を介して、他の端末通信装置1や、中央通信装置2へ送信し(S307)、処理を終了する。
(即時通信制御部による処理)
図7は本実施形態に係る即時通信制御の処理手順を示すフローチャートである。
即時通信制御部112は図5のステップS205で端末通信制御部110が送信したシリアルデータを受信すると(S401)、上流側通信ポート131や、下流側通信ポート132の通信状態を参照することによって、現在、通常通信制御部111が他のパケットを送信中であるか否かを判定する(S402)。
ステップS402の結果、通常通信制御部111がパケットを送信中である場合(S402→Yes)、即時通信制御部112は、通常通信制御部111で送信中のパケットをパケット記憶部121に格納させた後、通常通信制御部111に対しパケットの送信を中断させる(S403)。
ステップS402の結果、通常通信制御部111がパケットを送信中でない場合(S402→No)、もしくは、ステップS403の処理が完了した後、即時通信制御部112は上流方向への通信の場合、上流側通信ポート131を介して、下流方向への通信の場合、下流側通信ポート132を介して、他の端末通信制御部110や、中央通信装置2へ、ステップS401で受信したシリアルデータを1ビットずつ逐次的に送信する(S404)。つまり、ステップS404において即時通信制御部112はステップS401で受信したシリアルデータを、そのまま他の端末通信制御部110や、中央通信装置2へ送信する。このとき、即時通信制御部112は、シリアルデータの元となっているパケットが自分宛てであろうがなかろうが、他の端末通信制御部110や、中央通信装置2へ送信する。
また、即時通信制御部112は、ステップS404の処理と並行して、ステップS401で受信したシリアルデータ一時記憶部127に蓄積していく(S405)。
そして、即時通信制御部112は、1パケット分(つまり、所定長であるパケット長分)のシリアルデータを受信したか否かを判定する(S406)。
ステップS406の結果、1パケット分のシリアルデータを受信していない場合(S406→No)、即時通信制御部112はステップS401へ処理を戻す。
ステップS406の結果、1パケット分のシリアルデータを受信している場合(S406→Yes)、即時通信制御部112は受信したパケットの同期番号部402(図4)を参照し、同期番号部402における同期番号が自身の同期番号記憶部122に格納されている同期番号と一致するか否かを判定する(S407)。つまり、即時通信制御部112は受信したパケットが自身の属するグループ宛であるか否かを判定する。
ステップS407の結果、一致する場合(S407→Yes)、即時通信制御部112はパケットのパケット種別部404(図4)を参照し、パケットのデータ本体部405(図4)のデータを、パケットの種別に対応する記憶部に格納する(S408)。
ステップS407の結果、一致しない場合(S407→No)、もしくは、ステップS408の完了後、即時通信制御部112はステップS403にてパケット送信の中断を実行したか否かを判定する(S409)。
ステップS409の結果、パケット送信の中断を実行していない場合(S409→No)、即時通信制御部112は処理を終了する。
ステップS409の結果、パケット送信の中断を実行している場合(S409→Yes)、即時通信制御部112は、通常通信制御部111にパケット記憶部121に格納されているパケット(送信を中断されたパケット)を、そのパケットが送信されていた通信ポートを介して送信させることでパケット送信を再開し(ステップS410)、処理を終了する。
[適用例]
次に、図8から図11を参照して、本実施形態に係る分散制御システム10の適用例を説明する。
図8は、本実施形態に係る通常通信制御による通信の様子を示す図である。
なお、図8に示す通信の様子は、一般的な分散制御システム10における通信の様子でもある。さらに、端末通信装置1a,1b,1dの符号は図1に準じている。
ここで、「深さ」とは、中央通信装置2からの接続数を示している。
例えば、「深さ=1」の端末通信装置1aとは、中央通信装置2に接続している端末通信装置1aである(図1参照9。そして、「深さ=2」の端末通信装置1bとは、「深さ=1」の端末通信装置1に接続している端末通信装置1bである(図1参照)。さらに、「深さ=3」の端末通信装置1とは、「深さ=2」の端末通信装置1の下流側に接続している端末通信装置1dである(図1参照)。
まず、時刻「t0」で中央通信装置2は、通常通信制御で「深さ=1」の端末通信装置1aへパケットを送信する(通信800)。このとき、1つの通信路5にかかる通信遅延時間をT[秒]とすると、通信800によるパケットの送信はT[秒]かかる。正確には、1ビットのデータが通信路5を伝達する時間は無視できるほど小さいが、端末通信装置1aにおいて1パケット分のシリアルデータが蓄積されるのに、T[秒]かかる。
次に、時刻「t1」で中央通信装置2は、通常通信制御で「深さ=2」の端末通信装置1bへパケットの送信を行う(通信810,811)。
このとき、まず、「深さ=1」の端末通信装置1aが、通信810により送信されたパケットを一旦受信(蓄積)し、その後、端末通信装置1aが通信811により送信されたパケットを「深さ=2」端末通信装置1bへ送信する。
このため、中央通信装置2から端末通信装置1bへのパケット送信の通信遅延時間は、2T[秒]となる。
さらに、時刻「t2」で中央通信装置2は、通常通信制御で「深さ=3」の端末通信装置1dへパケットを送信する(通信820,821,822)。
このとき、まず、「深さ=1」の端末通信装置1aが、通信820により送信されたパケットを一旦受信(蓄積)する。その後、端末通信装置1aが、パケットを「深さ=2」端末通信装置1bへ送信し、端末通信装置1bがパケットを一旦受信(蓄積)する(通信821)。そして、端末通信装置1bが、パケットを「深さ=3」端末通信装置1dへ送信する(通信822)。
このため、中央通信装置2から端末通信装置1dへのパケット送信の通信遅延時間は、3T[秒]となる。
図9は、本実施形態に係る即時通信制御による通信の様子を示す図である。
中央通信装置2、端末通信装置1a,1b,1dの関係は図8と同様であるものとする。
なお、端末通信装置1a,1b,1dは、同じ同期グループ(すなわち、同期番号記憶部122に、同じ同期番号が格納されている)ものとする。そして中央通信装置2は、同期グループの同期番号を通信の宛先とし、パケット(ここでは、データ本体部405(図4)に同期のための時刻調整のデータが格納されている)を送信するものとする。
まず、時刻「t0」で中央通信装置2は、端末通信装置1a,1b,1dへパケットをシリアルデータで送信する。パケットのシリアルデータを受信した端末通信装置1aは、受信したパケットのシリアルデータを即時に端末通信装置1bへ送信する。つまり、端末通信装置1aは、パケットのシリアルデータを受信すると、シリアルデータを蓄積しつつ、逐次的に1ビットずつ端末通信装置1bへ送信する。つまり、端末通信装置1aは1パケット分のシリアルデータが蓄積するのを待たずに、シリアルデータを送信するので蓄積分の通信遅延時間が生じない。
従って、「深さ=2」の端末通信装置1bにおける通信遅延時間も「深さ=1」の端末通信装置1dにおける通信遅延時間と同じT[秒]となる。ちなみに、前記したように1ビットのデータの伝達時間は無視できるほど小さいので、各端末通信装置1a,1bにおいて、シリアルデータがパケット分蓄積される時間がT[秒]となる。
同様の理由で、「深さ=3」の端末通信装置1dにおける通信遅延時間もT[秒]とすることができる。
このように、本実施形態に係る即時通信制御を使用することによって、中央通信装置2から、端末通信装置1a,1b,1dへの通信遅延時間が一律にT[秒]となる。
図10は、本実施形態に係るそれぞれの同期グループにおける通信状態を示す図である。
図10では、同期制御を実行する端末通信装置1の同期グループを同期グループ「1」〜「3」とし、同期グループ「1」に要求される出力周期を「P1(=T1)」、同期グループ「2」に要求される出力周期を「P2(=T2)」、同期グループ「3」に要求される出力周期を「P3(=T3)」とする。
このとき、中央通信装置2は、データ本体部405(図4)に出力周期「P1」〜「P3」のデータが格納されている出力周期設定パケットを、図10に示すタイミングで各同期グループの端末通信装置1へ送信する。このパケットを受信した端末通信装置1は各同期グループの出力周期を設定する。この出力周期設定パケットは、通常通信制御で送信される。
次に、中央通信装置2は、図10に示すタイミングで、同期を行うための時刻調整パケット(「C1」〜「C3」)を各同期グループの端末通信装置1へ送信する。この時刻調整パケットは即時通信制御で送信する。そのため、図9で説明している理由により、時刻調整パケットは同じ同期グループ中の各端末通信装置1で、ほぼ同時に受信される。時刻調整パケットを受信した各端末通信装置1はタイマのリセットなどを行って、同期を行う。
なお、中央通信装置2は、このような時刻調整パケットを各端末通信装置1の時刻がずれないように定期的に送信する。
さらに、中央通信装置2は、各同期グループにおける端末通信装置1へ、端末通信装置1毎に異なる出力制御パケット(「D1」〜「D3」)を図10に示すタイミングで送信する。出力制御パケットは、通常通信制御で送信される。
なお、図10における「出力」は、制御対象装置4からの出力応答である(この周期が、前記した出力周期「P1」〜「P3」となる)。
図11は、1つのグループに着目した場合における通信状態を示す図である。
図11では、図10の同期グループ「1」における出力周期設定パケット「P1」と、時刻調整パケット「C1」の通信が着目される。
なお、端末通信装置1a〜1eは、図1における端末通信装置1a〜1eであり、同期番号記憶部122に、それぞれ同じ同期番号が格納される1つの同期グループとする。つまり、端末通信装置1a〜1eは同一の同期グループに属している。また、端末通信装置1aは「深さ=1」であり、端末通信装置1b,1cは「深さ=2」であり、端末通信装置1d,1eは「深さ=3」である。
まず、中央通信装置2は、端末通信装置1a〜1eのそれぞれに対し、時刻t1〜t5のタイミングで、T[秒]毎に異なる出力周期設定パケットを通常通信制御で、順次シリアルデータとして送信する。
ここで、「深さ=1」の端末通信装置1aは、出力周期設定パケットを通信遅延時間「T」で受信することができる。従って、端末通信装置1aは時刻t1で送信開始された出力周期設定パケット「1」をT秒後の時刻t2で、受信(蓄積)完了する。
「深さ=2」の端末通信装置1b,1cは通信遅延時間「2T」で出力周期設定パケットを受信する。従って、端末通信装置1bは時刻t2で送信開始された出力周期設定パケット「2」を2T秒後の時刻t4で受信(蓄積)完了する。また、端末通信装置1cは時刻t3で送信開始された出力周期設定パケット「3」を2T秒後の時刻t5で、受信(蓄積)完了する。
「深さ=3」の端末通信装置1d,1eは通信遅延時間「3T」でパケットを受信する。従って、端末通信装置1dは時刻t4で送信開始された出力周期設定パケット「4」を3T秒後の時刻t7で受信(蓄積)完了する。また、端末通信装置1eは時刻t5で送信開始された出力周期設定パケット「5」を3T秒後の時刻t8で、受信(蓄積)完了する。
すべての端末通信装置1で出力周期設定パケットの受信が完了した頃を見計らって、中央通信装置2は、端末通信装置1a〜1eに対して、時刻調整パケットを即時通信制御によって送信する。
図9で説明したように、即時通信制御によるパケットは、ネットワークの深さに関係なく同じ通信遅延時間で各端末通信装置1に受信される。
つまり、端末通信装置1a〜1eは、中央通信装置2から送信される時刻調整パケット(「時刻」)を同時に受信し、自身の端末時刻管理部125に時刻調整パケットに格納されている時刻調整データを設定する。
端末時刻管理部125は、自身が管理する図示しないタイマの時刻を時刻調整データが転送されるタイミングにより調整し(一般的にはリセットし)、時刻調整データ分の時刻が経過後(待ち時間)、再度、時刻のカウントを再開する。
以上のように、即時通信制御で時刻調整パケットを、同じ同期グループの端末通信装置1それぞれに転送することで、予め各端末通信装置1における通信遅延時間を調査することなく、同期を行うことができる。
また、同期グループを設定することで、本実施形態に係る分散制御システム10は同一ネットワーク上で複数の同期制御を行うことができる。
(同期グループ設定画面例)
図12は、本実施形態に係る同期グループの設定画面例を示す図である。
図12の同期グループ設定画面1200は、中央通信装置2の制御ソフトウェア実行部208(図1)により、表示・入力装置3に表示される画面である。ユーザは、表示・入力装置3に表示されている同期グループ設定画面1200を介して、各端末通信装置1における入出力制御情報の周期の設定や、同期グループを設定する。図10に示す同期グループ設定画面はGUI(Graphical User Interface)を用いた制御支援ソフトウェア(図示せず)における表示画面の一例である。
同期グループ表示画面1200は、同期グループ設定部1210と、同期性能設定部1220と、ネットワーク表示部1230と、プロセス表示部1240とを有している。
同期グループ設定部1210は、識別番号表示部1211と、同期番号設定部1212とを有する。
識別番号表示部1211は、同期グループを設定するための画面であり、各端末通信装置1の識別番号を表示する。
同期番号設定部1212は、各端末通信装置1の同期番号(同期グループ)を設定する。
同期性能設定部1220は、同期番号設定部1221と、入力周期設定部1222と、出力周期設定部1223とを有する。
入力周期設定部1221は、端末通信装置1に設定した同期番号を表示する。
入力周期設定部1222は、各同期グループに設定する制御情報の入力周期を設定する。
出力周期設定部1223は、各同期グループに設定する制御情報の出力周期を設定する。
ネットワーク表示部1230は、中央通信装置シンボル1231と、端末通信装置シンボル1232と、通信路シンボル1233と、同期グループシンボル1234とを表示している。端末通信装置シンボル1232には、各端末通信装置1の識別番号が表示されている。ネットワーク表示部1230における各シンボル1231〜1233は、ユーザによって接続される。また、ユーザが、ドラッグなどによって、同期グループシンボル1234で端末通信装置シンボル1232を囲むと、囲まれた端末通信装置シンボル1232が同じ同期グループとして設定され、同期グループ設定部1210や、同期性能設定部1220にその結果が反映される。図12の例では、「Group:3]、すなわち同期番号「3」の同期グループが設定される。
また、ネットワーク表示部1230では、分散制御システム10のネットワーク構成の他に通信エラー状態などが表示されてもよい。
プロセス表示部1240は、現在の同期グループ設定画面における処理状況が表示される。図12の例では、「Set Group 3」と表示されていることから、現在の同期グループ設定画面では、同期番号「3」の同期グループが設定されていることがわかる。
このような同期グループ設定画面により、ユーザは容易に複数の端末通信装置1による同期グループを設定できる。
(実装例)
図13は、本実施形態に係る分散制御システムの実装例を示す図である。
図11は、本実施形態に係る分散制御システム10を産業機械の一つであるチップマウンタに実装した際の構成の一例である。
チップマウンタにおけるチップマウンタ本体1300は、プリント配線板に実装される電子部品の吸装着を行う2つのヘッド部1301と、プリント配線板に実装される電子部品を供給するフィーダ部1302と、ヘッド部1301をXYに移動させるビーム部1303などを有している。
また、ヘッド部1301は、部品保持動作を行うためのヘッド駆動軸1310を有している。そして、フィーダ部1302は、部品供給動作を行うためのフィーダ駆動軸1311を有している。さらに、それぞれのビーム部1303は、ヘッド部1301のXY移動を行うためのビーム駆動軸1312を有している。
このようなチップマウンタ本体1300に本実施形態の分散制御システム10を適用すると、チップマウンタ本体1300は、1つの中央通信装置2と、複数の端末通信装置1とを有することになる。ここで、ヘッド部1301は、ヘッド駆動軸1310と接続される端末通信装置1を有する。また、フィーダ部1302は、フィーダ駆動軸1311と接続される端末通信装置1を有する。さらに、ビーム部1303は、それぞれのビーム駆動軸1312と接続される2つの端末通信装置1を有する。そして、通信路5によって、中央通信装置2と各端末通信装置1が接続される。
このとき、例えば、ヘッド部1301における端末通信装置1と、フィーダ部1302の端末通信装置1とが1つの同期グループ(同期番号「2」)として設定され、ビーム部1303の2つの端末通信装置1がもう1つの同期グループ(同期番号「1」)として設定される。このようにすることによって、それぞれの同期グループに要求される制御情報の入出力周期を保証しながら同期制御を実行することができる。従って、ヘッド部1301の部品保持動作とフィーダ部1302の部品供給動作とが正確に連動され、同時にそれぞれのビーム部1303のXYの移動が正確に連動される。
なお、本実施形態では、時刻調整パケットのみを即時通信制御で送受信しているが、これに限らず、他の種別のパケットでも即時通信制御で送受信してもよい。ただし、少なくとも時刻調整パケットは、即時通信制御で送受信することが望ましい。
このように、本実施形態によれば、ネットワークの階層関係によって生じる端末通信装置1同士の通信遅延時間のずれを解消し、ネットワーク接続形態を考慮することなく同時性の高い同期制御を容易に実現できる。
そして、本実施形態によれば、シリアルデータとして受信したパケットを、逐次的に送信する即時通信制御を用いることで、予め遅延通信時間を調査することなく、同期を可能とすることができる。
また、本実施形態によれば、信頼性の高い通常の通常通信制御である通常通信制御と切替可能とすることで、信頼性を保ちつつ、前記したように予め遅延通信時間を調査することなく、同期を可能とすることができる
さらに、本実施形態によれば、同期制御をグループ化してそれぞれのグループに対して制御情報の入出力周期の設定と時刻の調整が可能なため、1つのネットワーク上で複数の制御情報の入出力周期による同期制御を実現し、さらに各同期制御に要求される制御情報の入出力周期を正確に保証できる。
なお、中央通信装置2の各部201,202,204〜208は、図示しないROM(Read Only Memory)や、HD(Hard Disk)に格納されたプログラムが、RAM(Random Access Memory)に展開され、CPU(Central Processing Unit)によって実行されることによって具現化する。
また、端末通信装置2の端末通信制御部110と、各部111,112,125,126は、図示しないROMに格納されたプログラムが、RAMに展開され、CPUによって実行されることによって具現化する。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を有するものに限定されるものではない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した各構成、機能、各部110,111,112,125,126,201,202,204〜208,は、各記憶部203,121〜124,127などは、それらの一部またはすべてを、例えば集積回路で設計することなどによりハードウェアで実現してもよい。また、前記した各構成、機能などは、CPUなどのプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、HD204に格納すること以外に、メモリや、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カードや、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に格納することができる。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1(1a〜1g) 端末通信装置
2 中央通信装置
3 表示・入力装置
4 制御対象装置
5 通信路
10 分散制御装置
110 端末通信制御部
111 通常通信制御部
112 即時通信制御部
121 パケット記憶部
122 同期番号記憶部
123 入力周期記憶部
124 出力周期記憶部
125 端末時刻管理部
126 デバイス制御部
127 一時記憶部
201 中央通信制御部
202 時刻調整部
203 入出力データ記憶部
204 同期番号設定部
205 入力周期設定部
206 出力周期設定部
207 中央時刻管理部
208 制御ソフトウェア実行部

Claims (5)

  1. 所定長のデータを、1ビットずつのシリアルデータとして受信すると、該シリアルデータを逐次的に他の端末通信装置へ1ビットずつ送信する即時通信制御部と、
    前記1ビットずつのシリアルデータを受信すると、該シリアルデータが所定長となるまで、該シリアルデータを蓄積した後、該データに対して処理を行う通常通信制御部と、
    を切り替え可能とし、
    他の端末通信装置における同期のタイミングを通知する時刻調整データを少なくとも含む前記所定長のデータである第1のデータを受信した場合には、前記即時通信制御部による処理を行い、
    前記第1のデータ以外の前記所定長のデータである第2のデータを受信した場合には、前記通常通信制御部による処理を行う端末通信制御部
    を有することを特徴とする端末通信装置。
  2. 前記所定長のデータの先頭には、前記即時通信制御部による処理を行うか、前記通常通信制御部による処理を行うか、の情報が格納されており、
    前記制御部は、
    前記先頭のシリアルデータを受信すると、前記即時通信制御部による処理を行うか、前記通常通信制御部による処理を行うか、の情報の情報を基に、前記即時通信制御部による処理を行うか、前記通常通信制御部による処理を行うか、を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末通信装置。
  3. 前記即時通信制御部による処理を行うか、前記通常通信制御部による処理を行うか、の情報は、前記所定長のデータの先頭1ビットに格納されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の端末通信装置。
  4. 制御対象装置の制御を行う複数の端末通信装置と、前記端末通信装置の制御を行う中央通信装置と、を有する分散制御システムであって、
    前記端末通信装置は、
    所定長のデータを、1ビットずつのシリアルデータとして受信すると、該シリアルデータを逐次的に他の端末通信装置へ1ビットずつ送信する即時通信制御部と、
    前記1ビットずつのシリアルデータを受信すると、該シリアルデータが所定長となるまで、該シリアルデータを蓄積した後、該データに対して処理を行う通常通信制御部と、
    を切り替え可能とし、
    他の端末通信装置における同期のタイミングを通知する時刻調整データを少なくとも含む前記所定長のデータである第1のデータを受信した場合には、前記即時通信制御部による処理を行い、
    前記第1のデータ以外の前記所定長のデータである第2のデータを受信した場合には、前記通常通信制御部による処理を行う端末通信制御部
    を有することを特徴とする分散制御システム。
  5. 前記端末通信装置は、
    複数存在し、
    同じタイミングで前記同期を行うグループである同期グループが、各端末通信装置に設定されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の分散制御システム。
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