JP5839642B1 - 情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

情報処理装置は、配信用文字列を配信する配信源と通信可能な通信部と、変換候補文字列を記憶する記憶部と、上記配信源から上記配信用文字列を取得するように上記通信部を制御し、上記配信用文字列と上記変換候補文字列を含む予測変換リストを生成し、上記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とする制御部とを具備する。

Description

本発明は、予測変換リストの生成に係る情報処理装置、サーバ装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、ユーザの入力前に、あるいは入力途中に、ユーザが入力しようとする文字列を推定し、変換候補として提示する予測変換が普及している。予測変換は、過去の入力履歴や既に入力された文字に応じて、文字列に優先順位を付した予測変換リストを生成することによって実現することができる。生成された予測変換リストの上位に、ユーザが入力しようとする文字列に一致する文字列が存在していれば、ユーザはそれ以上の文字入力を行う必要がなく、入力速度の高速化や操作負担の軽減が可能となる。
予測変換リストの生成は、情報処理装置のOS(Operating System)やIME(Input Method Editor)が実行する場合や、情報処理装置がアクセスしたウェブサイト(例えば検索サイト)が実行する場合もある。入力履歴の蓄積や文字列の検索数等に応じて予測変換リストが随時更新されるものは一般的であるが、さらに別の要素を予測変換リストに反映させ、ユーザが入力しようとする文字列が上位となる可能性を向上させるようにしたものもある。
例えば、特許文献1には、地域別に予測変換辞書を作成し、情報処理装置の位置情報に応じて対応する地域の予測変換辞書を選択し、予測変換に利用する文字入力支援装置が開示されている。地域別の予測変換辞書を利用することにより、地域特有の難読地名等を予測変換の上位に表示することが可能とされている。
特開2012−99008号公報
しかしながら、引用文献1の構成では、情報処理装置の存在する地域で文字入力がなされることにより、文字列が地域別の予測変換辞書に登録される。即ち、当該地域で一回以上文字列の入力を行わなければ、当該文字列が地域別の予測変換辞書に登録されない。また、当該地域で入力した文字列の全てが予測変換辞書に登録されれば、地域に無関係の文字列も当該地域における予測変換候補として提示されてしまう。
一方で、情報処理装置の外部環境(情報処理装置の位置等)に応じて変換候補が予測されることが可能となれば、ユーザの希望に沿う可能性が高い変換候補が提示され、ユーザの利便性が向上する。加えてユーザによる文字列の辞書登録といった操作が不要であれば、ユーザの利便性の更なる向上が可能である。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ユーザによる予測変換候補の追加操作を要することなく、情報処理装置の位置に応じた適切な文字列を予測変換候補として提示することが可能な情報処理装置、情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、通信部と、記憶部と、制御部とを具備する。
上記通信部は、配信用文字列を配信する配信源と通信可能である。
上記記憶部は、変換候補文字列を記憶する。
上記制御部は、上記配信源から上記配信用文字列を取得するように上記通信部を制御し、上記配信用文字列と上記変換候補文字列を含む予測変換リストを生成し、上記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とする。
この構成によれば、配信源から配信された配信用文字列と、記憶部に記憶されている変換候補文字列を含む予測予測変換リストが生成される。配信用文字列は例えば、配信源において設定された、各地域においてユーザが使用する可能性が高い文字列(例えば観光スポット名等)とすることができる。変更候補文字列は例えば、記憶部に記憶された文字列データベースから抽出される文字列とすることができる。配信用文字列が変換候補となるので、ユーザは配信用文字列を容易に選択することが可能であり、利便性を向上させることが可能である。
上記情報処理装置は、上記情報処理装置の位置を検出し、その位置を表す位置情報を生成する位置検出部を具備してもよい。
上記制御部は、上記通信部を制御して、上記位置情報を上記配信源に送信させ、上記配信源から配信された上記配信用文字列を受信させてもよい。
この構成によれば、情報処理装置は、情報処理装置の位置情報に基づいて配信源から配信された配信用文字列を用いて予測変換リストを生成することが可能である。
上記制御部は、上記通信部を制御して、通信圏内にある上記配信源から配信された上記配信用文字列を受信させてもよい。
この構成によれば、情報処理装置は、情報処理装置との通信圏内にある配信源から配信された配信用文字列を用いて予測変換リストを生成することが可能である。
上記制御部は、上記配信用文字列に上記変換候補文字列より上位の順位を付して上記予測変換リストを生成してもよい。
この構成によれば、配信用文字列が、ユーザが通常使用する変換候補文字列より、上位の変換候補となるので、ユーザは配信用文字列を容易に選択することが可能となる。
上記制御部は、上記予測変換リストに含まれる文字列を、上記予測変換リストの順位にしたがって配置した画像を表示させてもよい。
この構成によれば、ユーザは、表示画像に含まれる文字列を選択することにより、当該文字列を入力することが可能となる。上記のように、配信用文字列には変換候補文字列より上位の順位が付されているため、ユーザは容易に配信用文字列を選択することが可能となる。
上述の課題を解決するため、本発明の一形態に係るサーバ装置は、通信部と、記憶部と、制御部とを具備する。
上記通信部は、情報処理装置と通信可能である。
上記記憶部は、変換候補文字列と、地域毎に関連付けられた配信用文字列を記憶する。
上記制御部は、上記情報処理装置から受信した位置情報が表す位置が含まれる地域を判別し、上記地域に関連付けられた配信用文字列と上記変換候補文字列を含む予測変換リストを生成し、上記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とする。
この構成によれば、サーバ装置は、サーバ装置と通信する情報処理装置の位置情報に基づいて、情報処理装置が位置する地域を判別し、その地域に関連付けられている配信用文字列と、記憶部に記憶されている変換候補文字列から予測変換リストを生成する。これにより、サーバ装置と通信する情報処理装置は、その位置する地域に応じた予測変換リストを受信し、当該予測変換リストを利用して予測変換を行うことが可能となる。
上述の課題を解決するため、本発明の別の形態に係るサーバ装置は、通信部と、記憶部と、制御部とを具備する。
上記通信部は、情報処理装置と通信可能である。
上記記憶部は、地域毎に関連付けられた配信用文字列を記憶する。
上記制御部は、上記情報処理装置から受信した位置情報が表す位置が含まれる地域を判別し、上記地域に関連付けられた配信用文字列を上記情報処理装置に送信するように上記通信部を制御する。
この構成によれば、サーバ装置は、サーバ装置と通信する情報処理装置の位置情報に基づいて、情報処理装置が位置する地域を判別し、その地域に関連付けられている配信用文字列をサーバ装置と通信する情報処理装置に送信する。これにより、サーバ装置と通信する情報処理装置は、サーバ装置から受信した配信用文字列と記憶部に記憶されている変換候補文字列から、その位置する地域に応じた予測変換リストを生成し、予測変換を行うことが可能となる。
上述の課題を解決するため、本発明の別の形態に係るサーバ装置は、通信部と、記憶部と、制御部とを具備する。
上記通信部は、第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置と通信可能である。
上記記憶部は、上記第2の情報処理装置から受信した配信用文字列を記憶する。
上記制御部は、上記第1の情報処理装置から受信した第1の位置情報と、上記第2の情報処理装置から受信した第2の位置情報に基づいて、上記第1の情報処理装置と上記第2の情報処理装置の距離が所定範囲内であるか否かを判別し、上記距離が所定範囲内の場合に、上記配信用文字列を上記第1の情報処理装置に送信するように上記通信部を制御する。
この構成によれば、サーバ装置は、サーバ装置と通信する第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置が近接しているか否かを判別し、近接している場合には第2の情報処理装置から受信した配信用文字列を第1の情報処理装置に送信する。これにより、第1の情報処理装置は、サーバ装置から受信した配信用文字列と記憶部に記憶されている変換候補文字列から予測変換リストを生成し、予測変換を行うことが可能となる。第2の情報処理装置において、第1の情報処理装置での入力に適した文字列を設定しておくことにより、第1の情報処理装置でその設定された文字列を利用した予測変換を行うことが可能となる。
上述の課題を解決するため、本発明の別の形態に係る情報処理システムは、サーバ装置と、情報処理装置とを備える。
上記サーバ装置は、第1の制御部と、地域毎に関連付けられた配信用文字列を記憶する第1の記憶部と、第1の通信部とを備えるサーバ装置と、
上記情報処理装置は、上記第1の通信部と通信可能な第2の通信部と、変換候補文字列を記憶する第2の記憶部と、自己の位置を検出し、その位置を表す位置情報を生成する位置検出部と、上記位置情報を上記第1の通信部に送信し、上記第1の通信部から上記配信用文字列を取得するように上記通信部を制御し、上記配信用文字列と上記変換候補文字列を含む予測変換リストを生成し、上記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とする第2の制御部とを備える。
上記第1の制御部は、上記位置情報が表す位置が含まれる地域を判別し、上記地域に関連付けられた配信用文字列を上記第2の通信部に送信するように上記第1の通信部を制御する。
この構成によれば、サーバ装置は、情報処理装置から取得した位置情報に基づいて、情報処理装置が位置する地域を判別し、その地域に関連付けられている配信用文字列を情報処理装置に送信する。情報処理装置は、サーバ装置から受信した配信用文字列と第2の記憶部に記憶されている変換候補文字列から、その位置する地域に応じた予測変換リストを生成し、予測変換を行うことが可能となる。
上述の課題を解決するため、本発明の別の形態に係る情報処理システムは、サーバ装置と、第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置とを備える。
上記サーバ装置は、第1の制御部と、配信用文字列を記憶する第1の記憶部と、第1の通信部とを備える。
上記第1の情報処理装置は、上記第1の通信部と通信可能な第2の通信部と、変換候補文字列を記憶する第2の記憶部と、自己の位置を検出し、その位置を表す第1の位置情報を生成する第1の位置検出部と、上記第1の位置情報を上記第1の通信部に送信し、上記第1の通信部から上記配信用文字列を取得するように上記通信部を制御し、上記配信用文字列と上記変換候補文字列を含む予測変換リストを生成し、上記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とする第2の制御部とを備える。
上記第2の情報処理装置は、上記第1の通信部と通信可能な第3の通信部と、設定文字列を記憶する第3の記憶部と、自己の位置を検出しその位置を表す第2の位置情報を生成する第2の位置検出部と、上記設定文字列及び上記第2の位置情報を上記第1の通信部に送信するように上記第3の通信部を制御する第3の制御部とを備える。
上記第1の制御部は、上記第1の通信部が上記設定文字列を受信すると、上記設定文字列を上記配信用文字列として上記第1の記憶部に記憶させ、上記第1の位置情報と上記第2の位置情報に基づいて、上記第1の情報処理装置と上記第2の情報処理装置の距離が所定範囲内であるか否かを判別し、上記距離が所定範囲内の場合に、上記配信用文字列を上記第2の通信部に送信するように上記第1の通信部を制御する。
この構成によれば、サーバ装置は、第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置が近接しているか否かを判別し、近接している場合には第2の情報処理装置から受信した配信用文字列を第1の情報処理装置に送信する。これにより、第1の情報処理装置は、サーバ装置から受信した配信用文字列と第2の記憶部に記憶されている変換候補文字列から予測変換リストを生成し、予測変換を行うことが可能となる。第2の情報処理装置において、第1の情報処理装置での入力に適した文字列を設定しておくことにより、第1の情報処理装置でその設定された文字列が上位となる予測変換を行うことが可能となる。
上述の課題を解決するため、本発明の別の形態に係る情報処理システムは、配信装置と、情報処理装置とを備える。
上記配信装置は、第1の制御部と、配信用文字列を記憶する第1の記憶部と、第1の通信部とを備える。
上記情報処理装置は、上記第1の通信部と通信可能な第2の通信部と、変換候補文字列を記憶する第2の記憶部と、上記第1の通信部から上記配信用文字列を取得するように上記第2の通信部を制御し、上記配信用文字列と上記変換候補文字列を含む予測変換リストを生成し、上記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とする第2の制御部とを備える。
上記第1の制御部は、上記配信用文字列を上記第2の通信部に送信するように上記第1の通信部を制御する。
この構成によれば、配信装置は、配信用文字列を情報処理装置に送信する。情報処理装置は、サーバ装置から受信した配信用文字列と第2の記憶部に記憶されている変換候補文字列から、その位置する地域に応じた予測変換リストを生成し、予測変換を行うことが可能となる。情報処理装置が配信装置の通信圏内に位置する場合にのみ配信装置から情報処理装置に配信用文字列が配信されるため、当該通信圏内においてユーザが入力する可能性が高い文字列(例えば配信装置が配置された店舗の店舗名や商品名等)を配信用文字列に設定しておくことにより、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
上述の課題を解決するため、本発明の別の形態に係る情報処理システムは、サーバ装置と、情報処理装置とを備える。
上記サーバ装置は、第1の通信部と、変換候補文字列及び地域毎に関連付けられた配信用文字列を記憶する記憶部と、第1の制御部とを備える。
上記情報処理装置は、上記第1の通信部と通信可能な第2の通信部と、自己の位置を検出し、その位置を表す位置情報を生成する位置検出部と、第2の制御部とを備える。
上記第2の制御部は、上記位置情報を上記第1の通信部に送信するように上記第2の通信部を制御する。
上記第1の制御部は、上記第1の通信部が受信した位置情報が表す位置が含まれる地域を判別し、上記地域に関連付けられた配信用文字列と上記変換候補文字列を含む予測変換リストを生成し、上記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とする。
上記第2の制御部は、上記予測変換リストに含まれる文字列を上記予測変換リストの順位で変換候補とする。
この構成によれば、サーバ装置は、情報処理装置から受信した位置情報に基づいて、情報処理装置が位置する地域を判別し、その地域に関連付けられている配信用文字列と、記憶部に記憶されている変換候補文字列から予測変換リストを生成し、情報処理装置に送信する。情報処理装置は、受信した予測変換リストを利用して予測変換を行うことが可能である。
上述の課題を解決するため、本発明の一形態に係る情報処理方法は、
配信源との通信により配信用文字列を取得すること、
記憶部に記憶されている変換候補文字列と上記配信用文字列を含む予測変換リストを生成すること、及び
上記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とすることを含む。
上述の課題を解決するため、本発明の一形態に係るプログラムは、情報処理装置に、
配信源との通信により配信用文字列を取得するステップと、
記憶部に記憶されている変換候補文字列と配信用文字列を含む予測変換リストを生成するステップと、
上記予測変換リストに含まれる文字列を上記予測変換リストの順位で変換候補とするステップと
を実行させる。
以上のように、本発明によれば、ユーザによる予測変換候補の追加操作を要することなく、情報処理装置の位置に応じた適切な文字列を予測変換候補として提示することが可能な情報処理装置、情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法及びプログラムを提供することができる。ここに記載された効果は必ずしも本発明を限定するものではなく、本発明は、本開示中に記載されたいずれかの効果が達成できればよい。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を示した図である。 上記システムにおける情報処理装置のハードウェア構成を示した図である。 上記システムを構成する情報処理装置及びサーバ装置の機能的構成を示した図である。 上記システムを構成するサーバ装置に記憶されている配信用文字列の例である。 上記システムを構成する情報処理装置及びサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 上記システムを構成する情報処理装置に表示される表示画像の例である。 上記システムを構成する情報処理装置の制御部によって順位が付された変換候補文字列の例である。 上記システムを構成する情報処理装置の制御部によって生成された予測変換リストの例である。 上記システムを構成する情報処理装置に表示される、変換候補文字列を含む表示画像の例である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理システムの構成を示した図である。 上記システムを構成する情報処理装置及びサーバ装置の機能的構成を示した図である。 上記システムを構成する情報処理装置及びサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理システムの構成を示した図である。 上記システムを構成する情報処理装置及びサーバ装置の機能的構成を示した図である。 上記システムを構成する情報処理装置及びサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理システムの構成を示した図である。 上記システムを構成する情報処理装置及びサーバ装置の機能的構成を示した図である。 上記システムを構成する情報処理装置及びサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 上記システムを構成する情報処理装置に表示される、変換候補文字列を含む表示画像の例である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について説明する
[情報処理システムの構成]
図1は、本実施形態に係る情報処理システム100の構成を示した模式図である。
同図に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置110とサーバ装置120を含む。情報処理装置110とサーバ装置120は、ネットワーク130を介して互いに接続されている。
情報処理装置110は、ネットワーク130を介してサーバ装置120と通信可能な情報処理装置であり、例えばノートブックPC、デスクトップPC、タブレットPC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話等である。
サーバ装置120は、ネットワーク130を介して情報処理装置110と通信可能なサーバ装置である。
ネットワーク130は、複数の情報処理装置で構成されるネットワークであり、例えばインターネットである。
[情報処理装置及びサーバ装置のハードウェア構成]
図2は、情報処理装置110の典型的なハードウェア構成を示した模式図である。同図に示すように、情報処理装置110は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、GPSモジュール14、ディスプレイ15、入力インターフェース16、ストレージ17、通信モジュール18及びこれらを互いに接続するバス19を備える。
CPU11は、必要に応じてRAM13等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながら情報処理装置110の各構成を統括的に制御する。
ROM12は、CPU11に実行されるプログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。
RAM13は、CPU11の作業用領域等として用いられ、OS、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
GPSモジュール14は、GPSアンテナと演算処理回路を備え、情報処理装置110の位置を検出する。
ディスプレイ15は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic ElectroLuminescence Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。
入力インターフェース16は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の入力装置である。また、入力インターフェース16はタッチパネルであり、ディスプレイ15と一体的に構成されていてもよい。
ストレージ17は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、その他の固体メモリ等の不揮発性メモリである。当該ストレージ17には、上記OSや各種アプリケーション、各種データが記憶される。
通信モジュール18は、通信アンテナと信号処理回路を備え、3G(3rd Generation)回線やLTE(Long Term Evolution)回線に接続が可能な通信モジュールであり、上記ネットワーク130に接続する。また、通信モジュール18はWi−Fi(Wireless Fidelity)等の無線LANを介してネットワーク130に接続してもよく、有線接続によってネットワーク130に接続してもよい。
図示しないが、サーバ装置120のハードウェア構成も、上記情報処理装置110のハードウェア構成と同様とすることができる。なお、サーバ装置120はGPSモジュールを備えていなくてもよい。
[情報処理装置及びサーバ装置の機能的構成]
図3は、情報処理装置110及びサーバ装置120の機能的構成を示す模式図である。同図に示すように、情報処理装置110は機能的構成として、制御部111、通信部112、位置検出部113及び記憶部114を有する。また、サーバ装置120は機構的構成として、制御部121、通信部122及び記憶部123を有する。これらの構成は、上記ハードウェアとプログラムの協働によって構成される機能的構成である。
制御部111は、例えばCPU11及び制御プログラムから構成され、通信部112、位置検出部113及び記憶部114を制御する。また、制御部111は、ディスプレイ15に表示される表示画像を生成する。
通信部112は、例えば通信部122及び制御プログラムから構成され、ネットワーク130に接続し、ネットワーク130を介してサーバ装置120の通信部122と通信を行う。
位置検出部113は、例えばGPSモジュール14及び制御プログラムから構成され、情報処理装置110の位置を検出し、その位置を示す位置情報を生成する。位置情報は少なくとも情報処理装置110の位置座標を含む。位置検出部113は、一定時間毎に情報処理装置110の位置を検出し、位置情報を生成するものとすることができる。
記憶部114は、例えばストレージ17及び制御プログラムから構成され、複数の変換候補文字列を記憶する。変換候補文字列は、文字列の読みや使用頻度、品詞の種別といった情報を含む文字列データベースとして構成されているものとすることができる。
文字列データベースは、予め記憶部114に記憶されているものであってもよく、制御部111によって生成されたものであってもよい。制御部111は、例えばユーザによって入力された文字列を新たに変換候補文字列として文字列データベースに追加するものとすることができる。また、制御部111は、ネットワーク130から取得した文字列を変換候補文字列として文字列データベースに追加してもよい。
制御部121は、例えばCPU及び制御プログラムから構成され、通信部122及び記憶部123を制御する。
通信部122は、例えば通信モジュール及び制御プログラムから構成され、ネットワーク130に接続し、ネットワーク130を 介して情報処理装置110の通信部112と通信を行う。
記憶部123は、例えばストレージ及び制御プログラムから構成され、特定の地域に関連付けられている配信用文字列を記憶する。配信用文字列は、特定の地域毎に文字列の読みや使用頻度、品詞の種別といった情報を含む文字列データベースとして構成されているものとすることができる。
図4は記憶部123に記憶されている配信用文字列の例である。図4(a)は入力言語が日本語の場合の例であり、図4(b)は入力言語が英語の場合の例である。これらの図に示すように、配信用文字列は、特定の地域毎に設定された文字列である。各地域に関連付けられている文字列は一つでもよく複数でもよい。
例えば、入力言語が日本語の場合において、地域Aの配信用文字列は文字列「渡良瀬川」を含む。ここで、地域Aは例えば渡良瀬川の近隣を含む地域である。また、入力言語が英語の場合において、地域Aの配信用文字列は文字列「Mississippi River」を含む。ここで、地域Aは例えばミシシッピ川の近隣を含む地域である。各地域の大きさは特に限定されず、都道府県単位や市町村単位、あるいは数百m四方等であってもよい。各地域は他の地域に含まれていてもよく、含まれていなくてもよい。例えば地域Bは地域Aの一部であってもよく、地域Aとは離間した地域であってもよい。
各地域に関連付けられた配信用文字列は、その地域で利用される可能性が高い文字列とすることができる。その種類は特に限定されず、例えば川や山等の地形の名称や市町村の名称、施設の名称、観光スポットの名称等が挙げられる。各地域に関連付けられた配信用文字列は、例えばサーバ装置120のユーザが設定してもよく、制御部121が文字列の内容に応じて自動的に設定してもよい。
[情報処理装置及びサーバ装置の動作]
情報処理装置110及びサーバ装置120の動作について説明する。図5は情報処理装置110及びサーバ装置120の動作を示すフローチャートである。
制御部111は、位置検出部113から情報処理装置110の位置を表す位置情報を取得する(St101)。この位置情報の取得は例えば一定時間毎に実行されるものとすることができる。
続いて、制御部111は、通信部112を制御して、位置情報を通信部122に送信させる(St102)。通信部112は、ネットワーク130を介して通信部122に位置情報を送信する。
制御部121は、通信部122が情報処理装置110の位置情報を受信する(St103)と、その位置情報が表す位置が、配信用文字列が関連付けられている地域のうち、いずれに含まれているかを特定する(St104)。制御部121は、位置情報に含まれる位置座標と各地域に該当する座標範囲を比較し、位置情報がいずれの地域に含まれるかを特定することができる。制御部121は、位置情報に含まれる位置座標が、複数の地域の座標範囲に含まれる場合、複数の地域を特定してもよい。制御部121によって特定された地域を特定地域とする。以下では、特定地域が地域Aであるものとして説明する。
制御部121は、通信部122を制御し、特定地域に関連付けられている配信用文字列を通信部122に送信させる(St105)。ここでは、特定地域が地域Aであるので、制御部121は特定地域Aに関連付けられている配信用文字列を通信部122に送信させる。制御部121は特定地域が複数存在する場合、各特定地域に関連する配信用文字列を通信部122に送信させることができる。
制御部111は、通信部112が配信用文字列を受信する(St106)と、受信した配信用文字列を記憶部114に記憶させる(St107)。
制御部111は、所定のタイミングで予測変換リストを生成する(St108)。制御部111は、文字入力がなされると、予測変換リストを生成するものとすることができる。図6は、制御部111が生成する表示画像Hの例である。表示画像Hはウェブブラウザによって生成された検索用ウェブサイトの検索ページを示すが、特に限定されず、文字入力が可能な画像であればよい。表示画像Hには、入力欄Nが含まれている。
ユーザによって入力欄Nが指定されると、制御部111は例えば文字入力領域Mを表示画像Hに表示する。入力欄Nの指定は、例えば入力欄Nをタップする、あるいは入力欄Nにカーソルを合わせてクリックする等の操作入力によって行われる。文字入力領域Mは、複数のキーの画像を含むものであるとすることができる。また、制御部111は、情報処理装置110がキーボード等の物理的な入力デバイスを有している場合には文字入力領域Mを表示する必要はない。
ユーザが文字入力を開始すると、制御部111は予測変換リストを生成するものとすることができる。具体的には、制御部111は、入力された文字の読みから記憶部114に記憶されている変換候補文字列のデータベースを検索し、該当する変換候補文字列を抽出する。ユーザによって入力された文字は、変換が未確定のものやアルファベット入力の際のアルファベットであってもよい。
制御部111は、抽出した変換候補文字列に、ユーザが使用する可能性が高い順に順位を付する。制御部111は、過去の入力履歴や文字列の品詞の種別等の予め設定されている条件にしたがって、抽出した変換候補文字列に順位を付するものとすることができる。図7は、順位が付された変換候補文字列の例である。図7(a)は入力言語が日本語の場合の例であり、ユーザによって「わた」と入力された場合の例である。図7(b)は入力言語が英語の場合の例であり、ユーザによって「mi」と入力された場合の例である。
ここで、制御部111は、記憶部114に記憶されている配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付して予測変換リストを生成する。制御部111は、入力された文字の読みから記憶部114に記憶されている配信用文字列のデータベースを検索し、該当する配信用文字列を抽出する。ユーザによって入力された文字は、変換が未確定のものやアルファベット入力の際のアルファベットであってもよい。
なお、記憶部に記憶されている配信用文字列は、上述のように地域Aに関連付けられた文字列(図4参照)である。例えば、入力言語が日本語の場合において「わた」と入力された場合、配信用文字列の文字列データベースからは「渡良瀬川」という配信用文字列が選択される。また、入力言語が英語の場合において「mi」と入力された場合、配信用文字列の文字列データベースからは「Mississippi River」という配信用文字列が選択される。制御部111は、順位が付された変換候補文字列(図7参照)に選択した配信用文字列を追加し、予測変換リストを生成する。ここで制御部111は、配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付して、予測変換リストを生成する。
図8は、制御部111が生成する予測変換リストの例である。図8(a)は入力言語が日本語の場合の例であり、配信用文字列「渡良瀬川」に最上位の順位が付されている。図8(b)は入力言語が英語の場合の例であり、配信用文字列「Mississippi River」に最上位の順位がふされている。
制御部111は、生成した予測変換リストを利用して変換候補文字列を表示画像Hに表示する(St109)。図9は変換候補文字列Yが含まれる表示画像Hの例である。図9(a)は入力言語が日本語の場合の例であり、図9(b)は入力言語が英語の場合の例である。これらの図に示すように、表示画像Hに変換候補文字列Yが表示される。制御部111は、予測変換リストに含まれる文字列を、予測変換リストの順位にしたがって配置し、変換候補文字列Yとして表示するものとすることができる。
これにより、ユーザは変換候補文字列Yのいずれかを選択することができる。ユーザは例えば変換候補文字列Yのいずれかをタップし、あるいはカーソルを合わせてクリックすることにより、その文字列を選択することができる。制御部111は変換候補文字列Yのいずれかが選択されると、当該予測変換候補Yが入力されたものとして処理する。
また、制御部111は、ユーザが文字入力を継続すると、予測変換リストを再度作成する。即ち制御部111は、記憶部114に記憶されている変換候補文字列を含む文字列データベースにおいて、それまでに入力された文字の読みから変換候補文字列のデータベースを検索し、該当する変換候補文字列を抽出し、順位を付する。また、制御部111は記憶部114に記憶されている配信用文字列のデータベースにおいて、それまでに入力された文字の読みから配信用文字列のデータベースを検索し、該当する配信用文字列を抽出する。制御部111は、配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付して予測変換リストを作成する。制御部111は新たに生成した予測変換リストにしたがって、変換候補文字列を更新する。
なお、制御部111は、ユーザによって入力欄Nが指定された段階で、予測変換リストを生成してもよい。この場合、制御部111は、過去の入力履歴等を利用して、ユーザが入力する可能性が高い変換候補文字列を文字列データベースから抽出し、順位を付する。また、制御部111は、配信用文字列に変換候補文字列より高い順位を付し予測変換リストを生成する。制御部111は、生成した部予測変換リストを利用して変換候補文字列を表示画像に表示する。
以上のように、情報処理装置110は、自己の位置情報に基づいてサーバ装置120から取得した配信用文字列を利用して予測変換リストを生成し、変換候補文字列の生成に利用する。配信用文字列は地域毎に設定された、各地域において利用される可能性が高い文字列であり、ユーザは変換候補文字列において配信用文字列を選択することが可能であるため、ユーザの利便性を向上させることが可能である。また、配信用文字列の取得は、情報処理装置110の位置情報に基づいて自動的に実行されるため、ユーザは配信用文字列の取得に係わる操作を行う必要がなく、この点でもユーザの利便性を向上させることが可能である。
なお、制御部111は予測変換リストを生成する際、必ずしも配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付す必要はなく、配信用文字列と変換候補文字列を含む予測変換リストを生成するものとすることができる。また、制御部111は、表示画像を生成する際、必ずしも予測変換リストに含まれる文字列を予測変換リストの順位にしたがって配置する必要はなく、配信用文字列のみを含む表示画像を生成してもよく、配信用文字列と変換候補文字列を別々に配置した表示画像を生成してもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
[情報処理システムの構成]
図10は、本実施形態に係る情報処理システム200の構成を示した模式図である。
同図に示すように、情報処理システム200は、第1情報処理装置210、第2情報処理装置220及びサーバ装置230を含む。第1情報処理装置210、第2情報処理装置220及びサーバ装置230は、ネットワーク240を介して互いに接続されている。
第1情報処理装置210は、ネットワーク240を介してサーバ装置230と通信可能な装置であり、例えばノートブックPC、デスクトップPC、タブレットPC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話等である。
第2情報処理装置220は、ネットワーク240を介してサーバ装置230と通信可能な装置であり、例えばノートブックPC、デスクトップPC、タブレットPC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話等である。
サーバ装置230は、ネットワーク240を介して第1情報処理装置210及び第2情報処理装置220と通信可能な装置である。
ネットワーク240は、複数の情報処理装置で構成されるネットワークであり、例えばインターネットである。
第1情報処理装置210、第2情報処理装置220及びサーバ装置230のハードウェア構成は、上記情報処理装置110のハードウェア構成と同様とすることができる。なお、サーバ装置230はGPSモジュールを備えていなくてもよい。
[情報処理装置及びサーバ装置の機能的構成]
図11は、第1情報処理装置210、第2情報処理装置220及びサーバ装置230の機能的構成を示す模式図である。
第1情報処理装置210は機能的構成として、制御部211、通信部212、位置検出部213及び記憶部214を有する。
第2情報処理装置220は機能的構成として、制御部221、通信部222、位置検出部223及び記憶部224を有する。
また、サーバ装置230は機構的構成として、制御部231、通信部232及び記憶部233を有する。これらの構成は、上記ハードウェアとプログラムの協働によって構成される機能的構成である。
制御部211は、例えばCPU及び制御プログラムによって構成され、通信部212、位置検出部213及び記憶部214を制御すると共に予測変換リストを生成する。また、制御部211は、ディスプレイに表示される表示画像を生成する。
通信部212は、例えば通信モジュール及び制御プログラムによって構成され、制御部211による制御を受けてネットワーク240に接続し、ネットワーク240を介してサーバ装置230の通信部232と通信を行う。
位置検出部213は、例えばGPSモジュール及び制御プログラムによって構成され、第1情報処理装置210の位置を検出し、その位置を示す位置情報を生成する。位置情報は少なくとも情報処理装置110の位置座標を含む。位置検出部113は、一定時間毎に情報処理装置210の位置を検出し、位置情報を生成するものとすることができる。
記憶部214は、例えばストレージ及び制御プログラムによって構成され、変換候補文字列を記憶する。変換候補文字列は、文字列の読みや使用頻度、品詞の種別といった情報を含む文字列データベースとして構成されているものとすることができる。文字列データベースは、予め記憶部214に記憶されているものであってもよく、制御部211によって生成されたものであってもよい。制御部211は、例えばユーザによって入力された文字列を新たに変換候補文字列として文字列データベースに追加するものとすることができる。また、制御部211は、ネットワーク240から取得した文字列を変換候補文字列として文字列データベースに追加してもよい。
制御部221は、例えばCPU及び制御プログラムによって構成され、通信部222、位置検出部223及び記憶部224を制御する
通信部222は、例えば通信モジュール及び制御プログラムによって構成され、サーバ装置230の通信部232と通信を行う。
位置検出部223は、例えばGPSモジュール及び制御プログラムによって構成され、第2情報処理装置220の位置を検出し、その位置を示す位置情報を生成する。位置情報は少なくとも第2情報処理装置220の位置座標を含む。位置検出部223は、一定時間毎に第2情報処理装置220の位置を検出し、位置情報を生成するものとすることができる。
記憶部224は、例えばストレージ及び制御プログラムによって構成され、設定文字列を記憶する。設定文字列はユーザによって設定される文字列とすることができ、その内容は特に限定されない。設定文字列は例えば、第2情報処理装置220のユーザの氏名や電話番号、メールアドレス等であるものとすることができる。設定文字列は、文字列の読みや使用頻度、品詞の種別といった情報を含む文字列データベースとして構成されているものとすることができる。
制御部231は、例えばCPU及び制御プログラムによって構成され、例えばCPU及び制御プログラムによって構成され、通信部232及び記憶部233を制御する。
通信部232は、例えば通信モジュール及び制御プログラムによって構成され、第1情報処理装置210の通信部212及び第2情報処理装置220の通信部222と通信を行う。
記憶部233は、例えばストレージ及び制御プログラムによって構成され、配信用文字列を記憶する。配信用文字列は、上記第2情報処理装置220から取得した設定文字列であり、文字列の読みや使用頻度、品詞の種別といった情報を含む文字列データベースとして構成されているものとすることができる。
[情報処理装置及びサーバ装置の動作]
第1情報処理装置210、第2情報処理装置220及びサーバ装置230の動作について説明する。図12は第1情報処理装置210、第2情報処理装置220及びサーバ装置230の動作を示すフローチャートである。
第2情報処理装置220の制御部221は、位置検出部223から第2情報処理装置220の位置を示す位置情報を取得する(St201)。この位置情報の取得は例えば一定時間毎に実行されるものとすることができる。以下、第2情報処理装置220の位置を表す位置情報を第2位置情報とする。
続いて制御部221は、通信部222を制御して、記憶部224に記憶されている設定文字列と第2位置情報を通信部222に送信させる(St202)。通信部222は、ネットワーク240を介して通信部232に設定文字列及び位置情報を送信する。
サーバ装置230の制御部231は、通信部232が第2位置情報及び設定文字列を受信(St203)すると、第2位置情報と設定文字列を関連付けて記憶部233に記憶する。なお、ネットワーク240には、第1情報処理装置210及び第2情報処理装置220の他に複数の情報処理装置が接続されていてもよい。制御部231は、各情報処理装置から受信した位置情報と設定文字列を関連付けて記憶部233に記憶するものとすることができる。
第1情報処理装置210の制御部211は、位置検出部213から第1情報処理装置210の位置を表す位置情報を取得する(St204)。この位置情報の取得は例えば一定時間毎に実行されるものとすることができる。以下、第1情報処理装置210の位置を表す位置情報を第1位置情報とする。
続いて、制御部211は、通信部212を制御して、第1位置情報を通信部212に送信させる(St205)。通信部222は、ネットワーク240を介して通信部232に第1位置情報を送信する。
サーバ装置230の制御部231は、第1位置情報を受信(St203)すると、第1情報処理装置210と第2情報処理装置が220近接するか否かを判定する(St206)。制御部231は例えば、第1位置情報に含まれる位置座標を中心とする所定範囲に、第2位置情報に含まれる位置座標が存在すれば、第1情報処理装置210と第2情報処理装置が近接すると判定することができる。所定範囲は例えば直径10mの範囲とすることができる。
制御部231は、第1情報処理装置210と第2情報処理装置220が近接していると判定すると、通信部232を制御し、第2情報処理装置220から取得した設定文字列を配信用文字列として通信部212に送信させる(St207)。
また、制御部231は、位置情報の近接に加え、他の条件によって配信用文字列を送信するか否かを決定してもよい。例えば、第1情報処理装置210と第2情報処理装置220が近接する時間が予め設定された時間を超える場合にのみ、配信用文字列を第1情報処理装置210に送信するものとすることも可能である。
制御部211は、通信部212が配信用文字列を受信する(St208)と、受信した配信用文字列を記憶部214に記憶させる(St209)。
制御部211は、所定のタイミングで予測変換リストを生成する(St210)。制御部211は、表示画像Hに含まれる入力欄N(図7参照)がユーザによって指定され、文字入力がなされると、予測変換リストを生成するものとすることができる。なお、このときの表示画像は例えば第1情報処理装置210のアドレス帳入力用の画像とすることができる。
制御部211は、入力された文字の読みから記憶部214に記憶されている変換候補文字列のデータベースを検索し、該当する変換候補文字列を抽出する。ユーザによって入力された文字は、変換が未確定のものやアルファベット入力の際のアルファベットであってもよい。
制御部211は、抽出した変換候補文字列に、ユーザが使用する可能性が高い順に順位を付する。制御部211は、過去の入力履歴や文字列の品詞の種別等の予め設定されている条件にしたがって、抽出した変換候補文字列に順位を付するものとすることができる(図7参照)。
ここで、制御部211は、記憶部114に記憶されている配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付して予測変換リストを生成する。制御部211は、入力された文字の読みから記憶部214に記憶されている変換候補文字列のデータベースを検索し、該当する配信用文字列を抽出する。ユーザによって入力された文字は、変換が未確定のものやアルファベット入力の際のアルファベットであってもよい。
ユーザによって入力された文字を含む配信用文字列を選択する。なお、記憶部に記憶されている配信用文字列は、上述のように第2情報処理装置220においてユーザが設定した設定文字列である。制御部211は、選択した配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付し、予測変換リストを生成する(図8参照)。
制御部211は、生成した予測変換リストを利用して変換候補文字列を表示画像Hに表示する(St211)(図9参照)。制御部111は、予測変換リストに含まれる文字列を、予測変換リストの順位にしたがって配置し、変換候補文字列Yとして表示するものとすることができる。
これにより、ユーザは変換候補文字列Yのいずれかを選択することができる。ユーザは例えば変換候補文字列Yのいずれかをタップし、あるいはカーソルを合わせてクリックすることにより、その文字列を選択することができる。制御部211は変換候補文字列Yのいずれかが選択されると、当該予測変換候補Yが入力されたものとして処理する。
また、制御部211は、ユーザが文字入力を継続すると、予測変換リストを再度作成する。即ち制御部211は、記憶部214に記憶されている変換候補文字列を含む文字列データベースにおいて、それまでに入力された文字の読みから変換候補文字列のデータベースを検索し、該当する変換候補文字列を抽出し、順位を付する。また、制御部211は記憶部214に記憶されている配信用文字列のデータベースにおいて、それまでに入力された文字の読みから配信用文字列のデータベースを検索し、該当する配信用文字列を抽出する。制御部211は、配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付して予測変換リストを作成する。制御部211は新たに生成した予測変換リストにしたがって、変換候補文字列を更新する。
なお、制御部211は、ユーザによって入力欄Nが指定された段階で、予測変換リストを生成してもよい。この場合、制御部211は、過去の入力履歴等を利用して、ユーザが入力する可能性が高い変換候補文字列を文字列データベースから抽出し、順位を付する。また、制御部211は、配信用文字列に変換候補文字列より高い順位を付し予測変換リストを生成する。制御部211は、生成した部予測変換リストを利用して変換候補文字列を表示画像に表示する。
以上のように、第1情報処理装置210は、自己の位置情報及び第2情報処理装置220の位置情報に基づいてサーバ装置230から取得した配信用文字列を利用して予測変換リストを生成し、変換候補文字列の生成に利用する。配信用文字列は第2情報処理装置220のユーザが設定した文字列であり、第2情報処理装置220のユーザが第1情報処理装置210のユーザに利用して欲しい文字列とすることができる。第1情報処理装置210のユーザは変換候補文字列において配信用文字列を選択することが可能であるため、ユーザの利便性を向上させることが可能である。また、配信用文字列の取得は、第1情報処理装置210及び第2情報処理装置220の位置情報に基づいて自動的に実行されるため、ユーザは配信用文字列の取得に係わる操作を行う必要がなく、この点でもユーザの利便性を向上させることが可能である。
なお、制御部211は予測変換リストを生成する際、必ずしも配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付す必要はなく、配信用文字列と変換候補文字列を含む予測変換リストを生成するものとすることができる。また、制御部211は、表示画像を生成する際、必ずしも予測変換リストに含まれる文字列を予測変換リストの順位にしたがって配置する必要はなく、配信用文字列のみを含む表示画像を生成してもよく、配信用文字列と変換候補文字列を別々に配置した表示画像を生成してもよい。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。
[情報処理システムの構成]
図13は、本実施形態に係る情報処理システム300の構成を示した模式図である。
同図に示すように、情報処理システム300は、情報処理装置310及び配信装置320を含む。
情報処理装置310は、配信装置320と通信可能な装置であり、例えばノートブックPC、デスクトップPC、タブレットPC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話等である。
配信装置320は、情報処理装置310と通信可能な措置であり、例えばBluetooth、Wi−Fi、RFID(Radio Frequency Identifier)等の無線通信や赤外線通信等の各種通信方法によって情報処理装置310と通信を行う機器とすることができる。また配信装置320は有線によって情報処理装置310と接続され、有線接続を介して情報処理装置310と通信を行ってもよい。配信装置320は、WAN(Wide Area Network)等のネットワークに接続されていてもよく、接続されていなくてもよい。
また、配信装置320は、ノートブックPC、デスクトップPC、タブレットPC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話等の情報処理装置であってもよい。配信装置320は、店舗や公共施設、観光スポット等に配置されるものとすることができる。
情報処理装置310のハードウェア構成は、上記情報処理装置110のハードウェア構成と同様とすることができる。なお、情報処理装置310は必ずしもGPSモジュールを備えるものでなくてもよい。
配信装置320のハードウェア構成は特に限定されず、アンテナや赤外線通信モジュール等の通信手段と、それを制御するマイクロプロセッサ等から構成されるものとすることができる。また、配信装置320は例えばRFIDタグであってもよい。配信装置320が情報処理装置である場合、そのハードウェア構成は、上記情報処理装置110のハードウェア構成と同様とすることができる。
[情報処理装置及び配信装置の機能的構成]
図14は、情報処理装置310及び配信装置320の機能的構成を示す模式図である。同図に示すように、第1情報処理装置310は機能的構成として、制御部311、通信部312及び記憶部313を有する。また、配信装置320は機能的構成として、制御部321、通信部322及び記憶部323を有する。これらの構成は、上記ハードウェアとプログラムの協働によって構成される機能的構成である。
制御部311は、例えばCPU及び制御プログラムから構成され、通信部312及び記憶部313を制御すると共に予測変換リストを生成する。また、制御部311は、ディスプレイに表示される表示画像を生成する。
通信部312は、例えば通信モジュール及び制御プログラムから構成され、配信装置320の通信部322と通信を行う。通信部312と通信部322の通信方法は特に限定されず、上記無線通信や赤外線通信等の各種通信方法のいずれかであればよい。例えば、通信部312は、SSID(Service Set Identifier)から情報を取得し、即ちSSIDを通じて通信部322と通信を行ってもよい。
記憶部313は、例えばストレージ及び制御プログラムから構成され、複数の変換候補文字列を記憶する。変換候補文字列は、文字列の読みや使用頻度、品詞の種別といった情報を含む文字列データベースとして構成されているものとすることができる。文字列データベースは、予め記憶部313に記憶されているものであってもよく、制御部311によって生成されたものであってもよい。制御部311は、例えばユーザによって入力された文字列を新たに変換候補文字列として文字列データベースに追加するものとすることができる。
制御部321は、例えばCPU及び制御プログラムから構成され、通信部322及び記憶部323を制御する。
通信部322は、例えば通信モジュール及び制御プログラムから構成され、情報処理装置310の通信部312と通信を行う。
記憶部323は、例えばストレージ及び制御プログラムから構成され、配信用文字列を記憶する。配信用文字列はユーザによって設定される文字列することができ、その内容は特に限定されない。配信用文字列は例えば、配信装置320が配置された店舗の店舗名、商品名、商品価格や産地情報等であるものとすることができる。配信用文字列は、特定の地域毎に文字列の読みや使用頻度、品詞の種別といった情報を含む文字列データベースとして構成されているものとすることができる。
[情報処理装置及び配信装置の動作]
情報処理装置310及び配信装置320の動作について説明する。図15は情報処理装置310及び配信装置320の動作を示すフローチャートである。
情報処理装置310の制御部311は、通信部312を制御して配信装置320の通信部322と通信させ、通信部312と通信部322が通信圏内にあるか否かを確認する。制御部311は、通信部312と通信部322の通信の強度(例えば無線信号の強弱)から両者が通信圏内にあるか否かを確認することができる。また、この確認は、配信装置320の制御部321が実行してもよい。
通信部312と通信部322の通信が確立すると、制御部321は、通信部322を制御して、記憶部323から読み出した配信用文字列を通信部312に送信させる(St301)。また、制御部311が通信部312を制御し、通信部322から配信用文字列を取得してもよい。
制御部311は、通信部312が配信用文字列を受信する(St302)と、受信した配信用文字列を記憶部313に記憶させる(St303)。
制御部311は、所定のタイミングで予測変換リストを生成する(St303)。制御部311は、表示画像Hに含まれる入力欄N(図7参照)がユーザによって指定され、文字入力がなされると、予測変換リストを生成するものとすることができる。なお、このときの表示画像は例えば検索用ウェブサイトの検索ページの画像とすることができる。
制御部311は、入力された文字の読みから記憶部314に記憶されている変換候補文字列のデータベースを検索し、該当する変換候補文字列を抽出する。ユーザによって入力された文字は、変換が未確定のものやアルファベット入力の際のアルファベットであってもよい。
制御部311は、抽出した変換候補文字列に、ユーザが使用する可能性が高い順に順位を付する。制御部311は、過去の入力履歴や文字列の品詞の種別等の予め設定されている条件にしたがって、抽出した変換候補文字列に順位を付するものとすることができる(図7参照)。
ここで、制御部311は、記憶部313に記憶されている配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付して予測変換リストを生成する。制御部311は、入力された文字の読みから記憶部314に記憶されている変換候補文字列のデータベースを検索し、該当する配信用文字列を抽出する。ユーザによって入力された文字は、変換が未確定のものやアルファベット入力の際のアルファベットであってもよい。
なお、記憶部に記憶されている配信用文字列は、上述のように配信装置320から取得した文字列である。制御部311は、選択した配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付し、予測変換リストを生成する(図8参照)。
制御部311は、生成した予測変換リストを利用して変換候補文字列を表示画像Hに表示する(St211)(図9参照)。制御部311は、予測変換リストに含まれる文字列を、予測変換リストの順位にしたがって配置し、変換候補文字列Yとして表示するものとすることができる。
これにより、ユーザは変換候補文字列Yのいずれかを選択することができる。ユーザは例えば変換候補文字列Yのいずれかをタップし、あるいはカーソルを合わせてクリックすることにより、その文字列を選択することができる。制御部311は変換候補文字列Yのいずれかが選択されると、当該予測変換候補Yが入力されたものとして処理する。
また、制御部311は、ユーザが文字入力を継続すると、予測変換リストを再度作成する。即ち制御部311は、記憶部314に記憶されている変換候補文字列を含む文字列データベースにおいて、それまでに入力された文字の読みから変換候補文字列のデータベースを検索し、該当する変換候補文字列を抽出し、順位を付する。また、制御部311は記憶部314に記憶されている配信用文字列のデータベースにおいて、それまでに入力された文字の読みから配信用文字列のデータベースを検索し、該当する配信用文字列を抽出する。制御部311は、配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付して予測変換リストを作成する。制御部311は新たに生成した予測変換リストにしたがって、変換候補文字列を更新する。
なお、制御部311は、ユーザによって入力欄Nが指定された段階で、予測変換リストを生成してもよい。この場合、制御部311は、過去の入力履歴等を利用して、ユーザが入力する可能性が高い変換候補文字列を文字列データベースから抽出し、順位を付する。また、制御部311は、配信用文字列に変換候補文字列より高い順位を付し予測変換リストを生成する。制御部111は、生成した部予測変換リストを利用して変換候補文字列を表示画像に表示する。
以上のように、情報処理装置310は、配信装置320から取得した配信用文字列を利用して予測変換リストを生成し、変換候補文字列の生成に利用する。配信装置320と情報処理装置310の通信方法によって、情報処理装置310が配信用文字列を取得できる範囲が規定される。例えば、通信方法をWi−Fi等の近距離無線通信とすることにより、情報処理装置310が配信用文字列を取得できる範囲を特定の店舗の店内等に限定することが可能である。配信用文字列は配信装置320のユーザが設定することができ、情報処理装置310のユーザへの情報提供や商品宣伝に利用することができる。また、配信用文字列の取得は、情報処理装置310と配信装置320が通信圏内にあれば自動的に実行されるため、ユーザは配信用文字列の取得に係わる操作を行う必要がなく、この点でもユーザの利便性を向上させることが可能である。
なお、制御部311は予測変換リストを生成する際、必ずしも配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付す必要はなく、配信用文字列と変換候補文字列を含む予測変換リストを生成するものとすることができる。また、制御部311は、表示画像を生成する際、必ずしも予測変換リストに含まれる文字列を予測変換リストの順位にしたがって配置する必要はなく、配信用文字列のみを含む表示画像を生成してもよく、配信用文字列と変換候補文字列を別々に配置した表示画像を生成してもよい。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について説明する。
[情報処理システムの構成]
図16は、本実施形態に係る情報処理システム400の構成を示した模式図である。
同図に示すように、情報処理システム400は、情報処理装置410及びサーバ装置420を含む。情報処理装置410とサーバ装置420はネットワーク430を介して互いに接続されている。
情報処理装置410は、サーバ装置420と通信可能な装置であり、例えばノートブックPC、デスクトップPC、タブレットPC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話等である。
サーバ装置420は、ネットワーク430を介して情報処理装置410と通信可能な装置である。
情報処理装置410及びサーバ装置420のハードウェア構成は、上記情報処理装置110のハードウェア構成と同様とすることができる。なお、サーバ装置420はGPSモジュールを備えていなくてもよい。
[情報処理装置及び配信装置の機能的構成]
図17は、情報処理装置410及びサーバ装置420の機能的構成を示す模式図である。同図に示すように、情報処理装置410は機能的構成として、制御部411、通信部412及び位置検出部413を有する。また、サーバ装置420は機能的構成として、制御部421、通信部422及び記憶部423を有する。これらの構成は、上記ハードウェアとプログラムの協働によって構成される機能的構成である。
制御部411は、例えばCPU及び制御プログラムから構成され、通信部412及び位置検出部413を制御する。制御の具体的な内容については後述する。
通信部412は、例えば通信モジュール及び制御プログラムから構成され、制御部411による制御を受けてサーバ装置420の通信部422と通信を行う。
位置検出部413は、例えばGPSモジュール及び制御プログラムから構成され、情報処理装置410の位置を検出し、その位置示す位置情報を生成する。位置検出部413は、一定時間毎に情報処理装置410の位置を特定し、位置情報を生成するものとすることができる。
制御部421は、例えばCPU及び制御プログラムから構成され、通信部422及び記憶部423を制御する。制御部421は検索用ウェブサイトを生成するものとすることができる。また、制御部421は、変換候補文字列を生成する。制御部421は、複数のウェブページを巡回して文字列を収集し、あるいは検索用ウェブサイトに入力された文字列から、変換候補文字列を生成するものとすることができる。制御部421は生成した検索候補文字列を記憶部423に記憶させる。
通信部422は、例えば通信モジュール及び制御プログラムから構成され、制御部421による制御を受けて情報処理装置410の通信部412と通信を行う。
記憶部423は、例えばストレージ及び制御プログラムから構成され、特定の地域に関連付けられている配信用文字列を記憶する。配信用文字列は、特定の地域毎に文字列の読みや使用頻度、品詞の種別といった情報を含む文字列データベースとして構成されているものとすることができる。また、記憶部423は、制御部421によって生成された変換候補文字列を記憶する。変換候補文字列は、特定の地域毎に文字列の読みや使用頻度、品詞の種別といった情報を含む文字列データベースとして構成されているものとすることができる。
記憶部423は、例えばストレージ及び制御プログラムから構成され、上記制御部421によって生成された検索候補文字列及び配信用文字列を記憶する。制御部421は、一定時間毎に検索候補文字列及び配信用文字列の一方又は両方を更新し、記憶部423に記憶させるものとすることができる。
[情報処理システムの動作]
情報処理装置410及びサーバ装置420の動作について説明する。図18は情報処理装置410及びサーバ装置420の動作を示すフローチャートである。
制御部411は、位置検出部413から情報処理装置410の位置を表す位置情報を取得する(St401)。この位置情報の取得は例えば一定時間毎に実行されるものとすることができる。
また、制御部411は、ユーザによる操作入力を受けて通信部412を制御し、サーバ装置420の通信部422にウェブサイトへのアクセス要求を通信させる(St402)。制御部411はユーザによるURL(Uniform Resource Locator)の入力を受けて、通信部422に通信するように通信部412を制御するものとすることができる。また、制御部411はアクセス要求と共に位置情報を制御部421に送信するように通信部412を制御する。
制御部421は、情報処理装置410の位置情報及びアクセス要求を受信(St403)すると、その位置情報に基づいて情報処理装置410が位置する地域を特定する。制御部421は、位置情報に含まれる位置座標と各地域に該当する座標範囲を比較し、位置情報がいずれの地域に含まれるかを特定することができる。制御部421は、位置情報に含まれる位置座標が、複数の地域の座標範囲に含まれる場合、複数の地域を特定してもよい。制御部421によって特定された地域を特定地域とする。以下では、特定地域が地域Aであるものとして説明する。
また、制御部421は、制御部411からのアクセス要求を受けて、ウェブサイトを構成する情報を記憶部423から読み出す。制御部421は通信部422を制御し、ウェブサイトを構成する情報(XML(Extensible Markup Language)等の文書や画像データ)を通信部412に送信させる(St404)。以下、ウェブサイトを構成する情報をウェブサイト構成情報とする。
制御部411は、通信部412がウェブサイト構成情報を受信(St405)すると、ウェブサイト構成情報を利用してウェブサイトの画像(図6参照)を生成する(St406)。同図に示すように表示画像Hは文字列の入力欄Nを含む。
制御部411は、ユーザによって入力欄Nが指定されると、通信部412を制御して文字列取得要求を通信部422に送信させる(St407)。この際、制御部411は、ウェブブラウザに実装されているAjax等のウェブアプリケーションを利用してもよい。Ajaxは指定されたURLからXMLドキュメントを読み込むものであり、ウェブページの再読込を伴なわずにサーバ装置420から情報を取得することができる。
制御部421は、通信部422が文字列取得要求を受信すると、予測変換リストを生成する(St409)。制御部421は、変換候補文字列の文字列データベースからユーザが使用する可能性が高い変換候補文字列を抽出し、ユーザが使用する可能性が高い順に順位を付する。制御部421は、過去の入力履歴等の予め設定されている条件にしたがって、変換候補文字列を抽出し、順位を付するものとすることができる。
また、制御部421は、上記特定地域に関連付けられた配信用文字列を記憶部423から読み出し、文字列データベースからユーザが使用する可能性が高い変換候補文字列を抽出し、ユーザが使用する可能性が高い順に順位を付する。制御部421は、過去の入力履歴等の予め設定されている条件にしたがって、変換候補文字列を抽出し、順位を付するものとすることができる。
制御部421は、配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付して、予測変換リストを生成する。制御部421は、通信部422を制御し、予測変換リストを通信部412に送信させる(St410)。
制御部421は、通信部412が予測変換リストを受信する(St411)と、測変換リストを利用して変換候補文字列を表示画像Hに表示する(St412)。制御部411は、予測変換リストに含まれる文字列を、予測変換リストの順位にしたがって配置し、変換候補文字列として表示するものとすることができる。図19は変換候補文字列Yを表示する表示画像Hの例である。図19(a)は入力言語が日本語の場合の例であり、図19(b)は入力言語が英語の場合の例である。
制御部411は、ユーザによって入力欄Nに文字入力がなされると、入力された文字の情報を含む文字列取得要求を生成し、通信部412を制御し、通信部422に送信させる。この文字列取得要求は、Ajaxを利用して実行することができる。
制御部421は、通信部422が新たな文字列取得要求を受信すると、再び予測変換リストを生成する。制御部421は、変換候補文字列の文字列データベースから入力された文字を含む変換候補文字列を抽出し、ユーザが使用する可能性が高い順に順位を付する。また、制御部421は、特定地域に関連付けられている配信用文字列の文字列データベースから入力された文字を含む配信用文字列を抽出する。制御部421は、配信用文字列に検索候補文字列より上位の順位を付し、予測変換リストを生成するものとすることができる。制御部421は予測変換リストを通信部412に送信するように通信部422を制御する。
制御部411は、通信部412が予測変換リストを取得すると、変換候補文字列を表示画像Hに表示する。
以上のように、サーバ装置420は、情報処理装置410の位置情報に基づいて選択された配信用文字列を利用して予測変換リストを生成し、予測変換リストの生成に利用する。情報処理装置410は、受信した予測変換リストを利用して変換候補文字列を生成する。
配信用文字列は地域毎に設定された、各地域において利用される可能性が高い文字列であり、ユーザは変換候補文字列において配信用文字列を選択することが可能となるため、ユーザの利便性を向上させることが可能である。また、配信用文字列の取得は、情報処理装置410の位置情報に基づいて自動的に実行されるため、ユーザは配信用文字列の取得に係わる操作を行う必要がなく、この点でもユーザの利便性を向上させることが可能である。
なお、制御部421は予測変換リストを生成する際、必ずしも配信用文字列に変換候補文字列より上位の順位を付す必要はなく、配信用文字列と変換候補文字列を含む予測変換リストを生成するものとすることができる。また、制御部411は、表示画像を生成する際、必ずしも予測変換リストに含まれる文字列を予測変換リストの順位にしたがって配置する必要はなく、配信用文字列のみを含む表示画像を生成してもよく、配信用文字列と変換候補文字列を別々に配置した表示画像を生成してもよい。
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。また、上述の第1〜第4の各実施形態は、矛盾が生じない限り如何様にも組み合わされて実行され得る。
100、200、300、400…情報処理システム
110、210、220、310、410…情報処理装置
130、240、430…ネットワーク
120、230、420…サーバ装置
111、121、211、221、231、311、321、411、421…制御部
112、122、212、222、232、312、322,412、422…通信部
113、213、223、413…位置検出部
114、123、214、233、224、423…記憶部

Claims (2)

  1. 第1の制御部と、配信用文字列を記憶する第1の記憶部と、第1の通信部とを備えるサーバ装置と、
    前記第1の通信部と通信可能な第2の通信部と、変換候補文字列を記憶する第2の記憶部と、自己の位置を検出し、その位置を表す第1の位置情報を生成する第1の位置検出部と、前記第1の位置情報を前記第1の通信部に送信し、前記第1の通信部から前記配信用文字列を取得するように前記第2の通信部を制御し、前記配信用文字列と前記変換候補文字列を含む予測変換リストを生成し、前記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とする第2の制御部とを備える第1の情報処理装置と
    前記第1の通信部と通信可能な第3の通信部と、設定文字列を記憶する第3の記憶部と、自己の位置を検出しその位置を表す第2の位置情報を生成する第2の位置検出部と、前記設定文字列及び前記第2の位置情報を前記第1の通信部に送信するように前記第3の通信部を制御する第3の制御部とを備える第2の情報処理装置と
    を備え、
    前記第1の制御部は、前記第1の通信部が前記設定文字列を受信すると、前記設定文字列を前記配信用文字列として前記第1の記憶部に記憶させ、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報に基づいて、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の距離が所定範囲内であるか否かを判別し、前記距離が所定範囲内の場合に、前記配信用文字列を前記第2の通信部に送信する
    情報処理システム。
  2. 第1の情報処理装置が、自己の位置を検出し、その位置を表す第1の位置情報を生成し、前記第1の位置情報をサーバ装置に送信し、前記サーバ装置から、前記サーバ装置に記憶された配信用文字列を取得し、前記配信用文字列と自己が記憶する変換候補文字列を含む予測変換リストを生成し、前記予測変換リストに含まれる文字列を変換候補とし、
    第2の情報処理装置が、自己の位置を検出し、その位置を表す第2の位置情報を生成し、自己が記憶する設定文字列及び前記第2の位置情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置が、前記設定文字列を受信すると、前記設定文字列を前記配信用文字列として記憶し、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報に基づいて、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の距離が所定範囲内であるか否かを判別し、前記距離が所定範囲内の場合に、前記配信用文字列を前記第1の情報処理装置に送信する
    情報処理方法。
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