JP2006345051A - 非同期クロック利用の分散処理同期システム、マスターシステム及びクロック同期制御方法 - Google Patents

非同期クロック利用の分散処理同期システム、マスターシステム及びクロック同期制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 分散処理システムにおいて、システム全体にクロック専用線によりクロック配信を行うと、クロック配線数が増大する。
【解決手段】 マスターシステムが同期用フレーム送信要求をクライアントシステムに同時に配信し、クライアントシステムは同期用フレーム送信要求に従い、マスターシステムへ送信する同期用フレーム長を可変とすることによりクロックずれが吸収し、システム全体で同期確立を可能とする。また、同期用フレーム送信要求及び、同期用フレームの転送に、データの送受信制御を行う制御線を用いることにより、クロック専用線を配置する必要性を無くす。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分散されているシステムを同期させるシステムに係わり、特に専用のクロック線を用いずにシステムのクロックを同期させる分散処理システム、スイッチ装置、マスターシステム、クライアントシステム、クロック同期制御方法及びクロック同期制御用プログラムに関する。
近年、情報処理装置に求められる性能は飛躍的に伸びており、例えば、コンピュータシステムにおいては、そのCPU性能の急成長と共に、演算量は飛躍的に伸びてきている。また、通信装置においては、インターネット等の急伸に伴い、その通信速度と通信容量が飛躍的に伸びてきている。
この様な、情報処理装置は複数の装置を結合して膨大な処理を行っている。コンピュータシステムの一例としては、1つ或いは複数のCPUを搭載したCPUブレードを複数搭載した筐体をさらに複数連結して大容量/高速計算を行う大規模演算装置(スーパーコンピュータ)等がある。また、ネットワーク装置の一例としては、ルータやL2(レイア2)スイッチ等が挙げられる。ルータやL2スイッチは、複数の入出力ポートを持ち、外部からの伝送信号の処理を行い所望の出力ポートに出力するラインカードと呼ばれるネットワーク処理を行うカードを複数枚筐体に搭載する。ラインカード間はスイッチカードと呼ばれるスイッチで接続される。
例えば、コンピュータシステムにおいて同期計算する為には、複数の筐体に分散的に配置されているCPUブレード全体が同一のタイムスケジュールで動作する必要がある。
また、ネットワーク装置において、ラインカード間を接続するスイッチカードが各ラインカードからの伝送信号の伝送順番を管理して効率的にスイッチング処理を行う方法がある。この場合、各ラインカードがパケット送信要求を出し、それに対してスイッチカードが送信可否応答を行うが、複数のラインカードに一斉に送信可否応答をするには各ラインカードとスイッチカードが全て同じタイムスケジュールで動作している必要がある。
これらの同期動作を行うには、マスタークロックと呼ばれる、全体の基準時刻を全ての装置に遍く配る必要がある。マスタークロック配信の方法としては、例えば、特許文献1に記載されている様に、専用のクロック線を用いてシステム全体に配信する方法や、特許文献2に記載されている様にGPS等の基準時刻を配信する装置からの基準時刻を受信して利用する方法等がある。
特開2003−37585号公報 特開2001−52280号公報
しかしながら、上記の装置には以下に示すような課題があった。
第1の課題点は、分散システムにおける拡張性がマスタークロック装置からのクロック配線数で制限されることである。その理由は複数の筐体間で同期をとるためには、マスタークロックからシステム全体にクロックを配信する必要があるが、システムを構成する装置が多くなると、マスタークロック配信装置からのクロック線の配線が装置数に比例して増大するためである。
第2の問題点は、分散システムにおいて、外部の基準時間を無線等で受信して複数のシステムで同期を確立するのは、装置全体のコストアップにつながることである。その理由は、GPS等の基準時刻を配信する外部の装置からの基準時刻を利用するには、GPS受信機等の付加機能を構成装置全体に搭載する必要があるためである。
本発明の目的は、システムを構成する複数の装置間で同期をとり、演算やスイッチング等を行う分散処理システムにおいて、安価に同期システムが構築でき、かつ、容易に装置の拡張が可能な分散処理システムを提供することを目的とする。
本発明の分散処理システムは、分散配置された複数のシステムで同期処理を行う分散処理システムにおいて、
分散配置された前記複数のシステムは、システム全体の時刻基準となるマスタークロックをもつマスターシステムと、一又は二以上のクライアントシステムとを備え、
前記マスターシステムが前記マスタークロックに基づく同期用フレーム送信要求を前記クライアントシステムに配信し、
前記クライアントシステムは前記同期用フレーム送信要求に従い、前記マスターシステムへ送信する同期用フレームのフレーム長を可変することを特徴とするものである。本発明の分散処理システムは、システム間の、クロックずれが吸収し、システム全体で同期をとることを可能とするものである。
また、マスターシステム−クライアントシステム−クライアントシステムの如く、多段構成のクライアントシステム構成において、マスターシステムに接続されたクライアントシステムが、接続されたマスターシステムだけでなく、マスターシステムと接続されていない側の他のクライアントシステムにも同期用フレーム送信することにより、直接マスターシステムに接続されていないクライアントシステムも同期確立が実現できる。
本発明のスイッチ装置は、上記本発明の分散処理システムを用いたスイッチ装置であって、前記スイッチ装置は、入力回線と接続される入力段スイッチと、出力回線と接続される出力段スイッチと、前記入力段スイッチと前記出力段スイッチとを接続する中間段スイッチと、を備え、
前記送信元システムが前記入力段及び出力段スイッチであり、前記送信先システムが前記中間段スイッチであるときに、前記入力段又は/及び出力段スイッチからの送信要求により、前記中間段スイッチがデータ(例えば、経路設定スケジューリング)の送受信制御を行い、
マスターシステムとなる前記中間段スイッチが同期用フレーム送信要求を前記入力段及び出力段スイッチに配信し、クライアントシステムとなる前記入力段及び出力段スイッチは前記同期用フレーム送信要求に従い、前記中間段スイッチへ送信する同期用フレームのフレーム長を可変とすることを特徴とするものである。
本発明において、同期用フレーム送信要求及び、同期用フレームを、システム間のデータの送受信を制御する制御線を用いて送信すれば、クロック専用線を配置する必要を無くすことが可能となる。このため、クロック配線数で制限されることなく拡張性の高い同期システムが構築できると共に、GPS等の外部の基準時間を無線等で受信して複数のシステムで同期を確立する方法に比較して安価に同期システムを構築することが出来る。
本発明のマスターシステム、クライアントシステム、分散処理システム,クライアントシステム,マスターシステムのクロック同期制御方法のクロック同期制御方法、及びクライアントシステム,マスターシステムのクロック同期制御用プログラムは上記本発明の分散処理システムに関連する発明である。
本発明では、システムに属する各クライアントシステムのクロックを、同期用フレームを用いて、システム全体の時刻基準となるマスタークロックを有するマスターシステムのマスタークロックに同期させる。
本発明によれば、システム間の、クロックずれが吸収し、システム全体で同期をとることを可能となる。そして、システム間に専用のクロック配信用線を用意する必要がないため、マスタークロックを配信する装置からのクロック線の配線がボトルネックとならず、システムの拡張が容易となる。
次に、本発明の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態における、非同期クロック利用による分散処理システムを表すネットワーク図である。
本実施形態の分散処理システムは、マスターシステム11(クロック配信システム)、クライアントシステム12−1〜クライアントシステム12−4、マスターシステム11とクライアントシステム12−1〜12−4との間を結合するデータ線13及び制御線14で構成される。本実施形態ではマスターシステム11を頂点とし、クライアントシステム12−1〜12−4はマスターシステム11にスター状に結合されている。図中のデータ線13は、各システム間のデータを送受信する線路であり、制御線14はデータ線13を送受信されるデータの送信を制御する信号を送受信する線路である。
また、本実施形態では、制御線14とデータ線13は物理的に別線路のアウトバンド制御信号方式で表示しているが、制御線14とデータ線13が物理的に同一の線路であるインバンド制御信号方式でもかまわない。インバンド制御信号方式を実現する技術としては、例えば波長多重方式などがある。
図2はマスターシステムとクライアントシステムの構成を示す図である。説明の簡素化のため、マスターシステム11とクライアントシステム12−1,12−2の構成のみを説明する。
各システムは制御部21、データ部22、クロック発生部23で構成される。クライアントシステムの制御部21は制御線14経由でマスターシステムの制御部21と結合されている。制御部21の構成の詳細は後述する。また、クライアントシステムのデータ部22はデータ線13経由でマスターシステムのデータ部22と結合されている。図示していないが、データ部22はデータ処理を行う処理部、データを蓄積するメモリ部等で構成される。また、クロック発生部23はシステム動作(データ処理、データ送受信等)全体の基準時刻となるクロック信号を発生する要素である。クロック発生に用いられている水晶発振器は非常に精度良くクロックを発生するLSIであるが、加工誤差等により完全に一致したクロックは発生できない。すなわち、分散システムにおいて分散配置された各システム、それぞれシステム内のクロックにより動作するため、システム全体は完全には同期していない。システム全体が同期して処理を行うことが求められる場合には、上記のクロックずれを吸収する必要がある。
次に、制御部21の構成要素について図面を参照して説明する。図3は制御部21の構成要素を表す構成図である。簡素化のために、マスターシステム11、クライアントシステム12−1,12−2の3システムの制御部を図示して説明する(クライアントシステム12−3、クライアントシステム12−4も同構成である)。
マスターシステム11、クライアントシステム12−1,12−2中の送信要求処理部31は自システムでデータ送信要求があった場合、送信先に送信要求(以下、Reqという)を発生する機能及び、他のシステムからのReqを処理する機能を有する。送信可否応答処理部32(図3中、ACK/NACK処理部32として示す)は自システムのReqに対する送信先からの送信可否応答(以下ACK/NACKとする、ここでACKは送信可能応答、NACKは送信不可能応答である)を処理する機能及び、ACK/NACKをReq送信元へ送信する機能を有する。また、判定部33はReq、ACK/NACKを処理し、受信可否を判断する機能を持つ。さらにクライアントシステムの場合には判定部33は、同期確立要求(同期用フレーム送信要求となる)がマスターシステムから送信されているかどうかを判断する機能、及び同期確立要求(後述する無効Req指示)と判断した場合はその到着をクロック同期部34へ通知する機能を有する。後述するが、本実施形態では、同期確立要求はACK/NACKの特定ビットをセットすることにより実現している。
次にクライアントシステムのクロック同期部34について図面を参照して説明する。図4はクロック同期部34の構成要素を表す構成図である。クロック同期部34は無効Req発生部41とカウンタ42から構成される。ここで、無効Reqとは、通常の送信要求を行うReqとは異なり、システム間の同期確立動作を行うために用意された特殊なフレームである。図中、カウンタ42は自システムのクロック発生部23からのクロックに従い動作するカウンタであり、あらかじめ決められた無効Reqフレーム長の周期で回っている。例えば、無効Reqフレーム長が10クロック長であれば、0から10へカウントアップ後、0へ戻る。無効Req発生部41は無効Req長調整部43から構成され、無効Req指示到着時のカウンタ値を受け、同期をとるための無効Reqのフレーム長を決める機能を有する。
マスターシステムのクロック同期部34は、カウンタ42は無効Reqを受けず、図4の無効Req発生部41は無効Req指示発生部となり、無効Req長調整部を有しない構成となっている。マスターシステムのクロック同期部34はACK/NACK発生に同期してカウントアップするカウンタ42からのトリガを受け、無効Req指示をクライアントシステムに送信する。
次に、制御信号(Req、ACK/NACK)のフレームフォーマットについて説明する。図5は本実施形態の制御信号であるReq、ACK/NACKフレームフォーマットを示した図である。
Reqフレームは先頭に同期用のパターンが書かれ、その次にステータスが続く。ステータスは有効/無効等の情報が書かれている。また、ACK/NACKフレームは先頭に同期用のパターンが書かれ、その次にステータスが続く。ステータスは有効/無効、無効Req送信指示か否か等の情報が書かれている。本実施形態では、Req、ACK/NACKは9クロック長としているが、この長さはこれに限定されない。
(動作の説明)
次に本実施形態の動作について図を用いて説明する。まず図2を用いて、通常時のデータ送受信動作について説明する。例えば、クライアントシステム12−1からマスターシステム11へデータ転送要求があった場合、クライアントシステム12−1は、送信要求(有効Req)をマスターシステム11へ制御線経由14で送信する。これに対し、マスターシステム11が受信可能であれば、クライアントシステム12―1に対して受信可能応答(有効ACK)を制御線14経由で返送する。また、受信不可能な場合は受信不可能応答(有効NACK)を制御線14経由で返送する。クライアントシステム12−1では、有効ACKを受け取った場合、送信可能と判断し、所望のデータをマスターシステム11に送信する。また、有効NACKを受け取った場合、送信不可能と判断しデータを送信しない。
さらに、制御部21の動作について図3を用いて詳細に説明する。ここでも、クライアントシステム12−1からマスターシステム11へデータ転送要求があった場合を例に説明する。まず、クライアントシステム12−1は有効ReqをReq処理部31で生成させる。生成された有効Reqは送信先のマスターシステム11へ制御線14経由で送信される。送信された有効Reqはマスターシステム11のReq処理部31で解析後、受信可能であればACK/NACK処理部32で有効ACKを生成し、クライアントシステム12−1へ制御線14経由で送信する。また、受信不可能であれば、ACK/NACK処理部32で有効NACKを生成し、クライアントシステム12−1へ制御線14経由で送信する。
次に、分散システム間同期の確立方法について説明する。同期確立は基準(マスター)クロックをもつマスターシステム11に他のクライアントシステム12−1〜12−4を同期させる。また、同期確立では、上記のデータ通信時に用いる有効Req、有効ACK/NACKの他に、無効Req指示、無効Req、無効ACK/NACKを用いる。
ここで、使用する制御フレームの役割について図を用いて整理して説明する。図6は使用する制御フレームの対応関係を表した図である。通常のデータ送受信時、送信元(クライアントシステム、マスターシステムの一方)は送信要求である有効Reqを送信先(クライアントシステム、マスターシステムの他方)に転送し、それに対して送信先は転送可否応答である、有効ACK/NACKを返送する。
これに対し、同期確立時には、マスターシステム11が無効Req指示(同期確立用の同期用フレーム送信要求)を送信し、それに対して、クライアントシステム12−1〜12−4は同期確立用の同期用フレームである無効Reqを送信する。また、無効Reqが到着したマスターシステム11では、これに対応して無効ACKまたは無効NACKを返送する。
次に同期確立動作について説明する。同期確立は、クライアントシステム12−1〜12−4の起動時のカウンタ始動と、クライアントシステム12−1〜12−4へ無効Req到着したときの無効Req長調整動作からなる。
まず、クライアントシステム起動時の動作について説明する。図7はシステム起動時の動作を示したフローチャートである。
マスターシステム11はある任意の間隔で、無効Req指示を制御線14経由で全てのクライアントシステム12−1〜12−4へ送信している。図7では、無効Req指示の間隔を10回に1回としているが、間隔は任意であり、定期/非定期どちらでも良い。無効Req指示の間隔を管理しているカウンタA(図4のカウンタ42)はデータ通信時に使用する有効ACKまたは有効NACK、および、無効Req指示を示す無効ACKまたは無効NACKの発生に同期してカウントアップし、無効Req指示を発生すると0になる(つまり0〜10を繰り返す)(ステップS16)。マスターシステム11ではカウンタAを参照し(ステップS12)、カウンタA値が10がどうかを判断し(ステップS13)、カウンタA値が10以外の場合、無効Req指示は発生しない(ステップS14)。
具体的には、無効Req指示では無いときには無効Req指示ビットを0とする(ステップS14)。この場合、無効Req指示は行われない。カウンタA値が10となると、ACKまたはNACKフレーム中の無効Req指示ビットを1とし(ステップS16)、無効Req指示が生成される。無効Req指示ビットを0又は1とした後に、ACKまたはNACK送信をクライアントシステムに対して行い(ステップS17)、カウンタAのカウント値を+1とする(ステップS11)。
ステップS18において、新規にマスターシステム11に接続されたクライアントシステム12は、無効Req指示が最初に到着するまで送受信動作を起こさない。つまり、Req、ACKまたはNACK等の制御信号も発生しない。最初に無効Req指示が到着すると(ステップS19でACKまたはNACKを受信し、ステップS20で無効Req指示ビット1を確認すると)、クライアントシステム12は自システムのカウンタBをスタートし、無効Req送信する(ステップS21、S22)。クライアントシステム12のカウンタBはマスターシステム11からのACKまたはNACKの長さと見なされる値を自クロック基準でカウントするカウンタで、自システムのクロックに同期して1クロックに1回カウントアップされ、ACKまたはNACK長さ分をカウントアップすると0になる。つまり、本実施形態では、ACKまたはNACKの長さが9クロック長なので0〜9を繰り返す動作をする(カウンタB(図4のカウンタ42)はクライアントシステムのクロックで動作しているため、実際のマスターシステムが自クロックで生成したACKまたはNACK長の長さをカウントしているのではない)。
次に、クライアントシステム12運用時の動作を説明し、運用時の同期確立動作を説明する。図8はクライアントシステム12運用時の動作を示したフローチャートである。マスターシステム11の動作は先に説明したクライアントシステム12起動時と同じなので省略する。つまりステップS31〜S37は図7のステップS11〜S17に対応する。ACKまたはNACKを受信したクライアントシステム12は無効Req指示があるかどうか判断する(ステップS38,S39)。無効Req指示でない場合、送信したいデータがあれば有効Reqを送信する(ステップS43)。送信したいデータが無ければReqを生成しないか空の有効Reqを生成する。また、無効Req指示を受けた場合、無効Reqを生成してマスターシステムへ送信する(ステップS40〜S42)。無効Reqフレーム長は任意の長さに変更することが出来る。ここでは、有効Reqの間隔を9クロックとしているので、無効Reqは1〜9クロックまで可変とするがこの長さは一例でありこれにこだわらない。なお、ステップS40〜S42の動作については後述する。
ここで、図9を用いて同期確立動作の説明を行う。図9はマスターシステム11とクライアントシステム12のクロックが元々ずれていない場合(図9(a))とずれている場合(図9(b))を表す図である。図9(a)に示すように、クロックがずれていない場合は、マスターシステム11で生成するACKまたはNACKパケット91(例えば、有効A7)の生成間隔92(例えば有効A7が生成されてから、有効A8が生成されるまでの間隔)とクライアントシステム12で生成するReqパケット93(例えば、有効R7)の生成間隔94(例えば有効R7が生成されてから、有効R8が生成されるまでの間隔)は同一であり、マスターシステム11に届くReqパケット93は9クロック毎に到着する。これに対し、図9(b)に示すように、クロックずれがある場合には、マスターシステム11に届くReqパケット93は9クロック毎に到着せず、次第にずれが大きくなっていく。図9ではクライアントシステムのクロック周期がマスターシステムのクロック周期より長い様子を示している。
次に、このカウンタのずれを解消する方法について図11を用いて記載する。図11では、10回のReq/ACK送信(90クロック)で1クロックのずれが発生する場合を示している。このずれは10回に1回、Reqの長さを8クロックにして吸収することにより解消することが出来る。本実施形態では、10回に1回マスターシステムがずれ解消の無効Reqを生成するようにクライアントシステムに要求している様子が描かれている。
次に、このずれ量を検知する方法について図10、図11を用いて説明する。図10はクライアントシステム12起動時の制御パケットの流れを表す図である。マスターシステムは常にACKまたはNACKパケット10aを送信し、10回に1回の割合でACKまたはNACKパケットに内包して無効Req指示10bを出している(例えば有効A8を10回に1回の割合で出している)。これに対し、クライアントシステム12がネットワークに接続され、最初に無効Req指示10bを受けると、自システムのカウンタBをスタートさせると共に無効Req10cを生成しマスターシステム11へ送信する。クロックずれがない場合、クライアントシステム12起動時に最初に無効Req指示10bを受けたときに0からスタートしたカウンタBは、次に無効Req指示10bを受けたときも0を示している。これに対し、クロックずれがある場合、カウンタB値は0とはならず、ずれる(図8のステップS40でカウンタのカウント値を参照する)。図11はクロックずれがあり、それを補正してクロック同期が確立されている様子を表した図である。本実施形態では、マスターシステム11が無効Req指示10bを10回に1回(90クロック間隔)で出しているが、クライアントシステム12のクロック周期が長いため、クライアントシステム 12では89クロック単位と認識する。つまり、カウンタ値は0に戻らず、8を示すことになる。このカウンタ値×クロック周期を無効Req10cのパケット長(時間)として送信することにより、ずれは解消することになる(図8のステップS41、S42)。なお図中の無効ACKまたはNACK11aは、先に述べたが、クライアントシステムからの無効Reqに対応してマスターシステム11が生成する制御信号である。
図17は上述した、分散処理システムにおいて、ずれを検知し、無効Req10cの長さを変更する動作を説明するフローチャートである。図17は図7及び図8を用いて説明した動作に対応するものである。図17に示すように、ステップS1でマスターシステムが無効Req指示をクライアントシステムに送る。クライアントシステムは無効Req指示を受け、無効Reqをマスターシステムに返信するとともにカウンタBのカウントを開始する(ステップS2)。マスターシステムは一定期間後に無効Req指示をクライアントシステムに送る(ステップS3)。クライアントシステムは無効Req指示を受け、このときのカウント値に基づいて無効Reqをマスターシステムに返信するとともにカウンタBのカウントを開始する(ステップS4)。そして、ステップS3とステップS4とを繰り返す。マスタークロックに対してクロックずれがあると、カウント値は0とならず、カウンタ値×クロック周期を無効Reqのパケット長(時間)として送信することにより、ずれは解消する。
複数のクライアントシステム12−1〜12−4はそれぞれ個別にこのずれ量を検知し、これに対応して、無効Req10cの長さを変更することにより、制御線14経由の制御パケットのクロックずれを解消し同期確立が可能となる。次に、データ線13経由のデータパケットの同期について説明する(図示せず)。データ線13上には、有効Reqに対応する有効データパケット及び、無効Reqに対応する無効データパケット(本実施形態では、10回に1回が無効データパケットとなる)が同期して送信される。この、無効データパケット長を無効Reqと同じ様にカウンタ値×クロック周期とすることで、データ線13上のパケットの同期も確立することが可能となり、システム全体の同期が確立される。
また、本実施形態では同期確立に使用する無効Req要求をACKまたはNACKパケットに内包しているが、他に特定フレームを用意してもかまわない。同様に、無効Reqも他に特定のフレームを用意してもかまわない。
また、無効Req10cの長さは1〜9クロック間で調整可能なため、ずれ量が9クロックを越えた場合には1回の同期確立動作ではずれ量全体を吸収できない。この場合には、連続して同期確立動作をすることにより9クロック以上のずれの吸収が可能である。
なお、以下の実施形態では、“ACKまたはNACK”は“ACK/NACK”と略す。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図12は第2の実施形態を示すネットワーク図である。この発明に関わるシステム間同期確立方式はマスターシステム12a(クロック配信システム)、クライアントシステム12b−1〜12b−4、マスターシステム12aとクライアントシステム12b−1〜12b−4との間及びクライアントシステム12b−1〜12b−4間を結合するデータ線12c、制御線12dで構成される。本実施形態ではマスターシステム12aとクライアントシステム12b−1〜12b−3がそれぞれ結合され、クライアントシステム12b−4が同様にクライアントシステム12b−1〜12b−3と結合されている。図中のデータ線12cは、各システム間のデータを送受信する線路であり、制御線12dはデータ線を送受信されるデータのデータの送信を制御する信号を送受信する線路である。
また、第1の実施形態と同じように、制御線12dとデータ線12cが物理的に同一の線路であるインバンド制御信号方式でもかまわない。
また、各システム内部の構成要素は最良の形態の同一であるためその説明は省略する。
(動作の説明)
次に、実施形態2の動作について図13を用いて説明する。マスターシステム12aと直結されているクライアントシステム12b−1〜12b−3の同期確立動作は上記最良の形態と同じ動作で確立される。ここでは、クライアントシステム12b−4の同期確立動作のみに限定して説明を行う。
図13はクライアントシステム12b−4の同期確立動作を示した図である。マスターシステム12aからの無効Req指示13aに従い、クライアントシステム12b−1〜12b−3は無効Req13bの長さを調整して、マスターシステム12a向けに転送することによりマスターシステム12a、クライアントシステム12b−1〜12b−3の同期が実現される。さらに、クライアントシステム12b−1〜12b−3からの無効Req13bをマスターシステム12a向けと同時にクライアントシステム12b−4向けにも転送する。ここで、クライアントシステム12b−4はクライアントシステム12b−1〜12b−3を介して、マスターシステム12aと対称の位置に配されており、無効Req13bを受けることにより、図13に示すように、クライアントシステム12b−4もクライアントシステム12b−1〜12b−3と同期確立が出来る。すなわち、マスターシステム12a、クライアントシステム12b−1〜12b−4のネットワーク全体で同期確立が可能となる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図14は実施形態3の分散3段スイッチシステムの構成を示す全体図である。分散3段スイッチシステム(スイッチ装置)は各種機能カードを搭載する筐体14a、ラインカード14b、ラインカード14bからの伝送信号を出力する外部伝送路14c、スイッチカード14d、筐体14a間を接続する筐体間伝送路14eから構成される。
同一筐体内のラインカード14b、スイッチカード14dは筐体14a内に設置されたバックプレーン(図示せず)を経由して接続される。また、各筐体14aのバックプレーンは筐体間伝送路14eを経由して接続される。ラインカード14bはイーサネット(登録商標)等の通信処理を行い、外部伝送路14cを経由して通信を行う通信用のカードであり、スイッチカード14dはラインカード14bに接続され、ラインカード14bの入力ポートを所望の他のラインカード14bの出力ポートへの経路を切り替えるカードである。
次に、図15を用いてラインカード14bとスイッチカード14dの構成を説明する。ラインカード14bは外部の伝送路と接続するコネクタ15L1、コネクタ15L1と接続するトランシーバ15L2、トランシーバ15L2と接続するパケット解析部15L3、パケット解析部15L3と接続し伝送パケットを一時的に保持するバッファ15L4、バッファ15L4と接続し、スイッチング動作を行う1又は3段目スイッチ15L5、1又は3段目スイッチ15L5を制御する制御部15L6、1又は3段目スイッチ15L5および制御部15L6と結合されるバックプレーンコネクタ15L7、ラインカード14b全体にクロックを配信するクロック部15L8で構成される。また、スイッチカード14dはラインカードと結合するバックプレーンコネクタ15S1、バックプレーンコネクタ15S1と結合されスイッチング動作を行う2段目スイッチ15S2、2段目スイッチ15S2に結合されバックプレーンコネクタ15S1を経由してラインカード14bの制御部15L6と接続される制御部15S3、スイッチカード14d全体にクロックを配信するクロック部15S4で構成される。
ここでは、一のラインカードは入力段スイッチ、他のラインカードは出力段スイッチ、スイッチカードは中間段スイッチとなり、入力段スイッチには第1段目スイッチ、出力段スイッチには第3段目スイッチ、中間段スイッチには第2段目スイッチが配されている。
本実施形態では、ラインカード14bの制御部15L6とスイッチカード14dの制御部15S3間を結ぶ制御線と、ラインカード14bの1,3段目スイッチ15L5とスイッチカード14dの2段目スイッチ15S2間を結ぶデータ線は、物理的に別線路のアウトバンド制御信号方式で表示しているが、第1の実施形態と同じように、制御線とデータ線が物理的に同一の線路であるインバンド制御信号方式でもかまわない。
次に、図16を用いてラインカード14bの制御部15L6、スイッチカード14dの制御部15S3の構成を説明する。簡素化のために、ラインカード14b−1、14b−2、スイッチカード14d−1、14d−2の構成で説明する。最初にラインカード14b−1、14b−2の制御部15L6の構成機能について説明する。Req送信部16L1は自ラインカードでデータ送信要求があった場合、送信先に送信要求(以下Reqと記載する)を生成して送信する機能を有する。ACK/NACK受信部16L2は自ラインカードのReqに対する送信先からの送信可否信号(以下ACK/NACKと記載する)を受信する機能を有する。ACK/NACK判定部16L3はACK/NACKを処理し、送信可否を判断する機能および、同期確立要求がマスターシステムから送信されているかどうかを判断する機能を持つ。さらに、同期確立要求と判断した場合はその到着をクロック同期部16L4へ通知する機能を有する。SW設定部16L5はACK/NACK判定部16L3からのSW設定依頼を受けラインカード14b内のスイッチを設定する機能を有する。クロック同期部16L4は、図4に記載した構成と同じなので説明を省略する。
次にスイッチカード14d−1,14d−2の構成機能について説明する。Req受信部16S1は、ラインカードからのReqを受信する機能を有する。Req判定部16S2はReqの有効/無効の判断、有効Reqに対するデータ信号の転送可否を判断してACK/NACK送信部16S3へ通知する機能、受信可能な場合にSW設定部16S4へスイッチ設定を依頼する機能を有する。SW設定部16S4はReq判定部16S2からのスイッチ設定依頼を受けスイッチカード14b内のスイッチを設定する機能を有する。
(動作の説明)
次に、第3の実施形態について図14、図15、図16を参照して詳細に説明する。外部伝送路14cからラインカード14b(入力段スイッチ)へ入力されたパケットはコネクタ15L1を経由してトランシーバ15L2で受信される。受信されたパケットはパケット解析部15L3で送信信号のヘッダ情報から出力ラインカード14b(出力段スイッチ)及び出力ポートを抽出する。解析されたパケットは一時的にバッファ15L4へ蓄積される。同時に解析された出力ラインカード14b及び出力ポート情報は制御部15L6へ送信される。ラインカード14bの制御部15L6の動作を図16を用いて詳しく説明する。Req送信部16L1は出力ラインカード14b及び出力ポートを有効Reqに内包してSW制御部15S3へ転送し、スイッチカード14d(中間段スイッチ)のReq受信部16S1で受信される。受信された有効ReqはReq判定部16S2で1〜3段目までのスイッチ経路の探索を行って転送可否を判断し、転送可能であればSW設定部16S4へ転送経路の設定を依頼すると共に、ACK/NACK送信部16S3へ有効ACKの転送を依頼する(有効ACKには1、3段目のスイッチ設定情報がかかれている)。SW設定部16S4はスイッチを設定して転送経路の設定を行う。ACK/NACK送信部16S3は有効ACKを生成し有効Req送信元へ転送する。また、転送不可能であれば、ACK/NACK送信部16S3へ有効NACKの転送を依頼する。ACK/NACK送信部16S3は有効NACKを生成し有効Req送信元へ転送する。次に、ラインカード14bのACK/NACK受信部16L2は有効ACK/NACKを受信し、ACK/NACK判定部16L3へ転送する。ACK/NACK判定部16L3が有効ACKの場合には当該パケットが送信可能と判断し、有効ACKにかかれているラインカードのスイッチ設定情報をSW設定部16L5へ転送する。SW設定部16L5では転送されたスイッチ設定情報を元にSW設定部16L5を経由してスイッチを設定する。同様に出力ラインカード14b側のスイッチ設定も行う。また、有効NACKを受信した場合には当該パケットが送信不可能と判断してスイッチ設定を行わない。転送可能な場合、スイッチ設定後、当該パケットはバッファ15L4よりスイッチ15L5へ転送され、スイッチカード14dに設定されたパスを経由して出力ラインカード14bへ転送される。出力ラインカード14b側のスイッチ設定も完了しているので、所望の出力ポートに転送され、外部伝送路14cへ出力される。
次に、ラインカード14bとスイッチカード14dの同期方式について説明する。
ここで、基準時刻をもつマスターシステムはスイッチカード14d−1とし、ラインカード14b−1、14b−2、及び、スイッチカード14d−2をスイッチカード14d−1に同期させる。スイッチカード14d−1とラインカード14b−1、14b−2間は、上記第1実施形態で説明したマスターシステムをスイッチカード14d−1、クライアントシステムをラインカード14b−1、14b−2と置き換えることにより、同様の方式で同期確立が実現できる。また、スイッチカード14d−1とスイッチカード14d−2間は上記第2実施形態のマスターシステム12aをスイッチカード14d−1、クライアントシステム12b−4をスイッチカード14d−2と置き換えることにより、同様の方式で同期確立が出来る。
上記2つの同期動作により、スイッチカード14d、ラインカード14b全体で同期確立が可能となる。
分散処理システムの例として、スイッチ装置を取り上げて説明したが、本発明の技術的思想によれば、分散型コンピュータ、グリッドコンピュータ、音響システム等の他のシステムにも適用することができる。
以上説明した、図7や図8に示した、分散処理システムのマスターシステム及びクライアントシステムのクロック同期を実行する処理は、図2、図3、図4に示した各部を専用ICにより構成して実行されてもよいが、演算処理部となるCPUと、図7や図8に示したマスターシステムやクライアントシステムの動作をプログラムに記述して、ROM等のメモリに記憶し、CPUの演算処理に必要なデータをRAM等のメモリに記憶して、プログラムを実行することで図7や図8に示したマスターシステムやクライアントシステムの動作をソフト的に実行してもよい。
本発明の実施形態を示すネットワーク図である。 本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 本発明の実施形態を示す制御部構成図である。 本発明の実施形態を示すクロック同期部構成図である。 本発明の実施形態を示す制御パケットのデータフォーマットである。 本発明の実施形態で使用する制御パケットの役割を示した図である。 本発明の実施形態を示すクライアントシステム起動時のフローチャートである。 本発明の実施形態を示す同期確立フローチャートである。 本発明の実施形態において制御パケットの流れを示す図である。 本発明の実施形態においてクライアントシステム起動時の制御パケットの流れを示す図である。 本発明の実施形態において同期確立動作時の制御パケットの流れを示す図である。 本発明の実施形態2を示すネットワーク図である。 本発明の実施形態2の実施形態における同期動作を示す図である。 本発明の実施形態3の実施形態を示すシステム外観図である。 本発明の実施形態3の実施形態を示すシステム構成図である。 本発明の実施形態3の実施形態を示す制御部構成図である。 本発明の実施形態を示す同期確立フローチャートである。
符号の説明
11 マスターシステム
12 クライアントシステム
13 システム間を結合するデータ線
14 システム間を結合する制御線
21 マスターシステム及びクライアントシステム搭載の制御部
22 マスターシステム及びクライアントシステム搭載のデータ部
23 マスターシステム及びクライアントシステム搭載のクロック発生部
31 マスターシステム及びクライアントシステムの制御部搭載のReq処理部
32 マスターシステム及びクライアントシステムの制御部搭載のACK/NACK処理部
33 マスターシステム及びクライアントシステムの制御部搭載の判定部
34 マスターシステム及びクライアントシステムの制御部搭載のクロック同期部
41 マスターシステム及びクライアントシステムのクロック同期部搭載の無効Req発生部
42 マスターシステム及びクライアントシステムのクロック同期部搭載のカウンタ
43 マスターシステム及びクライアントシステムの無効Req発生部搭載の無効Req長調整部
91 マスターシステムが生成するACK/NACKパケット
92 ACK/NACKパケットの生成間隔
93 マスターシステムが生成するReqパケット
94 Reqパケットの生成間隔
10a マスターシステムが生成する有効ACK/NACKパケット
10b マスターシステムが生成する無効Req指示
10c クライアントシステムが生成する無効Reqパケット
11a マスターシステムが生成する無効ACK/NACKパケット
12a マスターシステム
12b クライアントシステム
12c システム間を結合するデータ線
12d システム間を結合する制御線
13a マスターシステムが生成する無効Req指示パケット
13b クライアントシステムが生成する無効Reqパケット
13c マスターシステムが生成する無効ACK/NACKパケット
13d マスターシステムが生成する有効ACK/NACKパケット
14a 筐体
14b 筐体に搭載するラインカード
14c ラインカードからの外部伝送路
14d 筐体に搭載するスイッチカード
14e 筐体間を接続する筐体間伝送路
15L1 ラインカード搭載の外部伝送路用コネクタ
15L2 ラインカード搭載のトランシーバ
15L3 ラインカード搭載のパケット解析部
15L4 ラインカード搭載のバッファ
15L5 ラインカード搭載の1、3段目スイッチ
15L6 ラインカード搭載の制御部
15L7 ラインカード搭載のバックプレーンコネクタ
15L8 ラインカード搭載のクロック部
15S1 スイッチカード搭載のバックプレーンコネクタ
15S2 スイッチカード搭載の2段目スイッチ
15S3 スイッチカード搭載の制御部
15S4 スイッチカード搭載のクロック部
16L1 ラインカード制御部搭載のReq送信部
16L2 ラインカード制御部搭載のACK/NACK受信部
16L3 ラインカード制御部搭載のACK/NACK判定部
16L4 ラインカード制御部搭載のクロック同期部
16L5 ラインカード制御部搭載のSW設定部
16S1 スイッチカード制御部搭載のReq受信部
16S2 スイッチカード制御部搭載のReq判定部
16S3 スイッチカード制御部搭載のACK/NACK送信部
16S4 スイッチカード制御部搭載のSW設定部

Claims (20)

  1. 分散配置された複数のシステムで同期処理を行う分散処理システムにおいて、
    分散配置された前記複数のシステムは、システム全体の時刻基準となるマスタークロックをもつマスターシステムと、一又は二以上のクライアントシステムとを備え、
    前記マスターシステムが前記マスタークロックに基づく同期用フレーム送信要求を前記クライアントシステムに配信し、
    前記クライアントシステムは前記同期用フレーム送信要求に従い、前記マスターシステムへ送信する同期用フレームのフレーム長を可変することを特徴とする分散処理システム。
  2. 前記クライアントシステムを第1のクライアントシステムとするとき、該第1のクライアントシステムは前記マスターシステムへ送信する同期用フレームを、前記マスターシステムと接続されていない第2のクライアントシステムにも送信することを特徴とする請求項1記載の分散処理システム。
  3. 前記マスターシステムと前記クライアントシステムとの間で、送信要求元の、前記マスターシステムとクライアントシステムとの一方から送信要求フレームを送信し、送信先システムの、前記マスターシステムと前記クライアントシステムとの他方から返信される送信可否応答フレームにより、前記マスターシステムと前記クライアントシステムとの間のデータ送受信を制御し、
    前記同期用フレーム送信要求及び前記同期用フレームを、前記マスターシステムと前記クライアントシステムとの間のデータ送受信を制御する制御線を用いて送信することを特徴とする請求項1あるいは2記載の分散処理システム。
  4. 前記同期用フレーム送信要求及び前記同期用フレームは、前記マスターシステム及び前記クライアントシステムが、前記同期用フレーム送信要求及び前記同期用フレームと認識する特定のフレームを用いることを特徴とした請求項1から3記載の分散処理システム。
  5. 前記同期用フレーム送信要求は、前記マスターシステムからの前記送信可否応答の特定ビットをセットすることにより実現することを特徴とする請求項3記載の分散処理システム。
  6. 前記同期用フレームは、前記クライアントシステムから前記マスターシステムへ送信する送信要求フレームを用いることを特徴とする請求項3記載の分散処理システム。
  7. 前記同期用フレーム送信要求は、一定の間隔で送信されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の分散処理システム。
  8. 前記同期用フレーム送信要求は、任意のトリガを検知し送信されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の分散処理システム。
  9. 1回の同期確立動作で同期未確立の場合、前記マスターシステムが前記同期未確立を検知して複数回同期確立を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の分散処理システム。
  10. 請求項3から9のいずれか1項に記載の分散処理システムを用いたスイッチ装置であって、
    前記スイッチ装置は、入力段スイッチと、出力段スイッチと、前記入力段スイッチと前記出力段スイッチとを接続する中間段スイッチと、を備え、
    前記送信元システムが前記入力段及び出力段スイッチであり、前記送信先システムが前記中間段スイッチであるときに、前記入力段又は/及び出力段スイッチからの送信要求により、前記中間段スイッチがデータの送受信制御を行い、
    マスターシステムとなる前記中間段スイッチが同期用フレーム送信要求を前記入力段及び出力段スイッチに配信し、クライアントシステムとなる前記入力段及び出力段スイッチは前記同期用フレーム送信要求に従い、前記中間段スイッチへ送信する同期用フレームのフレーム長を可変とすることを特徴とするスイッチ装置。
  11. マスターシステムと、一又は二以上のクライアントシステムとが分散配置され、前記マスターシステムと前記クライアントシステムとが同期処理を行う分散処理システムに用いるマスターシステムにおいて、
    前記マスターシステムはシステム全体の時刻基準となるマスタークロックを発生するクロック発生部と、前記マスタークロックに基づき同期用フレーム送信要求を前記クライアントシステムに配信する配信部とを備えていることを特徴とするマスターシステム。
  12. マスターシステムと、一又は二以上のクライアントシステムとが分散配置され、前記マスターシステムと前記クライアントシステムとが同期処理を行う分散処理システムに用いるクライアントシステムにおいて、
    前記マスターシステムから、システム全体の時刻基準となるマスタークロックに基づく同期用フレーム送信要求を受け、前記同期用フレーム送信要求に従い、前記マスターシステムへ送信する同期用フレームのフレーム長を可変することを特徴とするクライアントシステム。
  13. 前記クライアントシステムは前記マスターシステムへ送信する同期用フレームを、前記マスターシステムと接続されていない他のクライアントシステムにも送信することを特徴とする請求項12記載のクライアントシステム。
  14. システム全体の時刻基準となるマスタークロックをもつマスターシステムと、一又は二以上のクライアントシステムとを備え、分散配置された、前記マスターシステムと一又は二以上のクライアントシステムとが同期処理を行う分散処理システムのクロック同期制御方法において、
    前記マスターシステムが前記マスタークロックに基づき同期用フレーム送信要求を前記クライアントシステムに配信する第1ステップと、
    前記クライアントシステムが前記同期用フレーム送信要求に従い、前記マスターシステムへ送信する同期用フレームのフレーム長を可変する第2ステップとを備えたことを特徴とする分散処理システムのクロック同期制御方法。
  15. マスターシステムと、一又は二以上のクライアントシステムとが分散配置され、前記マスターシステムと前記クライアントシステムとが同期処理を行う分散処理システムに用いるマスターシステムのクロック同期制御方法において、
    前記マスターシステムはシステム全体の時刻基準となるマスタークロックに基づき同期用フレーム送信要求を前記クライアントシステムに配信することを特徴とするマスターシステムのクロック同期制御方法。
  16. マスターシステムと、一又は二以上のクライアントシステムとが分散配置され、前記マスターシステムと前記クライアントシステムとが同期処理を行う分散処理システムに用いるクライアントシステムのクロック同期制御方法において、
    前記マスターシステムから、システム全体の時刻基準となるマスタークロックに基づく同期用フレーム送信要求を受け、前記同期用フレーム送信要求に従い、前記マスターシステムへ送信する同期用フレームのフレーム長を可変することを特徴とするクライアントシステムのクロック同期制御方法。
  17. マスターシステムと、一又は二以上のクライアントシステムとが分散配置され、前記マスターシステムと前記クライアントシステムとが同期処理を行う分散処理システムに用いるマスターシステムのクロック同期制御用プログラムにおいて、
    前記マスターシステムの記憶部に記憶され、前記マスターシステムの演算処理部に、システム全体の時刻基準となるマスタークロックに基づき、一定の間隔で同期用フレーム送信要求を前記クライアントシステムに配信する処理を実行させるためのマスターシステムのクロック同期制御用プログラム。
  18. マスターシステムと、一又は二以上のクライアントシステムとが分散配置され、前記マスターシステムと前記クライアントシステムとが同期処理を行う分散処理システムに用いるクライアントシステムのクロック同期制御用プログラムにおいて、
    前記クライアントシステムの記憶部に記憶され、前記クライアントシステムの演算処理部に、前記マスターシステムから、システム全体の時刻基準となるマスタークロックに基づく同期用フレーム送信要求を受け、前記同期用フレーム送信要求に従い、前記マスターシステムへ送信する同期用フレームのフレーム長を可変する処理を実行させるためのクライアントシステムのクロック同期制御用プログラム。
  19. 分散配置された複数のシステムで同期処理を行う分散処理システムに属するクライアントシステムにおいて、
    システム全体の時刻基準となるマスタークロックに基づく同期用フレーム送信要求をマスターシステムから受信し、
    前記同期用フレーム送信要求を受信し、前記マスターシステムに送信する同期用フレームを可変することで同期処理を行うことを特徴とするクライアントシステム。
  20. 分散配置された複数のシステムで同期処理を行う分散処理システムに属するマスターシステムにおいて、
    システム全体の時刻基準となるマスタークロックを有し、
    前記マスタークロックに基づく同期用フレーム送信要求を前記クライアントシステムに配信し、
    前記同期用フレーム送信要求を受信した前記クライアントシステムが送信する同期用フレームを可変することで同期処理を行うことを特徴とするマスターシステム。
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