JP5839191B2 - カンフォレニック誘導体及びそれを含有する香料組成物 - Google Patents

カンフォレニック誘導体及びそれを含有する香料組成物 Download PDF

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Description

本発明は、新規なカンフォレニック誘導体に関する。より詳細には式(1)で表されるアルデヒドとその香料分野での使用に関する。
Figure 0005839191
(式中、nは1から3であり、R1及びR2は水素原子を表すか、R1とR2とでメチレン基を形成し、点線(----)は単結合又は二重結合を表すが、二重結合を表す場合nは3である(ただし、点線(----)が二重結合を表す場合、R1及びR2は存在しない)。)
香料の製造において、フローラル、ミューゲ様の香料化合物は非常に有用である。また、安価なα-ピネンから誘導されるカンフォレニックアルデヒドは、古くから香料原料として使用されている。従来技術としてその多くはサンダルウッドタイプの香気を有する香料の開発に用いられている。一方、フローラル、ミューゲ様の香気を有するカンフォレニック誘導体の例はほとんどない。フローラル、ミューゲ様の香気を有するカンフォレニック誘導体に関し、1’位に4−へキセニル基を有するカンフォレニック誘導体が知られているのみである(国際公開第2008/068310号)。国際公開第2008/068310号によれば、例えば6−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ヘキセナール、(+)−(1R)−6−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ヘキセナール、6−(2,2,3−トリメチルシクロペンタン−1−イル)−4−ヘキセナール等がミューゲ様の香気を有していると記載されている。また、側鎖がアルデヒドであるカンフォレニック誘導体は4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)ブタナール(米国特許第US4052341号明細書)及び3−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)プロパナール(Journal of Organic Chemistry (1962), 27, 3562-3564)のみが知られているが、香気に関しての記載は全くない。
国際公開第2008/068310号 米国特許第US4052341号明細書
Journal of Organic Chemistry (1962), 27, 3562-3564
一方、近年、各種香粧品、保健衛生材料、医薬品等の製品の多様化に伴い、香粧品及び保健衛生材料用香料、更には医薬品用香料において、拡散性が強く、独特な香質で、嗜好性が高く、保留性が強く、安定性が良く、かつ安全性が高い香料物質の開発が従来にもまして要求されている。特に、フローラル、ミューゲ様香気を有する香料素材に関しては、このような要求を満足する香料素材が不足しており、従来公知の香料物質に加え、さらに上記特性を満たす新たな香料素材の開発が期待されている。
従って、本発明の目的は上記要求を満たすフローラル、ミューゲ様香気を付与することのできる新規化合物とそれらを含有する香料組成物を提供することにある。
このような実情において本発明者らは鋭意研究を行った結果、カンフォレニックアルデヒドから誘導されるプロパナール、ブタナール、ペンタナール誘導体を合成し、これらの化合物が強いフローラル、ミューゲ様香気を有し、有用な付香剤となり得ることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は式(1)で表される化合物を提供する。
Figure 0005839191
(式中、nは1から3であり、R1及びR2は水素原子を表すか、R1とR2とでメチレン基を形成し、点線(----)は単結合又は二重結合を表すが、二重結合を表す場合nは3である(ただし、点線(----)が二重結合を表す場合、R1及びR2は存在しない)。)
また、本発明は式(1)で表される化合物の立体配置が1’S−体である、上記化合物を提供する。
更に、本発明は式(1)で表される化合物の立体配置が1’R−体である、上記化合物を提供する。
また、本発明は式(1)で表される化合物を少なくとも1種含有する香料組成物を提供する。
また、本発明は式(1)で表される化合物の立体配置が1’S−体である、請求項4に記載の香料組成物を提供する。
さらに、本発明は式(1)で表される化合物の立体配置が1’R−体である、請求項4に記載の香料組成物を提供する。
また、本発明は上記の香料組成物を含有する飲食品、香粧品、芳香剤、日用・雑貨品、口腔用組成物、ヘアケア製品、スキンケア製品、身体洗浄剤、衣料用洗剤、衣料用柔軟仕上げ剤、トイレタリー製品、繊維・繊維製品、衣料品又は医薬品を提供する。
本発明の化合物は嗜好性が高く、香気付与性にも優れており、拡散性・残香性に優れた非常に有用な香料素材である。これら本発明の化合物を配合することにより、嗜好性の高い香気付与剤を提供することができる。
本発明の化合物(カンフォレナール誘導体)は式(1)で表される。
Figure 0005839191
(式中、nは1から3であり、R1及びR2は水素原子を表すか、R1とR2とでメチレン基を形成し、点線(----)は単結合又は二重結合を表すが、二重結合を表す場合nは3である(ただし、点線(----)が二重結合を表す場合、R1及びR2は存在しない)。)
式(1)で表される化合物は、好ましくは立体配置が1’S−体又は1’R−体である。
式(1)においてnが1であるプロパナール誘導体は、例えば次に示す方法(スキーム1)により合成されるが、その合成法は以下の方法に限定されるものではない。
(スキーム1)
Figure 0005839191
まず、カンフォレニックアルデヒドに、(メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムクロリドと塩基から調整したリンイリドを反応させることによりエノールエーテル体を合成する。得られたエノールエーテル体を酸触媒の存在下で加水分解することによりプロパナール誘導体を容易に合成できる。
式(1)においてnが2であるブタナール誘導体は、例えば次に示す方法(スキーム2)により合成されるが、その合成法は以下の方法に限定されるものではない。
(スキーム2)
Figure 0005839191
まず、カンフォレニックアルデヒドに、ホスホノ酢酸トリメチルを塩基条件下で反応させることによりブテン酸エステル体を合成する。得られたブテン酸エステル体のオレフィンを水素化することによりブタン酸エステルを得る。次に、水素化ジイソブチルアルミニウムを用いて、還元反応を行うことによりブタナール誘導体を容易に合成できる。
式(1)においてnが3であるペンタナール誘導体は、例えば次に示す方法(スキーム3)により合成されるが、その合成法は以下の方法に限定されるものではない。
(スキーム3)
Figure 0005839191
まず、スキーム2で得られたブタン酸エステルをアルコール体に還元し、次いでハロゲン化した後、例えばマグネシウムとグリニャール試薬を調製する。グリニャール試薬とホルムアミド類を反応させることによりペンタナール誘導体を容易に合成できる。
式(1)においてnが2であり、1,1,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格を有するブタナール誘導体は、例えば次に示す方法(スキーム4)により合成されるが、その合成法は以下の方法に限定されるものではない。
(スキーム4)
Figure 0005839191
まず、1,2−ジクロロエタン、ジエチル亜鉛とジヨードメタンからなる溶液に4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)ブタン酸エステルを滴下し、反応させることで、1,1,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン骨格を有するブタン酸エステルが得られる。さらに、水素化ジイソブチルアルミニウムを用いて、還元反応を行うことによりブタナール誘導体を容易に合成できる。
このようにして得られた本発明の化合物は、必要に応じて、単離及び精製を行うことができる。単離及び精製の方法としては、例えばカラムクロマトグラフィー、減圧蒸留等が挙げられ、これらを単独であるいは併用して行うことができる。
本発明の香料組成物に含まれる式(1)で表される化合物は、1’位の立体配置により、R体及びS体の立体異性体が存在する。これら2つの異性体は、共に良好な香気、特にミューゲ香気を有する。式(1)の化合物を香料組成物に用いる場合は、ラセミ体を用いてもよいが、R体過剰又はS体過剰の光学活性体を用いてもよい。光学活性体を用いる場合の光学純度としては、20%ee〜99.9%ee、好ましくは50%ee〜99.9%eeである。光学純度の測定は、例えばNMR及び/又はキラルカラムを用いた各種クロマトグラフィーにより測定することができる。
本発明の香料組成物は、式(1)で表される化合物を少なくとも1種含有する。式(1)で表される化合物の香料組成物への配合量は、特に限定されないが、香料組成物に対して0.01〜60重量%、特に0.1〜40重量%であることが好ましい。
また、本発明の香料組成物には、通常使用される調合香料を配合することができる。この様にして得られる香料組成物は、嗜好性の高い香気付与を提供できる。また、本発明の香料組成物を香気成分として、飲食品、香粧品、芳香剤、日用・雑貨品、口腔用組成物、ヘアケア製品、スキンケア製品、身体洗浄剤、衣料用洗剤、衣料用柔軟仕上げ剤、トイレタリー製品、繊維・繊維製品、衣料品又は医薬品などに配合することができる。すなわち、シャンプー、リンス類、香水、コロン類、ヘアートニック、ヘアークリーム類、ポマードその他毛髪用化粧料基材、石鹸、皿洗い洗剤、洗濯用洗剤、ソフナー類、消毒用洗剤類、防臭洗剤類、室内芳香剤、ファーニチャアー、消毒剤、殺虫剤、漂白剤、その他の各種保健衛生用洗剤類、歯磨、マウスウォッシュ、トイレットペーパー、医薬品の服用を容易にするための賦香剤等に、この業界で通常配合されている量を配合して、そのユニークな香気を付与でき、商品価値を高めることができる。
以下に実施例を挙げ、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定されるものではない。なお、合成例、実施例中での生成物の測定は、次の機器装置類を用いて行われた。
NMR :DRX500(Bruker社製)
GC/MS:GCMS−QP2010(島津製作所社製)
カラム:RTX−1(長さ30m×内径0.25mm、液相膜厚0.25μm)
GC純度 :HP6890(HEWLETTPACKARD社製)
カラム:J&Wサイエンティフィック社キャピラリーカラムDB−1(長さ30m×内径0.25mm、液相膜厚0.25μm)
注入温度 250℃、検出温度 250℃
100℃−10℃/分−300℃(5分)
光学純度 :GC−2010(島津製作所社製)
カラム:Rt-β−DEXse(RESTEK製、長さ30m×内径0.25mm、液相膜厚0.25μm)
注入温度 250℃、検出温度 250℃
70℃(1分)−0.5℃/分−150℃
(実施例1)
3−((1R)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)プロパナールの合成
Figure 0005839191
窒素気流下、撹拌装置、滴下ロート、温度計のついた500mlフラスコに、塩化メトキシメチルトリフェニルホスホニウム(50g、0.146mol)、テトラヒドロフラン(100ml)を入れ、0℃に冷却した。滴下ロートにカリウムt−ブトキシド(16.4g、0.146mol)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液を入れ、0℃を保つように滴下した。滴下終了後、同温度のまま1時間撹拌した後、(R)−2−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)アセトアルデヒド(82%ee、18.5g、0.122mol)を30分かけて滴下した。滴下終了後、20℃に温度を上げ、6時間撹拌を続けた。次に、飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加え10分間撹拌した後、水層を分液した。有機層を水(50ml)で2回洗浄し、減圧下、溶媒を回収した。析出した白色の固体をろ過し、シリカゲルカラムクロマトにより精製を行い、(R)−4−(3−メトキシアリル)−1,5,5−トリメチル−1−シクロペンテン(13.5g、0.075mol、収率61%)を得た。
次に、窒素気流下、撹拌装置、還流管、温度計の付いた100mlに、上記で得られた、(R)−4−(3−メトキシアリル)−1,5,5−トリメチル−1−シクロペンテン(10.0g、0.055mol)、アセトニトリル(10ml)、2%硫酸水溶液(50ml)を入れ、60℃で8時間撹拌した。冷却後、有機層を分液し、水層をトルエン(25ml)で2回抽出した。有機層を合わせて水洗を行い、減圧下溶媒を除去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトにより精製を行い、3−((1S)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−プロパナール(5.2g、0.31mol、収率57%、純度95%)を得た。光学純度は82%eeであった。
100mlオートクレーブに、上記で得られた3−((1S)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)プロパナール(3.0g、0.018mol)、5%Pd/C(0.15g)を入れ、水素圧1MPa、40℃で3時間反応させた。触媒をろ過し、シリカゲルカラムクロマトにより精製を行うことで、3−((1R)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)プロパナール(2.7g、0.0161mol、収率89%、純度95%)を得た。光学純度は82%eeであった。
GC/MS
168(M+,5%),153(40),135(20),124(35),109(65),97(25),84(75),69(100),55(30),41(30)
1H(500MHz、CDCl3)
0.53(s,3H),0.84(d,3H),0.88(s,3H),0.92−0.99(m,1H),1.11−1.19(m,2H),1.28−1.34(m,2H),1.46−1.53(m,1H),1.70−1.78(m,2H),2.38−2.46(m,2H),9.80(s,1H)
13C(125MHz,CDCl3)
14.1,14.5,23.1,25.8,28.2,30.2,42.6,43.6,45.4,50.6,203.4
(実施例2)
3−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)プロパナールの合成
Figure 0005839191
実施例1で用いた(R)−2−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)アセトアルデヒドを(S)−2−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)アセトアルデヒド(55%ee)に代えて、実施例1と同様の方法により、3−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)プロパナールを合成した。光学純度は55%eeであった。
GC/MS
168(M+,5%),153(40),135(20),124(35),109(65),97(25),84(75),69(100),55(30),41(30)
1H(500MHz、CDCl3)
0.53(s,3H),0.84(d,3H),0.88(s,3H),0.92−0.99(m,1H),1.11−1.19(m,2H),1.28−1.34(m,2H),1.46−1.53(m,1H),1.70−1.78(m,2H),2.38−2.46(m,2H),9.80(s,1H)
13C(125MHz,CDCl3)
14.1,14.5,23.1,25.8,28.2,30.2,42.6,43.6,45.4,50.6,203.4
(実施例3)
4−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタナールの合成
Figure 0005839191
窒素気流下、撹拌装置、滴下ロート、温度計のついた1Lフラスコに、60%水素化ナトリウム(8.0g、0.2mol)、トルエン(800ml)を入れ、室温にて滴下ロートよりホスホノ酢酸トリメチル(36.4g、0.2mol)を滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を続け、発泡がなくなったことを確認した。次に、室温にて(R)−2−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)アセトアルデヒド(82%ee、30.4g、0.2mol)を30分かけて滴下した。滴下終了後、3時間撹拌を続けた。その後、水(100ml)を加え、分液し、有機層を水(100ml)で2回洗浄した。減圧下で溶媒を除去し、減圧蒸留で精製し、メチル 4−((1S)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペン−1−イル)−2−ブテノエート(沸点85℃/2.0mmHg、30.5g、0.147mol、収率73%)を得た。
次に、100mlオートクレーブに、上記で得られたメチル 4−((1S)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペン−1−イル)−2−ブテノエート(15.8g、0.076mol)、5%パラジウム/炭素(0.5g)を入れ、水素圧3.0MPa、60℃で3時間反応させた。冷却後、触媒をろ過し、減圧蒸留にて精製し、メチル 4−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタノエート(沸点65℃/0.5mmHg、15.0g、0.071mol、収率93%)を得た。
次に、窒素気流下、撹拌装置、滴下ロート、温度計のついた100mLフラスコに、上記で合成したメチル 4−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタノエート(10.6g、0.05mol)、トルエン(25ml)を入れ、−78℃に冷却した。滴下ロートより水素化ジイソブチルアルミニウム(1.0mol/L トルエン溶液、50ml、0.05mol)を1時間かけて滴下した。反応溶液を、0℃に冷却した5%塩酸水溶液(175ml)に入れ、30分間撹拌を続けた。水層を分液し、有機層を水(25ml)で3回洗浄した。減圧下で溶媒を除去した後、シリカゲルカラムクロマトにより精製し、4−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタナール(7.59g、0.042mol、収率83%、純度96%)を得た。光学純度は82%eeであった。
GC/MS
182(M+,5%),167(10),149(20),139(5),123(20),109(30),95(30),84(70),69(100),55(60),41(60)
1H(500MHz、CDCl3)
0.49(s,3H),0.82(d,3H),0.85(s,3H),1.04−1.08(m,1H),1.12−1.20(m,2H),1.31−1.42(m,2H),1.42−1.54(m,2H),1.64−1.75(m,2H),1.76−1.85(m,1H),2.37−2.45(m,2H),9.76(s,1H)
13C(125MHz,CDCl3)
13.9,14.4,21.5,25.6,28.2,30.1,30.2,42.3,44.4,45.2,50.8,203.0
(実施例4)
4−((1R)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタナールの合成
Figure 0005839191
実施例2で用いた(R)−2−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)アセトアルデヒドを(S)−2−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)アセトアルデヒド(55%ee)に代えて、実施例2と同様の方法で4−((1R)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタナールを合成した。光学純度は50%eeであった。
GC/MS
182(M+,5%),167(10),149(20),139(5),123(20),109(30),95(30),84(70),69(100),55(60),41(60)
1H(500MHz、CDCl3)
0.49(s,3H),0.82(d,3H),0.85(s,3H),1.04−1.08(m,1H),1.12−1.20(m,2H),1.31−1.42(m,2H),1.42−1.54(m,2H),1.64−1.75(m,2H),1.76−1.85(m,1H),2.37−2.45(m,2H),9.76(s,1H)
13C(125MHz,CDCl3)
13.9,14.4,21.5,25.6,28.2,30.1,30.2,42.3,44.4,45.2,50.8,203.0
(実施例5)
5−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ペンタナールの合成
Figure 0005839191
窒素気流下、撹拌装置、滴下ロート、温度計のついた1Lフラスコに、水素化リチウムアルミニウム(2.43g、0.064mol)、テトラヒドロフラン(300ml)を入れ、0℃に冷却した。そこへ、実施例2と同様の方法で合成した中間体メチル 4−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタノエート(31.1g、0.148mol)を滴下ロートより滴下した。滴下終了後、同温度で1時間撹拌を続け、GCにて原料の消失を確認した。3N塩酸水溶液(250ml)を氷冷下で滴下した。滴下終了後、1時間撹拌し、分液した。有機層を水(100ml)で3回洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた。ろ過後、減圧下で溶媒を除去し、減圧蒸留にて精製し、4−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタン−1−オール(沸点90℃/1.0mmHg、23.7g、0.13mol、収率87%)を得た。
次に、窒素気流下、撹拌装置、滴下ロート、温度計のついた1Lフラスコに、上記で得られた、4−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタン−1−オール(22.36g、0.12mol)、トリエチルアミン(12.8g、0.13mol)、トルエン(150ml)を入れ5℃に冷却した。そこへ、塩化メタンスルホニル(14.4g、0.13mol)を1時間かけて滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を続け、GCにて原料の消失を確認した。水(150ml)を加え、分液し、有機層を水(150ml)で3回洗浄した。減圧下溶媒を除去し、メシルエステル体を得た。
次に、撹拌装置、温度計の付いた500mlフラスコに、上記で得られたメシルエステル、DMSO(40ml)、LiBr(10.4g、0.12mol)を入れ、35℃で20時間撹拌した。反応溶液にトルエン(100ml)、水(100ml)を入れ、分液した。有機層を水(50ml)で2回洗浄し、減圧下で溶媒を除去した。減圧蒸留で精製し、(2S)−2−(4−ブロモブチル)−1,1,5−トリメチルシクロペンタン(沸点80℃/2.0mmHg、24.7g、0.10mol、収率83%)を得た。
次に、滴下ロート、還流管、温度計、撹拌装置の付いた500mlフラスコに、マグネシウム(2.88g、0.12mol)、THF(250ml)、ヨウ素(10mg)を入れ、40℃に加熱した。そこへ、上記で得られた(2S)−2−(4−ブロモブチル−1,1,5−トリメチルシクロペンタン(24.7g、0.10mol)をゆっくり滴下した。滴下終了後、8時間、同温度で撹拌を続けた後、0℃に冷却した。そこへ1−ピペリジンカルバルデヒド(13.5g、0.12mol)を滴下し、滴下終了後、1時間撹拌を続けた。次に、3N塩酸水溶液(75ml)を加え、分液した。有機層を10%食塩水(50ml)で洗浄し、溶媒を減圧下除去した。減圧蒸留で精製を行い、5−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ペンタナール(14g、0.071mol、収率59%、純度98%)を得た。光学純度は81%eeであった。
GC/MS
196(M+,10%),181(25),163(25),152(15),135(25),123(25),110(35),84(75),69(100),55(55),41(50)
1H(500MHz、CDCl3)
0.49(s,3H),0.78(d,3H),0.81(s,3H),1.02−1.08(m,2H),1.09−1.17(m,2H),1.19−1.26(m,2H),1.29−1.38(m,1H),1.38−1.45(m,1H),1.48−1.55(m,2H),1.70−1.80(m,2H),2.53(t,2H),9,77(s,1H)
13C(125MHz,CDCl3)
13.9,14.4,22.5,25.14,25.7,28.4,28.5,30.2,30.3,42.3,44.0,50.7,203.0
(実施例6)
5−((1R)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテニル)ペンタナールの合成
Figure 0005839191
100mlオートクレーブに、実施例4と同様の方法で合成したメチル 4−((1R)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテノエート(15.8g、0.076mol)、ラネーニッケル(0.5g)を入れ、水素圧3.0MPa、60℃で3時間反応させた。触媒をろ過し、減圧蒸留にて精製し、メチル 4−((1R)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)ブタノエート(沸点65℃/0.5mmHg、16.0g、0.073mol、収率96%)を得た。
上記で得られたメチル 4−((1R)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)ブタノエートを実施例5と同様の方法で、還元、ブロモ化、グリニャール反応を行い、5−((1S)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)ペンタナール(14g、0.071mol、収率59%、純度98%)を得た。光学純度は81%eeであった。
GC/MS
194(M+,25%),179(100),161(75),150(5),135(15),119(60),107(20),95(75),81(25),67(30),55(25),41(25)
1H(500MHz、CDCl3)
0.75(s,3H),0.97(d,3H),1.22−1.32(m,2H),1.36−1.45(m,2H),1.55−1.62(m,2H),1.61(s,3H),1.64−1.74(m,2H),2.20−3.10(m,1H),2.41−2.48(m,2H),5.2(m,1H),9.8(s,1H)
13C(125MHz,CDCl3)
12.8,19.9,22.7,26.1,28.6,30.0,35.8,44.2,46.9,50.4,121.9,149.0,203.1
(実施例7)
4−((3S)−1,1,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)ブタナールの合成
Figure 0005839191
100mlオートクレーブに、上記実施例2と同様の方法で合成したメチル 4−((1S)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテノエート(15.8g、0.076mol)、ラネーニッケル(0.5g)を入れ、水素圧3.0MPa、60℃で3時間反応させた。触媒をろ過し、減圧蒸留にて精製し、メチル 4−((1S)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)ブタノエート(沸点65℃/0.5mmHg、15.0g、0.071mol、収率94%)を得た。
次に、窒素気流下、撹拌装置、温度計、滴下ロートの付いた500mlフラスコに、1,2−ジクロロエタン(287ml)、1.10Mジエチル亜鉛ヘキサン溶液(79.8ml、1.5mol)を入れ、滴下ロートよりジヨードメタン(36.0g、2.3mol)を20℃で滴下した。滴下終了後、30分撹拌を続け、上記で得られたメチル 4−((1S)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)ブタノエート(12.3g、0.058mol)を1時間かけて滴下した。滴下終了後、1時間撹拌した。次に、20%炭酸カリウム水溶液(60ml)を加え、分液した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトにより精製を行い、メチル 4−((3S)−1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)ブタノエート(10.82g、0.048mol、収率83%)を得た。
次に、窒素気流下、滴下ロート、温度計、撹拌装置のついた200mlフラスコに、上記で得られたメチル 4−((3S)−1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)ブタノエート(10.5g、0.046mol)、トルエン(31.5ml)を入れ、−78℃に冷却した。滴下ロートより1.0M水素化ジイソブチルアルミニウム ヘキサン溶液(48.5ml、0.05mol)を2時間かけて滴下した。滴下終了後、−78℃で1時間撹拌し、5N塩酸水溶液(200ml)中に反応溶液を滴下した。有機層を水(150ml)で3回洗浄を行い、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトにより精製し、4−((3S)−1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)ブタナール(6,91g、0.036mol、収率76%)を得た。光学純度は82%eeであった。
GC/MS
194(M+,5%),179(25),161(30),153(15),135(20),121(30),109(35),95(30),82(100),69(50),55(60),41(55)
NMRデータ
1H−NMR(500MHz、CDCl3):
δ 0.00−0.03(m、1H)、0.41−0.43(m、1H)、0.75(s、3H)、0.88(s、3H)、0.95−0.99(m、1H)、1.03(s、3H)、1.02−1.07(m、1H)、1.07−1.13(m、1H)、1.27−1.33(m、1H)、1.33−1.38(m、1H)、1.45−1.50(m、1H)、1.61−1.68(m、1H)、1.75−1.79(m、1H)、2.39−2.42(m、2H)、9.75(t、1H)
13C−NMR(125MHz、CDCl3):
δ 13.97(CH2)、17.36(CH3)、19.69(CH3)、21.58(CH2)、22.56(CH)、22.94(CH3)、29.84(CH2)、31.45(C)、32.36(CH2)、41.33(C)、44.28(CH)、44.31(CH2)、202.72(CHO)
(実施例8:香気質の評価)
実施例1−6で合成した化合物に関して、それぞれ官能評価を行った。5年以上経験した10人の専門パネラーにより、香気の質の検討を行った。結果を下記表1に示す。
Figure 0005839191
(実施例9:立体異性体間での強度比較)
実施例3及び実施例4で合成した化合物に関して立体異性体間での強度の差異に関して、比較実験を行った。評価は5年以上経験した10人の専門パネラーが行い、10段階(最低0〜最高10点)評価で強度を評価し、その平均値をとった。結果を下記表2に示す。1’−S体と1’−R体での比較では1’−R体のほうが強いと評価された。
Figure 0005839191
(比較例1)
6−((1R)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ヘキセナールの合成と官能評価
国際公開第2008/068310号に記載の方法により6−((1R)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ヘキセナール(55%ee、純度98%)を合成し、5年以上経験した5人の専門パネラーにより評価した。結果を下記表3に示す。
Figure 0005839191
(比較例2)
実施例1−7で合成した化合物と比較例1で合成した化合物の強度を比較した。評価は5年以上経験した10人の専門パネラーが行った。強度の比較は比較例1で合成した6−((1R)−2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ヘキセナールを、5段階評価を行い、平均を取った。結果を下記表4に示す。いずれの化合物も、比較例1で合成した化合物と同じか、より強く、特に実施例3及び4の化合物は、強度が高かった。
Figure 0005839191
(実施例10:フレグランス組成物)
下記表5の処方に従い、上記実施例4で合成した化合物もしくは比較例1の化合物を用いて香水用香料組成物を調製した。
Figure 0005839191
官能評価は5年以上経験した4人の専門パネラーが行い、その結果、実施例4の化合物を含有するミューゲ調香料組成物は比較例1の化合物を含有するミューゲ調香料組成物と比べてミューゲ様がはっきりと認められる強いフローラル香気を有し、また拡散性においても優れているとパネラー全員が判断した。
(実施例11:フレグランス組成物)
下記表6の処方に従い、上記実施例5で合成した化合物もしくは比較例1の化合物を用いて香水用香料組成物を調製した。
Figure 0005839191
官能評価は5年以上経験した4人の専門パネラーが行い、実施例5の化合物を含有するマリーン調香料組成物は比較例1の化合物を含有するマリーン調香料組成物と比べてオゾン感が強くはっきりと認められ、拡散性に優れたマリーン調を有しているとパネラー全員が判断した。
(実施例12:シャンプー)
下記表7の処方に従い、上記実施例10の香料組成物を1.0%賦香したシャンプー(100g)を作製した。このものの官能評価は5年以上経験した4人の専門パネラーが行い、嗜好性が高く、香質に優れる結果であると4人全員が判断した。
Figure 0005839191
(実施例13:ボディーシャンプー)
下記表8の処方に従い、上記実施例11の香料組成物を賦香したボディーシャンプー(100g)を作製した。このものの官能評価は5年以上経験した4人の専門パネラーが行い、清潔感のあるマリーン調がはっきりと認識でき、嗜好性が高く、香質に優れる結果であると4人全員が判断した。
Figure 0005839191

Claims (7)

  1. 式(1)で表される化合物。
    Figure 0005839191
    (式中、nは1から3であり、R1及びR2は水素原子を表すか、R1とR2とでメチレン基を形成し(ただし、この場合nは2である)、点線(----)は単結合又は二重結合を表すが、二重結合を表す場合nは3である(ただし、点線(----)が二重結合を表す場合、R1及びR2は存在しない)。)
  2. 式(1)で表される化合物の立体配置が1’S−体である、請求項1に記載の化合物。
  3. 式(1)で表される化合物の立体配置が1’R−体である、請求項1に記載の化合物。
  4. 式(1)で表される化合物を少なくとも1種含有する香料組成物。
    Figure 0005839191
    (式中、nは1から3であり、R1及びR2は水素原子を表すか、R1とR2とでメチレン基を形成し(ただし、この場合nは2である)、点線(----)は単結合又は二重結合を表すが、二重結合を表す場合nは3である(ただし、点線(----)が二重結合を表す場合、R1及びR2は存在しない)。)
  5. 式(1)で表される化合物の立体配置が1’S−体である、請求項4に記載の香料組成物。
  6. 式(1)で表される化合物の立体配置が1’R−体である、請求項4に記載の香料組成物。
  7. 請求項4記載の香料組成物を含有する飲食品、香粧品、芳香剤、日用・雑貨品、口腔用組成物、ヘアケア製品、スキンケア製品、身体洗浄剤、衣料用洗剤、衣料用柔軟仕上げ剤、トイレタリー製品、繊維・繊維製品、衣料品又は医薬品。
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