JP5839476B2 - 計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体(洗剤、肥料等)あるいは粒体(樹脂ペレット、穀物、飼料等)等の被計量物を計量し、袋等へ供給する計量装置に関する。
従来、粉体あるいは粒体からなる被計量物を袋等の容器に充填する装置として、パッカースケールと呼ばれる計量装置がある。
このような計量装置では、例えば、カットゲートを有する供給装置と、例えばロードセルによって支持され、供給装置から被計量物が供給される計量ホッパとを備えた構成のものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。この計量装置では、被計量物が充填される筒体の下端の開口部を開閉するカットゲートを有し、カットゲートを開くことによって、筒体内の被計量物が落下して計量ホッパへ供給される。ここで、予め設定された目標重量値の被計量物が計量ホッパへ供給されるようにカットゲートの開閉動作が制御される。そして、計量ホッパでは、供給された被計量物の最終的な重量が計量された後、袋等の容器へ被計量物を排出するよう構成されている。
特開昭55−113914号公報 特開2004−85282号公報 特開2011−112412号公報
上記のような計量装置において、従来、被計量物の品種を選択することによって、品種に応じた動作が行われるように構成されたものはある。しかしながら、目標重量値が同じで同一品種の被計量物に対しては、異なる動作が行われるようには構成されていなかった。
一方、計量装置を使用するユーザにとっては、同一品種の被計量物に対して目標重量値が同じであっても、高速動作を行わせたい場合や、計量精度の高い動作を行わせたい場合等、様々な場合がある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、同一品種の被計量物に対して、目標重量値が同じであっても能力が異なる動作を容易に行うことができる計量装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態(aspect)に係る計量装置は、上下方向に立設され、内部に粉粒体からなる被計量物が充填される筒体と、前記筒体の下端の開口部の開閉に用いられ、開閉する際に互いに逆方向に回動する一対のカットゲートとを有し、前記一対のカットゲートを開いたときに前記筒体内に充填されている被計量物を、前記一対のカットゲートと前記開口部とによって画定される供給口から自重によって落下させるよう構成された供給手段と、前記供給手段から落下する被計量物が供給され、供給される被計量物の重量を計量する計量手段と、前記計量手段で計量される被計量物の重量に基づいて、予め設定された目標重量値分の被計量物が前記供給手段から前記計量手段へ供給されるように、前記一対のカットゲートの開閉動作を制御する制御器とを備え、前記制御器は、同一品種の被計量物に対して、前記供給手段から前記目標重量値分の被計量物を前記計量手段へ供給するための前記一対のカットゲートの開閉動作が異なる、第1モード及び第2モードを含む複数の動作モードを有し、その中から選択された動作モードに基づいて前記一対のカットゲートの開閉動作を制御し、前記第2モードが選択された場合には、前記第1モードが選択された場合に比べて、前記供給手段から前記目標重量値分の被計量物を前記計量手段へ供給するために、前記一対のカットゲートを開き始めてから閉じ終わるまでの時間である供給動作時間が短くなるように、前記一対のカットゲートの開閉動作を制御するように構成されている。
この構成によれば、同一品種の被計量物に対して複数の動作モードを有し、その中に、第1モード(例えば標準モード)と、第1モードより供給動作時間が短い第2モード(例えば高速モード)とが含まれているので、同一品種の被計量物に対して、目標重量値が同じであっても能力が異なる動作を容易に行うことができる。例えば、通常、第1モードで動作させている場合に、処理速度を上げる必要が生じた場合には、第2モードで動作させることができる。
また、前記制御器は、各々の前記動作モードが、前記供給手段から前記計量手段への被計量物の供給開始時において、前記供給手段の前記供給口の大きさが所定の第1の大きさとなるように前記一対のカットゲートを大きく開き、その状態を一時保持する大供給期間と、前記大供給期間に続いて、前記供給手段の前記供給口の大きさが前記第1の大きさからそれより小さい所定の第2の大きさとなるまで、前記計量手段で計量される被計量物の重量の増加に伴って前記一対のカットゲートを徐々に閉じる方向に動作させる供給漸減期間と、前記供給漸減期間に続いて、前記供給手段の前記供給口の大きさが前記第2の大きさとなる前記一対のカットゲートを小さく開いた状態を一時保持し、前記計量手段で計量される被計量物の重量が前記目標重量値よりも小さい所定の供給停止重量値と一致したときに前記一対のカットゲートを閉じる小供給期間とを有するように前記一対のカットゲートの開閉動作を制御し、前記第2モードが選択された場合には、前記第1モードが選択された場合に比べて、前記大供給期間のときの前記供給口の大きさが大きくなるように、前記一対のカットゲートの開閉動作を制御するように構成されていてもよい。
この構成によれば、第2モードの場合に、第1モードの場合に比べて、大供給期間のときの供給口の大きさが大きくなるように、一対のカットゲートの開閉動作を制御することにより、第1モードの場合に比べて、供給動作時間を容易に短くすることができる。
また、前記制御器は、前記複数の動作モードに第3モードを含み、前記第3モードが選択された場合には、前記第1モードが選択された場合に比べて、前記小供給期間のときの前記供給口の大きさを小さくし、かつ、前記小供給期間に費やす時間が長くなるように、前記一対のカットゲートの開閉動作を制御するように構成されていてもよい。
この構成によれば、第3モード(例えば高精度モード)の場合に、第1モード(例えば標準モード)の場合に比べて、小供給期間のときの供給口の大きさを小さくし、かつ、小供給期間に費やす時間を長くすることにより、第1モードの場合に比べて、供給の最終段階における供給流量を小さくし、計量精度を向上させることが可能になる。
また、前記一対のうちの少なくとも一方のカットゲートの閉方向の前端縁に、前記前端縁から前記閉方向とは逆方向に向かうにつれて幅が狭くなるように形成された切欠き部が設けられていてもよい。
このような切欠き部をカットゲートに設けることにより、供給手段から計量手段への被計量物の供給の最終段階(例えば、小供給期間)における被計量物の供給流量を所望流量にすることが容易になる。
また、前記切欠き部は、前記筒体の下端の開口部の前記閉方向と直交する方向の幅と略同じ幅から前記閉方向とは逆方向に向かうにつれて幅が狭くなるように形成されていてもよい。
この構成によれば、切欠き部を、筒体の下端の開口部の閉方向と直交する方向の幅と略同じ幅から閉方向とは逆方向に向かうにつれて幅が狭くなるように形成することにより、一対のカットゲートを大きく開いた状態から小さく開いた状態とする動作(例えば、供給漸減期間における動作)をスムーズに行うことができる。
また、前記複数の動作モードを択一的に選択する操作を行うためのモード選択操作手段をさらに備え、前記制御器は、前記モード選択操作手段で選択された動作モードに基づいて、前記カットゲートの開閉動作を制御するように構成されていてもよい。
この構成によれば、計量装置の使用者は、モード選択操作手段を操作して複数の動作モードの中から所望する動作モードを択一的に選択できるので、所望する動作モードの選択が容易になる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、同一品種の被計量物に対して、目標重量値が同じであっても能力が異なる動作を容易に行うことができる計量装置を提供することができるという効果を奏する。
また、従来、パッカースケールと呼ばれる計量装置では、1枚のカットゲートを用いたものが主流となっているが、このような1枚のカットゲートの場合には、開動作時等の開閉動作時間を短くすることができず、処理能力(処理速度)の向上を図る上で限界が生じていた。これに対し、本発明のように、互いに逆方向に回動する一対(2枚)のカットゲートを用いることにより、1枚のカットゲートの場合に比べ、各カットゲートの開閉動作距離が約1/2となり、開閉動作時間を短縮するとともに1回の供給動作時間を短縮することができ、処理能力を約2倍あるいはそれ以上に向上させることが可能になる。
また、従来、1枚のカットゲートの開度の調整のみによって供給手段から計量手段への被計量物の供給量が目標重量値となるように制御する場合には、計量精度の向上を図る上で限界が生じていた。これに対し、本発明のように、一対のカットゲートの少なくとも一方に二次曲線状に流量を減少させるための切欠き部を設けることにより、カットゲートを開状態から短時間で閉状態に移行しても供給漸減効果が得られて高い計量精度を確保することができる。
以上のように、互いに逆方向に回動する一対のカットゲートを用い、かつ、それらの少なくとも一方に二次曲線状に流量を減少させるための切欠き部を設けることにより、処理能力及び計量精度の向上を図り、高能力化及び高精度化を実現することができる。
(a)は、本発明の実施形態の一構成例の計量装置を正面から見た概略模式図であり、(b)は、同計量装置を側方から見た概略模式図であり、(c)は、同計量装置の供給装置の主要部を上方から見た概略平面図である。 (a)〜(d)は、それぞれカットゲートの異なる開閉状態を上から見た図である。 (a)、(b)、(c)は、それぞれ計量装置の標準モード、高精度モード、高速モードにおける計量ホッパへの被計量物の充填量の推移の一例の概略を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。また、以下で例示する数値(例えば、開度θ、第1,第2所定重量値W1,W2、供給停止重量値W3等の値)は一例であり、その数値に限定されるものではない。
(実施形態)
図1(a)は、本発明の実施形態の一構成例の計量装置を正面から見た概略模式図であり、図1(b)は、同計量装置を側方から見た概略模式図である。また、図1(c)は、同計量装置の供給装置(Ms)の主要部を上方から見た概略平面図である。なお、以下では、説明の便宜上、例えば図1(a)、(b)に示すように、「左」「右」及び「前」「後」を決めている。
この計量装置は、被計量物を計量ホッパMwへ供給する供給装置Msと、供給される被計量物を一時保持した後、下方へ排出する計量ホッパMwと、計量ホッパMwを支持するロードセル13と、制御器51と、操作器52とを有している。供給装置Msの下方に、供給装置Msから供給される被計量物の重量を計量し、排出するための計量ホッパMwが配設され、計量ホッパMw内の被計量物の重量はロードセル13によって計量される。被計量物は、粉体(洗剤、肥料等)あるいは粒体(樹脂ペレット、穀物、飼料等)等である。また、本例では、防塵用の隔壁41〜44が適宜、配設されている。
供給装置Msは、鉛直方向(上下方向)に立設する円筒状の筒体1と、この筒体1の下端の開口部1aを開閉するための一対のカットゲート2,3と、一対のカットゲート2,3をギヤボックス9等を介して開閉駆動するためのサーボモータ(例えばACサーボモータ)10等を備えている。
ここでは、筒体1は、その上端部が水平板30に固定されており、水平板30には筒体1の上端の開口部に合わせて円形の開口部30aが設けられている。この水平板30の開口部30aを介して供給される被計量物が筒体1内に充填される。
一対のカットゲート2,3は、筒体1の下端の開口部1aを開閉可能なように配設されている。筒体1の下端の開口部1aは、閉じた状態のときのカットゲート2,3の形状に合わせて、被計量物がこぼれないように形成されている。このカットゲート2,3は、開いたときに筒体1内に充填されている被計量物を下端開口部1aから連続して落下させ、閉じるときに連続して落下している被計量物の流れを両側から横断するようにして断ち切って下端開口部1aを閉じるための部材である。
一方のカットゲート2は、前後方向の断面が円弧状の底部2Bと、底部2Bの右端縁部から上方へ延びて軸2a(以下、「右軸2a」とも言う)の一端に接続される側板部2Saと、底部2Bの左端縁部から上方へ延びて軸2b(以下、「左軸2b」とも言う)の一端に接続される側板部2Sbとを有している。両軸2a、2bは同一の第1の水平軸上に配置され、両軸2a、2bのそれぞれは、ベアリングからなる軸受部5a、5bによって回動自在に支持されている。
同様に、他方のカットゲート3も、前後方向の断面が円弧状の底部3Bと、底部3Bの右端縁部に接続されるとともに上方へ延びて軸3a(以下、「右軸3a」とも言う)の一端に接続される側板部3Saと、底部3Bの左端縁部に接続されるとともに上方へ延びて軸3b(以下、「左軸3b」とも言う)の一端に接続される側板部3Sbとを有している。両軸3a、3bは、前述の第1の水平軸と平行な第2の水平軸上に配置され、両軸3a、3bのそれぞれは、ベアリングからなる軸受部6a、6bによって回動自在に支持されている。
一方のカットゲート2の右軸2aと、他方のカットゲート3の右軸3aとは、互いにかみ合うように歯車4,4が取り付けられ、この歯車4,4によって互いに逆方向に回動するように構成されている。同様に、一方のカットゲート2の左軸2bと、他方のカットゲート3の左軸3bとは、互いにかみ合うように歯車4,4が取り付けられ、この歯車4,4によって互いに逆方向に回動するように構成されている。
また、一方のカットゲート2の左軸2bは、歯車4からさらに左側に延伸されて、カップリング7を介して駆動軸8に接続されている。なお、本例では、軸2bを駆動軸8に接続するようにしているが、4つの軸2a、2b、3a、3bのうちのいずれか1つの軸を駆動軸8に接続するように構成されていればよい。また、駆動軸8は、本例では、ギヤボックス9を介してサーボモータ10に接続されているが、サーボモータ10のモータ軸に直結されるように構成されていてもよい。
また、右側の2つの軸受部5a、6aは、水平板30の下面に固定された一方のブラケット31aに装着されており、左側の2つの軸受部5b、6bは、水平板30の下面に固定された他方のブラケット31bに装着されている。ギヤボックス9及びサーボモータ10は、水平板30の下面に取付け部材32を介して固定されている。
以上の構成により、例えば、カットゲート2,3が閉じられた状態から、駆動軸8が所定方向に回動することによって、カットゲート2の左軸2bが回動されて、右軸2aが図1(b)において右回りに回動することにより、カットゲート2が矢印aの方向へ回動してカットゲート2が開かれる。また、このとき同時に、カットゲート3の左軸3bが回動されて、右軸3aが図1(b)において左回りに回動することにより、カットゲート3が矢印bの方向へ回動してカットゲート3が開かれる。カットゲート2,3が閉じられる場合には、駆動軸8が上記の場合とは逆方向に回動することにより、逆の動作が行われる。制御器51により、カットゲート2,3を開くあるいは閉じるようにサーボモータ10が制御されており、それに応じて駆動軸8が駆動される。
すなわち、カットゲート2,3は、それぞれの底部2B,3Bが円弧を描くように揺動し、開いた状態から閉じた状態となるときには、2つの底部2B,3Bが筒体1内から自重落下する被計量物の流れを両側から横断するようにして断ち切って、筒体1の下端開口部1aを閉じる(下端開口部1aに蓋をする)。例えば図1(b)のように、カットゲート2,3が閉じた状態(全閉状態)のときには、各々のカットゲート2,3の底部2B,3Bの閉方向(矢印a、bとは逆方向)の前端部分が重なるように構成され、筒体1の下端開口部1aが塞がれて筒体1内の被計量物は排出されない。
また、例えば図1(c)のように、一方のカットゲート2の底部2Bには、その閉方向の前端縁2Bfから閉方向とは逆方向に向かうにつれて幅が狭くなるよう切欠いた切欠き部2Cが設けられている。この切欠き部2Cは、図2(d)における破線のハッチング部分を切欠いて形成され、ここでは、筒体1の下端開口部1aの幅(筒体1の内径)と略同じ幅から、カットゲート2の閉方向とは逆方向に向かって幅が漸減するように形成されている。なお、切欠き部2C及び下端開口部1aについての幅は、それぞれカットゲート2の開閉方向と直交する方向(矢印e方向)の寸法であり、切欠き部2Cの幅は、例えば、図2(d)における破線のハッチング部分の矢印e方向の長さに相当する寸法である。
また、ここでは、他方のカットゲート3の底部3Bの前端縁3Bfは直線状であり、切欠き部は形成されていない。一対のカットゲート2,3は、これらの前端縁2Bf,3Bf及びその近傍部分が重なることにより、全閉状態となる。なお、他方のカットゲート3にも、一方のカットゲート2の切欠き部2Cと同様の切欠き部が形成されてあってもよい。
図2(a)〜図2(d)は、それぞれカットゲート2,3の異なる開閉状態を上から見た図であり、図2(a)は大供給状態の一例を示し、図2(b)は供給漸減状態の一例を示し、図2(c)は小供給状態の一例を示し、図2(d)は全閉状態(供給停止状態)を示している。
図2(a)、(b)、(c)において、実線のハッチングを入れた領域は、筒体1内の被計量物が自重によって落下排出される排出口、すなわち、カットゲート2,3と、筒体1の下端開口部1aとによって画定される供給口SOとなる。この供給装置Msの供給口SOは、カットゲート2,3が大きく開いているとき、あるいは完全に閉じていないときに、筒体1の下端の開口部1a内の領域であって、かつ、カットゲート2とカットゲート3との間に挟まれた領域からなる。図2(a)、(b)、(c)の状態のとき、筒体1内の被計量物は自重によって供給口SOから落下し、計量ホッパMwへ供給される。
一対のカットゲート2,3は、例えば、図2(d)に示す全閉状態から、被計量物を排出時には、まず、図2(a)に示すようにカットゲート2,3を大きく開いた大供給状態を維持し、その後、所定のタイミングで、カットゲート2,3を閉じる方向に徐々に動作させる供給漸減状態(例えば図2(b)の状態)を経て、図2(c)に示すようにカットゲート2,3を小さく開いた小供給状態となり、その後、所定のタイミングで、カットゲート2,3を完全に閉じて、図2(d)に示す全閉状態となる。
この供給装置Msのカットゲート2,3の下方には、供給装置Ms(筒体1)から排出される被計量物を受け取る計量ホッパMwが配設されている。計量ホッパMwは、筒体1から供給される被計量物を一時保持し、その被計量物の重量が計量された後、同被計量物を下方へ排出するように構成されている。計量ホッパMwから排出される被計量物は例えば包装機(図示せず)へ供給されて袋詰めされる。
計量ホッパMwは、平面視において方形である角筒状のホッパ本体11と、ホッパ本体11の下端の開口部を開閉する一対の排出ゲート12a,12bと、排出ゲート12a,12bに開閉動作を行わせるためのロータリアクチュエータ21等を有している。
ホッパ本体11には、その前後の側壁の外側に取付け板連結部14a、14bが適宜の固定手段により固定され、各取付け板連結部14a、14bに取付け板15a、15bが適宜の固定手段により固定されている。
一対の排出ゲート12a,12bは、それぞれ矩形の板状の部材で構成され、それぞれ第1、第2ゲート回動軸27a、27bに適宜の固定手段29により固定され、公知のトグル機構を用いたリンク部を介してロータリアクチュエータ21に連結されている。具体的には、右側の第1ゲート回動軸27aは、前後の取付け板15a、15bの所定位置に取り付けられた2つの軸受部(ベアリング)28a、28bによって両側の端部が回動自在に支持されている。同様にして、左側の第2ゲート回動軸27bも、前後の取付け板15a、15bの所定位置に取り付けられた2つの軸受部(ベアリング)によって両側の端部が回動自在に支持されている。
ロータリアクチュエータ21は前方の取付け板15aに固定されている。そして、ロータリアクチュエータ21の回転軸22にはアーム部23の中央部が固定されている。アーム部23の両側の端部には、それぞれ連結棒24の一端が回動自在に取り付けられ、連結棒24の他端には、連結部材25の上端が回動自在に取り付けられている。連結部材25の下端には、例えばボルト等(図示せず)によって第1、第2ゲート回動軸27a、27bを挟持した一対の挟持部材26が固定されている。ここでは、連結部材25は、一対の挟持部材26のうちの上側の挟持部材26と一体的に形成されている。
以上の構成により、排出ゲート12a,12bが閉じられた状態から、ロータリアクチュエータ21の回転軸22が例えば左回りに所定角度回動することにより、上記リンク部を介して各ゲート回動軸27a、27bが回動し、それにより、排出ゲート12a,12bが矢印c、dの方向へ回動して排出ゲート12a,12bが開かれる。排出ゲート12a,12bが閉じられる場合は、逆の動作が行われる。なお、ロータリアクチュエータ21は、制御器51により制御される。
また、ホッパ本体11は、その左側の側壁に2つのロードセル連結部材16が固定され、2つのロードセル連結部材16にロードセル取付け板17が適宜の固定手段により固定されている。ロードセル取付け板17の左側表面にロードセル13の一端が固定されており、ロードセル13の他端は、ロードセル取り付け台18に適宜の固定手段によって固定されている。すなわち、計量ホッパMwは、ロードセル13によって支持されている。ロードセル13の出力信号は制御器51に入力される。
制御器51は、例えばマイクロコントローラ等によって構成され、CPUと、RAM及びROM等のメモリとを有している。制御器51は、CPUがメモリに記憶されている実行プログラムを実行することにより、本計量装置全体の制御を行う。なお、制御器51は、集中制御する単独の制御装置によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されていてもよい。
制御器51には、計量ホッパMwを支持するロードセル13からの出力信号が周知の信号処理回路(アンプ、A/D変換器等;図示せず)を経て入力され、その出力信号に基づいて制御器51は計量ホッパMwに供給されている被計量物の重量を算出する。ここで、制御器51、計量ホッパMw及びロードセル13によって計量手段が構成されている。
制御器51は、駆動回路(図示せず)を介してサーボモータ10を制御することによりカットゲート2,3の開閉動作を制御する(すなわち供給装置Msを制御する)。また、駆動回路(図示せず)を介してロータリアクチュエータ21を制御することにより計量ホッパMwの排出ゲート12a,12bの開閉動作を制御する。また、操作器52から信号が入力されるとともに、操作器52へ表示するデータ等の信号を出力する。
操作器52は、例えば計量値等を表示するディスプレイ(表示装置)と、本計量装置の運転の開始及び停止等の操作、動作モードの選択等を行うための操作入力手段とを備えている。
以上のように構成される本計量装置の動作の一例について説明する。
計量装置の運転中において、制御器51は、常時、所定時間(例えば、10ms)間隔でロードセル13の出力信号を取り込み、その出力信号に基づいて計量ホッパMw内の被計量物の重量(以下、「充填量」とも言う)を算出するようにしている。
この計量装置では、その動作モードとして、標準モード、高精度モード及び高速モードの3つの動作モードを有している。例えば、操作器52には、3つの動作モードの各々に対応するモード選択ボタン(モード選択操作手段)が設けられており、使用者が、いずれかのモード選択ボタンを押すことにより所望する動作モードを設定することができる。なお、モード選択ボタンは1つでもよく、そのモード選択ボタンを押すたびに3つの動作モードが順番に切り替わって選択されるようになっていてもよい。なお、モード選択ボタンに限られず、使用者が、操作器52を操作することによって3つの動作モードのなかからいずれか1つの所望する動作モードを選択することができればよい。
図3(a)、(b)、(c)は、それぞれ本計量装置の標準モード、高精度モード、高速モードにおける、計量ホッパMwへの被計量物の充填量の推移の一例の概略を示す図であり、それぞれ横軸を時間軸とし、縦軸が充填量(重量)を示している。なお、図3(a)、(b)、(c)は、それぞれ各モードでの1回の動作サイクルにおける充填量の推移を示し、T1は、カットゲート2,3が大供給状態の期間(大供給期間)であり、T2は、カットゲート2,3が供給漸減状態の期間(供給漸減期間)であり、T3は、カットゲート2,3が小供給状態の期間(小供給期間)であり、T4は最終的な充填量を計量するための安定待ち期間(ロードセルの出力信号が安定するために要する期間)であり、T5は、計量ホッパMwの排出ゲート12a,12bを開いている期間(排出期間)である。
各モードにおいては、主に、以下で述べるカットゲート2,3の開度θ、第1,第2所定重量値W1,W2、供給停止重量値W3等に関するパラメータの値等が異なるだけなので、まず、各モードに共通な動作の大略を説明する。ここで、供給装置Msには、その筒体1の上方から被計量物が随時筒体1内に供給され、その排出量に対して十分な補充がなされるものとする。なお、カットゲート2,3の開度θとは、それぞれのカットゲート2,3に対応する仮想の軸であって、カットゲート2,3が全閉状態にあるときにともに鉛直方向に延びて平行であり、かつ、カットゲート2,3とともに回動する仮想軸A1,A2(図1(b))を考えた場合に、これらの仮想軸A1,A2がなす角度を指すものとし、全閉状態のときの開度θを0度とする。
使用者が操作器52を用いて所望する動作モードを選択(設定)し、運転開始操作を行うと、制御器51は、カットゲート2,3を即座に開いて供給装置Msから計量ホッパMwへの被計量物の供給を開始する。この供給開始から充填量が第1所定重量値W1(W1a,W1b,W1c)に達するまでを大供給期間T1とし、この大供給期間T1では、カットゲート2,3の開度θを第1所定角度θに維持する。
次に、充填量が第1所定重量値W1(W1a,W1b,W1c)に達した後、制御器51は、充填量の増加に応じてカットゲート2,3の開度θを第1所定角度θから第2所定角度θへ徐々に小さくなるように制御する。この制御は、予め定められたアルゴリズムに基づいて行われ、充填量が第2所定重量値W2(W2a,W2b,W2c)に達したときに、カットゲート2,3の開度θが第2所定角度θとなるように行われる。充填量が第1所定重量値W1(W1a,W1b,W1c)に達した後、第2所定重量値W2(W2a,W2b,W2c)に達するまでの期間が、供給漸減期間T2である。
次に、充填量が第2所定重量値W2(W2a,W2b,W2c)に達すると、カットゲート2,3の開度θを第2所定角度θで維持し、充填量が、目標重量値Wtから落差量設定値(所定値)を減算した値である供給停止重量値W3(W3a,W3b,W3c)に達すると、カットゲート2,3を完全に閉じる(全閉状態)。充填量が第2所定重量値W2(W2a,W2b,W2c)に達した後、カットゲート2,3を完全に閉じるまでの期間が、小供給期間T3である。なお、各モードにおける供給停止重量値W3a,W3b,W3cは、図示されていないが、標準モードにおける供給停止重量値W3aは、W2a<W3a<Wtを満足する値であり、高精度モードにおける供給停止重量値W3bは、W2b<W3b<Wtを満足する値であり、高速モードにおける供給停止重量値W3cは、W2c<W3c<Wtを満足する値であり、それぞれの値は、カットゲート2,3が全閉状態となったあとの最終的な充填量が目標重量値Wtとなるように、決められている。
そして、制御器51は、カットゲート2,3を完全に閉じて全閉状態としてから安定待ち期間T4(例えば所定の時間として設定される期間)を経た後、排出ゲート12a,12bを開いて計量ホッパMwから被計量物を排出させる(排出期間T5)。この排出期間T5の直後に、排出ゲート12a,12bを閉じる。そして、この排出ゲート12a,12bを閉じるのと同時に、カットゲート2,3を開いて次の大供給期間(T1)に入る。以後、同様の動作が制御器51の制御によって繰り返される。
なお、計量ホッパMwから排出された被計量物は、例えばファネル(図示せず)を介して包装機へ供給されて袋詰めされる。この場合、制御器51は、安定待ち期間T4を経た後、包装機から排出許可信号が入力されていることを確認してから、排出ゲート12a,12bを開いて計量ホッパMwから被計量物を排出させるようにしてもよい。
ここで、本計量装置(試作機)の動作テストを行った。この動作テストでは、目標重量値Wtを25000gとし、被計量物として樹脂ペレットを用いて、各モードで30回連続計量させた。この動作テストでの各モードにおけるパラメータに関する値は、以下のように設定されている。
なお、本計量装置(試作機)では、3つのいずれの動作モードにおいても、安定待ち期間T4の所要時間が0.40秒に共通に設定され、排出期間T5の所要時間が0.40秒に共通に設定されている。
ここで、標準モードが選択された場合には、例えば、大供給期間T1におけるカットゲート2,3の開度θを29.3度とし、大供給期間T1に充填される第1所定重量値W1aを9450gとし、大供給期間T1及び供給漸減期間T2に充填される第2所定重量値W2aを23750gとし、小供給期間T3におけるカットゲート2,3の開度θを10.1度とし、カットゲート2,3を全閉する起点となる供給停止重量値W3aを24900gとする。このような設定において、30回連続計量した場合、大供給期間T1の平均所要時間が0.69秒、供給漸減期間T2の平均所要時間が0.67秒、小供給期間T3の平均所要時間が0.86秒となり、供給動作時間(期間T1〜T3の平均所要時間の合計)は2.22秒であった。これに安定待ち期間T4及び排出期間T5を加算した動作サイクルTC1は3.02秒となり、計量速度はおよそ毎時1192回となった。また、このときの計量ホッパMwへの供給量のばらつき(=最大供給量−最小供給量)は、25gであった。このことから、余裕をみても±15〜20g程度の精度が可能になる。
また、高精度モードが選択された場合には、例えば、大供給期間T1におけるカットゲート2,3の開度θを28.4度とし、大供給期間T1に充填される第1所定重量値W1bを13000gとし、大供給期間T1及び供給漸減期間T2に充填される第2所定重量値W2bを21600gとし、小供給期間T3におけるカットゲート2,3の開度θを8.6度とし、カットゲート2,3を全閉する起点となる供給停止重量値W3bを24900gとする。このような設定において、30回連続計量した場合、大供給期間T1の平均所要時間が0.89秒、供給漸減期間T2の平均所要時間が0.40秒、小供給期間T3の平均所要時間が1.88秒となり、供給動作時間は3.17秒であった。これに安定待ち期間T4及び排出期間T5を加算した動作サイクルTC2は3.97秒となり、計量速度はおよそ毎時907回となった。また、このときの計量ホッパMwへの供給量のばらつき(=最大供給量−最小供給量)は、15gであった。このことから、余裕をみても±10g程度の精度が可能になる。
また、高速モードが選択された場合には、例えば、大供給期間T1におけるカットゲート2,3の開度θを32.9度とし、大供給期間T1に充填される第1所定重量値W1cを15000gとし、大供給期間T1及び供給漸減期間T2に充填される第2所定重量値W2cを23500gとし、小供給期間T3におけるカットゲート2,3の開度θを9.0度とし、カットゲート2,3を全閉する起点となる供給停止重量値W3cを24900gとする。このような設定において、30回連続計量した場合、大供給期間T1の平均所要時間が0.72秒、供給漸減期間T2の平均所要時間が0.20秒、小供給期間T3の平均所要時間が0.20秒となり、供給動作時間は1.12秒であった。これに安定待ち期間T4及び排出期間T5を加算した動作サイクルTC3は1.92秒となり、計量速度はおよそ毎時1875回となった。また、このときの計量ホッパMwへの供給量のばらつき(=最大供給量−最小供給量)は、50gであった。このことから、余裕をみても±30g程度の精度が可能になる。
なお、上記の各動作モードにおけるカットゲート2,3の開度θ,θ等の値は、一例であり、被計量物の性状等に応じて設定変更される。
以上のように、高精度モードでは、標準モードに比べて、小供給期間T3において、カットゲート2,3の開度θを小さくして供給口SOの大きさをより小さくし、かつ小供給期間T3に費やす時間を長くすることにより、供給の最終段階における供給流量を小さくし、計量精度を向上させることができる。
また、高速モードでは、標準モードに比べて、大供給期間T1において、カットゲート2,3の開度θを大きくして供給口SOの大きさをより大きくすることにより、供給動作時間(期間T1〜T3の平均所要時間の合計)を容易に短くでき、動作サイクルを短縮することができる。
すなわち、高精度モードでは、標準モードに比べて、計量精度は高いが、動作速度が遅くなり、高速モードでは、標準モードに比べて、動作速度は速いが、計量精度は劣る。
本実施形態では、同一品種の被計量物に対して3つの動作モードを有し、3つの動作モードのうちのいずれかを選択して動作させることができるので、同一品種の被計量物に対して、目標重量値が同じであっても能力が異なる動作を容易に行うことができる。例えば、通常、標準モードで動作させている場合に、処理速度を上げる必要が生じた場合には、高速モードで動作させればよい。また、計量精度を向上させたい場合には、高精度モードで動作させればよい。なお、本実施形態では、同一品種の被計量物に対して3つの動作モードを有するように構成したが、2つあるいは4つ以上の動作モードを有するように構成してもよく、複数(すなわち2つ以上)の動作モードを有するように構成すれば、使用者は、所望する動作モードを選択して動作させることが可能になる。
また、本実施形態では、操作器52を用いて、計量装置の使用者が、複数の動作モードの中から所望する動作モードを択一的に選択できるようにしているので、所望する動作モードの選択が容易になる。
また、本実施形態では、カットゲート2に切欠き部2Cを設けることにより、供給装置Msから計量ホッパMwへの被計量物の供給の最終段階(小供給期間T3)における被計量物の供給流量を所望流量にすることが容易になる。また、切欠き部2Cを、筒体1の下端開口部1aの幅(筒体1の内径)と略同じ幅から、カットゲート2の閉方向とは逆方向に向かうにつれて幅が狭くなるように形成することにより、一対のカットゲート2,3を大きく開いた状態から小さく開いた状態とする動作(例えば、供給漸減期間T2における動作)をスムーズに行うことができる。このためには、切欠き部2Cの最大幅(図2(d)の矢印e方向の最大寸法)を、筒体1の下端開口部1aの幅(筒体1の内径)と同じ幅としてもよいし、それより若干小さくしてもよいし、若干大きくしてもよい。また、切欠き部2Cは、切欠いた部分(図2(d)における破線のハッチング部分)が台形状になっているが、三角形状あるいは円弧状等になっていてもよい。
また、本実施形態では、使用者が操作器52を操作して所望の目標重量値Wtを設定することができる。そして、制御器51では、設定される目標重量値Wtと選択される動作モードとに応じて、パラメータを自己設定し、計量装置を制御するよう構成されている。すなわち、同じ動作モードが選択されたとしても、目標重量値Wtが異なれば、異なるパラメータを用いて計量装置を制御する。用いるパラメータは、予め記憶されているパラメータの中から選択するようにしてもよいし、予め決められた演算式に基づいて算出するようにしてもよい。なお、制御器51と操作器52とは、一体化された機器(操作制御器)として構成されていてもよい。
また、本実施形態では、供給装置Msの開閉機構として、互いに逆方向に回動する2枚のカットゲート2,3を用いているが、従来、パッカースケールと呼ばれる計量装置では、1枚のカットゲートを用いたものが主流となっている。このような1枚のカットゲートの場合には、開動作時等の開閉動作時間を短くすることができず、供給装置Msから計量ホッパMwへ被計量物を供給するために要する1回の供給動作時間を短縮し、処理能力(処理速度)の向上を図る上で限界が生じていた。これに対し、本実施形態のように、互いに逆方向に回動する2枚のカットゲート2,3を用いることにより、1枚のカットゲートの場合に比べ、各カットゲート2,3の開閉動作距離が約1/2となり、開閉動作時間を短縮することができ、高速モードにおいて、1回の供給動作時間を短縮し、処理能力を約2倍あるいはそれ以上に向上させることが可能になる。
また、1枚のカットゲートの開度の調整のみによって充填量が目標重量値となるように制御する場合には、計量精度の向上を図る上で限界が生じていた。これに対し、本実施形態のように、2枚のカットゲート2,3の少なくとも一方に二次曲線状に流量を減少させるための切欠き部2Cを設けることにより、カットゲート2,3を開状態から短時間で閉状態に移行しても供給漸減効果が得られて高い計量精度を確保することができる。
以上のように、本実施形態では、互いに逆方向に回動する2枚のカットゲート2,3を用い、かつ、それらの少なくとも一方に二次曲線状に流量を減少させるための切欠き部2Cを設けることにより、処理能力及び計量精度の向上を図り、高能力化及び高精度化を実現することができる。
なお、本実施形態では、1個のロードセルで計量ホッパMwの側面を片持ち支持するように構成しているが、これに限られない。例えば、複数のロードセルで計量ホッパMwを吊り下げ支持するように構成してもよい。
また、本実施形態では、供給装置Msから排出される被計量物が、計量ホッパMwへ供給されるように構成したが、これに限られない。例えば、供給装置Msから排出される被計量物が、ファネルを介して袋へ供給されるように構成され、袋を支持してその袋に供給される被計量物の重量を計量する計量手段が設けられてあってもよい。
本発明は、同一品種の被計量物に対して、目標重量値が同じであっても能力が異なる動作を容易に行うことができる計量装置等として有用である。
Ms 供給装置
Mw 計量ホッパ
SO 供給口
1 筒体
1a 筒体の下端の開口部
2,3 カットゲート
2B,3B カットゲートの底部
2Bf,3Bf カットゲートの閉方向の前端縁
2C 切欠き部
12a,12b 計量ホッパの排出ゲート
13 ロードセル
51 制御器
52 操作器
T1 大供給期間
T2 供給漸減期間
T3 小供給期間

Claims (6)

  1. 上下方向に立設され、内部に粉粒体からなる被計量物が充填される筒体と、前記筒体の下端の開口部の開閉に用いられ、開閉する際に互いに逆方向に回動する一対のカットゲートとを有し、前記一対のカットゲートを開いたときに前記筒体内に充填されている被計量物を、前記一対のカットゲートと前記開口部とによって画定される供給口から自重によって落下させるよう構成された供給手段と、
    前記供給手段から落下する被計量物が供給され、供給される被計量物の重量を計量する計量手段と、
    前記計量手段で計量される被計量物の重量に基づいて、予め設定された目標重量値分の被計量物が前記供給手段から前記計量手段へ供給されるように、前記一対のカットゲートの開閉動作を制御する制御器とを備え、
    前記制御器は、
    同一品種の被計量物に対して、前記供給手段から前記目標重量値分の被計量物を前記計量手段へ供給するための前記一対のカットゲートの開閉動作が異なる、第1モード及び第2モードを含む複数の動作モードを有し、その中から選択された動作モードに基づいて前記一対のカットゲートの開閉動作を制御し、
    前記第2モードが選択された場合には、前記第1モードが選択された場合に比べて、前記供給手段から前記目標重量値分の被計量物を前記計量手段へ供給するために、前記一対のカットゲートを開き始めてから閉じ終わるまでの時間である供給動作時間が短くなるように、前記一対のカットゲートの開閉動作を制御するように構成された、
    計量装置。
  2. 前記制御器は、
    各々の前記動作モードが、
    前記供給手段から前記計量手段への被計量物の供給開始時において、前記供給手段の前記供給口の大きさが所定の第1の大きさとなるように前記一対のカットゲートを大きく開き、その状態を一時保持する大供給期間と、
    前記大供給期間に続いて、前記供給手段の前記供給口の大きさが前記第1の大きさからそれより小さい所定の第2の大きさとなるまで、前記計量手段で計量される被計量物の重量の増加に伴って前記一対のカットゲートを徐々に閉じる方向に動作させる供給漸減期間と、
    前記供給漸減期間に続いて、前記供給手段の前記供給口の大きさが前記第2の大きさとなる前記一対のカットゲートを小さく開いた状態を一時保持し、前記計量手段で計量される被計量物の重量が前記目標重量値よりも小さい所定の供給停止重量値と一致したときに前記一対のカットゲートを閉じる小供給期間と
    を有するように前記一対のカットゲートの開閉動作を制御し、
    前記第2モードが選択された場合には、前記第1モードが選択された場合に比べて、前記大供給期間のときの前記供給口の大きさが大きくなるように、前記一対のカットゲートの開閉動作を制御するように構成された、
    請求項1に記載の計量装置。
  3. 前記制御器は、
    前記複数の動作モードに第3モードを含み、前記第3モードが選択された場合には、前記第1モードが選択された場合に比べて、前記小供給期間のときの前記供給口の大きさを小さくし、かつ、前記小供給期間に費やす時間が長くなるように、前記一対のカットゲートの開閉動作を制御するように構成された、請求項2に記載の計量装置。
  4. 前記一対のうちの少なくとも一方のカットゲートの閉方向の前端縁に、前記前端縁から前記閉方向とは逆方向に向かうにつれて幅が狭くなるように形成された切欠き部が設けられた、
    請求項1〜3のいずれかに記載の計量装置。
  5. 前記切欠き部は、前記筒体の下端の開口部の前記閉方向と直交する方向の幅と略同じ幅から前記閉方向とは逆方向に向かうにつれて幅が狭くなるように形成された、
    請求項4に記載の計量装置。
  6. 前記複数の動作モードを択一的に選択する操作を行うためのモード選択操作手段をさらに備え、
    前記制御器は、前記モード選択操作手段で選択された動作モードに基づいて、前記カットゲートの開閉動作を制御するように構成された、
    請求項1〜3のいずれかに記載の計量装置。
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